ACVD アセンブル実践

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ACVD アセンブル実践 - (2018/09/02 (日) 17:04:47) のソース

*ACVD アセンブル実践
>ここは、初心者が自力で実用アセンを組めるようアセンの組み方を解説するページです。
>勢力戦で活躍する機体はほとんどがパーツ一つ一つの役割と組み合わせを考えて構成されています。
>それぞれのパーツがどのような役割を持って選ばれているのかを例を示して解説していきます。

**注意事項
ここに記載されている情報は、レザスピ出現当時またはその直後の情報です。
必ずしも現環境のテンプレアセンとは言えないため、それらが知りたい方はネットで調べたりしましょう。
その他のアセンや考え方については[[VD アセン研究 アセン編]]をご参考下さい。
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*アセン構築の流れ
>アセンを組む際の大まかな流れとポイントを説明します。
**機体コンセプトを決める
-始めにどのような機体を作りたいかを考える。ここで機体の方向性が決まる。
--目的を具体的にするほどその方向に強い機体になる。
--仮想敵、使いたい武装から考えると具体的なアセンが組みやすい。(例・CE脚をパルスで焼きたい。砲台を破壊するためスナイパーキャノンを持って行きたい。)

**脚部を決める
-コンセプトが決まったら脚部を決める。脚部は機体の装甲値と機動性を大きく左右し、さらに積載量によって使える武装が変わってくる。ここが決まらなければ機体が作れないアセンの要。
--コンセプトに合う脚部を考える。火力が欲しければ積載があり強力な武器を積める重量二脚やタンク、スナイパーキャノンを持ちたければ連射速度の上がる四脚といった具合。
--同じカテゴリの脚部のなかでもさらにパーツごとに特徴がある。よりコンセプトに合致した脚を選びたい。
--装甲値の調整や武装との相性によっては後から変えることも良くある。

**フレームを考える
-脚部が決まったらフレーム全体を考えていく。
-まず考えるのは装甲値。今作では跳弾の存在により装甲値が非常に重要なパラメータとなる。
-防ぎたい武装を考えそれを跳弾できる防御値を確保する。
-防御値がある程度まとまったら機体性能を考えて調整していく。基本的に内部性能に優れたパーツほど装甲値は低い。目標防御値を割らないよう内部性能を高めていく。

**武装を考える
-狙う敵を考え武装を選択していく。
-武装を選ぶときは仮想敵を考えるのがポイント。狙う相手を絞ることでその相手に対して効率よく火力を発揮できる。
--狙う相手を絞りすぎると詰む場面が多くなり、広げ過ぎるとどの相手にも有利を取れない器用貧乏となる。バランスを考えよう。
--少なくとも手持ち武器二つはメインターゲットを狙う武器を持とう。ハンガーは狙う敵を増やし、盾対策も考えて手持ちとは違う属性の武器を持ちたい。

**内装を考える
-ブースターは脚に次いで機体の挙動を決める重要なパーツ。戦闘スタイルとの相性を考えて決める。
--加速型は機体を細かく制御しやすい。細かなハイブーストと燃費の良いグライドブーストにより敵に貼りつく戦い方に向く。
--出力型はハイブーストとブーストドライブによる機動に優れる。速度の速さと移動距離の長さから一気に距離を詰める、または離すことが可能。
-ジェネレータは武装と戦闘スタイルとの相性を考えて決める。
--基本的にはEN出力の高い出力型がEN切れを起こさず使いやすい。容量が少ないためレーザーキャノンのようなENを大量に使う武器とは相性が悪い。
--容量型はその容量を活用し大量のENが必要な武器を使う機体や一気に敵を追い詰める戦い方に使われる。一度ENが切れると立て直しが難しくEN管理の技術が要求される。
--タンクは素のEN消費が少ないため、出力より容量が重視される傾向が強い。
-FCSはロック距離、ロック演算、ロックサイズなど各パラメータを見て武装、戦闘スタイルと相性のいいものを選ぶ。
--近距離戦ではロックサイズを、遠距離戦ではロック距離を重視したい。ロック速度の遅い武器を使うときはロックまでの時間を左右するロック演算も重視する。ミサイルを使う場合はミサイルロック演算とミサイルロック数も考える。
--全てのFCSに長所と短所がある。欲しい要素、要らない要素と長所短所が合致するFCSが機体と相性のいいものとなる。
--初心者はロック距離を伸ばしたがる傾向が強いが、初心者には遠距離FCSはおすすめできない。遠距離FCSはロックサイズが小さくまともに敵を捉えられなくなる場合がほとんどで、さらに主要な武器は距離が離れると距離減衰で威力が無くなるか弾が全く当たらなくなるためである。適した武器と戦い方を考えて使うこと。

