キングヘイロー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/04/01 Thu 11:20:00
更新日:2025/01/04 Sat 11:30:53
所要時間:約 102 分で読む権利をあげるわ!


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Call me KING Evergreen Identity Exercise the Right GANG BEASTSディフェンディングチャンピオン King Halo NU-KO pride of king お嬢様 ぴょいっと♪はれるや! へっぽこ もちょもちょ アスケラ ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー ウララちゃん係 キリングヘイロー キングちゃん キングコール キングヘイロー キングレイジョー キング・オブ・エメラルド コスモス コメント欄ログ化項目 スプリンター ツッコミ担当 トレセン学園中等部 トレーナー覚悟ガンギマリ勢 ネバーギブアップ 一流のパンチ 不屈の王 世代のキング 世話焼き 人徳でしか取り巻きを作れない女 人情家 他人のシナリオに出る度株を上げる女 佐伯伊織 初期実装組 努力家 勝つためならば何でもする(血の滲む努力) 差しウマ 悪役令嬢 意外とナイスバディ 意外と面倒見がいい人 愛すべきへっぽこ 所要時間90分以上の項目 春風吹きて、桜舞う 柴田善臣 栗東寮 正妻ポジション 泥まみれの勝負服が最も似合うウマ娘 王の大局観 王者盛り 白く気高き激励の装 福永祐一 竜の雲を得る如し 菊花チャレンジ 轟!トレセン応援団! 逆境に定評のある奴 電撃の撫で切り 高嶺の雑草 黄金世代 😭


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第6章・前編「夢の原石」
© Cygames・JRA

いつか必ず認めさせるわ!私こそ『一流』だと!



キングヘイロー(King Halo)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:佐伯伊織

モチーフ元である競走馬『キングヘイロー号』は当該項目を参照。
※以下本項目で実馬のほうを指す場合「キングヘイロー『号』」と呼んで区別する。


◆プロフィール

キャッチコピー:高飛車お嬢様。そのプライドは空より高く!
誕生日:4月28日
身長:159cm
体重:完璧
スリーサイズ:B85・W60・H85
靴のサイズ:左右ともに23.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:デザインやファッション関係
苦手なこと:人ごみや暑さ等キングに相応しくないこと
耳のこと:一流にふさわしい話題以外耳に入れたくない
尻尾のこと:尻尾の振り方も常に一流を意識している
家族のこと:母は家事が壊滅的にできず、使用人がいる
マイルール:落ち込む時こそ上を向くべし
スマホ壁紙:秘密よ秘密!(取り巻きーズとのオフショ)
出走前は…:もちろん!キングコール!
得意科目:当然、全て一流に相応しい成績よ!
密かな自慢:小学校で描いた鯉の滝登りの絵が表彰された
よく買う物:ファッション雑誌、海外ドラマのDVD

ヒミツ:①当たるまでくじを引き続け、お財布を空っぽにしたことがある / ②ドラマを見る時はつい独り言でツッコミを入れてしまう
自己紹介:おーっほっほ!私の名前はキングヘイロー。一流のウマ娘として最高の結果を残すわ!…この私の才能を世界中に示すためにもね!

キャラクターソング:Exercise the Right*1
担当トレーナーの呼び方:トレーナー、あなた

2000年 高松宮記念
そのウマ娘は、10度の敗北を超えて一流を証明した。
敗れても、敗れても、敗れても、絶対に下を向かなかった。
緑のリボン、不屈の塊。
そのウマ娘の名は…

2012年 URA高松宮記念CM「The WINNER」より*2

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「Heroes」第2弾「70秒の最速物語」篇
© Cygames・JRA

不屈の王

一流の証明

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「Heroes」第2弾「70秒の最速物語」篇より

1200mから3000mまで様々な距離を彷徨い歩き、10度の敗北を経て栄光を手にした不屈の競走馬「キングヘイロー号」がモチーフのウマ娘

世界的超良血馬で、首を下げない硬い走りがフィーチャーされたか高飛車お嬢様キャラ。
一人称は「私」もしくは「キング」。
概ね、友人知人にする私的な会話・素の自分を指す時には『私』、公的な場・他人に『一流』を印象付けたい時の発言では『キング』という使い分けをしている。
例:「キングはイベントだって全力で取り組むの! もちろん、のトレーナーであるあなたもよ!」(イベント開催中ホームボイス)

「一流」という言葉に強い拘りがあるらしく、いつも自信満々に見えるが、実際はとても繊細な性格で、案外へっぽこ。
プライドが高く自己顕示欲が強いが、周囲を見下しているわけではなく、友人や後輩に対しては非常に面倒見が良い。

元・競走ウマ娘にして現役デザイナーの母親は、どちらの世界でもその名を知らぬ者はいないというほど優秀とのことだが、
その母は娘がレースに出ること自体を快く思っていないらしく、折に触れては「もう辞めたら?」等の冷ややかな言葉を向ける。
キングはそんな母親の、半ば束縛にも近い過干渉に苛立ちを露わにしており、現在の親子関係はあまり良好とはいえない。
「血筋ではなく、私個人を認めて欲しい」という意識の下に努力を重ねているが、実力は伸び悩んでおり、そんな自分を悔しく思っている。

普段は機嫌が良いと高笑いを響かせたり、自分の取り巻きに「キング」コールをさせてご満悦だったりとコミカルな印象を受けるが、
レースに向ける情熱は本物で、どこまでも自分を追い込むような激しいトレーニングを積み重ねている他、
学問にも手を抜かず、トレセン学園の座学の授業も真面目に受講するなど、文武両道で文句なしの優等生。
また、社交界の事情にも通じているらしく、名実ともにハイクラス育ちのお嬢様だが、負けず嫌いでお人好しという親しみのある性格をしており、
とある所の調査によると、負けず嫌いな性格が災いして、当たるまでクジを引き続けて財布をすっからかんにしたことがあるらしい。何事も程々に。
お人好しの部分についても、色々と危なっかしいルームメイトを、口では時に厳しめのことを言いつつも、まるで母親のようにフォローしている他、
マイペース過ぎる友人に注意するも、人の話をよく聞く性格が災いして相手のペースに丸め込まれるなど、生来の人の好さが垣間見える。


◆アニメ版での活躍

Season1

1期では第1話から登場。
スペシャルウィークエルコンドルパサーハルウララと共に〈リギル〉の選考レースにエントリーし、
人生初レースだったスペと一時競り合うもののスパートでチギられ3着でゴール(1着はエルだった)*3

その後も弥生賞では3着、皐月賞では2着と惜しいレースが続き、ダービーでは上位3番人気からも押し出され*4
形振り構わぬスパイで上位陣を偵察*5し、特にセイウンスカイ対策に半ば暴走気味に逃げるもバテて失速し14着でゴール。
以降は上位戦線からも遠のき、8話の宝塚記念では同期のスペシャルウィークとグラスワンダーの壮絶なレースの後ろに置いていかれ、
続く10話の天皇賞(秋)でもスペに大きく差を開けられる。
それでもキングヘイローの心は折れず、表情に曇りはない。


ライバルが強いほど、私も強くなりますわ


"王"は頭を垂れずにそう言い切って見せた。ちなみにこの10話、サブタイトルは「何度負けても」。
この回のモデル、1999年秋天はJRAのCMで「スペシャルウィーク逆襲のラン」と称されたレースなので本義はそちらなのだが、キングヘイローの在り様にもかかっているのかもしれない。

ジャパンカップの直前には同期組でスペの控室に激励に訪れ、ウィンタードリームトロフィーではスカイ、ウララと共に観戦しウイニングライブを応援していた。

アニメでレースシーンがあった分の通算戦績は6戦0勝(0-1-1-4)、実はアニメ1期において5戦以上走ったシーンがあるキャラで唯一勝ち星がない*6
また、サイレンススズカ以外のチームスピカメンバーですら一度は言わされた「むりー」という追い抜かれる時の声を、キングは一度も上げていない。

うまよん

アニメ版では同期の皆と共に7月分主題歌を担当した。
  • 第6話「お嬢様たちの優雅なランチ」
アイネスフウジンの先導のもと、ファインモーションメジロマックイーンといったThe・お嬢様ウマ娘たちと共に初の牛丼屋さんに向かった。
アイネスフウジンに牛丼屋さんというブラックジョークはさておき、店員さんにメニューを貰おうとしたり*7、裏メニューの「王者盛り」にメニュー名の語感だけで挑み、
同期の日本総大将さながらのボテ腹になったりとネタキャラ寄りポジションにいる。
ちなみにこの回、実は元ネタがある*8

うまゆる

1・4・10・19話に登場。黄金世代組の1人としての出番が殆どである。

新時代の扉

カメオ出演のような形で登場しており、日常シーンでは同様に映り込むウララの世話を焼くいつもの姿が見られた。
この時少量ながら台詞があったことでエンディングのうまぴょいにも参加している。
序盤に映るオペラオーの有馬記念にも出走。史実通りオペラオーの後方離れた所を追走、最後の直線でオペラオーを上回る末脚で突っ込んでくる動きが目立たないながらも描かれていた。

◆ぱかチューブっ!

2023年12月更新のゲーム実況企画でトウカイテイオーマヤノトップガンと共に出演。
バトルロイヤルゲーム「GANG BEASTS」をプレイしたが、お嬢様キャラでありながら意外なほどゲームへの順応が早く、
持ち前の諦めの悪さも併せて設定上は器用でゲームが上手いはずのテイオーとマヤノを圧倒して前編の個人戦は5戦4勝という戦績で完勝。中の人のおかげとか言わない
続く中編の2vs2では、前編でテイクオフ(自滅)を繰り返していたマヤノトップガンと同厩コンビ*9を組み、
ゴルシ&テイオーチームと対戦することとなるが、ここでもほぼ個人で相手チームを圧倒してみせた。マヤ先に逝ってるね…
撮れ高としてはチーム戦4戦目の船のステージでサメに襲われて脱落した際のリアクションがガチでサメに襲われた人のそれとしか思えないほど迫真で、
「完全にモンスターパニック映画のそれ」「迫真過ぎて芝」「事件性のある悲鳴」などと評され、トレーナー達の腹筋をもれなく崩壊させた。
後編ではゴルシに「一流なら3vs1でもいけるよな?」と煽られた結果ゴルシ、テイオー、マヤノの3人を相手に対戦する事になるが、ここでも3人を1人ずつ分断して確実に処理。
落とされないように粘るマヤノをパンチの連打で突き落とし、隠れるテイオーを引きずり出してサメの餌にしようとするなど、傍から見ても一人だけ格が違うレベルのプレーを連発し、勝ち越している。
さらに2024年9月16日に公開された未公開シーン集で、他三人が珍プレー集なのに一人だけキルストリーク動画化。
あれでも活躍シーンがカットされていたことが発覚した。そしてキャラソンへの風評被害を一人だけ免れた。

このGANG BEASTS企画は大人気動画に成り上がり(公開から約10か月でシリーズ累計約270万再生)、2024年9月21-23日に第2弾が公開。
この第2弾では唯一の継続参戦者として、新規登場のラインクラフト・シーザリオ・スイープトウショウと出演。
前編では相変わらずステージギミックにはキルされながらも圧倒的な動きを見せ、再び一流のパンチ連打でクラフトを叩き落とすなど大活躍。クラフトと一緒に前日公開のメインストーリー第2部中編の余韻も叩き落とした。
中編ではスイープとチームを組んでの2vs2戦となり、特にギミックからの復帰力の高さを会得していたただの佐藤榛夏シーザリオと激戦を繰り広げ、このシリーズで初めて所属チームが敗北。
そして後編では当然のように3vs1の変則バトル。地形を利用して分断して1vs1の3連戦で叩き落とし、最終戦では襲い掛かるクラフトとシーザリオを同時に投げ飛ばす王者の貫禄を見せ見事圧勝した。


ちなみに中の人である佐伯伊織氏は「beatmania IIDXで10段持ち」「自宅で録画環境を整えて自プレイを録画しセルフ反省会」などの逸話を持つ筋金入りのゲーマー。
1vs3マッチを組まれるのも当然のゲーム歴であり、他出演陣をこれと比較してしまうのは酷であろう……。

