アットウィキロゴ

打ち切り(週刊少年ジャンプ)

登録日:2025/12/29 Mon 05:36:02
更新日:2026/08/16 Sun 04:30:19
所要時間:約 51 分で読めます





商業誌である以上、人気のない漫画は
当然連載打ち切りの対象になる。

この『男坂』はオレのマンガ家生活の中で
記念すべき(?)初の打ち切り作品である。

なぜ打ち切られたのか?
なぜ読者の支持が得られなかったのか?

それはハッキリしている。


面白くなかったからだ。


‐『男坂』(作・車田正美)文庫版あとがきより抜粋‐


この項目は、漫画における打ち切りの中でも、『週刊少年ジャンプ』にて連載された漫画について紹介するものである。


目次


概要

日本国内の少年漫画誌業界における最大の激戦区『週刊少年ジャンプ』(以下補足等無い場合は「ジャンプ」と略記)。
その長い歴史の中には、『キン肉マン』『リングにかけろ』『北斗の拳』『キャプテン翼』『ドラゴンボール』『SLUM DUNK』『遊☆戯☆王』『ONE PIECE』『NARUTO』『銀魂』『鬼滅の刃』『僕のヒーローアカデミア』などなど栄冠を得た漫画の裏で儚く散っていった数多の短命漫画が存在する。

連載打ち切りは多くの漫画雑誌で行われているが、ジャンプの競争は群を抜いて過酷だとされる。
せいぜい数話から10話前後までの「初動」で読者の支持を得られなければ、本格的な展開に入る前に打ち切られる事も珍しくないというジャンプの環境は、他誌と比べても極めて厳しい。
打ち切り危機から人気を盛り返した例も存在するが、それはごく一部の例外である。好評を博し、軌道に乗ったと思われていた作品でさえ、競争に敗れて突然終了するケースも少なくない。

本項では、そんなジャンプにおける打ち切りの仕組みや事情について解説する。
なお、「作者の不祥事」などの理由による突発的な連載終了については、後述する「代表的な打ち切り漫画」の項で詳しく解説する。

打ち切りのプロセス

ジャンプでは「単行本の売れ行き」よりも「読者アンケートの結果」が連載継続の判断に大きく関わるとされており、アンケート至上主義と呼ばれている。

読者アンケートとは、週刊少年ジャンプ本誌に付属しているアンケートハガキ、もしくは電子版週刊少年ジャンプ購入者だけがアクセスできるジャンプ+のアンケートページ*1の中にある、
「面白かったと思う漫画を3つ選んでください」
を指す。大雑把に言えば、この「3つ」に選ばれた数が少ない=得票数が少ない作品が打ち切り対象となる。
大実績のある有名漫画家でも票が振るわなければ容赦なく打ち切られるし、逆に新人の初連載作であっても票を稼げれば看板にのし上がる事ができる。

よく、打ち切られた作品のファンから「編集部の判断がおかしい」と批判が出る事があるが、ジャンプではアンケート結果が重視される以上、実際には読者が票を投じなかった結果として打ち切られる側面が大きい。
編集部の判断による調整はあるものの、最終的にはどんなに編集部が推していても読者人気が出なければ打ち切られるし、編集部が期待していなくても読者人気があれば続くのだ。

これは昔、『アストロ球団』の作者である中島徳博が編集部に対して
  • 「大御所だからと言って、それだけで特別扱いされるというのは、プロとしておかしいのではないか?」
  • 「大御所だろうと新人だろうと、人気が出れば成り上がり、人気が出なければ切り捨てられるのが、プロが本来あるべき姿ではないのか」
などと苦言を呈した事が始まりだとされている。

好きな漫画が打ち切られた事を悲しむファンがいる一方、
  • 「次はどの漫画が打ち切られるか」
  • 「最後っ屁はどうするのか」
  • 「かつて打ち切られた作者が成長して戻ってきたのか」
を楽しみにジャンプを読んでいる層さえも存在しており、すでに「打ち切り」は1つの文化と化しつつある。

掲載順

この背景には、「人気が低い漫画ほど後ろに掲載される」という、順位の明示こそしていなくとも読者にとって不人気であるか否かが一目瞭然な構成がある。
その中でもワースト5*2は打ち切り危険域とされる。

ただし、完全に人気順で並べられているわけでもなく、ある程度前後へのブレがある。また、カラーの都合や入稿遅れといった「大人の事情」によっては、人気漫画でも後ろに回される事は多々ある。
一方で、人気作品が恒常的に後方掲載となるのは後述する特例に限られ、不人気作品が前方掲載を維持する事もほとんど無い。
そのため「一回一回の掲載順」ではなく「ある程度の期間の掲載順平均」で人気を測るのが打ち切り予想界隈の常識とされる。
「掲載順は『点』ではなく『線』で見ろ」というのは有名な標語。一週や二週程度掲載順が変動したからといって大騒ぎすると顰蹙を買うので注意しよう。

なお、例外的に人気の高低に関わらず必ず最後に掲載されると言う特別な措置を受ける作品も存在し、「巻末枠」などと呼ばれる。
これは主にギャグ漫画による読者の口直しを狙ったもので、『王様はロバ ~はったり帝国の逆襲~』『ピューと吹く!ジャガー』『磯部磯兵衛物語』『妖怪バスター村上』の4作が該当。また、『思春期ルネサンス!ダビデ君』『ジモトがジャパン』も、隔週で巻末固定となっていた。
特に『ジャガー』は10年、『磯部』も4年と長期間に渡って連載されており、不人気で巻末に回されていたのではない事がわかる。
とはいえ、これらの連載もカラーページを貰う時は前に移動するし、不人気による打ち切りと無縁ではいられない。

