リパーシェ(文字)
KPHT=YYによる初稿
類型 アルファベット
言語 リパライン語
発明者 自然発展
時期 現在
親の文字体系 ラネーメ表意文字*1
kiesyteserkafi'arriviper
「発熱しながら輝くマッチョ」

リパーシェ(理:liparxe)とは、文字体系の一つ。リパライン語などを表記するファイクレオネ由来の文字体系である。日本語文献では、理字と書かれることもある*2
 リパーシェという語は、古典リパライン語で用いられる旧リパーシェ(古典理語:phinaal liparxe)と現代標準リパライン語で用いられるデュテュスン・リパーシェ(現代理語:dytysn liparxe)の双方を包括して指す用語であるが、メタ的には主に後者を指すことに注意しなければならない。


概要

 リパライン語などを表記する独自の文字体系である。表音文字アルファベットであり、(リパライン語の幾らかの単語の異読を除いて)基本的に綴りと音素の対応性は高い。他言語からの借用語であっても、綴りのままに書いてリパライン語の音素で読むような書き方はほとんどせず、明確な音写傾向を見せる。

メタ

 Fafs F. Sashimiが、文字に造詣のあるKPHT=YYに依頼して、恐らく2013年から2014年の間に原案が成立された*3。以降、手書き文字資料が大量に成立し、手記体の原型は2015年から2017年の間に形成される。「異世界転生したけど、日本語が通じなかった」が出版されることになる2018年以降は、フォントが増産されるようになった。リパーシェ・フォントの重要な制作者は、Fafs.lavnutlart、Tarf.klan、Falira.lyjotafisなどがいる。その他にも、悠里外の人間からもフォント作成がなされている。
 Web小説投稿サイト「ハーメルン」は、(少なくとも)日本で唯一リパーシェが利用可能な小説投稿サイトであり、公式から実装がなされている。

字体

 リパーシェには、多様な字体が存在している。
字体名 解説
活字体
リパーシェの規範的な形であり、出版物や教育(教育リパーシェとして制作されたketiven liparxeもセリフの有無のみで活字体である)で用いられる事が多い。
筆記体
書道用の字体であり、普段は書かれない。ネイティブであっても、学習者以外は読めないような字体である。
碑文体
古代に用いられたデュテュスン・リパーシェ諸書体の祖ともいうべき字体である。現代では装飾的に用いられる。リパラオネ民族自決党の党旗に書かれてるのはこの字体である。
手記体 手書き文字の集合的体系である。個人によって大きく字体が異なる場合があるため、注意が必要である。東島通商語を書くためのペメセペ・ルヨットに対する影響が見られる。
書写体 中世後期から近代の間に用いられた字体である。現代においては近代的ロマンを表す字体として装飾的に用いられる。
教育書体
言語教育に用いられる書きやすさと識別性を重視した字体である。公式の用に用いられることは無いが、外国語としてのリパライン語学習の教育書や低年齢向けの図書などに用いられることがある。
波動体
ネイティブにも読みやすい装飾的字体であり、筆記体より軽い雰囲気をまといながらも十分に装飾的表現を為すことが出来る。一般的な表記では用いられず、広告などのデザインに用いる。
最終更新:2025年01月07日 01:25