◆雑誌出演

文藝春秋社発行のスポーツ雑誌"Sports Graphic Number"第45巻7号(2024年5月16日発売号)にてウマ娘コラボ第2弾が行われた。
Number当該号の特集テーマは開催直前の日本ダービーに合わせた「ダービーの絆」で、ウマ娘コーナーも「ウマ娘達のダービー激闘録。」という特集名でウマ娘の記事が掲載された。
その中で「モキュメンタリー*10」として「ダービーに関わるウマ娘のインタビュー」が収録されており、
その対象としてキングヘイローが選ばれ、94-95頁の2頁に渡って紙面が割かれている。

記事名は『[敗戦を語る] キングヘイロー「すべてはあの日から」(文・寺島史彦)*11』。
内容はアプリのメインストーリー第2部を前提としており、高松宮記念での勝利からさらに後日になってから取材されたもの。
苦難の道の先で栄光を掴み取った上で、あのダービーを振り返ったものである。
このインタビューの内容の全てをこの場で明らかにするのは様々な理由から避けるが、キングヘイローは取材に対してこう振り返った。

「ダービーは……私にとって原点。」


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:A マイル:B(A*12) 中距離:B 長距離:C
脚質 逃げ:G 先行:B 差し:A 追込:D
☆1『キング・オブ・エメラルド』として初期から実装済みの他、新衣装として2022年4月28日には☆3『白く気高き激励の装』が、2024年5月30日には☆3『Evergreen Identity』が実装されている。

元ネタの迷走した競走馬生からか、距離適性は「A」こそ短距離だけだが、一番低い長距離でも「C」と全般的に高め。
距離適性の組み合わせが因子4つでオールAにできる"ABBC"なのはキングヘイローの他にはマルゼンスキー(BABC)ミホノブルボン(CBAB)しかおらず、
しかるべき継承因子持ちがいれば、短距離以外にも連れて行きやすい仕様となっている。
継承で適性をさらに上げてやればダート以外走れる文句なしのオールラウンダーとなる。
一方で目標レースの大半が中距離なのに、その中距離適性がデフォルトでは「B」止まり。オールラウンダーを目指さない場合も中距離適性だけは上げておきたい。
バ場に関しては、ダート適性は「G」とてんでダメだが、史実出走レースのフェブラリーSに出なくていいので問題はない。
この特徴から、ダート継承の準備さえできれば「全冠」称号*13に手をかけやすい存在とも言える。
脚質適性は差しに「A」、先行に「B」を持つ。追い込みも比較的高い「D」である一方で、逃げは最低の「G」。色々と察してしまう。

特に短距離適性の高さは貴重で、詳しくは下記の格納一覧を参照してほしいが初期実装されたウマ娘の中で最初から短距離「A」持ちは数が少なく、
リリースから3年以上が経過してだいぶ数が増えたとはいえ、マイルや中長距離といった王道路線に比べれば短距離の高適性持ちウマ娘はダートに次いで絶対数が不足している。
アプリ稼働当初しばらくはそれに加えて「後方脚質」のスプリンターとしても注目されていた。後に差しや追込のスプリンター数多く追加された上、同じ低レアリティ仲間のビコーペガサスも差しがメインのため、これについての評価は落ち着いてきているが。
とはいえ数が増えたといっても、脚質の前方・後方問わずにスプリンターウマ娘の大半が☆3=最高レアリティのため、PU期間外の入手難易度は非常に高い。
「低レアリティ」で「短距離A」の二つを兼ね備えるキングの希少性は未だ高いと言っていい。

+ 高短距離適性を持つウマ娘一覧 ※2024年9月時点
※実装順並び。初期☆2以下を太字、差しor追い込みAは名前前に☆マーク。
  • 短距離適性A
  1. サクラバクシンオー ※初期入手の1人
  2. ハルウララ ※初期入手の1人、芝適性G・ダート適性Aのため基本的にはダート要員
  3. タイキシャトル ※ダート適性Bのためダート要員も可、スタートダッシュ☆3引換券対象
  4. カレンチャン
  5. ヒシアケボノ
  6. ニシノフラワー
  7. バンブーメモリー ※ダート適性Eのため他にダート要員が少なければそちらも可
  8. シーキングザパール
  9. アストンマーチャン
  10. ダイイチルビー
  11. ケイエスミラクル
  12. ビコーペガサス ※ダート適性E・マイル適性Bのため、他ダート要員が極端に足りない場合ダート要員も可
  13. ラインクラフト
  14. カルストンライトオ
  15. デュランダル

  • 短距離適性B
  1. マルゼンスキー ※ダート適性Dのためダート要員も可、スタートダッシュ☆3引換券対象
  2. スマートファルコン ※芝適性E・ダート適性Aのため、基本はダート要員
  3. フジキセキ 
  4. ヤマニンゼファー 
  5. ダイタクヘリオス 
  6. メジロラモーヌ 



チームレースでは最終的に各距離に3人ウマ娘が必要となり、かつ脚質をばらけさせた方がスコアを稼げるため、
所有メンバーにもよるだろうが高レアを複数引いていてもキングヘイローを育てることの意義は大きい。
ましてや、高レアリティのスプリンターを所有していない場合は、サクラバクシンオー、ビコーペガサスとキングが固定になる可能性が高く、
スコアを稼ぎたいなら、後二人と共にキングも短距離要員として育てておきたいところ。*14
確かに育成難度は高い方に入るが、適性を考えれば、何度も諦めずに育成に挑む意義とメリットがあるウマ娘と言えよう。

[キング・オブ・エメラルド]

おーっほっほっほっ! 勝負服は気持ちを高ぶらせてくれるわ!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[キング・オブ・エメラルド]キングヘイロー」勝負服
© Cygames・JRA

馬主である浅川吉男氏の勝負服「青袖玉霰」がモチーフ。
CMでも印象的なをベースに、玉霰の模様は飾りボタンやスカートの縁を一周ぐるりと囲むように配置されている。
青い耳覆いや首元のシャドーロールは実馬の馬具をイメージしたデザインも取り入れられている。
スカートの飾りベルトには「K」「H」のイニシャルがあしらわれている。

成長率はパワー20%、根性10%。
成長率のおかげで上がりづらいスピードを伸ばす過程でパワーも相応に伸びてくれ、根性育成をしてもパワーが遅れてこないという利点がある。

所持スキル
レアスキルは得意とする短距離と差しで固められているが、数々のレースに挑んできた史実と距離適性の幅広さを反映させてか
中距離用の軽やかステップやマイル用の負けん気など様々なタイプのスキルが並んでいる。
特に負けん気については如何にもキングヘイローらしいフレーバー色の強さも感じる。

通常スキル:
外枠得意〇、詰め寄り、読解力、(覚醒Lv2)軽やかステップ、(覚醒Lv4)負けん気

レアスキル
(覚醒Lv3)電撃の煌めき(レース終盤に後ろの方だと速度が上がり、加速力がちょっと上がる/短距離)
電撃の撫で切り(レース終盤に後ろの方だとしばらくの間速度が上がり加速力がちょっと上がる/短距離)

(覚醒Lv5)大局観(レース中盤に観察力が高まり視野を広く持てる/差し)
王の大局観(レース中盤に視野が広がり速度がわずかに上がる/差し)



諦めないわ…


絶対に!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[キング・オブ・エメラルド]キングヘイロー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA


固有スキル「Call me KING」(☆1~2時)→「Pride of KING」(☆3以上)の効果は、
「レースを冷静に運ぶことができると残り200mで実力発揮、速度が上がる」→「レースを冷静に運ぶことができると残り200mで実力発揮、速度がすごく上がる」。
スキルが発動する条件が「残り200mまで掛かり状態にならず、残り200m通過時に『順位が4着以下かつ上位70%まで』*15」と、
発動レンジが狭いうえに、100%防ぐことはできない掛かり*16が絡む分運に左右されやすい。
加えて発動するタイミングも残り200mと遅いため、バ群が伸びていると捉えきれないこともある。

しかし発動した際のスキル効果量に「すごく上がる」が指定されているスキルは数が少なく、
展開が向いた際の爆発力はゲーム内でも屈指のもので、自身が育て上げたキングが豪快に差し切って1着をもぎ取った時の爽快感はひとしお。
スキルの元ネタは言うまでもなく2000年高松宮記念に見せた「恐ろしい」とまで言われた末脚だろう。
ちなみに2022年2月24日にバランス調整を受け発動レンジが拡大している。拡大前は「5着以下かつ上位60%*17」という狭さであった。

オーッホッホッホ!流石キング!でしょう?

[白く気高き激励の装]

この服のデザイン画は、私が手掛けたのよ?

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[白く気高き激励の装]キングヘイロー」勝負服
© Cygames・JRA

2022年4月開催のストーリーイベント『轟け、エール! トレセン学園応援団』に合わせた応援団長らしい白い長ラン風の新衣装。通称は「団長キング」。
これをもって実装済み黄金世代全員が☆3かつ別衣装持ちとなった。ツルちゃんはまず本実装から……

成長率はスピード、パワー、根性に10%ずつ振られており、根性育成で全てが万遍なく補正がかかることから根性育成向きの補正と言える。

所持スキル
中距離用のスキルが無くなり、差し、短距離、マイルに絞ったスキル構成となっているが、
春ウマ娘〇とその上位スキルが並んでいることから、春の短距離・マイルレースである高松宮記念・安田記念に照準を合わせたコンセプトと言えよう。

通常スキル:
春ウマ娘〇、外差し準備、詰め寄り、(覚醒Lv2)展開窺い、(覚醒Lv4)差し直線〇

レアスキル
(覚醒Lv3)昇り竜(最終コーナーで外から追い抜くと速度が上がる/差し)
竜の雲を得る如し(最終コーナーで外から追い抜くとしばらくの間速度が上がる/差し)

(覚醒Lv5)春一番(春のレースが得意になりスピードとパワーが上昇する)
春風吹きて、桜舞う(春のレースが得意になりスピードとパワーがすごく上昇する)



フレー! フレー! は・し・れ!!



押せ押せ!止まるな!駆け抜けろ!



それぇっ!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[白く気高き激励の装]キングヘイロー 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「轟!トレセン応援団!」。発動条件と効果は「レース前半、掛からず最後方付近に控え続けていると、最終直線で気合を爆発させて加速力が上がる」というもの。
具体的な発動条件は「掛からず、レース前半50%まで上位70%以下を維持*18」となる。
効果が速度上昇だった『キング・オブ・エメラルド』と違い、加速度上昇に変わっているのがキモ。
ゲームシステムの詳しい説明は省くが、大雑把に言うと「加速スキルは基本ラストスパートの加速中に出ないと実質効果が無い」というシステムである。
つまり、このスキルが発動する「終盤最終直線の最中に最終加速が出る」コースでないと有効に働いてくれず、コースを選ぶスキルになった。
そしてこの条件にフィットするコースは中京芝1200mや東京芝1600mなど、大体が短距離~マイル帯に存在するので、よりスプリンター寄りの性能になっている。そして実は有効加速の大井ダート1200m

そして初期ステータスの分配も代わっているが、特に注意が要るのはスタミナが同☆の『キング・オブ・エメラルド』より更に下がっていること。
目標達成は勿論だが、短距離レースに必要な最低限のスタミナ確保も忘れないようにする必要がある。

ちなみに衣装自体は汎用品で、同イベントでシーキングザパールも着用。そのシーンがサポートカード【そのエールは世界を変えた】シーキングザパールになっている。
その分団員ごとに着用者のイニシャルが刺繍されているカスタム品になっていて、キングのものには"K.H"の刺繍が入っている。
また、コンシューマソフト『ウマ娘プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』でも背景にいるモブ応援団員が同デザインの白ランを着用している。

応援、ありがとうございましたッ!
押忍ッ!

