登録日:2011/04/30 Sat 21:58:13
更新日:2025/04/03 Thu 16:26:26
所要時間:約 8 分で読めます
全身が硬いヨロイに覆われている。
時速300キロのスピードで空を飛び刀の切れ味を持つハネで切り裂く。
出典:ポケットモンスター、3話『ニャオハとなら、きっと』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
■データ
全国
図鑑No.227
分類:よろいどりポケモン
英語名:Skarmory
高さ:1.7m
重さ:50.5kg
タマゴグループ:飛行
性別比率:♂50♀50
タイプ:
はがね/
ひこう
特性:
がんじょう(
一撃必殺技が効かない。HP満タンの状態からひんしになるダメージを受けても必ずHPが1残る)
/するどいめ(命中率を下げられず、相手の回避ランク上昇も無視する。手持ちの先頭にするとレベルが5以上低い野生ポケモンの出現率が半減する)
隠れ特性:くだけるよろい(物理技を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)
HP:65
攻撃:80
防御:140
特攻:40
特防:70
素早さ:70
合計:465
■概要
身体が「鋼の鎧」で覆われた鳥のようなポケモン。
鋼の身体により見た目は重そうだが、羽の中は空洞になっているため思ったよりもかなり軽く、時速300キロものスピードで飛行する事が可能。
その割に素早さ種族値は低いが…まあポケモンではよくあr(ry
その羽は非常に鋭い切れ味を持ち、これとそのスピードを武器に戦う。また戦いによりボロボロになっても、羽は一年に一回生え変わる。
昔の人々はそのエアームドから抜け落ちた羽を加工し、
刀や
包丁として使っていたらしい。
「はがねのつばさ」が最も似合うポケモンと言っても過言ではなく、自身もレベルアップで覚える。
主に茨の中に巣を作り、ヒナの頃から茨の棘に鍛えられながらその頑丈な鋼の身体を手に入れるという。
元々は「ヨロイドリ」という名前で、開発の最初の方にすでに原型が完成していたようである。
■ゲームでのエアームド
初登場となる『金・銀』では銀バージョンでのみ45番道路に登場する。
入手は遅いが非常に硬く、育てればなかなか頼もしい。
ただし自力で覚える攻撃技、特にひこう技は極めて貧相なのでやや相手を選ぶのが難点か。
タマゴ技では「ドリルくちばし」や「ゴッドバード(クリスタルから)」を覚える。後者は溜め技ゆえに使いづらいので「ドリルくちばし」を採用したいところ。
『
ルビー・サファイア・エメラルド』では113番道路に登場。
特攻の努力値稼ぎで
マグマッグ狩りや
パッチール集めをしている最中に出てこられるとウザいため印象に残っている人は多いはず。
こちらは割と早めに捕獲可能で、やはり頼もしい。
ひこう技は相変わらず貧相だが、「つばめがえし」があるため随分とマシになった。
どちらもその硬さに泣かされた人は多いはず。
剣盾以降は本編には登場せず、DLCでの復帰が基本になっている。
なお、ヘビーボールが似合うポケモンにもかかわらず
50kg弱しかないため捕獲率がダダ下がりになるちょっと困ったお方。
それを察したのかは不明だが、SVではネリネが交換でエアームドをくれるのだがなんと
ヘビーボール入りになっている(ヘビーボール×エアームドは捕獲率にマイナス補正がかかり捕まえにくい。鳥だからか)
