スペシャルウィーク(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2018/09/17 Sun 01:40:00
更新日:2025/04/02 Wed 18:41:44
所要時間:約 40 分でけっぱって読みましょう!


タグ一覧
Figure-rise Standard S.H.Figuarts Season1主人公 Special Week b あげません! ありがとう、神様 おのぼりさん けっぱりウマ娘S なしてー? ねんどろいど ぴょいっと♪はれるや! めざせ、日本一のウマ娘 わたしの印は大本命◎ アホの子 ウマさんぽ実家連れ込み勢 ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー コスモス シューティングスター シリウス ステイヤー スピカ スペ スペちゃん スペシャルウィーク スペシャルドリーマー スペッとしている ソシテミンナノ チームW トレセン学園中等部 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん ボテ腹 ボブカット ユメヲカケル! ログインボーナスちゃん ワールドフリッパー 主人公 主人公気質 健啖家 先行バ 全身全霊 初期実装組 北国の大飯食らい 北海のストマック・ブルドーザー 北海道 和氣あず未 夢の原石 大豊食祭シナリオリンク対象 大食い 天然タラシ 太り気味モデル実装組 奈落の腹のスペ 威風堂々、夢錦! 差しウマ 意外とナイスバディ 所要時間30分以上の項目 日之本一の総大将 日本の総大将 日本総大将 栗東寮 武豊 煌めきはどこまでも 王道を歩み続ける強さ。 白井最強 看板ウマ娘 調子に乗んな! 讃弟夷 走れウマ娘 転校生 道産子 願いを背に 日本の総大将 食いしん坊 食欲ゾンビ 黄金世代


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第6章・前編「夢の原石」
© Cygames・JRA

お母ちゃんたち、見てて!
私、日本一のウマ娘になる!

スペシャルウィーク(Special Week)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:和氣あず未

モチーフ元である競走馬『スペシャルウィーク』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:けっぱるべー!夢一直線の純真どさん娘
誕生日:5月2日
身長:158cm
体重:微減 (レース前で緊張気味)
スリーサイズ:B81・W56・H81*1
靴のサイズ:左:23.5cm 右:23.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:臨場感のある食レポ
苦手なこと:改札のタッチ&ゴー
耳のこと:料理の音に敏感で、ついそばだててしまう
尻尾のこと:感情のまま動いてしまうのでポーカーは苦手
家族のこと:瞳の色は、産んでくれた母親譲り
マイルール:トウモロコシを食べる時は無言で集中!
スマホ壁紙:お母ちゃんとの2ショット
出走前は…:故郷に向かって心の中で『行ってきます!』
得意科目:体育なら…!
密かな自慢:日替わりメニューの予想的中率が7割以上
よく買う物:レターセット (お母ちゃんへの手紙用)
ヒミツ:①利き牛乳ができる / ②おんぶが上手で背負われた人はすぐ眠くなる
自己紹介:私、スペシャルウィークって言います!夢は日本一のウマ娘です!お母ちゃんたちに喜んでもらうため…私、けっぱります!

キャラクターソング:わたしの印は大本命◎
          ありがとう、神様

99年 天皇賞(秋)
スペシャルウィーク、逆襲のラン。
本当の敵は、諦めだ。

2011年URA 天皇賞(秋)CMより

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇
© Cygames・JRA

願いを背に

日本の総大将

ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第7弾「黄金色に輝いた時代」篇より

武豊*2に初めての日本ダービー勝利を齎し*3、黄金世代と呼ばれた強力なライバル達と数々の死闘を演じて「日本総大将」と呼ばれた日本ダービー馬『スペシャルウィーク』をモチーフとするウマ娘
元々が魅力的なライバルに囲まれ(適度に負けていることも含め)ドラマチックなレースを演じる王道主人公のような人生を歩んだ人気者だったため、アニメ版第1期でも主人公に抜擢された。

体型は普通だがかなりの大食いであり食った後はお腹がボテっと膨らむ
だいたいすぐ元に戻るのだが、これが原因で思うような走りができなくなったことも…
元ネタはおそらく史実における激太りした状態で京都大賞典に挑んで惨敗したエピソードで、アニメでも再現されている。

◆人物

北海道から上京してきた元気印のウマ娘。どんな逆境でも決して諦めないガンバリ屋。
2人のお母ちゃんとの約束である「日本一のウマ娘」になるためトレセン学園にやって来た。
生まれてすぐに母と死別するという悲劇的な身の上に生まれるが、育ての親の"お母ちゃん"からたくさん愛情を受けて、まっすぐに育つ。

性格は素直で明るく、人懐っこい頑張り屋さんというザ・主人公気質。
リアクションが多彩でコロコロ表情が変わるので一緒にいてとても楽しい子。
時々北海道訛りが出るのはご愛敬。

生まれ故郷には自分以外のウマ娘…どころか同世代の子供もいなかったらしいが、その親しみやすいキャラクターから時季外れの転入にもかかわらず、すぐにたくさんの友達ができた。
中でもエルコンドルパサーグラスワンダーセイウンスカイとは特に仲が良く、ランチもだいたいこの面子。
幼少から育ての母とマンツーマンでトレーニングを重ねていたものの、レース経験値は0の原石。
生まれがド田舎だったためやや世間知らずで、素直が行き過ぎて何かと極端から極端に走りがち。
食えると見ればドカ食いし、勝負水着がハマればその恰好のまま部屋の掃除をしたり勉強したりと傍から見れば奇行そのものだったりする。

そんなスぺが誰と出会い、誰と競い、何を思い、何を目指して走るのか……アニメウマ娘Season1はそんな彼女の軌跡を追う物語である。


◆アニメ版での活躍

Season1

第1期では第1話から登場。主人公なので基本的にスぺの視点で物語が進む。
トレセン学園を目指して電車を乗り継いでいたところ、間違えて最寄り駅の手前で下車してしまい、駅員さんの勧めでレース場に立ち寄ることになる。

はじめてのレース場を満喫する中、偶然見たサイレンススズカの走りに強い憧れを懐くようになる。変なおじさんに足触られたりウイニングライブまで夢中になって見てたら学園の門限を過ぎて怒られたりもした
転入後はスズカと同じチームに入るため〈リギル〉の入部テストを受けるものの、スタートで出遅れたこともあり2着で落選。
だが変なおじさんことトレーナーに素質を見込まれ、ゴールドシップダイワスカーレットウオッカの三バカトリオの誘拐のち〈スピカ〉への入部を求められる。
当然訝しむが、スズカもスピカに入部していたこと、そしてトレーナーが自分の夢を笑わず一緒に叶えようと言ってくれたことを理由に入部を決めた。
憧れのスズカとは寮の同室に住むことになり大喜び。だが当初のスズカは会話も素っ気なかったり(構わず懐いてたけど)。

