アットウィキロゴ

さむわんへるつ

登録日:2025/12/30 Mon 27:00:00
更新日:2026/08/11 Tue 17:35:37
所要時間:約 14 分で読めます





<「さぁ今夜もネタメール紹介していきましょう」
<「ラジオネームーーー」



深夜27時

同じ周波数で

俺たちは繋がっている



さむわんへるつとは、『週刊少年ジャンプ』にて連載されている漫画作品である。
作者はヤマノエイ。単行本は既刊4巻。


【#概要】


本誌2025年42号より連載開始。同期は先週号から連載開始した呪術廻戦≡

ジャンルとしてはラブコメになるが、本作はジャンプ初のラジオ」をメインテーマに据えたラブコメ。
人気お笑い芸人がパーソナリティを務める深夜ラジオの大喜利コーナーに投稿をして爆笑を掻っ攫う、所謂「ハガキ職人」にスポットライトが当てられている。
その中で投稿を続けるも鳴かず飛ばずだった主人公が、ハガキ職人のヒロインとの交流を通して大喜利の腕を磨きつつヒロインとの仲も深めていくのが本作の大まかな流れである。
番組内で憧れの芸人に読まれるため、そして遥か先を往くヒロインに追いつくため奮闘する様は、さながら部活動もののような盛り上がり・爽やかさも感じ取れる作風となっている。

さらにラブコメとしても、近年ではメジャーになりつつあるがジャンプでは珍しい主人公×メインヒロインとの完全1対1形式で、本作連載開始時点でも
  • 主人公とメインヒロインとの恋愛物語を主軸にしつつ、部活動を通した青春群像劇のアオのハコ
  • 主人公一人に対し、王道の複数人によるヒロインレースが繰り広げられている『ひまてん!』
  • 一応バトルが主軸で、ジャンプ伝統のハーレム&お色気要素もテンコ盛りな『鵺の陰陽師』
といった先人ラブコメたちとも見事差別化に成功している。

1巻発売日の1月5日より、Youtube公式チャンネル「さむわんへるつ Lofi Radio」が開設。
こちらは関連動画はもちろん、ライブ配信として24時間本作のシーンをバックにLo-fi Hip HopのBGMが流れている。月ミド放送日には未明とくらげがチャット欄に登場するようだが…?

作者のヤマノエイ氏は2021年に本誌で掲載された読み切り『金曜ミッドナイト・トーキング』(以下「金ミド」)でデビュー。
こちらはさながら「プロトタイプ版さむわんへるつ」のような作品で、キャラがリアル等身寄りと絵柄こそ大幅に違うものの本作のベースとなったキャラも複数登場している。現在でもジャンプ+で読めるため、気になったwiki籠り諸兄は是非。
その後数回の読み切りを掲載し、その間に絵柄等のブラッシュアップを重ね、本作で連載デビューとなった次第である。

なお、作者自身もかなりヘビーなラジオリスナーである。詳細は後述。

タイトルの由来は英語版と公式Xを見るに「Someone(誰かの)」+「Hertz(周波数)」から。


【#評価】


てなわけでジャンプ漫画としてもラブコメとしても異色な本作だが、連載開始当初は一部読者から「ジャンプ読者はラジオがメインで食いつくのか」「毎週話を広げられるのか」「モジュロに話題を持っていかれないか」等懸念点も見受けられた。
しかし開始以後は「テンポが良くストレスフリーなストーリー展開」「主人公・メインヒロインを筆頭に魅力的なキャラたち」「ヘビーリスナーならではの側面が見れる丁寧なラジオ要素」「甘酸っぱいラブコメ描写」等が瞬く間に評判となり、ジャンプ発売日にはたびたびXのトレンド入りもするほどの話題作と化し、見事懸念は払拭されることとなった。
実際に本誌でも連載開始直後に数回センターカラーを獲得し、新連載補正が消えると言われている10話以降も掲載順で上位をキープし続けるほどの人気を維持している。
人気の高さを決定づけたのが本誌2026年4・5合併号の表紙であり、そこには不動の絶対的エース『ONE PIECE』を囲むように大人気完結作品スピンオフのモジュロや文句なしの看板作品『カグラバチ』『魔男のイチ』等と肩を並べるがごとく配置された本作(くらげ)の姿があった。
その後の同年7号ではラジオ番組の金字塔「オールナイトニッポン」とのコラボ扉絵、その翌週の8号(17話)には再び表紙と自力の巻頭カラーを飾った。