*アセンブル解説
>いくつか機体例を紹介し、機体の特徴とパーツの選択基準について解説していきます。
>紹介する機体は所謂テンプレに近いものとなります。
>テンプレ機体は高い性能を得るためにパーツが非常によく考えて組まれているので、アセンの手本としても優れています。

*例1 近距離火力重二
**機体コンセプト
-近中距離で高火力を叩きこみ重中量機に大打撃を与えるアセン。
-グライドブーストにより距離を詰め、高威力武器により貫通を狙う。
>-フレーム
>--&b(){Hd-G-A88(旧ローランド)}、&b(){CB-209(改造)}、&b(){AE-118(191腕)}、&b(){AOI mdl.1(主任足)}
>-武装
>--威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+SAZANAMI mdl.2+AM/SHA-207(KE盾)+威力3HATSUKARI mdl.2(旧アラキデ)
>-内装
>--FCS Fs-L-F03(23FCS)、ジェネレータ MAKIBASHIRA mdl.3、ブースター BA309(旧シナツ)、リコン ASATORI mdl.1
>-パフォーマンス
>--BOOSTER108、HB253、KE1728、CE2108、TE3077、対反動1329、旋回681、AP38125、EN回復3020(スキャン時7429)
***フレーム解説
-KEは旧カレンデュラ、CEは3連バトを弾ける防御値を確保。TEはパルガン、パルマシを完全に弾ける。
--相手を倒す前にこちらがやられては意味が無いため、各属性の高火力武器をバランス良く防ぎたい。目安としてKEは連射力の高いライフルを弾く1505以上、CEは3連バトを弾く2036以上・ARAGANEを弾く2137以上、TEはパルスガン・パルスマシンガンを弾く1100以上。
-脚部は攻めを重視し比較的機動力のあるAOIを選択する。
--AOIをベースとしたとき、頭部は安定性能・カメラ性能が優秀なローランド、腕は射撃安定の高いCE腕が使えるのも魅力。
--AOI mdl.1の場合、Ar-M-W48改(法界坊腕。CE最硬)を使えばARAGANEを弾け、3連バト弾きに落とせば199腕・191腕・KOCHO mdl.1が使え、火力を増強できる。
--頭部をHd-Y-F17、腕部を法界坊腕にすれば、3連バトを弾きつつロック距離の延長やスキャン性能の向上により戦いやすくなる。
-腕は射撃安定性能が高いAE-118(射撃安定性能191)。
--火力を増やすため射撃安定の高いものを選択する。もとのリロードが遅いバトルライフルはこの恩恵が大きい。
--AC-129(射撃安定性能199。通称199腕)と実リロードが変わらず、AP・防御値・消費ENの面で有利。重量の増加も大して問題無い。

***武装解説
-威力3ポデンカとVTFミサイルの高威力武器の組み合わせ。
--メインターゲットである重量機の装甲値を考え、跳弾されないよう威力の高い武器を選択した。
-ハンガーのパルマシは四脚・軽量機に対して有効な武器。ポデンカの苦手な敵をフォローする。
-空いたハンガーには重二の天敵であるスナライやオトキャタンクを意識しKE盾を装備している。
-- バトライ機の鳥葬対策にCE盾も悪くはない。
-肩を決める際は仮想敵を考えるのがポイント。ある程度狙う敵を絞ることで有効な武装が見えてくる。
--味方にW範サブ機がいる場合肩はラージミサイルにしてFCSを旧ヤサカニに。かなりのダメージに加えて確定で硬直&装甲低下なので鳥葬の処理速度が跳ね上がる。このタイプの重二を複数並べたのがいわゆるラジ編成である。
--またロック時間と精度に優れるCEミサイル(Su-J-G17)も有効。こちらはステルス性を持っている為シウスの目を掻い潜りやすい。
--TEミサイル(ジュピター)は4脚に対して手詰まりになる事はなくなるが、そもそものメインターゲットである重量機に強く当たれなくなるのでかなり器用貧乏になる。またシングルスロットでは回転効率がよくない為必ずしも決定打になるとは限らない。

