ディグダ

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ディグダ - (2020/12/20 (日) 22:14:41) の編集履歴(バックアップ)



「たまげた もんだ
 この ながーい どうくつ!
 ディグダが ほったんだと!」

データ

分類: もぐらポケモン
タイプ: じめん
高さ:0.2m(地面の上から見えている分)
重さ:0.8kg
特性:すながくれ(天候が「すなあらし」のとき回避率が上がる)
   ありじごく(「にげる」またはポケモンの交代を防ぐ。飛行タイプや特性「ふゆう」には効かない)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの1匹。
初代(赤・緑・青・ピカチュウ)からいる古株である。
主に地中で生活しており、地下1メートルくらいに穴を掘って住んでいる。
ディグダが掘った後は地面が程よく耕される為、多くの農家に飼われている益獣でもある。
(なお本物のモグラは、穴を掘る際に植物の根を傷つけてしまう(深い穴は換気が悪くて窒息死するので、生息地は地下30cm程度)、
 その穴を利用したネズミ等が根を齧る、更にはミミズ等の益虫(食物連鎖で言う「分解者」)を食べる、等の理由で害獣扱いである)
但し住み家としてはイワークが掘り進んだ後を好む。
名前の由来は、間違いなく英語の「掘る(dig)」。「ダ」が付く事からナムコの『ディグダグ』と掛けているとも。
見た目のモチーフは恐らく本物のモグラというよりも、エレメカ「モグラ叩き」で使われていた筒状のモグラ人形だと思われる。
本物のモグラがモチーフになったポケモンは後述。
時々間違われるが、顔の真ん中の赤い楕円部分は口ではなく鼻らしく、上の絵でも団子っ鼻状の陰影が付いている。

主にカントー地方、クチバシティの右隣にある「ディグダのあな」に出現する。
この町のジムリーダーであるマチスが使うでんきタイプに有効なじめんタイプで
少し育てれば、あるいは捕まえた時点で「あなをほる」を覚えているので即戦力になり、
当時は急所に当たる確率が非常に高かった「きりさく」も覚え、
ダグトリオに進化すればさらに素早さに磨きがかかるのでラストまでお世話になったプレイヤーも多いことだろう。
ちなみに、ディグダのあなには低確率でダグトリオもエンカウントするのでその素早さと
「あなをほる」の威力の高さ(初代では「じしん」とおなじ100)の前に全滅させられてしまうプレイヤーも少なくなかった。

当時のポケモンスタジアムでは「初代は素早さに比例して急所率も上がる」という仕様のお陰で
素早さが当時NO.2のダグトリオはというと、通常技は勿論、 一撃死技まで命中率が高い という恐ろしい補正が加わっていた。
初代ではダグトリオは強ポケの名を欲しいままにしていた。

一方で進化後のダグトリオ共々屈指のネタポケモンでもある。
初代から第4世代まで全ポケモン中身長最小の座を維持し続けていたが*1、それはあくまで地面から上の話。
上半身しか見えず下半身が未だ未確認というある意味ポケモン最大の謎を抱えているため
(アニメ版のED曲「ポケモン音頭」でも「なぞが なぞをよぶ ディグダの かはんしん」という歌詞がある)
勝手にムキムキマッチョにされているネタイラストが多く存在する。
あるいは形が卑猥だとか…。
また、上述の通り「きりさく」を覚えるのだが手足らしきものは確認できない。どうやってるんだ?
とりあえず地面に潜って見えないだけだとは思われるが。
『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』のディグダ曰く足はあるらしいが…。

ちなみに『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』では、外見がディグダ以上にモグラに似ている
「モグリュー(ドリュウズ)」が登場したため、色んな意味で立場が危ぶまれている。
まあこっちは頭と両手がドリル状で「ドリルライナー」なるドリルの名を冠した技を覚えたりと
ドリル尽くしのポケモンなので完全に被ってはいないのだが。