類似の措置として、同じく人気の高低に関係なく後方に回される作品も存在する。
例えば『こちら葛飾区亀有公園前派出所』はあらすじの割にシリアス性が低く、口直し向けのリリーフができるためか、意外に「真ん中」「センターカラー」が多かった。
その他、雑誌の看板として強く打ち出しにくいお色気系の作品や、他の漫画よりページ数が多かった『ジョジョの奇妙な冒険』なども後方に回されていたとされる。
ただし、特別扱いされているのが明らかな巻末枠と違い、「特例で後方に回されている」のか「人気が無いので後方に回されている」のかは分かりづらく、該当作品のファンとしてはやきもきさせられるところ。
一応、カラーの頻度などでなんとなく把握する事はできる。

紙面改編と打ち切り執行

「不人気になれば打ち切り」と言っても、時期を問わずいきなり切られるわけではない。
そもそも雑誌の厚さ=掲載する漫画の数がおおよそ決まっている以上、原則として「1つ打ち切られる=1つ新しい漫画が始まる」という事になる。
ジャンプにおいてはおよそ10号に1回程度のスパンで新連載を立ち上げ、それに伴い現在連載されている漫画を同じ数だけ終了させるといったサイクルが取られている*3
これを「改編期」と言う。
作者側の不祥事でない限りは、基本的にこの改編期に打ち切りが執行される*4

もちろん新連載候補が無尽蔵にあるわけではないので、新連載の数はだいたい2~3本と決まっている。
そのため当然、打ち切られる漫画の数もそれに合わせた数となる。
という事は、極端に人気が低くても、それ以上に不人気な作品が存在すれば改編を乗り切れる場合がある。
打ち切り候補に上がっていても、一度免れさえすれば、次の改編期まで10話程度の延命が保証される。
めったにある事ではないが、そこに人気をV字回復させる望みを託す事もできるし、望みが無い場合も話を畳む余裕が生まれる(人によっては畳もうとしない場合もあるが)。
もちろん次も他の不人気漫画があれば、さらにもう10話、もう10話……と続けられるのだ。
ちなみに、そうやって他の不人気漫画の身代わりになって打ち切られていく超不人気漫画の事を「防波堤」などと呼んだりもする。

だが、逆にアンケートがそこそこ取れていても、他の漫画がそれ以上に人気ならば打ち切られてしまう事にもなる。
不運ではあるが、ジャンプが求めるのは時代を作る大人気漫画であって、打ち切りラインスレスレを泳ぐ泡沫ではない*5
結局のところ、他の漫画より結果が出せていない(得票数が悪い)時点で仕方ないんだ。
どちらに傾くにせよ、打ち切り候補の漫画にとっては運命を左右する重要な時期と言えるだろう。

ちなみに、同じ改編期の打ち切り執行は基本的に人気(の無さ)とは一切無関係に「連載開始順」であり、開始が早い順に執行される(ごく稀に例外はある*6)。
「◯◯の方が✕✕より先に打ち切られるなんておかしい!」と騒いだら✕✕も翌週打ち切られた……なんて事になると痛々しい事この上ないので、改編期が終わるまでは焦らないようにしよう。

アンケート反映とプロテクト

ファンの間では「アンケートの反映は1話目から8週後に行われる」「8話目までは連載前に掲載順が決められている」「9話目以降がガチの掲載順」という定説があり、この項目の元になった項目にもそう書かれていた時期があった。
これについては半分は正しく、このあらかじめ掲載順が決められている時期を「補正期間」と言う。ただし、期間は一定しておらず、最近では10話以上補正期間が続く事もある。
補正期間は、基本的に「初めてセンターカラーを獲得した時点」、あるいは「本来入るはずのセンターカラーを逃した時点」で終了すると考えられている。
この時の「センターカラー化権」は連載開始順に配布されるので、これが飛ばされるとかなり絶望的。短期打ち切りになる可能性は高い*7
ただ、同期全員にカラーが来ない場合、「まだ補正期間が切れていない」のか「全員が不人気でカラーが貰えなかっただけ」なのか分からず、やきもきする事になる。

ともあれ、この補正期間中の掲載順上下に関しては基本的に打ち切りとは関係なく、一喜一憂する必要は全く無い。
しかし、あまりにも人気が無さすぎた場合、補正期間中に一気に順位が落ちる事はある。
滅多にある事ではないが、明らかに補正期間にある中でドベ落ちすると流石に危険。

なお、8話といえば「8話前のアンケの人気が掲載順を決める」と言う誤解も割とファンの間で根強いのだが、これも間違い。
「8週間程度の平均人気を、次の8週間*8の掲載順の目安にする」というのが正しい。
そもそも前述の通り、掲載順は大人の事情などで微妙に前後するので、8週前のアンケをピンポイントに反映できるはずがないのだ。

ちなみに単行本売上が一定以上あれば、アンケートが不人気でも打ち切られない(通称:プロテクト)。
しかし、その条件は極めて厳しく*9、「多少売れている」程度では打ち切りの対象から外れる事はない。
「プロテクトがかかるほど単行本が売れている」なら「アンケート結果も堅調」である場合がほとんどで、この制度を利用して打ち切りを免れた漫画はごく少数である(『ジョジョ』5~6部や終盤の『BLEACH』などがこれにあたるとされる)。

