ダーレク

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ダーレク」を以下のとおり復元します。
#image(Dalek.png,title=ダーレクニエレガントトイウ概念ハ無イ!)

&font(30,b,i,black){"Exterminate!"&br()(抹殺セヨ!)}

イギリスBBC製作の世界最長傑作SFドラマ『ドクター・フー(Doctor Who)』の悪役。
主人公「ドクター」の最大の宿敵であり、番組の人気を押し上げた名悪役である。
日本の特撮[[ウルトラマン]]で言えば、[[バルタン星人]]の人気・知名度と[[ゼットン]]の強さを兼ね備えたような存在。
媒体によって「ダレク」、「ダレック」、「ダーレック」など表記揺れがあるが、単に発音上の違いであってどれも正解である。&s(){でも「[[ダイレク>ドノヴァン・バイン]]」は間違い}

#region(『ドクター・フー』という作品について)
1963年からイギリスBBCで放映されている世界最長のSFテレビドラマシリーズである。
1989年に一度放送終了した後、1996年に単発の特別映画版を経て、2005年に新シリーズがスタートし、現在も放映されている。
当初は子供向け番組だったが、シリーズ長期化に伴ってその人気は不動のものとなり、イギリスのポップカルチャーに多大な影響を与えた番組となった。
現在は子供向けと言うよりファミリー向け番組となっており、老若男女を問わずありとあらゆる人々から愛される伝説的作品となっている。
アメリカでも放送されているが、あちらの方ではマニアやオタク向けのものと認識されている。
しかし本国イギリスでは大衆文化の一部と見做されており、英国王室の方々からも好まれている。
[[英国女王が>上条当麻]][[作中に登場したり>インデックス]]、王室の方々が撮影現場を訪れたり、女王陛下がドクター・フー好きを公言していたりと、
この番組が社会的に占める立ち位置は大きい。

同じSFドラマとしてアメリカの『スタートレック』シリーズと人気を二分することが多く、作中でも登場人物からスタトレに関する言及があったり、
漫画版ではクロスオーバー企画(ボーグと[[サイバーマン]]の共演)が行われたりしている
(『スタートレック』にも「ドクター」という登場人物がいるが、特に関係は無い)。
主人公であるドクター以外にも魅力的な登場人物が数多く登場し、一部のキャラクターを主人公にしたスピンオフ番組も複数作られている。
メディア展開も幅広く行われており、漫画版や小説版、単発アニメ版、オーディオドラマ、ゲーム作品など数多くの派生作品が作られている。
日本ではNHK-BS2が一部を吹き替え放送した他、
LaLa TVやひかりTV、楽天ShowTime、Hulu、Amazonプライム・ビデオなどで字幕・吹き替え共に配信されている。
吹き替えありのDVDも発売されているため、新シリーズのほとんどは国内で視聴可能
(長らくシリーズ1・2のみだったが、後に「[[ニュー・ジェネレーション>島村卯月]]」と題したものが発売。
 シリーズ5~7、および50周年特番と2013年のクリスマススペシャルが日本で観られるようになった。
 それ以降も続々と発売および放送されており、2020年の最新シリーズも既に視聴可能である)。
ニコニコ動画のBBCチャンネルでも公式で有料配信されている。
人気や知名度にあやかるためかパロディのネタにされることもあり、[[こちらの作品>ケロロ軍曹]](アニメ版)や[[こちらの作品>ホーマー・シンプソン]]等に利用されている。
「ターディス」と名付けられた小惑星があったり、パソコン用のソフトにドクター・フー用語の名前を付けられたものが存在したりもしている。
ロン・グライナー(Ron Grainer)氏作曲によるオープニングテーマは放送開始のBBC Radiophonic Workshop制作バージョン以来、
いくつかの別バージョンを経ながらも、一貫して同じ曲が使われている。
この番組の熱狂的ファンのことを「フーヴィアン(Whovian)」と呼ぶ。
&nicovideo(sm14484835)

基本的なストーリーとして一貫しているのは、主人公のドクター(the Doctor)と呼ばれる異星人が地球人の仲間と共に時空を自由に行き来して、
旅をする道中で遭遇した、地球や他の惑星で起こる理不尽な外敵侵略、タイムパラドックスを防ぐために奔走するというものである。
「ドクター」とは仮の名前であり、本名は明かされていない。
種族の掟で本名を明かしてはならないことになっているらしいが、
「[[本名は地球の言葉で発音できない>八意永琳]]」と説明される場合もあれば、「みんながドクターと呼ぶから自分もドクターと名乗る」という場合もあり、
「自分で名乗るためにドクターという言葉を勝手に作り、それを名乗りながら宇宙を救う行為を繰り返したため、
 ドクターという名前が『[[医者]]』という意味の言葉で宇宙に定着した」
という説も示された場合もあるなど、実際の所はよく分からない。
タイトルの「ドクター・フー」も、そのまま「ドクター・誰」という意味であり、名無しのドクターを意味する題名である。
「ドクター」とは普通、「ドクター・○○」という風に用いて「○○医師」とか「○○先生」「○○博士」と訳すものなので、
MUGENを始め格闘ゲーム界にも「ドクター・○○」というキャラクターは[[幾>Dr.ストレンジ]][[人>Dr.ドゥーム]]か存在するが、
「ドクター」そのものが名前というキャラクターはまずこのドクターくらいだろう。
自己紹介で「%%ぼくドラえもん%%僕はドクターだ」と名乗り「ドクター・フー(ドクター・誰)?」と聞き返されるのがお約束と化している。
「こんにちは、はかせです」と名乗っているようなものなので当然だろう。