***内装解説
-23FCSは最大のサイトサイズを持ち近距離での戦闘に優れる。ロック距離は短いが遠距離が苦手なポデンカとの相性は良い。
-ブースターはシナツを選択。グライドブーストによる機動をメインに使い近距離で敵に張り付く。所謂グラブデブ。
--ブースターの選択は機体の動かし方を大きく左右する。
--重二の加速型はHB1回の移動距離が短いため普通に使うと鈍足な機体になるが、優秀なグライドブースト性能を活かすことで高い機動力を得られる。
--出力型ブースターを使う場合ハイブーストやブーストドライブを使った機動がメインとなる。壁を使った立ち回りが有効。
-ジェネレータは突撃力を重視し容量型の20万ジェネを選択。グライドブーストの持続力を高め捉えた敵を確実に仕留める。
--グラブデブはジェネに出力型を使うタイプと容量型を使うタイプがある。
--出力型はスキャンモードで無限グラブが可能。回復が早いため息切れしないかわりに、戦闘モードの持続力は短い。
--容量型は戦闘モードでのグラブ持続力が長く、逃げる敵を強引に捉えることができる。またスキャンモード中のグラブも非常に長持ちする。しかしジェネレータのエネルギーを使い切ると回復まで時間がかかる。

***総評
-武装、内装はいずれも近距離で戦うことを考え選択され、結果近距離戦闘において高い戦闘力を持つ機体に仕上がっている。
--タンク以外と正面から撃ち合うならそうそう負けない。低燃費なグライドブースト・ハイブーストを活用し、捕捉した敵を絶え間なく攻撃する事が重要。
--ショット3バト持ちや近接機には逆に引き撃ちを意識しよう。近づきすぎず離れすぎない距離を保つこと。頭部のカメラ性能を上げておくと距離の管理に余裕ができ、少し楽になる。
--タンクが相手の場合は、思い切ってグラブ・ハイブで飛び込み側面や背後を取ろう。ただしブーストチャージで一撃殺されるリスクもあるので要注意。
-苦手な機体がはっきりしており、そういった相手にはチームでの分担が求められる。特に現環境ではひっきりなしにハバスが飛んでくる為、迂闊な動きは即致命傷に繋がる。派生機のKT型とは編成で使い分けたい。


***苦手な機体の例

&b(){スナライ軽量機}
- 当アセンは接近戦に特化した機体であるため、射程外からスナイパーライフルを撃たれると何もできなくなってしまう。
- 一応はKE盾で防げるが、スナライ軽量機が盾割り用にレーザーライフルやヒートマシンガンを装備している場合もあり万全とはいえない。

&b(){オトキャヒトキャタンク}
- オートキャノンの削り能力とヒートキャノンの衝撃力がどちらも厄介。特にヒートキャノンはグライドブースト中に食らうと長時間硬直してしまうため、最悪そのままハメ殺されることもある。
- 当アセンとしては低燃費なグラブ+ハイブで背後に回り込みたい。回り込みさえすれば一方的に攻撃でき、そのまま勝てることもある。ただし背後へ回る時に敵のブーストチャージには注意すること。

&b(){レザスピ重二}
- 当アセンの場合はハバス単品でも貫通するのだが、レーザーライフルによる硬直で回避行動を阻害されたり接近を止められたりすることがあり、戦いにくい相手。
- 一方で、こちらの戦闘距離にまで踏み込んでしまえば両手ポデンカ+VTFミサイルの火力で押し勝てる。接近するまで敵の攻撃をいかに凌ぐかが重要。

