本項ではユエスレオネ連邦の交通について解説する。


交通の向き

 ユエスレオネ連邦PMCF諸国の車両(船舶・鉄道含む)交通は左側通行である。
 歩行者の交通の向きを規定する法律はないが、車両と同様に慣習的に左側を通行している。

 左側通行をするようになった理由は、悠里人類は右利きの人が多いため必然的に利き足も右の人が多く、道端でケートニアーが飛翔しようとして失敗した際に左前方に転倒するケースが多かったので*1、反対側を歩行する人にぶつからないよう自然と左側通行になったからではないかと考えられている。

道路交通

 ユエスレオネ連邦はデュイン戦争を勝利するまで石油の供給が無かったので、車に乗ること自体が非常に贅沢なことだった。実際革命前に乗っていた人々はほぼ旧政府の官僚などだけだった*2。革命後10年後程で信号機は普及するが、それまでずっと警察が交通整理をしていたため、それ以後も街角ではちらちらと交通警察官を見ることが出来る*3。車の運転免許は、共和制ユエスレオネ時代では制式化されておらず、子供が自動車を運転することはできたが、革命後は免許法制がなされた*4
 このような歴史的経緯から、ユエスレオネ連邦は車社会ではない*3。代わりに公共交通機関が発達しており、市民はよくそれを利用する。マイカーを持たないことはユエスレオネ連邦では恥とは見做されていない。

鉄道

 連邦国営鉄道がある*5。シェユ間を超えて主要都市を繋ぐ長距離都市間鉄道「イェスカ」など。
 地方都市などではマルシュトク(malxtok)と呼ばれる路面電車が走っている。内戦を通して資源不足により、都市部では姿を消していたが市民の足としてよく使われていた。

鉄道の枝葉末節

 電車の自動ドアは古い長距離列車である場合付いておらず、取っ手を引いて開けるシステムになっている。長距離列車の駅では発車前に駅員が駆けて、ドアの開閉をチェックするのが一種の風物詩となっている*6。通勤列車などの短距離輸送では紙の切符が使われておらず、チャージ式のICカードか回収式のトークンを利用する*7

WP交通

 デュインやファルトクノアなど、ユエスレオネ連邦は複数のディメンションに跨る国家であるため、これら国家の間をつなぐWP交通が存在する。
最終更新:2023年09月13日 23:39