登録日:2026/05/15 Fri 01:03:48
更新日:2026/07/24 Fri 04:50:30
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大事に扱ってきた「物」には“魂”が宿ると言う
なら捨てられた「ゴミ」には何が宿るのだろうか
人間は簡単に「物」を「ゴミ」に変える
そして“汚れたもの”として扱い
二度と価値を見出すことは無い
「人間」に対しても…
すべては
「クソみたいな世界」を
変えるためにーー
『
ガチアクタ』とは、
週刊少年マガジン2022年12号から連載中の漫画である。既刊19巻。
作者は
裏那圭と、グラフィティデザイナーの
晏童秀吉。
【概要】
無実の罪を着せられた主人公ルドは、空中に浮かぶ世界「天界」から落とされ、天界から廃棄されるゴミに溢れ荒廃した地上世界「下界」へと降り立つ。
成り立ちさえも不明な世界で、ルドは「掃除屋」を始めとした様々な人々と出会い、時には命を賭けた戦いを繰り広げ、復讐心を抱きつつ世界の謎を解き明かしていくというのが大筋のストーリー。
リアル調にデフォルメを程よく融合させた、粗くザラついた線で描かれるカートゥーン調を織り交ぜた柔軟な画風が特徴で、迫力のあるカッコいい決め絵もあれば、心象風景の演出として意図的にラフな絵柄にもなり、時にはコミカルさもあり豊富な顔芸もありと、擬似カートゥーン調の絵柄を活かした遊び心溢れる多彩な漫画演出がウリ。
それに加えて「下界に落とされる」という陰鬱でダークファンタジーな導入をしつつ、作中では陰惨な表現も多々描かれるが、仲間となる一癖も二癖もある人々との出会いと繋がり、自身の知ることのなかった世界・運命の中で道を選び成長していくという王道展開のプロットも合わさることで、少年漫画として仄暗すぎずの引き込まれる作風を構築させている。
そして本作独自の特徴として、晏童秀吉氏による作中の所々に描かれたグラフィティアートも見どころの一つ。
裏那氏と晏童氏は元々ネットで知り合い、共にライブペイントを行うといった交流をしていたが、「漫画の中に晏童の落書きを入れたらカッコよくなりそう」という提案から、共同形態が実現。
結果、荒廃したダークファンタジーな世界にグラフィティという現代文化を彩りとして織り交ぜることで、柔軟な作風にファンキーさも合わさった独自の作風構築に成功している。
そしてゴミだらけの世界なだけあってウンコの落書きやゴキブリもごく稀に描かれたりするが、画風やコミカルな見せ方もあって不思議と生理的嫌悪を感じないのも特徴である。
裏那氏は好きな作品に大久保篤氏の『
ソウルイーター』を挙げており、カートゥン調と遊び心を織り交ぜた作風の原点である模様。
そしてウザいアイツもカメオ出演した(´^ิ益^ิ`)
過去には大久保氏の『
炎炎ノ消防隊』のアシスタントを経験しており、ガチアクタ1巻発売時には大久保氏からコメントとルドのイラストを寄せられている。
2025年7月には、テレビアニメが放送開始された。(後述)
2026年5月には、第50回講談社漫画賞少年部門を受賞し、Crunchyroll Anime Awards 2026にてテレビアニメ第1期が3部門で受賞している。
【あらすじ】
綺麗な街並みと荒んだスラム街で分別された世界、その後者でゴミを漁り再利用する生活を送っていた少年ルドは、ある日育ての親を殺した無実の罪を着せられてしまう。
人殺しとして非難され、なす術もなく底の見えない暗闇“奈落”へ落とされたルドが見たのは、ゴミに溢れた荒廃した世界と、ゴミで出来た化け物達。
地獄のような世界に絶望するルドの前に現れたのは、“掃除屋”を名乗る男。その会話でこの世界が「天界と下界の2つに分けられていること」「自分が天界から落とされてきた」ことを知り、育ての親を殺した犯人と天界への復讐を胸に、天界へ戻る方法を知るためにルドは掃除屋に加わることを決意。
そうして化け物やならず者達との戦いを送る中で、ルドはこの世界にまつわる謎・そこで交差する数々の陰謀に巻き込まれていくことになるーーー。
【世界観】
前述してきたように、作中世界は「天界」と「下界」の2つに分けられている。
作中序盤までルドが暮らしていた世界。
空中に浮かび移動し続けており、そのことを住人達が把握しているかは不明で、“天界”という呼称も下界の人々に付けられたもの。
洋風の建物が並ぶ現代的な街で人々は豊かな暮らしを送っているが、それらと別に巨大な壁で隔てられたスラム街が構築されている。
このスラムは元々「犯罪者を閉じ込める」目的で作られ、その子孫であるルドを含む住人たちは「族民」と蔑称され差別される立場にある。
いわば、「人間」と「汚れた人間」をゴミのように分別しているかのようなディストピアである。
警察組織として白い軍服を着た部隊「使徒」により治安が取り締まられており、天界から出るゴミは全て「使徒」が管理するゴミ処理場を通して、外に広がる底の見えない暗闇“奈落”へと廃棄される。
そして重罪を犯した人間も同様に、汚れた罪人としてスラムの端にある処刑場から“奈落”へと廃棄されるのだ。
“奈落”は大きなゴミ捨て場と言われており、その詳細を誰一人気にすることは無かったが…
ルドが落とされた世界にして、“奈落”の正体。
空中に浮かぶ“天界”に対し、こちらは“地上”に当たる。
植物は枯れ果て辺りには岩盤地帯や荒野が広がり、中には廃墟と化した現代的な都市や道路・ビル群も確認でき、さながらポストアポカリプスの様相を成している。
場所によっては天界から廃棄・垂れ流されるゴミが堆積し、大気は汚染されゴミで出来た化け物・斑獣が生み出される危険地帯が複数観測されている。
そうした経緯から降ってくるゴミに潰されかけ、斑獣や大気汚染に住処を追われ天界を憎む人々が下界に増えていき、そういった者達が率いる人攫いやならず者達も蔓延っている。
居住区は住居が密集したスラム街が多いが、中には独自の文化により形成された地域も見られる。
このように2つに分かれている世界だが、何故このような世界になったのかは誰も知ることは無い…
天界と下界の間となる空中の通称。
暗雲が立ち込める雲海が広がっており、踏み入った者は落ちる・昇る問わずに死んでしまうという。
下界に落とされても死ななかったルドのように、何らかの条件で死なずに済むケースもあるようだが詳細は不明。
落とされる最中にルドは、空の向こうに巨大な影を見たようだが…?