#image(14Doctors.png,title=※全て同一人物です)
主人公のドクターは「ガリフレイ(Gallifrey)」という惑星出身の「タイムロード(Time Lord)」という種族の一人。
とある事情で最後のタイムロードの一人となっている(後述)。
タイムロードは[[心臓を2個持ち>マロウ]]、肉体が重度の損傷を受けて回復不能になった場合は[[「再生(Regeneration)」という能力で12回まで>バーサーカー]]&b(){別の姿に生まれ変われる}。
これは初代ドクターを演じていた俳優が高齢と罹病により降板を余儀なくされたため、番組を続けるために考え出された苦肉の案だったのだが、
このアイディアによりドクターは&b(){演じる俳優が変わっても全て同一人物}という便利な設定になったため、
非常に長命な種族という本人の設定を確立させ、何より番組自体の寿命も大いに引き延ばすことに貢献した。
これによりドクターは何度も姿を変えつつあくまで同一人物として生き続け、現在まで旅を続けているのである。
演じる俳優が変わる以上、衣装や口癖、態度なども明確に変化していく。心は同一人物だが、外面は実質的に別人なのである。
そのためファンの間では再生の回数に応じてその時のドクターを「○○代目ドクター」と呼ぶ慣習がある。現在は13代目である…ということになっているが、
実は間に例外ドクターも挟まっている。
作中で特に説明無く膨大な時間経過を迎えることもあるため明確な実年齢は不明だが、12代目時点で最低でも&b(){2000歳を超えている}と本人が発言した。
本国イギリスでは、再生の度に新しいドクターを誰が演じるのかについて賭けが行われるほどで、それがニュースになったりしている。
長らく再生しても性別は変わらないのだろうということがお約束だったが新シリーズでそれが破られ
ドクターの宿敵にして同郷人であるライバルキャラの「[[マスター]]」が元は男で長らく通してきたのに
急に女性化し「ミッシー(マスターの女性形ミストレスの略)」と名乗ったり
タイムロード軍部の将軍が元は女だったのが一時的に男になったかと思えば、ドクターに撃ち殺されて再生した際にまた女に戻ったり
果てはドクター本人が女性化することとなった。
新シリーズでは再生の直後に自分の新しい体の気に入らない部分を指摘するのがお約束になっている。
>9代目 :耳がイマイチ
>10代目:歯の調子がおかしい、&b(){[[赤毛>八神庵]]じゃない}
>11代目:顎がヘン、&b(){赤毛じゃない}
>12代目:腎臓(&b(){の色})が気に入らない、&s(){やっぱり赤毛じゃない}
>13代目:&b(){女性化した。}ただし女になったことに不満は無くむしろ喜んでいる。&s(){そして赤毛じゃない。}
&s(){一体いつになったら理想の外見になれるんだ}
#region(超絶ネタバレ注意!)
実はとある事情から11代目の時点で既に再生回数を使い果たしており、本来ならば11代目ドクターが最後のドクターになるはずだった。
しかしタイムロード達から再生エネルギーを分け与えてもらい新しい再生サイクルが始まったため、
例外的な「13回目の再生」を行い無事に12代目ドクターになることができた。
そして現在は13代目であり12代目時点で本人が「自分でもあと何回再生できるのか分からない」と発言しているものの、
2020年のシリーズでタイムロードに関する衝撃的な真実やドクターの正体が明かされる中、
&b(){番組そのものの終わりが近いのでは}とファンから不安視されている。
また、タイムロードが再生エネルギーを使い果たしても生き延びる方法は他にもあるらしく、
マスターは新しい肉体を得て生き延びた経緯がある。
この「再生」は不死鳥のような単なる生まれ変わり以外にも緊急時の攻撃手段としての活用方法があり、
&b(){再生エネルギーを放出することで惑星上空を覆うダーレク艦隊を消し飛ばし星そのものの表面を爆風で覆ってしまっている。}
また負傷した仲間の怪我を再生エネルギーの譲渡で治すシーンもある。
#endregion

基本的に正義感が強く、博愛主義者なので暴力を嫌っていて武器を携帯しない。
[[日本の>仮面ライダー1号]][[特撮ヒーロー>仮面ライダー2号]]や[[アメコミ]]の[[スーパーヒーロー>スーパーマン]]と違って[[必殺技]]や特殊な超能力や兵器も持たない。
代わりに「ソニック・スクリュードライバー(Sonic screwdriver)」というねじ回し型のデバイスを持ち歩いている。
鍵の開け閉めや機器類の遠隔操作など、多機能かつ安全・無害な道具である(限定的な状況によっては武器にもなるが)。
このソニック(音波)利用デバイスは未来社会や宇宙社会では普通に用いられいてる品らしく、中でもドライバーにソニック機能を付けるものは珍しいらしい。
仲間になった人物から「ドライバーなんかにソニック機能付けてどうするんだ。&b(){戸棚でも組み立てていろ}」と揶揄されたり、
見た目がゴツい「ソニック・ガン(銃)」「ソニック・ディスラプター(壁に穴を空けさらに元通り塞げる)」をこれ見よがしに使われたり、
かと思えば万年筆サイズの「ソニック・ペン」を使う敵に襲われたりしているものの、
ドクター本人はこのソニック・ドライバーを非常に気に入っており愛用している。
同じものの中に蓄積されたデータで数百年間自動計算を続けタイムパラドックスを利用して鍵開けしようとしたことすらある。
13代目になった時に落として無くしてしまったが、地球上にあったあり合わせの材料を元に一から自作し、
「ソニック・スプーン」というやや歪な形の最新型に持ち替えている。
他に、身分詐称やメッセージ受信に用いるための「サイキックペーパー(Psychic paper)」という白無地カードも携帯している。
サイキック(超能力)を訓練している者には身分詐称の効果が通用しづらいようだが、遠距離からのテレパシーで助けを求められたりする時には非常に役立つ。
武力や腕力に頼らず、知恵と機転と勇気と口八丁で敵と戦い打ち倒すのが、ドクターというキャラクターの特徴であり魅力である。
また、何でもかんでも自分一人でやろうとせず、時にはその辺の一般人を上手く誘導して助けてもらうなど、
ゲストに見せ場を譲ることも多い。敵を追い詰めといてトドメだけ他の人に刺させたりとか。
決め台詞は大体「Run!(逃げろ!)」。ただし戦いそのものを放棄して逃亡することは無く、[[彼>ジョセフ・ジョースター]]のような戦い方と言えば分かるだろうか。
なお、エイリアンだけに精神構造は人間とかけ離れているらしく、
(その時の代目にもよるが)人の死に無関心だったり、[[化>ガロン]][[け>灰狼]][[物>アンナ]]を見て「美しい」と評し感動したり、
戦争の犠牲で肉体を失い精神だけになった種族に地球人の遺体を「リサイクル」と称して提供しようとしたり、
亡くなった父親を歴史を変えてでも助けようとした女の子を口汚く罵ったり、ダサいデザインの犬型ロボットを溺愛したり、
とある星の一つの村を守るためにそこに何百年間も居残り、勝ち目も無いのに老いるまで留まって&b(){宇宙の半分の種族}を相手に戦い抜いたり、
&b(){一人の女性を救うためにダイヤモンドの600倍の硬さがある物質でできた厚さ6メートルの壁で塞がれた空間に閉じ込められても耐え忍び、&br()その壁を3Dプリンターで自分自身を複製し続けることで45億年以上かけて殴り続け破壊したり}と、
普通の人間の精神状態では理解できない思考・言動が見られる。
新シリーズのドクターは空気が読めなかったり天然ボケだったりアクの強いキャラ付けになることが多いが、
日本の視聴者からはいわゆる「萌えキャラ」と見なされておりやたらと愛されている。
%%ドクター×マスターのカップリングは大きなお姉さん御用達%%

基本的に名乗る時はいつでも「ドクター」だが、どうしても地球人の名前が必要な時は「[[ジョン・スミス>キョン]]」と名乗ることが多い。
英語圏の偽名なのだから当たり前と言えば当たり前だが、
宇宙人・未来人・異世界人・超能力者何でも来いなため色々な意味で[[彼女>涼宮ハルヒ]]から狙われそうな御仁である。
流石に女性化した13代目は「ジョン・スミス」を名乗らないようだが、
男性だった11代目もデパートで一時的に働いた際に名札に「ドクター」と表記していてそのまま呼ばれているため、
&b(){別にそれでも社会的に受け容れられるようだ。}

#image(TARDIS.png,title=ドクターの嫁)
ドクターは「コンパニオン(Companion)」と呼ばれる仲間と共に、タイムマシーン兼宇宙船である「ターディス(TARDIS)」に乗り込み、
時空のあらゆる場所・時代に行くことができる。
TARDISは「Time And Relative Dimension In Space(宇宙内の時間と相対的な次元(を移動する装置))」の略。
ターディスは見かけより内部が広いという特徴があり、初めて乗り込む者は大抵、中と外を見て戸惑う。
ドクターのターディスは「タイプ40」という型番。実は盗品である。
ターディスには到着した行き先に合わせて外観を変化させる「カメレオン回路」という機能が備わっているのだが、
ドクターのターディスはこの機能が故障しているため、1960年代のイギリスに存在したポリス・ボックスの形状のままとなっている。
ポリス・ボックスとはいわゆる電話ボックスと小さな留置場が合わさったもので、
事件の現行犯を一時的に閉じ込めておくためのものである。
気に入っているため敢えてこの機能を修理せず、そのままの外観を保っているらしい(一度直したことがあるがまた壊れた)。
仲間から揶揄された時に開き直って自らを「箱の中に住んでいる変人」と名乗っている。
また、内部に「カメレオン・アーチ」という装置が内蔵されており、
乗員であるタイムロードの肉体を変化させ「全身の細胞を人間のものと入れ替えることで一時的に人間になる」ことを可能とする機能がある。
部屋数が無茶苦茶多く、操縦室やベッドルームの他に、
自動調理機能付キッチン、ランドリー、プール、書斎、その他気分に合わせて様々な施設が備えられる。

