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しんのゆうしゃ - (2015/01/25 (日) 04:05:26) の最新版との変更点
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#ref(dead.gif,,title=またあなたですか。一体何度死ねば気が済ry)
&font(18,b,i,navy){「ざんねん!!&br() わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!!」}
1987年にPC用がアメリカで発表され、日本ではケムコがファミコン移植した伝説の%%死にゲー%%ADV&b(){『シャドウゲイト』}の主人公。
ケムコが移植担当した「ディジャブ」「悪魔の招待状」と本作を含め「ケムコ三大%%死にゲー%%ADV」と呼ばれる。
「しんのゆうしゃ」は[[自称および俗称であり、本名は不明>キョン]]。
どこかの王家の血を引く若者であった彼は、旅の最中、ドルイド僧から予言を授かる。
十二人のドルイドによって封印された魔王ワーロックが蘇り、タイタンの中でも最も恐ろしいベエマスの召喚を目論んでいるというのだ。
彼は世界を救うため、ただ一人、謎多き闇の迷宮、悪魔の城「シャドウゲイト」へと乗り込んでいく。
何故ならば、&bold(){彼こそが真の勇者だからだ……!}
続編的存在の『シャドウゲイト64』においてその伝説が語られる、勇者ジェイルこそが彼ではないかと囁かれている。
その伝説によればシャドウゲイト城の冒険を潜り抜けた後、カルトゥーリン国の王位に就いたようである。
ただ本作における設定の投げっぱなしぶりはとてつもない為、決定的な証拠と呼べるような物は存在しないのだが。
由来はゲーム開始時の主人公の言葉「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!」から
原作は『常識的に考えれば死ぬと思えるような行動まで実行でき、その行動で普通に死ぬ』のが最大の特徴である。
時には、良かれと思って選択した行動でも死ぬ。
溶岩の中に入ったり、落とし穴に落ちたりすると当然死ぬ。
松明の炎が消えると足を滑らせて、壁に頭をぶつけて死ぬ。
アイテムの武器を&b(){自分に使用すると、自分に突き刺して}死ぬ。
アイテムの毒薬を&b(){自分に使用すると、自ら毒薬を飲み}死ぬ。
アイテムの松明を&b(){自分に使用し続けると、自分が燃えて}死ぬ。
だが、死に際の[[状況をうまい具合に解説する精神的余裕はある。>ジョセフ・ジョースター]]もちろん死ぬ。
-&b(){見ると死ぬ}
-&b(){聞くと死ぬ}
-&b(){とりあえず死ぬ}
……というように、死ぬことにかけて右に出るものはいない主人公。
自身の身長と同程度の高さから落ちても死ぬ[[スペランカー]][[先生]]とは違い、彼の死因は常識的なレベルではあるのだが、
明らかな自殺行為すら躊躇うことなく実行し(&b(){やらせているのはプレイヤーだが}&link_anchor(*1){*1})、
その言動がネタに溢れているのが彼の人気の理由だろう。
(道具を自分に使う「セルフ」というコマンドが存在する。前作「ディジャブ」では物語を進める為にあるアイテムを自分に使う事に必須のコマンドであるのだが、本作では&bold(){特に必要な場面が無い為}、ほぼ&bold(){自殺用のネタコマンド}と化している。)
約90秒でわかるシャドウゲイト
&nicovideo(sm776358)
#region(原作での無様な死に様の数々)
-自ら炎の中に「ホップ ステップ ジャンプ… ''かーるいす!!''」 死ぬ。
-部屋に入った瞬間、化物に焼き尽くされて死ぬ。
-[[鮫>藤堂晴香]]のいる湖に足を突っ込んで死ぬ。
-はしごがあると思ったら、途中ではしごが切れていて死ぬ。
-[[スライム>スラりん]]に飲まれて、溶けて死ぬ。
-穴の中に飛び込むと着地に失敗して腰を折り、そのまま飢え死ぬ。
-[[鏡の向こう>ホル・ホース]]の真空空間に引きずりこまれて死ぬ。