&b(){レザスピ/ガトジュピ四脚}
- 当アセンの天敵。
- 主力兵器のバトライ・ミサイルが当て辛い上に効果が薄く、一方であちらは高々度から易々と撃ち下ろしてくる。
-- テンプレのKC4脚は機動力と射程があり、動き回ってもあっさり捕捉されハバスで大ダメージを負ってしまう。
-- ガトジュピは大ダメージは無いもののミサイルを消される為ジリ貧。サブのTE武器を無力化されやすいのも辛い。
- そもそも機動力や交戦可能距離もこちらより長く、逃げることも追うことも難しい。
- よほどの腕前の差が無ければ、正面から4脚に挑むのは無謀。チーム戦では味方に対応してもらおう。
-- 運悪くデュエルで当たってしまった場合は、とにかく射程距離内に収めて逃がさないこと。
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***派生 KT近接重二
>-フレーム
>--&b(){HF-227(マギー頭)}、&b(){CB-209(KE最硬)}、&b(){Ar-M-E34/L(改造)}、&b(){AOI mdl.1(主任足)}
>-武装
>--威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+SAZANAMI mdl.2+Au-U-E05(CE盾)+威力3HATSUKARI mdl.2(旧アラキデ)
>-内装
>--FCS Fs-L-F03(23FCS)、ジェネレータ MAKIBASHIRA mdl.3、ブースター BA309(旧シナツ)、リコン ASATORI mdl.1
>-パフォーマンス
>--BOOSTER108、HB252、KE1892、CE1680、TE3087、対反動1323、旋回679、EN回復3786
-&b(){フレーム解説}
--アプデによるレザスピの大流行により、衝撃ハバス(KE1870)を弾くというニーズに応えるべく増加したフレーム。
--衝撃AM/RFB-215(旧ランポルド)を弾けるため初期からある程度は見かけられたが、現行ではバランス型に変わって主力になりつつある。編成の際重二を二機以上入れる場合は↑のタイプとこちらを組み合わせることが多い。
--低CE値が弱点ではあるが、命3Au-C-H22(三バト。CE1450)を始めとする対中二に採用される命3バトライは弾けるため中二メタはそこまで刺さらない(衝撃込みでは貫通するため過信は禁物)。なにより上の物より燃費と機動力で勝るのでCE兵器を足で捌きやすい。
-&b(){武装解説}
--↑と同様。だが射撃安定値で劣りやすいという欠点がある。盾は弱点を補えるCEを採用している。
-&b(){内装解説}
--↑と同様。旧バイタルでも良い。
-&b(){苦手な機体の例}
--ハバスが通らなくなった為、レザスピ4脚に関しては倒せなくとも倒される事はなく、レザスピ重2に対しては相当強く当たれる
--両手3連バトライ重2
---DPSで劣る為、あっという間に削り取られる。ロックを切っても即座にロックし直される為追いかけ回される。
---CE盾対策として肩にハバスを積んでいる機体も多く、非常に相性が悪い。



