デスメダロッター

登場作品:メダロット魂

概要

メダロット魂にのみ登場する、デスメダロットを所有し使用する者の総称。
メダロッターとは対になる関係で、有体にいえばヒーローものにおける悪役や怪人、幹部の立ち位置となる。

デスメダロッターとなる経緯

物語開始時点では、デスメダロッターはコクリュウを通じてデスメダロットを入手した少年少女のみがデスメダロッターとなっていた。
ギンカイやワカバがこちらとなる。

後にデスメダロットは一般販売されることとなり、デスメダロッターに簡単になることが出来る様になった
ハナビシとキントラは、デスメダロットを購入してデスメダロッターとなっている。

本項では、以降は前者を便宜上第一世代デスメダロッター、後者を第二世代デスメダロッターと呼称する。

デスメダロッターの行動

デスメダロッターは正々堂々としたスポーツとしてのロボトルではなく、ルールを無視したケンカの様なロボトルを仕掛ける者が多い
また、コクリュウの命令で卑劣な作戦に及ぶ者も少なくない
第一世代か第二世代かを問わず、この傾向は少なからずみられ、単純に強くなりたいがためにデスメダロットを購入したハナビシとキントラですら、コクリュウが絡んでいたとはいえ、すぐに後述する集団リンチ同然の行為に及んでいる。

コレがデスメダロットを欲するメダロッター自身の精神性に基づくものか、デスメダロットという力に溺れてしまったがためかは、明確ではない。

なお、ギンジョウ町ロボトル大会に参加した時のギンカイの様に、デスメダロットでもルールに則ったロボトルを行うこと自体は出来る
逆にワカバの様に、そもそもメダロッターだった頃から、ロボトル時にケンカ同然の振舞いをしていた者も存在する
さらにいえば、デスメダロットの存在しないパラレルな世界観の作品でも、鮟倉具視ラナンキュラの様に、卑劣な行動に及ぶメダロッターは少なくもない

デスメダロッター一覧

※本項では、一時的にデスメダロッターだった者や、最終的にデスメダロッターを辞めた者も含めます。

第一世代デスメダロッター

コクリュウ当人および、コクリュウによってデスメダロットを与えられたメダロッター。

コクリュウ

デスメダロット社技術開発部顧問。
デスメダロットをメダロッターの少年少女に渡すのみならず、自身もデスメダロットを使うことがある。

パートナーデスメダロットはブラックビートル
この他にも、エクサイズ(試作機)ブロッソメイルなどを使用していた。

ギンカイ

劇中最初に現れたデスメダロッター。
かつてのパートナーメダロット、ベイアニットとケンカになったことで封印。
その後コクリュウからデスメダロットを手に入れデスメダロッターとなった。
だが、ある時気まぐれに参加したロボトル大会で、正々堂々とロボトルをする楽しみを再確認する。
そしてコクリュウの行動が原因となり袂を分ち、デスメダロッターを辞めることになった。

パートナーデスメダロットはユニトリス(試作機)

モモカワ

ギンジョウ町メダロット殲滅作戦のために現れたデスメダロッター。
ピンクのシャツがトレードマーク。

複数体のガイロットを操ってのロボトルを得意としている。
謎のメダロッターやデスメダロッターから足を洗った後のギンカイに敗れ、イッキにもガイロットを機能停止させられた。
その役回りは、さながら特撮ヒーローものの戦闘員の様である
デスメダロット社解体後には、ギンカイに弟子入りしたとテドリガワが語っていた。


名前の元ネタは、青森の酒造メーカー桃川株式会社か。

(CV:平野貴裕)

満寿泉(マスイズミ)

ギンジョウ小学校の放送部員。
キャップを前後逆に被った丸眼鏡の少年で、常にデジタルビデオカメラを持ち歩いている。
趣味はギターで、自宅はドブロクニュータウンのマンション。
何故か彼は本シリーズでは珍しく、エンディングクレジットが漢字表記