【作中用語】
作中における能力者の通称。
「大切にしてきた「物」には“魂”が宿る」という寓話に準え、「物」に自分の「思念」を与えることで、思念を宿した武器“人器”へと変えて能力を発揮する。
人通者になれるかは善悪に関係無く本人の素質・才能次第であり、如何に時間をかけて「物」を大切に扱ってきたか、「物」に対する思い入れや相性も関係している模様。
そのある種一つの物に固執する姿を気味悪がる者もおり、そういった者達からは“依存者”とも呼ばれているとか。
人通者が「物」に自分の「思念」を与え、思念を宿した武器へと変えた物。
元になる「物」は日用品・装飾品と様々で、持ち主の経験・思想に応じて異なる能力を発揮する。
長い時間をかけて「物」を大切にすれば、人器も年季が入ることで“質”が良くなり力も成長していく。
加えて「物」に名前を付けることで、より思い入れが強くなり人器としての力も増すが、持ち主の素質が力に追い付かなければ、その負荷が身体に降り掛かるというリスクも兼ね備えている。
裏那氏によると、祖母の家のクリーニング後のハンガーが由来とのこと。
アニメ版では、人通者の目の色と同じオーラを「物」に纏わせて人器化させる演出がなされている。
作中における特殊な人器の呼称。
三角と丸を組み合わせた幾何学模様が刻まれていることが特徴で、かつて一人の人間が全てを身に付けていたとされる。
通常の人器とは比べものにならない強大な力を発揮できるほどに、宿されたかつての持ち主の“思念”も年季も桁違いであり、通常の人間が手にすれば精神に異常を来してしまうほど。逆に人として大事な“何か”を失った人間が手にすることで、その“何か”を埋め合わせるかのように正常に機能させられる模様。
この番人シリーズが、この世界の成り立ちの鍵を握る一つのようだが…?
下界に蓄積されたゴミに“思念”がエネルギーとして宿り生み出される、ゴミで出来た化け物の呼称。
人間が出す音に反応して人間を襲う習性を持ち、“思念”から生み出されたが故に普通の攻撃では倒せずバラバラになっても復活する。その為倒すには人通者の“思念”を込めた人器が必要となる。
姿形は名の通り獣型が基本であるが、大型の中には怪物の如き異形の個体もいれば、人に近い特徴をしたものも見られる。更には人器を核とした斑獣も確認でき…?
人通者を中心とした、下界での斑獣退治を生業とする組織。傘の持ち手と津波を組み合わせたようなエンブレム・作業着をベースにしつつもオシャレなストリートファッションを織り交ぜた、各々異なる個性的な衣装が特徴。
所属する人通者達は複数のチームで小分けされ、活動の際は下記の“サポーター”を引き連れた複数人で行うのが基本。
所属する目的は人によって様々だが、ボスが抱く掃除屋としての目的と、所属者達の抱く目的の為に協力し合うという信義の元、組織として成り立っている。
ルドが訪れる本拠地以外にも、下界の各地に支部が点在している模様。
天界から落とされたルドは、この掃除屋に加わり下界での活動を始めることになる。
その名の通り、掃除屋におけるサポートを行うチーム。衣装は一律に、シンプルな作業着をベースとしたものを着用している。
人通者ではない非能力者達で構成され、戦闘時の補助や記録、対人交渉などをマメにこなしてくれる。
しかし掃除屋の花形である人通者と比較され「掃除屋のお荷物」「モブ」「付き人」と軽く見られることもしばしば。
下界で活動する盗賊団。
構成員は全員が人通者であり、紫の懐中電灯・紫のキルティングをあしらった衣装が目印。
元々は単なる盗賊団であったが、数年前からやり口が悪質になり怪しげな実験も行っているという噂がある。
荒し屋のボスが掲げる“とある目的”の為に下界で暗躍し、敵対組織として掃除屋と度々衝突することになる。
下界における、人間を取り締まる警察組織。一部を除いて、非能力者で構成されている。
日本における武士を思わせる隊服を着用し、厳格な統率の元に任務を行う。
使用武器は刀類の他、現代的な銃火器類も用いる柔軟さも併せ持つ。
下界の秩序を護る為に情報には目を光らせており、天界人を保護する掃除屋に睨みを効かせている。
料理作りに特化した人通者が集まる組織。
汚染により植物が育ちにくい下界では重宝される存在で、掃除屋も度々世話になっている。
下界で用いられる、首輪状の電話・通話装置。
通信相手と血を付着させ合うことで通話可能となり、着信時には「ギキキ」と鳥の鳴き声のような音を発する。
掃除屋・荒し屋だけでなく一般人にも流通してるほどポピュラーな日用品だが、製造法は謎に包まれている。
後述の汚染区域“禁域”に立ち入る為に掃除屋が着用する装備一式。
通常のガスマスク「ハーフマスク」を口に着用し、バッグに収納した「酸素ボンベ」とケーブルで繋ぎ、目元を覆う「面」を頭部から被ることで、「フルフェイス」の禁域装備となる。
我々の現実世界でも見られる、壁などに描かれる落書き。
作中の様々な場所で確認でき、晏童氏の多種多様なセンスが光るグラフィティの数々により独自の世界観の構築を担っている。
下界では“まじない”の一種として用いられることもあり、時には下界の歴史を窺い知れるものも見られ…?
