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クエスチョン - (2009/11/03 (火) 02:21:02) の1つ前との変更点
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//自分が調べた限りで間違っていると思われる情報を修正してみましたが、
//ここを読んでいるもっとアメコミに詳しい方、他にもおかしいと思った部分を加筆修正お願いします。
#image(Mysterious_Suspense_1.jpg,title=元祖アメコミハードボイルド)
クエスチョン(The Question)とは、[[スパイダーマン]]の生みの親の一人スティーブ・ディッコが作り出したヒーローである。
以前はチャールトン・コミックス社が権利を保有していたが、現在は[[DCコミック>アメコミ]]に所属している。
また『ウォッチメン』における[[ロールシャッハ]]のモデルになった事で有名。
*&bold(){&italic(){&color(purple){「深淵が見詰め返す」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「人心を解き放たねばならん。俺達の時代には無理だとしても、次の世代にはきっと」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「俺にはできない。その力は無い。俺は答えではない」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「――――ただのクエスチョンだ」}}}
**キャラクター設定
本名は''ヴィク・セージ''。
人気TVリポーターとして活躍していたヴィクは、ある時ローダー教授という人物と接触する。
ローダー教授は、かつて自分と共に人工皮膚を開発していたトレウィン教授の悪事を暴いてくれと頼みに来たのだ。
トレウィン博士の開発した人工皮膚には恐るべき毒性が秘められているにも関わらず、
しかしトウェイン博士はその事を隠したまま、第三国へ人工皮膚の販売を継続しているというのだ。
持ち前の正義感から怒りに駆られたヴィクだが、証拠は無く、彼自身が有名すぎる為に、まともな調査すらできない。
そこで彼は、ローダー教授の開発した人工皮膚のマスクを被り、トレウィン博士を調査・追跡。最終的に逮捕する事に成功。
こうして自らの正義感を貫く術を手にしたヴィクは、ローダー教授と共に、ヴィジランテとして活動を開始する。
――''クエスチョン''の誕生である。
当初は他のヴィジランテ同様、クエスチョンもまた街の犯罪者を叩きのめすという行為を続けていたのだが、
やがてその方向性は、より巨大な悪――拠点としているハブ市の不正を暴き、その上層部を潰すという風に変化していく。
ハブ市は「賄賂、不正、および暴力と同義」と呼ばれる程の都市であり、''ゴッサムをも上回る''ほどに腐敗していたのである。
母親と暮らした幼い頃のような、平和な街を取り戻したいと考えていたクエスチョンであったが、
やがてハブ市から不正を無くそうとする女性市長の命を救うため、やむをえず殺人に手を染めてしまう。
以来彼は''「必要であるなら、何も感じないで、再び殺す」''と誓い、社会悪との戦いへ身を投じたのであった。
――彼の性格は他のヒーローと比べて過激で冷酷。そして極度の右翼主義者である。
例えば下水で何人かの犯罪者と戦っていた時、突如として濁流が彼らを襲い、犯罪者たちが溺れてしまった事がある。
放置すれば溺死は免れないというのに、クエスチョンは助けを求める彼らの声を拒否すると下水道から立ち去ってしまったのだ。
その目的は、犯罪者が万が一にでも助かった場合に捜索する為''警察へ通報する''というものであった。
この過激な姿勢は、スティーブ・ディッコの主義や思想そのままである。
ディッコ自身もまた右翼主義者であり、自らの信念を絶対に曲げないタイプの作家なのであるが、
熱烈な無政府主義者であるアラン・ムーアに言わせると、
>ディッコのように批判を恐れず、己の主義をはっきりと主張する人間は、
>その思想が受け入れられるかどうかはともかくとして、尊敬に値する。
という事らしく、そういった要素がクエスチョンが人々に好まれる要因となっているのだろう。
**ヒーローとしての能力
はっきり言うと''無い''。
リチャード・ドラゴンという[[カンフーマスター>カンフーマン]]に格闘技を習った以外は、全くの常人である。
特徴的なのは、そのノッペラボウのマスク。