ターディスは乗員の言語を自動翻訳する機能を持つため、ドクターを含む主要登場人物達は種族が違っても問題無く会話できる。
ドクターに至っては元々の頭脳もあるため、&b(){50億の言語を操れる}らしい。
ターディスはただの乗り物ではなく意思を持った「生き物」であり、ドクター曰く「造るのではなく育つ」もの。
ドクターと心が繋がっており、たまに不機嫌になったり時にドクターと反目したりしつつも、強い絆で結ばれている。
言語を翻訳できるということは「相手の心を読める」ということでもあるため、ターディスの心臓部を覗いた者には何らかの影響が出る。
ターディス自体には喋る機能が無いが、その魂は時空の全てを見渡す力を持ち、時には到着先で事件が起こることを察知して着陸を嫌がることもある。
「ドクターが行く先では必ず事件が起こる」とよく言われるが、正確には「事件が起こるからドクターが行く」のである。
(事件が起こりそうな所にターディスがドクターを連れて行っているということ)
ちなみに&b(){ドクターのターディスの魂は女性である}。ドクターもターディスのことは女性形で呼び、「セクシー」と評している。
尤も、船乗りが自分の船を女性形で呼ぶのは一般的なことらしいが。
ドクターが乗組員の女の子と仲良くしているとヤキモチを焼いてイジワルしてくることすらある。
&s(){ドクターへの態度から、日本の視聴者からはツンデレ呼ばわりされることもある。ツンデレタイムマシーンとは新しい}
女性化した13代目は見た目だけでなく心までも女性になってるのか、
それまでとはうってかわってターディスへの態度がいかにも女性の恋人っぽくなり、
自分で自分をクリーニングしたターディスに向かって&b(){「カッコイイよ…///」}と呟いていた。%%これって宇宙人と無機物の百合ですか?%%

#image(Doctors_companions[1].PNG,title=10代目ドクターの時点で、それまでの女性コンパニオンを羅列したもの。そりゃローズもキレるわ…。
ちなみにこの後もさらに増える)
コンパニオンは入れ替わりが激しく、度々メンバーが変わっている。
様々な事情から旅をやめて去る者がほとんどだが、時には昔のコンパニオンが再登場したり、また去るのではなく死亡してしまう者もいる。
一番最初のコンパニオンはドクターの孫娘であるスーザンという女の子だった(とある男性と恋に落ちて旅をやめ、後に死亡している)。
コンパニオンの役割は「現代の地球人の視点から物語を見据え、視聴者の目線に立つこと」であり、現代人の若い女性が選ばれることが多い。
しかし時には過去や未来の人物であったり、男性であったり、ロボットであったり、タイムロードである場合もある。
ドクターにできないことをサポートする役割もあるため、
職業や特技が何らかの形で役立てられることが多い。
『名探偵シャーロック・ホームズ』におけるワトソンのような立ち位置、
もっとイメージしやすく喩えるなら『[[三つ目がとおる>写楽保介]]』の和登サンのポジションである。
元が子供向け番組なので、ドクターとコンパニオン始め異性との恋愛はほとんど描かれなかったが、
新シリーズになってからはドクターと女性との恋愛が積極的に描写されるようになっている。
特に10代目ドクターと11代目ドクターは&b(){腹が立つほどモテる}
(ドクターの華々しき女性関係の一例:エリザベス1世、ポンパドゥール夫人、クレオパトラ、マタ・ハリ、ネフェルティティ女王…etc.)。
エリザベス1世とは10代目の時に&b(){正式に結婚}しており、その後バックレたため命を狙われるハメになっている。&s(){自業自得}
11代目の時はコンパニオンの夫婦の間に生まれた女性とやはり正式に結婚しており、よりによって&b(){コンパニオンが義父・義母になる}という珍事態を起こした。
大人数だと動きづらいためか新シリーズでのコンパニオンの人数は基本的に一人が定例だったが、
13代目は旧シリーズ以来の三人制という大所帯となり、ドクター含めて四人で「チーム・ターディス」を名乗り冒険している。
#region(ネタバレ)
孫娘がいることからも分かるとおり、ドクターは初代の時点で既婚者である。恐らく妻や子供もいたはず。
しかしそれらの詳細は謎に包まれており、現時点ではドクターの肉親はほとんど登場していない。
旧シリーズではタイムロードの中でも高貴な家柄の生まれとされていたが、
新シリーズでは設定が変わったのか恵まれない子供時代だったとされている。
#region(さらなるネタバレにして物語の根幹に関わる最重要情報!)
13代目最初のシリーズで「レムナント」という名のモンスターから、
「タイムレス・チャイルド(時を超えた子供)」という不可解な名で呼ばれることがあったのだが、
実はこのタイムレス・チャイルドこそがドクターの正体であるという疑惑が2020年のシリーズで明かされた。
一度は50周年特番の中で救い出し再興させたはずの故郷と仲間を再度滅ぼした挙句、
&b(){最悪の形で甦らせドクターの前に連れてきた仇敵マスター}によって明かされた事実だが、
タイムロードという種族は自然に誕生したものではなく幼い子供に過酷な人体実験を行って人為的に誕生させられた種族であり、
その子供こそが外部の星から連れてこられたタイムレス・チャイルド…&b(){即ちドクター}だというのである。
旧シリーズではタイムロードの始祖は「オメガ」という名の人物であり、
現代までタイムロードの大統領を「ラシロン」という人物が務めてきたとされていた。
しかしこの衝撃の事実によりタイムロードはドクターから始まった可能性が示唆されており、
さらにドクターの最後の姿と思しき女性が登場したりと、今後の展開にも目が離せない状況である。
#endregion
#endregion

『[[ウルトラマン]]』で言う所の「[[科学特捜隊]]」的な組織は『ドクター・フー』の世界にも存在し、
国連主導という設定の「UNIT(UNified Intelligence Taskforce=統合諜報本部)」や、
イギリス独自のエイリアン対策組織「トーチウッド(Torchwood=Doctor Whoのアナグラム)」などが存在している。
ただし、トーチウッドはむしろ「ドクターに対策するため」にヴィクトリア女王が組織したものなので、
ドクターとの関係はあまりよくない。
しかも、複数あったのに早い段階で壊滅して機能するのが一つだけになってしまい、それも現在は滅びている。
UNITに関しても、旧シリーズから存続してきた歴史ある組織で一度はドクター自身が正式に所属するほどだったのに、
「世界の景気が悪くなって予算不足で運営できない」というイヤな理由で無期限の活動停止となり、現在はイギリスの[[MI6>塞]]が宇宙人事件対策を行っている。
今までに世界規模の宇宙事件は度々起こっており、人類にも宇宙人の存在が知れ渡っていたはずだが、
UNITによる巧みな情報操作でそれらは隠し通された結果、2019年のシリーズ時点で世の中の人々の記憶から宇宙人のことは無くなっており、
[[英軍>キャミィ]]の前にダーレクが現れた時は「どっかの国の新型ドローンだ」と誤解されていた。
格ゲー的なイメージではUNITが[[デルタレッド>キャミィ]]、タイムロードという種族をストライダーズやコードホルダー辺りで置き換えてみると力関係が分かりやすいか。
ドクターは&b(){「ストライダーズが滅びた後に、[[イングリッド]]のような服装と性格と能力で[[リュウ]]のような生活をしている[[ストライダー飛竜]]」}
だと思っていただければ大体合ってる…と思う。
旧シリーズに「グラヴィトロン」って名前の機械が出てくるし。