アリカの新聞部との合併を十四代先生に言い渡され、どちらがより多くの支持を集められるかを競うことになる。

この時、コクリュウからフレームキャストを渡され、生徒のスキャンダルを放送することで人気を取ることに成功した。
だが、アリカの友達のモロミがラブレターを渡す相手を暴露しようとしたことでアリカの怒りを買い、ブラスに敗れてしまう。
結果として新聞部に圧倒的な支持が集まって、部の存続をめぐっても敗れる。
だが十四代先生は合併を撤回、結局新聞部と放送部は元のまま存続している。
満寿泉はアリカに敗れてからは、フレームキャストを連れ歩いている描写は無い。
このことから、この一件以降はデスメダロッターから足を洗ったものと推測される。

後に、コクリュウイッキメタビーを悪徳メダロッターに仕立て上げるため作成した、合成動画のトリックを暴かんとしたアリカに協力。
彼が撮影していた動画に、動画が合成である決定的な証拠が映っていたのだった。


名前の元ネタは、富山の酒蔵、桝田酒造店の吟醸酒、満寿泉(ますいずみ)か。

(CV:実近順次)

テドリガワ

謎のメダロッターの前に現れたデスメダロッター。
双子と思いきや、実は三兄弟
謎のメダロッターに目をつけてコクリュウと引き合わせようと目論んでいた。

コクリュウがイッキメタビーの評判を貶めるため、リアルタイム合成動画を街頭ビジョンに流した際には、サクラとなって子供達を扇動した
デスメダロット社解体後には、ナエのロボトル教室に通っていることがモモカワから明かされた。
使用デスメダロットハヌマンキー

名前の元ネタは、石川の酒蔵吉田酒造店の清酒、手取川か。

(CV:小林由美子)

ワカバ

ギンジョウ小学校の5組の女子生徒。
ロールヘアの様な茶髪に、赤いリボンがチャームポイント。
一見するとキュートながら、負けず嫌いのみならず、相手を完膚なきまでに倒そうとするほどに気性は荒い
その様は、後年のラナンキュラのはしりの様である。

気性は荒いものの、メダロットのパーツを交換してギンジョウ町一本道レースを優位に進めていることもあり、メダロッターとしては優秀な方である。

メダロッター時代、タテヤマのロボトルの稽古に付き合おうとした際、ダメージを負わされて逆上してコーマドッグを機能停止させた
その後もコーマドッグをプットキャットに殴らせようとしていたが、たまたま通りがかったギンカイに咎められた上に、ロボトルに敗れた。

悔しい思いをしていた時、コクリュウに遭遇。
彼もワカバのロボトルを見ていたため、その精神性に目をつけてアンビギュアス2を渡されてデスメダロッターとなる。

後にデスメダロットが一般販売された際には、イッキメタビーを悪徳メダロッターに仕立てるため、バッカスタワーに誘い込む。
その働きぶりを買われて、デスメダロットのイメージガールとなるのだった。
子分欲しさに後述するタテヤマにデスメダロットがあれば強くなれると籠絡し、ハナビシのユニトリスを強引に奪って彼に貸し、デスメダロッターにしたこともあった。
デスメダロット社解体後には、プットキャットを復帰させてアンビギュアス2との二刀流で謎のワカバとのたまっていた。

メダロッター時代のパートナーメダロットはプットキャット
使用デスメダロットアンビギュアス2

名前の元ネタは、岐阜の酒蔵若葉株式会社か。

(CV:赤土真弓)

バンショウ

デスメダロッターではあるが、主にコクリュウからの依頼でロボトルを行うことが多い。
ゲームセンターに入り浸っている筋金入りのゲーマーで、当初は用心棒の様な存在だった。
だが、イッキ達と戦う中でロボトルそのものに興味を抱きはじめ、ゲームは難しいほど面白いからそれを味わいたい、として後にイッキとルールを遵守したロボトルをしていた。