[Evergreen(エヴァーグリーン) Identity(アイデンティティー)]

隅々まで凝ったデザインでしょう?
当然ね! キングが直々に監修したのだから!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Evergreen Identity]キングヘイロー」勝負服
© Cygames・JRA

2024年5月開催のストーリーイベント『拝啓、波真珠(バロックパール)の私より』に合わせ実装された、白を基調に緑の入ったウェディングドレス風新衣装。
通称は「嫁キング」。メインストーリー第2部でアスケラのオカンとか言ってたら本当に嫁が来たとトレーナー間のネタになった。
衣装はビューティードリームカップでビューティー安心沢の眼鏡に適い、ミューズの資格を得て手に入れたもの。
歴代のミューズは育成キャラとして実装されたのがここまで一人を除きだったが、その唯一の例外マヤノとは坂口正大厩舎所属という共通点がある。
衣装名の"Evergreen"は原義の「常緑樹」から転じて「不朽」という意味合いも持つ英単語で、
普段の勝負服からのお馴染みの緑とも引っ掛けながら、自らの勝利で存在証明"Identity"を打ち立てたキングらしい衣装名になっている。

性能面最大の変更点はマイルの距離適性がBからAに上昇していること。
前述の通り「因子4枠で距離オールA」の時点で希少なのだが、それが進化して「因子3枠で距離オールA」という唯一無二の個性となった。
成長率はパワー・根性・賢さにそれぞれ10%割り振られており、スピード出力さえ確保してしまえば残りは補整がかかるため、スプリンターとしては育てやすい部類に入る補整である。

所持スキル
距離帯が分かれているように見えるが、覚醒スキルが双方、進化スキルになると短距離マイルどちらでも使用可能になるため、
どちらで育成するにしても腐らずに済み、非常に使い勝手が良くなっている。

通常スキル:
上昇気流、短距離コーナー○、ひたむき前進、(覚醒Lv2)ペースアップ、(覚醒Lv4)コーナー加速〇

レアスキル
(覚醒Lv3)豪脚(レース終盤に後ろの方だと加速力が上がる/マイル)
遮るものはない(レース終盤に加速力が上がる/短距離・マイル)

(覚醒Lv5)気骨稜稜(レース終盤が迫ったとき中団以降だと速度が上がる/短距離)
不屈の証明(レース終盤が迫ったとき中団以降だと速度がすごく上がる/短距離・マイル)



決断の一つ一つが自分を作るの


目に焼き付けなさい


これが私の望んだ、私!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Evergreen Identity]キングヘイロー」固有スキル発動」
© Cygames・JRA


固有スキルは「理想へのwinding road」。
発動条件と効果は「残り600mを切って中団で外から追い抜いていると、ラストスパートの最中に速度を上げ続ける」というもの。
些か分かりづらいため、具体的に換言すると、
残り距離600m地点から先で、『順位率40-80%*19以内にいる時』に『内ラチ側にいるウマ娘一人を抜く』ことで条件を満たし、ラストスパート区間*20で発動
という条件・効果となる。
条件はややこしく見えるが、端的に言えば「ダービーみたいに最内で前にいるような事態じゃなきゃ大体出る」というスキルであり、
しかも初の「掛かり」が発動条件に関与しないスキルなので、ややこしさの割には素直に出てくれる。
発動時間が長いスキルを最後の速度争いの際に発動してくれるので、最後の一押しとして優秀な効果を持つスキルと言える。

発動演出においてフィルムカットやシャッターが混じりながら堂々とチャペルを闊歩するキングの姿が何とも美しい。

勝利で飾って、この衣装は完成するのよ!

育成の難易度

  • 全般
どのバージョンも後述の目標レースの都合から、適性やスキル面を継承因子やサポートで補う必要があるが、因子継承の相性が良いウマ娘が少なくなりやすい。
これはキングヘイローに限った話ではなく、短距離やダート適性の高いウマ娘は中長距離適性が高いウマ娘との相性値が低めに出てしまう仕様のせいではあるが、この仕様の弱点をモロに被る。
結果継承の際に因子を貰う難易度が少々高く、相性が低い場合運が悪いと基礎ステータスの青因子すら飛ばされる。このため継承から難易度が高くなっている。
なお、これでも2周年調整アップデート(2023年2月24日)以前よりはマシになっており、内部補正値の関係で昔はもっと高相性にしやすいキャラが少なかった。

  • 育成ウマ娘固有目標型の育成シナリオ
該当シナリオ:「新設!URAファイナルズ」「アオハル杯~輝け、チームの絆~」「つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ
グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」「U.A.F. Ready GO! ~アスリートのキラメキ~」「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」「走れ!メカウマ娘 -夢繋ぐ発明-」

目標レースに全ての距離が含まれ、出走スケジュールも正直無茶振りとしか表現のしようのないものを要求される。
というのもクラシック三冠を駆け抜けたかと思えば、いきなり短距離G1の高松宮記念で1着を要求され*21
それからしばらく短距離〜マイルでのレースが続いた後最後にまた中距離G1の天皇賞(秋)で黄金世代のライバル達を相手に1着をもぎ取らなければならない
ついでに「一番走った距離帯が選択される」ゲームの仕様上、機会を見て目標外の短距離レースに最低2回*22出走しておかないと、URAファイナルズで中距離に出走させられてしまう

この場合中距離以外の距離限定スキルを習得していると、それらが効力を発揮しなくなってしまう。
そのせいで育成方針が非常に定めにくく、慣れるまでの育成難度がかなり高いウマ娘の1人。
ライバルウマ娘も強力*23であるため、ある程度手持ちの殿堂入りウマ娘やサポートが整ってきてから育成する方が無難だろう。

最大の鬼門となるのは菊花賞の次に来る高松宮記念。長距離3000mからいきなりの短距離1200mである。
というのもウマ娘のレースは「スピードが高いほど消費スタミナ量も多い」という燃費特性と「ゴール地点で体力を使い切るようにラストスパート開始地点を調整する」仕様がある。
結果、中長距離戦ではどうしてもスタミナを疎かにしづらいため、そちらで勝ちを狙おうとすると短距離で要求されるスピードとパワーの育成に手が回らなくなりがち。
逆に短距離戦に特化して先にスピードを伸ばしていると、必要スタミナ量が増えて中長距離戦が不安定になる。
短距離だと差しは非常にバ群にひっかかりやすいという問題があり、安定して勝ちづらいという点も難易度に拍車をかける。

高松宮記念等であまりに詰まりまくる場合、適性を上げていなくても一時的に逃げや先行で走らせた方がむしろ勝ちやすくなる場合もある。
ただ、固有スキルの発動条件の厳しさから差しより前にすると発動しないのが確定すると言っていい。代わりになる通常スキルをしっかりと積んでいこう。
どうしても高松宮記念で詰む場合は最初から菊花賞を捨てて、日本ダービー終了の時点から高松宮記念に向けてスピード中心に育成、
高松宮記念後から秋天に向けてスタミナを補強していくといいだろう。
菊花賞以外は「根幹距離〇」スキルが適用されるので、持たせておくとスタミナ管理が少々楽になる。

クラシックである程度の結果を出せる育成をしている場合、普通にURA中距離程度は勝てる仕上がりであることも多いので、そのまま中距離を主戦場とする選択肢もある。
この場合も固有スキルは強みを生かしづらいため、他の加速手段を考えておこう。

    • 「グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」
グランドマスターズ固有の問題として、毎年最後に特別レースが発生する関係上特別レースの距離誘導がさらにややこしくなるという問題がある。
どういうことかというと、短距離レースの必要回数が増える上に出走タイミングまで指定される。
全レースを短距離する調整の場合、最低でもジュニアに短1回、クラシックに短2回が必要となる*24
他の育成ウマ娘固有目標型のシナリオと比べるとローテのタイミングに気を遣わないと不本意な距離を走らされる事故が起きやすい。

  • シナリオ固有目標型の育成シナリオ
    • Make a new track!!~クライマックス開幕~
ウマ娘固有目標で悩まされた目標レースの軛から外れることで自由度が一気に拡大。
最初から短距離に専念できる他、短距離レースがなくてもマイル・中距離に出やすい距離適性のおかげで様々なレースに通うことができる。
特に普段なら出られないティアラ路線がマイル中距離レースで構成されており、距離補正が因子1個ずつで済むことから短距離育成のついでで稼ぎに出やすくなる。
他にも補正しやすい距離適性なので短距離「以外」に専念させるステータスも作りやすく、作りたい距離外に出場しなくて済むこのタイプのシナリオとの相性は良い。

反面、適性が素で満遍なく高いのが災いし、一切適性を弄らずともライバルが芝の全距離に散らばってしまう(適性Cから出現判定があるため)という欠点もある。
そのため、ローテーション管理がライバルの湧き具合でアドリブを求められ、他シナリオとは別ベクトルで上級者向けとなっている。
育成に慣れていれば最適距離と違う最終戦に連れて行かれても素ステータスで押しきれるが、育成に自信がそこまでないうちは距離帯管理をしっかりやっておく必要がある。

    • 「Reach for the stars プロジェクトL'Arc」
こちらも基本的にローテーションが自由であるため自由度の拡大の恩恵も受けられるが、
そもそも練習に大きな比重が置かれているシナリオなので、クライマックスに比べて距離適性の恩恵度は低め。
シナリオ自体の難易度が高い分「キングだから難しくなる」というポイントは少なく、他シナリオと比べるとキャラ格差は薄いとも言える。
キングに限らない話として短距離マイル帯育成の際に凱旋門のためにどこまでスタミナを積むか、という問題はあるが根性とシナリオ用スタミナバフでカバーできる点は覚えておくといい。

固有二つ名

固有二つ名は共通して「世代のキング」。
取得条件は、
「『合計でG1を11勝しているウマ娘2人』から想いを継承し、スペシャルウィーク、セイウンスカイ、グラスワンダー、エルコンドルパサーにそれぞれ3回以上勝利する」
というもの。
前半部分は史実における両親の戦績(父ダンシングブレーヴ4勝+母グッバイヘイロー7勝)に由来すると思われ、継承親二人合計で11勝していればよいのでこちらの達成は容易。
後半は「黄金世代の頂点に立つ」というif路線となるが、これが一筋縄ではいかず、かつシナリオのシステムによって難しいポイントが変わる。

  • 全般
前提としてレースにおけるネームドキャラの出現ルーチンとして「史実馬の優先出走」が存在し、史実でそのレースに出たウマ娘が優先出走してくるように設定されている。
つまり「対象同期それぞれの史実出走・勝ち鞍レース」に出ればよい、ということになる。
そしてこの史実出走レースの中には「史実枠で出走するが、ゲームバランス上適性が低い」ケースがいくつかある。
例としてはきさらぎ賞のマイルCスペシャルウィーク、京王杯ジュニアSの短距離Gグラスワンダー*25などがある。
結果として適性外で弱っている所を勝ちに行けるレースもあるため、探してみるといいだろう。
ただし、あくまでも優先なので100%の保証はない。特に実装された勝ち馬が多いG1は優先出走権持ちが多く、いないケースもある。


勝利数カウントで重要な点として「同期に勝っていればいいのでレース自体は落としてもいい」仕様がある。
例えばあるレースで「1着ゴルシ、2着スペ、3着キング、4着スカイ」となった場合の勝利数カウントは「スカイ+1、スペ+0」が正解となる。
また、URAファイナルズ・クライマックス決勝・グロウアップレース~グランドマスターズでの勝ちも計算されるので、特別レースに対象の同期が出ることを祈ろう。
クライマックスに至っては同じメンバーで3回走るので、極論「98年組全員に出現判定がある」中距離クライマックスに行けば労せず手に入る可能性が(理屈上は)ある。

  • 育成ウマ娘固有目標型の育成シナリオ
シナリオ目標上で4回当たるスぺとスカイはともかく、残る黄金世代のグラスやエルは、
朝日杯FS(グラス)やNHKマイルカップ(エル)、クラシック級毎日王冠(両方)などの目標外レースに出走枠がある。
そのため、彼女らが出走するレースを把握し、それらを考慮したスケジュールを組む必要がある。
特にエルのせいで*26クラシックは忙しくなる上に、必然的に短距離以外への出走がかさむのも悩ましいところ。
二人の主軸がマイルなのも地味なトラップで、マイルを走りすぎURAファイナルズでマイルに連れて行かれる事故も発生しがち。

