メタルギアREX

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メタルギアREX - (2015/03/08 (日) 20:43:18) の編集履歴(バックアップ)



「今から見せてやる、21世紀を導く悪魔の兵器をな!」


『メタルギア』シリーズに登場する搭載二足歩行型戦車

「金属の歯車」の意味を持つ兵器『メタルギア』。
様々な状況・地形から核ミサイルを発射することができる二足歩行型の戦車であり、単独での作戦行動も可能。
これにより、全世界の核バランスに大きな影響を与えた。種々の補助武器も装備することができる。
開発された時代や機種ごとの運用方針によって、多様な種類が存在する。

『REX』はシャドー・モセス事件(メタルギアソリッド)に登場。
名前の由来は、第二次世界大戦中に連合国側が日本の戦闘機「強風」に対して与えたコードネーム「Rex」から。
またその姿が肉食恐竜のティラノサウルス・レックスを思わせる外見をしていることからも来ているとも思われる。
作中では2005年に、アメリカ陸軍(及びDARPA)国防高等研究計画局))とアームズ・テック社が共同で開発。
アームズ・テック社は科学者ハル・エメリッヒ(通称「オタコン」)にTMD(戦域ミサイル防衛)用の撃墜弾体射出システムのプラットフォームと偽って設計させた。
装備品は撃墜弾射出用レールガン、FCS(射撃統制システム)制御30mm多銃身機関砲、FEL(自由電子レーザー)砲、対戦車誘導弾。

しかし「撃墜用」とされたレールガンは、実際には核弾頭を射出し、高い加速力によって世界のどこへでも弾頭を到達させる核砲弾射出システム用の武装。
原理的には大砲と同じであるため、ロケットを使用せずに核弾頭の大陸間到達が可能で、弾道ミサイル警戒システムでは探知不可能。
核弾頭自体にもレーダー反射断面積(RCS)低減や電波吸収素材(RAM)の使用など各種の撹乱技術が使用されており、
これらの特徴からオタコンは「ステルス核」と形容していた。核を使われる方からしてみれば、「悪夢」としか言い用がない代物である。

機体自体の密閉性も高く、堅牢な複合装甲を装備しているため外部からの攻撃を通さないが、
オタコン自身の「人も兵器も弱みが無いと可愛くない」という美学から、情報収集はレーダーのみに頼るという弱点が意図的に盛り込まれた。
いざと言う時はレドームを本体に収納して防御する事も出来るのだが、収納する速度が結構遅い。
ついでに言うとカタログ性能はアームズ・テック社の誇張があり、実際のレールガンの射撃精度は高くない。
(まぁ使うのが核弾頭だし、精度が低くてもそんなに問題ないけど)

なお1964年のソ連において、核搭載二足歩行戦車の発案者であるグラーニンによって、このREXと姿が酷似する二足歩行戦車の設計図が登場している。
だが、この草案が直接REXの開発に繋がっているかは作中でも定かになっていない。*1
ただし、技術情報そのものは1964年の「スネークイーター作戦」以降にアメリカへある手段で渡っている。

+ 作中での扱い(ネタバレ注意)
作中ではグレイ・フォックスによってレーダードームが破壊されたため、操縦席を開口した状態で戦闘を続行するが、
操縦席のリキッド・スネークと計器を攻撃され、断末魔の叫びを上げて活動を停止した。
その後は、事件の舞台であるシャドー・モセス島の格納庫内に放置。

続編に当たる『MGS4』では再びモセス島を訪れたソリッド・スネークとオタコンの操作する『メタルギアMk.III』により、
輸送機の機内から制御プログラムをエミュレートして再起動、リキッド・オセロットの駆る『メタルギアRAY』と対決することになる。
実はシリーズ中、プレイヤーが『メタルギア』を操作できるのはこれが初めてだったりする。
白兵戦に陥った時の事を考えたオタコンの独断で、体当たりや胴体関節での噛み付き(この時の動きは正に肉食恐竜)、
至近距離からレーザーやミサイルを乱射するといった格闘用の動作が開発段階で秘密裏にプログラムされており、
RAYほどの跳躍力ではないが多少の高さのジャンプをする事も可能。対メタルギア兵器であるRAYとの決戦にも勝利したが、
整備もされず長年放置されていた物を無理矢理動かしたツケが回り、戦闘終了後に機能停止した。
(小説版によると、最後まで動かせたのはオタコンが陰から猛サポートを行ってくれたからであり、
 起動の時点で動く度にあちこちのパーツが壊れていったと言う)
メタルギアソリッドでのREX MGS4でのREX VS RAY