天界からゴミが廃棄・降ってくることの下界での呼称。
超高度からの落下物に直撃すれば只では済まず、発生時には岩場などに「ゴミ宿り」してやり過ごすことが求められ、対策として居住区はドーム状に建築されるのが基本。
下界人が天界人を憎む一因であるが、中には陰りを「天の恵み」として崇める価値観を抱く者も存在する。
【地理】
下界における、人々が暮らす“安全地帯”。
“陰り”のルートや斑獣の生息地から離れて区分されている。
- キャンバスタウン:グラフィティーや絵描きに満ちた“ラクガキの町”。
- ホールタウン:“穴ぼこ”から湧き出るインクの加工・生産が盛んな町。
- カムアタリ街:“獄卒”の訓練校が在する、現実における和の文化により構築された街。
- アンディオ:下界のお祭り“ドールフェスティバル”の開催地。
下界における、ゴミで汚染され斑獣が生息する“危険地帯”。
汚染された大気内の有害物質が漂うため、立ち入る際にはガスマスクの着用が求められる。
ここから湧いてくる斑獣の駆除が掃除屋の主な仕事である。
- シノザーマ:かつて戦闘民族“シレイア”が暮らしていた南の女集落。
下界における、汚染域の中でもさらに危険な“超危険地帯”。
人通者でも手に負えない強大な斑獣が犇き、ガスマスク無しでは約15分で死に至り、一般人が立ち入ればほぼ即死する程の危険度。
アニメ版においては「青黒く淀んだ空」「ゴミにより構築された極彩色の景観」も相俟って、その異質な危険性に拍車を掛けている。
現在確認されているのは6箇所。
- ペンタ:赤い塵状の廃棄物で構築された“砂漠の禁域”。
- トリ:不気味な植物や謎の遺跡群で構築された“ジャングルの禁域”。
【登場人物】
主人公
本名:???
本作の主人公である少年。
赤ん坊の頃に実の親に捨てられたところを育ての親・レグトに拾われ、天界のスラム街でゴミを漁っては再利用する日々を送っていた。
ある時レグトを何者かに殺され、その罪を被せられたことで奈落へと落とされてしまう。
当初は奈落の正体に戸惑うばかりだったが、自分を陥れた殺害犯・一方的に罪人扱いした天界人たちへの復讐心を胸に、掃除屋へと加わり天界へ戻る方法を探ることになる。
普段は感情が希薄なニヒルな振る舞いをしているが、それは感情的になりキレやすい性格を抑えているため。その出自故に精神的な未熟さ・対人関係の少なさが滲み出る場面も多く、そんな彼が掃除屋での活動・戦いを通して少しずつ成長していくのも本作の見どころ。
親に捨てられた自分と重ね合わせるかのように「捨てられた物・壊れた物」に強い感情を抱きやすく、その信念はレグトの教えと共に秘めたる力を目覚めさせることになる。
人器は番人シリーズの一つであり、レグトから渡されたグローブ「3R」。
「壊れた物の価値を最大限発揮させる」という形で武器化する力を有し、ルドの物に対する想い・イマジネーション次第で様々な場面に対応することができる。
掃除屋・本部
チーム“アクタ”
本名:???
下界に落とされたルドが初めて出会った人物であり、掃除屋の中心人物的存在である男性。
天界から落とされ窮地に陥っていたルドを掃除屋に勧誘し、精神的に未熟なルドを導き引っ張っていくことになる。
ガサツでいい加減な部分はあれど、基本的には度量と面倒見の良い兄貴分であり、仲間たちをまとめるその頼もしさから掃除屋内での信頼も厚い。
エンジンという名前は過去に恩人が名付けたものであり、本名は不詳。それに加えて見ず知らずのルドを勧誘した点を不審がられるなど、謎の多い人物でもある。
人器は傘の「アンブレーカー」。傘の外側に刃が付属し、傘の開閉を利用した斬撃を飛ばしたり、ドリルの如き穿孔を行う、傘を広げて防御も行えるなど対応力は幅広い。
本名:ザンカ・ニジク
広島弁口調が特徴の生真面目で武術家気質の青年。人器を扱うその腕前は掃除屋随一と言われるほど。
直属の上司であるエンジンを尊敬しており、彼に信頼を向けられれば気乗りしない時でも意気込んで頼みを聞いてくれる分かりやすい一面も。
エンジンの指名でルドの教育係となるも、そのルドとは当初ウマが合わずに凸凹した関係と化していた。そんな中でもザンカなりにアドバイスを送ったり、ルドの抱える復讐心を知ってからはぶっきらぼうながらも気遣いを見せるようにもなる。
かつては「獄卒」のエリート家系として周囲から持て囃されていたが、とある「天才」との出会いから自身が「凡人」だと思い知らされた過去を持ち、天才を超えた力を手にすることを目標として掲げている。
人器はさすまたの「相棒」。木製のさすまたから武装させサイズを大きくさせただけのシンプルなものだが、ザンカは文字通りの相棒たるこれの性質を最大限理解しており、それを活かした奇策・応用を披露してくれる。
本名:リヨウ・リッパー
掃除屋の一員ではルドが初めて出会った女性。ツインテール風のシルエットに束ねた赤髪が特徴。
お気楽口調で軽口を叩くことの多い、心の余裕を感じさせる奔放な性格をしており、フレンドリーな態度で雰囲気を和ませる掃除屋のムードメーカー的存在。
天界から落ちてきたルドに対しても興味津々で、掃除屋の新人研修を行ったり、珍しい色をしたルドの髪を触りまくったり、軽々とルドに顔を近づけたり、夜中にルドの部屋に入り込んだりと、新人のルドを引っ張る…というより戸惑わせるお姉さんポジションと化している。
普段は軽いノリをした彼女であるが、「親」に関する話題になると打って変わって、どこか陰りのあるナイーブな一面を覗かせてくる。
どうやらそれらは、彼女の「前職」に由来してるらしいが…?
人器はハサミの「ザ・リッパー」。理容師バサミを鋭く巨大化させた形状となり、その持ち手を脚に嵌めて振り回し切り裂く・突き刺すというお行儀の悪い荒々しい戦闘スタイルが特徴。
ハサミ抜きにしても近接の徒手空拳も心得があり、生粋の武闘家を相手にしても渡り合うほどの実力者。そして、どうやらハサミ以外にも武器を隠しているらしく…?
