地球 の
日本国 海上自衛隊や
アメリカ合衆国 海軍を始めとして、世界40ヶ国以上の艦に採用されている超名門メーカーの主砲。実在する。
海上自衛隊では
こんごう型 を始めとして10種以上の護衛艦の主砲として採用されている。
概要
ミリタリーの趣味の方向性が好きが現代艦艇であれば、誰もが知っている主砲。
大戦時の一番人気が大和型の
46cm砲 とすれば、現代の一番人気は多分これかアメリカの
Mk.45 とかこの辺だと思う。どちらも異論は認める。
おそらく一番有名なのは、かわぐちかいじ作のジパングに登場した「みらい」の物。
水を砲身から流しつつ射撃するシーンは印象深いものと思われる。
「たかが一門の砲で! 何が出来る!」である。
なお、あの水は訓練時は普通の水であり、戦闘中は海水である。砲身が水冷式なのだ。
当然だが、戦闘後洗わずにほっとくと大変なことになる。
他、超時空
自衛隊 、亡国のイージス、ルーントルーパーズなんかにも登場。
Mk.45の方もアニメにでてくることはあるが、出演数でも総合でも知名度では本項の方が多く、アニメから入るとこちらの方の砲が印象深いと思う。なおこれは筆者の印象のみがソースである。
というかMk.45でアニメからミリタリー入るような作品は「戦闘妖精・雪風」ぐらいではないだろうか。ドラマの方はもうちょいあるんだが。
一番知名度があるのはコナンだと思うが、劇場版で一回のみであるし、ここからミリタリーに入るとは思えない。
某ブラウザゲームの提督にとってはパスタ戦艦の副砲ですかね。優秀よねあれ。
ちなみにあの主砲もOTOメラーラ製である。
このメーカーの砲は、優秀な速射砲であり世界中で採用されている、傑作艦砲の一つである。
大戦時より世界各国に名を轟かせており、実は大戦時に作ってた主砲「cannone da 381/50 Modello 1934」が大和型戦艦の46cm砲(18インチ砲)以上の最大射程距離を誇ってたりした。というかこれが大戦時の世界最大の射程を持つ主砲であった。最大仰角35度で44,640m。
ちなみに和訳すると「1934年式50口径38.1cm砲」という名前になる。15インチ砲である。でも16インチ砲並の貫通力。
まぁ欠点もいっぱいあったんだけどね、散布界が広くて命中率悪いとか。というかこんな長射程での使用は想定してなかったというか。
だがそれはおいておいてだ。大戦時の話はこの辺にしといて、現代の単装速射砲についての話をしよう。
76mmと127mmどっちにも触れる。
製造会社は「オート・メラーラ (Oto Melara)」。正式名称は『オデロ・テルニ・オルランド メラーラ社』。OTOの部分はオットーとかオートとか色々な読み方が日本だとされてる。後ろも、メララとかメラーラとか色々。
筆者はオート・メラーラと読んでるが、フルネームで言える人は砲の有名さに反してだいぶ少ないと思われる。もともと『メラーラ』はついておらず、大戦後につけられた。
英国ヴィッカース社と伊国テルニ製鋼所の合弁でできた会社で、ブレーシャとラ・スペーツィアに本拠を置いていたイタリアの防衛関連企業だった。過去形である。
1906年にヴィッカース・テルニ (Vickers Terni) として設立され、第一次世界大戦で主に40mmおよび大口径火器を製造。
1929年にオデーロ・テルニ・オルランド (ODERO TERNI ORLANDO) に改称、その後 OTO と縮められ、この名称で第二次世界大戦中は戦艦用の大口径艦載砲を製造した。
本項でもOTOと表記する。こちらのほうが馴染みが強いし、参考資料はこちらの表記のほうが多い気がする。
1953年、創立時の場所であるラ・スペーツィアの地区の名前にちなんでオート・メラーラ (Oto Melara) を最終的な正式名称に採用。
一番有名な名称の時代である。
この後しばらくトラクターとか作って兵器からは離れてたんだが、1985年にようやく兵器の製造を再開。
1992年にEFIM グループが整理されたときにフィンメッカニカ社の管理下に入って合理化のプロセスの結果、オート・メラーラはブレーダ (Breda) 社と合併してオート・ブレーダ (OTO Breda) 社に。
でもまた再編して2001年12月1日にオート・ブレーダはオート・メラーラ (Oto Melara S.p.A.) の名に戻った。この辺のせいでややこしい。
2016年1月1日にフィンメッカニカ社は組織改編を発表、オート・メラーラ社は同社の防衛部門として吸収された。またか。現在は改名したレオナルド社の防衛部門となっている。