2025年12月21日に開設された公式Xも同日にフォロワー数が1万人を突破し、同日から予約開始された単行本1巻もAmazonをはじめとしたネット通販で1週間も経たないうちに軒並み品切れ
ついでに発売後も重版が決定するほど売れ行きも好調。
さらに連載開始1年未満にも関わらず「少年ジャンプGIGA 2026 SUMMER」の表紙に大抜擢。

また、2025年のジャンプは本作と短期連載のモジュロを除いたすべての新連載が短期で打ち切りの憂き目に遭っている不遇な年となった。
そんな中本作は下馬評を大きく覆し今や看板クラスの人気作となり、今後の動向にも目が離せない作品である。


【#あらすじ】


深夜ラジオが共通の趣味。なんだか不思議で面白い、同じクラスの水尾くらげ。
その正体は、まさかのハガキ職人...!?
面白いと言われたい、真面目人間・梟森ミメイは、くらげに負けじとハガキに挑戦!
リスナー仲間でライバル関係、真夜中に紡がれる青春模様──ラジオラブコメディON AIR!! 
(公式サイトより抜粋)


【#登場人物】


※CVはボイスコミック版

メインキャラ

●梟森未明 ラジオネーム:森にふくろう

CV:浦和希
「俺はまだ読まれてないけどさ 月ミドっていいね」
「ねぇ 俺」「うなぎポテトより面白くなって 月ミドのリスナー甲子園で優勝したい」
「お前ならできるって信じて期待してもらった分はどんなことでも ちゃんと応えたいから」
「次は俺もそこに行くから」

名前通り梟の羽のようなハネっ毛の深緑髪が特徴的な松屋のロゴのような眼をしている本作の主人公。高校2年生で、通っている高校の生徒会会長も務めている。
かなりの負けず嫌い・勤勉な性分で、血の滲むような努力を怠らない真面目な性格。
それゆえ校内でも成績優秀・スポーツ万能且つ生徒会の仕事も難なくこなせる、文武両道・品行方正を地で行くほどの優等生で通っている。
それでいて決して驕りを見せず、物腰も丁寧で知り合いからあらゆる方面で頼りにされている、人望も厚いよくできた人物である。
作中でも頼まれたことは急いでる途中でも断らず対応したり、神社にお参りに行くと心の中でも「(いつもありがとうございます)」と丁寧な前置きをしたり、深夜で誰も見てないにもかかわらずヘッドホンを付けたまま自転車に乗らず走って行く「ばかまじめ」な人の良さが如実に表れている。
あまりの万能ぶりに知り合いからも「おまえ何ならできないの…?」と言われたほど。

そんな彼が今最もハマっているものが、深夜ラジオ「月ミド」の大喜利コーナー。
中学時代に高校受験の勉強中に聴いたのが事の始まりで、その頃からラジオネーム「森にふくろう」でネタメールを送り続けている。
…のだが3年間一度も番組内で読まれず、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。
学校内では何でもできる未明であったが、こと大喜利のセンスに関してはさっぱりだった。
毎週渾身の一発を送るも悉く読まれない彼の葛藤とともに、物語は始まったのである。

…とまぁ大喜利のネタメールに関しては成長段階だが、地頭の良さと豊富な知識を活かし、くらげがかます数多のボケには全て阿吽の呼吸でツッコミを挟み込んでいる。
中には「修二と彰*1」「比嘉栄昇*2」など、およそ最近の高校生どころか大学生すら知らなそうな単語もスラっと出てくる。
この世代を跨いだ知識に関しては、月ミド内でのロングホープズのトークを聴いて得たものと思われる。
また、ラジオ関連においても真面目な性格が浮き彫りになっており、隣町まで月ミドのステッカーを貰いに行く際に避難でもするかのような量の荷物を抱えたり、メールに代わってはがきに投稿を書くも「なんかサボってる感じがして…」と空欄に何か書いて埋めようとするほど。