本名:エイシア・スティルザ
掃除屋のヒーラーを務めている、ナース服を着用した小柄な少女。
引っ込み思案かつネガティブになりやすい性格をしており、自分とは真逆に声とテンションの喧しい肉親らに圧倒されて辟易している様子。
とはいえ掃除屋唯一のヒーラーとしての実力は確かで、自信を持てるように励まされることも多い健気な子でもある。
人器はコードの「タイプH」。ナース帽と繋がったプラグコードをコンセントに接続し、電気を生命力に変換して患者の負傷箇所を治癒させる。その力は胴体に開いた風穴や複数箇所損傷した内臓・骨だろうと完璧に治癒してしまうほどだが、少しでも調整を間違えると患者を黒焦げにしてしまうリスクも抱えたかなり高度な技術である様子。そして当人のネガティブ具合は以前変わらない
布団に包まり暗闇から目を覗かせた、掃除屋の警備を担当する男性。
普段はゴミや日用品で散乱した暗い自室に引き篭もっており、その風貌と生活スタイルに違わずかなりの臆病者であり小心者。
とはいえ警備担当なだけあって、その力は掃除屋の活動維持には欠かせない侮れない存在でもある。
人器は不明だが、「無許可の掃除屋本部への侵入・攻撃を妨げる」能力を有し、彼の許可がなければ窓も開かず、バズーカを直撃させても建物に傷一つ付かないほど。
チーム“イーガー”
本名:タムジー・カイネス
火傷と思わしき顔の傷と後頭部で束ねた髪が特徴の、どことなく東洋チックな出立ちをした中性的な男性。
感情的になることは少なめで、達観した物言いが多いニヒルな振る舞いをしているが、他者への気遣いを欠かさない何やかんや仲間思いな性格であり、チームメイトのデルモンのような熱い人物が好みでもある。
新入りのルドに対しても、彼の目的・戦闘での助言を行う気の良さを見せており、ルドから「くそ良いヤツ」とお墨付きを貰っているほど。
人器は糸巻き棒の「トクシン」。糸を巻く器具のボビンに棒を付け巨大化させたような形状となり、糸…というよりもロープほどの太さの縄を展開させることが可能。その拘束力はかなりのもので、タムジー自身の熟練度もあって対応の幅も広いのが強み。
本名:デルモン・ゲートス
麦わら帽子を被った農夫の出立ちをした、掃除屋一の巨漢であるムキムキマッチョの中年男性。
その風貌の通りか声がデカく激情家でもあり、敵対する荒らし屋や仲間を傷つける者には怒りを露わにすることも多々。それと同時に必要とあれば迷いなく協力を申し出てくれる人情家でもあり、ある種芯がブレない熱い男でもある。
そんな彼だが既婚者であり、下界では育ちにくい植物の栽培に精を出し合う妻がいたが、作中での発言からして既に亡くなっていることが伺えるシリアスな一面も持つ。
人器は腰に備え付けた巻取りホースの「大鬼苦那亜玲」。そのホースノズルから発射される水は石壁を容易に貫通し、用途によってノズル切り替えも行える優れもの。
しかしこの人器の真価は「水やりした対象の水分操作」。人間に“水やり”すれば増加し過ぎた水分量に耐えきれず内臓破裂を起こすことも可能と、恐ろしい一面も併せ持っている代物。
チーム“チャイルド”
本名:ブロ・サンタ
頭に巻いたバンダナと顎髭が特徴の中年男性。
年少者で構成されたチーム“チャイルド”の保護者担当…もといまとめ役であり、わんぱくかつ成長期なお年頃の子供達に振り回されながらも優しく引っ張っている。
同じくまとめ役ポジのエンジンと比べると、敵との駆け引きに戸惑う・息子のディアの機嫌と板挟みになるなど良くも悪くも振り回される常識人としての苦労を感じさせるが、いざとなれば息子のために戦う父親としての強さを見せてくれるナイスダディでもある。
人器は頭に巻いたバンダナの「クロス」。頭から解けば伸縮自在のロープ代わりとなり、敵も縛り上げるのは勿論、仲間を投擲する・引き寄せる、ターザンの如きロープアクションも行えるなど強度と対応力は高い。
本名:ディア・サンタ
口に咥えたおしゃぶりと、いつも浮かべている仏頂面が特徴の少年。先日10歳になったばかりで、掃除屋の一員としては最年少。
ブロとは血の繋がりはないが親子関係であり、不機嫌になりやすい成長期なのもあって父を振り回すこともしばしば。しかし父との訳アリげな過去を匂わせており、それにより培われた絆は戦闘時においてもコンビネーションとして強く発揮される。
ルドとはお菓子の取り合いで衝突してからの関係だが、内心ルドのことはちょっと気になってる様子。指摘したらシワが寄っちゃうので気をつけよう!
