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ラプトル - (2012/02/26 (日) 16:50:14) の編集履歴(バックアップ)
ラプトル(略奪者、泥棒)とは、恐竜の一種であるヴェロキラプトルの呼称。名前の意味は「敏捷な略奪者」。
約8,300万- 7,000万年前(中生代白亜紀晩期)の東アジアにあった大陸に生息していた小型恐竜で、獣脚類に属している。
ヴェロキラプトルといえば一般的には映画『ジュラシック・パーク』に登場し、
同作で描かれた「集団で人間たちを襲う、頭の良い中型恐竜」としてのイメージが強い。
映画が制作されていた当時はヴェロキラプトルと
デイノニクス(「恐ろしい爪」の意。推定全長2.5~4m、コヨーテ程度の大きさ)を同一種と見なす説があり、
設定はヴェロキラプトルだが見た目はデイノニクス(及びより大型のユタラプトル。推定全長5~7m)を
モデルに作られていたため、そのようなイメージになったのである。
しかし、今ではその説は間違いであったことが判明している。
本当のヴェロキラプトルは七面鳥ほどの大きさ(推定全長2m、推定体重15kg)で、
上の画像のように体には羽毛が生えており、鉤爪は相手を切り裂くことはできず専ら刺突用だった。
世界的に有名な化石として、プロトケラトプスという四足歩行型の草食恐竜と取っ組み合った状態の化石が発見されており、
鉤爪がプロトケラトプスの頭部を捕えていることが分かる。
「プロトケラトプスの卵を狙って親に見つかり、戦闘になったのではないか」という説があり、名前の由来にもなっている。
また知能面についても疑問視されており、映画で見せたような高度な社会性は持っていなかったとされている。
なんだかちょっとガッカリだが、カッコよさを失った代わりに可愛さを得たようにも見えないだろうか?
ゲーム・アニメなどにおけるヴェロキラプトル
『ジュラシック・パーク』の二次創作への影響は多大で、
ゲームなどで「○○ラプトル」「~ラプター」という名前の敵がでてきたら大抵はデイノニクス型である。
なにしろ当時はこの恐竜、大人気だったのだ。
メガドライブやSNESで出たアクション『ジュラシックパーク』ではラプトルという名前で
主人公の一人として
登場しているくらいである。
檻から脱出したラプトルが、小さい恐竜を捕食して体力を回復させたりしつつ進んでいくというもの。
もう一人の主人公である人間のグラントより断然使いやすく、大ジャンプが可能で翼竜にさらわれないなど優遇されている。
カプコンの『ディノクライシス』にも敵として登場し、
後年には同作出典として
アロサウルスと共に『
NAMCOxCAPCOM』にも参戦。
ちなみに本作が発売された2005年当時はすでに映画とは違う実際のヴェロキラプトル像が確立されていたが
ナムカプにおけるヴェロキラプトルの姿は参戦元のゲームに準じたものになっている。
アニメ作品では『
トランスフォーマー』のビーストウォーズシリーズに登場するダイノボットが有名だろうか。
こっちで馴染みがあるという人も多いかもしれない。
MUGENにおけるヴェロキラプトル
『
プライマルレイジ』のキャラで知られるLord Sinistro氏が、上述のゲーム『ジュラシックパーク』のラプトルをMUGENに移植している。
解像度の関係か背が低い。尻尾、引っ掻き、噛み付きによる攻撃の他、
コマンド技では小さな恐竜や兵士を呼び出して攻撃させたりもできる。
出場大会
出演ストーリー