くらげに対しては校内唯一のリスナー友達としてラジオを楽しみ、同時に憧れのハガキ職人として切磋琢磨する良好な関係柄である。
恋愛方面では明確な好意までは見せなくても、やはり同級生の異性ゆえに所々で気遣いや照れを見せる場面も。

金ミドでは名前が佐々木未明でラジオネームも「米なし玄米」と、どちらも本編とは異なっている。
そちらではくらげに片思い中で、本編の未明以上に読まれないことに思い悩むナーバスな面が強調されている。

●水尾くらげ ラジオネーム:うなぎポテト

CV:水野朔
「うなぎポテトより面白い人じゃないと 好きになれないから」
「ねぇ ミメイ君がこのままさ」「私より面白くなってくれたらいいのに」
「ミメイ君が頑張ってるから 私も色んなことが面白くなったのかも」
「そーだな これから好きになれそうな人はいる」

名前通りくらげのように見える水色のセミロング・触覚と、小柄且つジト目が特徴的な本作のメインヒロインで未明のクラスメイト。
可愛らしい見た目ながら突拍子のない言動で未明をかき回す、未明曰く「不思議系同級生」
未明の友人からも「何考えてるかわからんけどかわいいし」と評されてるのを見るに、意外と異性からも人気な模様。

その正体は月ミドの常連リスナーにして、前回のリスナー甲子園準優勝者のラジオネーム「うなぎポテト」
大喜利コーナーでも脅威の採用率を誇り、少なくとも未明とは天と地ほどの差がある実力者。

そして最大の特徴として、普段から大喜利のことを考えているのかとにかく会話するたびにボケまくる。
ボケのレパートリーもやたら豊富で、高校生は分からんだろと思うようなマニアックなものやツッコむ前にちょっと考えてしまうような変化球なものと様々。
ただし全てツッコんでくれるのは未明のみで、未明以外には大抵気づかれずスルーされる。まぁ高校生が山崎まさよしとか知らないだろうし…

描写を見る限り結構な大食いで、一口が大きかったり買い食いしている場面もそこそこ見受けられる。
ついでにニンジンが苦手・アメリカンドッグはマスタードをかけないところからも、子供舌寄りの味覚と見れる。

未明とは校内唯一のリスナー友達で、やはりラジオのことになると楽しそうに会話に花を咲かせる。
ラジオ以外にも、追試のために勉強やらバスケの練習やらに付き合ってもらったりと一緒に行動する機会は多め。
そしてラブコメのヒロインとして見ると、未明に対しては以下のようなただの趣味友達で済ますには怪しい描写が目立っている。
  • うなポテバレした後はなかば強引に未明を深夜の公園に連れ出し、一緒に月ミドを聴く。以降も毎週一緒に聴くようになり、片方がリアタイできなかったら後日一緒にアーカイブで聴く。
  • ボケを挟むと露骨に未明を気にする。ツッコんでくれたら奇妙な笑いを上げながら上機嫌になる。
  • 既に持っているのに、わざわざ嘘をついてまで未明と同じ機種のラジオを買う。
  • バスケの練習等で指先でも触れると分かりやすく動揺する。これに関しては未明も同様でハイタッチすらかなり気を遣っている。
  • 未明から借りていたボールペンを返さずに、自分のボールペンを渡して私物交換ということにする。
  • スマホが無事なくらげはする必要が無い上にそこそこお金が掛かるにも関わらず、未明同様はがきでネタ投稿をする。
さらになかば巻き込むかたちで一緒にカラオケに入ったり、休日一緒にラジオを買いに出掛けたりと傍から見ればデートでしかないことも結構やっている。
特に前者の「大喜利のお題研究と称してほぼデート」のようなイベントが、本作の定番フォーマットと化している節もあったり。
また、作中では何を考えてるのかわからないと言われるようだが、読者視点だと結構表情豊かな場面も目立つ。
そして、照れた場合でも表情には出ないもののしっかり耳は赤くなる。
…とまぁ言ってしまえば、未明にとっての友達でもライバルでもヒロインでも師匠でもある唯一無二の存在である。