入部からわずか一週間後に出ることになったデビュー戦では経験不足からスタートで出遅れるものの追い上げて快勝。そのポテンシャルを見せつけた。
ただし、ウイニングライブの練習は全くしていなかったため終始棒立ち状態でステージに立つことになり、終始棒立ちの伝説のライブとなってしまう。後日エルたちにはからかわれた。
弥生賞ではセイウンスカイを下し、デビューから3連勝。
きさらぎ・弥生で皐月は見えたか!?(by フジテレビポエマー塩原恒夫アナ)」
とばかりに順風満帆な成績を刻んでいく。

だが初めて勝負服を纏い挑んだG1レース皐月賞では体重増加の影響から先頭に追い付けず3着でゴール、皐月賞はセイウンスカイに持っていかれてしまう。
スズカの前では明るく振る舞っていたがこの敗北は相当のショックになり、彼女と別れてから1人泣きながら後悔を叫んでいた。
負けを知って強くなる。スぺは日本ダービーでこの雪辱を果たすため、特訓に明け暮れることになる。

雪辱を晴らすべく臨んだ日本ダービーはフィジカルアップの他、坂対策のピッチ走法を完全に身に付け準備は万端。
皐月賞は"最も速いウマ娘"が、菊花賞は"最も強いウマ娘"が、ダービーは"最も幸運なウマ娘"が勝つとされるクラシックレース。

対するは皐月賞と同じくキングヘイロー、セイウンスカイ、そして新たに、
強い者は強い!!(by フジテレビアオシマバクシンオー青嶋達也アナ)」
とばかりにNHKマイルカップを勝利して参戦した1枠1番エルコンドルパサー
特訓の成果を発揮し中盤から一気に加速し、坂でも速度を落とさずセイウンスカイを躱して先頭へ。
並ばない!!並ばない!!(by フジテレビめざましテレビ司会者三宅正治アナ)」
とばかりにこのまま単騎逃げ切れるかと思った矢先、エルコンドルパサーに抜き返され、最終的にどちらが先に気力が尽きるかの我慢比べに。そのまま並んでゴールを切り、判定の結果ダービーは2人の同着優勝となった。

…だが、天皇賞(秋)で起こったサイレンススズカの故障(=沈黙の日曜日)以降はスズカのリハビリ介護に熱心になるあまりスズカサンスズカサンで頭がいっぱいになったのか成績不振が続き、宝塚記念でそれが露呈する。
目の前の相手すら見えない今のスぺがレースに集中し切ったグラスワンダーの相手になるはずもなく、
やっぱり怖かった的場(均)グラスワンダー!(by 関西テレビ 杉本清アナ)」
とばかりに一蹴され失望の目を向けられてしまった。

「スズカと一緒に走る」。
それは大事な約束だけど、私には「日本一のウマ娘」になるってお母ちゃんとの約束があったはずなのに。

自覚はできたものの問題がすぐ解決できるはずもなく、見かねたトレーナーは互いに依存し合うスぺとスズカの関係に発破をかけるため荒療治を図る。
題して馴れ合い禁止。チームを二つに分け互いに競わせるというコンセプトで組まれた合宿である。
チーム対抗のトライアスロンレースの最中でさえスズカの身を心配し、助けに行こうとするスぺに怒号と共にレース中に立ち止まりかねない現状を指摘する。怪我はもう完治している。だから今のスズカに必要なのは踏み出すきっかけ…


「スズカさん…先に行きます!」


「(スズカさんのライバルに…それが私にできること!)」


その過程でスズカは不安を払拭し本来の走りを取り戻すことができた。
…燃えすぎて下り坂で止まれなくなりスピカ全員揃って海で犬神家状態になったけど。
スぺもまたメンタル面で殻を破った…はずなのだが、合宿後の気合入れすぎて過剰に食って動いてを繰り返した結果また体重が増加し京都大賞典は7着と、
スペシャルウィークは惨敗!!(by 関西テレビ 馬場鉄志アナ)」。
一応その後の天皇賞は1着でゴール、レコード勝ちしているので安心してほしい。






「エルちゃん、いい勝負をしましょうってフランス語でなんて言うの?」


ジャパンカップではエルコンドルパサーを下した欧州最強・ブロワイエを相手取るも、直前のエルの悪ふざけによりレース前に「La victoire est moi!(調子に乗んな!)」*4と挑発する不遜な態度を見せ、少なくとも実力が出し切れず負ける心配はなさそうだったが、まさにその通りにレースでは先頭に立ってから誰にも抜かれることなく走り切り、見事勝利を飾る。
スペシャルウィークが「日本総大将(by フジテレビ 三宅正治アナ)」の名に負けないウマ娘であるという何よりの証明だろう。




有馬記念ではグラスと再戦。
最後はやはり最強の2頭2人!(by フジテレビ 堺正幸アナ)」
とも言うべき接戦を繰り広げるも僅差で負け、ヒロインがしちゃいけないような顔で固まっていた。お母ちゃん、日本一への道のりはまだまだ遠いみたいです。
史実準拠で勘違いウイニングライブをやらかさなかったのは残念と言うべきなのか。と思ったらアプリ版メインストーリーでウイニングランが再現されてしまった。

史実ではこの有馬記念でグラス共々燃え尽きて引退したのだが、ウマ娘においてはWDTに出走し、「これからも走り続けたい」と決意表明。まだまだ彼女の物語は続いていくのである。
誓った相手はグラスではなかったが。

Season2

2期ではトウカイテイオーに主人公を譲ったため、チームメイトとして登場。
受難に襲われるテイオーを励ますなど時折「前作主人公」らしい面も見せるが、基本は天然腹ペコキャラを前面に出したですねbotコメディリリーフに落ち着いている。
10話でテイオーが引退を決意した時には終始号泣していた。この様子はテイオーさんbotネタにされがちではあるが、実はスピカの面々すら引退を受け入れかけていた時に最後まで引退を認めず抗っていた、という前作主人公らしい芯の強さを見せていた。
また、スズカが海外に行っているためかあるいは単に描写する尺が無いのか、彼女への依存癖は若干改善している様子だったが、13話でスズカがサプライズ帰国した際には大歓喜して押し倒していた。