*例2 レザスピ四脚
**機体コンセプト
-高威力レーザーライフルとハイスピードミサイル(SL/KMB-118H)の組み合わせ(通称レザスピ)を使用し中距離以遠から火力を叩き出す機体。
-レザスピの性能を引き出すよう各種機体性能を調整する。
>-フレーム
>--&b(){HF-227(マギー頭)}、&b(){CB-209(KE最硬)}、&b(){AB-107D(改造)}、&b(){L4A-119}
>-武装
>--威力3Au-L-K29(軽澤)+威力3Au-L-K29(軽澤)+SL/KMB-118H(旧ハバス)+AMAGOROMO mdl.2(TE盾)+AM/SHA-207(KE盾)
>-内装
>--FCS Fs-L-E28(250FCS)、ジェネレータ SUZUMUSHI mdl.1、ブースター TOKONATSU mdl.1、リコン ASATORI mdl.1
>-パフォーマンス
>--BOOSTER145、HB293、KE1876、CE2392、TE390、対反動1561、旋回657、EN回復5740
***フレーム解説
-防御値は防御低下ハバスを弾くKE、バトライの多くを無力化する高いCE、何も防げない低いTEとなっている。
--レザスピを使うにあたりもっとも警戒するべきは同族であるレザスピ。防御値は防御低下ハバスを弾けるKE1870の確保が最重要となる。
--TEを完全に捨てるためTE属性武器が脅威となる。これは機動性と盾でフォローする。
-脚部はレザスピとの相性を考え四脚を選択した。
--優れた滞空力により高い位置を取ることでレザスピの射線を通しやすい。高所の維持にエネルギーを使わないのでチャージにエネルギーを使う軽澤との相性も良い。積載量が多いので軽澤2丁+ミサイルという高負荷に耐えられる。これらの理由から四脚はレザスピとの相性が良いと言える。
-脚部はKE1870を満たしつつ最大限機動力を確保できる119を選択。
--高い機動力により射程の短いTE属性武器から逃げることができる。機動力の高さから射線の確保も容易。
--特にL4A-119は防御値、機動力、APが高く四脚の中でも破格の性能を持つ。
-頭部は防御値を満たすパーツからカメラ性能の高いマギー頭を選択。
--遠距離戦を考えた場合ロック距離を伸ばすカメラ性能は高いものが望ましい。安定性能が高いのも嬉しい点。
-腕はスロット倍率2かつ防御値を満たす改造Wトースター。
--防御値を満たそうとするとこのパーツ一択になるのだが、Wスロットによりミサイルの火力をが倍増し戦力の強化にもなっている。射撃安定は低いがワンショットでダメージを稼ぐ武装ならさほどデメリットにはならない。
-コアはKE防御値を稼ぐためKE最硬(無改造)。
--頭部をマギー頭にした場合KE1870を満たすフレームはこれで固定される。
***武装解説
-中遠距離で火力を発揮する武装として軽澤とハバスを装備している。所謂レザスピと呼ばれる組み合わせ。
--軽澤で相手を装甲低下させた上でハバスを最大六発撃ちこんでいく。これにより本来威力1496のハバスがKE1870まで貫通するようになる。軽澤は高威力かつ弾速ロック共に優秀で非常に命中率が高い。加えて高い衝撃力を持ち当たればまず装甲低下、もしくは硬直を引き起こす。ハバスも同じく非常に命中率が高く、衝撃込みで実質KE1870+爆風ダメージと非常に威力が高い。中距離でまともにこれと撃ち合える武器はないほど強力な組み合わせである。
--軽澤は衝撃力を上げるためチューンを威力3にしている。前述したように、軽澤が当たればほとんどの機体は防御低下を起こし、軽量・中量機体は硬直もする。しかし、このフレームとは打って変わって、防御力を高めた、重四・要塞四と呼ばれる四脚は、軽澤の衝撃力を超える対反動を確保していることもあるため注意。そのような四脚も視野に入れたい場合は、KE盾と軽澤2本をおろして、中沢3本にするのもあり。
-上空に位置取る四脚はレーザーキャノンやレーザーライフルの的になることが多い。また、パルガンを持った中二や軽二がまとわりついてくることもある。それらの対策にTE盾をハンガーに装備している。
-この機体は武装の性質上、乱戦になる前に、敵の中遠距離機体と刺し合いをすることが多い。そのため、相手する機体がスナイパーライフルを持っていることもある。KE盾を持つことで、スナライに対して刺し合いで有利になれる。盾が二枚になるため全体的な耐久力の向上も見込める。
--TE盾や軽澤と違い、KE盾の装備優先度は低い。そのため、スナキャを持つ場合は、KE盾と交換される。刺し合いの能力を高めるために唐沢を持つ場合も、KE盾と交換される。
***内装解説
-FCSはレザスピとの相性を考えるとロック距離とミサイル関係の性能が求められる。
--上の条件からFs-L-E28を選択。ミサイルロック演算・数ともに優秀かつ平均以上のロック距離を備え、レザスピの運用には申し分ない。ロック演算の低さは軽澤のロック速度が補ってくれる。
-ジェネレータは軽澤2本の運用に耐えうるものを選ぶ必要がある。
--鈴虫は高いEN出力を備え、軽澤1本を無限チャージすることができる。切れないチャージで相手を威嚇し続けよう。
-ブースターは出力型を選択。
--レザスピの運用を考えると、空中に留まったまま機動力を確保できるブースターが望ましい。ハイブースト、ブーストドライブにより空中でも高い機動力を出せる出力型ブースターと相性が良いだろう。ただし、戦闘モード中は頻繁にハイブ―ストを吹かすことはできない。また、軽澤チャージ中のハイブ―ストは一回きりである。戦闘モードとスキャンモードをうまく使い分けることが重要。
***総評
-レザスピを使うこととレザスピを防ぐことを念頭に組まれた構成で、中距離以遠で確かな強さを持つ。
-近づかれると軽澤のチャージができず不利になるが機動力と耐久性でその弱点をカバーしている。攻防ともに高いバランスを持つ。
--その性能から勢力戦でも使用率がトップクラスに高い。レザスピにどう対処するのかをアセン・編成の両面から考えておくことが必須である。

