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変態型(ポケモン)

登録日:2011/05/13 Fri 17:25:25
更新日:2026/06/22 Mon 08:38:43
所要時間:約 3 分で読めます





エアームド「フハハ!貴様の物理攻撃ではこの私を突破出来まい!」

ケンタロス「……一体いつから私が物理アタッカーだと錯覚していた……?」


ケンタロスの だいもんじ!


こうかは ばつぐんだ!


エアームド「なん…だと…?」

エアームドは たおれた!


変態型とは、そのポケモン本来のセオリーから、あえて外れた努力値振りや性格、技構成により相手の意表を突いて戦果を挙げるのを目的とした型である。卑猥な事を連想させる型ではない

概要

具体的には、本来物理アタッカーのポケモンに特殊技を入れて物理に強いポケモンを突破したり、鈍足のポケモンの素早さをスカーフ等で極限まで高めて意外なポケモンに速さで上回ったりと様々。もっと具体的にはめざパを搭載してグライオンに対抗するヘラクロス、スカーフを巻いてアタッカーとして活躍するエアームド、特殊技で役割破壊しまくるドサイドンなど。完全に余談だがネタで「メロメロ」を覚えさせたカイリキーも変態型と呼ばれる

要するに「こいつは○○だ」という固定観念をあえて利用する訳である。

似たような考え方として「役割破壊」というものがある。
「意表を突いて苦手な相手を突破する」という目的は同じだが、役割破壊は「メジャーな育成/技構成に1つほど混ぜる対策*1」なのに対して、変態型は「根本的な育成段階の時点でメジャー構成から外れるような地雷」という違いがある。

変態型の最大の利点は冒頭のエアームドVSケンタロスの例のようにやはり本来「圧倒的に不利」な相手に対して「一矢報いる」点だろう。
勝てると確信してドヤ顔で本来有利なポケモンを繰り出してきた相手に対して、変態型が綺麗に決まると非常に気持ち良い。特にメジャーポケモンの場合、変態型にするだけで一般的な対処法が通じなくなるため、受ける相手からすればかなり厄介である。夢特性「さめはだ」のガブリアスにゴツゴツメットを持たせて物理受けをさせる、といえば分かりやすいだろう。

ただし、セオリーからあえて外れただけあり欠点も多く扱いも難しい。
言ってしまえばチグハグな構成であるため、上手く機能しなければお荷物になる可能性が高い。
また意表を突く事に躍起になって本来の役割を捨ててしまい、逆に勝てないポケモンが増えてしまっては本末転倒である。
例えば

サンダース「バカめ!特殊アタッカーと思って油断したな!食らえ!ワイルドボルト!」

ハピナス「ギャー!痛ぁぁぁぁぁ…くない?」(半分も減らない)

サンダース「あれ…?そんなはずじゃ…」

知識不足や調整ミスでこんな事になったら、残念ながら意味が無い。
その特異な性質から、より具体的かつ正確なダメージ計算や努力値調整が求められる事も多いため、環境やシステムを熟知しておらずプレイングが安定していない初心者には敷居が高い。また、どこをどのように意表を突き、どのような利点を得るかという具体的な指針も重要。

ただ、ポケモンは新作が登場する度に新しい技を習得したり新システムが実装されたり、場合によっては選出できるポケモンに制限があったりするので、過去作での変態型が実用レベルまで昇格する例も少なくはない。物理耐久は控えめだが、意外と高めの素早さ・積み技に関する豊富な搦め手を持ち、第5世代から物理殺しの「ねっとう」を覚えたドククラゲは、旧世代では考えられなかった「地面技を覚えない物理ポケモンを引っ込ませる"流し"要員」としての適性を得ている。
一見可愛さだけが取り柄のファンシーなパチリスさんが世界大会で大活躍したのも、変態型としての強味が抜群に刺さった結果とも言えるだろう。真似したところで他人には扱えない点でも

変態型の一例

A125に対してC60と2倍以上の差があるが、特殊技のレパートリーに優れている。
メインウェポンとしてハイドロポンプや暴風、サブには大文字や吹雪など、覚える技は一流なのである。物理受けに特化させるなら熱湯で火傷を狙うのもアリ。
むしろ物理技は一致火力が少し物足りないアクアテールやアクアブレイク、物理飛行技はロクなものを覚えない…など意外と平凡であり、龍の舞を使わないと物理受けポケモンを突破しにくい。
また、第5世代以降は鮫肌ガブリアスや霊獣ランドロスなど物理技耐性が全体的に強化されており、本来の役割対象ですら突破に苦労する事態も起こっている。
それらのポケモンに有利な特殊技を中心に組み立てる型であり、正しく意表を突いて突破することが出来るというメリットがある。

ボーマンダと言えば優秀な特性威嚇、AもCも高く受けにくい、対策しないと突破しにくい耐性&最低限の耐久、しかも龍の舞で全抜きを狙ってくる…という物理に強めの両刀アタッカーの印象が強いポケモンである。
しかしながら600族としては平凡な耐久値とそこそこの素早さを活かし、氷4倍を「はねやすめ」で誤魔化しつつ半端なめざパ氷を受けきる…という型があった。
ダメージソースは専ら毒々に依存しているが、元の攻撃性能を活かして一撃を与えるくらいなら朝飯前。
これまたアタッカーがメインのメガシンカでも、威嚇を潰す代わりにはねやすめに特化させることが出来るため、なおのこと変態型に磨きがかかった。
残念ながら第9世代現在では毒々の没収によりこの運用は不可能となっている。


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最終更新:2026年06月22日 08:38

*1 例えば「ノーガード」カイリキーに物理受け・カウンター対策として「きあいだま」や「だいもんじ」を混ぜるケース。