大戦時が好きな人には、レオナルド社は、装甲巡洋艦日進と春日を建造した会社といえばわかるだろうか。
そんなわけで吸収されており、オート・メラーラという会社自体は無くなっている。
艦砲で有名だが戦車とかも製造に参加してる。
このメーカー、ヴィッカース社と関係あるのよね……こっちも機関砲で有名だけど。
大戦時の方が興味あるという人は、太平洋戦争で活躍した金剛型戦艦一番艦「金剛」を作ったところと思えば良い。デース
日本で使用しているのはライセンス生産品であり「日本製鋼所」が作った。
砲弾はダイキン工業が製造。エアコンだけ作ってる会社だと思いましたか? 潜水艦用の空調も作ってるし空調メーカーで間違いはないぞ。
なお、本項では製造会社はOTOメラーラで行かせていただきます。
艦砲は対地用途としてはミサイルより安価なので、最近かなり見直されている。
威嚇射撃では「わざと外す」ことができないと困る。これは本編にもあったね。
現代だと自爆ボート対策など、ミサイルよりも即応性に優れるが故の使い道がある。
というわけで、ミサイルの時代とはいえこれからも無くなることはないであろう。
76mm砲
76mmは1964年に計画開始。
1969年3月に原型砲が完成。1975年から運用が始まりました。初めて搭載されたのはスパルヴィエロ級ミサイル艇で、我らが海上自衛隊の1号型ミサイル艇のモデルになった奴。
この方の開発には76mm MMI(Marina Marittimo Italiana Allargato)の運用を元に、
1:極限まで軽量化
2:高い発射速度
3:多数の即応弾
4:高い追尾能力
5:砲塔の無人化
以上5つを目標に開発されました。
ちなみに、この砲が開発されるまでのアメリカ海軍や海上自衛隊で使われていた『50口径3インチ速射砲Mk33及びMk34』の即応弾は40発だったが、76mm砲はなんと二倍の80発。
そんな76mm砲のデータはこちら
重量
7.5t
初速
925m/秒
最大射程
16km
発射速度
85発/分
旋回速度
60度/秒
即応準備弾
80発
上でもいろいろと書いているが、この連射力は水冷式だからこそである。127mmの方も同じ。
流石にこの連射力はこうでもしないと砲身が壊れる。だいたい四発目あたりから放水開始。
なお海水を使用しているが、訓練中は真水。
これを更に強化したコンパッド砲とスーパーラピッド砲も存在する。上のと比べて、高い速射力と追尾力を持つ、対空対水上の両用砲である。更に早いのである。
MMIはイタリア海軍だけでコンパッドとスーパー・ラピッドが各国海軍に採用されています。
そろそろMMI搭載艦は全艦退役する。生産総数84基であった。
当然だが砲塔内部は無人であり、小型の自動装填装置、砲塔の旋回、仰俯動力機構がある。
砲塔は球形の防水構造のグラスファイバー型で、風、波のみらず、核汚染ですら防御できる構造である。
砲塔後部には点検用のハッチがある。たまーに海上自衛隊の護衛艦の一般公開で、中を開けて見せてくれることがあります。写真撮らせてくれるかどうかは毎回変わる。
給弾方法はまず砲塔下にあるドラム型弾倉に、弾薬庫から運ばれた3インチ砲弾を人力装填。ちなみに一発あたり12.5kgで砲弾と装薬は一体。
砲への弾薬の装填、給弾は管制室にあるコントロールパネルで行い、弾倉が回転しながら、一発ずつ砲塔に上げられる。
そして、弾薬が砲尾に移されて、装填ラマーが前進して薬室内に装填される。
発射後は空の薬莢を砲身下から排出。
射撃指揮は艦に搭載されたもので行うが、もしこれが破壊されたときのために、スタビライザー付きの射撃照準装置を有するコントロール装置を追加装備することが出来る。こっちは目視でやる。
また、上で毎分85発と書いたが、毎分10から85発に調整できる。
この砲は傑作の呼び名が多いだけあって世界中の海軍で使用されております。
アメリカ海軍ではMk.75として正式化して、オリバー・ハザード・ペリー級フリゲートとペガサス級ミサイル艇、あと沿岸警備隊のハミルトン級カッターとベア級カッターに搭載されており、日本でも1978年にみねぐも型護衛艦の三番艦「DD-118 むらくも」の改装時に元々ついてた68式3インチ連装速射砲というMk.33の国産モデルから換装して搭載されたのが初で……と言っても艦首にではないんだけど。
後ろに砲がついてるのがわかるだろ……無理よね、うん。ついてるんです。
新型の護衛艦に搭載するに当たり、事前試験を行うために換装しました。
その後、
はつゆき型
あさぎり型
いしかり型
ゆうばり型
あぶくま型
むらさめ型
訓練支援艦「てんりゅう」「くろべ」