**派生1 バランス型レザスピ四脚
>-フレーム
>--&b(){HF-227(マギー頭)}、&b(){CA-215(盾コア)}、&b(){AD-228(旧アニマス)}、&b(){L4A-119}
>-武装
>--威力3Au-L-K37(中沢)+威力3Au-L-K37(中沢)+SL/KMB-118H(旧ハバス)+AMAGOROMO mdl.2(TE盾)+AM/SHA-207(KE盾)
>-内装
>--FCS Fs-L-E28(250FCS)、ジェネレータ Ge-D-G23(旧バイタル)、ブースター Bo-C-L13(旧ブリャ)、リコン ASATORI mdl.1
>-パフォーマンス
>--BOOSTER147、HB298、KE1555、CE2389、TE834、対反動1590、旋回654、EN回復5441、&b(){AP44232}
-&b(){フレーム解説}
--対↑目的で重二等にパルスマシンガンが採用されはじめ、それに対応して構築された。KE装甲をSU09 Jellyfish(クラゲ。KE1532)弾きに抑える代わりに威力3HATSUKARI mdl.2(旧アラキデ)を跳弾でき、二機目のレザスピとして非常に強力。シルエットが似通っていることもあり、スポットでのタゲ指定が無い場合はどちらに衝撃ハバスが通りどちらにアラキデが通るのか分かり辛いため。単体で見てもTE腕部や盾コアの採用により高いAPを獲得しており、即死しづらい。なお頭部にKAGARIBI mdl.1を採用しコアを変更した場合はランポを弾きつつもNIODORI mdl.1(旧フレモント)を跳弾することが可能になるが、消費ENが大きくレザスピにはあまり適さないために両肩スロットを活かしての張り付きをメインとする。
--勢力戦のタンクの武装がほぼオトヒト(威力1253の300カルバス+超高衝撃のヒトキャ)になり、KE1566以下の44232はヒトキャを食らうとオトキャが貫通し甚大なダメージを負うことに注意。
---尚、119を使った上で実戦でオトヒトをまともに食らっているようではさすがに腕不足。高度と壁蹴りという圧倒的なアドバンテージを生かせば実際はさほど脅威にはならない。
-- そして最大の問題点だが、レザスピ同士の撃ち合いを考慮した場合、衝撃ハバスが貫通する分ダメージレースで圧倒的に不利になる。
-- 単純なパルマシ対策1つと引き換えに、衝撃ハバス・カレンデュラと弱点が2つ増えてしまっている。パルガン機に弱いという欠点もそのままなので、現環境ではあまり見かける事はない。
-&b(){武装解説}
--レザスピ装備に関しては↑と同様だが衝撃ハバスや旧カレンデュラへのメタとしてKE盾を持つ。
-&b(){内装解説}
--↑と同様。

