91式空対艦誘導弾

きゅういちしきくうたいかんゆうどうだん

日本国海上自衛隊の空対艦ミサイル。実在する。

諸元
全長 3,980mm
全幅 1,190mm
直径 350mm
重量 510kg
動力 TJM2ターボジェットエンジン
中間誘導 慣性誘導
終末誘導 アクティブ・レーダー誘導
性能
最大速度 1,150km/h(M0.9)
射程距離 150km(推定)

概要


91式空対艦誘導弾(ASM-1C)は防衛省技術研究本部と三菱重工により開発された哨戒機搭載用のアクティブ・レーダー誘導空対艦ミサイルである。
90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)と並行する形で開発され、1987年に開発着手、1991年に採用された。開発経費はSSM-1Bと合わせて約57億円。

91式といっても航空魚雷のことではない*1。注意すること。

特徴


モジュール構造を活かした80式空対艦誘導弾(ASM-1)ファミリーの4番手で、やや先行して開発されたSSM-1Bの哨戒機搭載型である。
P-3Cは最大6発、P-1は最大8発を搭載可能で、SSM-1Bと同じくハープーンとパイロンや発射管制システムに共用性があるため混載も可能だが、対地攻撃能力は有していない。
外見的な特徴として、他のASM-1シリーズとは異なり、搭載機との干渉を避けるために主翼の先端が切り落とされており、翼型が三角形から台形になっている。

後継として、SSM-1B後継の「17式艦対艦誘導弾」を原型に「哨戒機用新空対艦誘導弾」が開発されており、「23式空対艦誘導弾」の名称で令和5年度予算から調達が開始されている*2
開発時に目撃された試作弾を見る限り、ASM-1Cの様に主翼の先端を切り落しておらず、三角形のままの模様。

2021年度から12式地対艦誘導弾(改)をベースに長射程化、ステルス化、プラットフォームの多様化を図った新型スタンド・オフ・ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」の開発が行われている。

作中での活躍


初の実戦投入はグラ・バルカス帝国連合艦隊日本本土侵攻迎撃戦で、70機のBP-3Cから280発のASM-1Cが発射され、第1先遣隊第1艦隊に対して飽和攻撃を行っている

ヒノマワリ王国の首都ハルナガ京奪還作戦及びレイフォル解放作戦では18機のP-1から144発発射され、レイフォリア沖に展開するグラ・バルカス帝国レイフォル防衛艦隊70隻を壊滅*3させている。

グラ・バルカス帝国の宣戦布告以降、艦対艦誘導弾と空対艦誘導弾のフル生産体制が組まれており、上述の使用されたASM-1Cもこの備蓄分だと思われる。

随時加筆願います。
関連項目
兵器自衛隊日本国

※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したい[[コメント]]の左側にチェックを入れて下さい。
過去のコメント

ここを編集
〔最終更新日:2024年08月30日〕**中見出し

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年08月30日 19:29

*1 ただ、使用目的は余り変わらない

*2 93式空対艦誘導弾(B)以降の国産大型対艦ミサイルは、全て中間誘導にGPS誘導を採用しているので、限定的ながら対地攻撃を行える可能性がある

*3 救助用に駆逐艦3隻が見逃されている