長距離適性を上げるならシニア級有馬記念は後述の特殊イベントで必ず全員揃うので、育成に自信がある場合ここが大チャンス。
ただしライバル補正がかかっているので並のステータスでは負ける可能性がある。

  • シナリオ固有目標型の育成シナリオ
全体の共通事項として育成ウマ娘イベントが発生しなくなる関係上、全員集合の有馬イベントもなくなるので、きっちり他のレースで3回倒さねばならない。
    • クライマックスシナリオ
史実レース優先出走のルーチンはこちらでも存在するのでやること自体は変わらないのだが、
クラシック三冠以外のルートに行ける分、今度は中・長距離の王道路線に出走するスペ・スカイの2人が倒しづらくなっている。
この場合は逆に意図してスペ・スカイが出るレースに挑戦状を叩き付けにいかなければならない。難関はスカイ。
スカイはこの4人の中では実馬が古馬入りしてからパッとしない上に長期負傷で離脱した結果、エルに次いで出走数そのものが少ない。その上、出走位置もやや都合が悪い。
同じ王道路線のスペはクラシック前哨戦のきさらぎ賞・弥生賞や、年始始動戦のAJCCなど暇なうちに狩りやすいのだが、
スカイはエルグラ毎日王冠の真裏・クラシック京都大賞典や夏合宿中シニア札幌記念など出現位置が悪いのも相俟って狩りづらい。
もしライバル枠に表示されたらぜひ稼いでおきたい。

    • プロジェクトL'arcシナリオ
ネームド出走枠にプロジェクト参加面子*27が参加しやすくなっており、まず二つ名のための同期が出走しないケースが発生しやすい。
さらにシナリオ自体が練習に大きな比重を置いたシナリオであることから、レース出走のメリットがかなり低めで、目標外レースに出ること自体に困難が伴う。
そして、海外遠征とシニア10月後半で終わる構造のため出られるレース数自体が減少し、特別レースでの同期参戦もリンク対象のエル以外は出てきづらい。
結果として、これまでのシナリオで最も二つ名を取るのが厳しいシナリオとなっている。
シナリオ後半になればなるほど練習ボーナスが積み重なるので、もし取るならクラシック凱旋門以前のボーナスが薄い期間でなるべく稼ぎたいところ。



隠し要素

同期の黄金世代があまりにも強いため、クラシック三冠は半ば負けイベントじみた設定をされているが、
勝利時はきちんと別のイベントが用意されているため、三冠ウマ娘を狙ってみるのも一興。
特に菊花賞はシナリオ内容が大きく分岐する。

特筆すべき隠しイベントに、シニア級の有馬記念出走で黄金世代揃い踏み+1年後輩の最強格テイエムオペラオー*28との最強決定戦を行えるなど演出には恵まれている。
長距離G1の有馬記念でライバル補正込み黄金世代(と同補正の世紀末覇王)が相手であることからも難易度は高いが、それらを乗り越えてのうまぴょい勝利は格別。
ここで固有二つ名の条件も達成し、名実ともに世代最強の座を手にできれば最高だろう。
なお、史実で惨敗だったフェブラリーステークスは特にイベントはないし目標でもないので、本人の希望通り芝に専念させてあげよう。アグネスデジタルじゃあるまいし。

また、もう一つの隠しイベントが2022年2月24日のアップデートで追加され、
こちらの発生条件はイベント名「王様のSMILE」にも一部明示されている通り「全距離帯の芝G1で一着を取り、ファン人数24万人以上」。
イベント名のどこに明示されているかというと"SMILE"がそれ。
これは国際競馬統括機関連盟の使用する距離区分の頭文字*29である。
そしてキングの目標レースには、
S=高松宮記念スプリンターズS、M=安田記念、I=ホープフルS・皐月賞・天皇賞秋、L=東京優駿、E=菊花賞
と、最初から全部入っているので、目標レースで全部一着を勝ち取ることで達成できる。

ただしゲーム的に実際に取らなければならないのは「ゲーム内の『全距離帯』」なのでI,L,Eは実際と一致しない。
例えば中距離は「東京優駿とジャパンカップ(中距離・L)は落としたが秋天(中距離・I)で取った」でOKとなる。
なので実際の残りは下線部の通り短・中は1着目標があるのでマ・長の2つ、難関は当然ながらチャンスが4回しか存在しない長距離。
菊で勝てなかった場合、ローテーション的に一番無理なくできるのは、上記黄金世代の頂上決戦たるシニア有馬記念を制することだろう。

イベント効果は難易度の高さに見合った旨味があり、上昇値は「(全ステータス+10・スキルポイント+20)×レースボーナス」。
ステータスの上昇量はURAファイナルズと同等の数字であり、可能なら狙いたいところ。上級者なら短距離目的の育成をした長距離Cキングでも勝ちを狙いに行けるようになる。
また、デッキの質が高まる(=ファンボーナスを厚くできる)と「目標完勝のみで24万人」というのも可能になるため、慣れれば隠しイベントの割に毎回出せるようになる。

何故このようなイベントがあるかというと、キングヘイロー号の持つ記録に「(グレード制導入後)SMILE区分全距離の芝GIで掲示板入着経験がある*30」というものがあるため。
この記録を達成したことがあるのは、2023年現在ナリタブライアン号とキングヘイロー号の2頭しかいない絶後の記録なのである。普通こんな迷走しないは禁句


特殊実況は高松宮記念に用意されており、その条件は「ここまでG1レース未勝利、かつG1を5戦以上出走で、高松宮記念の作戦が差しで一着」。
高松宮記念までにG1を目標レースのみ出走した場合ホープフルステークス・クラシック三冠の4回なので、さらに最低1回G1に出走していなければならない。
これは「キングヘイロー号の出走した現3歳までの現G1」の数に拠るもの*31
この実況を聞こうとした場合の鬼門は目標にあるG1のホープフルステークス・皐月賞。真面目に育成すると意外と勝ってしまうという問題がある。
逆に狙って負けようとすると負けすぎて目標圏外に出てしまったり、肝心の高松宮記念で負ける。
結果苦労して目標通過ギリギリを通る初心者のほうが聞きやすく、育成に慣れてくると逆に聞けないという点でナイスネイチャと同様に難度の高い実況である。
シナリオ固有目標型なら自分で出走ローテーションを組めるため、聞くだけなら因子補正をせずに高松宮記念以前のダートG1八つ*32のうち五つを踏むことで出走・未勝利条件は容易になった。
しかしながらこれをやると多量のボーナスを逃すことになるため、やはりある程度の自力は必要になる。



サポートカードとして

サポートカードは初期にR【トレセン学園】とスピードSR【一流プランニング】が実装されているほか、
2021年6月29日にパワーSSR【今宵、円舞曲にのせて】、2023年10月30日に根性SSR【我が舞、巡りて】が追加された。
全レアリティ共通イベントの片方は選択肢次第で「末脚」のヒントが貰えるが、
もう片方のイベントではステータスアップの代償にがやる気ダウンか体力-20の選択を迫られるイベントもあるので注意。

アオハル杯シナリオで登場する際の適性は、育成キャラ[キング・オブ・エメラルド]時そのままなので前項の育成キャラとしての欄を参照。
シナリオリンクキャラに専門家がいない*33短距離の専門家としてゲスト登場の機会も多い。

SR【一流プランニング】

得意練習はスピード。
スキルに汎用性の高い「コーナー回復〇」の他、条件が一致すれば基礎ステータスを盛れるスキル「良バ場〇」「曇りの日〇」「外枠得意○」、
所持者が数少ない短距離・後方向けスキル「様子見」「詰め寄り」を持つ。
その上でスキルヒントが無凸でもレベル3、完凸するとレベル4という高レベルで貰えるのも嬉しいところ。
1回もらえばそれだけで取得してよい割引率になる。
SR固有の特徴としては「スピードボーナスとパワーボーナスの二重持ち」があり、
スタミナ練習以外の練習4種類どこに現れても上昇値を底上げしてくれることから、仮に得意練習を外しても汎用性が高い。
また、スピード練習を起動するだけでもパワーが十分に上がっていくため、スピードパワーの両立がしやすくなるという特性がある。
弱点としてはファンボーナス・レースボーナスがないため、レース後の収入面では他のカードに明確に劣るという点がある。

全体の評価としてはSRとしては十分に優秀なサポートであり、起用点が見込めるカードである。
ただしSRスピードサポートは激戦区であり、これでも外れる時は外れる。

SSR【今宵、円舞曲にのせて】

得意練習はパワー。
基本的な特徴はSR【一流プランニング】を引き継いでおり、長所であるスキル面も短所であるレース回りもSRの解説が概ね当てはまる。

連続イベントを完走すると、確率で短距離用レアスキル「電撃の煌めき(「詰め寄り」上位スキル))」のヒントをレベル3で入手可能。いわゆる「あげません族」の一人。
スキル自体は最高速度UPと加速度UPを併せ持つ複合スキルで強いのだが、スキルを活かせるウマ娘がかなり少ない*34のが現状。
だが同時に「パワーカード内でも最高峰の練習出力」を併せ持っているため、最初から電撃の煌めきを取らないという前提でも十分に使い道があるカードである。
短距離育成以外で使う理由の少数例として、スキルの条件全部無視して発動させる固有持ちのシロイアレか、それを継承したキャラの場合、発動に期待して仕込んでおく金特候補ではある。
また、22年2月の一周年バランス調整により、全体的なイベントの出力が上昇したほか、
連続イベントの1回目の選択肢で「抜け駆け禁止」or「ウマ好み」が取れるようになっており、使い勝手は当初より上がっている。

イラストとエピソードは実装同日開催のイベント「幻想世界ウマネスト」のゴルシが設定したNPC「キングレイジョー」を前提にしたもの。
なので厳密に言うと実は別人

SSR【我が舞、巡りて】

得意練習は根性。
練習性能面では固有ボーナスの「最大3個まで速度が上がるスキルの所持数に応じてスピードボーナス」が強烈な効果を持っており、
根性カードのスピード出力という点では実装時点で最高峰の出力を誇る。
根性出力もトップクラスとはいかないものの、必要十分な出力は発揮できる優秀さを持つ。その分何も補正を持っていないパワーが低めに出やすい。
キング本人がそうであるように「パワー補整は持つがスピード補整は持たない」育成キャラならバランスを最大限に活かして戦えるだろう。
その他の練習面の性能は十分に高めのものを持っているため、
「(後述する)尖ったスキルの都合上最大限に活かすのは難しいが、出力面だけでも頼りになる面がある」という意味では【今宵、円舞曲にのせて】と同類。
また、最低限ながらレースボーナス・ファンボーナスが搭載されたのも嬉しいところ。

スキル面では所持スキルが大幅に入れ替わっており、差し向けの「外差し準備」「恐れぬ心」「プレッシャー」に、
短距離向け「仕掛け準備」「スプリントギア」「短距離直線〇」に本カードで新規実装の短距離スキル「ひたむき前進(レース終盤が迫ったとき中団以降だと速度がわずかに上がる)」を持つ。
汎用性という点では後退しているが、短距離・差しのスペシャリストとして特化したスキルを持参している。
また連続イベント完走により確定で選択入手できるレアスキル「威風堂々(プレッシャー上位)」、
「気骨稜稜(ひたむき前進上位)」の下位ヒントを高レベルで持っているため、金スキルを安く取れる可能性を持っている。
しかしながらそのレアスキル自体が有効な盤面が限られる類のスキルであるため、レアスキルを目的にするケースはそう多くないのが難点。
そしてカード実装のたびに定番化している「本人こそ使いたい性能してるけど入れられない」問題がここでも起きている。

イラストとエピソードは実装同日から開催されたイベント『秋さびて、想ひ綴る』を前提にしたもの。
奉納舞でカワカミプリンセスが演じる主役・白拍子の師として芸を披露しているイメージイラストで、
エピソードはイベント中怪我により白拍子を演じることができなかったキングの想いと、劇中の白拍子の師が弟子を想う様をかけたもの。
このような背景があるため、イベントと同日に実装された本カードのイラストはイベント内では使用されていない。


個別ストーリー

キングヘイローが主役となる育成シナリオでは、偉大な母親へのコンプレックスと確執を乗り越え、
「偉大な母親の娘」ではなく、「キングヘイロー」として進むべき道を、トレーナーと共に見出していく姿が描かれる。


とある日、選抜レースに向けて練習するウマ娘たちを見に行こうとしていた新人トレーナー。
そんな折に、校舎裏で何やらまるで喧嘩するように電話をしているウマ娘を見かける。
その姿を見ていると、電話を切った彼女に気付かれた途端不審者扱いされ、自分の身分を説明するハメに。
不審者という誤解はすぐに解けるものの、今度は「新人だから彼女のことを知らない」ということに気付かれ、無理やり中央広場へ引っ張って連れて行かれる。
そこで彼女の友人たちも呼びだされ、始まったのは……

私の名前は?