人器は口に咥えたおしゃぶりの「セントラリアン」。おしゃぶりの取手部分が牙状に変化し、「殴った対象から力を吸収する能力」を発揮する。最初は変哲も無い弱いパンチでも次第に強くなり、最終的には強固な壁を砕くほどの威力に成長するのだ。
本名:ギータ・ヘビィ・ファンタジア
怪獣型のつなぎを着用した、怪獣大好きなわんぱくな14歳の少女。
怪獣以外にも生物の殆どに友好的であり、物陰から這い出てきたゴキブリでさえ仲間として愛でてしまうほど。
作中では仲間とはぐれた末にシリアスな場面に立ち会うといった危うい役回りを担ったが、直後にその怪獣好きとわんぱくさと発揮してシリアスな雰囲気を破壊してくれる、ムードチェンジャーの役割も担ってくれた。
なお、ダボついたつなぎで普段は分からないが、つなぎの下は結構発育が良かったり
人器は(恐らく)着用した怪獣型のつなぎ「ギータ」。巨大な怪獣そのものに変身するという掃除屋きっての規格外の能力を発揮し、巨体を活かして穴を塞ぐ・仲間を乗せて高所から着地するといったことが可能に。詳細は不明だが、怪獣化には段階がある模様。
チーム“フロント”
本名:セミュ・グライア
掃除屋の受付嬢を担当する、白髪褐色肌にメガネをかけたセクシーな女性であり、ボス直属のチーム「フロント」所属。
知的さを感じさせる佇まいをしているが、身体の方も十二分に鍛錬しており有事の際には掃除屋の露払いも務める。
エンジンを筆頭に破天荒な掃除屋の面々に対してはズケズケとした辛口な物言いが多いものの、連絡・情報係として掃除屋にはなくてはならない存在であり、何やかんや頼りされている。ちなみに愛読書は女もののエロ本である。
人器はメガネの「アイズ」。自身の視力・動体視力を増幅させるほか、相手の身体能力・内に潜む本質すらも視ることが可能。
人器自体に戦闘力が無いので斑獣は掃除できないが、セミュ自身の身体能力がその動体視力について行けるほど脅威的であり、銃弾の弾幕を華麗に躱す・放たれたバズーカ弾を手掴みしてUターンさせるといった芸当も可能と、この人も充分超人である。
サポーター
本名:グリス・ルビオン
金髪と顔の傷が特徴の、サポーターのリーダー格を務める長身男性。
仲間を頼もしく引っ張り上げる実直な性格の兄貴分であり、ガサツさが目立つエンジンとはまた違うベクトルでチームをまとめている。
非能力者ではあるものの身体能力は十二分に高く、特にその腕力は強固な斑獣の外装を破壊し、小型の斑獣なら放り投げてしまえるほど。
そして非能力者なりに自分の役割を全うしており、自分の役割に悩むルド、気弱なエイシア、後輩のフォロらを優しく励ます兄貴分としての面倒見の良さも多々見せてくれる。アニキ…‼︎
本名:フォロ・ツトーニ
帽子に被せたゴーグルが目印の、サポーターを務める黒髪の青年。
グリスを兄貴分として慕っており、グリスも後輩の彼を引っ張りつつ優しく見守っている。
戦闘面では他のメンバーには及ばないものの、柄の長いハンマーを手に敵へ立ち向かう・危険な賭けを伴う策に申し出る果敢さも併せ持ち、時には依頼主への対応・気遣いも忘れないマメな奴。
能力が無い故にサポーターとして仲間をフォローする役回りをしているが、元々は人通者を目指して掃除屋へと加入しており、サポーターを見下す者達を見返すという夢を抱いている。
本名:トウム・ミマ
サポータートリオの紅一点である長髪の女性。
戦闘力は無いものの、斑獣の特徴を記す記録係を務める他、怪我人の応急処置もこなせる用意周到なキャリアウーマン的存在。
アーティスト
本名:オーガスト・スティルザ
エイシアの兄であり、掃除屋の
衣装・装備類の作成を務めるデザイナー。
引っ込み思案な妹とは対照的に、声がデカくテンションも常に
常夏の如くやかましい
陽キャであり、大抵は軽くあしらわれたり無視されることもしばしば。
こういうCV宮野見たことあるような
基本は自室に篭って擬音を喚き散らしながら作業に没頭してるが、デザイナーとしての
情熱は本物であり、
サイズ測定のために寝込みに侵入したり一員それぞれに合わせたファッショナブルな衣装デザインの洗練に余念が無く、替え衣装のストックも欠かさない気の利くヤツ。
ボス
本名:アルハ・コルバス
掃除屋のボスを務める、褐色肌と束ねた黒髪・自身の感情と連動するかのように変化する、後頭部の瞳状の刺青が特徴の男性。
ガッシリとした大柄の佇まいに反して柔和な表情・紳士的な物腰をしており、非常事態においても余裕を崩さないなど判断力・指揮力に長けている。
掃除屋代々から引き継がれてきた“目的”の為に掃除屋を取り仕切り、ある種目的の為に一員達を利用するという掃除屋の仕組みに苦心しつつも、それでも歩みを止めるわけにはいかないと零す仁義に厚い男でもある。
その一方で気まぐれで外出することも多く、人器を使用した姿を見た者がいない、プロフィールに不明な点がある、謎を知っていること・隠していることが窺えるなど、ルドから信頼を向けられつつもまだまだ謎の多い人物でもある。
掃除屋・南支部
チーム“デンジャー”
ザックリ言うと、人間性・協調性に欠け、能力も誰とも噛み合わず、掃除屋の中でも持て余されるような人通者たちで構成されたチーム。
前述してきたように、掃除屋においては連携が任務達成の鍵となるが、このチームにおいては“連携”が足枷となるほどに個人主義の連中で構成された、チームであってチームじゃないチームである。
反面、その実力は掃除屋なら誰もが畏怖するほどのものであり、ザンカをして“掃除屋の最強格”と呼ばれるほど。ザンカ「腹立つ」
兄のオート、弟のエパルテから成る長身双子のコンビ。
交代で発言した末にハモるのは序の口で、頻りにデュクシ‼︎デュクシ‼︎と互いにグータッチしまくるのが好きな愉快な奴ら。ルド「キャラ濃いな…」
人器として、スーツを着た人型モンスターのミニチュア人形をそれぞれ所持しており、巨人サイズまで巨大化させ遠隔操作で戦闘を行う。一度能力を発揮すれば、双子ならではの連携プレーで対象を破壊尽くしてしまうのだ。デュクシ‼︎デュクシ‼︎
サポーター
掃除屋“南支部”所属サポーターの女性。広がった長髪・大胆に開いた胸・顔に走った傷、それでいて高身長かつタフな性格をしたカッコいい姉御気質。戦闘時にはライフルを用いた長距離射撃がウリ。
かつては戦闘民族“シレイア”に属しており、後述のネルデのことも存じている。
掃除屋“南支部”所属サポーターの女性。顔中のピアスと柔和な糸目笑顔が印象的。
戦闘場面は無いものの、サポーターとしては交渉術に長けている。
荒らし屋
本名:ゾディル・テュフォン
下界の盗賊団“荒らし屋”のボスである、コートを羽織った男性。
ハイライトの無い眼と居丈高な台詞回しから、相対した者を畏怖させる威圧的な雰囲気の持ち主。
かつて天界から落とされるゴミを“恵み”として崇めることを家族に強要される中で全てを失った過去を持ち、憎しみと復讐心から天界を落とすことを目的として、下界で様々な“実験”を行なっている。
ゴミに塗れた世界で生きる内に人は“普通”と“異常”が乖離していくことを述べており、その違和感に“衝撃”を与えると称してゴキブリを踊り食いするというとんでもなく不衛生なシーンを展開した、とんでもない悪食でもある。
過去の経験からか“無駄”を嫌い、荒らし屋の一員に対しても仲間意識よりも利用価値があるかの側面が強い冷徹な性格をしているが、そのカリスマ性に強い忠誠心を抱く者も複数いる。
自身と同じく天界への憎しみを抱くルドに対しては、目的と憎しみを共有できる同志として見込んでいたが、無駄を省く自身と仲間を得たルドでは相容れずに決裂。互いの目的の為に、度々衝突することになっていく。
人器は番人シリーズの一つであるコート「ミシュラ」。全貌は不明だがコートの形状を有刺鉄線状・翼状に変形させることが可能と、ルドの3Rに並ぶ対応力を有している。能力の鍵として、物を食べることが示唆されているが…?