初期のエピソードでは地球における歴史的事件の場に行って介入することが多く、視聴者に楽しく歴史を学ばせることに一役買った。
歴史を変えてはならないというルールがあるため、
戦争が起こる事実をあえて見守るだけだったり死者が出る場面を黙って見届けたり、
日本で言う『タイムスクープハンター』のようなお話が多かったのだ。
しかし後に番組が路線変更されると、ほとんどのエピソードがエイリアンやモンスターとの対決にシフトしていき、SF作品としての顔が大きくなっていく。
それでも歴史ジャンルを扱うスタンスは変わらず、史実の事件に架空のエイリアンを絡ませた独特な話作りを持ち味にしている。
(たとえば「本能寺の変の裏には地球を滅ぼそうとする宇宙人の陰謀があった!」みたいな感じ)
歴史に干渉し危険なエイリアンと戦い世界を救い続けているものの、
ドクターは自らの存在を極力隠し通そうとするため歴史の教科書にドクターが載ることは無い。
一応ジャンルはSF(サイエンス・フィクション)なのだが、どちらかと言うとSF(サイエンス・ファンタジー)ではないかという声もある。
結構頻繁に死人が(多くの場合大勢)出る物語でもあり、ダークな一面も持ったホラー作品としても評価されている。
アットホームな場面やフレンドリーな会話を交わしたゲストキャラが次の場面であっさり化け物に殺されるという
非常にショッキングなストーリー展開が毎度のように続く。
毎週のお話がクライマックスレベルのスケールなので、誰が言ったか&b(){「週刊・世界の危機」}。
新シリーズではホラー化が進む上に敵のチート化もインフレしまくっており、
ダーレク、サイバーマン、マスターといったメインの悪役以外にも
>「時空のバクテリア的存在であり、正常な時の流れが破壊される出来事(死ぬはずだった父を救う、異なる時間軸の自分同士が接触する等)が起きると、
> 時空を修復するため宇宙丸ごとぶっ壊しに現れる(しかも誰もそれを止められない)&b(){"リーパー"}」
>「『オムコム』という未来技術でのスピーカー遠隔操作や不死身+超怪力に加え物理現象を操作するなど、
> 神に匹敵する力を持ち、他者を4歳の子供の知性で母親を探し求め続ける恐怖のガスマスクゾンビへと変える&b(){"空っぽの少年"}」
>「宇宙船を修理するための部品に乗組員の肉体を用いるほど頭が固く、呼吸を感じ取って敵を認識し、
> ボスが死なない限り自己修復で復活し続ける&b(){"時計仕掛けのドロイド"}」
>「宇宙のあらゆる宗教に登場する悪魔の大元であり、自身の影の中に入った生き物を即死させる&b(){"ビースト"}」
>「仮想世界で遊びながら育つ能力を悪用すれば、描いた化け物を実体化させることや、
> 絵の中に生き物や物体、果ては地球そのものすら閉じ込めることも可能な&b(){"アイソラス"}」
>「ずっと見てないと高速で動いて襲ってくる(瞬きした時点で死亡フラグ)上、怪力を持ち触れると過去へ送られ、意思疎通も不可能で、
> 物理的手段ではどうやっても倒せない&b(){"嘆きの天使"}」
>「空気中に浮かんでいるハウスダストのような肉食生物で、影を操る上に人体を一瞬で白骨化させ、死体(骸骨)に取り憑く力を持ち、
> 宇宙のどこにでもいて、弱点が存在しない&b(){"ヴァシュタナラーダ"}」
>「生物が存在できないはずのダイヤモンドの惑星"ミッドナイト"に現れ、完全密閉された宇宙船に侵入し人間に取り憑く正体不明の&b(){"何か"}」
>「触れただけで寄生される上に助かる方法は無く、基地にも侵入し人間をおぞましい姿の化け物に変えて操る&b(){"火星の水"}」
>「ずっと見てないと視線逸らした瞬間そいつのこと忘れちゃうので、不意打ちされようが背後に立たれようが気付けない&b(){"サイレンス"}」
>「雪や死体などの無生物にまで意識を浸透させて肉体代わりにし、無尽蔵に人間の意識を取り込んで栄養や燃料にできる上、
> 終いには完全無敵で変幻自在の分身"ウィスパーマン"を生み出す能力を会得した&b(){"[[グレート・インテリジェンス(大知性体)>htohtos-goy]]"}」
>「[[人間の心を読み>古明地さとり]]、相手が何かを考えるだけで脳を吸って死に至らしめる&b(){"テラー"}」
>「一体で地球を滅ぼす破壊力を持つが、何故か高校の校舎内を彷徨っていた最強の殺人ロボット&b(){"スコヴォックス・ブリッツァー"}」
>「標的として選ばれた人間にしか姿が見えず、標的を66秒後に確実に死に至らしめるミイラ&b(){"フォートールド"}」
>「二次元世界の住人で、絵を自在に操って人間を襲い、殺した人間の死体に取り憑いて無敵の力で襲ってくる&b(){"骨なし"}」
>「標的に定めた相手がどこにいようと追い詰め、たとえ宇宙の終わりの時間軸まで逃げようと、
> 絶対に死の運命を確定させてくる[[タスクact4>ジョニィ・ジョースター]]もビックリの最凶カラス&b(){"クォンタム・シェード"}」
>「[[実体のあるヒューマノイドフォームと影フォームを使い分け>エディ]]、標的の死角取り放題な上に影に触れた生き物を殺せる&b(){"シャドー族"}」
>「水溜まりの中に潜み、覗き込んだ女子大生ヘザーを取り込み、一人の女の子のことをその子が宇宙の果てや時間の果てまで逃げようとも、
> 約束を守るためだけに追いかけ続けるダーレクのビームも効かないスーパーヤンデレモンスターへと変貌させた&b(){"操縦士を欲する宇宙船"}」
>「名前や見た目は可愛いが、生身で宇宙空間を飛び、高速の宇宙船に追い付いて侵入、生物以外のあらゆるエネルギーや物質を喰い、
> 一個体で宇宙艦隊を壊滅させ、毒の皮膚を持ちいかなる攻撃も効かず、ステーザー銃で撃っても数秒間気絶させるのがやっとな上に、
> 宇宙船自爆用の爆弾をご飯感覚で食べてやっと満腹になる不死身の怪物&b(){"[[プティン>プリン]]"}」
など、夢に出そうな恐ろしいモンスターが数多く生み出されている。
…お前冗談でふざけてデタラメ書いてるだろとお思いになるかもしれないが、コレらは全て作中に実際に登場した奴らである。
しかもその大半はラスボスでもなんでもなく「今週の宇宙人」とか「今週の怪獣」的なものに過ぎない。
ダーレクのスゴさは後述するが、ライバルのサイバーマンに関しても、
>「加速移動による[[プッチ神父>エンリコ・プッチ]]並の高速行動と[[ゴルゴ13]]並の遠距離精密狙撃を併せ持つ」
>「手首や頭を本体から取り外して独立行動させることができる」
>「[[一個体が倒される度にその死因を学習し残りの全個体が耐性を付ける>クウラ]]ため、
> 最終的には惑星ごと爆破しなければ倒せない(=宇宙に飛び出したら対処不能)」
>「ミッシーが造ったサイバーマンは、ダークウォーターという水に触れた死体をアップグレードしてサイバーマンに換える上に、
> 歴史上のあらゆる死者の霊魂をデータドライブの中に保存(そのために擬似的に死後の世界を創って人類史を操作)、
> 感情を消し去りサイバーボディにアップロードしてサイバーマンが造られるため無限に増産され、
> 敵を殺せば殺すほど数を増して強くなる性質を持つ」
>「前述のダークウォーターを雲に変えて地球の空を全て覆い、
> 降り注ぐ黒い雨の力で世界中の死体をサイバーマンに換える=墓の下からわらわらとサイバーマンが這い出てくる」
>「6代目マスターが歴史上最初に生み出したサイバーマンは、
> 宇宙船の下から上へ上る過程で進化を果たし最新バージョンへと自動アップグレードされていく」
>「8代目マスターはとうとうタイムロードをサイバーマン化して「サイバーマスターズ」という新種族を生み出す。
> 再生能力を回数制限無しで使用可能なので完全不死身、しかもドクターのメンタルを大いに削る」
>(想像してみてほしい、女体化したストライダー飛竜の前に、必死で再興させたストライダーズのメンバーを、
> ことごとく量産化[[ソロ]]に改造した[[ストライダー飛燕]]がニコニコしながら現れて「お前に懐かしのお仲間を紹介するよ♪」とほざく姿を。
> しかもそいつらは『ストV』で[[是空]]が用いる「宿命」に相当する能力を無制限に使用でき、恐らくプラズマエネルギーも保有しているのだ。
> マスターはドクターにサイバーマスターの再生能力保有を知らしめるため、わざわざドクターの目の前でその中の一体に仲間を「殺せ」と命じ、
> 実際に殺させてから再生する様子を見せ付けるという外道な行為を行っている)
と超絶進化しまくっている。
ヘタなチート系ラノベの主人公達が総出でかかっても全滅させられかねないやべー奴らである。
しかもこんな連中が一つの宇宙の中に犇めいている、それが『ドクター・フー』の宇宙なのだ。

