「 In brightest day,in blackest night,
No evil shall escape my sight
Let those who worship evil's might,
Beware my power...Green Lantern's light!」
アメリカの
DCコミックに登場するスーパーヒーロー。
ヒーローとしては珍しく「特定の一人」を指す名前ではなく、一種の集団コードネームである。
惑星オアに拠点を置くガーディアンズ・オブ・ジ・ユニバースが、
宇宙を守護する超警察機構を結成。
それこそが「グリーンランタン・コーズ」であり、「グリーンランタン」とは、コーズに所属する隊員を指す言葉なのである。
このため、主人公格のグリーンランタンだけでも代替わりを含めて6人もいるのだが、
ここではMUGENキャラになった二代目グリーンランタン、「ハル・ジョーダン」についての説明に留める。
地球を含む「セクター2814」を担当するグリーンランタン、赤い肌の異星人アビン・サー。
しかし彼は瀕死の重傷を負ってしまい、任務を続行するために、自身の後継者を不時着した地球から探すことになる。
このとき選ばれたのが、当時コーストシティでテストパイロットをしていたハル・ジョーダンであった。
こうして彼は、グリーンランタンとして、宇宙規模の災厄からセクター2814を護るべく活動を開始する事になる。
(ちなみに初代グリーンランタンも地球人だが、彼は独自にランタンを入手しておりコーズには所属していないため、カウントされない)
能力
ヒーローとしての能力は、グリーンランタンの証として渡される「パワーバッテリー」と「パワーリング」である。
彼らは
ランタン型のバッテリーを通して、惑星オアに設置されたセントラル・パワーバッテリーからエネルギーをチャージし、リングを通して自由に行使できるのだ。
エネルギーは緑色の光として顕れ、ビーム状に投射したり、念じたものを具現化するソリッドライト(和訳すると固体の光)として使用することができる。
その応用範囲は使用者の想像力が及ぶ限り極めて広く、バリアとして使う他、武器、乗り物、動物などありとあらゆるものに変化させることが可能。
また、宇宙や水中での活動能力や他のグリーンランタンとの超空間通信能力も与えられる。
ただし、
なんであれ黄色い物体に対しては、リングのパワーは効き難く(かなりのベテラン隊員でないと、黄色の物体にリングのパワーを行使できない)、
また1度充填したエネルギーが切れると再チャージする必要がある。
黄色い物体に効かないのは、恐怖の化身である黄色のエネルギー体『パララックス』がバッテリー内に封じられていたため、
現在は、パララックスの存在が明るみとなったために、“
己の恐怖を知り、それを克服できる意思を持つもの”ならば黄色の物体に対してリングのパワーを行使できる。
尚、前述の通りこれは全グリーンランタン共通の能力である為、特にハル・ジョーダン特有の力は存在しない。
だが……。
狂気と復活
ランタンとリングのパワーを駆使し、グリーンランタンとして活躍を続けていたハル・ジョーダン。
しかし、彼の故郷であるコーストシティが
モングルによって滅ぼされたあたりから、運命の歯車が狂い始める。
ハルは自らの力を以てコーストシティを復活させようとするが、ガーディアンズ・オブ・ジ・ユニバースはそれを私利私欲による行為と判断し、彼の更迭を画策。
狂奔したハルは他のグリーンランタンの防衛線を突破し、惑星オアに侵攻した挙句、ついにセントラル・パワーバッテリーのエネルギーを我が物とする。
結果、ガーディアンズはパワーの源を失い、1人を除いて全滅。
グリーンランタン・コーズもリングのエネルギー源を失い
壊滅する。(エピソード エメラルドトワイライト)
その後も暴走する彼の狂気はとどまるところを知らず、ついには宇宙そのものを作り直すことで、
「そうあるべき世界」を生み出そうと画策し、「ゼロ・アワー事件」を起こすも、失敗し一時姿を消す。(エピソード ゼロ・アワー)
数年後、宇宙生物サンイーターが太陽系に到来、太陽を覆いそのエネルギーを奪う。
新たな氷河期を迎え、更には太陽の超新星爆発を起こそうとするこの未曾有の危機に際し、
ハル・ジョーダンは自らの全てのエネルギーを太陽に投じ、再び太陽を点火させ、地球を救う。 (エピソード ザ ファイナル ナイト)
「ファイナルナイト」事件から数年後、復讐の精霊スペクターを狙う妖魔ネロンの引き起こした「デイ・オブ・ジャッジメント事件」のさなか、
死後の世界の「堕ちたる英雄の領域」にいたハルは、復讐の精霊スペクターの新たな宿主となり現世に帰還する。
以降、彼は、犯罪者に裁きを下しつつ、自らの救済を求める日々を送るようになる。 (エピソード デイ オブ ジャッジメント)
その後「グリーンランタン・リバース」において、この一連の災厄に関しての責任はハル・ジョーダンに存在しない事が発覚。彼の名誉は挽回された。
あの狂気はセントラルバッテリーに封印されていた怪物パララックスが、リングを通してハルを乗っ取ったために発生したものだったのだ。
その後復活したハルはパララックスと分離し、他のグリーンランタンと協力して再びパララックスをセントラルバッテリーに封印することに成功。
紆余曲折あったものの、現在はグリーンランタン・コーズの一員に復帰してセクター2814を守っている。
ハルは数あるグリーンランタンの顔というべき存在であり人気は高い。
クロスオーバーなどにも多数登場しており、
グリーンアローとは作品の垣根を越えた名コンビとして認識されている。
MUGENでは
PrimeOp氏、Enzo氏、Arque氏の三人の合同作としてのグリーンランタンが存在する。
ガイル、
キャプテンアメリカ、
マグニートーをベースに改造したらしい。
原作通りパワーリングからビームを撃つ他、ソリッドライトを
巨大な手にしたり山羊にして相手にぶつけたり、ビーム砲台にしたりと変幻自在な攻撃が可能。
もちろん、
相手が?黄色くてもダメージは問題なく入るので安心である。
また、Erradicator氏とTof氏によるガイ・ガードナー(四代目)や、Maximoff氏とMadcock氏によるジョン・スチュワート(三代目)も存在する。
ガイ・ガードナー
元はリングのもう一人の後継者で予備となっていた。色々あって後に
異星人の血を引いているという
後付事実が判明。身体変形能力が開花し、一時期コーズを抜けて「ウォリアー」を名乗って
活動していた(現在はコーズへ復帰している)。
Jason Todd氏とTeam Spoilerによるウォリアーバージョンのガイも製作されている。
ジョン・スチュワート
DCヒーロー総出演の『ジャスティスリーグ』が
白人ばかりだと色々マズイのか、アニメに出て来るのは彼。
元アメリカ海兵隊の
軍人であり、リングなしでも軍仕込みの戦闘術で戦う気骨を見せる。
上述のアニメ日本語版での声は「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」の
コンボイ役などの楠大典氏。
出場大会
出演ストーリー