ローダー教授によって改良が加えられた特殊人工皮膚でできており、専用の接着ガスによって装着する。
接着ガスはヴィクの髪の毛と衣服の色まで一瞬で変えてしまう為、素早くクエスチョンに変装する事が可能なのだ。
また一種の[[毒性>メディスン・メランコリー]]を持っている為、悪人への威圧として噴霧することもある。
一応、ガスを噴霧する装置を組み込んだベルトのバックルと、カードを所持しているものの、
他にヒーローらしい特殊装備は無く、単純な戦闘能力で考えるならば、DCユニバースでも下から数えたほうが早いくらい。
ただ、そんな彼をヒーローたらしめているのは、やはりというか何と言うか、超人的な意思の力である。
それに起因するのかはわからないが、調査力・推理力ではJLAの中でもトップクラスであろう。
他にも表向きの顔が人気TVリポーターな為、そういった方面でのコネも豊富らしい。
コミックスでは『ジャスティスリーグ』に参加していないのだが、後にアニメ版でメンバーとなる。
[[バットマン]]、[[グリーンアロー]]、ハントレスなどと共闘する事が多い。
その性格からジャスティスリーグに加盟した後も、基本的には単独での行動を継続しているのだが、
ある事件以来、ハントレスというヒロインとのみは協力して捜査にあたる事が多く、
お互いに決して認めないだろうけれど、ある種のロマンスのような関係が続いている。
&nicovideo(sm8007249)
アニメ版JLAのメンバーとしては「より良き未来」を阻止する為の戦いを続けている。
「より良き未来」とは、ある平行世界が辿った歴史の事であり、
そこでは合衆国大統領となった[[レックス・ルーサー]]が、人類の為にヒーローへ宣戦布告。
最終的に平行世界のJLA「&bold(){ジャスティスロード}」達が勝利を収めた結果、
&bold(){ヒーロー達による完全管理社会}が誕生し、地球上からは全ての犯罪が消滅したのである。
(より正確に言うならば、如何なる軽犯罪であろうと即座に逮捕。往年のヴィラン達はロボトミー手術済み)
そしてジャスティスロード達はJLA世界にも「より良き未来」をもたらそうとした為に戦いが起き、
これにJLAが勝利したため、一先ずは難を逃れたのだが……。
ふとした偶然から、この一連の事件の真相を知ってしまったクエスチョンは、
「より良き未来」が到来するのを阻止するべく、たった一人での戦いを開始したのである。
そのためには&bold(){ルーサーの暗殺も辞さない}あたり、彼の性格が良く現れていると言えるだろう。
#region(close,頑張って戦った結果がこれだよ!)
*&bold(){&italic(){&color(green){「セージめ、一発でKOだと?」}}}
『ダークナイト・ストライクスアゲイン』において、[[ジョーカー]]もどきに[[一発殴られただけで昏倒>紙]]。
加勢しようと駆け寄った[[グリーンアロー]]が、クエスチョンに対して思わず放った一言である。
まあ、未来世界の話なので(バットマンが60歳)クエスチョン自身もそれなりに高齢の域に達しており、
更にジョーカーもどきも次々と手早く[[ヒーローを狩る程度の能力>東方緋想天]]を持っているので仕方ない。
それにクエスチョンは冷静に三発の銃弾をジョーカーもどきの急所に撃ち込んでおり、相手が普通の人間なら即死させている。
……のだが、やはり彼は戦士というより、探偵のほうが本業なのかもしれない。
#endregion
#region(close,[[ロールシャッハ]]の元ネタとして・・・)
[[ロールシャッハ]]は本来、クエスチョンの[[類似品>ルイージ]]であるはずだが、
現在は知名度や人気においても[[オリジナル>マリオ]]のクエスチョンを遙かに上回っている。
というか『ウォッチメン』の初期プロットでは、クエスチョンがそのまま登場する筈だった。
原作者が[[ヒーロー殺し>ゼットン]]で有名なアラン・ムーアであった為、出版社から却下されたのだが、
もしも『ウォッチメン』がその初期プロットのまま製作されていたならば、
ロールシャッハの持つ人気や知名度は、全てクエスチョンの物になっていたに違いない。
''クエスチョンは泣いて良い。''
ただし、アラン・ムーアは原作者スティーブ・ディッコ、そしてクエスチョンの''大ファン''である。
その為に、ロールシャッハには、クエスチョンへの溢れんばかりの[[愛>ドロウィン]]が満ち満ちている。
特徴的なマスク、驚異的な精神力、ヴィクとコバックスという「&bold(){V}」にアクセントの付く奇妙な名前など、
随所にクエスチョンや、ディッコの生み出したヒーローたちへのオマージュが盛り込まれているのだ。