ヘビーボールについてはもっとヤバい奴がいるのは内緒
■対戦でのエアームド
非常に高い防御力が特徴的で、それ以外の能力は特攻以外平均的な物理耐久ポケ。
独特かつ優秀なタイプを持ち、はがねタイプの弱点である
かくとうとじめんをひこうタイプと複合する事により打ち消しているため、
物理にとても有利な耐性を持つ。
4倍弱点は無く、弱点はほのおとでんきのみ。
さらに
回復技「はねやすめ」を使うことで弱点をガラッと変えることができる。
物理系の強力な技が接触技が多いこともあり、接触技を受けた際に反射ダメージを与える『ゴツゴツメット』が持ち物としてメジャー。
ガブリアスのメインウェポンであるドラゴン技とじめん技を両方半減以下に抑えられるのが魅力。
「
げきりん」で突っ込んできたのを『ゴツゴツメット』で受けられればしめたもの。
この点は同じドラゴン受けでも「げきりん」を完全に無効化する=強制攻撃を解除する
フェアリータイプにはないメリットである。
対
メガガルーラにおいても有用なポケモンだが、「グロウパンチ」の積みの起点にされることがある点は注意。
無論、役割破壊の「
だいもんじ」には十分な警戒が必要。
このように耐性、耐久、そして習得技が絶妙にシナジーし、非常に優秀な物理受けとして有名である。
その凄さは、一時期物理アタッカーは真っ先にエアームド対策を意識していた程。
「無道」と呼ばれていたが、これは当時の
オタクコミュニティが漢字変換や連想ゲームから俗語を作る傾向が強かったことに由来している。そもそも2ch用語にも「藁」ってのあったし。
また「
まきびし」と「ふきとばし」を覚える事から多重コンボ(通称「昆布」)の始動役として最も有名なポケモンでもある。
自身の硬さとも相性が良いため、対戦で見掛けるエアームドはやはり昆布が多い。
……と思いきやそれを逆手に取り「ブレイブバード」で奇襲をかます突撃型も存在する。
他にも少数派だが「
のろい」「つるぎのまい」で積む型、「こごえるかぜ」「おいかぜ」で素早さサポートに回る型などもあるので一概には言えない。
実用性はともかく、微妙に型が広いのも利点のひとつ。
ただ結局、第三世代以前は攻撃面にろくな技がなかったことも相まって、ヘンなことを考えない型が始末に負えないほど強かった。
欠点は鉄壁と言える物理面に対して特殊耐久は紙な事。特殊アタッカーの相手は出来る限り避けたい。特に弱点であるほのお技やでんき技を受けると致命傷を負う。
物理アタッカーの役割破壊的な「だいもんじ」「かえんほうしゃ」「オーバーヒート」にも非常に弱い。むしろエアームドのせいで物理アタッカーのほのお技持ちが流行ったぐらい。
一応弱点2に対して耐性10(うち無効2)と強靭な耐性を持っているためタイプで無理矢理受けに行くことはできなくもないが、基本的には特殊相手には突っ張るのは避けるべき。
攻撃技もやや微妙で素の火力も決して高いとは言えないので、相手に負担をかけにくいのも地味に痛い。
一応「のろい」や「つるぎのまい」で補えないこともなく、「のろい型エアームド」なんてのも存在した。これもこれで結構厄介である。
補助技が中心の耐久ポケなので「ちょうはつ」等の補助技潰しにも注意したいところ。
「コンボ」を「昆布」と誤植されたのが語源。
「まきびし」「どくびし」「ステルスロック」等を蒔いた後、「ほえる」や「ふきとばし」で強制交代させ設置ダメージを与えていく戦法。
