二次設定が作られる事も多く、ストーリーや展開も他作品と絡ませやすい。具体的に挙げると、
「目的がごく一部の者以外には完全に害悪で止める必要がある」「生物にも機械にもDG細胞は作用する」「独立して暴れる事もある」
「かと思いきや誰かの手駒にもなる」「物語の根幹にいなくても問題ない」「原作のノリ的に無茶も無茶じゃない」等々。
『SDガンダムGジェネレーションF』では、デスアーミー達が進化した「デビルガンダムJr」がオリジナルユニットとして登場
(デザインは コミックボンボンの読者投稿から。
余談だが上半身が ターンXに似ており、DG細胞とナノマシンの関連性を併せると、何やら色々想像してしまう話である)。
「地球再生のために人類を滅ぼす」という目的から「人類を洗脳して管理、下僕として地球再生のために使役する」という高度な考えを持つに至った。
……ちなみに、デビルガンダム自体はどうなのかというと、悲しいほどに 弱い。
『Gジェネ』では強い機体の絶対条件の一つが「格闘武器を持っている」なのだが、
デビルガンダムは「デビルフラッシュ」と「バルカン」しか持っておらず、見かけと数値に反して思うように火力が出ない。
まぁ、遠くからの撃ち合いなら充分な火力なのだが、張り付かれると手も足も出ない。
下手をすればシャイニングガンダムの方が爆発力があるぐらいである。
多分、ゲームしかやってない人に 「原作ではバルカンでシュピーゲルのシュツルム・ウント・ドランクを破って破壊した」
と言っても、まず信用しないだろう。まぁ、バルカンの扱いの悪さはガンダムゲームでは万国共通だが。
一度撃破されると最終形態に移行し、「ガンダムヘッド」が使用可能になるものの、
これの攻撃属性が「火炎」であるため、宇宙では使えないのである。
まぁ、それ以前にパラメータ自体は優秀なデビルガンダムが落ちるなんて事態が、わざとでない限りまず有り得ないのだが。
『GジェネレーションWARS』では強力な武装、特に最終形態に格闘武器と必殺技が追加されたため、
正にラスボスとも言うべき強さを得た。
とくにGガン最終シナリオでは ゴッドガンダムが一機で挑む事になるため、事前準備を怠ると完全に詰む。
自軍で使用する場合は大型機体に乗ったときに性能を向上させる専用アビリティを持つコウ・ウラキ辺りを乗せると、
悪魔どころか魔王の如き強さになる。
まぁ、大型機体なんてそれこそコウが乗ってマスターにでもしないと使い勝手が悪くてどうしようもないのだが
ちなみに、配下のデビガン四天王は クセがあり過ぎるシャッフル同盟よりもよほど使いやすい。
グランドガンダムを除いて、だけど。
『スーパーロボット大戦』シリーズでは、Gガンダムが参戦している場合はほぼ確実に敵として登場。原作終了後設定でも何らかの形で復活する。
他作品とのクロスオーバーやスパロボオリジナル設定も多く、
『スーパーロボット大戦64』の 宇宙世紀シリーズのガンダム作品で有名な小惑星アクシズを取り込んだ「デビルアクシズ」を皮切りに、
『A』では『機甲戦記ドラグナー』に登場したギガノス機動要塞を取り込んだ「デビル機動要塞」、
『MX』では同じく『機甲戦記ドラグナー』のマイヨ・プラートに破壊されて放棄されたマスドライバーを取り込んだ「デビルマスドライバー」、
『NEO』では敵組織の本拠地である要塞「ウルタリア」と融合した「デビルウルタリア」へと変貌した事もある。
『R』ではデュミナス一味(Rのオリジナル敵勢力)の手によって、蘇生させた東方不敗を生体ユニットにする事で復活し、
しかも自己進化・自己増殖によって 量産された複数のデビルガンダムが一度に登場している。
更に遡ると初登場の『第2次スーパーロボット大戦G』では、『 機動戦士Ζガンダム』の パプティマス・シロッコが、
『新スーパーロボット大戦』に至っては 隠しボスとして『 蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロ
様
がコアとして搭乗するという凄まじい有様であった。
この時はラビアンローズをも取り込み、最終形態からさらに進化した異形の形態「デビルガンダムOG」となっている。
ちなみにこの『新スパロボ』では、デビルガンダム事件にウルベのような黒幕が存在しない。
……つまり、 キョウジが本当に悪人。
「 聞けぇ! わしは、この星の者ではない」のインパクトに隠れてあまり話題にはされないが、これもこれで大概な改変である。
でもシュバルツはいるし(途中で呆気なく退場して、隠し面で再登場するが)、死に際にしっかり「ありがとう…ドモン」とか言ってる。 なんなんだアンタ。