連載開始後は「ジャンプでは珍しいジト目のボケまくりヒロイン」「小柄で可愛らしい見た目と言動」「読者視点で見える未明へのアプローチ」等からラブコメ好きな読者の心を鷲掴みにし、各種SNSでは彼女の扇風機(ファン)アートが多数投稿されることに。

金ミドではラジオネームこそ同じなものの、名前が「瀬尾海月」と名字が異なっており、何より本編の小柄なくらげとは似ても似つかないリアル等身が作風の違いをもろに表している。

月ミドリスナー

●赤羽ナツ(なっち) ラジオネーム:バットばつ悪

「あたしのくらげに手ぇ出して タダで見学なんかさせへんわ!」
関西弁で話し、角のような2対のお団子ヘア―の女性。22歳。
くらげの知り合いで普段は喫茶「アカバネ」のマスターをしているが、その正体はやはり月ミドリスナーで、ラジオネームは「バットばつ悪」
くらげとは前回のリスナー甲子園で雌雄を決した仲で、その後の出場者が集まる機会で知り合った模様。

くらげのことをいたく気に入っており本人曰く「欲しかった妹」「幼稚園の頃持ち歩いてたリカちゃん人形」「小学校でバリ足速い同級生」「昔飼いたかったマーモット」「親戚の赤ちゃん」「いーひんけど娘」女子高生に抱くにはやや失礼な数多の要素を抱いてるほど溺愛している。
実際に会って早々抱き着きすり寄せたり、何かにかこつけてくらげにコスプレさせたり、未明に賄賂を握らせながらくらげの写真を撮るよう頼んだりとかなり入れ込んでる*3
それゆえ未明のことを初見で「彼氏や!!」と勘違いし、上記の台詞を吐きながら泣きじゃくっていた。そのわりには未明本人が否定しても「彼氏」呼びを続けている
とは言えこの手のヒロインを溺愛する女性キャラと違い、大人げなく嫉妬はすれど主人公(未明)のことは露骨に敵視も冷遇もしておらず、要所では年上らしくくらげと同じ扱いをしたりと倫理的に一線を越えるような描写は皆無となっている。

同じ喫茶店で働いている祖父もおり、未明とくらげはたびたび「ミライ君」「くじらちゃん」と名前を間違えられる。

●海老奈シュリ ラジオネーム:えびのおすし

「リュックのそのキーホルダー…あんたも月ミドにメール送ってるリスナーなんでしょ?」
未明・くらげとは別の学校に通う、名前通り海老のようなおさげの女子高生。二人より年上で受験生の18歳。
その正体は月ミドリスナーで、前回のリスナー甲子園でも好成績を残した、ラジオネーム「えびのおすし」

くらげがつけているミドランストラップを見つけ絡んできて、流れでゲーセンで対決をすることとなった。
…しかし実際は一緒にラジオの話をしたかっただけで、急に絡んできたのも同年代の子がキーボルダーを付けてるのが嬉しくてつい詰め寄っただけであった。
学校でもお笑い好きなことは隠しており、リスナー同士で話ができる二人の関係にも「いいなぁ…」と本音を漏らしていた。
ちなみに前述のリスナー甲子園の集まりには風邪で行けなかったらしい。
以降もくらげの「友達にならない?」に嬉しそうな表情をするも捨て台詞を吐いて去ったり、回りくどいやり方でお守りをあげたりと典型的なツンデレ行動が目立つようになった。
同じ二段ベッドで寝る妹がいる模様。
以降もアカバネでコスプレバイトしたり、塾の帰りに出くわしたりとちょくちょく二人とは絡んでいる。

