塚田英明(プロデューサー)

登録日:2011/05/07 Sat 13:31:15
更新日:2025/01/23 Thu 21:33:06
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塚田(つかだ) 英明(ひであき)は東映所属のプロデューサー。

1971年11月20日生まれ。

高寺重徳は早稲田大学の先輩で在学時は共に特撮ファンサークル「怪獣同盟」に所属していた。
妻は東映プロデューサーの塚田有希。


○プロフィール

  • 1994年
    東映入社。
  • 1995年
    『名奉行遠山の金さん』第7シリーズで初のプロデューサー補を経験。
  • 1999年
    木曜ミステリー『京都迷宮案内』(第1シリーズ)でプロデューサーに昇格。
  • 2001年
    『仮面ライダーアギト』で特撮作品に初参加。
  • 2002年
    『忍風戦隊ハリケンジャー』にてサブプロデューサーとしてスーパー戦隊シリーズに初参加。
  • 2004年
    『特捜戦隊デカレンジャー』で、初のチーフプロデューサーを務める。

以降は数々の特撮ドラマのプロデュースを担当。


平成ライダーシリーズについて

主な担当はスーパー戦隊シリーズであったが、2009年に平成ライダーシリーズを初担当。以降は平成ライダーシリーズが活動の中心になる。
この配置換えについては、それまでの平成ライダーシリーズの大半を白倉伸一郎が担当する事が多く、1人のプロデューサーに負担が集中する時期が長く続いてしまったため、制作の円滑化も兼ねて「2人のプロデューサーで交互に制作する」体制を取るためだと言われている。

「フォーゼ」終了後、TVでは一般ドラマを担当しているので次作のライダーや戦隊には来ないのではという見方が主流となっている。
このため、次回作予想系のスレにおいても「出戻ってくる可能性を念頭に置きつつローテ予想からは外す」という扱いがされいたが、2020年の「キラメイジャー」で9年ぶりのニチアサ復帰を果たした。

交流

監督・演出家では坂本浩一を目に見えて丸わかりと言えるほど重用している。
プライベートでも仲はいいらしく、「マジレンジャー」や「ゲキレンジャー」のOP(後者はEDも)映像撮影に坂本監督率いるパワーレンジャーの撮影チームが協力していたり、その縁で「マジレンジャーvsデカレンジャー」ではバトライザーの逆輸入が実現したのは有名な話。
脚本家では荒川稔久や横手美智子を多用。
その他に三条陸中島かずきとプライベートで交流があり、仕事で起用する事が多い。

過去に東映京都撮影所へ長期間、出向していた経験があり、非常にコネクションが強い。
彼が担当した作品では京都での撮影が多く、スーパー戦隊シリーズの京都撮影の慣習化を促した。

また戦隊シリーズでは、白鳥スワン役の石野真子、小津深雪役の渡辺梓、真咲美希役の伊藤かずえなど、
若い頃から活動しているベテラン女優を重要な配役に起用する傾向も注目されている。


作風

大学時代の先輩である高寺に影響されてか、細かい設定に拘る傾向にある。
ただし高寺が番組の「物語の完成度」を重要するのに対し、塚田は「世界観の緻密さ」を重要視する。

往年のドラマや映画を彷彿とさせる要素をヒーロー作品の設定として落とし込み、細部まで練り込まれた世界観を作り上げる。
この点は非常に評価され、初めてメインプロデューサーを担当した「デカレンジャー」では星雲賞(メディア部門)を受賞している。

「ゲキレンジャー」でも同様で企画初期から獣拳の歴史や体系を詳細に設定した年表を作成して脚本家をサポートした。
同作のサブライターであった小林雄次曰く、脚本への赤ペンチェックはかなり細かかったそうである。

主人公は世界観に基づいた役職に着いており、悪役は社会的な地位による者が多い。

基本的にストーリー展開は世界観の説明に力を入れるため、登場人物には人柄の理解が容易になるように個性的な特徴を持たせられている。

またもう一つの特徴として、特撮では友情・努力・勝利のジャンプテンプレのような少年漫画展開を非常に好んでおり、
「アニメ的な演出のギャグとシリアス面を交互に入れる」「主人公らが強化されるとすぐ彼らを片手で捻りつぶせる強さを持つ敵が現れる」といったように、
少年漫画を意識した展開が非常に多い。特にライダーではその作風を得意とする三条、中島を脚本にしてる為、その傾向はより強い。
その拘りっぷりは俳優の演技面でも意識しており、特撮雑誌の俳優のインタビューによると、
主演俳優には性格の似ている特定の漫画キャラクターをイメージして演じる様指導された事が語られている。(左翔太郎は桜木花道、朔田流星は夜神月など)

先輩の高寺P同様、そういう部分は良くも悪くもそういうこだわりが強い人物である。
ただし、高寺のような「素人目にもわかるレベルのスケジュールや予算の食い潰し」といった悪癖はない模様。

総じて、硬派な作風を好む昔気質の特撮オタクの間では好き嫌いが分かれやすい一方、ライト層やアニメも嗜む視聴者からは軽妙で明るい作風や個性的なキャラクターが強く支持されている。
なお、他にも「パロディ要素が(いい意味でも悪い意味でも)多い」と評されることも多いが、これはどちらかと言うと脚本家(特によく組んでいる荒川)の作風によるところが大きい。

デカレンジャー以前のスーパー戦隊ではある程度の違いはあれどレッドはチームのまとめ役である事が常であり、何らかの考えで活動する事が大半であった。

しかし塚田の担当する作品ではレッドは、
「後先考えず思うままに行動し先陣を切って突っ走る猪突猛進タイプで、他のメンバーよりも立場が低く精神的にも幼い新人(ルーキー)的存在」と設定され、必然的に第一話で一番最後にチームに加入することが多い。

今までいそうで居なかったタイプなだけにレッドの役割としての幅を広げ、視聴者の幼児層がレッドに感情移入しやすくなるという効果もあり、
かなり支持を得ていた。
バカレッドは蔑称ではなく愛称のような物である。

とはいえ毎回そのようなパターンというわけでもなく、今のところ彼が担当した中で最新の戦隊である「魔進戦隊キラメイジャー」の熱田充瑠は比較的大人しめの性格になっている。

塚田作品以外では、「炎神戦隊ゴーオンジャー」の江角走輔をバカレッドとする声もあるが明確に区別されていない。



○担当作品

●チーフプロデューサー

・特撮、ドラマ


Vシネマ

超忍者隊イナズマ! (2006年)
超忍者隊イナズマ!SPARK(2007年)
忍風戦隊ハリケンジャー 10YEARS AFTER(2013年)
宇宙刑事シャリバン・シャイダー NEXT GENERATION(2014年)
特捜戦隊デカレンジャー 10YEARS AFTER(2015年)
スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー(2017年)
ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO(2017年)
宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド(2018年)※脚本協力プロデューサー
特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター(2024年)※エグゼクティブプロデューサー

●アニメ・その他

風都探偵(2022年) ※エグゼクティブプロデューサー
戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED キラメイジャーコラボシナリオ「キラメイて歌えば」 ※脚本監修


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最終更新:2025年01月23日 21:33