キング!!

(略)

……壮大な自己紹介だった。
完全にキングの世界で展開される自己紹介にあっけにとられていると「このへっぽこ!」とへっぽこ認定を頂いてしまう。
もう一度自己紹介が繰り返されそうになったところで、キングがこの後級友とトレーニングの予定がある事を思い出して無事解放。
他のトレーナー達と共にキングを含めたウマ娘たちの練習の見物ができたのであった。

後日、選抜レースの日。
選抜レースでのキングの走りは、結果こそ2着ながら「まだ粗削りではあるが、もし彼女の走りが大舞台でも見ることができたなら」とトレーナーに夢を抱かせるには十分な出来であった。
レースを終えた後、キングにトレーナーは声をかける。そこでキングからは「あなたはどういうトレーナーになるつもり?」と問われ、「君を大舞台で勝たせたいと思っている」と答える。
それに対するキングの返答は「私は一流のトレーナーしか求めてないの」と冷たい反応。
「今はまだ新人だが、いつか一流になる」と食い下がるが、

『いつか』って、いつ?
……あなたたちトレーナーは、ダメだったら次の子を担当すれば、一流のトレーナーと評価されるかもしれない。

でもウマ娘にとって、チャンスは1度きりなの。

と痛烈なカウンターを受けてしまう。
キングと別れてからも、トレーナーの脳裏には「一流のトレーナー」という言葉が巡り続けるのだった。


それからというもの、トレーナーはキングヘイローの走りが忘れられず、どうすれば他のスカウトもずっと断り続けているキングをスカウトできるのか悩み続ける。
その間に他のトレーナーからは「実力に比して気位が高すぎる気性難、勝ってもG2がせいぜい」などと悪評も聞こえてくるようになっていた。
そんな折に、カフェテリアでセイウンスカイが自分がサボりたかったので模擬レースの枠をキングに譲り、代わりにキングが出走することを知る。
何故そこまで一流トレーナーを求めるのか、何がそこまで彼女を必死に駆り立てるのか。それを知るためにもう一度キングの元へ出向いた。

そして、キングに会って声をかけたそのタイミングで、彼女の携帯電話が鳴る。
それをきっかけにキングの抱えるもの――自分を認めてくれない、レースに向いてないと言い続ける母親の存在、そして並々ならぬ覚悟を知る。

どう言われようと、どう思われようと、私は一流のウマ娘だと叫び続けるし……"勝利"という名の証明を必ず得てみせるわ。

堂々と一流を名乗り、高い目標を掲げ続ける覚悟。「同じ覚悟を持つ一流のトレーナーでなければ、私は決して認めない。


迎えた模擬レース本番。レースの主役はこの日の注目株であるグラスワンダーに完全に持っていかれ、レースの結果もグラスの勝利に終わる。
再びの敗北に、周りのトレーナー陣からは「そろそろ現実的な視点を持てるようになったんじゃないか」などと酷評まで飛んでくる始末。
それでもなお、キングは一流を名乗るのを止めない。悔しさを噛み殺した声で胸を張るキングに対して、トレーナーは声を上げる。


そして俺こそが、一流トレーナーだ! だから一流ウマ娘をスカウトする!


周りの全員が、キングすらもあっけにとられる中「一流トレーナー」は堂々とキングヘイローのスカウトを宣言する。
これ以上無い形で同じ覚悟を示したトレーナーにキングは応える。

この場にいる全員、お聞きなさい! 今、"一流のキングヘイロー"は、この"一流のトレーナー"と組むと決めたわ!

「一流を名乗ったからには、本当に一流になるしかない」という覚悟を胸に、一流の証明を目指す日々が始まる。



育成シナリオ

覚悟を胸に抱いて乗り込んだ道のりはまさに茨の道であった。
自分に中長距離の適性が無いことを内心理解していながら、『一流』のウマ娘になるためクラシック三冠に挑むも、悉く敗退*35
菊花賞後に遂に心が折れ、「挑戦したことが間違いだった?」「母の言う通りにしていれば良かった?」と、考えないようにしていた心情をトレーナーに吐露するが……

──たとえこの負けがあったとしても。
どんなに悔しいことがあっても、人々から呆れられたとしても。たとえ母親を納得させられるような結果が出せなくても──
キングヘイローは何度心が折れそうなことが起こっても、何回でも立ち上がって、頑張り続けて、人々を魅了するウマ娘だ。
母親とは違う、彼女だけの魅力に溢れた、『一流』のウマ娘だ。


本当に……全然、かっこつかないんだから……っ。


……なんで、こんなにへっぽこなのかしら……っ!私たちはぁ……っ!


長距離レースから完全に身を引かされることも覚悟していたキングだが、トレーナーからかけられたのは「母親を振り向かせることはやめよう」という言葉。
誰のためでもなく、誰の背中を追うのでもなく、母親にも誰にも影響されない自分だけの道を行く。
新しい目標を得たキングヘイローは、改めてトレーナーとともに自分らしい「一流」を目指して走り始めるのだった。




全体としてはキングヘイロー号が活きる道を探し続けた陣営の苦悩や、「天才二世」と将来を嘱望されたクラシック時代の主戦騎手・福永祐一の影響がとても強いシナリオ。
偉大すぎる母を持つ彼女が「ウマ娘・キングヘイロー」として生きようとする姿が描かれる。


メインストーリー

第1部『チーム<シリウス>編』、第2部『チーム<アスケラ>編』の両方に出演。

第1部では最終章に登場し、スペシャルウィークのライバルとしてクラシック三冠レースを巡る戦いを繰り広げる。当然ダービーの暴走も再演するハメになった。
他方ではスペの友人として、他の同期達も含めた6人での親交が垣間見える日常シーンにも登場している。
授業を聞き逃したスペに助け舟を出したらスペが舟ごと沈んで宿題追加という(本人以外には)微笑ましい顔芸シーンもここで発生している。

第2部では主人公であるラインクラフトと、その友人であるシーザリオが所属するチーム<アスケラ>のチームメンバーとして登場。
チーム内ではトレーナーと共に二人を支援する役割を担っており、端的に言えば「第1部2章以降のマックイーン」枠である。



◆関連キャラクター

モチーフ馬が現在実装済みの98世代のウマ娘の中では後の方に引退したこと、走った路線が幅広かったこと、
直接の産駒もウマ娘として実装済み…と、後の世代のウマ娘との接点も多く、
接点ある別のウマ娘のシナリオでも面倒見の良さや気高さを見せて彼女達を奮い立たせたりする出番が多い。
それ故にテイエムオペラオーと同様「他人のシナリオに出る度株を上げる女」などと呼ばれることも。そしてトレーナーの財布が死ぬ。

同期クラシック路線のライバルで友人。弥生賞以降一緒に行動することが多くなった。
友人としての関係は概ねスカイが不規則発言で生真面目で隙のあるキングを振り回す形で、スカイが手玉に取っているような関係。
アプリ版でもサポートカードのイベントでよく一緒に登場していたほか、2021年6月10日に実装されたセイウンスカイの育成シナリオでも関係性がクローズアップ。株爆上げ1回目。
クラシック戦線で結果を出せず悩んでいたところにアドバイスを貰い「自分だけの道」を往く覚悟を決めたり、
シニア級に入ってからは逆に思ったようなレースができず悩むセイウンスカイに発破をかけにいったりと、互いに切磋琢磨する良きライバルとしての姿が描かれている。
特にキングのトレーナー描写が無い分、キングの路線転向にはスカイが(スカイ本人の意識以上に)大きく関わっている。

だって私は……私はっ! あなたを見て、今のキングになったのよっ!

モチーフ馬は98年クラシック三冠や99年天皇賞(秋)でスペシャルウィーク・キングヘイローと競り合った『クラシック三強』*38の一頭。
かたや「クラシックの敗戦と長い迷走の末にG1勝利をもぎ取り、種牡馬として成功した超良血馬」、
かたや「見劣りする血統ながらクラシック二冠を獲るも、古馬になってからはやや精彩を欠き、種牡馬成績はお世辞にも良くない馬」と、色々対照的な要素が多い。
ウマ娘としての2人の関係性もそこから来たものだろうか。

スカイと同じくクラシック路線のライバルで友人。
アプリではスカイ共々中長距離戦の難敵として前を走り、特にダービーの走りはキングの母も一押しの激走だった。わざわざ娘にそれ言う?
キング視点からはどうして同じ年にデビューしてしまったのかと恨むこともあったが、この同期がいなければ自分の道を往く覚悟はできなかったと礼を言う大事な友人である。
それと同時にレース外ではおっちょこちょいなスペシャルウィークもハルウララ同様(別の意味で)目が離せない相手のようである。
メインシナリオ第6章前編でも、授業の質問を聞きのがしたスペに助け舟を出していた。そしてスペが助け舟ごと沈み宿題追加。

モチーフ馬とは現役時代は当然ながら種牡馬時代も同時代のサイアーランクを争う大きなライバル。
さらにどちらも種牡馬として一定以上の成功をしているので、二頭の血筋が交わっている馬も複数いる。
そして同期5頭のうちキングヘイロー号が先着した経験がある2頭のうち1頭でもあり、皐月賞で一度先着している(キングヘイロー号2着、スペシャルウィーク号3着)。

同期のライバルで友人。スペ・スカイに後から追加されたツヨシと併せて仲良し6人組である。
アプリではスペ・スカイと比較するとクラシックに参加しないレースローテーションの関係でちょっと影が薄い*39
しかしながら二つ名の条件にもなっているため、こちらから挑戦状を叩きつけることが多い同期でもある。
うまよんでは(ツヨシ未実装時代のため)5人組ネタも多く、アニメうまよんでは5人揃ってEDも担当した。

史実の現役時代では関わりが薄かったが、やはり現役引退後に種牡馬として同時代のサイアーランクを争った。
そしてスペ同様に互いの血筋を併せ持った産駒が複数存在している。

  • ツルマルツヨシ
メインシナリオ最終章にて遅れてやってきた6人目の同期。
後発キャラかつ育成未実装であるため、黄金世代と絡む描写自体は限られているが、
元からいた同期5人組に後から追加されたとは思えないほどの馴染み方で仲良し6人組になっている。
2023年10月30日開催のイベント「秋さびて、想ひ綴る」では同じ舞台の演者として共演もしており、
ツヨシのサポートカード【天より遣われし微笑み】も【我が舞、巡りて】と同日に実装されている。

史実では99年秋天と00年有馬に二度の対戦経験があり、そのどちらもキングヘイロー号が先着しており(秋天で7着と8着、有馬で4着と競争中止)、
同期5頭のうち先着したことのある2頭のうち1頭。
また、2戦とも先着しているため唯一先着を許したことがない相手でもある。

実は寮のルームメイト
あんな子なので朝起こしたり髪を整えたりと何くれとなく世話を焼いているが、
キングも流石に世話を焼きすぎと思っているのか「明日こそは自分で起きてもらう」と毎日*40言っている。
よく寝ぼけてベッドに入ってくるらしい。またデジタル殿が尊死しておられるぞ!
ウララの方も優しくしてくれる「キングちゃん」のことを慕っており、とあるイベントでは日頃の感謝の言葉と自分へのエールをウララから笑顔で贈られ、
いつもの調子で受け止めようとしつつもついほろりと来てしまうキングの姿も見られるなど、仲は非常に良い。