練習艦「かしま」
掃海母艦うらが型二番艦「ぶんご」
ミサイル艇
はやぶさ型 ※
※ ステルス仕様・スーパーラビッド型(外形が異なり、発射速度を120発/分に向上させている)
以上に搭載。
他、アイルランド、アラブ、イスラエル、イラン、インド、オーストラリア、オランダ、カナダ、韓国
ギリシャ、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、台湾、チリ、ドイツ、トルコ、ノルウェー、バングラデシュ、フィリピン、フランス、マレーシア、南アフリカ、ミャンマー、メキシコ、ルーマニア。
以上の海軍が、OTOメラーラの76mm砲を搭載した艦艇を運用しております。もしくはしておりました。
本家のイタリアは誘導砲弾など様々な砲弾を開発してしようしており、近年には珍しく空母にも搭載してたりする。
ちなみにこの砲、お隣の国が分解して再構成して勝手に流用とか改造とかしてOTOメラーラから裁判沙汰になった事があった。結構有名な事件なので、よかったら調べてみてほしい。
なおOTOメラーラは敗訴してるが、その砲が暴発事件起こして死者を出している模様。
ほかにも不発とか故障とか他の国では聞かないようなのが多数ある。
127mm砲
OTOメラーラ127mm単装速射砲は、1972年にイタリア海軍が制式採用した砲で、当時はアメリカが運用していた「Mk.42 127mm単装速射砲」よりも軽量で高い速射性を有した砲として開発。
ジパングの「みらい」が搭載してたのはこっち。
1960年代、欧州各国で無人の軽量自動砲の開発が盛んになりまして、イタリア海軍もOTOメラーラ社に対し、駆逐艦やフリゲート等の艦艇用として、対空、対水上、対地上支援射撃用の中口径の軽量両用自動砲の開発を要求。
そんで1965年10月に開発に着手、1969年5月にプロトタイプが完成し陸上試験を実施。
1971年12月に洋上試験を実施、性能は良好とされ、1972年に正式兵器として採用されました。
要目を解説します。何種類かあるから分けるよ。
初期型のコンパッド砲。
口径
54口径
重量
37.5t
初速
808m/秒
最大射程
23km
発射速度
45発/分
旋回速度
40度/s
仰俯角
-15~83度
こちらも動画で御覧ください。76mmには連射力とかの数値で劣りますが、威力はお察し。
VIDEO
三度目だが水冷式である。主砲にはあまり水冷式はない、重くなるし。
ただ日露戦争で活躍してた敷島型戦艦の四番艦の三笠が、海水を使うウォータージャケット式の冷却装置を装備したことはあった。砲身内で爆発する問題があったので。ただ原因は砲身の過熱じゃなかったので、後のは同じやつを採用されなかった。
この砲は甲板上の砲塔、甲板下の三つの即応弾マガジンドラム、下部揚弾ホイスト及び管制室で構成。
やはりこちらも砲塔内は完全無人であり、砲の操作はコントロールコンソールで行われる。
砲弾の発射、装填、給弾、弾種選択、マガジンドラムの装填状況、弾種、各機構の作動状況、故障箇所の表がされます
コンパッド砲の射撃の手順は、まず砲塔下部の弾薬庫から、2名の弾手が人力で揚弾ホイストに給弾し、マガジンドラムに装填。
ちなみに砲弾と装薬は、76mm単装速射砲のとは異なりまして、砲弾と装薬を別々にした半固弾薬が採用されておりまして、Mk.42とも互換性がある。
三つのマガジンドラムには、異なる弾薬が装填されていて、コントロールコンソールで弾種を選択肢、マガジンから砲塔内へと運弾。
その後、砲弾の信管設定を行い、装填トレーで砲尾へと運弾、装填されると垂直閉鎖式尾栓が閉鎖され発射。発射後は空薬莢が排出トレーから排出シュートを通して砲身下から外へと排出されます。
で、1993年に発表された改良型のアレッゲリト砲は、重量が27tと軽量化されましたが、発射速度がコンパッド砲より少ない35発で、仰俯角も83度から70度になりました。
これは、アレッゲリト砲だとマガジンドラムを廃してまして、代わりに20発の即応弾を持つ自動給弾システムとホイストに改めてるから。
射撃指揮装置は、代表的なものだとイタリアのRTN-30X、オランダのSTIR、そして我らが日本の81式射撃指揮装置2型FCS-2があります。
次に採用国と搭載艦艇。
こっちは1972年の採用と同時にイタリア海軍駆逐艦のアウダーチェ級に搭載。
続いてルポ級フリゲート、マエストラーレ級フリゲートに搭載。
その後もイタリア海軍は当然として
インド海軍、ドイツ海軍、オランダ海軍、ナイジェリア海軍、アルゼンチン海軍、カナダ海軍、韓国海軍が採用。
そして、我らが日本も