>もしも仮にクエスチョンを登場させていたら、ヴィクは成功したTVコメンテーターになっていた筈だ。
>我々には彼を小汚い部屋に住む醜男になど、とてもじゃないけどできなかったからね。
また、クエスチョンが作中で『ウォッチメン』を読み、あろうことか''自分もロールシャッハになりたい''という願望を持つエピソードもある。
なお、このお話の最後はロールシャッハの真似をして失敗、見事に敵からボコボコにされ、[[グリーンアロー]]に救出されるという物。
その時に放った「''ロールシャッハは糞だ!''」という言葉には彼の色んな想いが込められているかもしれない。
まあ素顔は[[美形>美形会議]]、職業は人気TVリポーター、ハントレスという恋人もいる時点で、クエスチョンのが恵まれているのだろうが・・・
ロールシャッハのいないDCユニバースでは、彼はやはりというか、ロールシャッハ的なポジションとして活躍している。
『[[ダークナイト・ストライクスアゲイン>バットマン]]』での独白文などは、ロールシャッハへのオマージュが含まれているのだろう。
これは2001年の作品なのだが……結局、20年近く経っても、そういう扱いからは抜け出せていないらしい。
ところで『ウォッチメン』はあまりにも特殊な作品・世界観である為、今のところDCユニバースに組み込まれてはいないのだが、
もしも将来、ロールシャッハがDCユニバースに殴りこんできたら……クエスチョンの立場は''どうなるのだろう?''
ちなみに、『[[キングダムカム>スーパーマン]]』というジャスティスリーグのif世界を扱った作品では、ゴロツキヒーローのたまり場にこっそりロールシャッハがいたりする。
さらにその横にはクエスチョンやシャドウ等[[トレンチコートにソフト帽>Q]]のヒーロー達が集合していて、非常にシュールな集団になっている。
彼らが本物なのか、ただ真似をしている別の人間なのかは作品では触れられていないが、もし本物ならどんな会話をしているのか非常に気になる光景である。
#endregion
*&bold(){&italic(){&color(purple){「大衆は享楽にふけるばかりで、まるで気づいちゃいない」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「自分達がペットにされていることに」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「道理、真実、正義――自由」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「今や人々の心は千々に砕け散った。ベルベットに包まれ、甘い毒に浸されて」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「悪の誘惑に駆られた人々は、安い売春婦さながらに尻を振って見せた」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「それでも、俺だけは屈するものか。俺はこんな世界を絶対に認めない」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「――妥協はしない」}}}
**二代目クエスチョン
#image(Reneequestion.png,title=けっこうエロい)
初代クエスチョンであるヴィク・セージが肺ガンに侵されて死亡した後、
元ゴッサム市警の女性刑事ルネ・モントヤが二代目クエスチョンとして活動している。
彼女自身は殺人行為は悪だと信じていたが、''クエスチョンとしての殺人''との矛盾に苦しめられていた。
しかしヴィクとの会話の中で、不正と戦うことを決意し、改めてクエスチョンを襲名する事を決意した。
『[[ダークナイト・ストライクスアゲイン>バットマン]]』では未来世界という設定でありながら
初代が生きているが、これはあくまでもパラレルワールドの話であり、決して正史というわけではない。
----
**MUGENにおけるクエスチョン
#image(Qpal5.gif,title=カンフー的なポーズ)
[[カーネイジ]]の作者であるSeth Zankuten氏によって製作されたキャラクターが存在する。
ドット素体は[[カプエス>CAPCOM VS. SNK]]の[[鑑恭介]]と思われる。
さすがにカンフーマスターの弟子だけあってか、当身投げなども保有しているのだが、
いかんせんその、単なる人間でしかないので……弱い。
ぶっちゃけ[[ストライカー]]として現れるハントレスのボウガンのが強力である。
がんばれ、負けるな、クエスチョン!