-[[サイクロプス>サイクロップス]]に頭を叩き割られ死ぬ。
-[[井戸>ELLA]]に飛び込んで、全身骨折し死ぬ。
-[[黒い犬>ザッパ]]に体を食いちぎられ死ぬ。
-ボロボロの橋を渡ろうとすると橋が崩れて死ぬ。
-松明を何度も使い、自分に引火して死ぬ。
-[[正体>UNKNOWN]][[不明>アンノーン]]の液体を息を止めて飲み、死ぬ。
-熱い油の中に飛び込み、体が消滅して死ぬ。
-↑の油に松明で火をつけて死ぬ。
-強い酸を大量に飲み死ぬ。
-展望台で金の壺を取ろうとすると、足場が崩れて池のワニに食われて死ぬ。
-[[人に変化していた狼>ガロン]]に喰われて死ぬ。
-巨大な岩に押しつぶされて死ぬ。
-石像に化けていた魔物に[[氷漬け>チルノ]]にされて死ぬ。
-血迷って溶岩の中に突進していって死ぬ。
-虚しい叫びを上げながら窓から飛び降りて死ぬ。
-[[地獄の犬>アーカード]]に喉を食いちぎられて死ぬ。
-体が長い竜に巻きつかれ死ぬ。
-ガードと言う名前の魔物に、[[首をはねられて>究極神拳]]死ぬ。
-いきなり[[底無し川>小野塚小町]]に入っていき死ぬ。
-[[ラスボス]]の持つ悪魔の棒から発せられた炎に焼かれ死ぬ。
&nicovideo(sm7650)
#endregion
勿論、[[現実]]世界の私達でもHPなんてものは無いし、頭部や心臓部を打撃以外の[[銃>人は銃で撃たれると死ぬトーナメント]]や刃物で攻撃されたら[[即>スペランカー]][[死>ウルトラマグナス]][[亡>ひろし]]である。
(とはいえ、そのような状況に出くわすことはめったに無いが)
このようにデッドエンドが多い為にクソゲー扱いされる事も多々あるのだが、
コンピューターゲームの黎明期であるにも関わらず、''とんでもない自由度の高さを持ったADVである事は特筆に価するだろう。''
&s(){死に方が自由自在って言われてもプレイヤーとしては困るが。}
というか、上記の死亡シーンはアクションゲームなどにはよくある(例:[[勢い余ってマグマに落ち即死>マリオ]])ことだし…
それに『シャドウゲイト』はこの時代に多かった所謂&b(){[[死に覚えゲー>レッドアリーマー]]}であり、
こういうゲームは理不尽に難しいという評価はされてもクソゲーとは言われないのが普通である。
(そもそもクソゲーというのは、難易度に関係なく、[[まともにプレイすることすら>サラリーマン]][[ままならないゲーム>カラテカ]]のことである)
この点は主人公である「しんのゆうしゃ」に関しても同様である。
彼は他の勇者と比べて、[[確かに貧弱である>かみキャラ]](基本的にアイテムなしでは敵を倒せない)し、運も悪く、頭もアレかもしれない。
にも関わらず彼は、[[製作者の悪意さえ感じる>リリア=ミスティーズ]][[理不尽かつ予測不可能な即死トラップ>藤堂晴香]]の数々に遭遇しても
[[怯まず、挫けず>アーサー]]、そして生還したにも関わらず&b(){ぼうけんの むしが さわぎだす!}と旅に出てしまうような、
驚くべき度胸と[[冒険心>爆皇雷]]を持っているのだ。
貧弱な人間でありながら、勇気だけで世界を救う。
その在り方はまさに「真の勇者」であるといえるだろう。
&s(){(亡霊には『&b(){こわくて ちかよれない}』けどな!)}
なお彼の余りの死にっぷりから、TOP絵の[[死神]]は「&bold(){ゲーム業界一多忙な死神}」と呼ばれることがたまにある。
(逆に働かない死神といえば[[この人>小野塚小町]]など)
とはいえ、面白がって変な死に方をさせるプレイヤーが全て悪いのであって、ゆうしゃに非は一切無いのであるが。
実際クリアするには当然であるが最初から一回も死なずに進む必要があるのだし。
#region(真面目に解説しておくと)
実はコレ、元々は他のケムコ三部作「ディジャブ」「悪魔の招待状」と共に&b(){海外で開発されたのを翻訳したもの}。
さらに言えば、原作に当たる海外版は「ざんねん!わたしのぼうけんは(ry」という記述が
"IT'S A SAD THING THAT YOUR ADVENTURES HAVE ENDED HERE!!"