こんごう型 と
たかなみ型 に採用しております。
こんごう型に搭載されている127mm砲は、コンパッド砲を基本として、アレッゲリト砲で採用されることになる電子機器を導入した漸進型である。
そしてたかなみ型にも採用と。
最も新しいモデルは、砲身を54口径から64口径に延長した、ブルカノ砲である。
こっちは2012年に製造されたモデルで、デザインが従来の砲と大きく変更されました。
給弾機構も14発入りのマガジンドラム四個になって、計56発の砲弾が配置されております。
もちろん重量増大して34t。
従来の127mm砲弾の他に、ブルカノ誘導砲弾と呼ばれる砲弾と推進薬が一体化した弾を発射することが可能。
これの射程は従来の30kmから100kmへと延伸。
他にも赤外線誘導砲弾なんかもある。
これは現在イタリア海軍のカルロ・ベルガミーニ級汎用型フリゲートと、ドイツ海軍のバーデン・ヴュルテンベルク級フリゲートが搭載しております。
我らが海上自衛隊では、あたご型以降の護衛艦はMk.45 Mod4を搭載しており、ブルカノ砲を積む予定は今のところ無い。
召喚日本も取り敢えずはMk.45 Mod4のライセンス生産を続けるだろうし。
作中での活躍
上記の搭載艦の内、登場した全艦が使用。
現代はミサイルの時代であるが、作中では今の所主に
魔導戦列艦 のような、魔力を介すとはいえ風力で動くような木造の軍艦や
ワイバーン なんかが主な相手だったため、戦費を抑えるために、また敵の数が多いために一番良く使用されていた。
主に対艦戦闘においてその威力を発揮中。76mmも127mmも特に差があるような描写はない。というか艦砲は基本一括りで描写されており「Mk.42」や「Mk.45」とも差は今の所はない。もっともこれは日本国召喚に限らずだいたいの国ごと召喚物の話で共通なのだが。
ワイバーン等への対空戦闘は流石に対空ミサイルが主体であるが、凄まじい数で侵攻してくる事が多いため、ある程度近づかれると主砲による迎撃に切り替わり、外した例は今のところ無い。更に近づかれると
CIWS の出番になる。
ワイバーンの波状攻撃を抑えるほどの、航空支援なしで艦隊の対空戦闘のみでの防空ははるか遠方の
グラ・バルカス帝国 にも噂程度に知られ、本砲によってではないが信憑性を持たせた。
神聖ミリシアル帝国 にも日本の防空には一目置かれ、その真の艦隊防空能力の実戦披露ももう間もなくと思われる。
今の所の本砲での、特にその性能を国外に知らしめたのは、「
みょうこう 」以下第3護衛隊群による
フェン王国 軍祭に急襲を仕掛けた
ワイバーンロード の撃墜であろうと思われる。
もっとも、このときは「Mk45」搭載艦も混ざっていたというか……あきづき型がMk45で第1から4護衛隊群までそれぞれ所属しているので、必ず混ざっている。
……この辺までならどっちで撃っても大差無いのであろう。Mk.45は対空もやれば出来る対空用ではない主砲なのだが。
グラ・バルカス帝国やミリシアル帝国なんかがそうなのだが、強い国ほど肝心な所を見てないせいで日本の実力は遅れて伝わる傾向がある。
グラ・バルカス帝国編以降も、おそらく航空戦力相手に活躍することだろう。
流石に第二次大戦レベルの重装甲な大型艦艇を相手に艦砲射撃は今までのようにジャンジャンとは使わないと思われる。
搭載艦で主砲を使用しなかった戦闘は「
たかなみ 」が「
ミラ 」を撃沈した対潜戦闘の一回のみである。
そして、本砲は
ラ・カサミ改 にも搭載された。OTOメラーラと明記されてはいないが、スペックから見て本砲と思われる。
恐らくラ・カサミ改の対空兵装を三段構えとするため、その対空能力を買われての採用と思われる。
副砲として搭載される可能性を考えた人は居たかもしれないが、まさかの後部主砲として搭載。
奇しくも日本初の本砲搭載艦「DD-118 むらくも」と同じである。こっちは76mm砲だが。
ラ・カサミ改 はグラ・バルカス帝国の軽空母一隻の艦載機をほぼ全機撃墜しており、その内の何機かは、本砲が対空レーダーとの連動により撃墜しているものと思われる。
また、本砲は対艦戦闘にも使用された。
明確に記載されている分が大日本帝国海軍の金剛型戦艦に相当するらしい
オリオン級戦艦 メイサのみのため、流石に35.6cm砲想定の装甲は貫けず15.5cm砲共々奮闘したものの被弾により喪失した。
詳細な活躍、追記お願いします。
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〔最終更新日:2020年10月21日〕
最終更新:2020年10月21日 22:38