うまよん

アニメ版うまよんではアニメ1期の主人公にもかかわらず第1話と第5話にのみ登場。
しかもそのどちらもが勝負事であったのにもかかわらずどっちとも負けている。

  • 第1話「40点下!トレセン学園追試特別」
エルコンドルパサー、グラスワンダーと共に国語の補習の小テストを受ける。
一夜漬けで勉強したためか寝ておらず、頭にも入っていないようだ。秘密兵器としてマチカネフクキタルから貰ったサイコロ鉛筆を使い、1番に解き終わるものの残念ながら速さ勝負じゃないので最下位に。

  • 第5話「大激戦!?ラーメン杯(GII)」
スペの得意分野である食事の対決。
二郎系ラーメンの早食いである。しかしここでは先輩であるオグリキャップタイキシャトルが相手となる。
タイキは箸色が衰えてしまっものの、オグリキャップは最大のライバル
スペはここで奇策「天地返し」を敢行。麺と具をひっくり返し、スープを吸ってしまい伸びてしまう麺を伸びる前に食べてしまうという戦法をとる。
結果は普通に食べ進めたオグリキャップと同時に食べきった。だが、判定勝負でスープの量がオグリキャップより多いという、奇策であった天地返しが仇となり2位。
とは言っても普通に食べきったので特に勝負のことは気にしてないらしい。

うまゆる

1話、2話、10話、12話、19話、22話で登場。看板キャラということもあってか、うまよんの時と違って出番が多い。

  • 第2話「静かなる漆黒」
数量限定のにんじんハンバーグの定食を1人で大量に平らげた挙げ句、最後の1セットを食べようとしたところにシンボリクリスエスが登場。
「もしかして食べたかったですか…?」と恐る恐る聞いたあと「食べかけでよければ…」と出来たばかりのハンバーグに刺さっているニンジンを食べて食べかけにしてからクリスエスに渡して去っていった。
こんな畜生ムーブをかまされてなおスペちゃんを「優しい」と評したクリスエスの株が爆上がりする事態に
なお一部ではニンジンは英語でキャロット、スペシャルウィーク号の娘でありシンポリクリスエス号との間に活躍馬エピファネイア(デアリングタクト号の父)を産んだ名牝・シーザリオは息子共々キャロットファームが馬主なので、「娘はあげません!」を意味してるのではという説も。
ちなみに当時シーザリオはウマ娘化されてなかったが、後に2024年1月に参戦を果たした。

  • 第12話「鎖威拒宇血夷武(さいきょうちーむ)!波羅離螺(ぱらりら)!」
サンデーサイレンス産駒で結成された「讃弟夷(サンデー)」のメンバーの一人。
チームメイトのダイワスカーレットからは「北国の大飯食らい」なる異名で紹介された。

「オラー!なまらヨロシクーですぅ!」

  • 第22話「スペとオグリのうまうまキッチン」
料理番組の料理人として登場。
相方のオグリキャップ、アシスタントのマチカネタンホイザと一緒にお題であるニンジンハンバーグを調理した。

◆漫画版での活躍

STARTING GATE!

アニメ版1期に続き主人公を務める。
性格はアニメ版1期やゲームとほぼ同じ。
同室相手にして人生で初めて直接出会ったウマ娘であるスズカとは次第に深い友人関係を築いていき、やがて「もっとスズカさんを知りたい」と彼女の過去に興味を抱くようになる。
まだ入学して間もないものの、荒削りながらも本人の秘める潜在能力は友人や上級生にも一目置かれている。

今作ではデビュー前のためか、あまり黄金世代組との関係がそこまでクローズアップされないが、別世界のスピカ組であるテイオーやウオッカとは入学から程なくして気の合う友人になった。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:F マイル:C 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:G 先行:A 差し:A 追込:C
レアリティ☆3「スペシャルドリーマー」がサービス開始初期から実装されており、2021年7月29日には新衣装の☆3「ほっぴん♪ビタミンハート」が実装、通称水スペ。
そして2022年7月20日実装のメインストーリー最終章後編にて、隠し配布☆3『日之本一の総大将』が実装。初期の5人以外で初の配布育成キャラ・☆3実装3回目キャラとなった。

脚質適性は先行や差しを得意とするが、因子で追込適性を上げて運用することも可能。距離適性は中長距離を中心としているが、マイル補正を上げてAにすることも可能。
この辺りは典型的な「クラシック路線ウマ娘」の能力と言っていいだろう。

[スペシャルドリーマー]

日本一のウマ娘、スペシャルウィークです!えへへ。


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[スペシャルドリーマー]スペシャルウィーク」勝負服
© Cygames・JRA

イメージカラーは。臼田浩義氏の勝負服「白鋸歯形」から来ている。*5
成長率はスタミナに+20%、賢さに+10%。

所持スキル
先行であれば「食いしん坊」が発動するためスタミナには余裕が持てるものの、差しだと他の方法でスタミナをフォローする必要がある。
成長率とスキルの噛みあいは最初から先行のつもりで育てておくのが無難な性能と言える。

通常スキル:
末脚、栄養補給、食い下がり、(覚醒Lv2)道悪〇、(覚醒Lv4)外差し準備

レアスキル:
(覚醒Lv3)食いしん坊(レース中盤に持久力が回復する/先行)
腹ぺこ大将(レース中盤に持久力を回復しさらに速度がわずかに上がる/先行)

(覚醒Lv5)全身全霊(ラストスパートの最中に速度が上がる)
夢叶える末脚(ラストスパートの最中に速度がすごく上がる)



あっ…わあぁ~…


よーし…見ててね、お母ちゃん!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[スペシャルドリーマー]スペシャルウィーク」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「シューティングスター」。
効果は「レース終盤に前の方で相手を抜くと勢いに乗って速度が上がり、さらに加速力がちょっと上がる*6」。

順当に先頭争いに加われさえすれば発動しやすく、効果も高いという優秀なスキルで基本的には出やすいスキルである。
調整前は速度上昇のみだったが、調整後は上がった最高速にすぐ移行できる加速力アップがついたことで、追い抜いた瞬間に後続を一気に引きはがしにかかれるようになった。
ただし育成中のみは相手が弱く自分が過剰に育っている、という都合上差しの方が出やすかったりする。その段階まで育ってるならそもそも固有なくても勝つ

わあっ! やったぁ~! イチバンですっ!


