ヨルムンガンド(ガンダム)

登録日:2009/05/28(木) 19:31:18
更新日:2025/01/14 Tue 23:26:00
所要時間:約 3 分で読めます





へへへ、大砲屋冥利に尽きるってモンよ


型式番号 QCX-76A
全長 231.0m
重量 不明
ジェネレータ出力 不明

主な搭乗者
アレクサンドロ・ヘンメ砲術長
他六名

OVA「機動戦士ガンダム MS Igloo 一年戦争秘録」第一話“大蛇はルウムに消えた”に登場する試作艦隊決戦砲。
名前の由来は北欧神話に登場するロキ」の息子で大蛇の怪物「ヨルムンガンド」から。

ミノフスキー粒子発見にともない小型化され制御も容易になった熱核融合炉を用いた実験兵器の一つ。
弾体となる核融合炉を砲身内部でプラズマ化させ放出する長射程プラズマビーム砲である。
その有効射程距離は300㎞と長く、敵の射程圏外からの砲撃が可能であり、その威力も地球連邦軍主力戦艦マゼラン級を一撃で叩くことも可能とされた。
かなりの大きさを誇るがこれ自体に移動する能力はなく、五つのブロックに分かれたものを現地で組み上げ使用する。
また、敵射程圏外からの長距離射撃を容易とするため、友軍からの座標伝達を必要としている。



ゲームでの性能】
「SDガンダムGジェネレーションスピリッツ」で登場。
マップの端まで射程におさめ、Iフィールドをも無理矢理突き破る長射程プラズマビーム砲を搭載しているが、燃費が悪い、本体の移動力が乏しい、武装がこれしかない等、原作の特徴を再現した作りとなっている。
またシナリオにおいても忠実な原作再現がなされ、夢轍をBGM(ちなみに原作でのBGMは堅忍不抜)に聞くヘンメ砲術長の名台詞はまさに感動の一言。

特殊射撃属性の為、前述の通りIフィールドのような防御アビリティーは通用しない。
あのお髭様もタジタジである。

ちなみに最初から生産登録されている。


ガンダムアサルトサヴァイブに登場。
IGLOOが新規参戦作品であるためかOPにも登場し、プレイ前からプレイヤーの度肝を抜いた。

その性能はネタ機体が多いこのゲームの中でも最高のネタ機体
……とにかく必死に照準を定めロマン砲で敵を蒸発させた時の感動は言い知れぬモノがある……
かもしれない……
ヨルムンガンドを自分の手で動かせるだけでもよしとしよう。



「いいんだよ技術屋…。
どうやら…これからはMSの時代らしい……。
せめて…大砲屋の時代の幕引きくらい……俺に……やらせてくれや………。」



【大砲屋の時代】
上記の通り様々な問題を抱え、一年戦争の表舞台に立つことなく消えてしまったヨルムンガンドであるが、この兵器の存在は決して無駄ではなく、寧ろ、後の兵器に影響を与えた存在であるといえる。
一年戦争では、MSの支援火器であるスキウレやバストライナー、ビグ・ザムのようなMA、ソーラ・システム/ソーラ・レイ兄弟など、大火力によって敵を殲滅する兵器が複数存在する。
一年戦争後においても、百式のメガバズーカランチャーやΖΖガンダムのハイメガキャノンなど、さらにザンスカール戦争においても、ザンスカール帝国のカイラスギリーなど、ヨルムンガンドに似たコンセプトの兵器は後の時代にも存在する。

非宇宙世紀でも主人公機がとんでもないビームを撃ったり、果てはガンダムファイトが中心の世界観でさえも自由の女神砲が登場したりする。

ガンダムシリーズにおける、大砲屋の時代はまだまだ終わりそうにない。



追記・修正は追記は、敵艦を狙い撃ってからお願いします。

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最終更新:2025年01月14日 23:26

*1 原作を考えると連発できるのは脅威なのだが。