このため、「単行本は売れているのになぜ打ち切られたのか」「単行本は売れていないのに、なぜ続いているのか」と疑問視される事も多いが、これはジャンプでは単行本以上に本誌の販売を重視しているためだと考えられている。
「単行本派が多く本誌を買ってくれないファンが多い漫画」よりも「単行本を買わずとも本誌を熱心に買ってくれるファンが多い漫画」の方が、ジャンプでは重視されるという事だ。
そしてこれは、ジャンプが基本的に本誌だけで黒字を出せる稀有な漫画雑誌である事も理由である。
中堅以下の漫画雑誌やWeb雑誌は単行本売上によって黒字を出すのでそちらが売れないと困るが、ジャンプの場合は本誌が売れる事が一番の収益に繋がるのだ。
一方で単行本売上は作者の印税などに支払われるので、集英社の利益にはそこまで貢献しない(もちろん全く貢献しないわけでもなく、そのためにプロテクト制度が存在する)。
逆に言うと作者にとっては一番の収入源になるので、打ち切りに関係なくても応援しているなら買ってあげよう。

また、テレビアニメ化が決定した漫画もアニメ放送中は打ち切りを免れる(通称:アニメプロテクト)。
ただしアニメが完結を迎えた瞬間にプロテクトが解かれ、打ち切りの対象となる。特に評価や売り上げが乏しいと打ち切りのリスクが高い。
さらに新たなケースとして、2025年には『キルアオ』が初の「センターカラー」「アニメ化発表」「擬似円満風の打ち切り」を同時に達成して終了した。

21世紀に入って以降は、ジャンプへの連載のみを打ち切って『ジャンプSQ.』や『ウルトラジャンプ』などの兄弟誌へ移籍したり、ネット媒体である『ジャンプ+』での限定連載に移行するケースも見られるようになっている。
作者の矢吹健太朗から直々に「このままではすずのダークネスが抑えられない」とよく考えるといくら前作がいろんな意味で伝説を残したアレとはいえあんまりすぎる事実上の明言があった『あやかしトライアングル*10なんかがこのパターンであるし、先述の『ジョジョ』も作者の荒木飛呂彦と集英社とで要望が一致した*11結果、月刊&青年誌扱いのためやれる事が広まるウルトラジャンプに移っている。

短命漫画の単行本事情

前述の通り打ち切りは改編期のみに行われるため、最短の打ち切りは基本的に10話前後となる。
これを「10週打ち切り」あるいは「突き抜ける(突き抜けた)」*12と称し、特に不人気な漫画に贈られる不名誉な称号である。
なお、かつてはそのような漫画はジャンプ・コミックス(JC)ではなく創美社(集英社の子会社)の「ジャンプ・スーパー・コミックス(JSC)」レーベルから単行本が出る事が多かったが、ある時期から10週以下で打ち切られた漫画も一律でJCから単行本化されるようになった。

そして2017年に中野博之が第11代ジャンプ編集長に就任して以降、10週打ち切りは実質廃止され、どれだけ不人気だろうが最低でも2冊は単行本が発売されるようになった。
また、「一定数の人気があった漫画は後日、何かしらのフォローが行われる」という例も少しずつ目立ってきている。
これは昨今の漫画家不足と新人獲得競争の激化が影響している。極端な短期打ち切りを繰り返せば作家の流出を招きかねないため、以前よりも育成やフォローを重視する方針へと変化していったのである。

代表的な打ち切り漫画

年代順・連載開始順に記載。
数字分けは以下、親項目に倣う形で終わり方のパターン別に区別する。
  1. 俺たちの戦いはこれからだ(物語の完結を諦め、進行中のストーリーの区切りを連載自体のそれに合わせた)
  2. なんとか終わらせちゃう(最終回までの数話で多少無理してでも完結させた)
  3. 伏線?なにそれおいしいの?(物語の順序や整合性を投げ出す形の最終回で強引に終わらせた)
  4. まさかの延命決定(打ち切り後に連載再開による復活を遂げた)
  5. 後でなんとかする(単行本化時の加筆や作者による非公式の発信などで後から補完)
  6. 大人の事情(特別な理由により強制終了、上記のような補完も絶望的)
また、末尾では、関係の深い『少年ジャンプ+』の打ち切り事例についても併せて紹介する。










どんなにクソみたいな作品でも面白ければ
連載はいつまでも続く。

それが漫画の世界なのだ。

‐『男坂』(作・車田正美)文庫版あとがきより抜粋‐





ご愛読ありがとうございました。
記事最新版は2026年08月18日 (火) 追記・修正予定です。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月16日 04:30

*1 電子版ジャンプはジャンプBOOKストアアプリからでも購入できるが、こちらではアンケートは送れない。ただし、両アプリは同一アカウントでログイン可能なので、「ジャンプBOOKストアアプリで電子版ジャンプを買って、ジャンプ+アプリでアンケートに回答」は可能。

*2 「ドベ」「ドベ5」と言われる。「ドベ」というのは本来最下位を現す方言なのだが、打ち切り予想ではワースト5までをドベとして呼称するのが界隈用語として定着している。

*3 増ページや減ページ、読み切り枠への変更などにより、前後1~2ページ程度の増減が生じる場合がある。

*4 人気を保った円満終了の場合は、話の都合で改編期からズレる場合もある。

*5 これを「ホームラン至上主義」と呼ぶ読者もいる。

*6 最近の例だと『メタリカメタルカ』(水野輝昭、2010.24 - 2010.41)、『少年疾駆』(附田祐斗、2010.25 - 2010.40)など。「最近」と言ってこれだけ昔になるくらい稀有な事なのである。