そんな怪物達が織り成す物語はただ怖いだけではなく脚本も秀逸で、捻られた筋書きは評論家も唸らせ、多くの受賞経験がある。
この番組に出演したことが俳優や役者のステータスになり、その後の身の振り方にも影響しているほどである。
旧シリーズ終盤で人気が低迷すると、[[アーサー王物語>セイバー]]を題材にしたファンタジー路線に転向したり(将来のドクターが魔術師マーリンになるとされていた)、
RPGの「パラノイア」([[初音ミク]]のオリジナル曲「こちら、幸福安心委員会です。」の元ネタとして有名)そのもののエピソードを作ったり、
[[クトゥルフ神話>ニャルラトホテプ]]を世界観に組み込んだり([[「邪神や旧支配者の正体がエイリアンだ」>ニャル子]]というもの)していた。
復活した新シリーズにおいても遊び心は健在で、「[[ハリー・ポッター]]」のネタや「ナルニア国物語」を題材にしたエピソードなどが作られている他、
性的なニュアンスを暗示するフレーズを入れたり、現実の社会問題を風刺したりしている。

作品のあり方や大まかな話の流れなどは「ウルトラシリーズ」や「[[ドラえもん]](特に劇場版や大長編)」をイメージすると分かりやすい。
あるいはイギリス人にとっての「水戸黄門」のようなものでもある。
正にイギリスの国民的ご長寿番組である。
#endregion

ダーレクは旧シリーズのシーズン1の"The Dalek"にて初登場し、番組のヒットの火付け役となっている。
日本で言うならばバルタン星人に近いインパクトを視聴者に与えた宇宙人であり、日本の子供の「バルタン星人ごっこ」と同様に、
イギリスの子供も「ダーレクごっこ」をよくやる。

**原作におけるダーレク
惑星スカロ(Skaro)出身のカレド族(Kaled)が突然変異によって変化した[[ミュータント>X-MEN CHILDREN OF THE ATOM]]種族。それがダーレク(Dalek)である。
カレド族は元々は地球人のような姿をしたヒューマノイド種族だったが、同じ惑星に住んでいたサール族(Thal)との間の1000年にもわたる戦争で
放射線兵器を用いたことで肉体が変異し、その行き着く先を知ったカレド族の科学者ダヴロス博士(Davros)が同族を改造してダーレクを生み出した。
遺伝子操作によって憎悪以外のあらゆる感情を消されており、自分達以外の全ての生命を憎んでいる。[[自分達こそが宇宙で最も優れた種族だと固く信じている。>ビホルダー]]
そのため[[宇宙からダーレク以外の全ての生命を根絶しようと目論んでおり、大規模な虐殺行為を行っている>宇宙怪獣]]。
「宇宙最大の脅威」として恐れられるエイリアンである。
その誕生の瞬間を阻止しようとタイムロードおよびドクターが干渉したことがダヴロスやダーレクの恨みを買い、タイム・ウォーの原因となっている。
また、まだダーレクを創る前の幼少期のダヴロスにドクターが会っており、その時の体験がダーレクの誕生へと繋がっている他、
ドクターに助けられたダヴロスの体験は、ダーレクの中にわずかに「慈悲」という概念を植え付けている。

外見はロボットのようだが、実はこれは「シェル(殻)」と呼ばれる移動装置兼生命維持装置であり、
中に有機的な生物([[一つ目のタコのような姿>シュマゴラス]])が入り込んで操縦している。
シェル自体の固有の名称は「マーク3トラベルマシーン」。機体色は旧シリーズではグレーと黒、新シリーズではブロンズと金が基本だが、色違いも多い。
正体を知らない人類側からはロボットと勘違いされやすく、「メタルトロン(Metaltron)」や「アイアンサイド(Ironsides)」などの呼び名がある。
頭から伸びているのがカメラアイで、下半身の多数のドーム状のパーツには各種センサーもしくは爆薬が収められている。頭と胴体は360°回転する。
生まれてから死ぬまでずっとシェルの中で過ごし、他者と触れ合うことも日の光を浴びることも無い完璧に孤独な一生を送る。
シェルは「ダーレケニウム(Dalekanium)」と「ポリカーバイド(Polycarbide)」という物質から成り、高い耐久性能を誇ると共に武器も備えている。
片手の銃口からはあらゆる生物を[[即死>即死攻撃]]させるビームを放ち、もう片方の手は情報を吸引する機能を備える。その他アタッチメントも豊富
(初期の作品ではビームの代わりに毒ガスを噴射していた)。