[ほっぴん♪ビタミンハート]

こんなかわいい水着、着たことなかったから…えへへ、照れちゃいますね♪

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ほっぴん♪ビタミンハート]スペシャルウィーク」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント「ウマ娘夏物語」に合わせて実装された別衣装。
明るい色が多用されたビキニ水着で実に南国リゾート感が強く、衣装名の通りポップな印象となっている。
そして、これは水着キャラの共通仕様ではあるが、夏合宿中とスタミナ練習のプールではこの水着で練習に参加するようになっている。
この衣装で冬の降雪不良バ場を走らせるのは虐待では……?

こちらはスタミナ、パワー、根性に+10%の成長補正がかかる。

所持スキル
スペシャルドリーマーと比較すると露骨に差し運用がメインとなっており、育成の感覚が全く異なるものとなる。

通常スキル:
ペースアップ、位置取り押し上げ、イナズマステップ、(覚醒Lv2)晴れの日〇、(覚醒Lv4)尻尾上がり

レアスキル:
(覚醒Lv3)迅速果断(レース中盤に中団以降で速度が上がる/差し)
真夏の思い切り(レース中盤で中団以降にいるとしばらくの間速度が上がる/差し)

(覚醒Lv5)アガってきた!(ラストスパートの最中に速度が上がる)
真夏の総大将(レース中盤に追い抜くとしばらくの間速度が上がる)



夏、満喫しちゃいま──ひゃあっ!?


あわわっー!?……わぁ~~♪


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[ほっぴん♪ビタミンハート]スペシャルウィーク」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「わやかわ♪マリンダイヴ」。
効果は「中盤に2回スキルを使い中団にいると持久力を回復しさらに速度が少し上がる」。

とにかく2回スキルを発動させれば出る上、自前で「位置取り押し上げ」と「ペースアップ」の中盤スキルを所持しているので、覚えさえすればほぼ確実に出る。
その上覚醒スキルに「尻尾上がり」が存在するので、2回スキルが出てしまえばそのまま固有が3回目判定されて尻尾上がりに繋がり、中盤速度スキルだけで一気に前に取り付くことができるようになっている。
逆に言うと中盤に2回出さないといけないので、不発も考慮すると「中盤指定がなくても中盤に出る可能性のあるスキル」を3,4個は積んでおきたいし、賢さも軽視できなくなる。
そして育成中は「スキル2個覚えるまで不発確定」なので、コツを待って安くスキルを取るのか、コツを待たずに取って早めに固有に繋がるようにするのか悩ましい育成を強いられる。

なお上記の効果は2024年のアップデート後のもので、それより前は速度上昇効果がなかった。

演出は真夏の海で木製の桟橋を走るスペちゃんが足をぐねり、滑ってそのまま海にドボンという少々シャレにならない演出となっている。
危ないのでマネしないように。

真夏日ばりの熱戦でしたね!


[隠し配布☆3]


固有要素

固有二つ名は共通して「日本の総大将」。
取得条件は「日本ダービーを1番人気かつ5バ身差以上で勝利し、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、ジャパンCを勝利する」。
史実のスペシャルウィークを忠実に再現したものになっている。
最大の鬼門は序盤から飛ばして逃げるセイウンスカイらを相手に1番人気かつ5バ身差以上つけて勝つ必要のある日本ダービー。
ちゃんと育成していても5バ身差は難しい数値であり、どんなに強く育成できていても全く安定しないのである。
その後も難関の春天、目標に含まれず出走忘れに注意が必要な秋天と、時計も使えず気の抜けないポイントが続く。

特殊実況は日本ダービーに設定されており、勝利すれば聴くことができる。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
夢を掴んだスペシャルウィーク!
ついにダービーウマ娘の夢を掴み取りました!

元ネタ:第65回東京優駿 フジテレビ・三宅正治アナ

隠しイベントは史実でセイウンスカイに敗れた皐月賞と菊花賞を、エルコンドルパサーに敗れたジャパンカップ(クラシック級)を、グラスワンダーに敗れた宝塚記念と有馬記念(シニア級)を全て勝利することで発生するイベント「戦友よ」がある。
この内、目標レースに含まれていないのは皐月賞とジャパンカップ(クラシック級)と宝塚記念の3つなので、取りこぼしの無いように注意すること。

また汎用の大食いイベント*7も健在だが、2022年2月24日のアップデートにより、新たな大食いイベント「スペシャルウィーク、裏の顔」が追加*8
博打選択肢として「イェアー!ブルドーザー・マキシマム!」を選択するとオグリ同様に究極の形で勝利することになる。
体力100回復という絶大な効果ではあるものの、オグリと異なり追加のステアップは無くなっており、失敗すると代償としてスピード-5+「太り気味」付与というリスクも存在。

育成難易度

主人公らしくアプリアイコンの顔を飾りタイトル画面でもセンター、開始直後のデモレースでも活躍する。
しかし育成では、その史実に則りグレードの高いレースが並ぶ上中長距離が混在、更に強力なライバルも登場するなど、「史実で偉業を残しているほど難易度が高くなる」というゲーム性を体現した仕様となっている。
おまけに差し育成自体難易度が高く、パワーや位置取りを補正するスキル群がなければいざという時にバ群に飲まれがち。
目標レースにはデフォルトだと適性Cで挑むことになるきさらぎ賞が含まれているのも拍車をかける。
幸い目標は5着以内なのでそのままでも勝てることもあり、だいたいの場合5着は確保できるため特段のマイル補正は必要ではない。

このためスキルが揃わない序盤は遅いモブウマ娘を抜けずメイクデビューですら惨敗が有り得るため、序盤は先行の方が安定するという罠があったり、そのスキルで戦う体勢を整えるためのスキルポイントの確保や発動率、レース運びに関わってくる賢さの重要性を理解する必要があるなど、主人公ポジションキャラでありながら、ゲーム的にはそう簡単には勝ち抜けないという高い難易度を誇る。
むしろ、主人公に抜擢されるほどの功績があるからこそのこの難易度とも言えるが。


サポートカード

サポートカードは共通RとSSR根性【日本一のステージを】が初期実装。
2021年3月3日に期間限定イベント「キミの夢へと走り出せ!」の報酬SSRスピード【夕焼けはあこがれの色】が実装。
2022年2月24日に期間限定イベント「羽ばたきのRun-up!」の報酬SRパワー【1日の終わりに】が実装。
3月18日にメインストーリー最終章前編の報酬SSRグループ【紡がれてゆく想い】チーム<シリウス>が実装。
7月20日にメインストーリー最終章後編の報酬SSR根性【私たちと夢、掴みましょう!】が実装。
さらに12月29日に期間限定イベント「Happy new future 朝焼けの絆」のSSRスタミナ【ハネ退け魔を退け願い込め】が実装。
グループカード含め計7枚という多さである。さすが主人公。