場合によってはさらに「すなあらし」が加わる。
一見、与えるダメージは少しずつで派手さに欠けるが、確実に相手のパーティをじわじわと削っていき体力を摩耗させていくコンボ…もとい昆布。
特に、相手の『
きあいのタスキ』を潰したり積んで居座る相手に抜群の効果を発揮する。
戦略自体は残っているが、第五世代のあたりから「受けループ」という新しい俗称が台頭するようになり、第六世代の頃には完全に死語になっていた。
ぶっちゃけ今でも金銀で遊んでいるような人でもなければ、言われてやっと「あったねそんなの!」と思い出すようなものであり、物知りというよりオッサンの証明みたいなもん。
ポケモンも長寿ゲーなので、こういう略称の流行り廃りが存在する。決して公式が取り上げない陰の歴史を表記できるのが、この手のwikiのいいところだ。
とか言ってたらSVのDLC第二弾に登場するはがねポケモン使いのネリネのエアームドはこの昆布戦法を狙ってくる。
がんじょう+タスキ持ちのアローラダグトリオで初手からこちらをじわじわ削ってくる難敵となっている。
■エアームドの歴史
登場直後の
第二世代ではその性能は特に重宝され、当時の二大要注意ポケである
ガラガラと
カビゴンの両方に強い点が評価された。
だいもんじを習得できる物理ポケモンは当時エアームド対策でサブウェポンとして搭載していることが多かった。
この時期はタイプごとに物理・特殊が決まっていたことは有名だが、エアームドは当時の物理タイプのすべてを等倍以下に抑えられる。まさに物理受けの鬼だった。
しかもはがねタイプなので毒も受けない。優秀なタイプと種族値が完全に噛み合ったポケモンだったのだ。
しかし、意外な事に当時の大会ではまるで使われていない。
原因としては火力が足りない事が挙げられる。
当時のはがね・ひこうは最大火力が「はがねのつばさ」「ドリルくちばし」程度しかなく、「ねむる」全盛期なので「どくどく」は使いづらく、火力稼ぎに「のろい」は必須……
簡単に言えば攻撃は受けられるのだが切り返しの手段が乏しすぎると言う、いかにも受けらしい悩みを抱えていたのである。
また、公式大会ではサンダーの数が多かったのも厳しかった。
そのため、強みはあるもののこの世代の本領はローカルルールだったりする。
第三世代では「まきびし」を取得し、昆布の使い手になる。
さらに努力値システムの変更により
両刀のポケモンが減ったため、物理受けとして起用しやすくなった。
しかも特性「がんじょう」を得たことで、
耐久型のポケモンを一撃必殺で強引に突破するという戦略を物理受けを兼ねた
エアームドがシャットアウトしてくれる始末。
先述の通り物理技を否定できる性能は相変わらずであり、特にエアームドが苦手な特殊技を否定できる
ハピナスと組んだ「ハピムド」コンボは伝説のように語り継がれている。
この2匹さえいれば本当にあらゆる戦略を否定できてしまう。現在なら対策として挙げられる「ちょうはつ」が当時は2ターン固定であまり強い技ではなかったこともあって厳しいポケモンだった。
言い方を変えれば、この2匹をどうにかできるようになって初めて対戦のスタートラインに立てるという存在と言えるのかもしれない。
ところでシンクロによる性格一致すらない劣悪極まりない厳選環境において、この2匹をどうにかできるような理想個体を入手できる確率がどれくらいあるかは……あ、ここにプロアクションリプレイあるじゃん!