//***出場大会
//***出演ストーリー
//自分が調べた限りで間違っていると思われる情報を修正してみましたが、
//ここを読んでいるもっとアメコミに詳しい方、他にもおかしいと思った部分を加筆修正お願いします。
#image(Mysterious_Suspense_1.jpg,title=元祖アメコミハードボイルド)
クエスチョン(The Question)とは、[[スパイダーマン]]の生みの親の一人スティーブ・ディッコが作り出したヒーローである。
以前はチャールトン・コミックス社が権利を保有していたが、現在は[[DCコミック>アメコミ]]に所属している。
また『ウォッチメン』における[[ロールシャッハ]]のモデルになった事で有名。
*&bold(){&italic(){&color(purple){「深淵が見詰め返す」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「人心を解き放たねばならん。俺達の時代には無理だとしても、次の世代にはきっと」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「俺にはできない。その力は無い。俺は答えではない」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「――――ただのクエスチョンだ」}}}
**キャラクター設定
本名は''ヴィク・セージ''。
人気TVリポーターとして活躍していたヴィクは、ある時ローダー教授という人物と接触する。
ローダー教授は、かつて自分と共に人工皮膚を開発していたトレウィン教授の悪事を暴いてくれと頼みに来たのだ。
トレウィン博士の開発した人工皮膚には恐るべき毒性が秘められているにも関わらず、
しかしトウェイン博士はその事を隠したまま、第三国へ人工皮膚の販売を継続しているというのだ。
持ち前の正義感から怒りに駆られたヴィクだが、証拠は無く、彼自身が有名すぎる為に、まともな調査すらできない。
そこで彼は、ローダー教授の開発した人工皮膚のマスクを被り、トレウィン博士を調査・追跡。最終的に逮捕する事に成功。
こうして自らの正義感を貫く術を手にしたヴィクは、ローダー教授と共に、ヴィジランテとして活動を開始する。
――''クエスチョン''の誕生である。
当初は他のヴィジランテ同様、クエスチョンもまた街の犯罪者を叩きのめすという行為を続けていたのだが、
やがてその方向性は、より巨大な悪――拠点としているハブ市の不正を暴き、その上層部を潰すという風に変化していく。
ハブ市は「賄賂、不正、および暴力と同義」と呼ばれる程の都市であり、''ゴッサムをも上回る''ほどに腐敗していたのである。
母親と暮らした幼い頃のような、平和な街を取り戻したいと考えていたクエスチョンであったが、
やがてハブ市から不正を無くそうとする女性市長の命を救うため、やむをえず殺人に手を染めてしまう。
以来彼は''「必要であるなら、何も感じないで、再び殺す」''と誓い、社会悪との戦いへ身を投じたのであった。
――彼の性格は他のヒーローと比べて過激で冷酷。そして極度の右翼主義者である。
例えば下水で何人かの犯罪者と戦っていた時、突如として濁流が彼らを襲い、犯罪者たちが溺れてしまった事がある。
放置すれば溺死は免れないというのに、クエスチョンは助けを求める彼らの声を拒否すると下水道から立ち去ってしまったのだ。
その目的は、犯罪者が万が一にでも助かった場合に捜索する為''警察へ通報する''というものであった。
この過激な姿勢は、スティーブ・ディッコの主義や思想そのままである。
ディッコ自身もまた右翼主義者であり、自らの信念を絶対に曲げないタイプの作家なのであるが、
熱烈な無政府主義者であるアラン・ムーアに言わせると、
>ディッコのように批判を恐れず、己の主義をはっきりと主張する人間は、
>その思想が受け入れられるかどうかはともかくとして、尊敬に値する。
という事らしく、そういった要素がクエスチョンが人々に好まれる要因となっているのだろう。
**ヒーローとしての能力
はっきり言うと''無い''。
リチャード・ドラゴンという[[カンフーマスター>カンフーマン]]に[[格闘技]]を習った以外は、[[全くの常人>矢吹真吾]]である。
特徴的なのは、そのノッペラボウのマスク。
ローダー教授によって改良が加えられた特殊人工皮膚でできており、専用の接着ガスによって装着する。
接着ガスはヴィクの髪の毛と衣服の色まで一瞬で変えてしまう為、素早くクエスチョンに変装する事が可能なのだ。
また一種の[[毒性>メディスン・メランコリー]]を持っている為、悪人への威圧として噴霧することもある。
