エルコンドルパサー(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/05/06 Thu 16:05:00
更新日:2021/06/19 Sat 15:00:25NEW!
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飛翔、快勝、プロレス魂! エルこそ世界最強デェェェス!



エルコンドルパサーとは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:髙橋ミナミ*1

モチーフとなったのは、卓越した競馬センスで日本競馬の悲願まであと数メートルまで迫った名馬、エルコンドルパサー

+目次

◆プロフィール

生年月日:3月17日
身長:163cm
体重:微増(筋トレ効果)
スリーサイズ:B89・W58・H86
学年:中等部

キャラクターソング:L’s Surprise!!

98年 ジャパンカップ
エルコンドルパサー 激戦のライバルたち
僕らは、ひとりでは強くなれない
2011年 JRA ジャパンカップCMより


故郷を愛するハイテンションでメキシカンなルチャドーラキャラ。
強気な自信家で、「世界最強」などの大言を吐くが、それに見合うだけの十分な力を持った(見た目のイロモノっぷりに反して)確かな実力者。
「デースマース」なエセ日本語の使い手だが、落ち込んでいたりシリアスな場面だと普通に喋っているのでたぶんキャラ作り。

趣味はフラメンコギターとプロレスであり、スペシャルウィークが度々プロレス技の実験体にされている。
辛いものも好きで何にでもホットソースをぶっかけるが、平気なわけではなく苦しんで食べている
そして一家揃ってそういう嗜好なため、完全な善意で周囲にも家伝のソースで真っ赤に染まった料理を勧めたがるという困った一面も。

ニックネーム及び一人称は「エル」。「エルエル」と続けて呼ぶ事もある。
……が、スペイン語の「el」は実は英語で言うところの「the」と同じ定冠詞であり、名詞ではない。
即ち「The Rock(ロック様)」を「The」と呼ぶような物である。やっぱりエセ外人なんじゃ……
なお一人称に関しては普通に「私」も使う。

求道者じみたグラスやスズカと違って、エルコンドルパサーはただ勝つだけでなく、勝って誰かを楽しませることを最大の意義とするウマ娘である。
彼女の夢見る世界最強とは、すなわち世界最高のエンターテイナーなのだから。
「僕らは、ひとりでは強くなれない」。エルコンドルパサーは、みんなの声援を誰よりも強い追い風に出来る。

トレードマークのマスクは、覆面プロレスラーの父親からもらった大切なもの。
実はマスクは一種のマインドスイッチであり、外すと普段の彼女はどこへやら、大人しく弱気な性格になってしまう。
マスクがないことも手伝って、その時の彼女は恥ずかしがりで控えめな黒髪美少女にしか見えなくなるが、アプリの育成シナリオによると、こちらの方が素である。

勝負服はプロレスを愛するエルらしく、勝負服特有のセーラー服めいた衣装の上にプロレスラーがリングイン前に羽織っているようなロングコートを着込んでいる。
また、赤・青・黄の三色を基調とした派手なカラーリングも特徴。元ネタはキャリア後半で騎手を務めた蛯名正義氏の勝負服だろうか。



◆アニメ版での活躍

グラスワンダーと並んで登場し、スペシャルウィークの友達になる。
当日の放課後行われたチームリギルの入部テストを受け、大差でゴールし見事チーム入りを決めた。

NHKマイルカップ
強い者は強い!!(by フジテレビアオシマバクシンオー青嶋達也アナ)」
とばかりに勝利した後、日本ダービー参戦を表明。
日本ダービーでは3着に7バ身もの差をつけスペシャルウィークと同着優勝。
だが毎日王冠サイレンススズカに完敗し初めての敗北を味わう。
天皇賞(秋)ではレース途中でスズカに故障が発生するも、不本意な勝負ながらリベンジを果たし、優勝杯を受け取る。ジャパンカップではスぺを制して優勝し、「国内に敵無し」としてフランスに渡る。
しかし、凱旋門賞で欧州最強・ブロワイエを相手取り、上手く先行したかに思われたがゴール間際で差され惜しくも2着だった。


私、途中まで先頭だったでしょ?気持ちよかったよ。あと100mでも先頭で、50mでゴールが見えてね!