そもそもまだレンタルwikiすらない時代で、しかも対戦環境が完全にがらりと変わった最初の時期。今では笑ってしまうほど単純なことも、当時としては高度な技術。
自分が常に勝つために「対処方法は自分で考えろ、気づけないような弱いやつは弱いやつ同士でつるんでいればいい」というスタンスの不親切な人も多く、そのコミュニティの空気になじまなければならないという当時の事情もあって対処できなかった人も多かったのだ。
さて、第三世代はおぼえるわざの把握が極めてめんどくさいことに加え、
ローカルルールの多さも相まって大変混迷を深めた時期である。
現在のようにLv50フラットというシステムがない上に
コロシアムやフロンティアがLv100をLv50よりも上級のコンテンツとして用意していたこともあり、バンギラスやカイリューを使えるようにオープンレベルにしているコミュニティも決して少なくなかった。
このLv100コミュニティで極めて嫌がられた
都市伝説のような戦略に「ハピムドバンギ」というものがある。
当時天候始動を行える特性を持つ一般ポケモンは
バンギラスしかおらず、さらにすなおこしが永続。バンギラスを先発で出して悪天候スリップダメージ、あとは相手に合わせてくるくるポケモンを入れ替えて「ほえる」「ちきゅうなげ」などでじっくり腰を据えて戦うという、受けループの先祖ともいえる戦略である。
受けループについては当wikiの該当項目でたっぷり語ってくれてるのでこの世代の特有の話に移ると、この戦略の最大の恐ろしさは、当時のレスポンスの悪い通信において
ものすごい勢いで乾電池を消費すること。
時間も金も精神力もすり減らされる戦略として大変嫌がられた。オフ会のポケモンコロシアムを用いた勝ち抜き大会などでこれをやってしまうと、待たされている他参加者が退屈してポケモン対戦を初めて大会の進行がしっちゃかめっちゃかになったり。
金銀の互換切りに怒ったプレイヤーが金銀世代に残ることを表明したり、公式大会のルールがダブルバトルだったこと、当時特有の不親切な仕様の数々もあり、第三世代のシングル対戦の研究は今とは比べ物にならないほど遅かった。
実際に研究が進んだ現在(2020年以降)ではそこまで強い枠
というわけでもないようだが、15年以上前のそんな環境で気づけという方が難しい話。
今のように強いプレイヤーの真似が簡単にできるような時代ではなかった当時は、そういう素朴な話がいくつも残っている。
第四世代では「ステルスロック」の取得により昆布に磨きがかかり、強力なタイプ一致技「ブレイブバード」や再生回復技「はねやすめ」等も取得して使い勝手が向上した。
しかしこの時期には「技ごとに物理・特殊が設定された」「
ゴウカザルをはじめとした炎ポケモンなどの台頭」「こだわりメガネ、いのちのたま、たつじんのおびなどの火力増強アイテムの強化」「スカーフトリックやちょうはつといった居座り型ポケモンへの対処策の強化」など、
第三世代以前でぶいぶい言わせていたエアームドにとって周囲の環境に逆風が吹き始める。さらに「ランダム対戦の整備」「レンタルwikiの一般化」「ポケモン対戦動画の流行」により研究が加速し、こういった戦略への対抗手段が簡単に講じられていくようになる。
第四世代の最初期、ゴウカザルの評価が「厨ポケキラー」だったのは、ひとえに上述のハピムド(+バンギ)パッケージにたやすく回答を用意できたからだというのが挙げられるほど。
この時期にもなるともはや往時の強さは見られなくなり、対処の容易な平凡なポケモンという評価に落ち着いていった。
もちろんそれでも不用意な「げきりん」を相手に出てきて居座ったりはできたわけだが、第三世代での悪評もあってか
エアームドは徹底的にマークされていくことになる。
特殊受け代表のハピナス等と組ませると良いが、双方を倒せるゴウカザルの登場があったり、
一時期はガブリアス等の物理アタッカーが「だいもんじ」等を搭載した時期もあったり、徹底的にメタられた時期もあった。
スカーフトリックをはじめとした新しい戦術も台頭し、古い戦略しかとれなかったエアームドは次第に苦境に立たされていくことになる。
さらにはプラチナ発売では二刀流ポケ代表とも言える
ボーマンダが大暴れし、同じく強化された
サンダーの台頭もあってか、エアームドはガチ環境から姿を消してしまった。