あえて原因を挙げるなら自身の星系のデビルコロニーっぽい兵器の技術を地球に持ち込んだ 異星人のせいといえる。
地球編はデビルガンダムがラスボスを担当しており、宇宙編ではスパロボオリジナル版デビルガンダムと言える ズフィルードがラスボスを担当。
『T』ではレインの体内に潜ませていた核の複製から復活するのだが、
ルートによってはレインの影響を受けたためアルティメットガンダムとして復活、エンディングでは同じく復活した東方不敗と共に外宇宙へ旅立つという、
スパロボ初となるデビルガンダムの救済が行われている。
+
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戦闘デモ |
『新』版
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『F』版
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『64』版
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『64』版のデビルアクシズ
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『MX』版
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『IMPACT』版
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『AP』版
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『AP』版の最終形態
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『OE』版
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『T』版
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『スーパーヒーロー作戦』では、『新スパロボ』の宇宙編ラスボスだったジュデッカ・ゴッツォらしき人物が供与したズフィルードを、
ユーゼス・ゴッツォが改造し、アルティメットガンダム用の素材としてカッシュ博士に供与。
カッシュ博士はユーゼスの陰謀に気付き、時間移動や因果律操作などの機能を封じる改造を施しつつアルティメットガンダムを作った。
……というややこしい設定となっている。
序盤にデビルガンダムが周囲を巻き込みながら過去にタイムスリップし、
過去の時代では『ウルトラセブン』のTDF(地球防衛軍)から怪獣認定されて 「隕石怪獣D」と呼称された。
最終的に未来の時代でウルベが使用後、 巨人の力が注入され、ユーゼス・ゴッツォと融合し「超神ゼスト」になった。
アーケードゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』でもラスボスとして登場。
本作では未来における現実世界のゲームセンターに突如出現し、『機動戦士ガンダム 連邦VS.ジオン』から、
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合VS.ZAFT II』までのVS.シリーズ全作品(架空のものもあるが)を強引に一つにしてしまった。
…その筈が、『SEED』より後の『機動戦士ガンダム00』から 刹那・F・セイエイが乱入してる事についてはツッコまないであげよう。
そのせっちゃんからは「俺
の
ガンダムではない!」とかのたまわれる。まあ そりゃごもっともだが。
他のキャラのデビルガンダムとの対戦前には一言しゃべるので、色々試してみると面白い。
なお、姿は今までのデザインとは少々異なった形になっている。
戦闘時は、最初は本体のみの登場だが、途中でデビルガンダムヘッドを呼び出したり、バリアを張ったりしてくる。
体力が半分を切ったあたりから攻撃が激しくなる。
射撃が強力な機体ならあっさり倒せるが、格闘機で戦うのはかなり厳しい。
ちなみに、続編の『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT』では背景として存在する他、
あるルートを選択するとボスとしても登場する。
カプコン恒例のボスラッシュルート(任意でルート変更出来るが)の1番手だが、前作同様格闘機だとかなり攻略が難しい(特に ガンダムエピオン)。
PSP版の「NEXT-PLUSモード」でも敵として登場するステージがある。
『EXTREME VS.』以降はギアナ高地やランタオ島の背景に登場している。