*7 例外もある。例えば『呪術廻戦』は初自力カラーが16話という遅咲きの漫画。

*8 厳密に言えば集計・反映のラグがあるので、少し間が空くとされる。

*9 2000年代頃は「単行本新刊の初版が50万部刷られる程度」という基準だった。現在は電子版などが広まっているので詳細な条件は不明だが、どちらにせよ「ものすごく」売れていて初めてプロテクトがかかる。

*10 プラス限定掲載に移行。ネタにはしたがその『ToLOVEる』も『ダークネス』は(おそらくエロ方面の過激化に伴って)SQ.に移っている。

*11 当然プロテクト枠に入れたい集英社/「月イチ〆切の代わり週刊連載4回分のページ数が求められる」方が描きやすいと判断した荒木。

*12 後述する10週打ち切り漫画『ロケットでつきぬけろ!』に由来。

*13 実際に最終回の内容はパターン1と2の折衷と思われる内容。アニメプロテクト経験がある事や、児童層からの高い人気を考慮して「きちんと終わらせる」ための猶予がもらえた可能性もある。

*14 この他、連載開始前に載った読み切りが2本ある。

*15 同作ライバルキャラの那智がモデルではないかとするのが定説。

*16 こちらは単発ながら実写ドラマ化を果たした。

*17 その後、96年に『輝石燃ゆる時』という読み切りを発表している。

*18 終わり方はパターン1に限りなく近い2。原は最終巻のカバー袖コメントで「例の打ち切り」と公言しており、「打ち切りだからと言って小ぢんまりと畳むよりは大きく広げて終わりたかった」とも語っている。

*19 1話目からして、「もう ガキ大将という言葉は死語と化したが その言葉には どこか暖かく 夢を運んでくるような響きがある」というナレーションで始まる。

*20 この決断について、本作に先駆けてWeb媒体での再連載を開始した『キン肉マン 完璧超人始祖編』の成功が背景にある事は想像に難くないだろう。

*21 単行本化の際に整理が行われ、全9話に短縮された。

*22 事実『めだかボックス』など、打ち切りを想定してストーリーを畳むポイントを複数設けていたと公言している漫画もいくつか存在する。

*23 それも、「ケンシロウとラオウの最終決戦」という一番盛り上がった場面。

*24 こちらも知性チームとの最終決戦が始まった段階。

*25 当時は大威𢸍八連制覇編。

*26 当時は暗黒聖闘士編。『星矢』が軌道に乗るのは黄金聖闘士編から。

*27 ジャンプのアンケート至上主義は知られているが、第1話のアンケートが第2話に反映される事は、「全国からのアンケートはがきの集計」「それに伴う掲載順の設定や製本等の作業」を考えると「絶対にありえない」。

*28 『はなったれBoogie』の最終回が掲載順最下位だったのだが、第8話はその1個前に掲載されたため、それを踏まえて考えると実質第1話以外全て巻末掲載と同じ扱いに等しい。

*29 巻来のデビュー作は『週刊少年キング』に連載されたが、連載中に休刊を迎え、各社に持ち込みをして、結果ジャンプに移籍している。

*30 なお悪い事に、本作連載時の巻来の担当編集はジャンプ編集部内で「集英社の害虫」と呼ばれるほどに嫌われていた人物だった。この事も少なからず影響していると思われる。

*31 当時のジョジョは煽り文に「ロマンホラー」と銘打たれていた事からホラー漫画として認知されていた。

*32 特に最後に担当した編集者と巻来との相性が致命的に悪かったのが決定打となった。この編集者についてはヒット作を多数輩出しており間違いなく有能であるため、編集部としても巻来に最大限配慮している。

*33 掲載誌・フレッシュジャンプの廃刊によるもの。最終回あらすじとしてはパターン3に限りなく近い2。アニメ化もされており人気は悪くなく、現代であれば「ジャンプ+に移籍」で済んでいた可能性が大いにあった……か?

*34 『キン肉マン』終了については連載完結の1年前から決まっていたので本作の構想を練る時間は十分にあったが、肝心の「本作をいつ始めるか」については、いきなりゆでに「キン肉マン終了の3か月後で!」と編集長が告知してしまったのが原因。

*35 単行本化にあたって描き足しを行って一応話をまとめてはいるが、ほぼアシスタントによる作画となっている。

*36 移籍先はいずれも月刊誌で、ジャンプ時代のように悲惨な打ち切られ方は無かった代わりに読者からの注目度も高いとは言えない状態だった。

*37 『Ⅱ世』連載中も初代キン肉マンの番外編は何度か掲載されており、そちらも評価は高かった。

*38 『始祖編』開始にあたっては元々オールドファンからも好評だった『オール超人大進撃』の担当がスライドした事がゆで側から示唆されている。

*39 単行本タイトルは『不思議ハンターSpecial』。

*40 1993年春よりJリーグ(日本プロサッカーリーグ)が本格始動。世間的にも、これに端を発する爆発的なサッカーブームが到来していた。

*41 以降も新シリーズの連載と休筆・移籍を何度も繰り返していて、これらも打ち切りの可能性があるが、少なくとも『ワールドユース編』は打ち切られたと明言されている。詳しくは外部リンクを参照。→ https://ddnavi.com/article/d486861/a/

*42 当時サイヤ人編。

*43 当時ポセイドン編終盤。

*44 そもそも赤塚賞は100回以上開催されているにもかかわらず、入選作はわずか6作品しか存在しない。一時期は30年以上入選作が出なかった事もある、非常に狭き門の新人賞である。ちなみに本作は昭和最後の赤塚賞入選作品でもある。

