三頭慧ノ子

登録日:2025/05/03 Sat 09:09:03
更新日:2025/05/04 Sun 15:13:06
所要時間:約 2 分で読めます




残念!このトラバサミは、大型動物用です!



三頭(みつがしら)慧ノ子(えのこ)とは、『東方Project』に登場するキャラクター。

二つ名:森閑のケルベロス
能力:罠を操る程度の能力
テーマ曲:勇敢で有閑な妖獣
登場作品:東方獣王園
スペルカード:三頭「ケルベロスファイア」

●目次

○概要

『東方獣王園 〜 Unfinished Dream of All Living Ghost.』にて初登場。種族はヤマイヌ。
なんと種族としては『三月精』第3部16話以来の登場であり、10年以上かかってネームドが登場したことになった。

人間だった頃の残無の肉を食らったことがあり、そのせいで永遠に呪われているヤマイヌ。
だがそろそろ寿命を迎えようかという時に、残無から「持ち主から穢れを取り払って不老不死にする宝玉」を与えられたことで不死身の妖怪と化し、以後残無に忠誠を誓う地獄の番犬となった。
日狭美からも同僚と見なされている。日狭美は残無から犬扱いしてほしいだろうし。

『獣王園』本編では残無が早鬼を裏から操るためのスパイとして活動。残無が早鬼に慧ノ子を紹介し、慧ノ子は地上の動物霊を食らって目立つことで早鬼の注目を得るという方法で勁牙組への潜入に成功した。
「力こそ全て」な早鬼が「実力を示せば即スカウト」となるのは容易に想像できたことだろう。実際、慧ノ子は早鬼から「まるでケルベロスの様だ」と持ち上げられる程度には気に入られていた。
ただ、エンディングで早鬼との絡みがなかったため同じくスパイの美天ちやりとは異なり『獣王園』以降も潜入先に所属しているのかは2025年5月現在不明である。

非常に珍しい「自分を老婆だとはっきり認めている」東方キャラ。だが妖怪化によって人型になったのはつい最近のことであるため、性格や言動には幼さが見られる。「大半の東方キャラは大きな子どもじゃん」は禁句。
また、主な活動拠点は魔法の森なのだが、なんと魔理沙が泣きながら森にやってきた場面を目撃したことがあるという。親に勘当されて実家を飛び出した直後だろうか?


○容姿

両手につけた真っ赤なトラバサミが最大の特徴。本来の頭部と両手のトラバサミでケルベロスの三首を再現している。
このトラバサミは手を握ると自動的に閉じるという大変危険な代物であり、結果プレイヤーからついた呼び名が「握手したくない東方キャラNo.1」だが慧ノ子は早苗と握手しようとした。
犬耳の生えた紫がかった白髪で、前髪の片方に大きな紫色のメッシュが入っている。
件の宝玉は首からぶら下げていて、肩を出した紫の服にローズピンクのスカートを着用。
両足首にも真っ赤なアンクレットを着けており、靴は履いておらず裸足。尻尾は3本ある。そしてに対して「負けた…本数でも、フサフサ具合でも…」とショックを受けていた。


○元ネタ

  • ヤマイヌ
山道で人に取り憑く妖怪であり、生魚を好物としている。
本来は食べ物を貰う事で人を守る妖怪であり、害を与えようとする妖怪ではない。
…という伝承もあるが、今回の場合はただの野犬である。
ちなみに『三月精』に登場した先輩ヤマイヌは既に人の肉を食って妖怪化していたが、華扇の導きによって「送り犬」という人間を守る妖怪となった。
その後は人里でイタズラをしようとしたを襲撃しており、しっかり勤めを果たす様子が描かれている。

  • ケルベロス
ギリシャ神話に登場する地獄の番犬。詳細は項目参照
早鬼と慧ノ子の関係は、ギリシャ神話的には「ペガサス=ポセイドンの子の配下にハデスのペットが来た」という構図になってしまった。


○余談

響子影狼あうんに続く5人目のネームドわんこキャラ……なのだが、
  • 椛→白狼天狗
  • 響子→山彦
  • 影狼→ニホンオオカミ
  • あうん→狛犬(犬+獅子)
であるため、実は純粋な犬は慧ノ子が初である。



追記・修正は慧ノ子と握手してからお願いします。

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最終更新:2025年05月04日 15:13