(意訳すれば「残念ながら&bold(){あなた}の冒険は終わってしまった!」といったところか。)
要するに原作では「[[主人公=プレイヤー自身>DQ2]]」であり、ゲーム中の解説文もナレーター的な扱いでしかなく、
つまりは往年のゲームブックをテレビゲーム化した作品であるといえる。
セルフコマンドによるゲームオーバーも「剣を主人公に使わせる」為にネタとなってしまっただけで、
「私が所持している剣を自分に使う」というニュアンスであれば、自殺してしまうのも当然の結果だと言えよう。
&s(){(つまり君が間抜けな死に方だと指さして笑ってるのは君自身なのだ!)}
それをケムコは「[[主人公とプレイヤーは別々>ネス]]」というコンセプトで翻訳してしまった。
つまるところこのゲームがここまでネタ化した原因は、担当のぶっ飛んだ翻訳とそれをさせたケムコによる
「&b(){だいたいこいつのせい}」ということなのである。
事実、海外では純粋な難易度が評価され、「神ゲー」とされている。
…まぁ普通に翻訳したとしても日本ではその難易度から、普通にクソゲー扱いされたはずなので
「&b(){全ての元凶}」なのは変わりないのだが。
あと、あまりのネタっぷりにあまり気づかれていないのだが、
この「シャドウゲイト」を含むケムコ発売の海外製ADVはどれもBGMが秀逸である。
場面や状況にマッチしたBGMは聴き応えがあるので耳を傾けてはいかがだろうか。
#endregion
そして&s(){恐ろしいことに}2014年4月30日より&b(){ニンテンドー3DSバーチャルコンソールで本作が配信開始}。
さらには25周年という記念すべき年を祝して、なんとなんと&bold(){PCでの完全リメイクが発売された}。
|&bold(){やはり彼こそが真の勇者だった!}&nicovideo(sm24360035)|
バーチャルコンソール、STEAMでどちらもそれぞれ容易に入手可能である。
気になる方は遊んでみてはいかがだろうか。
----
**MUGENにおけるしんのゆうしゃ
MUGENでは[[萃香の夫氏>神夫]]によって作成されている。
萃香の夫氏も、「ぼくのかんがえた[[かっこいい>かっこいいポーズ]]さいじゃくきゃら」と言っていることから、おそらくお気に入りなのだろう。
全ての技が&b(){(自分が)死ぬ}という、[[並キャラ>MUGENキャラクターのランク付け]]どころか[[かみキャラ]]相手でも勝つ見込みが全く無いキャラである。
喰らい判定はないので基本的に相手の攻撃は受け付けず、5カウント後自滅というやる気の無さは&b(){逆[[論外>神キャラ]]}とでも言うべき次元。
MUGEN最弱の座を[[コイキング]]から一瞬にして奪い去るほどの弱さ。
死にパターンも沢山あるため、このキャラは死ぬことを楽しむためのキャラといえよう。
自分から死ぬというその性質上、一部の[[ボーナスステージ]]をやらせると永久にドローになる。
また、''何らかの原因で相手の体力が先に尽きても、無理やりダブルKOに持っていく特性を持っている。''
ただし極めてまれにだが、あまりにも早く相手が死ぬ([[しょぼん>ショボーン]]で確認)とこれが機能せずに勝利することがある。
名無し氏による[[AI]]が製作されたこともある&s(){(需要があるのかとは言ってはいけない)}。
一つの試合で同じ死に方は繰り返さないので何度でも違う死に様が楽しめるAIであったが、
氏は既に公開を停止しており、現在は入手不可である。
2013年4月に腐った発酵食品氏による新たなAIが公開された&s(){(AIいらないんじゃ?と言ってはいけない)}。
13通りにもわたるバリエーションに富む死に様が用意されており、コンフィグで必ずこの死に方でと指定
することも可能&s(){(誰得とか言ってはいけない)}。DLは氏のSkyDriveから。
参考動画
&nicovideo(sm2426012)
#region(まさかの大会参加(大会ネタバレ注意?))