*45 他の赤塚賞入選作では、コンタロウの『父帰る!』は、厳密には主人公こそ異なるものの作風を引き継いだ『1・2のアッホ!』第1話として発展。一方、八木教広の『UNDEADMAN』は数度の読み切り掲載こそ実現したが、正式連載には至らなかった。

*46 余談だが、実は真倉も漫画家出身。ジャンプで発表したのはラブコメ漫画『天外君の華麗なる悩み』(1991.41 - 1992.06)のみだが、『るろうに剣心』30周年記念トリビュートアート企画で久々に自ら絵を描いている。

*47 そのため連載開始号の表紙は別の漫画がメインに扱われていた。なお第2部の連載開始号では表紙を飾っている。

*48 ちなみに当初は10話エンド用のネームを作成していたが、長期連載には使えないものであったために没にしている。

*49 主人公の所属階級であるサイレントナイトの下に、さらにポーン(星矢で言う「雑兵」)という最下級の階級があるので、主人公が最下級というわけではない。

*50 単行本化の際に整理が行われ、全8話に短縮された。

*51 作中未登場。

*52 作中未登場。ただし描写と状況からライバルキャラ「アーサー」の姉である可能性が高い。

*53 単行本では、ジャンプ掲載版ラストシーンの直後、いきなり宇宙空間に浮かぶ地球をバックに「NEVER END」の文字が大写しになった見開きで終わる。

*54 いわゆる暴対法が施行されたのが、連載開始の3年前にあたる1991年5月15日。当然ながら?作中でも触れられている。

*55 わずか2ページ4コマで4試合を消化し、さらに1ページ丸ごとの一枚絵で序盤に登場したライバル候補を撃破するというスケジュール。ナレーションで「(こいつを)覚えている読者はおられるだろうか!?」と自虐する始末だった。

*56 単行本には「ストレスから片方の眉毛が抜けてしまった」などの詳細が描かれている。

*57 同業者の中でも尾田栄一郎はジャンプの巻末コメントでも島袋の罪は罪としつつ手のひらを返す風潮に苦言を呈しており、『グラップラー刃牙』の板垣恵介は単行本の絶版に対して反対していた。皮肉にも、板垣はこの縁で以降島袋との交流が始まったという。

*58 しまぶーの復帰後初連載作『RING』(2004 - 2005。遊びの「輪投げ」をスポーツ競技化した部活もの)からのスイッチ。

*59 本人曰く「多くの人が離れていったが、『たけし』初代担当など事件の後も支え続けてくれた人もいたため立ち直れた」という。

*60 同時期に同じ理由で始まった推理漫画に『人形草紙あやつり左近』『ぼくは少年探偵ダン♪♪』『心理捜査官 草薙葵』がある。『左近』は短命ながら一定の評価を得てアニメ化も果たしたが、残り2作は失敗に終わった。

*61 のちに関係者が配信した動画で円陣の本名らしきものは判明したが、それ以上の情報は現在も一切不明。

*62 単行本25巻収録。233話掲載号の巻末コメントや25巻のカバー袖コメントでもしんがについて語っている。

*63 そして単行本化後、この爆弾が意外とよくできていた事で再度話題になった。

*64 マガジンエッジも2023年に休刊したが、その後マガジンポケットに連載の場を移す。

*65 ある人物とその持ち霊が『仏ゾーン』の主人公と同一人物&同一仏だと明言されており、明確に繋がりがある事も判明している。

*66 武井としては完結させる気ではいるらしく、2015年に自身のTwitterで「絶対にユンボルは復活します」と公言している。

*67 早期に連載復活は決まったようで、本来最終巻予定だった単行本2巻で結末の2ページが差し替えられており、本誌で掲載されていた分の結末は完全版に収録された。

*68 「武士沢のヘルメットの中身」は回収されなかったが、後年Twitter(X)でうすた自ら「何も考えていなかった」と明かしている。

*69 ついでに成功できた99年連載開始作を挙げると、『ヒカルの碁(1999.02/03開始)』『テニスの王子様(1999.32開始)』『NARUTO(1999.43開始)』の3つのみ。

*70 マキバオー無関係の登板が無くなったわけではなく、兄弟誌の『ぼくの体はツーアウト』(よしたに)関連で「連載陣の健康診断」に参加したりもしている。

*71 『たいようの~』では少年誌では厳しかったであろう「競馬産業のネガティブな部分」にもしっかり切り込んで(遠回しとはいえレギュラー馬の「その場で予後不良措置」が描写されるなど)好評を得たため、結果的にはそれで良かったと言えようか。『サバイビー』も、昆虫好きからは考証の落とし込みを評価されていたりはする。

*72 コアなジャンプ打ち切り漫画マニアには「単行本加筆で『探偵物語』最終回の丸パクリをやって終わった漫画」として知られる。

*73 微妙なラインなのが、全2巻打ち切りながらごく少数根強いファンが付き、一度だけ読み切りで復活した『地獄戦士 魔王』(1994.09 - 1994.38)あたり。

*74 河下はこれ以前から別PNで活動しており、少女漫画誌などに連載を持っていた。

*75 努力マンそっくりの「忍耐マン」や「男のロ・マン」ならぬ「漢の浪マン」なるキャラも出てくるし、実写版に至っては単行本のタイトルロゴ・表紙絵・背表紙が『ラッキーマン』と全く同じ体裁だった。