「フォースフィールド」と呼ばれる見えないバリアで身を護っており、銃弾やレーザーを無効化する。それが無くても銃弾程度なら弾き返すほど頑丈。
ただしカメラアイの部分に死角があり、その部分に集中攻撃を浴びせれば貫通することもある。一部の光学兵器による攻撃にも脆い
(旧作では耐久性が安定していなかったため、爆弾が通用しないかと思えば自動車で撥ねられただけで爆発したり、
坂道を押し転がされただけで爆発したり、[[バット>パワプロくん]]で殴られて凹んだりしていた)。
また、旧作では[[段差に弱い>ED209]]という欠点があり「階段の上り下りできないんじゃねーのw」とよくファンに揶揄されていたが、
後に[[空を飛べる>キム・カッファン]]ようになったため無問題。
それどころか新シリーズでは宇宙空間を単独で航行できるだけでなく、&b(){[[そのままで大気圏に突入している>ガンダム]]}描写まである。
その動力源は[[電力>御坂美琴]]と「ヴォイド粒子(タイムトラベルをする際に浴びる粒子)」。
ビームも[[電気エネルギー>ピカチュウ]]で生み出しているらしく、水に向かって発射すると近くの人間を[[感電>エレクトロ]]させる。
初期の作品では地面から発される静電気を利用した[[磁力>マグニートー]]で動いており、自分達の都市の外に出られないという弱点があった。
シェルにタイムトラベラーが触れるとその人のバイオマスや遺伝物質を吸収することができ、その際に損傷を完全に再生することができる。
なお、タイムトラベラー以外の人間が素手でシェルに触るとその人は&b(){[[火が点いて死ぬ>志々雄真実]]。}
頭も非常に良く、1兆通りのパスワードを1秒ジャストで解いてしまう。
人類のように個性や自由を尊重することは無く、[[「個」という概念を重視しない>キュゥべえ]]。
そのため全個体が「種の保存」のみを考えて行動しており、
前述の虐殺行為も全ては「宇宙からダーレク以外を消し去ることでダーレク族という種の繁栄における不安要素を無くす」という目的のためである。
ドクターからは「究極の民族浄化」と評されている。
…が、[[感情を消した>ジュラル星人]]代償なのか、乱戦になると割と頻繁に[[誤射で仲間を破壊する>味方殺し技]]欠点があり、
ダーレク自身のビームはフォースフィールドを貫通するため地味に致命的である。
反射回廊に迷い込んだ際に考え無しにビームを撃って自分に当たり死んでしまった個体がいたり、
わざわざ自分達の銃と同じものを持たせた兵士に反逆されたことで無謀にも撃ち合いを試み撃破されたり、
恐怖心が無いせいで[[仲間がやられていても構わず突撃して自分もやられたり>モヒカン]]と、
ぶっちゃけ感情を取り除いたことによるメリットよりもデメリットの方が目立つ。

ページ冒頭のセリフ"Exterminate!(抹殺セヨ!)"はダーレクを象徴する言葉であり、呪文のようにこれを唱えながらビームを発射して殺戮を繰り返す
(この言葉を叫ぶことがレーザーのリロード条件であるため、[[撃つ前にいちいち叫ばなければならない>必殺技]]のである。&s(){お前らは格闘ゲームのキャラクターか})。
シェルから発される機械的に歪んだボイスは非常に特徴的で、相手に威圧感を与えるが、物真似のネタにもされやすい。
ダーレク以外の生き物がシェルに入って完全に蓋をすることで擬似的に操縦可能だが、
中の人が喋ったいかなる言葉も自動的にダーレクボイスかつダーレクスラングに変換される
(ただの挨拶が「抹殺セヨ!」になり、名前を名乗ると「私ハダーレクダ!オ前ハダーレクノ敵ダ!」になる)ため、
一度入ってしまうと仲間にすら中の人を認識してもらえなくなる危険性があると共に、長時間入っていると意識を侵蝕され本物のダーレクになりかねない。
感情が昂ぶるとビームを自動発射する描写もあるため、中のダーレクそのものに加え、このシェルにも危険な人格改造機能が備わっているようである。

ドクターの種族であるタイムロードの特権であった[[時空移動>ソーリス=R8000]]の技術をも奪い取っており、時空間を自由に行き来して悪さをしでかす。
行ってきた悪事のスケールはぶっ飛んでおり、
&b(){地球の核にエンジンを取り付けて地球を丸ごと宇宙船代わりに利用しようとしたり}、
ドクターを殺すため時空を股にかけた追いかけっこを演じてメアリー・セレストを空っぽにするわ幽霊屋敷をぶっ壊すわホラーを台無しにしたり、
マスターと手を組んで宇宙を二分する種族同士(&b(){片方はなんと地球人})を対立させて宇宙戦争に発展させようと煽ったり、
&b(){パラレルワールドを含む全宇宙からダーレク以外のあらゆるものを消滅させて[[現実]]を破壊しようとしたり}と、
その悪行は想像を絶するものばかり。

また、彼らには独特なヒエラルキーが存在し、[[皇帝]]や[[参謀>スタースクリーム]]、[[総統>アドルフ・ヒトラー]]などが登場する。
前述のダヴロス博士も自分の下半身をダーレクの移動装置そっくりな機械で[[サイボーグ]]化しており、ダーレクの皇帝を名乗ったことがある。
前述の通りダーレクに個性は必要ないので個々の名前は存在しないが、「スカロのカルト」と呼ばれる切り札的四人衆のみ個人名を持っている。
元々、ダヴロスはダーレクの力による宇宙支配を目論んでいたのだが、ダーレクはダヴロスにも手に余る強大な存在へと変わっていき、
遂には創造主であるダヴロスを殺害したり(後に生き返ったが)、ダーレク同士で派閥争いになったりと発展している。
現在もダヴロスは生きているが、それはダーレクが「利用価値がある間だけ生きることを許している」だけであり、
ダヴロス自身はダーレクとして認められていない。
派閥争いの過程で攻撃力を上げた個体も登場し、砲撃に特化した「特殊兵器ダーレク」という個体まで生まれた。

登場は一度だけだが、人間をサイボーグに改造した「ロボメン」というサイバーマンの劣化版のようなものを生み出し使役したことがある。

「ナノクラウド」と呼ばれる微生物を用いて他の生物を「ダーレク・パペット」と呼ばれるサイボーグに改造する技術も持ち、他者を強引にダーレクに変化させることができる。
人間だけでなくサイレンスすらもダーレク化させた。
これは&b(){死体でも可能}なため、&b(){[[ダーレクに殺される=ダーレク化は免れない>ゾンビ]]}ということである。
これを用いてドクターの情報を得るために一人の女性を&b(){[[何度も殺し>シエル]]ては生き返らせる}という行為に及んだこともある。

生き残りが極端に少なくなり種の保存を急ぐ必要があった時には、人間にダーレク因子を植え付けて「ダーレク・ヒューマン」を生み出したり、
逆に人間を体内に取り込んで「ヒューマン・ダーレク」になったりと試行錯誤を繰り返した。
人間が本能的に持つ怒りや憎悪、闘争心はダーレクの心とマッチし、その凶悪性や残虐性を高める危険性を持つが、
同時に人間の情緒がダーレクに思わぬ影響を及ぼすこともある。
旧シリーズでも邪悪さを取り除かれた子供ダーレクが、ドクターと電車ごっこに興じて笑い声を上げるなどの微笑ましい描写があったが、
新シリーズでは人間の感情を知ってしまったことで深く苦しみ自殺に追い込まれたダーレクや、
人間性を得たことで純粋なダーレクと認められなくなり、かつての部下に撃ち殺されたダーレク・セクなどが描かれている。

