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怪盗団ファントム

登録日:2026/09/12 Sat 18:47:00だよ...。
更新日:2026-09-20 15:06:12 (Sun)NEW!だぜ!
所要時間:約 20 分で読めるっしょ!





ライライサー!



名探偵プリキュア!』の敵組織である。


概要

マコトジュエルを盗んで悪用し、ウソで覆われた恐ろしい世界を作ることが目的で、キュアット探偵事務所の面々と敵対する。
劇中の人物からは「怪盗団ファントム」と誰からも正式名称で例外なく呼ばれている。
アルカナ・シャドウとデッチ・アゲイン以外のメンバーは共通して片目だけを隠すアイマスクやマントをつけており、瞳の中には四芒星が入っている。彼らもジェットと同じ、人間に化けた妖精とのことだが……?
アジトはウソノワールの趣味で劇場型。ウソノワールに見限られた者を「奈落の底」へ落とす昇降機能がある(現時点ではどんな場所かは不明)。
首領であるウソノワールの命令には、左腕をL字型に組んで「ライライサー!」と応答する。

構成員

森亜るるか/キュアアルカナ・シャドウとマシュタンについては名探偵プリキュア!の項目を参照。

【首領】

  • ウソノワール

未來自由(ミラージュ)の書』を読み解くに、約束の時まであと僅か……。

CV:日野聡
怪盗団ファントムの首領である大怪盗。白と黒の仮面を被り西洋甲冑を着ている謎の存在。初登場は第3話。
未來自由(ミラージュ)の書」という予言の書を持ち、それの通りに行動しており、世界を自分の思うがままにするために噓で覆おうとしており、能力を用いた盗みをよしとしない。
盗みについては「華麗で優雅にそして、劇的であること」を美学としている。
基本的に部下の振る舞いや軽口を咎めたりしないものの、一方で第5話時点で2回しか失敗していないニジーに最後通告を下すなど、シリーズの敵首領の中でも群を抜いて短気*1
また「時空の妖精」ことポチタンの事を知っているらしく…?

第4話にて、ゴウエモンの口から語られる形でプリキュアたちもその存在を知ることとなる。
当初はプリキュア側とは名前を認知されているのみで対面はしていなかったが、第12話ラストにて、プリキュアの力をこの目で実際に見るべく行動を起こし、続く第13話では早くもプリキュアたちと対峙することとなった。
首領だけあってその実力は折り紙付きで、指先から光弾を放つほか、純粋なパワーだけでもプリキュアを圧倒した。さらに、「ウソよ覆え!」と手をかざすことで相手を自分の意のままにする現実改変能力を持つ。
ファントムの面々からもその力を恐れられており「世界がウソで覆われる前に壊れてしまうかもしれない」とウソノワールが戦いに赴くことを警戒されている。

一方でどうやらるるかの弱みを握っているらしく、第23話ラストではまたもマコトジュエルを手に入れられなかったるるかを叱責、さらにキュアエクレールと同じ色をした変身用マコトジュエルを見せつけ、これを取り戻したければマコトジュエルを手に入れるついでに「ライライサー」と言う様に脅迫している。
そして第24話では、未來自由の書に記された約束の日――「1999年7月19日」が間近に迫っているにも拘らずマコトジュエルを手に入れられていない部下たちの度重なる失敗に業を煮やし、例のマコトジュエルを手に自らの野望を果たそうと企んでおり……?

声を担当した日野氏は『Go!プリンセスプリキュア』のシャット以来2度目の出演。
名前の由来は、おそらく「」とフランス語で「黒」を意味する「ノワール」と思われる。
一方でそのまま読むと「嘘のワル」という意味深な言葉になるが…?
また、外見と声優が序盤の時点で明かされている珍しい首領でもあり、実に『トロプリ』のあとまわしの魔女以来である。



【怪盗たち】

本作において怪人を呼び出す幹部枠。
出番を取り合ったり口喧嘩したりする描写もあるが、決して険悪ではなく、関係は良好である。

  • ニジー

ボクはニジー!