本当に、あとちょっとだったんだよ!


本当に……世界、目の前だったのに……。あと、ちょっとだったのに……


その夜のスぺとの電話では一貫してスぺの姿のみ写され、最初は明るかった声色も次第に落ち込み、すすり泣くような声に変わっていく。
電話の先でエルがどんな顔をしていたのか、スぺには痛いほどわかっていた。
アニメが先だったが同じ回で会長たちとはスマホからテレビ電話で会話していたにも関わらず、スペとの会話は映像なしのスピーカーモードだった。
アプリで明かされた素の性格や、普段使っている語尾・カタコトでなかったことを考慮すると、この時は素のエルだった可能性が高い。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:B
距離 短距離:F マイル:A 中距離:A 長距離:B
脚質 逃げ:E 先行:A 差し:A 追込:C
レアリティは☆2。
固有スキルは最終直線で余力を持って前にいると(わずかに)優位を保ちやすくなる効果の「熱血☆アミーゴ」(☆2時)→「ブランチャ☆ガナドール」(☆3以上)。

固有二つ名は「怪鳥」。取得条件は「全レースで2着以内かつ、作戦「先行」でジャパンC(クラシック級)で勝利し、ファン数が320000人以上になる」。
史実でも海外のレースを含め、現役中全てのレースで2着以内の戦績を収めていることから史実再現と思われる。
ファン数稼ぎのためにも安田記念や天皇賞(秋)などの目標外のレースにも積極的に出走する必要があるが、距離適性が幅広いためレース数は稼ぎやすい。
なおクラシック級のジャパンCは目標レース外であるため要注意。

オグリキャップにも匹敵する万能な適性の持ち主で、逃げ・短距離以外は適応可能。
レアリティは☆2と比較的入手しやすいため、現時点では貴重なチームレースのダート要員としてお世話になっているトレーナーも多い。
ハルウララと同じく「高いダート適性を持つ希少な低レアキャラ」だが、彼女と違い芝もこなせるのでG1レースに無理なく出走してどんどんスキルポイントを稼げる。

育成シナリオ

トレーナーが付いたエルは、三冠ではなく海外進出を視野に『クラシック級でのジャパンカップ制覇』を目指してレースを勝ち進んでいく。
しかし、日本ダービーで黄金世代の同期たちの本当の実力を知り自信が揺らぎ始め、毎日王冠でスズカに完敗したことでついに心折れてしまう*2

自信を失ったエルは、海外挑戦を一旦断念し、トレーナーと共に“弱い自分”を見つめ直す。
元々弱気な自分から“強いエルコンドルパサー”になるべく、エルは父親からもらったマスクを被り、レースを勝ち抜いてきた。
しかし、マスクを被ってなおスズカに負けたことで、心が折れたエルは“強いエルコンドルパサー”であり続ける自信がなくなり、
そんな自分の弱さを自嘲し、「エルコンドルパサー」とはかけ離れた自分を「嘘つき」と自虐するのだった。

そんな弱音を吐くエルに、トレーナーは訊ねる。「覆面レスラーは嘘つきなのか?」と。
その言葉に咄嗟に「嘘つきじゃない!」と反駁したエルは思い出す。
大好きな覆面レスラーのパパは、娘である自分に接するときとリングに立っている時の顔はそれぞれ違っていたが、
マスクを被っている時と性格が違っていても、覆面レスラーとして磨いてきた技と、観客を楽しませたいという思いは本物だった。

そんなパパとフィールドは違っても、その気持ちは自分も同じ。
弱い自分をマスクで覆ってでも、世界最強のウマ娘になって観客を楽しませたいと駆け抜けてきた。
その気持ちを思い出したエルは、例え今は世界最強の走りが出来なくとも、素の自分は弱いままでも、もう一度マスクを被ることを決めた。
そして、そんな自分をずっと支え続け、今もマスクを手渡してくれたトレーナーに、エルはマスクを付けてもらおうとするが――


自分でかぶりなさい、エル。


そこに現れた、エルのライバルであり、親友であるグラスワンダーが待ったをかけた。
あなたは自分でかぶらなくてはならない。なぜなら──エルコンドルパサーだから。世界最強になれるウマ娘だから。
トレーナーさんに頼ってもいい。でも翼は──自分で拡げなければ。


将来、私の最大のライバルになると誓ってくれたのは、あなたでしょう?


