ショートの固定に苦しんだヤクルトが連れてきた遊撃手。ゴールドグラブの獲得経験もある名手であり、ロイヤルズの30年ぶりの世界一に貢献したことからメジャーファンからの知名度も高かったのでかなり期待されていた。
また、日本ハムやDeNAにも所属したエドウィン・エスコバーの親戚で、オフには仲良く草野球に出ているという私生活面でも注目を浴びた。
が、蓋を開けると攻守で問題が噴出。
打撃についてはとにかく早打ちなので打率に対して出塁率が低く、長打力も規定打席に到達した助っ人ではおよそ半世紀ぶりのシーズン1本塁打に終わると芳しくなかったが、これは下馬評通りではあった。
問題だったのは肝心の守備で衰えが顕著であったことで、UZRが-16.7という悲惨すぎる数値を叩き出し、結局同年限りで解雇となった。
その後はワシントン・ナショナルズでメジャー復帰を果たしている。そして一塁ランナー時に牽制球が股間に直撃し悶絶する珍プレーを見せつつもプレーを続行する姿に、「彼は真の戦士だ」と筒香に評価されたりしている。なお、その牽制球を取り損ねたのは他でもない一塁手の筒香である。
なんやかんや言って「得意球のストレートと誰でも投げるのを推定できてしまうフォームから投じるスライダーでゴリ押し」とNPBでの対応方法を確立し、驚異的な耐久性でリリーフとして長年ブルペンを支え続けた親戚のエドウィンとは明暗が分かれることになった。
とはいえそのエドウィンもDeNA退団後はカブスとマイナー契約→メキシカンリーグ→オイシックス→2ヶ月でメキシカンリーグ復帰……と球団を転々としている。NPB復帰が目標とのことで、四国アイランドリーグplusの高知から阪神に復帰を果たしたラファエル・ドリスのようになれるかどうか先行きが注目される。
去年まで主力投手の一角を務めていたデビッド・ブキャナンに代わる投手として契約に至った助っ人。
練習試合やオープン戦ではそれなりの成果を出していたものの、いざペナントが始まると登板するたびに炎上。先発するたびに4点以上失点して試合を壊しまくり二軍に降格。
その後再昇格し中継ぎに回るも、やっぱり炎上しまくり結局一軍では一つも勝てないまま降格。この頃には二軍でも通用しなくなり打ち込まれてしまい、とうとうペナントレース終了前に解雇されてしまった。
NPBでの一軍成績は9試合24投球回で0勝3敗・45被安打・被本塁打8・10四球・防御率10.13。上記のアイケルバーガーをも上回る惨状で
ムノーア
という不名誉な仇名までつけられてしまった。
なお、この年のヤクルトは7月12日に単独首位に立つなど決してスタートダッシュに失敗したわけではないが、イノーアが炎上し出した8月以降はシーズン終了まで負け越すなど急失速し、2年連続の最下位でシーズンを終えた。
珍しい南アフリカ出身の選手。前年4位に沈んだ広島の新クローザーとして期待された。
オープン戦では結果を残し1軍スタート。しかしシーズンが開幕すると2回目の登板でいきなり1アウトも取れずに満塁にされた挙句サヨナラを決められる。翌月にはヤクルトの村上宗隆から
サヨナラグランドスラムを被弾
し、スコットならぬスットコ(ドッコイ)と呼ばれるようになる有様。
後半には先発を試すもうまくいかず、シーズン通しての防御率は15.75、リリーフ防御率に至っては22.50という異次元の数字を残した。これは是非もなく退団…かと思われたが、新型コロナウイルス感染拡大による情勢で助っ人の確保が難しい事もありまさかの残留。だが翌年は1軍登板なしに終わり、今度こそ退団した。
「スコット」という名前の選手がやらかすたびにスットコ呼ばわりされるようになるなど、同じ年にやらかしまくったイノーアと並び2020年を代表する炎上投手となってしまった。
と、ここまでなら稀によくいる伝説の炎上投手というだけで終わるのだが、その後2024年になりMLBで突如覚醒。なんと地区首位を走るヒューストン・アストロズの勝ちパターンに抜擢される活躍をしており、日本時代を知る者の多くが困惑を隠せない状態となっている。
-
ジャリエル・ロドリゲス
(中日・2020~2023)
将来に期待の若手として2019年オフに育成選手として入団、同年(2020年)支配下登録。2022年に中継ぎに転向、8回の男として56登板で6勝39ホールド、防御率1.15と非常に良い成績を残し、セ・リーグ最優秀中継ぎを受賞。同僚のR.マルティネスらとともにWBCキューバ代表に選出された。
ここまでは順風満帆だったのだが、問題はここからである。WBC後に帰国し、3月29日に来日する予定だったのだが、なんと亡命して中日には戻らず。R.マルティネスに「亡命、ダメ、絶対」と言われたり、キューバ野球連盟から違約金を請求されたりするなど大きな話題を呼んだ。
2023年オフになると球団は「ドラゴンズに戻ってくる可能性がほとんどゼロに近いという状況なので、これ以上期待して待っていても難しい」と判断し、契約解除を発表。2024年からMLBのトロント・ブルージェイズと5年契約を結び、7月7日には先発で6回無失点と好投しMLB初勝利を挙げた。
2025年にはブルペンに再度転向してチームの地区優勝に貢献したが、マリナーズとのALCSでは散々な結果に終わり、あえなくワールドシリーズのロースターからは外され、オフには40人枠のやり繰りの関係でDFAとなりマイナー降格してしまった。
2026年5月に不振のためDFA・のち金銭トレードでドジャースに移籍したエリック・ラウアーに代わって再びアクティブロースター入りした。
上記のスコットよりさらに珍しいリトアニア出身の選手。
長身から繰り出す160キロのストレートとパワーカーブで先発として期待されたが、その割にストレートが甘く入り痛打されることが多く、そもそもストレートの球速は良くて150キロ前半しか出ないという有様。
またクイックが極端に苦手なこともあり、一軍登板は1試合で防御率10.30、二軍でも防御率5点台と全く結果を残せず、名前をもじってネバカスと呼ばれる始末で結局1年で退団となった。