*76 本作は「異世界人の主人公が現代の地球に転生」という変則パターン。なお「そもそも異世界転生が展開にあまり要らないので、これもテンポを悪化させる打ち切り要因になった」と言う声もある。

*77 この最終回で、実は『SWORD BREAKER』の続編であった事が明らかになる。

*78 ただ、アニメ化には和月も「今更ァ!?」と驚きを隠せなかったという。

*79 ミウラはこの後に『ゆらぎ荘の幽奈さん』を発表し、ヒットを果たす。

*80 元々「ドラマの撮影のために転校してきたヒロインとのラブコメ」という期限付きの物語を思わせる設定で、話自体もきれいに終わっているため最初から短期連載の予定だったと勘違いされる事も多かったが、2025年8月に坂本のエッセイ漫画で直々に打ち切りと明言された。

*81 初期の『キン肉マン』『ボボボーボ・ボーボボ』や小林よしのりの『東大一直線』など、かなり画力に問題のある漫画も過去のジャンプには多かったが、それらは「ギャグ漫画だから」と大目に見られるか早めに打ち切られ、記憶にも記録にも残る事があまり無かった。

*82 こうボカされてはいるが、実質的に京都府の事。「S市杜王町」みたいなもの。

*83 そのインパクトもあってかジャンプ史上最短打ち切りと言われる事も多い本作だが、過去のジャンプには短期集中連載なのか打ち切りなのか判然としない7話以下の漫画が幾つかあったため、本当に最短なのかは実のところ不明となっている。

*84 人によっては1部の裏マルハーゲ帝国編~毛の王国編から……との声も。

*85 実際、掲載順も2話目でいきなり7位に転落して以降、第3話・7位→第4話・9位→第5話・12位→第6話・8位→第7話・17位→最終回・20位(読み切りと巻末固定の『ジャガー』を除き実質最下位)と、どんどん下へ落ち込んでいった。

*86 他に有力な説としては、当初は10週打ち切りの予定が『黒梟』(本作の原型となった読み切り)を単行本に収録するにあたって、調節のため2話分削ったのではないかというものがある。

*87 2020年にジャンプ+で無料配信が行われたのをきっかけに人気が再燃。新規グッズの発売や他作品とのコラボ企画、アニメ版の無料配信が行われ、2024年と2026年には舞台化も果たしている。

*88 この際、『ほんのり!どんぱっち』に改題。単行本余白での解説によれば、『ふわり!』と『ほんのり!』は同じ世界観を踏まえた別世界線の話だそうな。

*89 2026年現在もジャンプ+にて閲覧可能。

*90 特に『フロントライン』の方ではボーボボ時代と同じツッコミ顔を描いている。

*91 個別項目が立っている漫画で言えば『逢魔ヶ刻動物園』『歪のアマルガム』『U19』など。

*92 他誌の作品と競合してしまった作品としては、月刊少年マガジン『ボールルームへようこそ』と時期・テーマが被ってしまった『背すじをピン!と』(横田卓馬、2015.24 - 2017.11)が良い例であろう。

*93 実際にアニメ版『はねバド!』のプロデューサーの細井駿介が本作を読んで感銘を受けた事で『はねバド!』のアニメ化に繋がったという逸話もある。短期打ち切りになってもなお、本作が名作であるという確固たる証だと言えるだろう。

*94 同ジャンルの漫画を複数掲載させ、競い合わせる事(を意図していると思われる施策)を指すネットスラング。代表例としては『地獄先生ぬ~べ~』に対する『水のともだちカッパーマン』(徳弘正也、1995.45 - 1996.30)、『ROOKIES』に対する『Base Boys』(にわのまこと、1998.33 - 1998.51)、『僕のヒーローアカデミア』に対する『レディ・ジャスティス』(荻野ケン、2015.25 - 2015.41)、『ゆらぎ荘の幽奈さん』に対する『たくあんとバツの日常閻魔帳』(井谷賢太郎、2016.24 - 2016.44)と『ラブラッシュ!』(山本亮平、2016.38 - 2016.50)など。

*95 ジャンプ・コミックスは全3巻だが、再編集され全2巻として発売された。

*96 ついでに言うと「ジャパンリーグ2部」という架空のリーグである。

*97 作品のギャグの多さも相まって、「銀さんや両さんが他人に迷惑かけてもお仕置きされずに保護され続けてるようなもの」と例えられたほど。

*98 余談だが、実はジャンプには本作以前にも「ワールドカップ開催に合わせて連載を開始したものの10週で打ち切り」という道を辿ったサッカー漫画があった。キユ(現松井勝法)の『NUMBER10』(2002.25 - 2002.34)である。

*99 編集部の方針が変化したのか、本作以降10週未満で打ち切られた漫画は出ておらず、今後この記録が塗り替えられる可能性は低いと思われる。

*100 伊達は空知英秋のアシスタント、下山はアニメの脚本家として関わっていた。

*101 特撮番組のメインライターとして初起用されたのが本作の連載よりも後の2015年放送の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』。またそのニンニンジャーも序盤は本作同様、ギャグシーンの連発や、常識外れ(大ボケ)側の主人公であるレッドが持ち上げられて常識人(ツッコミ)側となる他の戦隊メンバーや先輩ヒーローが下げられる話が続き、不評の声があった。

*102 ジャンプ系列以外では、特撮番組の制作現場を題材にした漫画『あの採石場で花束を』の原作を担当。2026年現在、Webコミック『HERO'S Web/コミプレ』にて連載中。