本名:ジャバー・ウォンガー
たなびくドレッドヘアーとニヤけた笑みが目立つ、飄々とした雰囲気の男性。
作中では初めて掃除屋と接触した名有りの荒らし屋一員であり、コイツとの戦闘を機に荒らし屋との因縁が深まっていく。
基本的には気怠げに振る舞っているが、その実態は強者との戦いを好むバトルジャンキーにして痛みをこよなく愛する真性のドMであり、一度スイッチが入ればその狂気性を露わにする。そして作中屈指の変態でもある
卓越した身体能力に併せて半端な攻撃では伏せることの無い頑丈さを誇り、自身の能力の都合上その身を傷つけることも厭わない壮絶な胆力の持ち主。それでいて相手の実力を見抜く観察眼にも長け、相手に合わせて戦法を切り替えることも出来る作中屈指の曲者にして実力者でもある。そして強すぎてボコされる場面も多いのだが
それらがハイテンションかつ型破りな台詞回しと合わさることで、ド派手なアクションシーン・顔芸シーンを多数量産する本作きっての見どころメーカーと化しており、バトル要員・ネタ要員の両方で愛されてる奴でもある。
人器は両手の指に嵌めた10個の指輪「マンキラ」。指に装着する鉤爪へと変化し、その身体能力を活かして対象を切り刻む・刺し貫く近接戦闘を得意とする。
“右爪”には神経毒が付与されており、擦りでもすれば麻痺により動けなくなるほどの凶悪さ。
“左爪”は自身の喰らった毒の性質を反映させる能力を有し、毒に耐えられる頑丈ささえあれば様々な戦法が取れる万能さ。
弱点としてはリーチが短いものの、毒の性質を考慮すれば充分強力な人器だが、どうやらそれだけではないようで…?
本名:クトーニ・アンドール
ギョロリとした眼と大きなアホ毛が特徴の、荒らし屋の参謀的存在である女性。
ゾディルへの忠誠心は高く、曲者揃いな一員たちの観察・進捗報告を欠かさない。
一見小柄少女に見えるがよく見るとガッシリと引き締まった体型をしており、自身の重ーい人器を持ち運べるように鍛錬している様子。また、こう見えてゾディルよりも年上である。
人器はマンホールの蓋である「ライト」。条件はあるが場所と場所を繋ぐワープゲートを作ることができ、移動手段・誘拐手段として重宝されている。
本名:ネルデ・ヒュウ・アマゾ
足元まで伸びた長大なポニーテールが目を引く、踊り子チックな衣装を着た荒らし屋・新人の女性。
武人気質かつ自他に厳しい強気な性格の女戦士にして、自身の髪を褒め称えてくれたゾディルには絶対の忠誠を誓っており、自身を犠牲にすることも厭わないほどの思いの強さを以って掃除屋の面々をギリギリまで追い込んだ実力者。
戦闘民族“シレイア”の出身であり、同郷のミルドレッタもその名を知るほどの有名人であった模様。
人器はプラスチック製の櫛「ミレイ」。その材質故に髪を梳くと強烈な静電気が発生し、相手を痺れさせる電気を帯びたポニーテール+卓越した徒手空拳で苛烈な攻撃を行う。
本名:ブンドゥス・ベガルケイト
テンガロンハットを被り口髭を蓄えた大柄な中年男性。右腕が欠損しており、代わりに人器を収納する巨大な肩当てを装着している。
判明している荒らし屋一員の中でも最年長であるが、実は登場時点では研修中の新人。一見敵意を感じないニヤリとした笑みを浮かべながらも、自身の目的の為に大きく踏み込んだ質問を取ることもあり、その老練さを纏った油断ならない雰囲気もあってかクトーニからその動向を不審がられている。
人器はブンドゥスが使用してきた6本の義手「ハンズ」。6本それぞれが当時のブンドゥスの心情を反映した異なる性質をしており、浮遊操作自在+サイズ自在+多芸さ+手数の多さ+年季という名の思い入れの強さが組み合わさった逸品。
本名:フウ・オロストル
目元をパンダ風に囲って染めている、荒らし屋ではクトーニに次いで小柄な少年。
決断力が低く非常に気弱で臆病な性格の持ち主で、ゾディルから成長することを促されているものの、他者からの命令無しには動けない・自分から戦闘を始められず相手から攻撃されることを懇願する・自身の保身の為ならアッサリと敵に情報を吐くなど情けない振る舞いが目につく。
それでも荒らし屋の一員であることから何かしらの能力を有していることが窺え、人器かは不明だが「ヒイ様」という名の喋るブロック人形を所持しており…?