怪盗団ファントムの……怪盗さ。

CV:松岡禎丞
男性幹部。シルクハットやタキシードを着用した緑の長い髪の美少年の外見をしている。
ファントム幹部でもっとも怪盗らしい姿と言える。初登場は第1話。
薔薇を常に持ち歩いており、キザな性格でよく相手の事を「ベイビー」と呼ぶ。さらに第24話ではマコトジュエルが宿った校門の鍵を取り返そうとするれいを足で転ばして「あーあ。最初から素直に渡せば、痛い思いをしなかったのにね…」と嘲る卑劣な一面を見せた。
変装を得意としており、体格はおろか声色をも変えることが可能。この技を利用し華麗に盗みを働いている。そのためか女装が多めに感じる。

意外とフィジカルもあり、コラボ回では毛利蘭に一方的にやられたものの初撃をかろうじて回避しており、コナンのキック力増強シューズによるシュートをまともに喰らっても立ち上がれるほどのタフさを見せた*2コラボ先の相手に散々な目にあわされたにもかかわらず別の方向で評価が上がってるって一体…

短絡的なアゲセーヌや豪快なゴウエモンに比べると慎重派で思慮深く、焦りから行動を起こしたウソノワールに対して異を唱える場面も。

第5話では早くもウソノワールから最後通告を出され、まことみらい学園のツバメ像に宿ったマコトジュエルを狙う。
召喚した2体のハンニンダーでプリキュアを終始圧倒*3したが、ポチタンが力を解放したことで片方のハンニンダーがダメージを負う。それでもプリキュアに大きなダメージを与え、マコトジュエルを回収しつつ撤退することに成功した。
続く第6話では、アジトには戻らず独断でプリキュアを倒すことを決意し、あんなとみくるを足場の悪い浜辺へとおびき寄せる。
最初こそ前回同様に苦戦させるも、互いの絆を再確認した2人がプリキットミラールーペの力を発動。プリキュア・フライング・スペクトルでハンニンダーを浄化され、敢え無く敗北した。
帰還後はウソノワールに粛清されかけるが、戦闘中に知った「あんなは別の時代から来た」という「未來自由の書」にも記されていない情報を打ち明けたことでどうにか命を繋いだ模様。
そして後の話でウソノワールが求めていたジュエルに関して、実は「1個で良かった」ことが判明。
視聴者が想定していた以上の大ポカなどというレベルではない失態であったことから、「粛清されても仕方がない」「むしろそれで取りやめてくれるほうが優しい」などと言われるようになっていたり……

名前はおそらく明智小五郎や少年探偵団のライバル「怪人二十面相」の捩り。二十面相も変装を得意としている。

  • アゲセーヌ

アンタのギャルの変装?超下手!

ありえない!チョ~ベリバ~!

CV:大橋彩香
女性幹部。ヘソ出しルックのギャルのような外見をしている。20世紀末が舞台なのに令和ナイズド感があるのは気にしてはいけない…初登場は第3話。
一人称が「アゲ」または「アタシ」、「~だし」「~っしょ」「チョベリバ」等、ギャルらしい口調や死語*4言葉をよく使う。
「アゲ的には今もブームだし!」
その姿からギャルましろんやらアナザーキュアバタフライと呼ばれているとかいないとか。

るるかを快く思っていないようで、彼女に対して当てつけのような言動を取る事がしばしば。
こちらも姿そのものを変える変装によって盗みを働いている。ついでに男装が目立つ。*5
流行りものが好きな面があり、(作中1999年当時の)人気俳優のしるくを知っていたり、チェキを所持していたりする。
好きな植物はハイビスカス。

名前はおそらくモーリス・ルブランの小説に登場する怪盗「アルセーヌ・ルパン」の捩り。

  • ゴウエモン

オレも楽しませてもらったぞプリキュア!

また相まみえよう!