本編でのオフ会参加時はやけにふわふわしており、意外と人見知りするタイプなのだろうか。
そしてそれを見た↑の汚れた大人に次のコスプレの標的にされていた

●狩野虎乃 ラジオネーム:冷やし中華の鉄人

「仕事残ってるけどお酒飲みます」
リスナー甲子園のオフ会に参加したリスナーの一人で、広告代理店勤務の27歳。
派手な見た目に反して目元がくたびれており、やや怖い雰囲気だが口調は丁寧。月ミド甲子園も会社でエナドリ片手に聴いていた。
オフ会当日はリスナーと話したくてなけなしの午後休を消費してでも参加していた。なおオフ会後は普通に仕事だが酒を飲んでいた。
月ミドとは新入社員の頃に出会い、自身を「救ってくれた」とさえ言い切るほど番組に愛着を持っている。

●城熊晋太郎 ラジオネーム:抜けないで二遊間

「推しチームもぼくも6位…いつか優勝できるかな」
リスナー甲子園のオフ会に参加したリスナーの一人で、フリーターの19歳。
ネガティブになりがちで弱気な性格で、月ミド甲子園時も泣きべそをかきながら聴いていた。
かなり野球ファンで、自室に野球グッズが置かれておりオフ会にはユニフォームを着て参加したほど。
月ミドも試合がない月曜に聴き続けているうちにハマったらしい。
後にラジオネームを「離脱しないで中継ぎ」に闇落ち変更した模様。

●ラジオネーム:四畳半に8人

「パンアンチ…」
リスナー甲子園のオフ会に参加したリスナーの一人。
穴の開いた紙袋を被っている群を抜いて奇抜な見た目の人物で、本名・年齢・職業等は一切不明。
どうやらかなりの恥ずかしがり屋らしく、ナツの強気な態度にタジタジしていたことから比較的温厚な性格と思われる。

●鎌桐竜司 ラジオネーム:恋のチューペット

「森ふく話してみたかったけぇ嬉しいわぁ」
リスナー甲子園のオフ会に参加したリスナーの一人で、研究者の23歳。
やや目つきが悪くアロハシャツを着ていた眼鏡の男性で、広島弁で話す。

●猫田良介 ラジオネーム:超町長

「高校生の夜更かし心配です…」
リスナー甲子園のオフ会に参加したリスナーの一人で、市役所職員の42歳。
オフ会参加者の中では最年長で、他メンバーの平均年齢の若さに若干驚いていた。
猫が模られたボールペンを胸ポケに差しており、高校生の夜更かしを心配する優しそうな人物。

●宮本英人 ラジオネーム:ヘイトフルエイト

「あるか~」「あ…あかん、つい…でかい声出してもうた…」
前回のリスナー甲子園第3位で、関西弁のお笑い芸人。本名は単行本3巻で判明。
初対面の未明にも反射的にツッコんで未明にも「(ヤバい人だ)」と思われてしまったことから、恐らくツッコミ担当。
間が悪く運も悪い不幸体質で、オフ会にも来る途中トラブルに遭いまくり遅刻しての参加となった。
賞レースで成績を残し事務所が決まってプロデビューすることになったため、月ミド甲子園を最後にネタメール投稿はやめるとのこと。
彼の見立てでは未明は自身と似ているとのことだが…?

金ミドにもプロトタイプとして同名ラジオネームのキャラが登場している。
そちらでは相方との確執を抱えていたのか、本作よりかなりやさぐれている性格だった。

●ラジオネーム:バトルえんとつ

リスナー甲子園の出場者で、前回に引き続き2連覇中の猛者。
他の出場者と違い姿もシルエットすら載せられず徹底的に隠されており正体は不明。
オフ会にも連絡先が分からないとのことで参加していない。

●綿貫もこも ラジオネーム:グミはお菓子に入りますか?