本名:モモア・リュケル
ヘッドホンを着用し、気怠げな表情を浮かべたモサい雰囲気の女性。
大人しげな印象ながらも、人器を用いて相手に精神的ダメージを与えたり、移動用の乗り物を盗むことを提案したり、敵を出し抜くチャンスを逃さないなど荒らし屋らしく抜け目無い人物。
人器は着用しているヘッドホンの「アジール」。触れた相手の記憶を聴くことの出来る、情報収集には持ってこいの能力を有し、モモア自身のフィジカルは無いながらもその利便性は荒らし屋の中でも重宝されているほど。
その他の人物(下界)
本名:アリス・スティルザ
「アリス診療所」を営む町医者の爺さ「あたしゃババァだヨ!!」……婆さん。
眉無しギョロ目スキンヘッド鼻ピアスというインパクト抜群のビジュアル(プラス喧しい大声)をしており、ルドからも素でジジィと間違えられた。「あたしゃババァだヨ!!」
エンジンの紹介で下界に落ちてきたルドを治療し、掃除屋の面々からも頼りにされているほどに医者としての腕はあるが、そのキャラと喧しさのせいで新規の客がなかなかつかない様子。当人としてはそんな自分を曲げる気はサラサラ無いのだが
そんなネタキャラ感満載な婆さんであるが、人体汚染治療に初めて携わった名医でもあり、その際に汚染物質を取り込んでしまった後遺症で耳をやられて大声になった模様。
名前の通りオーガスト&エイシア兄妹の祖母であり、両親を早々に亡くした2人にとっては唯一の肉親。声のデカさ・医療技術はしっかり孫たちに受け継がれているようだ。気弱なエイシアが割を食う闇深さも見えるが
なお担当声優はアニメ放送当時74歳の男性であり、オーディションを通して受かったことを大いに喜ぶコメントを寄せている。
本名:レムリン・ティサーク
ラクガキの街・キャンバスタウンの“まじない屋”の少年。
「あきゃきゃ」と小憎たらしい笑い声が特徴で、絵を描くこと・遊ぶこと・イタズラが好きな遊び心に溢れた無邪気な性格の持ち主。
初登場時は先代“まじない屋”ゴブの死を受けて悲しみに暮れていたが、あの世のゴブが楽しめるようにと楽しく弔うという形で悲しみを乗り越え、“まじない屋”を受け継いだ。
人器として代々引き継がれてきたマジックペンを相続し、さまざまな画材に自在に変化・芸術のイマジネーションを具現化させるといったことが可能となった。アニメ版で極彩色に描かれたゴブの弔いは必見モノ。
“まじない屋”としては「描いた物に“護符”を付ける」能力を会得し、人間の身体に絵を描くことで様々な恩恵を与えることが可能。それによってある時は掃除屋の窮地を救い、ある時はイタズラ好きの性格が災いして可笑しなことに…?
レムリンの先代として“まじない屋”を務めていた青年。
絵を描くことをこよなく愛し、掃除屋本部にお邪魔しては落書きしては去っていくなど顔馴染みのような関係となっていたが、描くのが好きなあまり汚染域にマスク無しで出入りする内に人体汚染に侵され、ルド達がキャンバスタウンに訪れた際には亡くなっていた。
レムリンも兄貴分であった彼の死を悲しみ、それを乗り越えることで彼の人器と“まじない屋”としての地位を引き継ぐことになる。
原作のゴブは登場時には死亡済み&台詞も無しだが、アニメ版ではルドの歓迎会のタイミングで掃除屋にお邪魔して台詞も発する&回想の顔もハッキリ描かれ、ルドも早いタイミングで彼のことを認識するなどスタッフの愛が感じられる補完がなされた。
本名:アモ・エンプール
砂漠の禁域“ペンタ”に一人で暮らしていた、自分を愛してくれる人と恋バナが好きな謎の少女。
露出度の高い扇情的な衣装&無邪気というより幼稚で掴みどころのない振る舞いが目立ち、とある情報を掴んでいることが掃除屋の耳に入り、ルド達は彼女と交渉することになっていくが…?
そして露出度の高い衣装とは別に、ルドのグローブと同じ番人シリーズの模様が描かれた“靴”を履いており…?
獄卒訓練生時代にザンカが出会った、かつて獄卒のエリートになることを目されていた白髪の女性。
スラム出身であるが他を寄せ付けない卓越した戦闘能力を有し、その実力は当時エリートとして持て囃されていたザンカが歯が立たなかったほど。使用武器は訓練生時代に手にした刀。
ザンカが自身を「凡人」であると痛感するほどの「天才」である彼女であるが、地位や名声にはまるで興味を抱かず、現在は刺激を求めて傭兵として各地を放浪している様子で…?
本名:キョウカ・ニジク
ザンカの姉で、獄卒・“赤角”1番隊隊長。
冷静かつ威圧的な態度で任務を全うし、必要とあれば拷問も辞さない冷酷さを併せ持つ。
家から勘当され掃除屋になったザンカには呆れを抱いているものの、同時に彼の長所を見抜きそれを守ることをゴウカに託していた。
本名:ゴウカ・ニジク
ザンカの兄で、獄卒・“赤角”1番隊副隊長。
冷静さと威圧感は姉と同様なものの、姉の言葉に従い未熟な弟を咎めつつも守ろうとする芯のある人物。
下界の“情報屋”として名が知られている、(外見上は)でっぷり体型のスーツ姿の中年男性。
オネエ口調を交えて胡散臭い雰囲気を醸し出すお茶目さんと思いきや、“知りたい”という己の思惑のためには相手を利用することも厭わない底知れない人物でもある。
“情報屋”としての名に恥じず、ありとあらゆる情報を有しているものの、買う際には「クロが情報を知るために要した努力」に見合った“対価”を求めてくる曲者でもあり、それもあって頼りたがらない者も多い。
通称:トゥー・リリー
“娯楽の女王”の名で知られる下界の大スターである女性。
スタイル抜群の容姿・自身の人器を用いた多彩なパフォーマンスがウリで、それでいて人々を笑顔にすることを心情とした好人物…なのだがどこか浮世離れというか天然さが見え隠れする場面もあり、その背景にある彼女の出自も複雑な様子で…?
人器はステッキの「ルナヴィス」。その能力はズバリ「魔法を使う」ことであり、衣装の変身・イマジネーションの具現化・浮遊・瞬間移動・幻術と何でもあり。ただし他人に危害を加えると自身は死ぬというデメリットを併せ持っているため戦闘は行えない。
本名:ガウンテス・ノック
下界の通信機器“人繋縄”を生み出した“人繋縄製作者”。
彼もまた、複雑な背景を抱いており…?
通称:キャスターマイモー
下界の番組で報道を行なっているキャスターの男性。
作中では度々彼による天気予報やイベント告知などが挟まり、下界の日常を彩るMC的存在となっている。
一般人にとっては頼りになる情報通であるものの、そのファンキーだがいけ好かないテンションは視聴者から不評な様子。
本名:カニス・シュアブレック
かつて「葬儀屋」と呼ばれていた謎めいた人物。
彼とその友人達は、この世界の秘密に関わっているようだが…?
