「ジャネンバぁぁぁぁぁ」
劇場版『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』に登場したボスキャラクター。
名前の由来は邪念(邪念波)。声優は
ボージャック
などを演じた
玄田哲章氏。
閻魔大王の元で働くスピリッツロンダリング装置のタンク係のサイケ鬼が、装置の事故で悪の気を浴びて変身した姿。
(スピリッツロンダリング装置と言うのは、地獄に行く者達の魂を浄化させる装置のことである)
丸々とした巨体かつ無邪気そうな外見で「ジャネンバ」としか喋れないが、
圧倒的なパワーと魔術的な能力を備えており、相手の技を見切る能力に長けている。
地獄の閻魔大王の館をバリアで囲い、あの世とこの世の秩序をめちゃくちゃにした。
これにより、
フリーザなど過去に倒されて地獄に送られた悪人達が再びこの世に蘇り、大混乱が起こってしまうことに。
*1
第一形態である丸々とした太っちょの状態でも不思議な魔術や技を駆使し、通常形態の
孫悟空を圧倒した。
腹部の6つの穴からはエネルギー弾を連射でき、これによって超サイヤ人に変身した悟空でも苦戦を強いられている。
その後、超サイヤ人3に変身した悟空の全力(悟空曰くここまで本気にさせたのは
魔人ブウに続いて二人目)により、
一撃で絶命したかに見えたが、全身の肉を収縮させる事により、等身大のより邪悪で強力な姿に変貌を遂げる。
変身後は粗暴で残虐な性格になり、能力面も飛躍的にパワーアップした。
己の体を分解して瞬時に別の場所に出現させることが出来、これによって何度も悟空と
ベジータの攻撃を回避した。
さらに、
ガラスの雨のような光線を放出したり、地面に落ちていた小さな棍棒を遠距離からも切断可能な
剣に変えたり、
針の山の残骸を伸縮自在な武器に変化させたり、
腕を伸ばすなど多種多様な技を身に付けており、
超サイヤ人3の悟空ですら圧倒し、その後に続けて現れたベジータも相手にはならなかった。
悟空曰く「あんな強え奴初めてだ。」とのこと。
しかしその後、フュージョンを成功させた悟空とベジータの融合体、
ゴジータに圧倒される。
最終的に「ソウルパニッシャー」(媒体によっては「スターダストブレイカー」)という技によって悪の気が浄化され、元のサイケ鬼に戻った。
閻魔大王を閉じ込めたバリアは、悟空とパイクーハンの超エネルギー弾でも壊せないほど頑丈だが、
何故か悪口を発するとヒビが入る仕様になっていて、ジャネンバ自身も悪口で身体にヒビが入った。
現在閉鎖された劇場版公式ホームページ「劇場版ドラゴンボール ヒストリー」では、
超サイヤ人3ゴテンクスやアルティメット
悟飯を圧倒したヒルデガーンや、劇場版三作品に登場した
ブロリーを押さえて「劇場版シリーズ最強の敵」として紹介されていた。
*2
デザインは作画監督の山室直儀氏。また、大全集では鳥山明氏が気に入っているデザインのキャラクターとしてジャネンバの名前を挙げている。
後年のゲームでは、本映画を基にしたPSP用ゲーム『ドラゴンボールZ 真武道会』にて悟空と共にパッケージを飾っている。
ニコニコではさほど知名度はないが、ヤンデレ妹と会話(?)をするMADが存在している。
MUGENでは
海外産手描きキャラ。キャラサイズは小さめ。
剣による攻撃やブロック状に変化するワープなど、原作のトリッキーな動きを再現している。
リクームなどを作成しているMiaoyu氏によるFranciynaldou氏製の改変版。
こちらはサイズが大きくなっており超神氏等のDBキャラと並べても違和感がない。
デフォルトで強めのAIを搭載しているが、相手の目の前でゲージ溜めをすることが多いのが欠点。
同じく『ドラゴンボールZ』最強の呼び声が高いブロリーと違って動画での出番は今のところあまりない。
劇場版オリジナルキャラの中では知名度は高めな方なので今後の活躍に期待か。
出場大会
出演ストーリー
*1:
このエピソードでは過去に登場した悪役達が復活しており、その中には玄田氏が以前演じたボージャックの姿もあったが、
意外なことに、再登場した悪役達の中でまともなセリフがあったのはフリーザのみである。
そのフリーザも通常形態の悟飯に一撃で倒されており、ジャネンバ以外の悪役は殆ど端役かギャグキャラ的扱いであった。
*2:
ただし、同作品を手がけた脚本家の小山氏はブロリーについて「ドラゴンボール世界最強の存在」であるという発言をしており、誰が最強の敵であるかは実のところ曖昧である。
おそらく戦闘力が100もあるかないかという程度の普通の鬼が超サイヤ人3に変身した悟空を圧倒する程の力を持つようになったことから、
ジャネンバへと変身した際に途方もないエネルギーを得ていたことは確かであり、
作中の時系列から考えるとジャネンバの力の元となった負のエネルギーはブロリーやバイオブロリーの悪の気を含んでいる可能性もある。