SSR【日本一のステージを】

得意練習は根性で、どの脚質のウマ娘でも有用な『末脚』の発展型となる金スキル『全身全霊』のヒントをくれる。
くれるのだが……金スキルのヒントは確率での入手なため、せっかくサポート枠に入れたスぺちゃんが『全身全霊』をくれないという嘆きがトレーナー間で溢れた結果、某ハガレンOPになぞらえ「『全身全霊』をくれよ~」←「あげません!」と教えを拒否するスぺちゃんのファンアートなどが流行するという祭り状態に。
しかし練習性能は初期サポートカードながら当時はかなり優秀な部類。練習出力が高く、根性編成では非常に有用なカードとなっている。
難点としては前述の「あげません!」の他、レースボーナスがないという点。他のカードで補うようにしよう。

全身全霊の入手ルートは後にストーリー報酬で、確定で「全身全霊」のヒントをくれるウイニングチケットのSSRパワーが実装。
しかしこちらも全身全霊のヒントを貰えるイベントでスペちゃんは体力10しか減らないがチケゾーは30持っていかれる、配布ゆえに2凸しないと固有ボーナスが発動しないなどの難点も持つので一長一短。
意外と使い分けが成立するカードとなっている。

とはいえ、グランドライブシナリオではレースボーナスの優先度が下がったため、当時は根性育成をする際にお呼びがかかるようになった。
…が、以降に実装された第5のシナリオ「グランドマスターズシナリオ」では、各期12月のラストに開催されるレース全て*9で勝利することで、「全身全霊」を安定して入手できるようになって以降風向きが怪しくなった。
「U.A.F.Ready GO!」ではUAFを5回総合優勝を果たすとこちらも「全身全霊」を入手できるように。
結果インフレもあって優秀な根性サポートカードは増え、全身全霊と近い性能なスキルとそれ以上のスキルが重要視されて以降激減。

現在はよほどのギャンブル好きでない限り使用価値はほぼ無くなってしまった…

SSR【夕焼けはあこがれの色】

得意練習は根性からスピードに変化。
イベントを進めることでヒントをくれる金スキルも、こちらは作戦が先行で発動する回復スキル「食いしん坊(「栄養補給」上位スキル)」となっている。
回復スキルは重要性が高く、特に中・長距離では必須級になってくるので先行ウマ娘の育成の際には是非とも入れたいカードになっているが、こちらも確定ではないので「あげません!」されることも。
練習出力もそれなりのものがあり、レースボーナスも固有ボーナス込みで10%と使い勝手が高く、イベント報酬の中でも屈指の良カード。
イベントに間に合わなかった後発プレイヤーや「(ビンゴ報酬)あげません!」された*10一部プレイヤーから強く復刻が望まれていた一枚であった。
現在は回想のしおりが実装されたことで、期間限定イベントを鑑賞しつつ完凸もしくは虹の蹄鉄へ変換できるようになっている。

SR【1日の終わりに】

こちらの得意練習はパワー。
固有ボーナスを含めパワーとスタミナの両方に初期ステータスアップがかかり、またスタミナボーナスも所持。
レースボーナスやファン数ボーナスも最低限だが揃っているものの、初期絆ゲージが0というのが弱点。
また配布カードということもあり性能は控えめにされているのも向かい風か。

SSR【紡がれてゆく想い】チーム<シリウス>

「グループ」に分類される新しいタイプのサポートカード。編成することで<シリウス>のメンバーとお出かけができるようになる。
固有ボーナスは「絆ゲージが80以上の時、トレーニング効果アップ」というもので、条件を満たした時の効果は10%。
お出かけの効果もそれぞれで異なってくるほか、全員とお出かけした後に解放されるお出かけでレアスキル「日本一のウマ娘」のヒントを入手できる。
最終コーナーで速度が上がる長距離用のスキルだが、下位スキルが存在しないという特徴を持つ。
このため下位スキルのヒントを得て必要スキルポイントを削減する技が使えず、継承因子も存在しない点には注意。
さらに、お出かけが可能になった状態で一緒にトレーニングすると、確率で数ターンの間、コンディション「情熱ゾーン:チーム<シリウス>」が発生。
発生中は配置された全てのトレーニングで友情トレーニングが可能になるほか、「夜ふかし気味」「なまけ癖」にならない効果もある。

ただしこのサポートカードには制約が多く、編成システム的には「ゴルシ以外のチームシリウス全員」に重複判定がある。
つまりスペは勿論、シリウスのメンバーである「メジロマックイーン」「ライスシャワー」「ウイニングチケット」「ナリタブライアン」「サイレンススズカ」育成時に編成できない。
そしてこの6人のサポートカードも編成できず、アオハル杯グランドライブのシナリオではそもそも使用できない*11
さらに上述の6人分のサポートカードイベント12個も内包しているため、編成しているサポートカードの連続イベントが完遂しにくくなる点にも注意が必要となる。
それでも配布サポートカードとしては破格の性能を誇るため、無・微課金のトレーナーの心強い味方になってくれる。

なお前述の通り<シリウス>のメンバーであり、イラストにもバッチリ描かれているにもかかわらずゴールドシップの育成には使える。ゴルシちゃんに制約はなかった*12

SSR【私たちと夢、掴みましょう!】

再びの根性SSR。
最大の特徴としては所持スキルが丸々入れ替わっており、教えてくれる金スキル「怒涛の追い上げ(「追い上げ」上位スキル)」も含めあからさまな長距離特化カード化している。
何気に確定でヒントを得られるようになっており、今までのスペのサポカはあげません!が当たり前だったため、大きな快挙だろう。
そして複数の緑スキルを持っているが、それが全部有馬記念に刺さる有馬記念特化カード。とはいえ、有馬以外でも特定の緑スキルが欲しい時に起用が見込めるだろう。
カード出力としては少々低めで、レースボーナスも5%とこの辺りは配布相応、利点は初期絆ゲージが多い状態で始められること。
自分が早々に友情トレーニングを起動できるようになって、他のカードの友情ボーナス出力を引き出すという「呼び水」的な使い方が合っている。

