坂本浩一

登録日:2019/04/07 Sun 15:19:45
更新日:2021/02/06 Sat 16:20:47
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坂本浩一は、日本アメリカ合衆国・ニュージーランドで活動するスタントマン、映画監督、プロデューサー。
スタントマンとしてはアルファスタント所属。

【概要】

出生地は日本・東京都足立区千住であるが、後にアメリカ国籍を取得した為、日系アメリカ人となっている。
高校卒業後に映画監督になるためにアメリカに渡り*1、現地のカレッジに入学。

カレッジ在学中、ジェフ・プルートと知り合い、プルートの個人アシスタントを経て「ジェフとコーイチ」として活動していたが、
坂本の知名度が上がるに連れてプルートとの関係が悪化、ある映画の撮影中に起きたトラブルが原因でプルートとの関係を解消するに至った*2

あの出来事が尾を引いていたのか、『パワーレンジャー』のスタッフが「ジェフとコーイチ」と会いたいと言っている話を知人から聞き、プルートとともに面接を受けるも、
同作でアクション監督に決まったプルートとのトラブルを避けたいとしてアシスタントの依頼を辞退しており、後に同作のアクション監督の依頼も同様の理由で辞退する意向であった。

しかしプルートが降板された切欠で*3第2シーズン終盤からアクション監督を担当*4、『パワーレンジャー・ジオ』にて本格的に参加することとなった。

『パワーレンジャー・イン・スペース』からはローテーション監督となり、『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』以降は共同プロデューサーに名を連ねる。
パワーレンジャーの撮影地がニュージーランドに移った2002年より同国に移住し、『パワーレンジャー・ニンジャストーム』以降は共同製作総指揮、『パワーレンジャー・S.P.D.』からは製作総指揮となる。
2009年の『パワーレンジャー・RPM』でパワーレンジャーシリーズが2年休止となり、日本へ一時帰国。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』監督となり、日本での特撮作品に初参加となった。
ちなみに『ウルトラマンオーブ 完全超全集』のインタビューによると『オーブ』の頃は本編、『THE ORIGIN SAGA』、『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』で3回もオファーをかけられていたらしく、円谷プロには重宝されてる様子*5
その為、世界同時配信の大規模企画である歴代ウルトラマンの共演作品『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズでは全編の監督を任されている。

パワーレンジャーの制作で親交のあった塚田英明からのオファーで『仮面ライダーW』本編、劇場版Vシネマの監督を務め、
フォーゼ』『キョウリュウジャー』『ギンガS』『ジード』のメイン監督を担当。
さらに『宇宙刑事 NEXT GENERATION』『スペース・スクワッド』といった宇宙刑事絡みのVシネマの監督も担当。
プロデューサー及び監督としては東映及び円谷の専属ではない為、何気にTV本編、劇場版、Vシネマで「スーパー戦隊」「仮面ライダー」「メタルヒーロー」「ウルトラマン」のすべてで監督・メイン監督を担当した唯一の人物だったりする。
それ故に一年の中で東映と円谷を行き来する事すら珍しくないようなハードスケジュールをこなせるのは、業界でも有名な早撮り業(後述)があってこそと思われる。

この関係もありコネクションも広く、田口清隆監督のキラメイジャー参加をアシスト()したり、娘さん誕生記念に岩田さん夫妻を仮面ライダーセイバーにゲスト出演させたりもしている。


【作風】

ワイヤーアクションを得意としており、機械でワイヤーを動かす米国式よりも香港風の手引きワイヤーを好む他、
小学生時代からアクションスタージャッキー・チェンに強く憧れ、影響を受けたことからアクションを主軸とした作品作りを行っており、
坂本氏が監督を担当している特撮作品では変身ヒーローものであっても変身前の俳優に生身のアクションシーンがよく見られている。
ちなみに、通常特撮ではワイヤーを操演部が担当するが、坂本氏の担当作品ではアルファスタント等のアクションチームがワイヤー操作も担当している。

仮面ライダーシリーズやウルトラシリーズでは「とりあえず設定上使用可能な技、フォームやタイプチェンジを出したい」という希望もあるため、
坂本監督がオールスター物を担当すると多くの技や形態が登場することが多く、オマージュもふんだんに盛り込むことから、
仮面ライダージオウ』にて共演した半田健人氏は「ファイズという作品の良き理解者でいらっしゃいます!」とTwitterにて語っている*6

