エルコンドルパサー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/05/06 Thu 16:05:00
更新日:2025/03/21 Fri 06:29:03
所要時間:ブエノー!約 19 分で読めるデース!


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El Condor Pasa El Cóndor Pasa L’s Surprise!! このおっぱいで中等部は無理でしょ ぴょいっと♪はれるや! イロモノ ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー エル エル☆Número 1 エルエル エルコンドルパサー エンターテイナー オチコンドルパサー ククルカン・モンク ケ!? コスモス コンドルは飛んでいく コンドル猛撃波 コースを駆ける真紅の怪鳥 ダート適性あり デスソース デース! トラブルメーカー トレセン学園中等部 ブランチャ☆ガナドール プロジェクトL’Arcシナリオリンク対象 プロレス プロレスLOVE マイラー マスク マンボ メキシコ リギル ルチャドール 二重人格もどき 先行バ 全冠達成が狙いやすい 初期実装組 北米の怪鳥 外国出身 太り気味モデル実装組 巨乳 差しウマ 帰国子女 怪鳥 悲願を乗せ 世界へ羽ばたく 的場均 美浦寮 蛯名正義 覆面 辛党 高橋未奈美 髙橋ミナミ 黄金世代



画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第6章・後編「煌めきはどこまでも」
© Cygames・JRA



飛翔、快勝、プロレス魂! エルこそ世界最強デェェェス!



エルコンドルパサー(El Condor Pasa)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:髙橋ミナミ*1

モチーフ元である競走馬『エルコンドルパサー』は当該項目を参照。


◆プロフィール

キャッチコピー:北米の怪鳥!快活奇抜なルチャリブレ
誕生日:3月17日
身長:163cm
体重:微増 (筋トレ効果)
スリーサイズ:B89・W58・H86
靴のサイズ:左右ともに24.0cm
学年:中等部
所属寮:美浦寮
得意なこと:プロレス
苦手なこと:静かにすること
耳のこと:カウントを聴くと身構えてしまう
尻尾のこと:尻尾を掴むのは反則らしい
家族のこと:マンボという鷹と、姉弟のように育った
マイルール:カラオケで歌う前は、必ずセリフを入れる
スマホ壁紙:『闘志よ、奮い立て!』などのアツい言葉集
出走前は…:ガウンを投げ捨てて、自分で拾う

ヒミツ:①マスク専用の柔軟剤を持っている / ②ものすごくくすぐったがり
自己紹介:コースを駆ける真紅の怪鳥! エルコンドルパサー参・上・デース! 世界を目指してカッ飛びますよー!

キャラクターソング:L’s Surprise!!

「誇らしく飛べ」

あらゆる壁を乗り越えて
坂をいくつも登り切って
見なれぬ道も克服し
難局に耐え強敵を撃ってこそ
獲得できる力がある

勝ってなお学べ
すべての経験を糧として
次なる戦いに備えよ

そして羽ばたけ
誇らしく飛んでゆけ

2023年URA「名ウマ娘の肖像」エルコンドルパサー



◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇
© Cygames・JRA

悲願を乗せ

世界へ羽ばたく

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇より

卓越した競馬センスで日本競馬の悲願・凱旋門賞制覇まであと数mまで迫った名馬『エルコンドルパサー』がモチーフのウマ娘
故郷を愛するハイテンションでメキシカンなルチャドーラ。
……と言ってもモチーフ馬が米国産なので当然故郷はアメリカである。メキシコ系アメリカ人と考えれば不自然ではないが。
強気な自信家で、「世界最強」などの大言を吐くが、見た目のイロモノっぷりに反して、それに見合うだけの十分な力を持った確かな実力者。
「デースマース」なエセ日本語の使い手だが、落ち込んでいたりシリアスな場面だと普通に喋っているのでたぶんキャラ作り。
実は日本語とスペイン語の他にも英語とフランス語を話せるマルチリンガル。英語は当然、フランス語は史実におけるフランス挑戦から。

趣味はフラメンコギターとプロレスであり、スペシャルウィークが度々プロレス技の実験体にされている。
辛いものも好きでハンバーグ、オムライス、サラダ、果てはさしみにまでもサルサ・ヴィダという激辛ホットソース*2をぶっかけるが、平気なわけではなく苦しんで食べている
そして一家揃ってそういう嗜好なため、完全な善意で周囲にも家伝のソースで真っ赤に染まった料理を勧めたがるという困った一面も。
仲のいい友人でもデスソースを安易に勧めてはいけません。