前述の通り「憎悪」や「怒り」以外の感情は持たないはずだが、遺伝子の奥底にわずかに「恐怖」の感情が残っているらしく、
仇敵であるドクターを前にすると怯える個体もいる。
ダーレクがここまで強くなったのは、「自分達を負かし続けるドクターという存在を恐れた」からなのだ。
ドクターに対抗するために進化を続け、いつしかタイムロードと並んで「宇宙でも最高の技術を持つ種族」と謳われるようになった。
[[善意から宇宙を救い続けてきたはずなのに、自分の行いのせいで強大な敵を生んでしまった>一星龍]]ことで、ドクターは悩むことになる。
ダーレクへの[[憎悪を募らせる>チャージマン研]]9代目ドクターはダーレクから「オ前ノ方ガ自分ヨリヨッポドダーレクラシイ」と言われてしまい、
12代目ドクターも「ラスティ」と名付けたダーレクから心を読まれ「キミハ善良ナダーレクダ」と言われている。
つまりドクターとダーレクは表裏一体の存在であり、颯爽と宇宙を救い旅をしているドクターも見方を変えれば「単なる虐殺者に過ぎない」のだ。
なぜならドクターが戦いを制し人々を救う時、敵対した悪役は必ずと言って良いほど破滅し無惨な敗北を遂げるのだから。
これは暴力による悪の排除と引き換えに平和を守る正義のヒーローに問われる永遠の命題にしてアンチテーゼであり、
人類や地球のためにバルタン星人を虐殺したウルトラマンに問われる疑念と全く同様のものである。
ダーレクは2013年で50周年を迎えた『ドクター・フー』において最初期から登場し続け、
ドクターの闘う動機付けとなる「[[ヒーロー>アンパンマン]][[に倒されるための悪役>ばいきんまん]]」を長年にわたって演じ続け、
現在に至るまでドクターの最大の宿敵としての立場を不動のものにしている偉大な悪役なのである。

13代目ドクターの時には(後付け設定だが)「偵察兵ダーレク」という個体が地球上に降り立った最初のダーレクということになり、
この個体は通常の個体より強力で、生命維持装置である外殻から出ても生存可能な上に体を三分割されても紫外線を浴びることで蘇生、
くっついて元通りになった他、人間の体に取り憑いて操り一から外殻を造り出すという凄まじい能力を持っていた。
#image(Davros.png,title=ダヴロス博士)
#region(ネタバレ)
旧シリーズと新シリーズの間で起こった「タイム・ウォー(時間戦争)」と呼ばれる宇宙最大の戦争において、
ダーレクはタイムロードと全面戦争を行い、多くの生命や星々を道連れに相討ち。
この戦争に参加し最前線で戦っていた当時のドクター(通称:ウォー・ドクター)が、
禁断の最終兵器「モメント」を用いて&b(){ダーレクとタイムロードの双方を皆殺しにすることで}戦争を終結させたとされてきた。
これによりダーレクは完全に滅んだと思われていたが、実は生き残りが存在し、以降も度々登場してドクターと戦い続けている。
タイム・ウォーの全容は(日本以外の)世界中で放送された50周年特番で描かれており、タイムロードが実際にはどうなったのかもそこで判明する。
本放送は日本以外の国だが、日本国内でもDVDや動画配信サイトで普通に見られるので興味のある方はぜひ。

タイム・ウォーは通常の時空から隔絶された「タイム・ヴォルテックス(時空の渦。ドラえもんがタイムマシンに乗る時に通るあの空間的なもの)」
の中で行われ、外の宇宙の民(特に地球人)からは戦争が起きた事実すら認識されず、
ある者は「ただの伝説だ」と言い切るほどに幻と化した戦争だったのだが、
その実態は、巻き込まれた星や種族は例外なく滅ぼされ一歩間違えれば宇宙も時間そのものすらも滅ぼされかねない破滅的なものであった。
戦争の結果を変えようという試みから無数の時間遡行が行われた結果、ただでさえ死者が多いのにその死亡者は&b(){[[無限の死を繰り返す>ディアボロ]]}責め苦を負ったという。
あまりにも危険なこの戦争はヴォルテックスの外へ漏らすだけで現実や宇宙の破壊にも繋がりかねなかったため、
タイム・ロックがかけられ外部からの干渉も侵入も不可能とされた。

この戦いにはダーレクの創造主ダヴロスも当然参加し、よりおぞましく改造されたダーレクである「ナイトメア・チャイルド(悪夢の子)」や「劣化スカロ」、
「ゴートの屍作り」などを創造して戦争に投入している。
宇宙の運命を見限った[[コズミック・ビーイング>ギャラクタス]]クラスの存在が逃亡するほど戦争は激化し、
他にも「トラヴェスティの大群」や「可能性の王」率いる「猶予と不在の軍団」など、
&b(){存在するだけで宇宙や現実が滅ぶ}[[魔神>オティヌス]]クラスの化け物がタイム・ウォーに続々参戦しており、
ドクターが戦争に終止符を打たなければマジで宇宙は終わっていた。
変質したのはダーレクだけでなくタイムロードの側も同様であり、
官僚的で超然としていた彼らもいつからか高慢で異様な存在へと変化し、
悪人であるマスターを戦争の切り札にしようと呼び戻し利用したり、武器庫に封印された禁断の兵器を次々に投入したり、
かつての威光を欠片も感じさせない恐ろしい振る舞いを見せていた。
そのため、他種族からは「ダーレクもタイムロードも同じだ。どっちも宇宙を滅ぼす化け物だ」と言われてしまっている。
#endregion

だが、ダーレクの最大の特徴はその&b(){しぶとさ}であろう。
50年間の放送の中で最初期から現在まで生き延び続けていることからも分かる通り、とにかく生命力が強い。
&b(){宇宙の意思がダーレクを生かそうとしているとしか思えない}ほどのしぶとさであり、
&b(){一つの細胞が生き残ることは一つの軍団が生き残ることに等しい}とすら形容される。

&lightbox(Dalek02.png,link=image,title=最古の四人衆「スカロのカルト」のリーダー、ダーレク・セク,percent=50)
#region(新シリーズのシリーズ1からシリーズ5までの経緯)
タイム・ウォーで絶滅したと思ったら生き残りが一体登場
↓
それが死んだら皇帝が生き残っていたことが判明。皇帝が&b(){人類を材料にダーレク軍再生}
↓
それを絶滅させ皇帝を倒したと思ったら、世界と世界の狭間にあるヴォイド空間を通じて&b(){皇帝よりも偉い最古の四人衆「スカロのカルト」}がダーレク軍を携えて登場
↓
ダーレク軍は全員ヴォイド空間に封印したが、四人衆は緊急時空移動で逃走。偶然再会したドクターとまた対決し、三体が死亡。最後の一体が再び逃走
↓
その一体がタイム・ウォーまで逃げ延び、ダヴロス博士を救出。ダヴロスが&b(){自分の肉体を材料にダーレク軍再生}
↓
そのダーレク軍も全滅。ダヴロス博士および生き残りの一体は行方不明。
しかし&b(){奇跡的に一隻の宇宙船と搭乗員が生き延び}、時空移動で脱出。再び出会ったドクターの目の前で&b(){新しいダーレク軍団(純正なクラシック版)誕生}
↓
ゲーム版でドクターと度々対決するが、その間に数を増やし続け、新たな皇帝も就任。
既に手遅れレベルでダーレク軍を再編していく。
↓
とある出来事により&b(){宇宙が消滅}。
ダーレクも他の多くの種族と共に母星ごと消えてしまい、宇宙からは地球を残して全ての天体が無くなってしまったのだが、
ドクターが身を挺して宇宙を復元させたため、他の多くのドクターの敵と共に復活。
ドクター本人は時空から消えてしまったのだが、仲間の協力で復活。ドクターとダーレクの因縁は続く…。