CV:石川栄一
男性幹部。筋骨隆々の大柄な体つきで和風の外見をしている。初登場は第3話だが、初出撃並びに名前が判明したのは第4話。
豪胆かつ豪快な性格をしており、所々で見栄を切ったり、初出撃時はあんなとみくるにどちらが先にマコトジュエルの宿った漫画の原稿を見つけられるかの勝負を持ち掛け、やがて手に入れた原稿を読んで「中々面白い」と評したりしていた。

ニジ―やアゲセーヌのように高度な変装こそ出来ないものの、広大な異空間を自在に生成する「からくり迷路」という強力な力を持ち、その中にロールプレイ用の登場人物を生み出すことすらも可能。
また、からくり迷路に閉じ込めたプリキュアに謎解き勝負を仕掛ける、プリキットの力で狙っていた絵をコピーされ撹乱された際も「本物なら絶対に守る」というるるかの発言から即座に見分ける手段を察する等意外と頭も切れる。

基本的に変装はせずにそのままの姿で真っ向からマコトジュエルを狙うほか、マコトジュエルの在処に気付いたるるかの手柄を横取りせずに「新人が気付いた」とそのまま伝える*6、退却時も負け惜しみではなく上記のセリフのようにプリキュアを称えてから退散するなど、上二人と違って敵味方を問わずどこか正々堂々としたやり方が目立つが、マコトジュエルが宿ったものに纏わる人物の思いを力づくで踏みにじったり、人の想いの籠った物を「だからこそ奪いがいがある」と言ってのける*7ところは、彼もまたファントムの団員らしいと言えるだろう。やり口的に怪盗ではなく強盗なのは内緒。

巨体に似合わず身のこなしも軽く、戦力として手にした扇子から桜吹雪やビームを放つ。
仲間思いな一面もあり、組織の後輩であるるるかのことは特に気にかけている。それだけに第25話にてるるかが突然離反した時は動揺を隠せず、彼女との戦闘でも防戦一方となっていた。また、彼女がウソノワール一派と袂を分かちながらもファントムに身を置き続けている件にはさすがに思う事がある一方で、その後も自分なりにるるかを気に掛け続けている。
行動を共にすることや「るるかにも手柄があった」旨をウソノワールに報告したらしきシーンも多々見られ、ファンからはコンビ扱いされることもしばしばあった。
というかニジーが「手柄の横取りを試みる」などるるかの扱いがヘタ。先述のように一度は最終通告を出されているニジーとそういう背景が無いゴウエモンとで比較できない事情はあるが…*8
幹部の中でもウソノワールに対する忠誠心は特に強いのか、その圧倒的な力を見てもゴウエモンのみ楽しそうに喜んでいる。
好きなものはどら焼きと桜吹雪。
あまりにも視聴者視点から見て株が上がる行動が多い関係で出るたびに好感度が上がるといわれていたり…

名前はおそらく安土桃山時代に実在したとされる怪盗「石川五右衛門」の捩り*9。五右衛門もまたこういう風貌である。今回は悪の組織側のキャラ。
そして、何の因果か声優の苗字も「石川」である。

  • デッチ・アゲイン

待っててね…名探偵プリキュア。

このデッチ・アゲインの完璧な演出で…アメイジングな舞台の幕が開く!

CV:天﨑滉平
28話から新たに登場したファントムの一員。書生風の和装と左目につけたモノクルが特徴な白髪の青年。
一人称は「俺」で口癖は「アメイジング!」
ニジーら他の幹部とは異なり、瞳の中には四芒星は入っておらず、アイマスクもつけていない。
演出家を気取っており、他者を自らが演出する舞台の役者として見下すような態度が目立つ。
しかし、自身の計画が潰されたりした際には冷静さを失い激昂する一面もある。

ウソノワールらとは別行動でロンドンを拠点に暗躍していたようだが、「厄介なご婦人」を除いてロンドンの事務所を陥落したらしく、まことみらい市へと救援にやって来た。

空間や時間を超える能力を持ち、自身やプリキュア達を他の場所に転移させたり手を触れずに物体を手元に移動させることが出来る。
ニジーやアゲセーヌと同じように他人に変装することも可能だが、こちらは不慣れな模様。
ハンニンダーを生み出す際にはモノクルを使ってマコトジュエルを取り出し、握り潰した百日草の花弁を振りかける。

ウソノワールとは古い付き合いのようで、立場上は下についているものの他の幹部達のように敬語で話すことはなく、
あろうことか彼のことを「ウソッチ」と呼んだり頭を撫でたりとかなりフランクな態度で接している。本人いわく「デッチウソッチの仲」。

るるかとも以前から面識があり、彼女が「シャドウの力」を使いこなし始めていることに関心を示している。

名前の由来は、捏造を意味する「でっちあげ」からか。
声を担当した天﨑氏は『魔法つかいプリキュア!』以来の出演となる。


【怪物】

  • ハンニンダー

ウソえ!