*103 あまりに不評だったためか、単行本への収録に際して数多くの箇所が変更・修正された。

*104 他にも『僕とロボコ』でお馴染みの宮崎周平の『それいけ!融合くん』が、本作の3つ前から1つ前まで短期集中連載されていた。

*105 アスリートやスポーツをする人々の健康管理、けがの治療・予防・リハビリ等を専門的にサポートする医師。

*106 しかも肝心の第1話から。ただしこれは徐々に改善された。

*107 内容は当時、雨後の筍のように出てきた『マサルさん』フォロワーの不条理ギャグ。

*108 三条が自身の仕事について語る本『三条陸 HERO WORK』が出版されるにあたり、その商品説明で唐突に「佐野ロクロウ名義の『ジガ』の話もする」とまるで周知の事実のように書かれていたのが理由。『ジガ』を知る三条ファンを騒然とさせた。

*109 怪獣「ジガ」自体がゴジラとマジンガーZを元ネタに名前や設定をモジッたパロディだったのも影響している。

*110 なお、短期で終了しているが、こちらは小説『怪獣8号 密着!第3部隊』のコミカライズなので元々の予定通りであり、打ち切りではない。

*111 「他の漫画の単行本に付属する1話試し読み冊子が、サムライ8の1巻にも付いてきた」とネット上でネタにされていたほど。

*112 よく岸本の慢心として槍玉に挙げられる「NARUTOのノウハウを全部ぶち込んでいるので順当に行けばNARUTOを超える作品になるはず!」などの発言はこのレポ漫画が初出。

*113 「引きこもりだったせいで常識を知らない」という理由はあるが、それを読者に納得させられなかった形となる。

*114 正確には「作り手としてすごくおこがましい話ですし、普通はやってはいけないことなんですが、『NARUTO』の作者の新作だったら少しの間は我慢して読んでくれるかなという気持ちがあったんです。そういう目論見もあって序盤からSFの要素を押してはいるんですが、なるべくわかりやすいように変えていかなきゃなとは思っています」というもので、つまり「後々面白くするから、序盤は解りにくい世界観説明を沢山入れても大丈夫だろう」という意図だったと思われる。まあ実際は特に巻き返す事も無かったのだが……。

*115 本作の同期である『ふたりの太星』『ビーストチルドレン』『トーキョー忍スクワッド』はいずれも不人気が理由で本作より先に打ち切られており、その事に対する異論の声も少なかった。岸本のネームバリューによる話題性だけはあった本作を優先して残した事は、妥当な判断と呼べるだろう。後半少し持ち直していた『神緒ゆいは髪を結い』(椎橋寛、2019.25 - 2019.52)は惜しまれたが、これも序盤の大きな出遅れが致命的だったという指摘はファンからも異論が出ない作品であった。

*116 ちなみに、他の漫画が先に打ち切られて打ち切りを免れる事を「ノルマン現象」とも呼ぶ。これは2000年から2001年まで連載された『ノルマンディーひみつ倶楽部』(いとうみきお)が早期に打ち切られてもおかしくない水準の内容であったにもかかわらず他の連載作が先に打ち切られ結果として長期連載となった事に由来する古いネットスラングである。流石に古すぎる用語なので、今は往時を知る年季の入ったマニアぐらいしか使わないが……。

*117 「盗作・トレパクの意図はなく、作者なりにアレンジして盛り込んだつもりが、技量不足のためすぐに元ネタを見抜かれてしまった」とする説が有力。

*118 三作ともに脚本担当は別なのだが、どれも「主人公の倫理観」が批判の対象という嫌な共通点が発生してしまった。

*119 鬼滅の最終回に合わせるために、他の新連載(『森林王者モリキング』『ボーンコレクション』)の開始より更に1号分合間を空けてからスタートしたため、当時のジャンプ編集部からの期待値がかなり高かったとする見方もある。実際、連載中は本作についての特集も何度か組まれており、そのあたりの厚遇がかえって印象を悪くしていた部分もあった。

*120 第1話にて悪役っぽく描かれている編集者が具体的な批評を行うシーンがある事、それに対しストーリー内で高評価されている作中作の評価・描写の褒め言葉がフワフワしたものに見える事も大きい。特に前者は、全編通しても当該シーンだけ解説的な台詞回しが多い点と、何年も芽が出ない主人公の漫画に対しての発言という点から「作者のどちらかが実際に言われた事では?」と邪推する人も多々。

*121 加えて、最終巻おまけの後日談で残った伏線は回収している。ただ、ここで描かれた主人公の動向も問題視されている。

*122 「伊達が描いたキャラの表情が不評」という前々作から言われていた欠点が、変な意味で噛み合って作品に対する不快感として働いてしまった節もある。

*123 この後に市真の読み切り『ゲリラ食堂』のリメイク版の作画も担当しているため、最後の「掲載」漫画とは違う。

*124 一応書いておくと、このような序盤の構成ミスによって打ち切りとなった作品は、本作に限った話ではない。

*125 「吸血鬼の数は人口の0.2%程度」とされているが、これを連載当時の人口に当てはめると、日本だけで約24万人、世界全体では約1,560万人もの吸血鬼が存在する計算になる。一方で、本作の吸血鬼は生物の血液を定期的に摂取しなければ理性を失って怪物化する設定であり、膨大な量の血液をどのように確保しているのかが説明されていない、など。

*126 ページ数の都合もあるとはいえ、「誰にも言わない」と誓った約束をわずか1ページ後に破ったり、交通事故を起こしたトラック運転手が反省する様子もなく悪態をついたりするなど、人間側を不必要に下げ、吸血鬼側を持ち上げるような描写が目立っていた。

