アンノウンハンド

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アンノウンハンド - (2012/01/04 (水) 21:58:33) の編集履歴(バックアップ)



2004年に放送されたウルトラシリーズの一作『ウルトラマンネクサス』に登場した謎の存在。初登場は第25話「予兆 -プロフェシー-」。
「えいえんのせかい」の案内人とかマニアックストライカーとかヤンデレ神様の使いとか
アルファベットみたいなポケモンの手という訳ではない。

前半の黒幕であったダークメフィスト・溝呂木眞也?がネクサスと相討ちになり消息を絶った後、
後にデュナミストとなった千樹憐が変身するジェネッスブルーと、ナイトレイダーの前に現れた、
スペースビーストと呼ばれる異形生命体を送り込んできた、“闇の見えざる
この名称はTLT(Terrestrial Liberation Trust=地球解放機構)の作戦参謀・吉良沢優によって名付けられたもの。
スペースビーストをパワーアップさせウルトラマンは弱体化させる「ダークフィールド」の強化版である
「ダークフィールドG」を展開し、倒れたスペースビーストを復活・強化させる。
主な例ではジュネッスブルーの必殺技で一度倒されたグランテラというビーストを復活させたり、
リザリアスというビーストを「リザリアスグローラー」に強化再生し、攻撃面や知能をパワーアップさせたりした。

+ その正体は…

邪悪なる暗黒破壊神「ダークザギ」

元々は、20年前に地球にやって来たM80さそり座球状星団の異星人“来訪者”によって
かつて母星をスペースビーストの脅威から救った「ウルトラマンノア」の姿を模して、
ビースト達に対抗するために作られた「ウルティノイド・ザギ」である。間違ってもザキさんでは無い。
しかし、種全体で情報を共有し倒してもすぐに他の個体が進化するビーストに対抗するために自己進化プログラムを
組み込まれていたことで自我に目覚め自らが「光の巨人の模造品である」と自覚するようになったことで、
深い劣等感を抱き他の何者でもない自我を求めるようになり、自らの進化のために敵であるはずのビーストを増やし、
進化させる様になってしまった。
その脅威に対抗しきれなくなった来訪者は、最後の手段としてザギを自らの母星ごと超新星爆発で爆破した。

その後、次元を越えた(M78に渡っていた)ウルトラマンノアとの激闘の末に
ネクサス世界に戻され一度肉体を失うも精神体は生き残り、地球に潜伏。
来訪者の地球滅亡の予測に絶望した科学者「山岡一」の体を乗っ取り、関係者の記憶やあらゆる記録を改竄した上で
TLTの実務部隊・ナイトレイダーの隊員「石堀光彦」として様々な暗躍を始めた。
手始めにザ・ワンを地球に送り込んで様々な災害を発生させる事で、
ノアの弱体化した姿である「ウルトラマン・ザ・ネクスト」を呼び寄せた。
そしてその進化形態であるウルトラマンネクサスに対してダークファウストやメフィストを作って攻撃させ、
ウルトラマンの光のパワーを強化。
更にナイトレイダー副隊長の西条凪が光を受け継ぐ事を予知して、凪が幼少時の頃に母親を殺害。
上記の溝呂木眞也(元ナイトレイダー副隊長で、凪の師とも言える存在だが、心の闇を利用されて人類を裏切った)を
ダークメフィストに変身させて影から操り、加えて主人公、孤門一輝が光を受け継ぐ事も予知して、
彼の恋人、斉田リコを殺害してダークファウストに変身させ、凪や孤門たちと戦わせる事で、彼らの心に闇を植付けようとした。

しかし、石堀は明らかに怪しい!という描写はされてなかった上にナイトレイダー隊員の中では
比較的存在感が薄く、分析担当としてビーストやアンノウンハンドの正体究明に熱心な素振りを見せ、
TLT内部に裏切り者がいる事を自ら隊長に告発し、TLT上層部に幽閉された千樹燐の救出作戦でも大活躍。
挙句に手下であるはずのノスフェルに襲われて食われそうになった事もあった為、
まさか彼が黒幕だなどと疑う人間は(視聴者を含めて)誰一人居なかったと思われる。
一応、ほんの僅かに伏線は張られていたのだが……