ゲーム上ではハルウララはダート・短距離・差しという他に類のない適性から全体的に継承相性が特に悪く設定されているが、
キングヘイローはルームメイト補正・短距離バ補正があるためか(相対的に)相性がいい。
ハルウララで有馬記念勝利を目指すなら、因子厳選がてら長距離⇔短距離スイッチの練習*41のためにキングヘイローの育成を繰り返しておきたい。

一見史実では繋がりがないように見えるが、実はこの二人「血統繋がり」と「高知繋がり」を持つ。
血統面では同じ父系の「リファール系」*42に属し、キングヘイロー号の祖父とハルウララ号の曽祖父が同じリファール号*43
ただしリファール系ウマ娘は他にもツインターボ・シリウスシンボリ・メジロラモーヌがいる他、父系を意識した場合縁者が増えすぎる*44
そのため『ウマ娘』ではモチーフ馬同士の父系繋がりを意識しない場合もそこそこあり、本命はおそらく高知。
高知に関してはウララは言うまでもなく高知競馬出身馬。
ではキングはというと「高知競馬の重賞『福永洋一記念』」*45高知県観光特使・福永祐一」という騎手に由来する縁がある。

2021年9月20日実装のデジタルシナリオで登場。株爆上げ3か月ぶり2回目。
デジタル視点からは先にデビュー済でレースの先輩。シニア級の高松宮記念を勝った後、調子を崩している時期にクラシック級のデジタルと出会う。

デジタルから見ると最推しウマ娘の一人がキングヘイローで、キングテーマの同人誌作成までしようとしているほどに入れ込んでいる。
夏合宿では本人にナマモノ同人誌の構想がバレるというオタクにとって最悪のトラブルが起きるも、当の本人に許されて事なきを得る。
そして、バレた本の代わりに不調のキングを元気づける「オリジナル応援コール本or応援イラスト合同*46誌」を製作して渡してきた強火のオタク。
また、「傍観者=ウマ娘のオタク」でありながら「当事者=アスリート」になるという迷いを抱えるデジタルと共に練習し、
レースで戦った上で「たくさんのウマ娘と競い真のオールラウンダーになりなさい」と教えを残し、デジタルの変態アスリートとしての覚醒を促した。
デジタルはその後キングの訓示をよく受け止め、あらゆるレースを転戦し、真のオールラウンダーとして成長していくことになる。
そして、このシナリオの中でキングの言う「一流」の意味の一端が明かされるシーンがあり、キャラクターソング"Exercise the Right"の歌詞はここの影響がとても強い。

誰も、この執念だけは私から奪えないわ。
屈服させられた数が違う。笑われた数が違う。バカにされてきた数が違う。
一流であると謳ったがゆえに、誰よりも地を舐め、その度に自分を変えて、立ち上がってきた。

『どんなどん底でも、希望を疑わない!』 それこそが、このキングが永遠の一流である理由よ!

一方でローディング中の秘密ネタが本編で拾われ、自分の食玩フィギュアを自引きするためにチョコたまごを3箱(30個)も買って、取り巻き共々チョコを食べきるも肝心の中身は爆死。
見かねたデジタル(20箱200個購入)の申し出でトレードの約束をするという一幕も。

史実ではただ一度だけ同じレース(2000年マイルCS)を走った後輩馬。
その着差(アグネスデジタル号1着、キングヘイロー号7着)からあまり注目されていなかったが、デジタルのシナリオでこの繋がりが大きく取り上げられた。
キングヘイロー号は次走の有馬記念を最後に引退しているため、上述のストーリーを「後輩に後を託す」構図、
あるいは史実でのあだ名から「覇王討伐に向かう勇者を送り出す王」という構図と見るとなかなか感慨深い。
そしてアグネスデジタル号も種牡馬入りしており、同じ血統に二頭の名前が並ぶ馬も複数いる。
また、重賞戦線に顔を出していたころの鞍上である的場均か四位洋文のイメージが強いアグネスデジタル号だが、実はデビューから4戦は鞍上に福永祐一が乗っていたという共通点もある。

お嬢様仲間(?)の友人。リアルお嬢様としてお嬢様に必要な心得を伝授している。
カワカミからは強い尊敬と憧れを受けており、一見すると先輩後輩の関係のようだが、
同じ中等部でキング(3年生)曰く「後輩ではない」らしいのでおそらく同学年である。
また、あくまでキング個人に尊敬と憧れを向けてくれるカワカミは、
自分の評判に優秀過ぎる母の影響が付き纏いやすいキングにとって「自分自身をまっすぐ見てくれる」貴重な子である。

高松宮記念後での会話では、憧れのあまり自分の背中にそのまま付いてきて、高松宮記念に出たがるカワカミ(短距離適性D)に対し、
「あなたは私の背を追う必要はない」と評し、自分の道を往く大事さを教え込んだ。
また、サポートカード【一流プランニング】では、トレーニングでガチムチ体型になる自分に悩むカワカミに自分らしさの大事さを教え、
その結果迷いの吹っ切れたカワカミは女子力(物理)路線を邁進することになる。

2021年10月11日に実装されたカワカミの育成シナリオにも当然登場。株爆上げ約3週間ぶりの3回目。
デジタルから1か月も経ってないんですけど!? と株を買うキングトレーナーの財布から悲鳴が上がった。
この時のカワカミの衣装名は「プリンセス・オブ・ピンク」。運命的な何かを感じずにはいられない。

こちらではカワカミデビュー前の時点で、既にシニア級で活躍しているというレースの大先輩。
作中の台詞からしてカワカミがクラシック級にいる間に春秋スプリント(高松宮記念・スプリンターズステークス)を制覇している模様。
つまり現役4-6年目のウマ娘という、他キャラシナリオを見ても珍しい大ベテラン。
作中でも実際珍しいらしく、高松宮記念では「いつまで現役にしがみつくつもり」とか「今のうちに引退したら」という野次が飛んできたりする。
ちなみにこのキングを超える年数が明記されたベテランは2周年の現状、グッドエンドで9年と明記されるワンダーアキュートぐらい。

エリ女でのやらかしとそれに対する世間からの評価のせいで、完全に「自分らしさ」を見失ってどん底にいたカワカミに、
高松宮記念に挑む自身の姿によって「自分らしさ」とは何かを教え、立ち直るきっかけを与えている。
この高松宮記念にカワカミが出走することで隠しイベントが発生、戦績での分岐(しかも3パターン)もあるので挑んでみるのも一興。
このカワカミへの教えもまた"Exercise the Right"の歌詞にふんだんに取り入れられている。

その後見事に立ち直って見せ、宝塚記念で挑んできたカワカミの姿を見たキングは一言。

ふふっ、なんだ―― ――子どもってすぐに大人になるのね。

と、完全に親の立場で発言。
カワカミ実装前から「カワカミがあんな性格になったのは、キングが自分の経験の反動でのびのび育てたから」などと言われていたのがある種実現。
当然「君も子どもじゃ……」とカワカミトレーナーに突っ込まれた。

2022年4月28日開催のイベント「轟け、エール!トレセン学園応援団」と2023年10月30日開催のイベント「秋さびて、想ひ綴る」の二つでも当然共演。
どちらのイベントでもキングからの想いを受けて舞台に立つカワカミの姿が描かれている。

史実では実の娘にあたり、キングヘイロー号産駒の牝馬稼ぎ頭*47
種牡馬としての活躍期間を長くした*48立役者でもある。

2022年4月28日開催のイベント「轟け、エール!トレセン学園応援団」で新規衣装お披露目&実装となった仲間で、
春のファン感謝祭で組織された応援団の団長キングと応援団員(チアリーダー)ネイチャ。
このネイチャさんは選ばなさそうな新衣装自体を用意したのも団長であるキングである。

当該シナリオ内ではどうしても空回りしがちで視野が狭くなりやすいキングに対して、
気遣い上手のネイチャさんがブレーキをかけたり、視点を広げてあげたりという役割に当たっていた。
特に応援団のまとめ方について迷走していた時期には、不慣れな自分語りをしてまで商店街の皆と引き合わせて「応援」のことを教えてくれた。
その後、ファン感謝祭が終わって応援団が解団した後も2人の友情は続いている。

(……アタシとキングは、まだ少しだけ、あの頃の団結を続けている)

史実的には年代や距離帯こそ違うが「長年の善戦の末に『高松宮』を冠するレースで栄光を得た」という共通点はある。

メインシナリオ第2部で、アスケラトレーナーとキングの在り様に憧れを抱いてアスケラへ志願してきた後輩たち。
チームへの加入経緯から二人ともキング自身に憧れを抱いており、上述のカワカミと同じく「名ウマ娘の子」という立場と無関係に慕ってくれている後輩である。
当然、キングが自分を慕ってくれる後輩に世話を焼かないはずもなく、アスケラトレーナーと共に彼女らをサポートしている。
第2部はラインクラフトとシーザリオが事実上の主役であるため、「他人のシナリオで株が上がる」いつものキングの法則がこちらにも当てはまっている。
ちなみに、シーザリオは「レースやトレーニングの時は超クールだが、平時はスぺちゃん2号おっとりとした気立ての良い性格」という強烈な二面性を持っているのだが、
これをメインストーリー第2部で初めて目の当たりにした時のキングの唖然とした表情も話題となった。多分アスケラトレーナーと初見のプレイヤーも同じ顔をしていたはず

史実においては三頭とも「鞍上・福永祐一」という大きな共通点がある。
そのため時事ネタも含みアスケラが「福永祐一厩舎*49」と呼ばれることも。

  • キングヘイローの取り巻き
2人登場しているが固有のアイコンはなく、名前は「ボブヘアのウマ娘」「ネコ目のウマ娘」と書かれる。学年は後輩。
彼女らが風邪を引いてダウンすると、キングまで心配し過ぎて調子を崩すほどに気にかけている大事な後輩たちである。
残念ながらモブ扱いなので、アプリではイベント等で出番があってもビジュアルは登場しないが、
SSRサポート【今宵、円舞曲にのせて】のイラストでキングの左右*50に浮かぶ使い魔っぽい生き物の髪型が、
それぞれアニメ1期でキングと話していた2人のモブウマ娘と一致していることから、十中八九キングと話していた2人こそ取り巻きの子たちであると思われ、
どちらでもモブ扱いなので名前こそ付いていないが、ちゃっかりアニメに出演済みだったりする。
おそらく左耳リボンの白カチューシャつきボブヘアの子が「ボブヘア」、右耳リボンの縦ロールの子が「ネコ目」だろう。

アニメではキング共々詳しい設定が固まっておらず、サイドストーリー5Rにて会話した際には「キング」と明確な上下関係がありそうな呼び方をしていた。

アプリでは2人とも実家との折り合いが悪く、正月も帰省できず寮でふさぎ込んでいた所にキングが登場。
キングのおかげで明るい正月を共に過ごせたことで精神的に救われたという過去を持ち、呼び方も「キング」と近しい呼び方に変わっている。
2年目の正月には今まで嬉しかったことをもらった分、今年はキングのお手伝いをがんばると決意していた。つまり利益ではなくキングの人格でできた仲間である。
なのでキングが無理をしている時には彼女たちが止めていたりと、互いに支え合う良き仲である。その止めてる中身が前述のチョコたまご爆買いなのはともかく。
そしてアグネスデジタルのサポートカード【そこに"いる"幸せ】で彼女たち3人のルーティンとして毎朝モーニングキングコール*51をやっていることも明らかになった。
その他にファン感謝祭の競技選択の際にはボブヘアは頭脳戦が得意、ネコ目はマラソンに自信が無い(=逆説で短距離適性持ちとわかる)といった話をしていた。