ニックネーム及び一人称は「エル」。「エルエル」と続けて呼ぶ事もある。
なお、スペイン語の「el」は実は英語で言うところの「the」と同じ定冠詞であり、名詞ではないため、
エルの自称は「The Rock(ロック様)」を「The」と呼んでいるようなもの…ということになるが、
由来であるスペイン語の「El Condor Pasa」ではなく、「エルコンドルパサー」という当人の名前を略しての「エル」と考えれば、まあ仕方ないかもしれない。
なお一人称に関しては普通に「アタシ」も使う。

求道者じみたグラスワンダーサイレンススズカと違って、エルコンドルパサーはただ勝つだけでなく、勝って誰かを楽しませることを最大の意義とするウマ娘である。
彼女の夢見る世界最強とは、すなわち世界最高のエンターテイナーなのだから。
「僕らは、ひとりでは強くなれない」。エルコンドルパサーは、みんなの声援を誰よりも強い追い風に出来る。

トレードマークのメンコマスクは、覆面プロレスラーの父親からもらった大切な宝物。
実はマスクは一種のマインドスイッチであり、外すと普段の彼女はどこへやら、大人しく弱気な性格になってしまう
誰が呼んだかオチコンドルパサー

うう、ダメダメダメ、こんなんじゃ……!
早く治して、トレーニングしなきゃ!

マスクを被ったエルは強いの!
最強、無敵、勇敢な、理想のウマ娘……!

大丈夫、大丈夫、エルは強い、エルは強い!
だから、大丈夫……!

マスクがないことも手伝って、その時の彼女は恥ずかしがりで控えめな黒髪美少女にしか見えなくなるが、アプリの育成シナリオによると、こちらの方が素である。


◆アニメ版での活躍

Season1

グラスワンダーと並んで登場し、スペシャルウィークの友達になる。
当日の放課後行われたチームリギルの入部テストを受け、大差でゴールし見事チーム入りを決めた。

NHKマイルカップを「強い者は強い!!(by フジテレビアオシマバクシンオー青嶋達也アナ)」とばかりに勝利した後、日本ダービー参戦を表明。
日本ダービーでは3着に7バ身もの差をつけスペシャルウィークと同着優勝。
だが毎日王冠サイレンススズカに完敗し初めての敗北を味わう。
天皇賞(秋)ではレース途中でスズカに故障が発生するという、不本意な形ながらリベンジを果たし、優勝杯を受け取る。ジャパンカップではスぺを制して優勝し、「国内に敵無し」としてフランスに渡る。
しかし、凱旋門賞で欧州最強・ブロワイエを相手取り、上手く先行したかに思われたがゴール間際で差され惜しくも2着だった。


私、途中まで先頭だったでしょ?気持ちよかったよ。あと100mでも先頭で、50mでゴールが見えてね!

本当に、あとちょっとだったんだよ!

本当に……世界、目の前だったのに……。あと、ちょっとだったのに……


その夜のスぺとの電話では一貫してスぺの姿のみ写され、最初は明るかった声色も次第に落ち込み、すすり泣くような声に変わっていく。
アプリで明かされた素の性格や、普段使っている語尾・カタコトでなかったことを考慮すると、この時は素のエルだった可能性が高い。
そして、同じ回で会長たちとはスマホからテレビ電話で会話していたにも関わらず、この時スペとの会話は映像なしのスピーカーモードだった。
それでも電話の先でエルがどんな顔をしていたのか、スぺには痛いほどわかっていた。

その後帰国してからは無事復活。
ジャパンカップではスペシャルウィークから『良い勝負をしましょう』を意味する仏語を聞かれた際に嘘を教えた結果、
スペシャルウィークは当日、他の出走ウマ娘に無自覚で喧嘩を売ってしまっている。


うまよん

アニメうまよんでは同期の皆と共に7月分主題歌を担当。本編では第1話「40点下!トレセン学園追試特別」に登場。
国語の小テストの補習でスペシャルウィーク、グラスワンダーと共に再テストに臨んだ。
学力自体はスペシャルウィークとそう変わらないが、かなり自信満々で解いていたため、恐らく同室の薩摩隼人グラスワンダーに勉強を教えて貰ったのだろう。
結果は2位と、まずまずの成績であった模様*3



◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:B
距離 短距離:F マイル:A 中距離:A 長距離:B
脚質 逃げ:E 先行:A 差し:A 追込:C
レアリティ☆2の「エル☆Número 1(uno)」として初期から実装。2021年6月29日には新衣装として☆3「ククルカン・モンク」が追加。
マイルや中距離を得意とし、オグリキャップにも匹敵する万能な適性の持ち主で、逃げ・短距離以外は適応可能。因子で補えば長距離やダートも十全にこなせる。
クラシック期後半とシニア期前半の大部分を自由出走期間が占めている事もあって、出られるG1レースもオグリキャップに次ぐ多さを誇る*4
レアリティは☆2と比較的入手しやすいため、初心者トレーナーは貴重なチームレースのダート要員としてお世話になりがちである。
ハルウララと同じく「高いダート適性を持つ希少な低レアキャラ」だが、総合的な性能を考えてもエルの方が色々使いやすい。

[エル☆Número(ヌメロ) 1(ウーノ)]

世界最強に相応しい衣装デスね!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[エル☆Número 1]エルコンドルパサー」勝負服
© Cygames・JRA

プロレスを愛するエルらしく、勝負服特有のセーラー服めいた衣装の上にプロレスラーがリングイン前に羽織っているようなロングコートを着込んでいる。
また、赤・青・黄の三色を基調とした派手なカラーリングも特徴。元ネタは馬主の渡邊隆氏の当時の勝負服「青一本輪赤袖*5より。

衣装名のNúmero 1はラテン語が語源となっており、英語で言うところの「ナンバーワン」の意味となる。

成長率補正はスピード+20%、賢さ+10%で初心者でも扱いやすい優秀な補正がかかっている。

所持スキル
覚醒スキルの傾向から見て先行・中距離をメインとする構成。
しかし競技場でダートに配置する場合はマイルダート固定になるので中距離が腐りがちなのは珠に傷。

通常スキル:
直線巧者、ホークアイ、先行直線〇、(覚醒Lv2)スタミナキープ、(覚醒Lv4)テンポアップ

レアスキル
(覚醒Lv3)千里眼(レース序盤に観察力が高まり視野を広く持てる/中距離)
鷹ノ目(レース序盤に視野が広がり速度がわずかに上がる/中距離)

(覚醒Lv5)余裕綽々(レース中盤が迫ったとき前の方にいると疲れにくくなる/先行)
余裕のパフォーマンス(レース中盤が迫ったとき前の方にいるとき持久力を回復し速度がわずかに上がる/先行)



ここからが、見せ場デェェェス!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[エル☆Número 1]エルコンドルパサー」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは最終直線で余力を持って前にいると(わずかに)優位を保ちやすくなる効果の「熱血☆アミーゴ」(☆2時)→「ブランチャ☆ガナドール」(☆3以上)。
速度アップと加速力アップを兼ね備えているため、発動すれば後続との差を広げたり、逃げウマ娘を捕まえやすくなる。
そして体力に余力が無いと発動しないので、スタミナを多めに積んでおくことが求められる。
チャンピオンズミーティングといった9人立てのレースでは、発動条件が2位以上と本人にとっては少々シビアなため、主に逃げウマ娘の継承スキルとして有効。
そしてたまに本人が逃げに改造されて現れる。通称ニゲコンドルパサー

はいっと! 優勝、快勝、エル圧勝!!

[ククルカン・モンク]

おっ? エルと手合わせを希望デスか?
いつでもどうぞ! 受けて立ちますデース!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ククルカン・モンク]エルコンドルパサー」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント「幻想世界ウマネスト」でのゲーム内でモンクとして着ていたもの。
通常勝負服がリングイン前のコートならこちらはリングイン後のコスチューム風味になっている。そしてさらに増す無国籍感

成長率補正はスピードと根性にそれぞれ+15%ずつ。

所持スキル
通常衣装から一転してマイル・差し向けのスキル編成になるため、芝のみならずダートでの起用も視野に入る。

通常スキル:
末脚、外差し準備、上昇気流、(覚醒Lv2)負けん気、(覚醒Lv4)十万バリキ

レアスキル
(覚醒Lv3)豪脚(レース終盤に後ろの方だと加速力が上がる/マイル)
豪勇無双(レース終盤に後ろの方だと追い抜く力がすごく上がる/マイル)
コンドル跳躍術(レース終盤にしばらくの間前に出る/マイル)

(覚醒Lv5)昇り竜(最終コーナーで外から追い抜くと速度が上がる/差し)
昇りコンドル(最終コーナーで外から追い抜くとしばらくの間速度が上がる/差し)



フッ…エルの本気──御覧あれ! はぁッ!