原作ゲームでは強力なとくせい「ありじごく」とかなり高めのすばやさが持ち味。
相手を逃げられなくした上で、先制の一撃で相手を倒すという戦法が強力。
しかし攻撃力は進化前ポケモンの中でも中の下といった程度なので、弱点を突かない限り一撃で相手を倒すのは難しい。
そして防御面はHPとぼうぎょが極めて低く、特にHPはダクトリオに進化してなお、並の進化前ポケモンを下回るという脅威の脆さである。
ブラック・ホワイトでは浮遊状態になる持ち物「ふうせん」、地面タイプの電気無効、さらに特性の交換封じを併用し
相手の封殺を狙う『風船ダグ』という型が確立。
相手を電気・地面技しか撃てない状況に追い込めば、その間こっちは悠々と能力アップを積めるという凄まじいリターンがあり
そうそう、そうはならなくても相手の行動の拓を大量に縛る事ができるため評価は高い。

ちなみにブラック・ホワイトで相手を宙に浮かせる「テレキネシス」が登場したが、
ディグダとダグトリオはそれを完全に無効化する。
特性やタイプに特定の技を無効化する仕様は存在するが、ポケモン自身に仕込んであるのは特例中の特例。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』でもポケスロンの競技に参加させても、ディグダとダグトリオだけは
ジャンプが必要な競技で一切地面から離れてくれないという 競技性を犠牲にしてまでも設定を守った 特別仕様になっている。
ディグダの下半身の秘密は未だに謎のままである。
でも「浮遊」の特性や浮遊状態になる持ち物「ふうせん」の恩恵は受けられる、どういうことなの…

ディグダのHP種族値は「10」であり、Lv50ではなんと脅威のHP85である。努力値をHPに最大まで振っても117までしか上がらない。
全600種類以上いるポケモンの中でもワースト2位*2である(1位はもちろんこいつ)。もちろん防御も低い水準であり、
攻撃種族値最低ラッキーの捨て身タックルの一撃で沈む。

この打たれ弱さはMUGENでも再現されている。

+ アローラ!
第7世代ではアローラ地方の環境に適応するために姿を変化させた「リージョンフォーム」という形態が登場している。
原種と異なり、タイプが地面・鋼の複合であり、特性に直接攻撃の技を当ててきた相手のすばやさを1段階下げる特性「カーリーヘアー」を持っている。

アニメでも登場しており、 白石文子 女史、 西村ちなみ 女史、辻香織女史が演じている。


MUGENにおけるディグダ

わにわに氏(どん氏)によるものが存在しており、一時期公開停止されていたが
2012年11月10日に再公開された。
ドットは氏の自作。原作を意識してた。作られているためちびキャラで素早い動きが特徴。

「マグニチュード」や「じしん」で地響きを起こしたり、
「あなをほる」で地面に潜って相手の攻撃をかわし、足元をすくったりする。
「いわなだれ」は自分の目の前で岩を巻き上げたあと、離れた距離に落とす。
超必殺技では「ふくろだたき」で仲間が一斉に通過し、設置技として「ステルスロック」も使用する。
そして瀕死時のみ使える3ゲージ技の「イ゙ゃゾ┗A」では…?

非常に小さいうえに浮いたりもせず投げも無効なのでとてもAI殺しなのだが
コンボゲー殺しかと言われるとそうでもなく、ガード出来ない上に恐ろしいほど(Life700Def40=通常キャラの3割以下)なので
小足を連発されるだけでやられてしまう。一応シールドを持っているが…。
また、一部の技を除いて攻撃力も決して高いとは言えない。

デフォルトAIはないが本体が公開されたのと同じ日にnns氏がAIを公開した。仕事早ぇ。

上記のようにAI殺し要素が大きいキャラなので一昔前ののAIを積んだキャラには難なく勝てるが、
相手の高さ情報も収集して下段or背の小さい相手にも当たる攻撃もまんべんなく使うような
最近主流のAI相手だとあっさり倒されてしまう。非常に相性に左右されやすいキャラといえるだろう。

出場大会

出演ストーリー



*1
第5世代にあたる『ブラック・ホワイト』では新ポケモンのバチュルが 0.1m で身長最小記録を更新した。

*2
ちなみに、HP種族値ワースト1位のヌケニンのHP種族値は「1」であり、どんなに努力値を振ってもHPは1から上がることは無い。
詳しくは当該項目を参照。