出でよ!

チョベリグにしちゃって!

来やがれ!

時代を作ろう。

ハンニンー!!

CV:武蔵真之介
怪盗団ファントムが謎のシステムを用いて召喚する怪物。召喚時にはその怪盗の好きな花を用いたバンクが挿入される。
シルクハットや黒いカイゼルひげ、マントといった怪盗らしい要素が多い。
盗んだマコトジュエルを黒く染めあげて召喚している。
マコトジュエルが宿っていた物品を模した姿をしているが、1度だけ盗んだ当人が間違えていたせいか別のものを模している
ウソノワールがニジーら幹部に新たに授けた力らしく、それぞれアンサーとミスティックとの戦闘で初めて召喚した模様。
召喚時には現実そっくりの異空間が生成され、プリキュアや妖精、ファントムの面々のみが取り込まれる。
(一般人視点ではあんなやみくる達は急にどこかに消えてしまったように見えるらしく、正体がバレるのを防ぐためか専らこの空間に入ってからプリキュアに変身している。)

名前の由来は「犯人だ」。
なお、前述の通り元はマコトジュエルであるため、当然ハンニンダー自身は犯人ではないどころか、窃盗の被害者(物)である。身代わり出頭(ダブルミーニング)。
声を担当した武蔵氏は『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』や『映画 プリキュアミラクルユニバース』にて端役で出演しており、TV本編の出演は今回が初。
自身の公式Xの実況ポストでハンニンダーがやられた時は「今回も勝つ事が出来ませんでした。誠に申し訳ございません」と毎回謝罪している。



余談


  • 劇中の人物からは「怪盗団ファントム」と誰からも例外なく正式名称で呼ばれているシリーズから見ても珍しい組織。




追記・修正は世界をウソで覆ってからお願いします。

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最終更新:2026年09月20日 15:06

*1 『初代』のジャアクキングも5話でピーサードに最後通告をしているものの、それでもピーサードに4回はチャンスを与えている

*2 『コナン』ではよほど鍛えている人物が犯人でなければ「おおむね犯人にクリーンヒットすれば一発で戦闘不能」に近い威力として作劇されている。もっともバトルアニメの敵組織の幹部と単なる犯罪者とをこの点で比較するのは難しいという解釈もできるか

*3 この時2人は喧嘩中だったため、いつも通りの調子が出せずにいた。

*4 90年代らしいといえばらしいのだが、特に流行したのは95年頃であり末期である99年には既に廃れつつある言葉となっていた。作中でもジェット先輩からやんわり指摘されている。

*5 ニジーは服をはぎ取る、アゲセーヌはメイクを行うと正体を明かす際のモーションが違う

*6 この時点でプリキュア達は新人=るるかとは面識どころか存在すら知らない為、わざわざ言う必要がないにも関わらずである。以降の回でもるるかのお手柄を素直に褒めたりウソノワールへの報告時にちゃんと言及したりする、るるかの援護を求めたい際に「待ち時間中にアイスを奢ってやる。それならどうだ?」と出発前にギブアンドテイクのギブ部分を取り決めておくなど、るるかを煙たがっているニジーに比べると素直な仲間意識を伝えていることが多いのもゴウエモンの特徴である

*7 ちなみに人の想いを「下らない」「つまらない」などと唾棄しない姿勢は、実はプリキュアシリーズの悪役でもかなり稀だったり。

*8 アゲセーヌは単独行動が多いためるるかと組むこと自体が少ない様子。

*9 初出撃の第4話では「釜茹で」をプリキュアに対する口頭での煽りに使っていることからも推測できる(講談や歌舞伎演目などで扱う場合、五右衛門は原則的に釜茹でで処刑執行されて死亡する)。