2020年度ストーブリーグの目玉、KBO最強打者ロハス・ジュニアを阪神との競合の末に逃した巨人が、それに代わって契約を結んだ選手。ロハスと同じくKBOを経験した選手であり、2015年度KBOシーズンではなんと.381・47本・40盗塁という凄まじい成績を残した。16年度にも40本塁打以上を放ち、2年連続40本塁打の肩書きを提げてメジャーへと凱旋、17年度は31本の本塁打を放ち、KBO・MLB両リーグでシーズン30本塁打を達成した唯一の選手となる。
新型コロナウイルス感染症の影響による入国制限で来日が3月末にずれるも、隔離生活を経て4月中旬にチームに合流。二軍公式戦9試合に出場し打率5割(22-11)・4本塁打の結果を残すと、4月27日に一軍へと昇格。同日、ヤクルト戦において6番レフトスタメンでNPB初出場を飾ることとなった。
ところが、なんと
3回裏のレフトフライを後逸した後に倒れ込み悶絶
。担架で運ばれる負傷を負い、
わずか3イニング・2打席(しかも2三振)での交代
となってしまう事態が発生。
試合後、病院で右アキレス腱の断裂と診断され、米国に帰国し手術を受けると発表。今季中の復帰は絶望となった。そして2021年8月にはとうとう自由契約となる。その後は米国で治療を続けながらも9月に古巣ブリュワーズの試合を観戦している様子が確認されている。
スモークとの併用で不慣れなレフトをやらざるを得なかったのもあるが、その退場の速さ、特に難しくないレフトフライを取り損ねた守備の稚拙さ、病院診断中と思われるタイミングでInstagramのストーリーに投稿された「Wow」というメッセージなど、
イテームズ
の蔑称とともに多くのインパクトを我々に残してくれた。
だがスモーク共々性格は素晴らしく、日本ハムの二軍本拠地・鎌ヶ谷スタジアムでの試合にて「球場通算2500本塁打を打った選手に高級ラム肉100人前が贈呈される」という催しがあると知り盛り上がった二人が「自分たちがこの記録を達成したら贈呈品の肉はジャイアンツ寮に届けて若手に食べさせてあげてほしい」とスタッフに依頼、二人で競い合った結果見事テームズが記念アーチを放ちラム肉を獲得、言葉通り全て若手にプレゼントしたというエピソードもある。だからこそ巨人にとっても両外国人にとってもやるせない結果となってしまった。
その後好調だったスモークも家庭の都合で電撃退団、さらにその埋め合わせで来日したハイネマンも体調不良で即退団と、2021年の巨人は
助っ人外国人野手に呪われたシーズンになり
、ファンは孤軍奮闘したゼラス・ウィーラーに最敬礼であった。
中日の一軍打撃コーチを担当していたアロンゾ・パウエルによる推薦もあって中日に加入した助っ人野手。
MLB時代から三振率が異常に高かったが、日本でもボール球じゃないストライクゾーンに連続で投げられて三球三振するという空振りっぷりで三振を量産。
守備も怠慢や雑な動作が目立ち、最終的には157・0本・1打点・18三振という散々な成績を叩き出して途中帰国。そのまま1年でクビとなった。
エキシビションマッチで1試合2HRを叩き出したのが日本での唯一の輝きとも言われている。
そもそも新型コロナウイルスの影響で2020年はマイナーが中止されていた事で直近の試合経験がなく、その点に関しては不運だったとは言えるか。
ガーバーに関しては、中日の仁村徹二軍監督による「
ガーバーは速い球、変化球、インコースの見極め、落ちる球の対応とまだまだひとつずつクリアしていかなければならない。もう少し時間かかるとは思いますね
」との分析が有名。
解釈次第では何も打てないと言っているも同然の評価であり、中日ファンから失笑を買った。
もっともそのソースが、自ら信憑性を否定するスポーツ新聞であるが、実は中日関係についてはかなり信憑性の高いソースを提供している東京スポーツだったりする。
先発左腕の駒不足に悩む西武が2021年に獲得した左腕。
しかし、メジャーでは中継ぎメインで投げていたことから、一部ファンからは「見当外れの補強ではないか?」と疑問視されていた(一応、中継ぎ左腕も先発左腕程ではないにしろ駒不足ではあったが)。
案の定、シーズンに入るとその不安は的中し、スタミナ不足で5回まで持たない試合を連発。かといって中継ぎに回ると今度は大炎上……したばかりか、6月末にはTwitterにて「
聖書によると、同性愛者は神の加護を受けられずに地獄に落ちる
」旨の問題投稿をしていた事が判明。そちらでも大炎上してしまうというどうしようもない有様で、当然のごとくシーズン終了後に退団となった。
結局、この年の西武は先発左腕不足を解消できず、またダーモディーをはじめ外国人選手が軒並み振るわなかったこともあって、所沢移転初年度の1979年以来となる
42年ぶりの最下位
という屈辱を味わった。
キューバ代表として名を上げ、ボストン・レッドソックスで約75億3500万円の7年契約を結んだが、全く活躍できなかった選手。
贅沢税対策によってマイナーに幽閉され、最終的に「
年俸1100万ドルのマイナーリーガー
」というレッドソックスを代表する死刑囚として有名となった。
契約が切れた後に楽天と1年契約で来日したが、上述の死刑囚としての実績や年齢から懐疑論が出ていた。
新型コロナウイルスの影響で合流に出遅れながらも4月に交流するが、初出場の初打席でいきなり脇腹を痛めてしまい、テームズ以上の速さで離脱するという出オチっぷりを発揮。
復帰後も僅か1HRしか打てずに打率も.225、打点は僅か3打点という散々な成績で最後は放出された。
複数年契約ではないのでレッドソックス時代のような死刑囚になることはなかったが、楽天でも優勝争いからの脱落の原因として厳しい目で見られるなど散々な結果に終わった。
楽天がカスティーヨと共に獲得したメジャーリーガー。同名のオリックスの投手とは無関係(スペルが異なる)。
初出場2打席目で本塁打を放つなど当たりかと思われたが、あっという間に成績は低下。最終的に.167・4本という悪い意味で驚異的な成績を叩き出して戦力外に。
久々の本塁打の際には「この成績でも使ってくれる球団に感謝したい」と述べていたので、謙虚ではあったのだが…