本職ともいえるゲームの腕前はかなりのもので、イッキはレースゲームでは全く歯が立たなかった。
コクリュウから謎のメダロッターの正体を暴くことを依頼された際には、彼に敗れたことで格闘ゲームで再戦する代わりに依頼を請け負うことにした負けず嫌いでもある。
デスメダロット社解体後も、相変わらずゲームセンターに入り浸っている。


名前の元ネタは、酒蔵吉田屋の清酒、萬勝(ばんしょう)か。

(CV:駒田はじめ)

謎のメダロッター

コクリュウの甘言に乗って、デスメダロットを倒すためにパートナーメダロットのドークスを棄て、エクサイズを入手。
モモカワをはじめとするデスメダロッターを攻撃していた。
行い自体は悪事ではないが、アリカはその行いに憤慨して、謎のデスメダロッターと罵倒していた。


第二世代デスメダロッター

デスメダロットを購入もしくは借りて、デスメダロッターになったメダロッター。

ハナビシ

ギンジョウ小学校の7組のメダロッターのひとりで、黒髪の少年。
なかなかロボトルに勝てないため、キントラと共にヘボヘボコンビと呼ばれ、後にハナキンコンビとも呼ばれている。

元から強いと音に聞くデスメダロットを欲しがっていて、発売されるや否や金で強さが買えるユニトリスを購入し、デスメダロッターになった。
パートナーメダロットのニンニンジャは押し入れに封印しており、イッキからは、キントラ共々その態度を咎められている。

その後、コクリュウにイッキと戦う様にけしかけられ、モモカワ、テドリガワ三兄弟、ワカバと共にギンジョウスタジアムでイッキとメタビーに対し、集団リンチ同然の多勢でのロボトルに及んだ
だが、デスメダロットを入手してもなお実力は振るわず、コクリュウから見放されている様だ。
デスメダロット社解体後、キントラと共に久々にニンニンジャに会いたいと語っており、強さだけを追い求める姿勢を改めた様だ。

ワカバに騙されユニトリスをタテヤマに使われてしまったり、イワノイの作戦の前にブルースドッグにユニトリスを機能停止させられてしまったりしている、なかなかの苦労人。

メダロッターとしてのパートナーメダロットはニンニンジャ
使用デスメダロットユニトリス

名前の元ネタは、埼玉の酒蔵清水酒造の亀甲花菱か。

(CV:金子幸伸)

キントラ

ギンジョウ小学校の7組のメダロッターのひとり。
恰幅がよく坊主頭に浅黒い肌で、眉毛が無い。
なかなかロボトルに勝てないため、ハナビシと共にヘボヘボコンビと呼ばれ、後にハナキンコンビとも呼ばれている。

元から強いと音に聞くデスメダロットを欲しがっていて、発売されるや否や金で強さが買えるエクサイズを購入し、デスメダロッターになった。
パートナーメダロットのバンカランは納屋に封印しており、イッキからは、ハナビシ共々その態度を咎められている。

その後、コクリュウにイッキと戦う様にけしかけられ、モモカワ、テドリガワ三兄弟、ワカバと共にギンジョウスタジアムでイッキメタビーに対し、集団リンチ同然の多勢でのロボトルに及んだ
だが、デスメダロットを入手してもなお実力は振るわず、コクリュウから見放されている様だ。
デスメダロット社解体後、ハナビシと共に久々にバンカランに会いたいと語っており、強さだけを追い求める姿勢を改めた様だ。

メダロッターとしてのパートナーメダロットはバンカラン
使用デスメダロットエクサイズ

名前の元ネタは、愛知の酒蔵金虎酒造か。

(CV:古谷あゆみ)