余談だが、このシリウスへの勧誘をしているスペの姿を左で見ている謎のウマ娘の正体について、カード実装直後には明言が無かった。
後にこのウマ娘は(実装時点)現役の無敗三冠牝馬・デアリングタクトと発表。ウマ娘・デアリングタクトの初出はこのカードであったことが判明した。
ちなみに現実ではスぺはデアリングタクトにとって父方の曽祖父*13に当たる。

SSR【ハネ退け魔を退け願い込め】

得意練習はスタミナ。
所持スキルが変わっており、「闘争心」「ありったけ」や「影打」など中長距離の前目につけるときに発動するスキルのほか「左回り〇」「根幹距離〇」の汎用緑スキルも所持。
固有ボーナスが「友情トレーニングが発生しているトレーニングに参加した場合やる気効果アップ」というもので、条件を満たした際の効果は驚きの+60%。
スタミナ・根性・スキルptにボーナスを所持しているのも優秀。
連続イベントを進めると確定でレアスキル「ノンストップガール(「垂れウマ回避」上位スキル)」のヒントを入手可能。あげます!

育成シナリオ

スペシャルウィーク本人の育成シナリオは、田舎から夢を抱いてトレセン学園に入学してきた彼女が、自分の将来性を見込んだトレーナーと出会い、彼(彼女)と二人三脚でトレーニングに励み、セイウンスカイ、エルコンドルパサー、グラスワンダーといった強力なライバルたちと切磋琢磨し、数々のレースを乗り越えてURA決勝を目指すという、まさにスポ根の王道といえるストーリーになっている。

余談だが、上記の通り別衣装として水着が追加されたのだが、スペシャルウィークはノーマル衣装も水着衣装もレアリティは共に☆3。
なので現在はイベント用の交換チケット等が無い限りガチャの排出率は同一のため、ノーマル衣装よりも先に水着衣装のスぺちゃんを入手するということも珍しくない。
現在ではメインストーリーで無料入手できる隠し衣装スペちゃんも居るので、ガチャをあまり回さないプレイヤーはこちらが初入手になることも多いだろう。

……が、スぺちゃんのシナリオが王道スポ根ものだったということもあり、ノーマル衣装より先に水着衣装を入手したトレーナーは、一連のライバルたちとの切磋琢磨を水着姿で大真面目にやっていたり雪が降りしきる年末の中山だろうと水着で出走という、なかなかにシュールな光景を見せられることになったりもする。

一応、公式側も認識してるのか、水着衣装限定のシナリオイベントとして伸び悩んでる時に水着姿でトレーニングをしたら調子が上がり、その勢いのまま水着姿で部屋の掃除をしたり図書室で勉強したりして、それをスズカやキングに指摘されるなんてのもあったりするが。
そしてのちに衣装変更機能が実装され、性能は水着版であっても勝負服は通常版ということが可能になったため、年中水着で走るスペちゃんは数を減らしつつある。

メインストーリー

12月22日に解放されたサイレンススズカ主役の5章でスズカに先駆ける形でチームシリウスに参入。後から移籍してきたスズカと共にアプリ世界でもコンビ結成である。
5章の主役はスズカなのでメインではないものの、強い存在感を示している。
続く6章ではメインストーリー第1部完結編として「最終章前編・夢の原石」及び「最終章後編・煌めきはどこまでも」の主人公に抜擢。
前編ではクラシック級から天皇賞(春)までの時期の、セイウンスカイやキングヘイローとの「3強対決」、天皇賞(春)連覇を狙うメジロブライトとの死闘を描く。
また後編では宝塚記念でのグラスワンダーとの死闘、そして日本総大将と呼ばれる所以となったジャパンカップが描かれる。


◆関連キャラクター

寮のルームメイトでアニメでは同じチームスピカ所属。
憧れのウマ娘であるものの当初は素っ気なくされていたが、交流を重ねていくうちに無二の友人関係になった。
史実では父親が同じサンデーサイレンスで、かつ主戦騎手も共に武豊だった。対戦することはなかったが、「沈黙の日曜日」の翌年の天皇賞(秋)を獲った際、武豊騎手は「サイレンススズカが背中を押してくれた」とコメントしているという繋がりがある。

仲良し同期組。同期とは言っても史実ではグラスとエルに関してはマル外であり、スカイやキングとの繋がりが薄いなかでスペちゃんはどちらとの関わりも深いため、「セイウンスカイ&キングヘイロー」「グラスワンダー&エルコンドルパサー」で括られる両者を繋ぐ役割を果たしている。
またうまよんのBlu-rayボックスの発売記念で5人がカバーしている「ぴょいっと♪はれるや!」がアプリのライブシアターに追加された際にはモーション付きのライブを観ることができる。

  • ツルマルツヨシ
メインストーリー最終章前編で初登場した新たな同期組。スぺちゃんからは「ツルちゃん」と呼ばれている。
史実でも同期だが、体が非常に虚弱であったことが災いしクラシック戦線に名乗りを挙げられず、初めて戦ったのが1999年京都大賞典。
なおこの京都大賞典、スペシャルウィークに加え前年の天皇賞馬メジロブライト、まだ覚醒前の皐月賞馬テイエムオペラオー、主な勝ち鞍:阿寒湖特別のキンイロリョテイステイゴールドという錚々たる顔ぶれ相手に勝利する大金星を上げているのである。

史実では母父にあたるウマ娘。
多くの後輩に憧れられる彼女にやはり憧れを抱いており、アプリ内のマルゼンの一コマでは彼女の運転する助手席に座っている。
アプリ内イベント「あの娘が水着に着替えたら ウマ娘夏物語」ではスランプに陥ったスぺちゃんを「バブリーランド」なる施設に連れて行った。
チヨちゃん実装後はスペとの関係が薄くなった。

メインストーリーではチームメイトで、先輩に当たる。
アプリ内イベント「あの娘が水着に着替えたら ウマ娘夏物語」にて、スポーツ万能ということでスぺちゃんと共に「バブリーランド」に連れていかれた。
史実ではスぺちゃん同様にマルゼンスキーの孫にあたるため、それを意識した組み合わせと思われる。
ライス…。

チケゾーと同じく、メインストーリーにおいてのチームメイトにして先輩。
スペがデビューした6章では、他のウマ娘とのレースに慣れないスペに競り合いのコツを教えたり、ダービーを勝ち抜いたスペを労ったりとチケゾーと共に何かと世話を焼いている。
史実で日本ダービーを同じ5馬身差で制した繋がりか。