2021年の楽天は悉く助っ人野手を外したため、楽天ファンからはカスティーヨとコンビで「クソカス」という酷い蔑称が付けられた。
その後はMLBでプレーしたのち、2024年に引退。
-
タイラー・チャトウッド
(ソフトバンク・2022)
MLBで229試合に登板し、先発で12勝を上げた経験もある実績抜群の投手。
……なのだが、キャンプ時点から既に故障しており、ファームでは6試合に登板したものの、6月時点で右肩を手術し今期絶望に。そのまま1度も一軍登録されずに7月に退団した。
この年はかねてより進むドル高やコロナ禍の影響もあってどのチームも新助っ人の質の低下に苦しめられたが、
1軍登板すらなく半年で退団
という強いインパクトには勝てず、「令和の3.5億円事件」と言われてしまった。
しかしながら一軍の日の目を見なかったこと、そもそもソフトバンクホークスの資本力からしてどちらかというと空気な部類ではある。
また、名前の捩りから某所では「チョットウンコ」→「チャントウンコ」→「メッチャウンコ」という酷すぎる三段活用で呼ばれる事も。
NPBでの登録名はレナート・ヌニエス
メジャー通算56本塁打の大砲。オリオールズ時代の2019年には31本塁打を記録した実績があり、主砲であった中田翔の放出などで長打力不足に悩んでいた日本ハムが1億8000万+出来高で獲得
オープン戦では打率.538、長打率.846の活躍を魅せファンからの期待も非常に高かったのだが、いざ開幕すると日本の投手及びストライクゾーンの対応に苦しみシーズン通して4度も登録を抹消された。最終的には63試合の出場で.174 4本塁打 12打点 OPS.527と全くの期待外れに終わってしまった。
ホームランが出にくいとされる札幌ドームの中段に軽々放り込むなどパワーは本物だったが、4度の二軍調整を経てもなおストライクゾーンの判定に難癖をつける場面も良く見られた為、ある解説者からは「(もう8月になるのに)いつまで文句言ってるのか」「(適応する気がないと)思われても仕方ない」と苦言を呈される事もあった。
MLBでシーズンを通して先発を務めたこともあり、その後KBOでも二桁勝利を挙げた先発左腕。
日本シリーズ優勝の功労者であったアルバート・スアレスは先発指向であったがこの年は不調が目立ちシーズン途中からリリーフに配置転換。数年に渡ってチームに貢献したものの球団の意向と合わなかったのかそのまま退団することとなったため、それに代わる先発候補として入団。
打たせて取るピッチングなのだがホームが神宮球場ということで相性が悪く案の定ボコボコにされたものの、何故か驚異的な援護力を持ちシーズン中は失点しても味方が一度は逆転してくれるため勝敗がつかなかった。
そして決定的だったのは6月下旬の巨人との3連戦。1戦目は巨人の大エース菅野が大乱調し後続も打ち込んで16得点で大勝、2戦目は逆にサイスニードと後続が打ち込まれ19失点で大敗と両極端な試合が続いた後の3戦目。
先制打を打たれた上に3回表に1死も取れないまま5失点、更に無死満塁という酷い状況を残してKOされるが、リリーフの小澤が後続を断ち切った上に持ち前の援護力を発揮しその裏でヤクルトは巨人の先発である戸郷を攻め立てて逆転。チームはシーソーゲームを制し10対11という結果で辛くも勝利した。
なんとか勝ったとはいえ本人がこの日も先発として全く役に立っていなかったのは事実であり、後日登録を抹消されその後も一軍に戻ってくることはなく
5先発して防御率6.23ながら無勝無敗
というヘンテコな成績のままシーズン終了後に解雇された。
MLBで173試合に登板し、2019年には中継ぎながら11勝を挙げたことがあるなどこちらも実績十分の投手で、日本ハムが2.4億円+出来高という高待遇で獲得した。
しかしながら来日時点で肘に故障を抱えており、オープン戦はおろか
教育リーグや2軍戦にも登板しない有様
。6月には治療のため一時帰国するなど、この年は肘のリハビリに終始し、来日初登板したのは10月30日の
みやざきフェニックスリーグの試合
となる。シーズン前にBIGBOSS(
新庄剛志)監督は「支配下全員を1軍公式戦に出す」との公約を掲げていたものの、ガントが唯一の未出場選手となった。
だが潜在能力を買われてか、5000万円の大幅減俸を受け入れて翌年も残留。早速オープン戦から試合に参加し、2先発で失点0と期待がかけられた…のだが、2軍戦で投げていた最中に右肘の状態が悪化し4月下旬に帰国。そのまま帰って来ず6月30日に退団が発表された。本人は「違う自分を見せたい」と意欲的なコメントも残していたのだが、1年半の在籍でありながら2軍戦や教育リーグを含めても上記の
チャトウッドすら下回る出場回数
という有様であった。
アメリカで期待株だったものの、諸々の事情でMLBでの実績はあまりなかった選手。間違いなくスペックは一流で高いパワーにミート力、守備は微妙だが指名打者が中心なら気にならず、鈍足ではない程度の脚力、更に来日時点でまだ28歳と若めとこれだけならここに乗るような外国人ではない。
しかし恐ろしいまでのスペランカーなのがこれらの強みを全て台無しにしてしまう。アメリカにいた時から2ヶ月で3度も故障者リスト送りになったりと不穏な兆候は出ていたが、
1軍公式戦2打席目にスイングした際に手首を骨折
という上記のテームズが霞むレベルの離脱芸をかましてしまう。一応その後復帰して多少活躍したがまたも故障離脱。
それでもスペックに期待して契約延長したはいいのだが、開幕前に下半身のコンディション不良で離脱し、その後も
復帰してから長くとも2週間くらい稼働しただけで何処かしら故障して離脱
というとんでもない虚弱体質でこの年は1軍未出場に終わりオフに解雇。
ファンからは名前と骨折音をかけて「
グギッテンス
」という蔑称をつけられた。
同じく怪我がちで有名なタイラー・オースティン(DeNA)と同じく出れば一定の活躍をするだけにスペランカー気質が惜しまれるところではあるが、なんと彼は帰国後の2024年、MLBのオープン戦の初戦にスイングしただけで半月板損傷という大怪我を負ってしまい、復帰するも10日前後でまた故障離脱。もうこの虚弱体質はどうしようもないかもしれない。