**派生2 ガトジュピ四脚
>-フレーム
>--&b(){HF-227(マギー頭)}、&b(){MATSUKAZE mdl.3(松風、旧ダジボーグ)}、&b(){AD-228(旧アニマス)}、&b(){L4A-119}
>-武装
>--威力3AM/GGA-206(3500ガト)+威力3AM/GGA-206(3500ガト)+SU30 jupiter(ジュピター)+AMAGOROMO mdl.2(TE盾)+AM/SHA-207(KE盾)
>-内装
>--FCS Fs-L-E28(250FCS)、ジェネレータ Ge-D-G23(旧バイタル)、ブースター Bo-C-L13(旧ブリャ)、リコン ASATORI mdl.1
>-パフォーマンス
>--BOOSTER148、HB300、KE1048、CE2323、TE1452、対反動1578、旋回655、EN回復6209、&b(){AP48607}
-&b(){フレーム解説}
--対パルスガン&ジュピターのいわゆるCT四脚。KEはAKIGIRI mdl.2こそ抜けるものの勢力戦で採用される主要なKE連射武器(030ライフルは採用率が低く、旧カルバスは102までは可能)は最低限跳弾でき、さらに5万近いAPで非常にタフ。マギー頭と119脚+バイタルブリャーの高機動力も健在であり総じて「落とされにくい」アセンである。CEに関しては一応201ポデンカ(CE2331)がギリギリ抜けはするが問題はない。
--ジュピターを弾きつつAKIGIRI mdl.2を意識するなら頭をH07 Starlightに変更する必要があるが、カメラ性能の短さが響いてくる
--44232(バランス型4脚)と違いハバスが素で抜けてしまう。勿論ライフルや最悪オトキャも貫通してくる為、そういった横やり非常に弱い。実戦では攻撃し続けられることを活かして機動力で翻弄していくことが求められる。
-&b(){武装解説}
--3500ガト二本+ジュピターのいわゆるガトジュピは35ガトの相手を選ばない高い削り性能&ミサイル迎撃のしやすさと軽量機・中二・(主な)レザスピまで貫通できるジュピターとの組み合わせのこと。幅広い対応範囲に加え、ハバスをガトで迎撃しつつTE盾で中沢軽沢を防ぎガト+ジュピターで有効打を与えられることから対レザスピ119にはとりわけ役立つ。
--通常のレザスピ構成も可能。またガトジュピは上でも書いたように汎用性が高いため四脚全般や両肩腕を採用した重二でも有効である
-&b(){内装解説}
--通常のレザスピと同様。レザライのチャージがない分軽快に動ける

*例3 汎用中二
**機体コンセプト
-汎用性を高め味方をフォローする機体。
-機動力を持ち、積載の関係上高火力を積みにくい中二にサポート装備を持たせて味方を支援する。
>-フレーム
>--&b(){Hd-G-A88(旧ローランド)}、&b(){MATSUKAZE mdl.3}、&b(){AE-118(191腕)}、&b(){L03 FreQuency}
>-武装
>--威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+SL/CWA-243(CIWS)+威力3NIODORI mdl.3+威力3NIODORI mdl.3
>-内装
>--FCS FA-303(旧ヤサカニ)、ジェネレータ Ge-D-G23(バイタル)、ブースター BA309(旧シナツ)、リコン ASATORI mdl.3
>-パフォーマンス
>--BOOSTER130、HB305、KE1887、CE1159、TE1212、対反動1301、旋回730、EN回復4760
***フレーム解説
-KEは防御低下ハバス、CEはヒートマシンガン、TEはパルスガンのKnuckleを弾ける数値。
--中二のようなKEの高い脚部では防御低下ハバスを防ぐKE1870は必ず確保したい数値。CEはヒートマシンガン弾きに抑えバトルライフルは機動力で回避、TEはレーザーライフルは防ぎようがないので諦め、パルスガンの火力の高いものまでを防いでいる。
--中二の装甲値は選択肢が広い。基本は防御低下ハバスを防ぎつつヒートマシンガンとパルスガンの中から防ぐ武器と避ける武器を選択して防御値を考えることになる。
-脚部は装甲と機動力の高いFreQuencyを選択。
--他の脚と比べると姿勢制御に優れ機動性と対反動が高い。その代わり消費ENが比較的高くなる。
--対反動性能が中二の中では頭一つ抜けている。防御低下は防げないがショットガンやハイスピードミサイルでの硬直を防ぐことができる。
-腕は射撃安定が高い191腕。
--防御値を確保しつつなるべく射撃安定の高い腕を選択。肩にミサイルを積まない分腕の火力は高くしたい。
-頭部は高い装甲値を持つHd-G-A88を選択。
--ここで装甲値を稼ぎ、内部性能の高い腕を搭載している。頭部の性能も安定とカメラ性能に優れる。
--スキャン性能が欲しければ、防御値を妥協してHd-Y-F08等を積むのもあり。
***武装解説
-威力3ポデンカとパルスガンの組み合わせ。
--主に対重量機用に高威力バトルライフル、四脚などの低TE脚用にパルスガンを持つ。CE・TE防御を両立する機体は少ないため、幅広い敵を相手に出来る。
-パルスガンは威力と同時発射数、使いやすさを考慮しNIODORI mdl.3を選択している。
--パルスガンは四脚などの低TE脚に大ダメージを与えられるが、射程が非常に短い。中二の機動力を活かしパルスガンを当てに行く。機動力を活かし低TE脚に大ダメージを与えることもこの機体の役割。
-ショルダーにCIWSを積み、相手のミサイルを防ぐ。
--相手の火力を削ることで味方を有利にする。
--CIWSやサブコンピュータのような支援装備は重量が軽いため、積載が少なくミサイルが積みにくい中・軽量機が持つことが多い。
***内装解説
-FCSはFA-303。サイトサイズとロック演算に優れ、さらに消費ENも少ない。
--使用武器が近距離向きのためサイトサイズとロック演算を重視。最大のサイトサイズを持つFs-L-F03もこの機体と相性が良い。
-ジェネレータはパルスガンでENを使うことを考慮してGe-D-D23(バイタル)を選択。
--高いEN出力により息切れせず、そこそこのEN容量により接近からパルスガンの発射までに使うENを賄う。
-ブースターはBA309(シナツ)。
--小回りが利き相手を捉え続けやすい。またバイタルとシナツの組み合わせはスキャンモードでグライドブーストを吹かし続けることができ、中二の速度と相まって高い機動性を発揮する。
***総評
-高い機動力と最低限の防御力を持ち、生存力は高い。単純な火力は高くないので味方との連携が重要となる。
-火力負けするので重量機と向き合っての撃ちあいは厳禁。接近して旋回戦に持ち込む等、相手の攻撃を避ける工夫が必要。
-ミサイル持ちを封殺したりパルスガンで不意打ちするといった立ち回りによって強みが活かされるだろう。