史実において同じ厩舎であり、どちらも歴史に名を刻む偉業を成し遂げている。白井最強
その縁あり、アプリでもホーム会話で絡みがあり、同人誌のタイトルとは露知らず何かしらのトレーニング法と勘違いしてデジタルから教わろうとしていた。
「『秘密の併走』とか『尻尾のキモチ』とか、もしかして流行りの漫画とかですか!?それともトレーニングの本だったり?」
「ぐぉぉおお!そ、それは、タイト、ル……!や、やめっ、もう……ライフが……!!」
デジタル殿…。

史実において娘に当たるウマ娘であり後輩。
スペとしては珍しくちゃんと先輩として慕われており、シーザリオからは運命的な何かを感じる相手として付き合いがあるようだ。
シーザリオのスイッチオンオフを見ても特に驚くようなリアクションをしておらず、並走や食事などプライベートでの交流が示唆されている。
世話好きな性格もあって主に食事でスペを甘やかしまくっている。それでいいのかお父さん先輩。

競走馬シーザリオは、ブエナビスタと並びスペシャルウィークの二大代表産駒の片割れとして名の知れた名牝。
非常に安定した成績でオークス、アメリカンオークスのGⅠ2勝を挙げた競争成績もさることながら、繁殖牝馬としてGⅠ馬を3頭も輩出した驚異的な繁殖成績を記録している。
特に3番仔のエピファネイアはウマ娘化もされている3冠牝馬デアリングタクトや、2021年度代表馬にもなったエフフォーリアなど優秀な種牡馬成績を出しており、今後の血統表にシーザリオ、そしてスペシャルウィークの名を見ることになるであろう。
そういった意味でも孝行娘である。

  • ブエナビスタ
シーザリオと同じく史実の娘で後輩。
スペのジャパンカップを見てトゥインクルシリーズを目指したと公言しているほど慕っている。
スリーサイズはスペと全く同じであり、勝負服にはスペやシーザリオにもある四つ葉のクローバーを模した金具がついているなどデザインから親子の繋がりが見て取れる。

競走馬ブエナビスタは、デビュー以来19戦連続1番人気、中央GⅠ6勝、2着回数6回、連対数12回という記録を持つ名馬。
一方で降着や伏兵に足を掬われるなどやらかしも多く、肝心なとこでやらかすスペシャルウィークに似た娘であった。
とにかく優等生だったが怪我で現役が短かったシーザリオと比べると対照的である。
繁殖成績もシーザリオのようにこれといった活躍馬を出せておらず、そういった面でも対照的……まあ、比較対象があまりにも優秀過ぎるのだが。

  • お母ちゃん
上述した通りウマ娘である産みの母と、普通の人間である育ての母がいるが、主に「お母ちゃん」と言うと育ての母の方を指す。
元は亡くなったスペの実母の友人で、幼くして母を亡くした彼女を引き取って本当の娘のように育て上げた。
気風の良い快活な女性で、牧場経営と育児の傍ら、自己流の特訓を行いスペに走りを叩き込んだ。
スペからも非常に信頼されており、二人の「お母ちゃん」がいる事は彼女にとって誇りである。
容姿はアニメを見ると、逆さに被った赤いキャップとひっつめにした長い金髪というテリー・ボガードみたいな日本人離れしたルックスの美人さん。
これは日高大洋牧場でモチーフ馬の駲致を担当した、ニュージーランド出身のプライス・ティナ女史がモデルとの事。

産みのお母ちゃんと思しき存在はマンハッタンカフェの太り気味イベントで出てくる。
どうやら死後も娘が食べ過ぎないかが心配なのかスぺの守護霊のようなものになっているようだ。

なお、父親は一切話題に出てこない


◆外部出演

グランブルーファンタジー

2018年6月3日から17日にかけて、テレビアニメ第1期放送連動企画としてグランブルーファンタジーで「ウマ娘応援キャンペーン!」が開催。
スタンプログイン時にビィくん(グラブル主人公の相棒的マスコットキャラ)の代わりにスペちゃんがキャンペーンガールとして登場、プレイヤーにボーナスアイテムを支給した。あげます!
しかし当時のウマ娘はアニメでしか展開されていなかったため知名度が高くなく、しかもグラブル内で何故か一切名乗らなかった*14ため、アニメを見ていないプレイヤーはスぺちゃんを「誰このエルーン*15の子?」としか思わなかったそうな。
そしてグラブル側で刊行された資料集で当該キャンペーンのページを見ると、外見こそスペちゃんだが名前は「ログインキャンペーン」だそうな*16
ウマ娘視聴済みのプレイヤーも「どうせならコラボシナリオやってくれよ!スペちゃんをパーティーに入れてよ!」とログインにしかスぺちゃんを見れないのに不服げだったとも……。

そして時は流れ、2021年12月12日。翌2022年2月からなんと実名でグラブルとのコラボが発表された。
スペ、スズカ、テイオーが3人1組のプレイアブルキャラクターとして登場し、また同時にゴルシとマックイーンが召喚石での登場となっている。

◆余談

当然、他のウマ娘の育成シナリオでは敵に回ることもある。主に黄金世代組のライバル枠として出走してくるほか、中〜長距離レースでランダム枠に入ってくるのもよく見かける。
強力な金スキル「全身全霊」を持ち、固有スキルと合わせて猛烈な末脚を発揮してくるためライバル補正がかかっていなくてもかなり強い。このあたりは主人公の面目躍如と言うべきか。また「食いしん坊」の存在により、長距離レースに先行で出てきた際は特に注意が必要となる。
エイシンフラッシュトーセンジョーダンといった、モデル馬の活躍時期が比較的最近のウマ娘の育成シナリオでも登場するが、負けイベントであることを前提としているのかステータスが大幅に盛られていることが多い。
描写や活躍時期を考慮すると、元ネタはスペシャルウィーク産駒代表格の一頭である牝馬ブエナビスタではないかと言われており、一部ではスペナビスタと呼ばれているとか……。

史実では母馬であるキャンペンガールの死に加えて実家の火災で姉馬*17を亡くすという第二の悲劇に見舞われているが、流石にこちらは再現されていない。
というか姉の存在自体が再現されていない
ちなみにこの火事が起きたのは1998年の年末、アニメで言うと丁度スズカの故障で成績不振気味だった時期のど真ん中である

作中では北海道生まれが強調されているが、実馬の場合スペシャルウィークに限った話ではなく国内産の競走馬の大半は北海道出身。
ウマ娘としては関西出身のタマモクロス、東京都大井出身のイナリワンを筆頭に出身地は各地に散らばっているようだ。