一応、ガスを噴霧する装置を組み込んだベルトのバックルと、カードを所持しているものの、
他にヒーローらしい特殊装備は無く、単純な戦闘能力で考えるならば、DCユニバースでも下から数えたほうが早いくらい。
ただ、そんな彼をヒーローたらしめているのは、やはりというか何と言うか、超人的な意思の力である。
それに起因するのかはわからないが、調査力・推理力ではJLAの中でもトップクラスであろう。
他にも表向きの顔が人気TVリポーターな為、そういった方面でのコネも豊富らしい。
コミックスでは『ジャスティスリーグ』に参加していないのだが、後にアニメ版でメンバーとなる。
[[バットマン]]、[[グリーンアロー]]、ハントレスなどと共闘する事が多い。
その性格からジャスティスリーグに加盟した後も、基本的には単独での行動を継続しているのだが、
ある事件以来、ハントレスというヒロインとのみは協力して捜査にあたる事が多く、
お互いに決して認めないだろうけれど、ある種のロマンスのような関係が続いている。
&nicovideo(sm8007249)
アニメ版JLAのメンバーとしては「より良き未来」を阻止する為の戦いを続けている。
「より良き未来」とは、ある平行世界が辿った歴史の事であり、
そこでは合衆国大統領となった[[レックス・ルーサー]]が、人類の為にヒーローへ宣戦布告。
最終的に平行世界のJLA「&bold(){ジャスティス・ローズ}」(ローズは[[Rose>ローズ]]ではなくてLords=君主の意)達が
勝利を収めた結果、&bold(){ヒーロー達による完全管理社会}が誕生し、地球上からは全ての犯罪が消滅したのである。
(より正確に言うならば、如何なる軽犯罪であろうと即座に逮捕。往年のヴィラン達はロボトミー手術済み)
そしてジャスティスロード達はJLA世界にも「より良き未来」をもたらそうとした為に戦いが起き、
これにJLAが勝利したため(ちなみにこの時勝利に貢献したのは誰あろうJLA世界のレックスだったりする)、一先ずは難を逃れたのだが……。
ふとした偶然から、この一連の事件の真相を知ってしまったクエスチョンは、
「より良き未来」が到来するのを阻止するべく、たった一人での戦いを開始したのである。
そのためには&bold(){ルーサーの暗殺も辞さない}あたり、彼の性格が良く現れていると言えるだろう。
#region(close,頑張って戦った結果がこれだよ!)
*&bold(){&italic(){&color(green){「セージめ、一発でKOだと?」}}}
『ダークナイト・ストライクスアゲイン』において、[[ジョーカー]]もどきに[[一発殴られただけで昏倒>紙]]。
加勢しようと駆け寄った[[グリーンアロー]]が、クエスチョンに対して思わず放った一言である。
まあ、未来世界の話なので(バットマンが60歳)クエスチョン自身もそれなりに高齢の域に達しており、
更にジョーカーもどきも次々と手早く[[ヒーローを狩る程度の能力>東方緋想天]]を持っているので仕方ない。
それにクエスチョンは冷静に三発の銃弾をジョーカーもどきの急所に撃ち込んでおり、相手が普通の人間なら即死させている。
……のだが、やはり彼は戦士というより、探偵のほうが本業なのかもしれない。
#endregion
#region(close,[[ロールシャッハ]]の元ネタとして・・・)
[[ロールシャッハ]]は本来、クエスチョンの[[類似品>ルイージ]]であるはずだが、
現在は知名度や人気においても[[オリジナル>マリオ]]のクエスチョンを遙かに上回っている。
というか『ウォッチメン』の初期プロットでは、クエスチョンがそのまま登場する筈だった。
原作者が[[ヒーロー殺し>ゼットン]]で有名なアラン・ムーアであった為、出版社から却下されたのだが、
もしも『ウォッチメン』がその初期プロットのまま製作されていたならば、
ロールシャッハの持つ人気や知名度は、全てクエスチョンの物になっていたに違いない。
''クエスチョンは泣いて良い。''
ただし、アラン・ムーアは原作者スティーブ・ディッコ、そしてクエスチョンの''大ファン''である。
その為に、ロールシャッハには、クエスチョンへの溢れんばかりの[[愛>ドロウィン]]が満ち満ちている。
特徴的なマスク、驚異的な精神力、ヴィクとコバックスという「&bold(){V}」にアクセントの付く奇妙な名前など、
随所にクエスチョンや、ディッコの生み出したヒーローたちへのオマージュが盛り込まれているのだ。
>もしも仮にクエスチョンを登場させていたら、ヴィクは成功したTVコメンテーターになっていた筈だ。