逆論外とでも言うべき仕様のためか基本的に大会に出すキャラではないのだが、まがりなりにも&bold(){主人公}であるため
[[主人公連合vsボス連合ランセレ勝ち抜き戦]]にて、やはり勝つ見込み薄そうな[[こい>スペランカー]][[つら>ひろし]]とともに主人公陣営の一人として参戦。
そしてランセレのイタズラか、''よりにもよって狂キャラの[[英雄殺し>バルバトス・ゲーティア]]と対決するはめになってしまう。''
(2:46~あたりから)
&nicovideo(sm9314851)
&bold(){…結果?ここに書くまでもないですよね…}
だがこの大会は勝ち抜き戦ではあるものの、勝った側も一戦勝つごとに最大HPを300減らされた状態で次の相手と戦うルールであった事を考えると、
仕様をうまく利用し[[大>神竜]][[金星>空手健児]]を挙げた[[こい>スペランカー]][[つら>ひろし]]同様、ボス陣営最強クラスの相手のHPを減らしたというのは彼にできる最高の仕事だったといえる。&s(){当のバルバトスがLIFE下限に達しても暴れ続けたため実は全く意味がなかったのは秘密}
#endregion
&font(18,b,i,navy){「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!」}
----
***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[しんのゆうしゃ],sort=hiduke,100)
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[しんのゆうしゃ],sort=hiduke,100)
#co(){
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[しんのゆうしゃ],sort=hiduke,100)
}
***出演ストーリー
[[Nの日常]](「[[死神]]」が出演)
[[今宵はこの物語を]]
[[サウザーの拳]]
[[すごい漢シリーズ]]
[[ストーリー動画対抗戦・無限交差]](すごい漢シリーズからゲスト出演)
[[無限のウォルターク]]
----
&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
&b(){「どうして こんなことを させるんだ!!」}というメタな発言と共に死ぬパターンも存在するほか、
行動によっては&b(){「へっ へんなこと させないでくれ!!」}と言ったりもする。
ただし、「武器を自分に使って自殺」に関しては、「&b(){武器を装備しようとしたらいきなり自殺した}」と言うパターンで
経験するプレイヤーも多いだろう。
あと、マントや手袋は使うと''普通に装備する。''
----
//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。)
//主人公,勇者,名無し,死神
&ref(TrueHero.jpg,,title=ゲーム中では見られないジェイル卿のご尊顔)&space(3)&ref(TrueHero2.jpg,,title=無駄にイケメンである)
&font(23,b,i,navy){「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!」}
#image(dead.gif,,title=またあなたですか。一体何度死ねば気が済ry)
&font(23,b,i,navy){「ざんねん!!}
&font(23,b,i,navy){ わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!!」}
1987年にPC用がアメリカで発表され、日本ではケムコがファミコン移植した伝説の%%死にゲー%%ADV&b(){『シャドウゲイト』}の主人公。
ケムコが移植担当した『ディジャブ』『悪魔の招待状』と本作を含め&b(){「ケムコ三大%%死にゲー%%ADV」}と呼ばれる。