端から見て悪役令嬢とその取り巻きに見えるのは気のせい。一緒になって田舎出身のスペちゃんをいじめたりもしない。

元ネタは明言されていないが、カワカミプリンセスと同じく史実におけるキングヘイロー号産駒がモデルではないかと推測されている。
取り巻きーズの特徴をいったん馬に戻すと「キングヘイロー号(鹿毛)と毛の色味が違う短距離牡馬」「毛が同じ色味の牝馬」となる。
この特徴に一致する産駒を探すと牡馬はローレルゲレイロ号(黒鹿毛の短距離馬、2009年春秋スプリント制覇)、
牝馬はメーデイア号(鹿毛、2013年JBCレディスクラシック制覇)と、ウマ娘未実装のキングヘイロー号代表産駒に一致する候補がいる。
キングヘイロー号産駒のGI級勝利馬はカワカミプリンセス号と上記二頭合わせた3頭だけ*52なので、その点も収まりが良い。


読んで字の如く、キングヘイローのお母さん。
娘のトゥインクル・シリーズ参加に反対しており、デビューしてからも再三「向いてないから辞めて帰ってきなさい」とレースの前後に必ず電話してくる。
元はレースに参戦していたウマ娘で、競技者としてはG1レースも複数勝ったことがある有名な実力者。ファンからは「伝説のウマ娘」という単語まで聞こえるほど。
選手としての特性はキングと比較する形で「力の要るコースが得意」「素晴らしい末脚」などが聞こえてきている。
また現役期間が長かったらしく、キングヘイローの「現役中も、引退して仕事を始めてからも、私のことは~」という言葉からすると子を産んだ後も現役だった模様*53
引退した現在はウマ娘の勝負服を作るデザイナーをしており、こちらの腕も超一流。そのドレスは大人気ファッションショーでトリを務められるほどに評価が高い。
しかしながらキングヘイロー自身の勝負服は彼女のデザインではなく他人のもの。

シナリオでも、レースに挑戦して自身の実力を認めさせようと奮闘する娘に徹頭徹尾冷ややかな言動を崩さず、
彼女が史実通り思うように勝てず迷走しようが、黄金世代と呼ばれる実力者揃いの環境でクラシック三冠を取ろうが、暖かい言葉を掛けることはなく、
「もう諦めたら?」「気は済んだ?」と追い討ち、あるいは冷や水を浴びせかけるような言葉を容赦なく浴びせかけてくる。
しかし、厳しい態度を貫く一方でレースの度に毎度電話をしてくるなど、見ようによっては娘を心配しているようにも見える。

そして、彼女の娘であるキングヘイローをまさに「世代のキング」に導いた時、彼女の真意を垣間見ることができる。
でもさすがに勝ったときくらいもうちょっと褒めてあげてほしい。

彼女の真意については個別記事を参照。


◆余談

  • 遅れてきた60人目のウマ娘
実は当初登場予定はなかった(許可は取得済だった)が、アニメ1期製作中に、
「えっ!? スペ主人公でエルグラにウンスまでいるのにキングヘイローなしとか正気ですか!?(超意訳)」
という伊藤隼之介Pがサイゲに要望を出し、この要望に応える形で後からデザインが描き起こされた。
この時点でキングヘイロー号産駒であるカワカミプリンセスの登場が既に確定していたため、『娘』に遅れを取る形となったのは御愛嬌。
公式のキャラリストで娘より大きく後に並んでいるのはこのせいである。

  • 2021年誕生日ロングメンテ事件
「1回目」の誕生日である2021年4月28日だが、この日の0時からサービスイン後初の長時間(0-12時)サーバーメンテナンスが入れられてしまっていた。
ある仕様*54に気付いていた少数のトレーナー以外は誕生日ボイスのお預けを食らってしまった。
誕生日にキングとの対面をなかなか果たせないでいたトレーナーたち。もうすぐ12時というところで、まさかのメンテナンス延長。
伸びたのは3時間ほどだったが、実に15時間も待ちぼうけを食らわされる事態となってしまったのである。

そして、15時過ぎ。無事にメンテナンスが終わって真っ先にキングに会いに行ったトレーナー達が聴いたボイスがこれ。

今日のキングの予定、ほぼフリーにしてあげたから。私の特別な日、一緒に祝えることを喜ぶのね!

「丸一日空けておいたにもかかわらず15時間トレーナーに祝ってもらえなかった」という実にかわいそうなキングが発見されたのであった。
救いは「あの同期組なら午前中誕生日に触れずに午後サプライズお祝いとかしそう」などと言われる友人達が周囲にいたことだろうか。ライスとかメンタル弱い子だと洒落にならない

「2回目」の誕生日は特に何事もなく過ごせたものの、
その代わりか誕生日がそこそこ近かったスマートファルコンの通称「3兆人事件」のメンテナンスでキングと同じ事態に遭遇してしまっている。しゃい…
そして『白く気高き激励の装』が翌22年誕生日当日の実装だったので「詫び衣装」なんて言われていたり。

  • 実は複数あるキングコール
キャラクターストーリー第1話でいきなりぶちかまされ、毎朝のルーティンになっていることが判明したキングコール。
実は24年9月現在、作中で7種類のコールが存在しており、意外な所で新コールが生まれたりしている。
分類の名前は便宜上のもの。


  • 実馬・キングヘイロー号
これだけ不屈が強調されるキングヘイローの性格であるが、実馬キングヘイロー号の気性は真逆。不屈なのは主に陣営からキャラ付けされている。
実際のキングヘイロー号の気性は「悪い意味でお坊ちゃん」で、「馬込み嫌い」「砂や雨被るの嫌い」「暑いの嫌い」と嫌いなことがはっきりしている上に、
「嫌なことがあると勝負への集中力を欠く」悪癖があった。*55
そのひどさは、1998年神戸新聞杯で一度騎乗した岡部幸雄*56が「調教済みとは思えないほど気性が幼い」という旨の酷評を口にするほどであった。
レースでその気性がわかりやすいのは10度目のG1挑戦、2000年フェブラリーステークスだろうか。
1枠2番で馬込みに包まれた挙句砂被りでやる気を失い、ホームストレートで全く伸びないキングヘイロー号の姿が見える。
GIでも好走するだけの実力はあるのだが、前述の馬込み嫌いもあって内枠になれば外に出すだけで一苦労。
不器用でエンジンがかかるまでに時間がかかる上に後ろから並ばれればやる気をなくすので、
他より早く動きだして先んじて抜け出せる理想的なポジション取りを要求される非常に難しい馬であった。

  • 「声優」佐伯伊織
声を当てている佐伯伊織氏はpop'n music 20 fantasiaにて開催されたボーカリスト公募で「NU-KO」という名義を用いて受賞。
pop'nをはじめBEMANIシリーズに積極的に参加し、同人音楽サークル「Eurobeat Union」のオリジナル曲や東方アレンジ曲のボーカルにも参加していることから、
ゲーマー、同人ユーロファンの間では非常に有名なボーカリストの1人であった。
しかし元々抱いていた夢は声優になることであり、歌手として認められた後もその想いを断ち切れず、
声優養成所に通ってとうとう夢をかなえたという熱い女性である。

そんな彼女が声優デビューして間もない頃*57に演じたキングヘイローは、彼女の知名度を音ゲー外へと伸ばした功労者ともいえる。
そして氏は「昔(キング役決定の前)からお嬢様キャラの高笑いが好きで、いつかお嬢様キャラの高笑いがやりたくてずっと練習してたことがある(要旨)」*58とも語っており、
キングは彼女が憧れていた言動をするキャラでもあった。
「諦めなかった先に待つ栄光」という意味でも「昔から憧れてたタイプのキャラ」という意味でも実にお似合いの役ではないだろうか。

  • 鞍上・福永祐一とキングヘイロー
祐一について詳細な記述は(初版は本ページから分割された記述の)福永祐一のページに譲るが、キングの境遇は祐一の影響が色濃く出ている。
そもそも超良血のキングヘイロー号自身が持っていた境遇と、天才二世とされた祐一の境遇自体が重なる所が多かったため、二つが同一視されることも実馬の現役当時からして多かった。
そのため、キングと福永は色々な意味で重ねて見られることが非常に多い。



  • 初期設定
いかにもな高笑いを上げたり取り巻きを引き連れていたりと一見テンプレ「悪役令嬢」っぽい要素の目立つ彼女だが、
公式サイトのキャラクター説明文では当初「嫉妬深くプライドが高い」「勝つためならなんでもするという策略家」「周囲を力でねじ伏せることも…?」といった記述があった。
また、雑誌の記事でも「学園のクイーン・ビー*59」と書かれるなど、本来はもっとそちら寄りの性格付けがされる予定だったと察せられる。
実際にイベント「幻想世界ウマネスト」では「キングレイジョー」という敵役としてまさにそのような役柄をゴルシがエミュレート演じ、
2022年NHKマイルカップ時の公式G1イラストでも「アメコミ風ヒーローエルコンドルパサーVS悪役キング」*60なんて様子が描かれた。
また、前述のアニメ版サイドストーリーの取り巻きーズとの会話にもこの上下関係ありきの設定が垣間見える。

現在は説明文のほうがアプリ劇中の描写に近いものに修正されており、嫌味な設定は消えている。修正前の方が史実の気性に近そうとか言わない
セイウンスカイの育成シナリオでは、闘争心を見せない彼女に対して「高飛車で自信過剰な悪役令嬢風」宣戦布告をスペシャルウィークとともに行ったりもしているが、
当人の素とまるっきり違うキャラのためか、あまりの人参大根役者っぷりに逆にツッコまれていたりする。
「……10点中2点。オチてないし、なによりちゃんと稽古してきた?」
「コントじゃないわっ!!」

  • BOSSコラボ
2022年5月に発表されたサントリーのコーヒーブランド「BOSS」のコラボでは、なんと「担当者が個人的に好きすぎて」ウマ娘がコラボ先として決定しており、

僕の場合、一番初めに泣かされたのはキングヘイローのストーリー。菊花賞を勝てな
かった際に「……諦めが悪すぎる、私のトレーナーだわ……っ!」とキングが言うシーン
と、高松宮記念を狙う「一流の覚悟」イベントで、キングが勝負服を着て「私は私だけの
強さを手に入れる。それだけで十分でしょう?」と言うシーンで2回、いや3回泣いた。

(公式サイト掲載のバナー・改行位置も原文ママ)
という文章が広告の枠に4行に渡ってビッシリと書かれており、それがほぼそのまま(改行位置だけ調整して)リアルでも看板として設置され圧を放っていた。

そしてさらに、「突然ですが、僕はウマ娘が大好きだ」から始まるコラボ担当者の思いが綴られた文章がサントリーのホームページから閲覧できるのだが、その字数なんと約1万文字
あまりの熱量が込められた文章だけに「怪文書」として話題になっている。

  • 「キングヘイローか陸八魔アルか」
2023年3月23日、株式会社Yostar社が展開するソシャゲ『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』でとあるイベント・ガチャが復刻された。
本来ソシャゲ(スマホゲー)という以外、キングはおろか『ウマ娘』とも関係のない出来事なのだが、とある出来事で無関係のはずのキングがSNS上で話題となった。

というのも、この際の復刻・新規キャラのガチャは、(件の「陸八魔アル」を含む)「便利屋68」の晴れ着Verが勢揃いという豪華なものだったため、
メンテナンス(アップデート)完了後、多くのプレイヤーが挙ってログインした結果、サーバー落ちを引き起こしてプレイできなくなるトラブルが発生。
こうしてログインできなくなった(あるいはメンテ中に)先生(プレイヤー)たちが暇つぶしに手を付けたのが、とあるSNSユーザーが作った「キングヘイローか陸八魔アルか」クイズだったのだ。

内容は単純で、提示されたゲーム内の台詞を「キングとアルのどちらが言ったのか」を答えていくもので、設問も10と手軽にチャレンジできるのだが、
答えた先生・トレーナーたちが(特に両者を知っている者ほど)「どっちだったっけ?」と首を傾げてしまうほど、どちらも言いそうな台詞が並んでおり、
このクイズを通して両者の共通点を知った彼らがSNS上で盛り上がり、結果として本来無関係のキングも話題に上がることになったのである。

ちなみに、よく言われる共通点は「高飛車だけどお人好し」、「自分を慕う後輩(友人)が引き起こしたトラブルによく巻き込まれるが、それを迷惑と思わず付き合っている」、
「有能っぽく見えるが割とぽんこつ(へっぽこ)」、「○○(作品タイトル)の顔芸担当(アルは白目、キングは青ざめ顔)」、「よく高笑いしている」など。
これらと例のクイズも合わせて「台詞だけだと本当に分からない」とか「『ヘイローが付いている方』とか言われたら区別がつかない*61」と言われている。

また、「張り切って仲間たちと晴れ着を着たのに、(鯖落ち前後の)メンテナンスで結局当日中に先生(プレイヤー)にお披露目できたのはわずかな時間だけ」という顛末も、
毛色こそ違うがアプリリリースから見て最初の誕生日にキングを襲った悲劇とそっくりだと話題になった。


追記・修正をする権利をあげるわ!