タテヤマ

イッキに憧れてメダロットを始めた少年。
第36話でイッキが彼の学校を訪ねている描写から、イッキとは別の学校に通っていることが解る。

メタビーとのロボトルの際、メタビーが両腕を後ろ手に縛り上げられた状態ながらに、砂場の地の利を生かしてコーマドッグに見事に勝利したことで、彼の弟子となる。
実はナエはこの現場を目撃しており、イッキ達がナエと知り合うキッカケを作ったのが、タテヤマだといえる

イッキやデスメダロッターを辞めたギンカイに見守られながら実力をつけてきたが、ある日ブラウンバイソンーーデスメダロットの前に完敗を喫してしまう。
その時、強いメダロットがあればデスメダロットに勝てる、と嘆いていた様をイッキに咎められ、勢い余ってコーマドッグを手放してしまう。

この時、子分を欲しがっていたワカバから、子分になればデスメダロットを貸してやる、と言われ彼女の子分になってしまう。
タテヤマはワカバがハナビシを騙して手に入れたユニトリスロボトルし、強くなれたと満足。
だが、その様をギンカイに本物のデスメダロッターみたいじゃねえか強いのはおめえじゃなくてユニトリスだ、と咎められてしまう。

イッキに対して、強いメダロットを求める自分こそが正しいと証明するべく、ユニトリスでメタビーとロボトルに及ぶ。
それに対してイッキは、タテヤマにメダロットのパーツの強さだけがロボトルの決まり手ではないと証明すべく、メタビーにパーツでの攻撃をせずにユニトリスに勝利しろと指示

なかなかタテヤマがメタビーを倒せないことに業を煮やしたワカバが裏で攻撃を仕掛けようとするも、コーマドッグとギンカイのおかげで阻止され、見事メタビーパーツで攻撃せずにユニトリスを機能停止させた。
この甲斐あって、タテヤマはコーマドッグと仲直りし、ユニトリスを返却している。

パートナーメダロットはコーマドッグ
使用デスメダロットユニトリス(ハナビシ機)

名前の元ネタは富山の酒造メーカー、立山酒造か。

(CV:中川玲)

非デスメダロッター

コクリュウが裏で関与して騒動を起こしたものの、デスメダロッターではないメダロッターおよび、デスメダロットを単に所有していただけの人物。

イチノクラ

八重歯が特徴的な少年。
ロボトルが弱かったことで、コクリュウドンドラキュリオ誰にも負けないマシンにする、という甘言に乗ってしまう。

コクリュウはドンドラキュリオのメダルに未知のガスを吹き掛け、攻撃を加えたメダロットをゾンビの様に操れる様にする細工をした
コレ以降、イチノクラは髪の毛が逆立ち、元からの八重歯もあって、まるでドラキュラの如き風体となった

なお、ドンドラキュリオは明確にデスメダロットではない

パートナーメダロットはドンドラキュリオ

名前の元ネタは、宮城の酒造メーカー、一ノ蔵か。

フクツル

恰幅がよく、額にほくろがあるたれ目の男性。
メダロットミュージアムの館長でナエ曰く、とある研究論文を書いたという。

突如イッキトリケラボッツーーデスメダロットでロボトルを仕掛けてきたが、メタビーのパンチ一発で機能停止させられた
その後も子供達やキクヒメトリケラボッツで挑んだが、やはりあっという間に機能停止させられていた。

ナエのお見合い相手で、イッキメタビーユウヅルアリカは彼がデスメダロットでロボトルを仕掛けてきたせいで、デスメダロット社社員だと認識した。
その実は、「メダロットは子供達のためにあるべき」という思想を持った情熱的な人物だった。

デスメダロットを使っていたのは、デスメダロットとメダロットの比較研究のためだった
しかも、メダロッターとしての実力はかなりのもの。

使用デスメダロットは先述のとおりトリケラボッツ
パートナーメダロットはキングフラグ

名前の元ネタは、富山の酒蔵福鶴酒造か。

(CV:布目貞夫)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年12月27日 22:14