さくらすみれ(ちびまる子ちゃん)

登録日:2025/04/13 Sun 15:25:07
更新日:2025/04/20 Sun 16:37:39
所要時間:約 5 分で読めます





まる子っ!!!


さくらすみれとは、漫画及びアニメ・ドラマ『ちびまる子ちゃん』の登場人物。
声:一龍斎貞友
演:清水ミチコ、酒井法子、飯島直子、国仲涼子(若い頃)



【概要】

主人公のまる子(さくらももこ)及び、さきこの母親。旧姓は小林。
誕生日は5月25日。血液型はA型。体重は58キロ。
『ももこのほのぼの劇場』や『ひとりずもう』といった、さくらももこのエッセイ作品にも同じ姿で登場。
ちびまる子ちゃん』の原作及びアニメ、エッセイを含めても、ヒロシと共に概ねキャラが一貫している。

モデルは作者のさくらももこの母親で名前も同じだが、出身地は横浜市ではなく、旧静岡市である。

【人物】

パーマの髪型の中年女性。一人称は私。
年齢はヒロシと共に40歳。
さくら家一の働き者の肝っ玉母さんであり、基本的に家事全般は彼女が担当している。また派生作品の『ひとりずもう』漫画版では家がヒロシが営む八百屋「さくら青果店」なので、店の仕事もやっていた。
呑気なヒロシとは対象的にしっかりした性格で彼を完全に尻に敷いている。このため、さくら家では「地震雷火事親父」ではなく、「地震雷火事お母さん」とたとえられてしまうほど。
その一方で、娘達をたしなめるために作った長電話禁止のルールを自分の都合で破ってしまったり、まる子の宿題の植物観察日記の情けなさに「植物図鑑を丸写しするくらいの見栄を張りなさい」と怒ったりと、たまに無責任な言動を取る一面もある。

人混みが苦手で乗り物酔いしやすい体質のため、まる子に外出に誘われても断る事が大半。さくら家が一家揃ってお出かけするエピソードが少ない原因はそんな彼女の体質並びにヒロシの面倒臭がりな性格が影響していると思われる
また、極度な貧乏性でテレビをモノクロ料金でごまかしていたり、まる子が余ったお金で勝手に伊勢海老を購入した時は憤慨していた。

交友関係としては隣人の高丸さんと仲が良い他、はまじ丸尾の母とも親しく交流する場面も見られる。そのせいでまる子がテストがあった事を隠そうとしても大抵はバレる。

まる子のクラスメイトたちには比較的親切で寛容に接しており、友達のいない丸尾を心配してまる子の誕生パーティに誘ってあげたり、他にも藤木を「卑怯者」呼ばわりしたまる子を「可哀想だよ」と窘めており、それがきっかけでまる子も考えを改めている。

【趣味】

手芸の腕前が高く、まる子達のために給食袋を作った際は約一名を除いて好評だった。
他にも料理やボウリングも得意としている。

【教育方針】

まる子があまりにもバカな事をすると「まる子っ!!!」と怒鳴り声をあげるのがお約束。なお、この時に一時的に場面が変わって彼女の叫び声でさくら家が揺れるシーンが映る事もあり、その様はまさに30分後の関白亭主を思い浮かべさせられる。
回によっては「おバカッ!!!」だのパターンが変わったり、時には鉄拳制裁を食らわせた事すらある。

彼女が雷を落とす相手はまる子が大半で次いでヒロシが多いが、稀にさきこを叱る場合もある他*1友蔵に対してもまる子と組んでバカな事をした際は怒鳴りこそしないが、強い口調で注意する事もある。こたけに対しては今のところ、そのような描写はない。さくら家では彼女以外の大人は呑気な人間であるため、必然的に彼女にこういう役目が回ってきたともいえる*2

娘に対して高望みしがちな一面があり、まる子がテスト勉強を頑張って45点から60点に点数を上げた時も褒めなかった事もあり、それが原因でまる子が家出するきっかけも作っていたりする。流石にこの時は反省していたが。
意外にも口喧嘩には弱いようでまる子に「まる子が頑張っても100点を取れないのは、お母さんがいくら頑張ってもやせられないのと同じなんだよ!」と言われた時は何も言い返せなかった。事実だもんね。

あまりにも怒っているイメージが強いせいか、一度だけまる子を一切叱らないようになった時は家族を困惑させ、当のまる子に至っては宇宙人と入れ替わっているとまで誤解された事も。

ただし、本人は子供達の事を非常に大切に思っており、実際にまる子がトイレに閉じ込められて行方不明になった際は必死になって捜索に参加している。まる子の方もすみれの事を「まんじゅう」だの「豚まん」だの悪口を言う事も多いが、母の日にプレゼントしたハンカチが既に彼女の持っている物と同じだと知ると申し訳なさの余りに泣き出したり*3、彼女が徹夜で作った給食袋を心ない生徒にバカにされた上に身勝手極まりない要求までされた際は本気で激怒して殴りかかっていたりと母親の事は慕っている。

近年では時代の変化によって暴力的描写はなくなり、特にアニメオリジナルエピソードでは説教や怒鳴り声の頻度も減少傾向にあり、まる子に強めに注意したり、小言を言う程度に留まってきている。

【若い頃】

本人曰く、若い頃はモガ*4と呼ばれるほどの美人だったらしく、回想シーンでも美しく描かれている。が、さきこが生まれた28歳の時点で既に現在のような容姿になっていたのは秘密。

友人に紹介されたヒロシと出会い、彼の優しさに触れて結婚に至っている。

【余談】

  • まる子のもう一人の祖父母として静岡のおじいちゃんとおばあちゃんが登場しているが、この二人はすみれの両親ではなく叔父と叔母にあたり、本当の静岡の祖父母は未登場。実際の作者の母方の祖父母は作者がまる子と同年代の頃には既に他界しているらしいので恐らくは...

  • アニメ第1期では第132話のみ未登場であり、まる子に次いで出番が多かった。

  • 担当声優の貞友はすみれの他、小杉の声も演じている。

  • 某ゲームでは理不尽に所持金を没収するキャラとして有名であり、実際にアニメ版でもまる子のお年玉を没収している。


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最終更新:2025年04月20日 16:37

*1 特にまる子と喧嘩した時に多い。

*2 ただし、友蔵とこたけはたまにヒロシを叱る場面もある。

*3 その後、すみれが自分のハンカチをまる子に譲る事でなだめている。

*4 「モダンガール」の略。流行の先端を行く、今時の女の子という意味。