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最終更新:2025年01月04日 11:30

*1 初出:2022年2月9日発売「『ウマ娘 プリティーダービー』WINNING LIVE 03」

*2 元ネタ:JRAの2012年高松宮記念CM

*3 このキングとスペの叩き合いは明言はないが着順と着差からして1998年京都新聞杯が元。実馬ではダービー~菊花賞の間であるが、アニメではダービーが5話で6話にファン感謝祭、菊が7話とやる隙間がないので、ここで再現されたと思われる。

*4 史実で実際には2番人気だったのだが、史実でエントリーできなかったエルが参戦した結果エルが2番人気。単純にスライドでなかった理由は3番人気にセイウンスカイが入っており、話の展開的に押し出せないための処置と思われる。

*5 公式ラジオ「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」内コーナー「サイドストーリー 第5R」。公式がアップロードしている動画で視聴できる。

*6 他の5戦以上出走はサイレンススズカとスペシャルウィーク・セイウンスカイ・エルコンドルパサーの同期3人、この4人には1着で入線するシーンが必ず1回はある。

*7 メニューはカウンター席なので机にある

*8 TBSで2017年5月13日放送の「炎の体育会TV」で「吉野家に一度も行ったことのない武豊が吉野家に行く」というネタがある。武豊の他にもミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール、浜中俊が出演。マックイーンが武豊、キングとファインはデムーロ・ルメールのポジション。

*9 実馬は共に坂口正大厩舎所属馬。

*10 英「Mockumentary」。疑似(mock)の物語を実話と同じ体裁で「記録」し(documentary)、実話と同じ体裁で発表する創作の一手法。

*11 普段は競馬を含めたスポーツの記事を顕名で書いている、Number編集部のデスクを務めるスポーツライター。

*12 Evergreen Identityのみ。

*13 ゲーム内に存在する全重賞制覇称号。勿論距離もバ場も問わず文字通り「全冠」。

*14 ビコーが追加された2024年2月以前の環境では適性がC~Dのウマ娘の短距離適性を改造して走らせるといった事例も多く、概ね短距離C且つ低レアリティのエアグルーヴに白羽の矢が立っていた。短距離Dのマヤノトップガンも因子を積めばAからスタートできるが、目標レースに3000/3200mがあることから、スタミナの要らない短距離向きの育成ができないためほぼ使用されない。シナリオ固有目標型の育成シナリオなら作れるようになったが趣味の領域。

*15 例えば高松宮記念の18人なら5-13位、チーム競技場の12人なら4-8位、チャンピオンズミーティングの9人では4-6位に判定あり

*16 賢さ1200にしても掛かり判定があることが観測されている。

*17 18人立てで5-11位、12人立てで5-7位、9人立てで5着のみに判定。

*18 18人で13位、12人で8位、9人で6位以下

*19 18人で7-14位、12人で5-10位、9人で4-7位。

*20 レース全体の距離を6等分して、最後の6分の1部分。例としては1200mなら残り200-0m、1600mなら残り250-0m。同じ区間が指定されるスキルに「末脚」があるので「末脚の発動判定がある区間」と読み替えれば感覚的に掴みやすいか。

*21 キングヘイロー号の約1年半分の試行錯誤をゲーム内半年に詰め込んだため、余計に無茶振り度が上がっている。

*22 目標外の中距離に一切出ない場合。「回数が同じ場合短いほうが優先」の仕様があるので、後述するグランドマスターズ以外は目標内中距離4回・短距離2回なので2回走れば良い。

*23 特にクラシック三冠レースは負けイベに近いものとされているためか、大幅にステータスの盛られたスペシャルウィークやセイウンスカイが出走してくるため勝ちを狙うのが難しい

*24 目標以外出ない場合グロウアップがマ1中1のマ、WBCがマ1中3長1の中、SWBC・グランドマスターズが短2マ2中4長1の中。

*25 グラスワンダー号の1400mでの戦績は4戦3勝(うち重賞2)なのだが短距離G。ここを評価してしまうとグラスも全距離走れてしまう上に、実際には出ていない1000,1200mまで走れるようになってしまうのでゲームバランスの都合だろう。また、SMILE区分に従う場合1400mはMile区分になる。

*26 史実で1999年=3年目は日本にいなかったので、2年目しか固定出走レースがない。育成で戦えるレースは有馬記念を除くと、共同通信杯・NHKマイル・クラシック級毎日王冠・クラシック級ジャパンカップの4回のみ

*27 サポートカードキャラ・シナリオリンクキャラ・ランダム参加キャラ

*28 史実のキング引退レース(2000年有馬記念)の勝ち鞍。当該レースのキングはテイエム包囲網には我関せずとばかりに最後方に位置し、最後にラスト3ハロンを最速で追い込み4着。その時の騎手は柴田善臣氏。追い込みがDと比較的高いのはこのレースのおかげもありそうである。

*29 S=Sprint=1000-1300m、M=Mile=1301-1899m、I=Intermediate=1900-2100m、L=Long=2101-2700m、E=Extended=2701m以上。

*30 S:2000年高松宮記念1着 M:1999年マイルCS2着 I:1998年皐月賞2着 L:2000年有馬記念4着 E:1998年菊花賞5着

*31 第14回ラジオたんぱ杯3歳ステークス=現ホープフルステークス、1998年クラシック三冠、第43回有馬記念で5回。

*32 全日本ジュニア優駿、ジャパンダートダービー、MCS南部杯、JBCのどれか、チャンピオンズカップ、東京大賞典、川崎記念、フェブラリーS

*33 タイキシャトルも適性Aで走れるが、マイルも専門家が初期は手薄になりがちな上スキルはマイル専門。

*34 前述の通り、23年12月の現状で短距離差し運用ができるのは、よほどの魔改造を行なわない限り短距離適性を積んだエアグルーヴやメジロラモーヌかハルウララ、ニシノフラワー、バンブーメモリー、シーキングザパール、ダイイチルビー程度。しかもハルウララの場合、育成シナリオ中こそ短距離レースが多いものの、チームレースのダートはマイル固定のためスキルが発動しない

*35 折り畳み内に後述するが、適性・能力をしっかり整えてクラシック戦線に勝利すると話の流れが変わる。

*36 実馬と鞍上祐一のコンビも本当にこう言われていた。

*37 史実における98年有馬記念後。福永祐一を主戦から下ろして柴田善臣に乗り替わりが起きた。

*38 外国産馬のエルコンドルパサー・グラスワンダーは当時の規則でこれらのG1レースには出られなかった

*39 実馬としては外国産馬の二頭はクラシックに参戦できなかったせい。また、実馬キングはグラスとは5回当たっているが競り合いにならず着順も離れており、エルに至っては対戦経験0。元から因縁が無いのである。

*40 ホーム画面のランダムで出る会話なので本当に毎日出現判定がある

*41 あちらはJBCスプリント(ダ短)→有馬記念(芝長)

*42 父、父の父、父の父の父、父の父の父の父……という具合にずっと父を追いかけて行った際に出てくる名種牡馬を起点とした分類法。継承とグランドマスターズでお馴染み「三女神」もこの父系ネタである。

*43 フランスの競走馬・種牡馬(1969~2005)。「20世紀最高の種牡馬」として名高いノーザンダンサーの産駒の一頭で、現役時代はフランスの短距離戦を中心に活躍しGI2勝を挙げた。種牡馬入り後は父と同じく大活躍し、1978・1979年にはフランスリーディングサイアーに、1986年にはアメリカリーディングサイアーに輝くなど成功を収め「リファール系」と呼ばれる一大父系を形成した。またサラブレッドとしてはかなり長寿で、2005年に36歳で大往生を遂げている。代表産駒としてはキングヘイロー号の祖父・ダンシングブレーヴ号を筆頭に、日本で種牡馬入り後にシリウスシンボリ号やメジロラモーヌ号などを輩出したモガミ号、産駒にディープインパクト号の母・ウインドインハーヘア号を持つことで知られるアルザオ号など。

*44 特にサンデーサイレンス系は23年2月までで直仔10人、孫8人、玄孫1人発表済み。また、三大始祖=三女神まで遡ればサラブレッド種は全部親戚とも言え、ダーレーアラビアン系に「属さない」ウマ娘はバイアリーターク系のシンボリルドルフ・メジロマックイーン・トウカイテイオー・ダイタクヘリオス・ツルマルツヨシの5人だけ。他は全部ダーレーアラビアン系。

*45 福永洋一は祐一の実父で高知市出身。高知競馬が地元出身の洋一の名を重賞に採用し、協賛者に祐一が名を連ねている。

*46 少なくともライスシャワー・メジロドーベルが巻き込まれてゲスト原稿を提供したことがわかっている。

*47 全体トップは2009年春秋スプリント覇者のローレルゲレイロ号、未実装

*48 種牡馬は成績が振るわなければ数年で廃用されることもあるレース並に容赦ない世界。華々しい同期たちも種牡馬入り済みでそれほど期待されていなかった中、2年目産駒のカワカミプリンセス号が早々にG1勝利したことでキングヘイロー号の評価が爆上がりした。その上がった評価のおかげで最終的に活動年数19年、生産頭数1300超まで辿り着いた。

*49 厩舎がメイン第2部公開と同月の24年3月に開業したという点が時事ネタ。

*50 右はカード絵では見切れているが、同じ絵を使った「幻想世界ウマネスト」のイベント絵で見える。

*51 キャラストーリー1話でやってる通常ver

*52 アニメ一期=2018年時点。3周年の24年2月現在まだ現役産駒がいるので増える可能性もあるが、キャラ登場時点での話として。

*53 実際の馬なら繁殖牝馬は現役引退後の仕事で、JRA・NARなら競走馬としての登録を解除しないと繁殖に回れないので通常ありえない事態。管理外で自然交配してしまったことに気付かず発生した事故では少なくともJRAで1例(モリケイ)、NARで2例(船橋・カズノコマチ、ばんえい・タケノセーイコー)がある。海外ではルール上合法の国もあり、計画的に繁殖入りしながら現役を続行、妊娠中にドイツG1を勝利したウインドインハーヘア(ディープインパクト母)のような事例も稀にある。

*54 全データDL済み、かつメンテ前に予めホーム画面を開いておいたなら、24時を過ぎメンテが始まっても誕生日ボイスを聴ける。

*55 「根本的にレースに向いていない」という根っこの部分では共通しているといえなくもない。

*56 シンボリルドルフ号の主戦騎手を務めた人物。現在はJRA裁決委員会委員の他、競馬評論家として活動中。

*57 そこそこぱかライブTVvol.5(6:52-7:03付近)の発言によると「声優の活動を始めてから2番目ぐらいに(オーディションに)受かったキャラ」とのこと。

*58 『長谷川育美・佐伯伊織のGO FIGHT WIN♪第9回』8:13-34、制作会社の公式youtubeにアーカイブあり。

*59 アメリカの学校におけるスクールカーストの役職。「サイドキックス(=取り巻き)を連れカースト最上位に君臨する女子学生」の意。

*60 そしてその様子を恐れるグラス、逃げ惑うスぺちゃんとツルちゃん、居眠りするウンス

*61 キングは言わずもがなで、一方のアルも『ブルアカ』に登場する他の「生徒」たち同様に「ヘイロー」という天使の輪っかっぽいものが頭の上に浮かんでいるため、『ヘイローが付いている方』という指定だとどちらも当てはまる。「名前に」あるいは「頭に」と追加すると特定できるが。