身体能力抜群で、かつてはアメリカでも好素材と言われた外野手。前年の巨人にはグレゴリー・ポランコとアダム・ウォーカーという20本塁打以上の外国人が2人もいたが、いずれも守備が壊滅的で、守備がきちんとできるならと大いに期待された…
のだが、初球を見逃す癖を見透かされ、大久保博元打撃コーチが指摘してもそれを直さなかったことから二軍落ちした時期もあり、打率.248、11本塁打、35打点と物足りない結果に終わったことで1年で解雇された。また、守備も上記2名ほどではないとはいえお世辞にも上手いとは言えなかった。
だが何より彼の最大の問題点となっていたのは走塁面でのボーンヘッドの多さ。
中でも語り草になっているのは4月6日の対DeNA戦。2回表一死一塁の場面で打席に立ったブリンソンは相手先発・東克樹から左中間を破る二塁打を放ったが、問題はその後だった。
この時一塁走者の岡本和真は一気に本塁を狙おうとしたが、ややオーバーランしたところでコーチの制止を受けて三塁へと引き返す。だが彼は
岡本の動きを見ておらず、意気揚々と三塁を狙おうとしていた
。気づいた時にはすでに挟まれてしまい、岡本はやむなく本塁を狙うも余裕のタッチアウト。
この時点でも好機を潰した失態とみなされてもおかしくないが、さらに三塁に達していたブリンソンは
これで3アウトだと勘違いしていたのかベンチに引き返そうとしてしまう
。ベンチが一斉に指摘するも時すでに遅し、三塁手の宮﨑敏郎にベースを離れたところをタッチされアウト。
自身のボーンヘッドのせいで一気にアウトカウントを2つ増やし、先制のチャンスどころかイニングを終わらせてしまった(記録上は二塁打と2人の走塁死)。結局巨人はこの試合を0-4で落としている。
他にも
- 一死の場面で二塁走者だった際、特に際どくもない中飛となった打球で三塁手前まで走ってしまっており帰塁できずにアウトになる
- 逆に二死の場面で全力疾走すべきところをなぜか帰塁する
- センターのフェンス直撃の打球で本塁打を確信したか、二塁に進塁し損ねる
などプロならありえないレベルの集中力に欠けたプレーが多く、原辰徳監督をして「
全ての野球人に申し訳ない
」と言わしめた。
一方で、上記のような凡ミスをした試合では逆転本塁打やサヨナラ打を放つなど汚名返上の活躍を見せたこともあり、「
ブリンソン劇場
」「
劇場型外野手
」と評価が難しい助っ人でもあった。
-
ウイリアンス・アストゥディーヨ
(ソフトバンク・2023)
工藤公康政権中期から長年にわたって活躍したジュリスベル・グラシアルとアルフレド・デスパイネのキューバコンビが前オフに退団したソフトバンクは、
その穴埋めのために最終的に支配下ではフレディ・ガルビス、コートニー・ホーキンス、そしてアストゥディーヨの3人を外国人野手を獲得。その中でも特にネタ扱いされたのがこのアストゥディーヨである。
MLBでバッテリーとショート以外の8ポジションで出場歴があるユーティリティタイプで、その容姿と名前の長さとスペイン語で亀を意味するトルトゥーガと呼ばれていたことから、ファンの間では「亀」とも呼ばれていた。
何せ巨人相手に2019年・2020年と日本シリーズ4タテをはじめとした数々の伝説を打ち立てた、「神」と称されたグラシアル・「親方」ことデスパイネの後釜である。当然ながら、強い期待を持って開幕戦はスタメンに抜擢される。が、開幕6試合で10打数0安打と結果を残せず早々に二軍降格。
この時はまだ期待されていたのか割と早くに一軍に再登録されるが、ここでも打率1割台、0本塁打と期待を裏切る結果しか残せず、その後も幾度か昇格するも結果を残せず...を繰り返し、最後は腰痛でリタイアとなった。
この年のソフトバンク助っ人野手陣は誇張抜きに
全員が壊滅的な成績に終わっており
、全体で打率.109(128打数14安打)、本塁打はなんと彼が放った1本のみ。調子を崩してしまった末期のグラシアル以下の成績というこの本末転倒ぶりは、ペナントレースにおけるチームの大ブレーキの遠因となってしまう。
これを受けて球団は、なんとオフに自由契約としたデスパイネを呼び戻し再契約するという策を講じたものの、高齢に加えてろくに調整させずにスクランブル発進させたことが災いしたか彼も結局散々な成績となってしまい、最終的には走塁時に相手一塁手と接触して左膝靭帯を負傷して離脱と、チームに長年貢献した名助っ人の晩年を汚させてしまうという事態まで招いてしまった。
……と、これだけなら数年に1回ペースで発生する全く打てない外国人であったが、彼が野球民に名を広めたのは7月24日のロッテ戦。
守護神であるロベルト・オスナがチームの11連敗ストップまであと一死と迫り、ベンチで笑いながら戦況を見つめていたアストゥディーヨだったが、オスナがまさかの逆転サヨナラホームランを被弾。
その瞬間、瞬時に真顔になる彼の様子が中継カメラに捉えられており、彼の隣で「やばい!」と叫ぶ柳田悠岐や同じような表情の変遷を見せた近藤健介と並んで、劇的すぎる敗戦を象徴する一幕として彼の真顔が大いにネタにされた。
あまりにも綺麗な表情の一変っぷりなので、興味があれば見てみてほしい。
この一件からか、いつしか「心の中のアストゥディーヨ」というワードが話題になったほか、フライアウトが多かった為か他の打者が同様にフライアウトとなった際「〇〇トゥディーヨ(例:山川穂高=ホタトゥディーヨ))」と呼ばれるなど、ネタ助っ人として親しまれているその名は大いに語り継がれているようである。
だがこの男のネタっぷりはまだ終わらず、ホークスを解雇されて2年後の2025年に母国ベネズエラでのプレーに際しドーピングをしていたことが発覚。20試合の出場停止になった事が報道され、再度話題になってしまった。
MLBのフィラデルフィア・フィリーズで3年連続二桁本塁打を記録するなど、メジャーリーガーとしての実績を持っていた助っ人野手。