なお、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、シャドーモセス島ステージの背景として出演。
制限時間が少なくなるとガレージを破りその姿を現す。REXの他に後継のRAYや月光もランダムで出現する。
(以上、wikipediaより転載、改変)

+ 「やめてくれ おい…現実とは思えん…」
どうやら、現実にそのような生物が存在していたようである。
コスタリカ沖に存在すると伝承される怪物の島「イスラ・デル・モンストリオ」。
その地にREXそっくりの鋼鉄の牙王、「ギアレックス」は生息していた。

というのはまあ、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』での『モンスターハンター』とのコラボである。
そしてTGS2010の『モンスターハンターポータブル3rd』のステージで、MGSメインテーマが流れた。
しかしモンハン本編での登場はかなわなかった。

MUGENにおいては

bartlett氏制作の3DCGを2Dに落とし込んで製作されたものが公開されている。

非常に大きく、リーチの長い中距離キャラ。『MGS4』の時と同様に格闘も行う。
基本的な動きはほぼ再現されており、噛み付いてレーザー照射・地面に叩きつけてミサイル乱射などのアクションも原作通り搭載。
射撃で牽制したりバックステップで距離を取りつつ、近づいてきた敵を蹴り飛ばしたり超必殺投げを決めたりするのが主な戦法になる。

防御面では、常時ハイパーアーマーで投げが効かない。
食らい判定は本体とレドームで別々に存在している。いわゆるレオパルドン形式。
この食らい判定はそれぞれ性質が異なり、本体は硬いがレドームのほうは柔らか目となっている。
また、ハイパーアーマーの弱点である超多段ヒット技を無効化するシステムを搭載している。
この特性によりゼットンのファイナルビームやスーパーメカ翡翠花火も耐える。
というか、超多段ヒット無効が発動すると同時にゲージMAX&凄まじい攻撃力補正がかかるため、
花火を撃った途端にREXが狂キャラと化す。
超多段ヒット無効が発動した様子(最後の3試合)


だったのだが、最新バージョンでは主にAIが強化され、引き換えにシステム面では大きく弱体化されているとのこと。
念願のレールガン追加


出場大会

出演ストーリー


*1
展開からすると「初代メタルギア(TX-55)」の設計図が登場するべき場面であるが、
「初代を知らないMGSからのファンには、REXの方が馴染み深いだろう」と思って敢えてREXに似せたのかも知れない。
或いは「TX-55」や「改D」は、この設計図の記憶を元に「OUTER HEAVEN」が独自開発したのだろうか。
シリーズものの陥りやすいパラドックス…と言いたい所だが、
後付けでTX-55より古い「RAXA」だの「ZEKE」だのが存在する事になったので、突っ込むだけ無駄である。
…と言うか元祖であるMSX版『メタルギア』『メタルギア2』
小島氏が関わっておらず劣化移植とされているファミコン版『メタルギア』及びアメリカ製の続編『Snake's Revenge』
(アメリカでNSC版(ファミコン版)がヒットした事で『リベンジ』が作られ、それを聞いた小島氏が改めてMSX版『2』を作ったと言う順番になっている)
と『MGS』以降はそれぞれパラレルと明言されている。
『MGS』以降の重要ネタであるクローンネタが旧作には欠片も無いなど、大量の設定違いが他に存在するし。
そもそも初代でのビッグ・ボスとスネークの関係は
「上がアウターヘブンを調査しろと煩いが秘密がばれると不味いな。 調査はしましたが何もありませんでした と言う事にしよう。
 そう言えば新入りがいたな、奴を使えば旨い具合に失敗するだろう。」
程度でである。そして作戦を成功させそうなスネークに逆切れした。