「しんの[[ゆうしゃ>ドラゴンクエスト3勇者]]」は[[自称および俗称であり、本名は不明>キョン]]。
どこかの王家の血を引く若者であった彼は、旅の最中、ドルイド僧から予言を授かった。
十二人のドルイドによって封印された魔王ワーロック([[VA>ワーロック]]ではない)が蘇り、タイタンの中でも最も恐ろしいベエマスの召喚を目論んでいるというのだ。
彼は世界を救うため、ただ一人で謎多き闇の迷宮、悪魔の城「シャドウゲイト」&link_anchor(*1){*1}へと乗り込んでいく。
何故ならば、&b(){彼こそが真の勇者だからだ……!}
「しんのゆうしゃ」の由来はしらべる→セルフとコマンドを選んだ際のメッセージ「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!」から。
また、物語冒頭では「わたしの ゆうしゃとしての ちが さわぐ!!」との言葉もある。
続編的存在の『シャドウゲイト64』においてその伝説が語られる、勇者ジェイルこそが彼ではないかと囁かれており、
その伝説によればシャドウゲイト城の冒険を潜り抜けた後、カルトゥーリン国かウェストランド国の王位に就いたようである。
そして後述の『Shadowgate』で25年の時を経て、遂にウェストランドの&b(){「ジェイル・カサガー」}卿だと確定した。
原作は罠に引っかかって死んだり、謎解きに失敗して死んだり、魔物の類に殺されたりはもちろんのこと、
&b(){「[[常識的に考えれば死ぬ>○○されると人は死ぬ]]と思えるような行動まで実行でき、その行動で普通に死ぬ」}のが最大の特徴である。
時には、良かれと思って選択した行動でも死ぬ。
溶岩の中に入ったり、落とし穴に落ちたりすると当然死ぬ。
松明の炎が消えると足を滑らせて、壁に頭をぶつけて死ぬ。
アイテムの武器を&b(){自分に使用すると、自分に突き刺して}死ぬ。
アイテムの毒薬を&b(){自分に使用すると、自ら毒薬を飲み}死ぬ。
アイテムの松明を&b(){自分に使用し続けると、自分が燃えて}死ぬ。
だが、死に際の[[状況をうまい具合に解説する精神的余裕はある。>ジョセフ・ジョースター]]もちろん死ぬ。
-&b(){見ると死ぬ}
-&b(){聞くと死ぬ}
-&b(){とりあえず死ぬ}
……というように、死ぬ事にかけて右に出るものはいない主人公。
自身の身長と同程度の高さから落ちても死ぬ[[スペランカー先生>スペランカー]]とは違い、彼の死因は常識的なレベルではあるのだが、
明らかな自殺行為すら躊躇う事なく実行し(&b(){やらせているのはプレイヤーだが}&link_anchor(*2){*2})、
その言動がネタに溢れているのが彼の人気の理由だろう
(道具を自分に使う「セルフ」という[[コマンド]]が存在する。
前作「ディジャブ」では物語を進める為にあるアイテムを自分に使う事に必須のコマンドで、
本作もマントや手袋を装備する際に使うのだが、むしろ&b(){[[自殺用のネタコマンド>死に技]]}として有名)。
|約90秒で分かるシャドウゲイト&br()&nicovideo(sm776358)|
#region(原作での無様な死に様の数々)
-自ら炎の中に「ホップ ステップ ジャンプ… &b(){かーるいす!!}」 死ぬ。
-部屋に入った瞬間、化物に焼き尽くされて死ぬ。
-[[鮫>藤堂晴香]][[のいる湖>亀仙人]]に足を突っ込んで死ぬ。
-はしごがあると思ったら、途中ではしごが切れていて死ぬ。
-[[スライム>スラりん]]に飲まれて、溶けて死ぬ。
-穴の中に飛び込むと着地に失敗して腰を折り、そのまま飢え死ぬ。
-[[鏡の向こう>ホル・ホース]]の真空空間に引きずりこまれて死ぬ。
-[[サイクロプス>サイクロップス]]に頭を叩き割られ死ぬ。
-[[井戸>ELLA]]に飛び込んで、全身骨折し死ぬ。
-[[黒い犬>ザッパ]]に体を食いちぎられ死ぬ。
-ボロボロの橋を渡ろうとすると橋が崩れて死ぬ。
-[[松明>トリオ・ザ・パンチ]]を何度も使い、自分に引火して死ぬ。
-[[正体>Unknown]][[不明>アンノーン]]の液体を息を止めて飲み、死ぬ。