対戦の理論が大きく躍進し、エアームドの強さはそれほどでもないと知られるようになったのも大きいだろう。そもそも
伝説のポケモンが台頭すれば種族値が劣るポケモンが姿を消すというのはどんな世代も同じだし。
第五世代では特性『がんじょう』の強化と世代ごとに強化されている。
しかし発売当時は
ナットレイや
ポリゴン2等、他に強力な受けポケも多かったせいか、時代は辛かった。
しかし『マルチスケイル』
カイリューの登場でステロの需要が高まったり、
ローブシンや
ドリュウズといった「積んで全抜きを狙う」物理アタッカー増加、二刀流アタッカーの減少等で、
それらに強い&『がんじょう』強化もあり安定してステロが蒔けるエアームドが評価され始めた。
新アイテムの『ゴツゴツメット』のおかげで「はねやすめ連打してるだけで勝てる」状況が出てきたのも嬉しい。
同じはがねタイプの
ハッサムやナットレイと違って「
めざめるパワー(炎)」が4倍じゃないのも強み。
『がんじょう』が大幅に強化されたとはいえ、『
かたやぶり』には問答無用で貫通されてしまうため、『かたやぶり』と一撃必殺技を両立できる
カイロスやドリュウズ、
オノノクスあたりは特に注意しておきたい。
そしてラッキーや
グライオンと組んで「
受けループ」を作り出すPTも開発されたりもしており、過去の栄光をすっかり取り戻した。
が、
第六世代でははがねタイプの耐性から
ゴースト・
あくが消滅。相対的に耐久力が落ちる羽目に。
同時にフェアリー耐性を入手したものの、フェアリー技は「じゃれつく」を除いて全て特殊技であり、特殊耐久は紙であるエアームドにとっては半減でも結構痛い。
その為第五世代に比べるとやや数を減らしているが、一応第六世代は物理偏重環境ではあるため、まだ需要自体はなくなってはいない。
第七世代では長らく固有タイプだったこの
複合タイプ2匹目のポケモンとして
テッカグヤが登場した。
攻撃力や特殊耐久はボロ負け、物理耐久も迫られると一見あちらの劣化に成り下がったように見える。
しかし、あちらは高速再生技も設置技も覚えず、『がんじょう』も持たないので差別化は容易。
というよりエアームドの動かし方は数世代前から受けループの一角としての流し要員に特化しているので、構築段階で実際にテッカグヤを意識することはまずないだろう。
またテッカグヤの他に半減なはずの「サイコキネシス」を受けられない
カプ・テテフが登場したことから失速したとの評価が初期に多かったが、
エアームドは本来特殊アタッカーに積極的に受け出す動きはしないので結果的にこれも杞憂に終わっており、はがねタイプ自体の相対的な地位上昇もあって第六世代と同等の使用率を堅持している。
第八世代では、剣盾のDLC『鎧の孤島』で再登場したことでランクバトルで使えるようになった。
この世代で覚える新技は有用なものに限れば「ダブルウイング」「
ボディプレス」の二つ。特に「ボディプレス」は自身の非常に高い防御を攻撃に転用できることから火力面での強化が大きく、「てっぺき」と併用すれば詰みに追い込むことも可能。
勿論今までの主流戦法だった昆布も可能だが、「
どくどく」は没収されてしまった。
この世代では同じ複合タイプの
アーマーガアが新たに登場しており、攻撃、特殊耐久で差を付けられており、物理耐久もほぼ同等とまたもや強力な
ライバルが生まれてしまった。
しかしあちらは「ステルスロック」「ふきとばし」を覚えないことや特性の違い、「ボディプレス」の火力差や素早さと差別化要素は多々あるのであまり気にしなくていいだろう。
意外にも
ダイマックスとの相性は良く、「
ダイジェット」と『くだけるよろい』で素早さをガンガン上げられるため、『
じゃくてんほけん』がほぼ必須なもののまさかのアタッカーとして奇襲の域を越えかねない活躍が望める。
スカーレット・バイオレットではDLC後編『藍の円盤』から復帰し、新たに「ドリルライナー」や「はかいこうせん」を遂に習得した一方で、「はねやすめ」が弱体化してしまった。
ともあれエアームドの全盛期の話というのは、今ではもう個人サイトの閉鎖や
サービス終了などもあり「若い人の耳目を集める面白い話」くらいしか残らない傾向がある。