想う相手のために演じ抜く気概すらなくして──なにが、『朋友』か。


グラス──!


マスクをかぶるのは自分を隠すためじゃない。誰よりも強くなり、誰をも楽しませる覚悟を以てかぶるのだ。
その気概を持って自らマスクを被ったエルは、再び世界最強のウマ娘・エルコンドルパサーとして、サイレンススズカを始めとしたライバルたちに挑むことを決意するのだった。


◆関連キャラクター

スペシャルウィーク

同期のライバル。
純朴な彼女をよくからかっては楽しんでいる。
スぺちゃん「La victoire est moi!」

グラスワンダー

寮のルームメイトで同期のライバル。海外生まれなのも同じ。
アニメでは同じチームリギル所属でもある。
史実でも98年世代の一員で、的場均・蛯名正義の両騎手が騎乗*3
気の置けない親友同士で、どちらかが落ち込んだ時はもう1人が叱咤し励ます関係。
有馬記念を終え、海外への挑戦を決めたエル。熱狂に包まれる中山レース場で、グラスが抱いた感情は「負けた悔しさ」でも「勝者への祝福」でもなかった。
「……寂しい。それだけです……。」

タイキシャトル

同じく海外生まれの先輩。こっちは素で「デース」口調。
タイキ自身の元々の面倒見の良さに加えて海外組の後輩という事もあって向こうからはグラス共々色々と気にかけられており、エル自身も慕っている。


◆余談

史実ではエルはダービー、天皇賞(秋)に出走していない。*4*5
そのためアニメだと年度代表馬文句無しの凄まじい成績のウマ娘となっている。

飼っているコンドル(とエルは言っているがどう見ても鷹)の名前は「マンボ」。
なお寮はペット禁止なため普段服に羽が付いていないか常に気にしている、また同室のグラスには黙ってもらっているので彼女には頭が上がらない。

仲のいい友人でもデスソースを安易に勧めてはいけません。

モチーフ馬の生まれはアメリカ。馬名の由来も南米はペルーの民族音楽「コンドルは飛んでいく(El Cóndor Pasa)」であり、メキシコとはやっぱり関係ない。

驚いた時などに口にする「ケ?」はスペイン語の「¿Qué?」で、英語で言うところの「What?」に当たる。
同じく口癖の「ブエノ!(bueno)」も同様にスペイン語の語彙で、直訳すると「良い(good)」。口語的にざっくり訳するなら「よろしい!」とか「いいね!」くらいのニュアンスだろう。
ちなみに女性形は「buena」。史実におけるスペの娘であるブエナビスタの「ブエナ」もこれである。





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最終更新:2021年06月19日 15:00

*1 アニメ一期時点では「高橋未奈美」名義。

*2 ゲーム上ではレースに勝つことも出来るが、スズカとの差を痛感して自信を喪失する流れは変わらない。というか、このレースのスズカは別段飛び抜けて強いというわけではないので、危なげなく勝った後に事実上の負けイベントだったことを知ったというトレーナーも少なくない。

*3 98年毎日王冠からエルは的場から蛯名に交代。グラスは2000年宝塚記念のみ蛯名が騎乗。

*4 本来の天皇賞(秋)の勝ち馬はオフサイドトラップ(鞍上は柴田善臣)。エルコンドルパサーとは同じ馬主である。エルの主戦騎手である蛯名正義は当日ステイゴールドに騎乗し2着に入っている。

*5 なお、出走していない理由は、当時の規則として外国産馬はクラシック三冠や天皇賞に出走不可能であったため。現在ではこれら規則は大幅に緩和・もしくは撤廃されている。