コンドルチョップ!


エルクロス!


ウルティモ奥義──コンドル猛撃波ァ!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ククルカン・モンク]エルコンドルパサー」固有スキル発動
© Cygames・JRA


固有スキルは最終コーナーで中団から前を狙う時に加速力が上がる「コンドル猛撃波」。
こちらの固有は加速力に全振りしているため、通常衣装とは違い有効に働いてくれるかどうかがコースによって変わる。
事前に有効加速かどうか調べておけば活躍が期待できるだろう。

発動演出は両腕にオーラを纏い、チョップにクロスにと縦横無尽に飛び回り周囲を破壊しまくるパワフルなエルの姿が見られるので必見。

コンドルモンクに…敵は無しデース!!

固有要素

固有二つ名は共通して「怪鳥」。
取得条件は「全レースで2着以内かつ、作戦「先行」でジャパンC(クラシック級)で勝利し、ファン数が320000人以上になる」。
史実でも海外のレースを含め、現役中全てのレースで2着以内の戦績を収めていることから史実再現と思われる。
ファン数稼ぎのためにも安田記念や天皇賞(秋)といった目標外のレースにも積極的に出走する必要があるが、距離適性が幅広いためレース数は稼ぎやすい。
なおクラシック級のジャパンCは目標レース外であるため要注意。
また、元から差しに特化しているモンクエル育成中のみ「先行」条件に注意。両立させたい場合はここだけ先行に変えることを忘れずに。

特殊実況はジャパンカップに設定されているが、それまでに東京レース場で開催される芝2400mのレースで未勝利である必要がある。
つまり、エルの育成目標には日本ダービーも含まれているため、そこで敗北しなければならない。固有二つ名チャレンジもする場合は2着必須
勿論日本ダービーだけでなく青葉賞のようなG2以下にも府中2400mのレースがあるため、うっかり出走しないように注意。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
エルコンドルパサー!
府中2400でも強さを見せてライバルを蹴散らしました!

元ネタ:1998年ジャパンカップ フジテレビ・三宅正治アナ

さらに、2022年2月の2周年アップデートにおいて隠しイベント「マイルのヒミツ!」が追加された。
その条件は「NHKマイルカップ・クラシックのマイルCS・シニアの安田記念を1着勝利」。難易度は低いが固有二つ名・特殊実況と二者択一である。
その代償に「(スピード+15、賢さ+15、スキルPt+15)×レースボーナス」というそこそこのボーナスが手に入る。
ステータスという実利を優先するならこちらを狙いに行くことになるだろう。
ちなみにこの条件も史実に元ネタがあり、「NHKマイルカップ後に実績と血統からマイル馬と判断され、秋の目標にマイルCSを明言した」という動きがあったことに由来する。
その後別の血統面の理由から中距離も十分こなせるのではないか、という渡邊隆の判断からマイルCSからジャパンカップに切り替えている。

サポートカード

サポートカードとしては共通のRのほかSSR【パッションチャンピオーナ!】が初期から実装されており、
2022年6月30日にはSSR【キラキラカケル∞】、7月20日にはSR【泥まみれのコンパネーロ】が実装。
そして2023年8月24日にはL'Arcシナリオと同時にSSR【大望は飛んでいく】が実装された。

SSR【パッションチャンピオーナ!】

得意トレーニングはパワー。
スキルは中距離・先行向け。連続イベントを完走するとレアスキル「キラーチューン(「テンポアップ」上位スキル)」を確定で入手可能。
ただし連続イベント2回目で下の選択肢を選ぶとイベントが打ち切られてしまうため注意。
中距離限定ながら確実に中盤で出てくれる速度金スキルだが、初期の頃は、効果時間が短すぎて実は罠スキルという問題があったり(最初期はそれにも気づかれていなかったが)……
しかし初期としては高いトレーニング効果アップ10%を持っていることから、初期組で友情特化の【ロード・オブ・ウオッカ】と友情トレ性能で互角、非友情は当然上という高いトレーニング性能を持っているため、実は結構優秀。
レースボーナスも高めに設定されているのでレースの出走が多いシナリオでの評価も高かった。
弱点はヒント系のボーナスが無いことだが、逆に言えば割り切ってヒントが合わないウマ娘の育成に使っても見劣りしない。

