本項では、ファイクレオネを中心とする手をかざす(理:virotle dysnesn)ジェスチャーに関して解説する。


概要

 手をかざすという行為は、ファイクレオネなどのケートニアーが存在する文化圏においては「相手に対してウェールフープを行い害する」という意味を示す。これはウェールフープを行使することが出来るケートニアーとネートニアーが共存する社会の中で、社会的に発生したジェスチャーであり、相手のシルシがどちらであるか不明である場合においても極度に攻撃的な印象を与えるジェスチャーとなる。
 なお、実際のウェールフープには治療や身体強化を司るものも含まれるため、必ずしも加害とは限らない。

派生したジェスチャー

 敵に無抵抗であることを示させるためには現世では「手を上げろ!」と言うが、ケートニアーが存在する文化圏では「手を下げろ!」または「手の甲を見せろ!」となる。

悠里小説において

刹那、翔太の横を物凄いスピードで走りかけてゆく黒い影
影は翔太に手をかざすと何も無いところからバールを出し投げてきた。


――Kranteerl y io xal #3

クラディアが手を翳すのを止めたと同時にシャルが息をしていることが確認された。
「これでもう大丈夫です。」


――Kranteerl y io xal #15

とりあえず、ハフリスンターリブはネートニアーだ。ファフス・ファリーアが移動して手を翳すと四人とも頭に風穴が開いた。手招きをして殺害したことを伝えてくる。クラディアたちもファフス・ファリーアに続く。

――Kranteerl y io kladi'a #15

黒スーツの出す電撃を避けて背中に蹴りを入れる。黒スーツに手を翳す。

「ドルツェアぁはぁユエスレオネぉじゃなくてぇ本場でやった方がぁ美味しいなぁ。」

血が飛び散った。


――Kranteerl y io kladi'a #16

「秋、じゃああの鳥に幻覚を見せて地面に激突させるのは。」
「うーん、魔獣以外に幻覚を見せたことは無いんだけど、やるしかないか……」
秋が走りながら鳥に手を翳すと、上手く地面にぶつからせる事に成功した。そのガラス細工のような体にひびが入ったかのように見えた。
「止めをつけてやるっ」
和葉は全身全力で火柱を放った。


――欺瞞走駆のテクトニアー 第二章

「い、いいから・・・お前、その力で治療できるんだろう?」
「あ、ああ、できるさ」
私はウェールフープでリファンの傷を治療しようと手をかざす。


――はふりの書 #51

「「酷い……誰がこんな事を。」
そうエレーナが言うとズュラファがその男子生徒に近づいて手を翳す。すると、光が当たり出血が止まった。


――kranteerl y io dyin #7

「少しはやるようだね。リーサ。容赦はしない、抹殺する。」
リファーリンはリーサだけを目に据えて、手を翳す。


――kranteerl y io lirca #42
最終更新:2024年10月30日 00:52