まさに外道

最終回では、交際中の女性隊員をいきなり銃で撃つというマジパネェ行動で、堂々と裏切り宣言。
(なお、失恋して泣いている彼女を優しく慰めて交際を始め、基地内で堂々とイチャついていた)
そして思惑通り、光を受け継いだ凪の目の前で母親を殺害した事を暴露し彼女を怒りのままに変身させて、
光エネルギーを「レーテ」を利用して変換。
変換された光のエネルギーは闇のエネルギーとして、ダークザギに再び肉体を蘇らせた。
本来の力を取り戻したザギは新宿を襲うが代々のデュナミスト(光の巨人=ウルトラマンへの変身者)達に
受け継がれてきた光の意味を総括する役割を担う“真のデュナミスト”となった
ナイトレイダー隊員・孤門一輝の変身した「ウルトラマン」が人々の希望を一身に受けて
本来の姿「ウルトラマンノア」となり、最後はノアの強大な力の前に宇宙の藻屑となって消え去った。

+ 余談
…と、本編では見事な悪役ぶりを発揮しているダークザギだが
円谷プロのエイプリルフール企画では言葉使いが丁寧で真面目な人物になっている。
ナナハチに書かれている日記は書籍化もされているらしい。

また、最近ブログを始めたようで、派遣星人事業とかえらく真面目な話をしている。
かと思えば5:31秒あたりからは…

つまり、彼はオンとオフを切り替えるタイプの破壊神なのだ。きっと。たぶん。そうなんじゃないかなぁ。
これを裏付けるかのように、グレートが「リアルで会うとヤバすぎる」と発言している。

前述のように、遥か昔に他者の手により作られた存在でありながら自分自身で進化し、
スペースビーストまできちんと手駒として扱えるようにした上、更に自分の手下に「闇の巨人」たちを持ち、
そして自分の実体が無くなった後も、復活するべく凄まじく長い視野で計画を立て、
その計画な為に下準備を怠らず、誰にもバレないように振る舞い、最終的にその計画通りに事を運びながらも、
悪の考えを持った人は最後にはやられるのですと言うことを、しっかりと身をもって教えてくれている…と、
字面だけ見るなら結構まじめな悪役なのである。

このような紳士ぶりからファンの間ではすっかり「ザギさん」という愛称が定着している。
マジパネェっす…あ、これは別の人だった。…しかしいいのかこれで。

さらに余談だが、ダークザギこと石堀光彦を演じた加藤厚成氏は、
後に『ウルトラマンメビウス』において狡猾で自己中心的なフリージャーナリストである蛭川光彦を演じており、
さらに後の『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル? NEVER ENDING ODYSSEY』では、
作中の時代より未来からやってきたペダン星の工作員・ダイル役も担当している。
後者では『ネクサス』で前述の溝呂木役だった俊藤光利氏が人類側であるZAPのクマノ隊員、
リコ役だった中丸シオン氏はダイルの上司であるペダン星人司令官・ハーランを演じており、
当時と役の立場が完全に逆になっているのが興味深い。


MUGENにおけるアンノウンハンド

シロト氏によって製作されたものが存在。
タッグ戦専用キャラとも言うべき仕様で、シングルやチームでは強制的に敗北する。
また本体も存在せず、攻撃をあてることはできないがパートナーが倒されると同時にKOとなる。
簡単な話、攻撃技をもったダミーといったところである。
また3ゲージ溜まると即座に「ダークフィールドG」が発動、背景が変わり、より激しい攻撃を放ってくるようになる。
技は飛び道具系が中心だがゲージを消費するものが殆どなので、
ゲージが溜まると超必殺技をすぐにぶっぱするようなAIとは相性がやや悪いか。

ちなみにタッグの相棒をDancer?にすると、神キャラかと思うほど理不尽な強さのタッグになってしまう。
詳しくはDancer?のページの動画を参照。

何故メルブラキャラ東方キャラで有名なシロト氏が唐突にウルトラマンのキャラを?と疑問に思う人は
氏のサイトをよく見てみよう。

出場大会

出演ストーリー

わたしたちのすわこさま(製作者であるシロト氏の動画)