『Another Century's Episode2』では、なんと『
重戦機エルガイム
』のポセイダル軍によって宇宙に持ち出されてしまう。
しかし、ポセイダル軍が主人公達に敗れた際に地球に投下、ランタオ島に落ちてしまい、そこで戦う事となる。
この作品のデビルガンダムは射撃武器で遠距離から攻撃していればそれほど強い敵ではないが、
近接戦闘を挑む場合は油断すると大ダメージを受けてしまう。
最後はゴッドガンダムの石破天驚拳と ウイングガンダムゼロカスタムのツインバスターライフルによる合体攻撃に敗れる。
『ガンダム無双』シリーズでは『2』から登場。
他の巨大MAと違って動かず、ビームやDG細胞で攻撃してくる。DG細胞は喰らうとしばらく動けなくなるので危険。
本体の周囲にデビルガンダムヘッドが生えており、こちらは体当たりやビームで攻撃してくる。
デビルガンダムヘッドを破壊すると本体に隙が出来るため、ヘッドを破壊→本体に攻撃、を繰り返すのが基本。
動けないためか、他の巨大MAが操作出来るようになった『真・ガンダム無双』でも、残念ながらデビルガンダムは操作可能とはならなかった。
『ガンダムトライエイジ』では、ビルドMS6弾のビルドミッション・Gガンダム編にて、CPU専用巨大ボスとして採用された。
シナリオ進行はギアナ高地決戦までなので、パイロットはキョウジで固定。
4つのミッションで登場し、最後のステージ8では'常ミッションなのにHP6万超えの上にデスアーミー生存時は吸収して体力回復するという、
正に超ド級の耐久力と、3種類も存在する専用ボスアビリティ、アシストカットを狙うデスアーミー&東方先生の援護でプレイヤーを苦しめる。
ボスアビリティ「煉獄」をノーダメージで抜ければ反撃でダメージを与えられるものの、
それでも6万超えのHPを削り切るのは無策では不可能のため、高ダメージを叩き込む策を練る必要がある。
余談だが、本作にはジェガンとアイラ・ユルキアイネンが参戦済なので、ビルドファイターズでのまさかの敗戦も再現可能。
さらに余談だが、同弾で排出された「デビルガンダムファイト!キャンペーン!」のカード裏面では、
歴代ガンダム作品の主人公(『トライエイジ』参戦済みのみ)がデビルガンダムに対してコメントしている。
その後、「鉄華繚乱4弾」で「デビルガンダム最終形態」がカード化され、パーフェクトレアで登場。
HPとアタックが高いステータスと、ロックオンした相手に追加攻撃を行うアビリティ「デビルフィンガー」を持つ。
必殺技は「暴烈拡散・デビルフィンガー」。
下部のガンダムヘッド側面を脚へと変形させて接地した後、肩部のデビルフィンガーから強力なエネルギーを放つ。
専用機パイロットとして「レイン・ミカムラ(生体ユニット)」がマスターレアでカード化。
アタックが高いステータスと高レベルディフェンスバースト、毎ラウンドHPが回復するスキルを持つ。
また、通常のレイン・ミカムラも専用機パイロット扱いとなっている。
『ロストヒーローズ2』では作中のキーアイテムである「かけら」を生体ユニット代わりに無理やり起動するも、
制御が出来ない暴走状態になり、一旦はゴッドガンダムの爆熱ゴッドフィンガーで破壊されるが完全には破壊されておらず、
その後 ウルトラマンレオの弟 アストラを生体ユニットにして最終形態となる。
最終的にレオと救出されたアストラの「ウルトラダブルフラッシャー」で完全に破壊された。
「石破ラブラブ天驚拳」リスペクトなのか、普段はダブルフラッシャーを使う時に技名は言わないが、この時は兄弟揃って叫んでいる。
『ガンダムブレイカー2』ではラスボスとして登場。
ヒロインのレーア・ハイゼンベルグを生体ユニット代わりに起動する。
その前のミッションでのレーアとの最後の通信を解析した結果、レーアの父親であり敵司令官のヴァルター・ハイゼンベルグに誘拐された事が判明。
プレイヤーはレーアを助けるために出撃する事になる。
一度全部位破壊してももちろん復活するが、覚醒と呼ばれる強化システムが発動し、レーアを救い出す事が出来る。
なお、クリア後のエクストラミッションではデビルガンダムヘッドが常連となっている。
また、『ガンダムブレイカー3』の続編にあたる『ガンダムブレイカー4』でもラスボス「カオス」の操る巨大ガンプラとして登板。
「囚われたヒロイン(の一人)を救い出すために戦う」という、上記『2』と似たような役どころで登場するが、
デザイン面では『2』とは異なり、ディテールアップを始めとして大幅にアレンジされている。
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