…故郷や仲間を犠牲にして戦争に終止符を打ちダーレクを絶滅させたつもりでいたドクターは泣いていい。 
#image(Daleks[1].jpg,width=600,title=シリーズ5(11代目ドクターの時)に登場した新生ダーレク達。
それぞれが固有の名前を持ち、白が「至高」、青が「戦略家」、黄が「永遠」、橙が「科学者」、赤が「兵士」)
#endregion

最大の宿敵だけあってその脅威性は製作陣からも意識されているらしく、
ドクター・フーのもう一つの宿敵である「[[サイバーマン]]」([[サイバイマン]]ではない)と並んで悪役の代表的な立ち位置を築いている。
作品の二大悪役とされ、対比されたり対決したり、何かとセットで扱われることが多い。
マスターを加えた三大悪役や、嘆きの天使を加えた三大モンスターといった括りもあるが、
それらに出番の無いシーズンもある中でコンスタントに出番を持つダーレク&サイバーマンは
やはり二大悪役であろう。
…出番が多すぎてそれだけたくさんドクターに負けているということでもあるので、
出てきても「もう見た」と言われたり「敗戦歴最多の雑魚」呼ばわりを受けることもあるが。
新シリーズでは各シリーズのフィナーレやゲーム版などにおいて[[ラスボス]]を務めることが多く、[[物語の黒幕的存在として暗躍する>パワードバルタン星人]]こともある。
フーヴィアンは大体ダーレク派とサイバーマン派で分かれるらしく、
旧シリーズの頃から「対決したらどうなるんだろ」「どっちの方が強いのか」とよく議論されてきた。
新シリーズで実際に対決した際は、サイバーマン側がパラレルワールドの模造品的存在だったことと、
この時のダーレクが戦闘力インフレしていたこともあって、ダーレクの圧勝に終わっている。
その後もしばらくはダーレクの方が強いというイメージが定着していたが、現在では両者の力関係がほぼ互角に整ってきており、
宇宙船同士でバトルする様子が描かれるゲーム作品があったり、ダーレクがサイバーマンに拷問される場面などもある。

『ドクター・フー』が放送50周年を迎えた2013年11月23日には、
[[Google>攻撃技の無いキャラまとめ]]のトップページに『Google Doodle』というミニゲームのドクター・フー版が公開されていた。
ダーレクもサイバーマンや嘆きの天使と一緒に敵キャラとして出演しており、目にした人も多いかと思われる。

BBCプロムスのドクター・フー版「Doctor Who Prom」では、ダーレク関係の曲が演奏される際に本物のダーレクが会場に登場し、
指揮者や演奏者を脅迫して注文を付けたり観客にアピールしたりする。もちろん観客は大喜びである。[[・・・・すごいエイリアンだ。>・・・・すごい漢だ。]]

|テーマ曲まとめ&br()&nicovideo(sm18749920)|シリーズ4のテーマ曲&br()&nicovideo(sm18143915)|

なお、外見が[[『スター・ウォーズ』シリーズ>ダース・ベイダー]]に登場するロボット「R2-D2」に似ていることをよくネタにされるが、登場はダーレクの方が先である。
なにしろダーレクはまだテレビ放送が白黒だった時代から登場しているので。
もっとも、ダーレクとサイバーマンが並んで立つとR2-D2とC-3POのコンビに見えなくもない。
ちなみに番組制作者がダーレクのアイディアの源にしたのは、[[第二次世界大戦におけるドイツ軍>ルドル・フォン・シュトロハイム]]への[[恐怖>恐怖の片鱗]]だそうである。
ダーレクは、人々を無慈悲に踏みにじり全てを破壊する「戦争」の恐怖の体現者なのである。

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**MUGENにおけるダーレク
//更新されていたので改訂
#image(dalek_mugen.gif,title=Exterminate! Exterminate!! Exterminaaaate!!!)
Basara-kun氏による、2014年のエイプリルフールに公開された手描き[[ドット>ドット絵]]のダーレクが存在する。
公開当初は搭載されている動作が少なく、左右への移動、ジャンプ、ビーム(&b(){ガード不能な上に即死})発射、[[挑発]]のみというピーキーすぎる仕様であった。
しかし、2020年のエイプリルフールの更新で即死ビームが[[超必殺技]]に昇格し、
新たな[[勝利動作>勝ちポーズ]]や[[ボイス]]に加え、[[通常技]]と3種類の必殺技(体当たり・爆弾投擲・火炎放射)が追加された。
ちなみに[[必殺技]]使用時や[[挑発]]時には原作通りの台詞を叫んでくれる%%ので大変やかましい%%。エクスターミネーィト! エクスターミネエェーィト!! エクスターミネエェェェェーィッッ!!!
なお、旧バージョンも引き続き公開されている。

性能もかなり尖っており、原作のフォースフィールドの再現か飛び道具に対して無敵。投げ技も効かない。
そして、何と言っても強力なのが超必殺技の即死ビーム「Death Ray」。
&b(){ガード不能で暗転も予備動作も無く、一瞬で画面端まで到達する即死攻撃}が相手を襲う。
その上[[アー>スーパーアーマー]][[マー>ハイパーアーマー]]持ちの[[巨大キャラ]]でも瞬殺できるため、[[アビス]]や[[オンスロート]]などのボスキャラ攻略が容易。
全[[ゲージ]]消費の超必殺技なのでおいそれと使えないのが難点だが、そもそも最大ゲージ数が1本な上に、
通常技を適当に振っていればあっという間に溜まるので大して問題にならない。相手にとってはかなりのプレッシャーになることだろう。
その反面ガードを持たないため、接近されてラッシュをかけられると不利。
加えてジャンプ力が低く、相手を跳び越えることはほとんど不可能。跳び越せるのは[[ちびキャラ]]くらいだろう。
前述の通り原作では空を飛べるのだが、現時点では飛行動作が搭載されていない。
また、その特性上同キャラ戦では体当たり以外の必殺技が通じないので注意。

[[AI]]は搭載されていないため、プレイヤー操作で原作通りの圧倒的な力を味わうのが良いだろう。
もっとも、「Death Ray」が凶悪極まりないのでAI無しでもそれなりの脅威にはなる。
特に&b(){攻撃手段が「Death Ray」のみでしかも連射可能}だった旧バージョンの場合、運次第では[[カンフーマン]]にも負けるが、
逆に言えば[[エルクゥ]]を瞬殺することもあるという両極端な強さであった。

[[カラー>カラーパレット]]も充実しており、原作のバージョンを再現したカラーが揃っている。
ドクターのターディスを再現した[[ステージ]]もMUGENに存在するため、そこで戦わせれば原作の気分を味わえること間違いなし。

Basara-kun氏は[[アイアンマン]]の改変でサイバーマンも製作・公開しており、MUGEN上でカナリ―ワーフの戦いを再現可能となった。


&font(25,b,i,black){"Daleks conquer and destroy!"&br()(ダーレクハ破壊シテ征服スル!)}

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ダーレク],sort=hiduke,100)
-[[サム雷杯RE-BOUT 20割上等タッグサバイバル!>>https://www.nicovideo.jp/mylist/49772694]]
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ダーレク],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ダーレク],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//宇宙人,悪役

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