2023年に楽天に獲得されるも、1年目は打率.221の12本塁打という微妙な成績に終わるがシーズンオフに残留が決定。
この微妙な成績でも打低環境が加速しつつあったNPBで一応2桁本塁打を打てる野手は期待感はあり、この時点での残留はまだ賛否あれど否定一色ではなかった…が、問題はこの後。
2年目はシーズン序盤に二軍落ちを経験し、交流戦ではサヨナラ打でチームの交流戦優勝に貢献した時期もあったが、シーズンが終わってみれば打率は.218にホームランは8本とむしろ成績を落とす結果に終わった。
結果的に残留は難しいだろうと思われていたが、何故かシーズンオフに減俸もないまま残留が決定し、低成績を連続で続けながらも高年俸で日本3年目に突入するというプロ野球全体でも珍しい事態に突入。
そしてまさかの3年目の成績は打率こそ.237と僅かに上げるが、助っ人に期待されるはずのホームランは前年度から100打席以上増やしたのに7本と微減して長打率なども減少。そして2025年のシーズンオフについに退団となって楽天から去っていった。
フランコがNPBにおける活躍できなかった助っ人選手の中でも異様な点は、「何故この成績の高年俸助っ人が3年間も在籍してなおかつ900打席近くも試合に出れたのか?」という点だろう。成績が不振でも複数年契約や年齢の若さなどで理由で2年目以降も残されたパターンは無くもないが、それでもフランコのような成績の推移と年齢でここまで出場を果たせたパターンは前代未聞と言っても過言ではない。
成績面では全く日本野球に適応する傾向は見られず、助っ人に期待される長打力は成績や指標ではむしろ年々低下を続け、長打力不足に苦しむ楽天の野手内で見ても別に長打率なども優れておらず、年俸が安い訳でも年齢が若い訳でもなく、一塁守備も安定してはいるが特筆するような上手さもない…と長期間起用する理由がファンの素人目には見当たらなかったことから様々な憶測を生むことになった。
主な憶測としては「
MLBで実績があったことから何かしらの契約のオプションを結んでしまっていたのではないか?
」「
カスティーヨやギッテンスなどの怪我で殆ど使えなかった助っ人の失敗から、怪我をしないという点だけは強みがあったフランコに必要以上に拘ってしまったのではないか
」などの見方もあるが、球団関係者の公言やメディアの報道はないのであくまで邪推でしかないというところだろう。
3年間もいたことや明るい性格などから成績以外の面では一定の人気は得ていたが、「
楽天は成績が低い助っ人でも理由がよく分からないまま何年間も残留して起用され続ける
」という前例を残したことで球団の起用や編成に不信感やトラウマを抱くファンを生むことになるのだった…。
阿部慎之助体制に移った巨人の補強の目玉として加入した、ベネズエラ出身の左の大砲。
MLBでは長らくテキサス・レンジャーズの正二塁手を務め、2022年まで8年連続で2桁本塁打を記録するなど通算178HRの実績を誇るメジャーリーガー。しかしながらブンブン丸タイプの多いMLBの中でも筋金入りのフリースインガーとして知られており、経験の少ない右翼での起用が構想されていたこともあってブリンソン以上に不安視する声も多かった。
レンジャーズ時代にホセ・バティスタのスライディングにブチギレて自慢の右ストレートでバティスタをKOした事件に代表されるような気性の荒さも不安を加速させた。
そして12試合に出場したオープン戦では変化球に苦しみ、打率.176で0本塁打・0打点と振るわず、開幕二軍スタートが決まる。ところがこの通告に納得できなかった彼は米国に帰国したいと主張し、球団もその意思を尊重したことで開幕3日前に退団が発表。
散々な内容の数試合ではありながらも一応試合には出場したダン・ミセリをも超え、巨人史上最速で退団した助っ人外国人として球団の歴史に名を残すことになってしまった。
なお、オドーアはウエイバー公示の手続きがとられたため、実際に退団したのは開幕後だったが、退団発表が開幕前だったことからか2024年7月に発売された『パワフルプロ野球2024-2025』には開幕前の新加入選手で唯一収録されなかった。
契約上は一軍起用を確約するものではなかったとされており、退団希望は完全に彼の勝手な要望。
さらにこの件が取り沙汰される中で年齢詐称疑惑まで浮上するおまけつきで、巨人は開幕前から出鼻を挫かれてしまうことになったが、彼の穴を埋めるために獲得したエリエ・ヘルナンデスが大活躍。一部のファンからは「ヘルナンデスのために犠牲になってくれてよかった」「(阿部監督が掲げる)自己犠牲を最も体現した選手」などと斜め上の感謝をされることになった。
続いて7月にはココ・モンテスが入団。本職は内野手だが8月にヘルナンデスが怪我で離脱後は自ら志願して外野手にも挑戦するようになり、さらにはヘルナンデスと同じくクリーンアップを任されるなどこちらも大活躍。
オドーアの退団で開幕前から出鼻を挫かれた巨人だったが、その代わりに途中加入した2人の助っ人が大活躍するとは思ってもいなかっただろう。
更には翌年、彼のバットがトレイ・キャベッジの手に馴染み本塁打を生むという置き土産まで残している。
その後、彼本人は退団直後に、2021年にかつて所属していたヤンキースといけしゃあしゃあとマイナー契約を結んでいる。が、結局1試合も出場せずに8月1日で解雇になったという。そして当の巨人はヘルナンデスとモンテスの活躍もあって9月28日に4年ぶりのリーグ優勝を果たした。
自身のプライドを優先し戻ったもののメジャーどころかマイナーですらお払い箱となり、その手放したチームが頂点に輝くという天国と地獄を見せられた彼の心境や如何に。
主力である西川龍馬がオリックスにFA流出したことを受けて広島が獲得したベテラン内野手。
MLB通算225試合で7本塁打の実績があり、シェアな打撃と守備力に加え複数ポジションをこなせるユーティリティープレイヤーという触れ込みで主軸として期待されていた。開幕戦にも「6番・三塁」で出場し、2打席目に犠飛で来日初打点をマークと順調な滑り出しを見せていたかに思われた。