天界
ルドの育ての親であった黒髪黒髭の男性。
実の親に捨てられたルドを拾い、自分に価値を見出せないルドを優しく諭し導いてきた。
下世話なところもあれど、無茶ばかりするルドが理不尽な世界を生きていけるようにと気にかけており、そんなレグトにルドも返しきれない恩を抱いていたが、ある時謎の人物に殺害されルドが冤罪により天界に落とされるキッカケとなってしまう。
彼の死はルドの心に深い傷と激しい憎しみを刻んだが、生前ルドに伝えていた「長い時間物を大事に扱えばそこに“魂”が宿る」という言葉・共に生きた日々はルドの精神に多大な影響を与えており、ルドの活路を開いていくことに繋がっていく。
両手の傷に苦しんでいたルドが両手を守れるようにと、後に「3R」と命名される番人シリーズのグローブを授けており、レグト自身も番人シリーズの模様が刻まれた“手帳”を有していたが…?
天界でのルドの友人であった少女。
周囲から蔑まれるルドを気にかけ、同時にルドに対して淡い想いを抱いていた様子。
対するルドも照れつつチワにぬいぐるみをプレゼントするなど、良好な関係を築けていた…のだがルドに殺人容疑がかかると「やっぱり人殺しの子供なんだね…」と掌を返し見限ってしまった。
そんなチワの態度はルドが天界に絶望し憎しみを抱く決定打となり、以降天界に対する憎しみのイメージの中にはチワも含まれてしまっている。
不気味な笑みを浮かべた仮面を装着しローブを纏った、レグトを殺害した犯人にしてルドが下界に落とされる原因を作った謎の人物。
レグトを殺害して彼の所持していた“手帳”を奪い、状況証拠から罪を着せられたルドの処刑を群衆に紛れて眺めており、その姿を目撃したルドは天界と殺害犯への憎しみを爆発させ、復讐を誓うことになる…。
ルドの処刑を眺めて以降は、とある人物の回想にしか登場しておらずその動向は一切不明。果たしてその目的は…?
●原作
チワにぬいぐるみをプレゼントし、ダッシュで帰ろうとするルド。
↓
曲がり角でルドが謎の人物とぶつかる。謎の人物は落としたレグトの“手帳”を拾い去っていく。
↓
帰宅したルドは、死傷を負ったレグトを目撃する。
↓
そこに現れた使徒達から状況証拠で殺害容疑をかけられるルド。
↓
処刑寸前にルドは謎の人物を目撃し、「お前か…」と殺害犯だと確信する。
●アニメ
チワにぬいぐるみをプレゼントし、ダッシュで帰ろうとするルド。
↓
曲がり角でルドが、スラムの見回りに来ていたと思わしき使徒達にぶつかる。
↓
帰宅したルドは、謎の人物がレグトに死傷を負わせる真っ只中に遭遇する。謎の人物はルドを突き飛ばし、レグトの“手帳”を奪い去っていく。
↓
そこに現れた使徒達から状況証拠で殺害容疑をかけられるルド。
↓
処刑寸前にルドは謎の人物を目撃し、「あいつ…!」と殺害犯に対する怒りを滲ませる。
といったふうに、「謎の人物が殺害犯だと分かりやすくする」「何故使徒がスラムに来ていたのかの補完」など、アニメスタッフの工夫が伺える改変となっている。
【メディア展開】
アニメーション
第1期は2025年7月〜12月にCBCテレビ・TBS系列『アガルアニメ』枠ほかにて放送。
原作の雰囲気を損なわないスタッフのこだわりが伺える丁寧な作画、大迫力な戦闘シーンや斑獣の3DCG、原作を補完するオリジナル描写、主題歌アーティストによる挿入歌などを盛り込んだ、ボンズの力量が光る高クオリティな仕上がりとなっている。
本作のYouTubeチャンネルでは名場面のshort動画の他、原作者や主題歌アーティストのインタビュー動画が、AmazonプライムビデオのYouTubeチャンネルではボンズフィルムによる製作現場ドキュメンタリーが投稿されており、スタッフの熱意を伺うことが出来る。
第1期の放送後には、第2期の製作が発表されている。
主題歌
第1期
OP1:HUGs / Paledusk
ED1:灯火 / DUSTCELL
挿入歌
18話:Rivals and Equals / Mori Calliope
21話:SUPER NATURAL HIGH feat.唾奇 / Paledusk
ゲーム
2025年12月22日、『ガチアクタ The Game(仮)』として製作が発表。
ジャンルはサバイバルアクションRPGで、製作はCom2uS、プラットフォームはPlayStation 5、Xbox、Steamとして現在製作中。
舞台
2025年12月22日、舞台化が発表。
2026年5月に東京都・品川プリンスホテル ステラボール、6月に京都府・ロームシアター京都 サウスホールにて上演された。
撮影OK箇所として、アニメ主題歌『HUGs』を用いたカーテンコールがネット中で拡散され、演者達のノリノリなダンスが大きな話題となった。
【余談】
- 作中に登場する文字は「ガチアクタ文字」と命名され、カタカナやアルファベットを捩ったような独特の表現がなされている。漫画を読む際は解読を試みるのも面白いかも?
- 主題歌を担当したPaleduskと森カリオペは、原作単行本5巻にて晏童氏は「(裏那氏と)2人で最近聴いている」とコメントしており、アニメ化に際して主題歌への起用が実現する運びとなった。
- 森カリオペは本作のファンであることを公言しており、お気に入りのキャラはネルデとアモ。過去には2023年発売のEP『JIGOKU 6』のジャケット絵を裏那氏に手掛けてもらっており、アニメ主題歌となった『LET'S JUST CRUSH』も同様に裏那氏が手掛けている。
すべては
「クソみたいな項目」を
変えるためにーー
- nnn69さん、ガチアクタの項目を立ててくれたのは嬉しいのですが、編集頻度が多すぎて履歴流れになる可能性があるので、頻度を少なめにしてください。改善されないと判断した場合は荒らし報告ページに報告します。 -- 名無しさん (2026-05-16 18:46:31)
- ↑了解です。不慣れで申し訳ないですが、迷惑がかからないように努めます。 -- nnn69 (2026-05-16 18:52:21)
最終更新:2026年07月24日 04:50