-熱い油の中に飛び込み、体が消滅して死ぬ。
-↑の油に松明で火をつけて死ぬ。
-強い酸を大量に飲み死ぬ。
-展望台で金の壺を取ろうとすると、足場が崩れて池のワニに食われて死ぬ。
-[[人に変化していた狼>ガロン]]に喰われて死ぬ。
-[[巨大な岩に押しつぶされて死ぬ>レイズナー]]。
-石像に化けていた魔物に[[氷漬け>チルノ]]にされて死ぬ。
-血迷って溶岩の中に突進していって死ぬ。
-虚しい叫びを上げながら窓から飛び降りて死ぬ。
-[[地獄の犬>アーカード]]に喉を食いちぎられて死ぬ。
-体が長い竜に巻きつかれ死ぬ。
-ガードと言う名前の魔物に、[[首をはねられて>究極神拳]]死ぬ。
-いきなり[[底無し川>小野塚小町]]に入っていき死ぬ。
-[[ラスボス]]の持つ悪魔の棒から発せられた炎に焼かれ死ぬ。
&nicovideo(sm7650)
#endregion
勿論、[[現実]]世界の私達でもHPなんてものは無いし、頭部や心臓部を打撃以外の[[銃>人は銃で撃たれると死ぬトーナメント]]や刃物で攻撃されたら[[即>スペランカー]][[死>ウルトラマグナス]][[亡>ひろし]]である
(とはいえ、そのような状況に出くわす事は滅多に無いが)。
このようにデッドエンドが多い為にクソゲー扱いされる事も多々あるのだが、
コンピューターゲームの黎明期であるにも拘わらず、&b(){とんでもない自由度の高さを持ったADVである事は特筆に価するだろう}。
&s(){死に方が自由自在って言われてもプレイヤーとしては困るが}
というか、上記の死亡シーンはアクションゲームなどにはよくある(例:[[勢い余ってマグマに落ち即死>マリオ]])事だし…。
それに『シャドウゲイト』はこの時代に多かった所謂&b(){[[死に覚えゲー>レッドアリーマー]]}であり、
こういうゲームは理不尽に難しいという評価はされてもクソゲーとは言われないのが普通である
(そもそもクソゲーというのは、難易度に関係なく、[[まともにプレイする事すら>サラリーマン]][[ままならないゲーム>カラテカ]]の事)。
事実、高難度好きな本国アメリカでは高評価を受けていた作品である(故に日本上陸と相成ったわけだが…)。
『シャドウゲイト』は豊富なギミックと数多くの蘇生地点によりストレス無く探索が進められるよう、極めて丁寧な配慮が為されたゲームなのだ。
この点は主人公である「しんのゆうしゃ」に関しても同様である。
[[彼は他の勇者と比べて、確かに貧弱である>クリストファー・ベルモンド]](基本的にアイテムなしでは敵を倒せない)し、運も悪く、頭もアレかもしれない。
にも拘わらず彼は、[[製作者の悪意さえ感じる>リリア=ミスティーズ]][[理不尽かつ予測不可能な即死トラップ>藤堂晴香]]の数々に遭遇しても、
[[怯まず、挫けず>アーサー]]、そして生還したにも拘わらず&b(){「ぼうけんの むしが さわぎだす!」}と旅に出てしまうような、
驚くべき度胸と[[冒険>ロック・ヴォルナット]][[心>爆皇雷]]を持っているのだ。
貧弱な人間でありながら、[[勇気>ガオガイガー]]だけで世界を救う。その在り方はまさに「真の勇者」であると言えるだろう。
&s(){亡霊には&b(){「こわくて ちかよれない」}けどな!}
なお彼の余りの死にっぷりから、TOP絵の[[死神]]は&b(){「ゲーム業界一多忙な死神」}と呼ばれる事がたまにある
(逆に働かない死神といえば[[この人>小野塚小町]]など)。
とはいえ、面白がって変な死に方をさせるプレイヤーが全て悪いのであって、ゆうしゃ自身に非は一切無いのであるが。
実際クリアするには、当然であるが最初から一回も死なずに進む必要があるのだし。
#region(真面目に解説しておくと)
上記の通り、元々は他のケムコ三部作『ディジャブ』『悪魔の招待状』と共に&b(){海外で開発されたのを翻訳したもの}。
さらに言えば、原作に当たる海外版は「ざんねん!わたしのぼうけんは(ry」という記述が、
"IT'S A SAD THING THAT YOUR ADVENTURES HAVE ENDED HERE!!"