いわば「耐久全盛と個人コミュニティの時代」「互換切りと新しい対戦ルールの時代」「通信の配備と研究の加速の時代」という、ポケモン対戦の混沌期を常に前線で歩んできたポケモンだったのだ。
■アニメでのエアームド
他にはジュンがシンオウリーグで使用。
「まきびし」を撒いただけで
シンジの
ブーバーンの「かえんほうしゃ」の一撃で倒れるが、シンジのポケモンに交代する度にダメージを与える役目だった。
■エクスプローラーズのエアームド
出典:ポケットモンスター、3話『ニャオハとなら、きっと』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
アメジオの部下であるジルとコニアの空を飛ぶ要員として登場。
エクスプローラーズはリコロイ編におけるロケット団ポジなので、エアームドもなかなかのポジションを得た。
■ポケモンカードゲームでのエアームド
第二世代の「ポケモンカードneo」から登場。当時特殊なルールを用いていた鋼タイプの貴重なたねポケモンとして多くのカードが印刷された。
しかし肝心の鋼エネルギー(のちの特殊鋼エネルギー)はデッキに最大4枚までしか入れることができず、しかも
鋼タイプ以外につけることで反動ダメージを抑えるために用いらて規制がかかり、
ワザを使うのに鋼エネルギーが必要になるエアームドは大して使われなかった。つまり
遊戯王でいえば《サイバー・ドラゴン》が強すぎてまったく使われなかった派生モンスターみたいなもん。
その後鋼タイプがすっかり一般化したことで、エアームドもごくごく平凡なポケモンになってしまった。
初期のイラストは現在のものと異なりメカっぽい印象が強く、ポケモンの作画資料の変遷などの裏方事情をそこはかとなく察せるようになっている。
記事の中に追記修正を施す。編集合戦で傷つきながら育てられた記事の量は多くなる。
- カイリューもそうだけど、「すばやさ」って戦闘速度で移動速度は別ってことなのか…の割にポッポだろうとカントーからジョウトまで一瞬だが -- 名無しさん (2014-06-25 10:27:02)
- 出現地域からすると対はマンタインじゃなくてグライガーでは? -- 名無しさん (2014-11-02 16:54:39)
- マンタインのステータスと番号見てみ。 -- 名無しさん (2014-11-02 17:05:36)
- スカイバトルのせいでマンダとかのポーズがダサくなったとか言われるけどこいつはむしろカッコよくなったな。 -- イキーダ (2014-11-17 21:59:54)
- クリスタルプレイ時、当時の俺は何を思ったのかコイツにマスターボールを使った -- 名無しさん (2014-11-24 17:46:36)
- ニックネームを「ストームソーダにしようとして -- 名無しさん (2014-12-12 02:22:47)
- スマン、誤送信した。:ニックネームを「ストームソーダ」にしようとして字数不足に泣いたアノ頃・・・ -- 名無しさん (2014-12-12 02:23:21)
- スペのハヤトがエアームドの羽でいろいろやってたな。あのまま使って欲しかった -- 名無しさん (2014-12-12 03:36:23)
- 捕まえにくい -- 名無しさん (2015-02-24 22:59:56)
- 厨ポケではないけど、未だに強いポケモンだよね。15年以上一定の強さを保ち続けてるポケモンはそうはいないだろうな -- 名無しさん (2015-04-09 17:13:27)
- ↑4 XYで6文字になってからエアードームと命名してる。 -- 名無しさん (2015-04-10 12:58:03)
- 小学生の頃エアムードと勘違いしてた -- 名無しさん (2015-06-21 15:47:56)
- ↑俺がいた -- 名無しさん (2015-06-21 15:55:22)
- そういえば第六世代になって急に「昆布」って聞かなくなったような……戦法そのものは残ってるのに -- 名無しさん (2015-07-06 21:33:38)
- 元々はコイツが銀のパッケージを飾るはずだったんだっけ? -- 名無しさん (2015-10-13 20:26:55)
- ルビーサファイアでのこいつははがねのつばさを打つと目を閉じている様で無闇に使ってたわ -- 名無しさん (2015-10-13 20:49:43)