SSR【キラキラカケル∞】

得意トレーニングは根性。
所持スキルが変更されており、「中距離直線〇」「テンポアップ」「晴れの日〇」が削除され、代わりに「真っ向勝負」「好位追走」「先行のコツ〇」が追加されている。
固有ボーナスは「同じトレーニングに参加したサポートカードが多いほどトレーニング効果アップ」というもの。
参加した人数につき5%が加算され、最大で5人、トレーニング効果にして25%もの効果を得ることができ、人が集まったときの上振れが期待できる。
イベントを完走すると「スピードスター(「抜け出し準備」上位スキル)」のヒント+3or+1を入手可能だが、イベント2段階目の選択肢及び成否で獲得できるレベルが変化する。

SR【泥まみれのコンパネーロ】

得意トレーニングはスピード。
高めの得意率にスピード・パワーへのボーナスに加え、完凸すればレースボーナス10%、ファン数ボーナス20%を得られる点がかなり強く、SRとしては優秀。
SRシンコウウインディやSRスイープトウショウらと比較するとトレーニング性能はやや下がるものの、得意率の高さで補っていきたい。

SSR【大望は飛んでいく】

得意トレーニングはスピード。
完凸すると友情ボーナス20%、やる気効果40%、トレーニング効果10%……と、これだけだと平凡な数値に見えるが
固有ボーナスである「絆ゲージが100以上の時、全パラメータとスキルPtボーナス」が発動すると、スピード、スタミナ、パワー、根性、賢さ、スキルPt全てに+1のボーナスがプラスされ、
元々所持しているスピードボーナス+1&スキルPtボーナス+1を加えて8つのボーナスを有するぶっ壊れの性能となる。

得意率は65と、元祖トップクラスのスピードサポカの代名詞とも言えるSSRキタサンブラックのそれ(得意率80+20)には劣るが、
上述の様に固有効果で全てのステータスにボーナスが付くため、他のトレーニングでもステータスの向上に寄与してくれると考えれば大した問題ではない。
ヒント関連も「先行コーナー〇」「中距離直線〇」「気迫を込めて」等中距離先行で使えるスキルや、
「コーナー巧者〇」「コーナー回復」「下り坂巧者」といったどの脚質・距離にも使えるスキルと優秀な物が揃っており、加えてヒント発生率もヒントレベルもかなり高い。
連続イベントで入手できるレアスキルは選択式、一つ目のレアスキルは本サポカより追加された新スキル「王手(「会心の一歩」上位スキル)」。
先行及び差しで使える加速スキルであり、L'Arcシナリオで追加されたレース「凱旋門賞」を含む多くの中距離レースにおいてラストスパートと同時に発動する強力な加速スキルとなっている。
二つ目は「弧線のプロフェッサー(「コーナー巧者〇」)」であり、こちらは脚質・距離不問で発動する強力な速度スキルとなっている。

総合して、登場当初から非常な強力な汎用スピードサポカとして上位級の評価を維持し続けている。
ただ、3rdアニバ以降に登場したサポカで見ると、SSR【アルストロメリアの夢】ヴィブロスや、SSR【Devilish Whispers】スティルインラブなどのように、
SSRエルコンドルパサーと同等かそれ以上のトレーニング性能を持つスピードサポカが複数登場しているインフレが酷い。

しかし、このサポカの何よりの強みは上述した固有効果の各種ボーナスの上乗せも含めたスキルPtボーナス+2と、
代替の効かなかった王手のレアスキルを持っているという2点が大きい。
シナリオが追加されてステータスのインフレが進み、カンストが容易になる一方、スキルには上限が無いため如何に多くのスキルを獲得するかの重要性が増してきており、
そのために必要なスキルPtボーナスを単独で+2も備えており*6見た目より見劣りせずに使えること、
有効コースが限られているとはいえ、逆に刺さるコースには取得最優先レベルで重要視される加速スキルの王手を取得できること。
これらの点が非常に強力であるため、今尚愛用しているプレイヤーも数多い。