その他、キャラクターの背後でどでかい爆発の起こるオープンナパーム(通称:「坂本ナパーム」)も有名。
ウルトラシリーズで使用された際には一部から「爆炎が巨大すぎてウルトラマンの巨大感がない」という意見もあるものの、
インパクトが非常に高いため、後に他の監督によってアレンジ・オマージュされた例もある。

また派手なアクションに対して早撮りに定評があり、低予算かつ短期間で作品を仕上げている。
東映取締役である白倉伸一郎は『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』で一緒に仕事した際、その仕事ぶりに感心して今までの印象を改めたらしい。


そして坂本浩一を語るに外せないのが女優の胸元や脚部を強調したカットやアクションも多用することも多く、
視聴者から「エロ監督」というあだ名をもらっている。
実際、近年の特撮でショートパンツやホットパンツ着用の戦う女性キャラを見かけたらほぼ間違いなく氏が絡んでいると言っていい。

本人も出演したある番組では出演者の一人から「ちょっと女性の撮り方というか、これ絶対、なんかあるなっていうような…ちびっこに向けてないと思います。あれは」と突っ込まれてしまう。
ここまでならまだいい方だったが、女性の太ももの撮り方にこだわるカメラワークの特集が地上波を通じて全国に晒されるという珍事に陥ってしまった
その他、雑誌やパンフレットのキャストインタビューなどでも女好きな面は度々言及されており、演者側から見てもやっぱりエロ監督な模様。
幸い、監督本人の気質もあって演者との関係性は良好ではある(インタビューなどで言及される場合は、撮影時期が寒い時期であったことによる衣装の不満などはあるが)。

ちなみに本人はエロ監督部分は認めつつも「アメリカなどで評価されているセクシーな女性の魅力や強さ」を描きたいため、と一応言い訳…もとい説明している。
太ももで隠れがちだが、男性の場合は上半身裸になって生身アクションをする場合も非常に多い。
戦闘中に服が破けたり、自分からTシャツを破いたり上半身裸で修行を始めたり等。
『ウルトラマンZ』のニコニコ配信ではハルキ役の平野宏周氏が上半身裸になった際にも「監督の趣味」と弾幕がはられた(同回ではヒロインも太ももを見せているためそちらも同様の弾幕となった)。

一方で梶芽衣子主演の映画「女囚さそり」シリーズのファンを公言、度々リメイクしたいとも語っている。

この「派手で爽快なアクション」と「時折挟まれるエロ的なサービスシーン」という、「よくわかってる」と言える作風を、あるラジオパーソナリティは「解りやすい、体育会系な作風」と評している。



【参加作品】

【TVシリーズ】

【映画】

【オリジナルビデオ】

【ネット配信】


追記・修正は生身のアクションとエロを追求する人にお願いします。

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最終更新:2021年02月06日 16:20

*1 これは日本の大学に魅力を感じなかったことや、ロサンゼルスの短期滞在中にその土地柄に感銘を受けたことなどが理由である。

*2 後にプルートから謝罪を受けたものの、その影響で参加予定だった『Fist of the North Star 北斗の拳』を降板している。

*3 これはプルートが『パワーレンジャー』の劇場版『パワーレンジャー・映画版』の撮影中に20世紀フォックスの判断で解雇されたことが大きい。

*4 『パワーレンジャー』の第78話においてワイヤースタッフとして現場に参加している他、戦闘員役としても出演している。

*5 なお、スケジュールの関係で『ウルトラファイトオーブ』のみの参加となっている。

*6 ちなみに坂本監督は仮面ライダーでは『アギト』と『555』の大ファンであり、『ジオウ』東映公式サイトによれば撮影現場でもニコニコだったとのこと。もっとも、この時の『ジオウ』は前半だったため、ファイズアーマーやアナザーファイズでのオマージュが中心で、レジェンドであるファイズの新撮シーンはクリムゾンスマッシュ中に歴史改変で変身が解除される…という場面であり、これが坂本監督の事実上の初ファイズだったことにはファンから残念がる声もあるが。