ヴィテール神話(優:Kazaw Rutu)とは、ヴィテールの神学的物語の体系。

概要

ヴィテール神話の成立年代は正式には判明していないもののおおよそ古代ヴィテール後期にはすでに成立したと見積もられている。

神々

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秘匿と隠蔽の神アウティタ(Autita)

黒い肌、赤い目、猛禽類の翼と嘴、頭部を有する。

戦争と軍の神ザクサナ(Sakuzana)

橙色の肌、黒の目、茶色い頭髪。手には剣と弓、腰には矢筒を付ける。

信用と信頼の神ヴァズディケ(Vasdike)

橙色の肌、赤の目、イヌの顔を持ち、手にはLiudi(司法の象徴)を持つ。

豊穣と農作物の神サクバル(Zakubal)

橙色の肌と黄土色の目、4対の手にはそれぞれ農耕道具を持ち、足は猛禽類。

逸話

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ヴィテール神話におけるサクバルの扱い

神話中では、サクバルは生まれてすぐ汚泥と化した。
軍神サクザナは自らの手に持っていた武具「ザクレナ・アルハ」をファルダ(化粧の顔料となる岩石)に突き刺し、生命と死の神レーティ・テナがそれに残存していた「サクバル」のファカーテ(魂)を吹き込んだ。
しばらく経過して、サクバルは蘇り、再び歩き出した。

各神の特徴

アウティタ

「アウティタの固く閉ざされた壺」と呼ばれる栓がなされた壺を抱える。

ザクサナ

胴体に35の傷がある。この傷は信用と信頼の神ヴァズディケと争った際の傷で、これが元でヴィテールでは5の付く物は避けられる。

ヴァズディケ

神話内ではザクサナのせいで他の神から不遇な扱いを受けてはいるものの、顧客からの信用が重要な金融業界では主たる神として信じられている。
また、軍神ザクサナとはその性格の相反から6回もの闘争を繰り広げている。
最終更新:2024年08月17日 01:55