「あら~ッさっき隣に座ってた人たちですよねッ!」
月ミドアリーナライブで隣の席にいた、派手めなギャルっぽい見た目に反して丁寧で元気な口調の少女。16歳。
零時とは幼馴染で、彼のことは「零ちゃん」と呼んでいる。
ロングホープズのファンで、月ミドのリスナーでもあったが元々大喜利は得意ではなく、単にキーホルダーが欲しくて投稿していた程度。
その際に零時に手伝いを乞うており、彼をラジオの世界へと誘うきっかけにもなった。
幼馴染らしく少々口が悪い零時のことを尻に敷いており、その様は未明も「(お母さんと子ども…?)」と思ったほど。

●鷹山零時 ラジオネーム:ノイズキャンセリングジャンキー

「一つのことにそんな本気になって 負けたらどうすんの?」
もこもと一緒に(恐らく付き添いで)リアルイベに来ていた、目つきが鋭くやや長いミディアムヘアの少年。16歳。
メール投稿を始めて半年にも関わらず既に5ptも獲得しており、リスナー甲子園への参加を目指しルーキー戦にも挑む事実上の未明のライバルポジション。
月ミドリスナーではあるが今までのリスナーと違い番組自体に愛着があるわけではなく、キーホルダーが欲しいもこもの大喜利を手伝ううちに本気になっていった次第である。
それでも月ミドでの投稿を続けるのは、将来目指しているメディア関係の仕事に就く際の箔のため…でもあるが、本当の理由はもこもに好意を抱いているから。
月ミドや大喜利に拘っているわけでなく、あくまで自分を幼馴染としか見てない「もこもちゃん」に振り向いてもらうためと、ある意味では他リスナーに引けを取らないレベルで一途な覚悟を抱いているのであった。


学校関係者

●野田・村上

CV:丸山美紀/雪深山福子
未明・くらげのクラスメイトの女子二人。黒髪インナーカラーが野田で、お団子ヘアが村上。
くらげとはいつも一緒にいるほど仲が良く、同時に幼稚園からの幼馴染。
二人はくらげのことは名前で呼ぶが、くらげ自身は「野田」「村上」と名字で呼んでいる模様。
幼馴染の二人から見ても、未明といるときのくらげは「あんな顔すんだ」と二人には見せない表情をするとのこと。

名前の由来は恐らくお笑いコンビ「マヂカルラブリー」の野田クリスタル氏・村上氏から。
なお両者も自身のラジオ番組『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』で名前が使われている件について触れている。

●中谷・阪本

未明・くらげのクラスメイトの男子二人。ハネっ毛な方が中谷で、黒髪で軽音楽部に所属している方が阪本。
未明の友達で一緒に行動することも多く、未明のラジオ趣味も知っている模様。
こちらも未明のことは名前で呼ぶが、未明は二人を名字で呼んでいる。
中谷は推しアイドル「メロディーたぬき」のラジオ特番でミッドナイトトーキングに興味を持ち、メール投稿のため『先輩リスナー』たる未明にアドバイスを求めていた。

名前の由来は恐らくお笑いコンビ「マユリカ」の中谷氏・阪本氏から。

●狛井素直

名前通り犬の耳のようなハネっ毛に素直な性格の、高校の生徒会副会長を努めている1年生で未明の後輩。
未明のことは普段から強い尊敬の抱いており、作中でも「何でもできる」と評している未明に体育祭の練習に付き合ってもらった。
紆余曲折の末出くわしたくらげを未明が先ほど話した「憧れの人」と察しその場を離れる、空気も読める後輩である。

月ミド関係者

●ロングホープズ(大瀬良・小山)

CV:平子祐希/酒井健太(ともにアルコ&ピース)
未明・くらげが愛聴しているラジオ番組『月曜ミッドナイトトーキング』のメインパーソナリティを務める、5年前に漫才賞レースで日本一になった同級生お笑いコンビ。
眼鏡のヒゲなややキザなことを言う方が大瀬良で、小柄で萌え袖な方が小山。
「小山が後輩芸人に引っ越しを手伝わせたら寝室に洗濯機置かれた」「小山の一押しパンの件でパンアンチの大瀬良と揉める」「大瀬良の実家にGoogleレビューに載っている」「大瀬良母はとある格ゲーで全国1位になった」等と、芸人らしく面白エピソードにも事欠かさない。