だが、翌日の2戦目で左肩を痛めて途中交代し、31日に出場選手登録を抹消。その後は二軍でも出場がないまま6月20日に肩の手術を行うも、「今季中の回復が見込めない」ことからそのまま契約解除になってしまった。
球団からの期待も高く契約金が1億2000万+出来高と広島カープにしては高額の契約だったにもかかわらず、公式戦出場はわずかに2試合で終了。
前年度から所属していた外国人を全員刷新してまで獲得した、広島にとっては肝いりの補強だったものの、実力はほぼ発揮できないまま不運な形で日本を去ってしまった。
結局彼はこの年いっぱいでの現役引退を表明。「機会があれば戻りたい」と語り、引退時のコメントではカープに対する感謝を述べユニホーム姿の写真をアップするなど、本人が球団に対してかなり真摯な対応をしていたのが救いか。
前述のレイノルズと共にやってきたベテラン内野手。前年度にマイナーで95発を放ったことや守備が評価されて獲得に至った。
レイノルズよりは長く一軍にいたものの、シーズンが進むにつれて徐々に日本の野球への適応できなさが顕わになっていったことで成績が下落、昇格と降格を交互に繰り返すようになってしまう。そして9月末に手首の手術を行ったものの、「今季中に回復が見込めない」という直近で既に見覚えがある展開になったことからそのまま契約解除になってしまった。
結局、一軍での本塁打はオールスター直前の7月17日に行われた横浜スタジアムでのDeNA戦で東克樹から放った一本のみ。その日はそれが決勝点となったためヒーローインタビューに呼ばれたが以降は印象に残る活躍ができなかったため、こちらも唯一の機会になってしまった。
なお、この年の広島は
新井貴浩監督の方針もあって結局夏場の補強期間終了までにこの2人に代わる外国人を獲得しなかったが、そのツケが最後の最後に回ってきてしまい、首位を走っていたにもかかわらず9月に入るとチーム全体が絶不調に陥りあっという間にBクラスまで転落。CS出場まで逃した挙句、最後は本拠地で巨人の胴上げを見届けるという屈辱を味わうことになってしまった。
この事態を目の当たりにしたことで「シャイナーが期待以上の活躍をするか、あるいはせめて新たに外国人を獲得していれば、もっと違った展開になっていたのでは……」と嘆いた広島ファンも少なくない。また、後述のアギラーにも関与しているマキノンによれば、彼もマキノンと同じ理由で現役を引退したとのことである。
低迷した24年西武を象徴するような選手。
マキノンと山川の流出で主砲を失った球団が4番候補として獲得。35歳とベテランの域に入ってはいたものの、MLBで通算114本塁打と実績は十分で、全盛期の2018年ではMLBで最も活躍したベネズエラ人選手に贈られるルイス・アパリシオ賞を受賞した。
シーズン開始前は「
カブレラの再来
」とまでそのパワーを評価された。カブレラの現役時代を知る者からすれば、日本球界歴代No.1と名高いカブレラの怪力を明らかに舐めた宣伝文句としか言いようがない。
開幕戦も4番スタート、第二戦では早くもタイムリーヒットを放ち、幸先は良かったのだが…
徐々に日本野球へ適応できなくなり成績がみるみる低下、あげく5月に右足首の負傷で登録を抹消。これを最後に公式戦に出場することはなく、8月にはアメリカに一時帰国し手術を受けた。
そして球団も負けを重ねて最終的には球団ワースト記録を53年ぶりに更新する49勝91敗3分の壊滅的な成績に終わり、4番として活躍が期待されたにも関わらず期待はずれの成績に終わったファンからはヘイトを向けられ「観光客」などと揶揄された。
結果単年契約を更新することなく、1年で日本を去ることになった。
前年に41ホールドを挙げて最優秀防御率のタイトルを獲得したペルドモが秋頃の怪我や年俸の折り合いがつかなかった影響でオフに退団となり、その後釜としてロッテがメジャー4球団を渡り歩いた実績を買って獲得。最速167キロのストレートを武器とし、オスナやペルドモといった投手を引き当てたロッテのスカウトの実績もあり、ファンも期待を寄せた。
しかし、蓋を開けてみればストライクゾーンにボールが全く入らないノーコン投手で、球速も140キロ程度しか出ていなかった。さらに、投げてる時肩で投げているような投げ方で「既に故障しているのでは?」と感じているファンも多かった。
そんな中、3月20日の巨人とのオープン戦に登板するも、1アウトも取れず、0/3回4四死球5失点で降板するという散々な内容だった。当然、吉井理人監督はコルデロの開幕二軍スタートを明言した。
二軍では序盤こそ出番がなかったものの、状態を上げて、7月3日に昇格し、7月21日の日本ハム戦で2点差の場面で登板するも、アリエル・マルティネスに2点タイムリーツーベースを浴びあっさり同点を許すと、清宮に逆転ソロ本塁打を浴びて1回3失点で敗戦投手になり、翌日に登録を抹消。降格後、二軍でも炎上を繰り返し、その後は二度と一軍に上がる事は無いままシーズンを終え0勝1敗1ホールド、防御率7.20と散々な結果に終わり、この年限りで退団。
一方で前年に放出したペルドモはマイナーとの契約を経て、5月末にオリックスと契約。軒並み不調だったリリーフ陣の穴を埋め、勝ちパターンを担う活躍を見せただけに、コルデロ獲得の失敗がより際立つ結果となってしまった。
また、この年のロッテの助っ人投手陣は既存助っ人のメルセデス、コルデロ、フェルナンデス、ダイクストラ、シーズン途中に加入したカイケルがいたものの、メルセデスとカイケル以外は軒並み期待を裏切る結果となり、フェルナンデスとダイクストラに至ってはシーズン終了を待たずにウェーバー公示された。
前年辛うじて最下位を脱出したヤクルトが、年俸2億4000万プラス出来高という高年俸で獲得したメジャーリーガー。
しかしヤクルトはシーズン前から主力野手に怪我人が続出し低迷。前半は援護が全くない中でも奮闘していたものの、後半には見切られたのか8月には打たれ始め9月には2先発8回9失点とボコボコに。
最終的には防御率こそ4点台と悪くないものの、シーズン終了を待つことなく帰国し3勝11敗という散々な結果を残して自由契約となった。