(意訳すれば「残念ながら[[&b(){あなた}の冒険は終わってしまった!>竜王]]」と言った所か)
「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!」という謎の自負も、
&b(){"THOU ART TRUELY A BRAVE KNIGHT!!"(意訳:「汝こそ真に勇敢な騎士である!!」)}というナレーターからの評価であった。
要するに原作では「[[主人公=プレイヤー自身>DQ2]]」であり、ゲーム中の解説文もナレーター的な扱いでしかなく、
つまりは[[往年のゲームブックをテレビゲーム化した作品>ソードマン(世界樹の迷宮)]]であるといえる。
セルフコマンドによるゲームオーバーも「剣を主人公に使わせる」為にネタとなってしまっただけで、
「私が所持している剣を自分に使う」というニュアンスであれば、自殺してしまうのも当然の結果だと言えよう。
&s(){つまり君が間抜けな死に方だと指さして笑ってた相手は君自身という事なのだ!}
それをケムコは「[[プレイヤー(あなた)は主人公(わたし)とは別の存在>ネス]]」という扱いで翻訳してしまった。
詰まる所このゲームがここまでネタ化した原因は、
&b(){翻訳担当のぶっ飛んだ翻訳とそれにOKを出したケムコのせい}であって原作のせいではないという事である。
…まぁ普通に翻訳したとしても、その難易度から日本では普通にクソゲー扱いされたであろう事から、
ネタゲーとしてゲーム史に名を残せて結果オーライと言えなくもないが。
なお、翻訳の際に一人称に変更されているのは『ディジャブ』『悪魔の招待状』も同様。
あと、あまりのネタっぷりにあまり気づかれていないのだが、
この『シャドウゲイト』を含むケムコ発売の海外製ADVはどれもBGMが秀逸である。
場面や状況にマッチしたBGMは聴き応えがあるので耳を傾けてはいかがだろうか。
#endregion
そして&s(){恐ろしい事に}2014年4月30日より&b(){ニンテンドー3DSバーチャルコンソールで本作が配信開始}。
さらには25周年という記念すべき年を祝して、なんとなんと&b(){PCでの完全リメイク『Shadowgate』が発売された}。
|&b(){やはり彼こそが真の勇者だった!}&br()&nicovideo(sm24360035)|
大幅にクオリティアップしたビジュアルと[[BGM]]によってFC版の何処かユーモラスな雰囲気は完全に消え失せ、
罠と怪物に満ちた恐るべき闇の迷宮シャドウゲイトに挑むジェイル卿は、まさしく&b(){真の勇者}である。
FC版はバーチャルコンソール、PCリメイク版はSTEAMでどちらもそれぞれ容易に入手可能。
PC版については英語版のみで多少敷居が高いかもしれないが、気になる方は遊んでみてはいかがだろうか。
#ref(http://www30.atwiki.jp/niconicomugen?cmd=upload&act=open&pageid=671&file=2014-08-24_00037.jpg,,width=450,title=お前こそが真の勇者だ。)
#image(shadowgate-death1-100357708-orig.jpg,,width=450,title=残念だが、貴様の冒険はこれで終わりだ。)
2021年、続編『シャドウゲイト VR:ミスロクの鉱山』がSteamで発売。
今度は日本語にも対応している……が、ケムコ節のイカレた文章では無く、まともな内容になっている模様。
&s(){ざんねん!! ケムコの ほんやくは あれで おわってしまった!!}
|ティザートレーラー&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=ijIsflU0nYI){320,240}|
海外のPCエンジンでのみ発売された続編『Beyond Shadowgate』というゲームがある。
2023年にこちらもリメイクが企画され、キックスターターで資金を募り12万ドル以上を集めて開発が進行中。
Steamで2023年9月配信予定だったが、2024年2月になっても「リリース日:近日登場」となっており、延期されているようだ。
// https://store.steampowered.com/app/2332240/Beyond_Shadowgate/?l=japanese
『Beyond Shadowgate』はゲームシステムが別物になっていたが、リメイク版では初代『シャドウゲイト』に近いものに戻った。
|相変わらず多忙な死神&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=02dJdV1noJw){320,240}|
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**MUGENにおけるしんのゆうしゃ
[[萃香の夫氏>神夫]]によってまさかのMUGEN入りを果たしている。
同氏曰く「ぼくのかんがえた[[かっこいい>かっこいいポーズ]]さいじゃくきゃら」との事なので、恐らくお気に入りなのだろう。
全ての技が&b(){(自分が)死ぬ}という、[[並キャラ>MUGENキャラクターのランク付け]]どころか[[かみキャラ]]相手でも勝つ見込みが全く無いキャラである。
喰らい判定はないので基本的に相手の攻撃は受け付けず、5カウント後自滅というやる気の無さは&b(){逆[[論外>神キャラ]]}とでも言うべき次元。
MUGEN最弱の座を[[コイキング]]から一瞬にして奪い去るほどの弱さ。
死にパターンも沢山あるため、このキャラは死ぬ事を楽しむためのキャラと言えよう。
自分から死ぬというその性質上、一部の[[ボーナスステージ]]をやらせると永久にドローになる。
また、&b(){何らかの原因で相手の体力が先に尽きても、無理やりダブルKOに持っていく特性を持っている。}
ただし極めてまれにだが、あまりにも早く相手が死ぬ([[しょぼん>ショボーン]]で確認)とこれが機能せずに勝利する事がある。
名無し氏による[[AI]]が製作された事もある&s(){(需要があるのかとは言ってはいけない)}。
一つの試合で同じ死に方は繰り返さないので何度でも違う死に様が楽しめるAIであったが、
氏は既に公開を停止しており、現在は入手不可である。
2013年4月に腐った発酵食品氏による新たなAIが公開された&s(){(AIいらないんじゃ?と言ってはいけない)}。
13通りにもわたるバリエーションに富む死に様が用意されており、
コンフィグで必ずこの死に方でと指定する事も可能&s(){(誰得とか言ってはいけない)}。
DLは氏のOneDriveから。
|参考動画&br()&nicovideo(sm2426012)|
#region(まさかの大会参加(大会ネタバレ注意?))