*127 2026年現在もジャンプ+にて閲覧可能。

*128 実際のところ、どこまで作品に担当編集者の意図が影響しているのかは不明だが、そもそもこの編集は前述『サムライ8』を初めとして短期打ち切り漫画を多く担当しており、元から読者の評判が悪かった。加えて、この頃テレビ番組の特集で別の編集者が発した「自分以外の編集はみんな失敗すれば良いと思っている」「この編集は成功しないので他の編集から好かれている」などの発言が取り沙汰されており、読者が編集の能力について注目している時期であった。ちなみに、この編集は後に『地球の子』(2022.12 - 2022.40)担当中に異動となっている。

*129 前述のいじめやパパ活などの重い描写もループで無かった事になるなど、おざなりにされてしまっていた。

*130 読み切り含めたタイザン5の作品は全体的に「コミュニケーションを通す」展開が多く、氏の作風のひとつとして挙げられ評されている。『一ノ瀬家』もコミュニケーション不全の家族を描いていると言えるのだが、それによる陰湿な展開が延々と続いた上にキャラクターの魅力を感じにくい事もあり、読者のストレスとなるなどマイナス寄りの評価となってしまっていた。

*131 2026年現在もジャンプ+にて閲覧可能。

*132 この賞はネット投票で行われるので、打ち切られようが入賞するのは不自然ではない。とはいえ、普通は人気が無いから打ち切られるわけで、このような事例はそうあるものではない。

*133 「Youtubeでの宣伝用に、漫画の画像に声・効果音・BGMといった音響効果を加えた紙芝居めいた動画を作成してもらえる」という制度。古いオタクの方は、30年前に存在した「まんがビデオ」を思い浮かべていただければ早いかも。

*134 伊原としては自分の不甲斐なさを反省しただけのツイートだったのだろうが、しゅごまる自体がネット上で嫌われていた事もあり、悪意的に取られた向きはある。

*135 このカッパの件ひとつ取っても、「カッパには赤色の伝承も存在する」「それ以前に水中って結構緑色だろ」という反論が出てくる。

*136 一応、この場面自体は主人公がヒロインに対する自身の行動を悔やむというシリアスなシーンである。しかし、「プリケツ」という要素が出てくるまでの流れがあまりにも唐突だったため、一部読者からはネタとして扱われる事になった。なお、この描写は単行本収録時に修正されており、出来事の流れ自体は同じながらも違和感の少ない表現へ変更されている。

*137 この間を埋めるためか、本誌では『NICE PRISON』(2025.21 - 2025.41)が打ち切られたばかりのすがぬまたつやによる『4コマバンクシー』が掲載された。『NICE PRISON』に対する評価はかなり低かったものの、もともとXで公開していた4コマ漫画で人気を集めていた事もあって概ね好評を博し、『ゴンロン』とは対照的に名誉挽回に成功している。

*138 一方で、アシスタントが担当したと思われる街並みなどの背景は緻密に描き込まれており、その落差がかえって作画の乱れを際立たせていた。

*139 「漫画のギャグシーンなどでの三本線で表される足の動き」と言えばおわかりいただけるだろうか?

*140 主人公と父親の仇の能力の意味、主人公が新たに得た能力の由来など。冗談半分で言った予想を普通に肯定されて混乱している者も多かった。

*141 閲覧数のみで報酬が支払われる代わり、編集も漫画の内容に一切口を挟まず、表現やコンプライアンスなど最低限のチェックのみを通す契約形態。

*142 その回の冒頭では、とある博士に失敗作扱いされた二重人格者の少女の話が描かれている。

*143 ただしヒロインの人格に本作に出てこないものがあるなど、細部は異なっている。

*144 念のため説明しておくとジャンプ+のインディーズ連載枠には原稿料の制度が設定されており、最低でも1ページ分につき5000円が支払われ、1話分のページ数が多ければ多いほど支払われる原稿料も多くなるという仕組みになっている。このため、一部の読者からは「Genkeiは原稿料狙いで尺稼ぎをしてるのでは?」と指摘されていた。

*145 「アメリカ人の生徒が珍しくない現代では、開架だとむしろそういった生徒へのいじめにつながりかねないのでは」というそれなりに頷けるものもあるが。

*146 実際に作者としての中沢の言動が「現在の基準では作品責任者としてかなり問題視されうる」とされたケースや、一応は歴史漫画にもかかわらず連合軍・進駐軍関連の描写を中心に明らかな考証ミスが存在する(これ自体は一応事実)事の原因を、こういった思想の強さに求める意見がSNSやwikipedia日本語版のような「児童が偶然目にしかねない場所」にすら存在している事など、否定的な意見の妥当性はさておいて、現代の目では「扱いが非常に難しい作品」となってきている面はあるだろう。

*147 大ヒットしたアニメ映画版『この世界の片隅に』ですら、本作を越えるまでは至らなかった。

*148 ちなみに広島市や近隣自治体の公立小学校では「カープの歴史」が実際に平和教材に採用されている場合がある。

*149 「いるさっ ここにひとりな!!」の初出回。

*150 「もうすぐ夜が明ける」「夜が明けるとどうなる?」のやり取りで有名な回。

*151 単行本化の際に1〜3話までを統合しジャンプ未掲載のエピソードを加えて、全13話になった。

*152 こちらは人気はあったが作者の事情により長期の中断を挟み、復帰後まもなくプラスに移籍・週ジャン電子版でも並行掲載という形に。