血統に関しても父は言わずと知れたサンデーサイレンス、母の父がマルゼンスキー。
さらに母系を辿るとマチカネフクキタルが信仰する「シラオキ様」の元ネタ、シラオキに至るなど超良血。

アニメ1期の12話に彼女のライブ映像を見て盛り上がっている姉妹らしき子供のウマ娘がちらっと登場する。
明言はされていないが、この2人は髪の色からスペシャルウィークの代表産駒であるブエナビスタとシーザリオがモデルではないかと言われている。
なお、この2頭は母親が違うため一緒に登場した母親のモデルがどちらなのかは不明*18
後に2頭の馬を合成したと思われるウマ娘がシンデレラグレイに登場するのだが、もしかしたらこの母親はそれを先取りしていたのかもしれない。
そして2024年1月26日にシーザリオ、2024年6月24日にブエナビスタのウマ娘化が決定。今の所は最低限の紹介のみなものの、2人とも髪型と顔つきはスぺちゃんに似たものとなっている。
果たしてアプリでシンボリクリスエスに「娘はあげません!」となるのか注目…したい気もするが、他の史実父子ウマ娘組に倣ってシーザリオにもちゃんとトレーナーの父と教育ママがいるため、ならないかも知れない。

2018年4月27日、スペちゃんのモデルとなった競走馬ことスペシャルウィークが死去(23歳)。偶然にもアニメ一期の第5R放送日から5日後の出来事だった。
この回の特別ED「ありがとう、神様」はある意味スぺちゃんが現実世界でのスペシャルウィークに向けた鎮魂歌ともとれる……かもしれない。

『ウマ娘』のCMソングである『走れウマ娘』を歌っているキャラの一人でもある。
また、曲中の実況部分では赤坂さんに「スペシャルウィーク、スペシャルウィークだぁ!」と名前を連呼されるなど思い切りフィーチャーされている。

2022年の公式TwitterGⅠイラストのチャンピオンズカップ編では、北海道繋がりからかホッコータルマエの映像をタルマエ本人とスマートファルコンと共に鑑賞。
…そしてそれから数時間後、リアルのチャンピオンズカップで母父スペシャルウィークのジュンライトボルトと父父スペシャルウィークのクラウンプライドが一位二位を独占
ついでにイラストでスぺちゃんがタルマエ繋がりで、紫色の苫小牧名物「よいとまけ」をべたつくのでウェットティッシュも用意して素手でぱくついていた様子が「よいとまけ」製造会社の眼にも止まりリツイートされた。

あげません!

アニメ2期11話にて放たれたスぺちゃんの名(迷)台詞……ではなく、実は言ってない台詞だったもの
詳細は項目を参照。


Wiki籠りさん!いい追記・修正をしましょうってフランス語でなんて言うの?

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最終更新:2025年04月02日 18:41

*1 初期はB79・W57・H81だったが変更された。

*2 1969年、京都府出身のJRA騎手。1987年のデビュー以降、国内外で大活躍して数々の記録を打ち立て、50代に入った2023年現在も第一線で活躍を続ける日本競馬の生ける伝説。ウマ娘プロジェクトにも公式プロモーターとして携わっており、アニメ1期にも本人役で出演している。ちなみにウマ娘のモチーフとなった馬には、彼が主戦騎手を務めた馬がぶっちぎりで多いことでも有名。

*3 武騎手はそれまでダービーに9度挑戦しても勝てず、他の旧八大競走(クラシック三冠・春秋天皇賞・桜花賞・優駿牝馬(オークス)・有馬記念の8つのGⅠ競走。グレード制導入以前の日本競馬で特に格が高いとされ、導入後40年が経とうとしている現在も競馬関係者から特別視される)は全て勝っていたこともあって、関係者から「武豊はダービーを勝てない」というジンクスが囁かれている状況だった。武騎手はダービーについてマスコミの前では「いつか獲れるから焦っていない」などと冷静に受け答えしていたが、実際は内心「自分の今まで積み重ねた勝利全てと引き換えにしてもいいと思うほど、ダービージョッキーの称号が欲しくて欲しくてたまらなかった」と思っていたという。

*4 公式曰く「ウマ娘訳」で、直訳すると「勝利は私のもの」。一説では、フランスの軍歌から引用したフレーズなので、それを日本のウマ娘が奪って使っている時点でかなりの挑発行動であるとも取れる。後のラークシナリオで、海外遠征中に賢さトレーニングをエルコンドルパサーが居る状態で行うと…?

*5 スカートの柄が特に分かりやすいか。また、アプリの1コマ漫画ではスマホの柄にもなっている。

*6 2022/2/24調整後

*7 体力10回復or体力30回復+確率で「太り気味」になる

*8 ただし、育成ウマ娘固有目標が採用されている育成シナリオ限定。G1連続出走が前提なクライマックスシナリオや、回復をメイに頼りがちなラークシナリオでは発生しない。

*9 グロウアップレース、WBC、SWBCの3つ

*10 当時のビンゴイベントは天井がなく、運が悪いと延々とルーレットを回し続ける羽目になった。次回イベントから各シートで25回目以降は天井になり、未クリアの賞が当たるように調整された。

*11 アオハル杯ではライスシャワー、グランドライブではサイレンススズカがシナリオリンクキャラクターに設定されているためと思われる。

*12 6章前編時点でゴールドシップは未だデビューしていないため対象外と推測される。ストーリー内でもマックイーンから「早くデビューを済ませてくださいまし」と度々突っ込まれている。

*13 デアリングタクトの父・エピファネイア号(2013年菊花賞及び2014年ジャパンカップ優勝馬)は、ウマ娘化もされているシンボリクリスエス(2002年及び2003年天皇賞(秋)・有馬記念優勝馬)とスペシャルウィーク産駒であるシーザリオ(2005年優駿牝馬(オークス)・アメリカンオークス招待ステークス優勝馬)の間に生まれた。

*14 権利関係と言われている

*15 グラブルに登場する獣耳種族

*16 何の因果関係か実馬のほうのスペシャルウィークの母の名前も「キャンペンガール」だったりする。

*17 2歳年上の半姉オースミキャンディ。火災当時は故郷の牧場で繁殖入りしており、同じ厩舎にいた繁殖馬仲間18頭と共に命を落とした。

*18 髪の色はキロフプリミエール(シーザリオの母親)よりビワハイジ(ブエナビスタの母)に近い。