4thアニバ以降はこのスピードエルも含めた数多のスピサポを上回る汎用性の塊であるSSR【世界を変える眼差し】アーモンドアイが実装され、*7王手の取得も後述の賢さルドルフで賄えることから相対的な評価は当初と比較するとだいぶ落ち着いてきているものの、それでもこのサポカ自体に何か欠点が増えたとかいうわけでは全く無いため、各プレイヤーのサポカ資産状況によっては十分に使える1枚のままなのも間違いない。

そしてお約束というか、このサポカを使えないエルコンドルパサー本人が凱旋門賞特効のスキルが使えないという悲しい状態に。せめて王手を自前で持ってる第3衣装とかを実装してくれませんか…?
長き時を経て2024年12月27日に追加された賢さSSR【雲煙飛動】シンボリルドルフが新たな王手持ちのサポカだったため、
ようやくエルコンドルパサーにも王手を取得させることができるようになった。ホント長かった…

育成シナリオ

トレーナーが付いたエルは、三冠ではなく海外進出を視野に『クラシック級でのジャパンカップ制覇』を目指してレースを勝ち進んでいく。
しかし、日本ダービーで黄金世代の同期たちの本当の実力を知り自信が揺らぎ始め、毎日王冠でスズカに完敗したことでついに心折れてしまう*8

自信を失ったエルは、海外挑戦を一旦断念し、トレーナーと共に“弱い自分”を見つめ直す。
元々弱気な自分から“強いエルコンドルパサー”になるべく、エルは父親からもらったマスクを被り、レースを勝ち抜いてきた。
しかし、マスクを被ってなおスズカに負けたことで、心が折れたエルは“強いエルコンドルパサー”であり続ける自信がなくなり、
そんな自分の弱さを自嘲し、「エルコンドルパサー」とはかけ離れた自分を「嘘つき」と自虐するのだった。

そんな弱音を吐くエルに、トレーナーは訊ねる。「覆面レスラーは嘘つきなのか?」と。
その言葉に咄嗟に「嘘つきじゃない!」と反駁したエルは思い出す。
大好きな覆面レスラーのパパは、娘である自分に接するときとリングに立っている時の顔はそれぞれ違っていたが、
マスクを被っている時と性格が違っていても、覆面レスラーとして磨いてきた技と、観客を楽しませたいという思いは本物だった。

そんなパパとフィールドは違っても、その気持ちは自分も同じ。
弱い自分をマスクで覆ってでも、世界最強のウマ娘になって観客を楽しませたいと駆け抜けてきた。
その気持ちを思い出したエルは、たとえ今は世界最強の走りが出来なくとも、素の自分は弱いままでも、もう一度マスクを被ることを決めた。
そして、そんな自分をずっと支え続け、今もマスクを手渡してくれたトレーナーに、エルはマスクを付けてもらおうとするが──。

自分でかぶりなさい、エル。

そこに現れた、エルのライバルであり、親友であるグラスワンダーが待ったをかけた。
あなたは自分でかぶらなくてはならない。なぜなら──エルコンドルパサーだから。世界最強になれるウマ娘だから。
トレーナーさんに頼ってもいい。でも翼は──自分で拡げなければ。

将来、私の最大のライバルになると誓ってくれたのは、あなたでしょう?

想う相手のために演じ抜く気概すらなくして──なにが、『朋友』か。

グラス──!

マスクをかぶるのは自分を隠すためじゃない。誰よりも強くなり、誰をも楽しませる覚悟を以てかぶるのだ。
その気概を持って自らマスクを被ったエルは、再び世界最強のウマ娘・エルコンドルパサーとして、サイレンススズカを始めとしたライバルたちに挑むことを決意するのだった。


史実においては旧4歳(現3歳・クラシック級)の毎日王冠で敗北したが、国内戦で唯一先着された馬であるサイレンススズカは次走の天皇賞(秋)で予後不良のため夭逝。
その死後にジャパンカップを完勝した後、陣営は「国内の馬との勝負付けは済んだ」とコメントして海外遠征に出た。
また、調教師の二ノ宮敬宇は毎日王冠について後年、
「もしあの時スズカについて行って失速でもしていたらJC挑戦は無かった、エルコンドルパサーの運命を決めたレース(大意)」
と語っている。
「スズカについていった結果の失敗」というifの懸念、あるいは「スズカとの『勝負付け』が付かず古馬戦に持ち込まれた世界」という、
史実においてももしかしたら辿り得たかもしれない世界を辿っていくというシナリオの構造になっている。