モデルとなったのはお笑いコンビ「アルコ&ピース」。見た目的に大瀬良が平子祐希氏で小山が酒井健太氏か。
また、ヤマノ氏は同コンビの冠番組「アルコ&ピース D.C.GARAGE」を最も好きなラジオ番組と公言している。
その後連載開始してすぐに同番組内でもアルピー両者が本作に触れ、ヤマノ氏もその件について2025年51号の巻末コメントで喜びを見せている。
さらにボイスコミック版では予想通り、そして希望通りと言うべきか、めでたくアルピー両者がCVを担当していた。

●伊波

月ミドを担当している若手の放送作家。
作中で大瀬良に敬語・それぞれ「伊波君」「大瀬良さん」と呼んでいることからロングホープズより年下。


【#関連用語】


・月曜ミッドナイトトーキング

本作のキーとなる、毎週月曜深夜27時に90分放送される東西ラジオのラジオ番組。通称『月ミド』
パーソナリティを務めているのは、人気お笑いコンビ「ロングホープズ」。
名物は大喜利コーナーで、リスナーたちは毎週指定されたお題のネタメールを送って切磋琢磨している。
そしてこの大喜利コーナーで投稿が読まれた上位10名のリスナーが、後述の「リスナー甲子園」への参加資格を得られる。

月曜深夜ともろ平日に放送されているため、未明も火曜日はしばしば眠そうに登校する姿を見せる。
高校生である二人が聞くには厳しい時間に見えるが、あらかじめ早寝しておき放送時間に起きて、放送が終わり次第改めて就寝しているらしい。

元ネタよろしく曜日ごとにパーソナリティが分かれているらしく、作中でもアイドル「メロディーたぬき」が特番を担当していた。
その際のコーナーも芸人パーソナリティである月ミドとは大分毛色が違った内容で、相談に乗った未明を大いに悩ませた。

元ネタは恐らく扉絵でもコラボした「オールナイトニッポン」。
なお、読み切り版では『金曜ミッドナイト・トーキング』だった。

・リスナー甲子園

月ミド内で半年に一回行われる、上位リスナーたちによる大喜利大会。
半年内で沢山ネタが読まれたリスナー10名のみが出場できる、月ミドの恒例行事。
準決勝で事前に予告されていたお題による大喜利が執り行われ、最も読まれた3名が決勝に進出できる。
決勝では大会の様子が生放送で、出されたお題にリアルタイムでメールを送っていく。

ラジオで分からないのに、出演者は放送作家含め毎回ご丁寧にタキシードで収録に挑んでいる。

・ルーキー戦

リスナー甲子園残り3か月の時点で開催される、新人リスナーたちによる小規模な大喜利大会。
甲子園未参加且つ1pt以上5pt以下のリスナーのみが参加でき、優勝者には5ptが贈られ一気に甲子園への参加が近づく。
こちらも同じく生放送で、出されたお題にリアルタイムでメールを送っていく。
本編では未明と零時が参加していたが、ナツも4年前に参加し優勝した経験がある。

ラジオで分からないのに、やっぱりこちらも出演者はご丁寧に着物で収録に挑んでいる。

・ミドラン

ラジオ好きな怪獣と言う設定の、月ミドのマスコットキャラクター。
番組内で投稿が読まれると、後日ミドランのキャラキーホルダーが贈られる。
作中では隣駅のショッピングモールに着ぐるみが登場したが、流石に深夜ラジオのキャラと言うことであまり知名度はないらしい。


「ミメイ君、このWikiに私たちの漫画の項目できたから一緒に追記・修正しよ。まずiTunesカード買いに行かないとね」
「水尾さん、課金しなくても画面上の編集を押せばタダでできるよ」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月11日 17:35

*1 元KAT-TUNの亀梨和也と元NEWSの山Pこと山下智久によるデュオユニット。2005年のテレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』の主題歌「青春アミーゴ」を歌い、同年の年間売上1位を獲得するほどの大ヒットとなった。

*2 「恋しくて」「島人ぬ宝」で有名な沖縄出身のスリーピースバンド『BEGIN』のボーカル&ギター。

*3 ※勿論未明は賄賂を受け取らずちゃんとすぐに返している