逆論外とでも言うべき仕様のためか基本的に大会に出すキャラではないのだが、曲がりなりにも&b(){主人公}であるため、
[[主人公連合vsボス連合ランセレ勝ち抜き戦]]にて、やはり勝つ見込み薄そうな[[こい>スペランカー]][[つら>ひろし]]とともに主人公陣営の一人として参戦。
そしてランセレのイタズラか、&b(){よりにもよって狂キャラの[[英雄殺し>バルバトス・ゲーティア]]と対決する羽目になってしまう。}
|2:46~あたりから&br()&nicovideo(sm9314851)|
&b(){…結果?ここに書くまでもないですよね……。}
だがこの大会は勝ち抜き戦ではあるものの、勝った側も一戦勝つごとに最大HPを300減らされた状態で次の相手と戦うルールであった事を考えると、
仕様を上手く利用し[[大>神竜]][[金星>空手健児]]を挙げた[[こい>スペランカー]][[つら>ひろし]]同様、ボス陣営最強クラスの相手のHPを減らしたというのは彼にできる最高の仕事だったと言える。
&s(){当のバルバトスがLIFE下限に達しても暴れ続けたため、実は全く意味が無かったのは秘密}
#endregion
また、戦車氏(現・Asterisk氏)による超絶強化キャラ「神のゆうしゃ」も存在する。
多彩な技術を持ち、defを書き換えれば全領域親変更も使える名前通りの神上位キャラ…なのだが、
&b(){結局はしんのゆうしゃなので試合開始から数秒で死ぬ。}それまでに仕分けも即死も出来ないとわたしの ぼうけんは(ry
&font(20,b,i,navy){「このごろ また「ぼうけんのむし」が}
&font(20,b,i,navy){ こころのおくで さわぎはじめたようだ!!」}
&font(20,b,i,navy){「わたしは むいしきのうちに つぎの ぼうけんの}
&font(20,b,i,navy){ たびじたくを はじめていたのだった・・・・・。」}
&space(90)&font(15,b,i){ーーー だい1わ おわり ーーー}
***出場大会
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''更新停止中''
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#co(){
''凍結''
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}
***出演ストーリー
[[Nの日常]](「[[死神]]」が出演)
[[今宵はこの物語を]]
[[サウザーの拳]]
[[すごい漢シリーズ]]
[[ストーリー動画対抗戦・無限交差]](すごい漢シリーズからゲスト出演)
[[無限のウォルターク]]
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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
余談だが、ゲームタイトルは「シャドウゲイト」なのだが、ゲーム中では何故か「シャドウゲート」と表記されている。
&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}}
&b(){「どうして こんなことを させるんだ!!」}というメタな発言と共に死ぬパターンも存在する他、
行動によっては&b(){「へっ へんなこと させないでくれ!!」}と言ったりもする。
「武器を自分に使って自殺」に関しては、&b(){「武器を装備しようとしたらいきなり自殺した」}と言うパターンで経験するプレイヤーも多いだろうが、
これは前述通り「自分が所持している武器を自分に使う」という行動になるため。
マントや手袋は使うと&b(){普通に装備する}のも、「自分が所持しているマントや手袋を自分に使う」ので、不自然ではない。
&b(){[[武器や防具は装備しないと意味が無い>DQ2]]}という教育が3年間で行き届いてしまっていたが故の不幸な事故なのだ。
//ドラクエ1は武器・防具は入手と同時に装備。「装備しないと意味が無い」になったのはドラクエ2からです。この1から2へのシステム変更が強調されていたために「~という教育が3年間で行き届いて」なので、リンクはDQ2にしておきます。
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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//主人公,勇者,名無し,死神,騎士