>我々には彼を小汚い部屋に住む醜男になど、とてもじゃないけどできなかったからね。
また、クエスチョンが作中で『ウォッチメン』を読み、あろうことか''自分もロールシャッハになりたい''という願望を持つエピソードもある。
なお、このお話の最後はロールシャッハの真似をして失敗、見事に敵からボコボコにされ、[[グリーンアロー]]に救出されるという物。
その時に放った「''ロールシャッハは糞だ!''」という言葉には彼の色んな想いが込められているかもしれない。
まあ素顔は[[美形>美形会議]]、職業は人気TVリポーター、ハントレスという恋人もいる時点で、クエスチョンのが恵まれているのだろうが・・・
ロールシャッハのいないDCユニバースでは、彼はやはりというか、ロールシャッハ的なポジションとして活躍している。
『[[ダークナイト・ストライクスアゲイン>バットマン]]』での独白文などは、ロールシャッハへのオマージュが含まれているのだろう。
これは2001年の作品なのだが……結局、20年近く経っても、そういう扱いからは抜け出せていないらしい。
ところで『ウォッチメン』はあまりにも特殊な作品・世界観である為、今のところDCユニバースに組み込まれてはいないのだが、
もしも将来、ロールシャッハがDCユニバースに殴りこんできたら……クエスチョンの立場は''どうなるのだろう?''
ちなみに、『[[キングダムカム>スーパーマン]]』というジャスティスリーグのif世界を扱った作品では、ゴロツキヒーローのたまり場にこっそりロールシャッハがいたりする。
さらにその横にはクエスチョンやシャドウ等[[トレンチコートにソフト帽>Q]]のヒーロー達が集合していて、非常にシュールな集団になっている。
彼らが本物なのか、ただ真似をしている別の人間なのかは作品では触れられていないが、もし本物ならどんな会話をしているのか非常に気になる光景である。
#endregion
*&bold(){&italic(){&color(purple){「大衆は享楽にふけるばかりで、まるで気づいちゃいない」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「自分達がペットにされていることに」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「道理、真実、正義――自由」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「今や人々の心は千々に砕け散った。ベルベットに包まれ、甘い毒に浸されて」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「悪の誘惑に駆られた人々は、安い売春婦さながらに尻を振って見せた」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「それでも、俺だけは屈するものか。俺はこんな世界を絶対に認めない」}}}
*&bold(){&italic(){&color(purple){「――妥協はしない」}}}
**二代目クエスチョン
#image(Reneequestion.png,title=けっこうエロい)
初代クエスチョンであるヴィク・セージが肺ガンに侵されて死亡した後、
元ゴッサム市警の女性刑事ルネ・モントヤが二代目クエスチョンとして活動している。
なんか[[マイコー>マイケル・ジャクソン]]に見えるけど多分気のせい。
彼女自身は殺人行為は悪だと信じていたが、''クエスチョンとしての殺人''との矛盾に苦しめられていた。
しかしヴィクとの会話の中で、不正と戦うことを決意し、改めてクエスチョンを襲名する事を決意した。
『[[ダークナイト・ストライクスアゲイン>バットマン]]』では未来世界という設定でありながら
初代が生きているが、これはあくまでもパラレルワールドの話であり、決して正史というわけではない。
----
**MUGENにおけるクエスチョン
#image(Qpal5.gif,title=カンフー的なポーズ)
[[カーネイジ]]の作者であるSeth Zankuten氏によって製作されたキャラクターが存在する。
ドット素体は[[カプエス>CAPCOM VS. SNK]]の[[鑑恭介]]と思われる。
さすがにカンフーマスターの弟子だけあってか、当身投げなども保有しているのだが、
いかんせんその、単なる人間でしかないので……弱い。
ぶっちゃけ[[ストライカー]]として現れるハントレスのボウガンのが強力である。
がんばれ、負けるな、クエスチョン!
//***出場大会
//***出演ストーリー