**派生 高防御中二
>-フレーム
>--&b(){Hd-G-A88(旧ローランド)}、&b(){MATSUKAZE mdl.3}、&b(){AE-118(191腕)}、&b(){L2MA-131(旧デナリ)}
>-武装
>--威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+威力3Au-C-B07(旧ポデンカ)+SL/CWA-243(CIWS)+201Au-M-R31(旧マハオン)+威力3AM/SGA-204(ウサギ)
>-内装
>--FCS Fs-L-F03(23FCS)、ジェネレータ Ge-D-D23(バイタル)、ブースター BA309(旧シナツ)、リコン ASATORI mdl.1
>-パフォーマンス
>--BOOSTER125、HB293、KE2069、CE1138、TE1296、対反動1196、旋回708、EN回復5348
-&b(){フレーム解説}
--装甲値&脚部消費ENを優先したタイプであり、KEは衝撃ハバス(1870)どころかSL/KMC-204V(赤垂直。1952)、CEはAU25 Kalong(1111)、TEは201Au-M-R31(1238)まで弾く中二としてほぼ完璧なスーパー装甲。さらに(若干鈍足にはなったものの)脚部の消費ENは半分以下で燃費も良しとまるで隙がない。
--ように見えるが、実際は対反動性能の低さがかなり響いてくる。詳細は下の項目にて。
-&b(){武装解説}
--構成自体は中二のテンプレ。ウサギ+マハオンで同型機も狩れるのが特徴
--衝撃武器として非常に採用率の高い300ウサギで硬直しないためには対反動性能が1196以上必要である。このフレームの場合、これを満たすためにかなり装備に制限がかかる。上であげた構成から例えばFCSをヤサカニにしたりハンガーをマハオン二本にするだけでアウトとなる。Wバトを主軸にするならばバイタルの場合Wポデ+ウサギ一本までほぼ確定、肩がサブコンなら辛うじてマハオンをNIODORI mdl.3(ナパ)に変更できる。Wパルスを積めないため対四脚でのダメージ効率が低下するのが痛い。
--ショット三バトの流行次第では対反動性能の確保を諦めるのも手ではある。ただしどうしたってVTFで装甲低下するので注意は怠らないよう。
-&b(){内装解説}
--ほぼバイタルシナツ固定。鈴虫の場合W三連バト+ウサギ+パルスガンで対反動性能1196を満たせる。
-&b(){総評}
--衝撃ハバスとカヤック、ナパを弾く前テンプレに対抗してAU25 Kalongの採用率が向上、更にそれに対抗する形でこのアセンが開発され、流行。武装構成といい装甲バランスといい機動性といい中二の汎用性を損なわないギリギリのバランスが保たれている。
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