◆関連キャラクター

同期のライバル。純朴な彼女をよくからかっては楽しんでいる。
その結果ジャパンカップで起きた大惨事がこれ。

La victoire est moi!(調子に乗んな!)*9

なおアニメ後に公開されたメインストーリー最終章ではきちんと日本語で言えた模様

美浦寮のルームメイトで同期のライバル。海外生まれなのも同じ。アニメでは同じチームリギル所属でもある。
史実でも98年世代の一員で、的場均・蛯名正義の両騎手が騎乗*10
気の置けない親友同士で、どちらかが落ち込んだ時はもう1人が叱咤し励ます関係。
有馬記念を終え、海外への挑戦を決めたエル。熱狂に包まれる中山レース場で、グラスが抱いた感情は「負けた悔しさ」でも「勝者への祝福」でもなかった。

「……寂しい。それだけです……。」

同じく海外生まれの先輩。こっちは素で「デース」口調。
タイキ自身の元々の面倒見の良さに加えて海外組の後輩という事もあって向こうからはグラス共々色々と気にかけられており、エル自身も慕っている。

メジロ家の一見クール、実際は人見知り気味なご令嬢。ドーベルは高等部なのでエルの先輩。
育成イベントに登場したり、ストーリーイベント「シーク・ソルヴ・サマーウォーク!」でキャンプに合流している。
本来精神的に脆いところがありながら変わろうとしている点に自身と近しいものを感じているのか、何かと気にかけ元気づけようとしている。

史実では、ドーベルが繁殖入りしてからの最初の産駒「メジロヒラリー」の父親。

  • マンボ
部屋で飼っているコンドル。……とエルは言っているがどう見ても鷹。言及される特徴から種類はモモアカノスリ(ハリスホーク)*11と推測される。
公式プロフィールの時点で「マンボというと、姉弟のように育った」と表記してあるため、エルもわかっていて勝手にコンドル呼ばわりしている状態。
弟のような存在だったりグラスが「君」付けしてることから性別は雄だと思われる。

寮はペット禁止なので普段から服に羽が付いていないか常に気にしており、端々の会話からはどうやら彼女の担当トレーナーにすら存在を秘匿している様子。
同室のグラスには黙ってもらっているので彼女には頭が上がらない。
育成中に時折逃げ出してはエルコンドルパサーのやる気を下げるため担当トレーナーにとっては頭痛の種となったりもする。

またナリタブライアンにはホーム画面で「学園の敷地内で鷹を見た」という旨の会話があるがまず間違いなくマンボのことだろう
都会でその鋭い姿を見られたことに感動しているが、まさか同じ学校の後輩がこっそり飼育してるものとは夢にも思っていないようだ。
ライスのお友達に落とし物したのもお前じゃないだろうなマンボ

その後二周年アップデートで追加されたブライアンの一コマに、学園のコースの柵に止まっている鷹に穏やかに話しかけるブライアンの後ろに、
血相を変えて何事か叫びながら何かを探している様子のエルが描かれているので、ほぼ確定である。

名前の元ネタは史実のエルコンドルパサー号の父、キングマンボ号からか。

  • モンジュー
メインストーリー第6章・後編の凱旋門賞にて対決するフランス…いや、世界最強のウマ娘。礼儀正しく、相手へのリスペクトを欠かさない。
エルの活躍はモンジューの耳にも入っており、対決を前にパドックにわざわざ直接会いに行って挨拶をしている。

日本のウマ娘の実力を、ぜひとも見せていただきたい。

当時のエルは本気で凱旋門賞を取る可能性が高かったため、日本の期待を背負って挑み、不良バ場をものともせず先頭を走っていたが、

君は強い……世界は広いのだな

……しかしっ!