なお帰国後はアストロズの先発として申し分のない働きを見せており、神宮球場のマウンドが合わなかったのではと囁かれている。
前年だけでメジャー5球団を渡り歩き中継ぎで投げ続け55登板もした奇妙な経歴を持つメジャーリーガー。
今期はヤクルトで落ち着いて投げられる…と思いきや体が悲鳴を上げヤ戦病院行きに。
結局夏前に16登板しただけに終わりランバートともども帰国。そのまま自由契約となりヤクルトは最下位に沈んだ。
巨人・中日で活躍した日系アメリカ人の与那嶺要を大叔父に持ち、自身もアメリカ独立リーグで96試合、打率.338、24本塁打、96打点の成績を挙げて育成選手として日本ハムと契約した捕手。
当初は「大叔父の名に恥じないように努力する」と意気込んでいたし、一軍の新庄監督が育成熱心なのもあり日本ハムの二軍も誰にでもそれなりの機会を与える方針である。
だが調子の良し悪しに左右されず使われ、また言語の壁から一塁で出場させられていたこともあってか「チャンスだと思ったけど萎えていった」という旨をXで吐露し退団。さらに退団の際には「日ハムはフェアじゃない」と一軍で使って貰えなかった不満を爆発させた。
一軍に一塁・DHで出場しているフランミル・レイエスとアリエル・マルティネスという壁があったとはいえ二軍で2割を切っていては…
一応「若手で格安の育成外人だったのだから、もう1年チャンスを与えてやってもよかったのでは?」という擁護意見も少数存在する。
-
トレバー・バウアー
(DeNA・2023、2025)
2020年にサイ・ヤング賞を獲得した、MLBの中でもトップクラスと評された選手。
だが、2021年に女性問題で訴訟を起こされたことからリーグによって出場停止処分が下されキャリアが一変。
もとより降板を告げられたフラストレーションから持っているボールをバックスクリーンに投げ込むといった数々の奇行、X(旧Twitter)上での数々の暴言・レスバトルといった要素により特にオーナー側からの評判が芳しく無く、訴訟問題が解決し出場停止処分が軽減されたにもかかわらず当時の所属球団であったロサンゼルス・ドジャースからは退団となり、その後も他球団からは声がかからず所属球団なしとなっていた。
そんな中、過去の来日の際球団の練習施設を訪問したことがあるという縁もあってか、DeNAが獲得を電撃発表。上記の経緯もあり特に素行面を不安視する声も多かったが、DeNAは女性問題については証拠不十分で不起訴になっている点から問題ないとの認識したことで契約に至った。
2023年シーズンは圧倒的な奪三振力と中4日登板・完投も辞さないイニングイート能力で大車輪の働きを見せ、ウィーランド以来となる外国人10勝と大活躍(余談だが、節目の10勝を達成した試合で
晒し投げをさせられた中日・近藤選手を気遣うコメントを残している)。さらに自身のYouTubeアカウントでも積極的に情報発信を行い人気を博した。
この活躍を手土産に翌年のメジャー復帰を目指した彼だったが、MLBからは事実上出禁状態となっていたため結局契約を得られず2024年シーズンはメキシカンリーグでプレー。そしてこの年に
下剋上で日本一を達成したDeNAが9億円という球団最高額の超高額年俸にてオファー、2年ぶりに電撃復帰を果たすこととなる。
女性問題についてもやはり冤罪だったということで後顧の憂いもなくなり、リーグ優勝の最後のピースとしてファンからの期待は高かった。
……だが、相変わらずイニングは消化し三振を多く奪うなどある程度の貢献は見せるものの打ち込まれる場面も多く、無援護にも見舞われたことで最終的な成績は
4勝10敗と、2023年の成績(10勝4敗)と勝敗が真逆になるという期待とは裏腹のイマイチな結果に。
むしろ「沢村賞の獲得」という目標に固執するあまり、調子の良し悪しにかかわらず長いイニングを投げたがる悪癖が試合展開に影響を及ぼしてしまう点がファンからも煙たがられた。
シーズン後半からは二軍調整も増え、ポストシーズンではリリーフ起用が検討されるも社会人チーム・日本通運との練習試合にて1回5失点で炎上という不甲斐ない有様を晒したことで白紙に。結局その後は登板機会なくシーズンは終了。実は見た目ほど成績は悪くはないのだが、やはり超高額年俸がネックになり契約が更新されることはなくそのまま退団となった。
と、ここまでなら1年目に活躍し高額年俸を投じたものの一転不良債権と化してしまった……という間々ある話で終わるのだが、10敗目を喫した8月21日の広島東洋カープ戦で引き起こした事件が問題となる。
かねてより広島戦では小園海斗を不得手にしていたバウアーだが、この日も先制弾につながるヒットを小園に打たれていた。
その事にフラストレーションがたまっていたのか、5回に小園を打ち取りベンチに戻る際、
ファウルゾーンにあった小園のバットを蹴り飛ばしたのだ。
野球人としてあろうことか対戦相手の道具を粗末に扱うこの蛮行には小園も激怒。7回の打席でトドメのタイムリースリーベースを打った際には「ざまあみろ」とばかりにバウアーに対して吼える様子がみられた。
この行為は即座にSNSで拡散され当然大炎上。元々奇行で知られる選手であったためある程度の言行については大目に見られていたが、少なくともこの件に関しては一切擁護されることはなく、それまでは「野球に対しては真摯」という評価で落ち着いていたバウアー評にもケチが付くことになり、短気で起こした事件がつくづく勿体ない形となってしまった。
なお、2024年年始には「日本で居眠り運転の事故を起こし2人を死亡させた米兵が仮釈放で帰国した」というニュースに対しSNSで「おかえり!」と反応してしまい炎上する通称「おかえり事件」を起こしており、時間の経過やDeNA復帰によって沈静化しつつあったこちらももれなく掘り返されることとなった。
大リーグ通算285試合29本塁打の実績を持ち、複数ポジションをこなせるユーティリティプレイヤーとの触れ込みで加入した外野手。
打線の軸として期待され、3月にはマルチ安打を放つなどスタートは上々だったがそれ以降の成績はからっきし。