- 金銀体験版にヨロイドリとして登場して、名前を変えて続投したポケモンでもあるよね -- 名無しさん (2016-11-23 22:46:35)
- 金銀で出て来た時はまさに新世代ポケモンだなーって思った。 -- 名無しさん (2016-11-24 08:28:51)
- テッカグヤの登場で静かに息を引き取った模様 -- 名無しさん (2016-12-31 01:27:42)
- カグヤと比べると物理耐久の高さもそうだけど羽休めの有無は大きいよねエアームド -- 名無しさん (2017-11-13 16:00:46)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2017-11-14 18:50:38)
- ↑3全然引き取ってないんだが -- 名無しさん (2018-05-31 17:09:13)
- なんだかんだで受け中心パでは何度も見るし、これ以上防御面を強化したらシャレにならなくなる -- 名無しさん (2018-11-07 18:08:44)
- 飛行統一パ、および鳥統一パでは、弱点の岩を等倍で受けられるだけでなく、比較的紙耐久の多い鳥ポケモンのサポートもできるので大活躍。ハガネールのアイアンテール、ハッサムのメタルクロー、エアームドのはがねのつばさ。金銀の3つしかないはがね技はそれぞれのイメージ通り -- 名無しさん (2018-11-07 18:40:42)
- 個人的に鳴き声がやたらと耳に残るポケモン -- 名無しさん (2018-12-14 14:40:24)
- 優秀な秘伝要員 -- 名無しさん (2020-07-13 17:34:19)
- どくどく没収も昆布は健在。ボディプレスもアーマーガアより強い。 -- 名無しさん (2020-08-07 19:11:10)
- ↑4レアコイルとフォレトスは泣いていい -- 名無しさん (2020-08-07 19:22:15)
- アニメだとAG編までは味方のイメージがそこそこあったが、DP編以降は何か悪役のイメージが濃くなっていったような気がする ボスゴドラみたいに刺々しい見た目だからか?特に悪人キャラにこき使われる事が多いような -- 名無しさん (2020-08-07 19:51:57)
- 113番道路のイメージが強すぎて、ルビサファで初登場したと思っていた人が一定数いる -- 名無しさん (2021-02-09 07:35:50)
- 初代ポケダンではボスとして登場したからか、「メタル系」を意識したからか高い経験値のボーナス敵として登場。後のタイトルではではそうでもなくなった。 -- 名無しさん (2021-03-06 12:01:55)
- 名前の由来は何なんだろう?と昔からずっと気になってたけど、普通にair+armedなのかな。(他のポケモンだと、こういうネーミングのキャラは大抵アルファベットのアナグラムが由来になってる印象があったので気付けなかった) -- 名無しさん (2024-01-08 13:26:09)
- ルビサファの頃のエアームドの頭を上げて見下すような目つきのエアームドには言いようのない恐怖を感じた。子供心にはなんかすごい威圧感あったんだよなぁあのドット絵 -- 名無しさん (2024-01-08 14:06:46)
- ほかの鋼飛行と違って不意に飛んでくる文字が怖すぎるとはいえ、ステロゲーの66ではステロ羽あるから未だに頼りになる存在 -- 名無しさん (2024-10-21 09:51:13)
- 防御だけでなく攻撃もまあまあ高いので、そらをとぶの火力にも優れる頼りになる優秀ポケモン。難点は旅で捕まえるにはあまりに遅かったり捕獲難易度高めだったり。 -- 名無しさん (2024-10-21 09:59:05)
- ↑ルビーサファイアでは中盤で出てくるのでそらをとぶ要因としては割と優秀である。あと、一見プテラみたいな感じのステータスに見えて耐久型というステータス。 -- 名無しさん (2024-11-27 23:03:27)
- ↑5 ポケモンWIKIによるとそれで合ってる -- 名無しさん (2025-04-03 16:26:26)
最終更新:2025年04月03日 16:26