モンジューはそれを軽々と超えていき、1/2バ身差の2着に終わった。
後わずか、でもそれは、あまりにも大きい壁だった。

◆余談

史実ではエルはダービー、天皇賞(秋)に出走していない*12
そのためアニメだと年度代表馬文句無しの凄まじい成績のウマ娘となっており、アニメ1期での史実改変をあまり気にしていなかった影響を強く受けている。
ちなみに本来の天皇賞(秋)の勝ち馬はオフサイドトラップ(鞍上は柴田善臣)で、おそらく馬主繋がりでエルが代理に選ばれたものと思われる*13

ちなみにウマ娘初報時の名前当てが難航したウマ娘の一人だったりする。
一応エルコンドルパサーの名前自体は当時から挙がっていたものの、元ネタの馬はメンコを着用していなかったので可能性は低いのではないかと囁かれていた。
ぶっちゃけいざ発表されてもなんでルチャドーラキャラなのかよくわかってないし。
モチーフ馬の生まれはアメリカで、父名に付くマンボもキューバ発祥。
強いて言えば、馬名の由来の南米はペルーの民族音楽「コンドルは飛んでいく(El Cóndor Pasa)」はスペイン語なのだが、
それでもメキシコとの繋がりは「スペイン語が共通語である」というだけ。
プロレスな言動で醸される大物感など結果的に色々うまいこと収まってる感もあるものの、ウマ娘初期の中でもツッコミどころの多いキャラメイクと言えよう。

驚いた時などに口にする「ケ?」はスペイン語の「¿Qué?」で、英語で言うところの「What?」に当たる。名前が同じくスペイン語なグランアレグリアの固有スキル名に入っている。
同じく口癖の「ブエノ!(bueno)」も同様にスペイン語の語彙で、直訳すると「良い(good)」。口語的にざっくり訳するなら「よろしい!」とか「いいね!」くらいのニュアンスだろう。
ちなみに女性形は「buena」。ブエナビスタ(2024年にウマ娘化)の「ブエナ」もこれである。




追記・修正・勝利デェェェス!


この項目が面白かったなら……\ブエノー!/


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最終更新:2025年03月21日 06:29

*1 アニメ一期時点では「高橋未奈美」名義。

*2 サービスイン開始直後は1コマ漫画で「デスソース」と書いてあったが、他社の商標のせいか「サルサソース」に急遽差し替え。しかし差し替え後今度は「サルサ=ソースなので意味が重複しており、これでは『ソースソース』となって意味不明になってしまう」事態となり再び差し替え。その後は「サルサ・ヴィダ」という、スペイン語で「生命のソース」を意味し「生命⇔死」というパロディのソース名になった。

*3 グラスはテスト当日に欠席していたことによる再テストであり、余裕の1着。スペはコロコロ鉛筆で解いた結果轟沈し3着。

*4 オグリと比べると、東京大賞典に出られる代わりにオークスと帝王賞に出られない。

*5 現在は「青、白襷」と全くテイストの違う服になっている。

*6 スキルPtボーナスも明確に上回っていると言えるのは上述のSSRスティルインラブくらいであり、あちらはどちらかというと中距離・後方脚質にやや傾いているため汎用性という点では劣る部分もある。

*7 スキルPtボーナス+2に加えトレーニング効果20なども付いているため、このサポカどころか【Devilish Whispers】すら上回る練習性能とスキルポイント稼ぎが可能な凄まじい一枚

*8 ゲーム上ではレースに勝つことも出来るが、無理をした結果病院送りとなってスズカとの差を痛感して自信を喪失するというオチは変わらない。そしてこのレースのスズカは別段飛び抜けて強いというわけではないので、危なげなく勝った後に事実上の負けイベントだったことを知ったというトレーナーも少なくない。

*9 直訳すると「勝利は私のもの」で、これはフランス軍行進曲のタイトルを改変したものだが、日本のウマ娘であるスぺちゃんがフランスのウマ娘にこのフレーズをフランス語で言えば相手方に挑発と受け取られて当然であり、意訳が「調子に乗んな!」となっているのはそのせいと思われる。

*10 98年毎日王冠からエルは的場から蛯名に交代。グラスは2000年宝塚記念のみ蛯名が騎乗。

*11 猛禽類の中では人慣れしやすいため比較的ペットとして飼いやすく、バードショーの類でパフォーマンスを披露する鷹は大抵この種。

*12 なお、出走していない理由は、当時の規則として外国産馬はクラシック三冠や天皇賞に出走不可能であったため。現在ではこれら規則は大幅に緩和・もしくは撤廃されている。

*13 一方エルの主戦騎手である蛯名正義は当日ステイゴールドに騎乗し2着に入っている。また、オフサイドトラップの重賞2連勝及びラストランとなる有馬記念の鞍上も蛯名騎手である。