8月に一軍登録を抹消、以降再昇格も無いまま1年の契約を更新せず満了となり、結局日本での実績は打点、本塁打ともにゼロという厳しい結果に終わってしまった。
オリックスはここ数年、投手陣は日本一に貢献したワゲスパックや新守護神に定着しているマチャド、ほぼエース級の活躍を見せるエスピノーザなど優良外国人の補強に成功している一方、野手は主力に定着できず一年保たずに退団する選手が多くスカウト陣は頭を抱えている。
前シーズンまで在籍していた「試合に出られればタイトルも獲れる優良助っ人兼それが霞むほどの超絶スペランカー」とTBS期の暗黒時代に在籍した「
スぺすぎてろくに試合にも出られず早々に解雇になった助っ人」が合体したような、本人には理不尽なことながら
DeNAファンからすると名前からしてに不安になってしまう左腕投手。
オープン戦ではテンポ良く打者を捌いていく投球から好印象を与え、シーズン初登板も上々の内容…...だったのだが、早速2戦目でコンディション不良を訴える。
ファンは皆嫌な予感を抱いたが、案の定左肘の靱帯を痛めており手術を受けたことが判明。当然シーズン中の回復は見込めず、結果的に
6月に自由契約となった。
いくら戦力にならないとはいえシーズン前半での退団は異例であり、ダヤン・ビシエドの突然の引退と合わせファンを驚かせた。
球団社長は「リハビリ後に再交渉を検討している」とのことだが、厳しい条件である。
果たして帰ってくるのだろうか……
- ジョン・デュプランティエ(阪神→DeNA・2025~2026)
阪神が発掘した奪三振マシーン。マイナーから一転日本球界を目指し1億1600万で契約を締結した。
そして先発で防御率1.39と凄まじい成績を残し、ファンからは掘り出し物と評価された……のだが、スペ体質でシーズン中15登板に留まる、長期離脱からの復帰登板となった
日本シリーズで1.2回7失点の大炎上をかますなどスペックを考えれば不完全燃焼気味ともいえる結果でもあったことから、次シーズンの更なる飛躍を期待されていた。
だが、帰国時に「絶対、タイガースには帰ってこないです!シランケド!」と迷言を残しファンを困惑させると、その言葉通り阪神との契約延長交渉はまとまらず決裂となってしまう。
これを受け潜在能力を評価したソフトバンクとDeNAの間で争奪戦に発展、最終的に推定年俸4億7000万でDeNAが獲得。移籍したアンドレ・ジャクソンとアンソニー・ケイというローテーションの2枚看板助っ人の穴埋めになると高い期待を集めた。
新しく申請したパスポートの発行が遅れ2月頭のキャンプインに間に合わないという幸先の悪い事態が発生したものの開幕には間に合い無事先発ローテーション入りを果たし、万全を期してシーズンがスタート……となるかと思われた。
だが、1試合登板したところでインフルエンザに感染、回復してまた1試合登板したら今度は右肘の違和感で離脱……とそのスペ体質は治っていないどころか悪化の一途を辿っていた。その後はすっかり音沙汰がなくなりファンからも存在を忘れかけられていたころ、違和感を訴えていた右肘の靱帯を痛めており手術を受けたことが判明。当然こちらもシーズン中の回復は見込めず、結果的に
背番号「0」を体現する0勝2敗で
7月に自由契約となった。お前もかい!
なおウェイバー公示の約一週間前には
チームがハマスタで試合をしている間にInstagramでみなとみらい観光の投稿をするという
どこかで聞いたような行動をしており、この時点で何か不穏なものを感じていたDeNAファンもいた模様。
彼がチームに残したものはインフルエンザ
とイニング間イベントのダンス映像くらいのものであり、こうしてDeNAはシーズン前半で計7億3000万もの大金と3人の戦力を失いその穴埋めに奔走する羽目になったのだった…
オリックスがまたまた掴まされた逸材。
メジャー昇格歴は少なく、前年マイナー30本塁打だが三振が多いという嫌な予感しかしない実績を引っさげて来日するとオープン戦から.175 0本 OPS.500の成績を叩き出してオリックスファンを不安にさせる。
それに反して開幕ダッシュには成功し久々の当たり…とは問屋が卸さないのがオリックスの外国人野手。そこからみるみる成績を下降させ、交流戦前には32打席連続無安打・27打席連続凡退の1人完全試合を達成。そんな調子では数字の方も交流戦開始時点で.169 3本 OPS.462と低調どころではなく、当然ながら2軍送りとなった。
そんな彼の真骨頂はなんと言ってもその
名前であり、漫画配信サービス「コミックシーモア」を文字って「オリックシーモア」呼ばわりされたり、
FINAL FANTASY Ⅹの敵役
シーモア=グアドに準えて「シーモア老師」呼ばわりされ、某掲示板における彼のスレッドは「シーモア語録
という名のワッカ語録」に埋め尽くされたりした。
異体となって帰ってくるだろう。
その後2軍ですら.197 1本 OPS.505と終異体壊滅的な成績な成績であるにもかかわらず6月末にあっさりと1軍に再昇格。昇格した際には「ファームで誠実に取り組んでいるので…」と岸田監督も妙に歯切れの悪いコメントをせざるを得なかった。
なお、昇格後3カードで出場した9打席全てを凡退し、無事41打数連続無安打・36打席連続凡退まで記録を伸ばしてしまった。特に7月2日の有原航平との2打席は、有原が12球全球低めボール球のチェンジアップを投じたのに対し、そのうち10球に手を出して2打席連続三振という結果に終わり、令和のコーディエvs雄平対決として語り草となった。
もちろんこの結果で1軍に留まることは叶わず、この3カードをもって異界送り2軍送りと相成った。
擁護になるかわからないが、当時のオリックスは主軸の頓宮が手術を要するほどの大怪我で離脱、森も負傷離脱と野手のけが人が相次いで人員不足だったのは事実。だが成績面ではどうあがいても1軍に昇格させる理由も残す理由もなく、岸田監督のコメントも具体性に欠けた精神論的なものばかりに終始していたので何らかの出場契約が契約時に盛り込まれていたのではと勘繰ってしまう。