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レーザープリンター

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レーザープリンタ



【概要】


レーザープリンタ(laser printer)は、レーザーを感光に利用する印刷機。
コンピュータの周辺機器の一つ。

コンピュータからプリンタへは、ページ記述言語と呼ばれる言語で表現されたデータが送られ、
これをプリンタ内部のマイクロプロセッサが解析して実際の印刷イメージを生成している。

ほとんどのプリンタはページ記述言語としてAdobe Systems社のPostScriptを採用しているが、
低価格の機種では独自の言語を使うものもある。

このデータをページ単位で画像イメージに組み立て、
そのイメージに従ってドラムと呼ばれる感光体にレーザーを照射、トナーを付着させる。
これを熱してトナーを溶かし、紙に押し付けて印刷を行う。

4色のトナーでカラー印刷ができるものや、FAXやコピーなどの機能を持つ複合機もある。

インクジェットプリンタなど他の方式に比べ、高品質で高速に印刷することができ、
動作音も静かだが、装置が大きくて重く、発熱量や消費電力が大きい、トナーやドラムなどの消耗品が高いなどの欠点もある。

以前は業務用の製品しかなかったが、小型化・低価格化が進み、
現在ではA4版で10万円を切る個人向けの製品も販売されている。

メリットはインクジェットプリンタと比較した場合、
大量に同じ文書を出力するなら、印刷が速度格段に早く、
コストに関しても従来のインクジェットプリンタと比べて格段に安くなる。

また、トナーを熱と圧力で紙に定着させるので、文書保存の耐久性が高く、水にも強い。
長期で文書を保存する場合は、コピー機かレーザープリンタで印刷する事をお勧めする。

デメリットとしては、プリンタ本体がインクジェットプリンタと比べると大型になる為、
設置スペースに困る場合がある。



【機能】


定着ローラー(ヒートロール)

印刷の最終段階において、180℃~190℃の高温のローラーで用紙に乗せられたトナーを溶かして用紙に定着させる部分。
アイロン掛けでトナーを定着させるようなもので、「高温注意」の表示の部分でトナーや修正液、ラベルシールの
付着により印字不良の原因になる場合がある。


電極の接点

プリンタ本体とトナーカートリッジを結ぶ金属の部分で、微弱電流でトナーの量、濃度をコントロールしている。
形状はバネ状・コイル状・ピン状等と機種により違いがある。
電極の接点の位置は左側・右側・左右両方とこれも機種により違う。
トナーカートリッジの出し入れにより金属部分が引っ込んだり、汚れたりすると接触不良を起こし印字不良になることがある。


レーザー射出窓

プリンタから発射されたレーザー光線がトナーカートリッジのドラム(感光体)に照射される際に、プリンタ本体から通過する窓の部分。
トナー、ホコリの付着で正常なレーザー光線が通過できなくなると、部分的なカスレにつながる。


転写ローラー

印刷時にトナーを用紙に転写させる重要な部分。
傷ついたり油が着いたりすると、印字品質が低下するので触れてはいけない。
傷ついたり一部が破損したりすると、その部分のトナーが転写されずに白抜けなどの印字不良の原因となる。



フルカラー印刷方法



タンデム方式

ドラムを連装していて、一回の手順で、減法混色の三原色である、
シアン、マゼンタ、イエローと黒の各色を順次転写するもので、
単色印刷とほぼ同じ時間で印刷物を完成させる方法。


4サイクル方式

1つのドラム上に、各職の現像機を配置して、各単色の転写を繰り返させる方式。単色印刷に対して4倍の時間を必要とする。
4サイクル方式は、他の方式と比べて構造が複雑だったり、ここの部品に対して、高い品質が要求されているため、製造費の高い装置となる。

ただ、最近は急速に価格の低廉化が進んでいるので、個人用で利用されるケースも増えてきている。




【価格帯】


  • ¥14,800 ~ ¥1,067,193







【メーカー】


  • CANON/キヤノン

  • HP/ヒューレットパッカード

  • NEC/日本電気

  • エプソン/EPSON

  • カシオ/CASIO

  • コニカミノルタ/KONICA MINOLTA

  • シャープ/SHARP

  • ブラザー工業/brother

  • リコー/RICOH

  • レックスマーク/Lexmark

  • 沖データ/OKI

  • 京セラミタ/KYOCERA

  • MITA

  • 日本IBM/アイビーエム

  • 富士ゼロックス/FUJI XEROX

  • 富士通/FUJITSU







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