ギャラドス

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ギャラドス - (2022/05/31 (火) 23:54:40) の編集履歴(バックアップ)



  • 分類:きょうあくポケモン
  • 高さ:6.5m(通常、メガシンカ共に共通)
  • 重さ:235.0kg/(通常/メガシンカ)
  • タイプ:みず/ひこう
  • 特性:いかく(出た時、相手の攻撃力低下)
  • 隠れ特性:じしんかじょう(自分の技で相手を倒した後、攻撃力が1段階上がる)

古文書にある 龍の正体と 見たり。
口から 吐きし 熱線にて ことごとく 集落を 焼き尽くすと 記されたり。

+ 担当俳優
石塚運昇
『ミュウツーの逆襲』(ウミオの手持ち)、アニポケ(カスミ、ワタルの手持ち)
三宅健太
『XY』(フラダリの手持ち)

任天堂のRPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。第1世代(『赤・緑』)から登場している。
コイキングがレベル20で進化する。
非常に凶暴な性格。人前に姿を現す機会こそ少ないが人間が争い始めると姿を見せる習性があり、周囲を焼き尽くすまでその怒りは収まることがないと言われる。
性格の豹変は進化によって脳細胞の構造が組み換わるためだとされ、ポケモンの中で一番恐ろしいと懼れられている。
図鑑の説明文でも、ひと月暴れ続けたり大きな都市を壊滅させたなどといったギャラドスの驚異を物語るような記述が多く、
徹底して弱いポケモンであることが書かれ続けている進化前のコイキングとは対称的である。

(以上、Wikipediaより一部抜粋・改変)


原作中の性能

HP:95
攻撃:125
防御:79
特攻:60
特防:100
素早さ:81
合計値:540

ギャラドスは作品ごとに強さや扱いやすさ、戦闘スタイルなどがコロコロ変わるポケモンである。これまでの道のりを順に見ていくと…
  • 第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ)
「とくしゅ」が共通だったぶん火力はそこそこ高く、技のレパートリーが少ないと言う弱点もあるものの強力なポケモン。
……ではあるのだが、なにぶん電気タイプの技が4倍になるというのが痛過ぎた。
サンダースやスターミーなど、「すばやさ」が高く10まんボルトを持っているポケモンが多かったので……。
また、ゲーム外でも主役ゲームもリリースされ大々的にプッシュされていた黄色いにくいアンチクショウにボコられ、
「こんなに強い(という設定の)ポケモンを倒すなんて、ピカチュウはすごい!!」と噛ませ犬にされる姿は児童向け雑誌ではよく見られた。
(「じしんでピカチュウが返り討ちなのでは?」と思われるかもしれないが、当時のギャラドスは「じしん」は覚えない上、素早さがピカチュウに負けている)。
アニメを観て最強のギャラドスに憧れて、苦労してコイキングを育ててギャラドスにしたのに思ったほど活躍してくれず、肩すかしを食らった小学生は多かった
(ギャラドスの代名詞のように扱われていた「りゅうのいかり」が使い所の無い技だったり)。
とはいえ、環境が不遇だっただけで、使い方育て方を間違えなければ弱い訳ではない。

  • 第二世代(金・銀・クリスタル)
「とくしゅ」が「とくこう」と「とくぼう」に分かれ、ギャラドスは「とくこう」が低めに設定された。
そして水タイプは全て特殊技であったため、完全な弱キャラに転落。
一応、「めざめるパワー」の登場により、攻撃力の高い飛行タイプとして新たな道をしばらく歩むことになる。
でも相変わらず電気タイプ等、飛行タイプに強いポケモンが猛威を奮っていたため、総合的にも弱キャラ。
また、この作品から色違いシステムが追加されており、ゲーム中盤で赤いギャラドスが登場する他、アニメ版の逆輸入でピンク色のバタフリーも目撃されている。
この世代の色違いは個体値によって決まるため、このイベントで入手した色違いギャラドスを親としてタマゴを作る手法は、
歴代作品のなかでも格段に色違いが出やすい孵化厳選のやり方として知られる。
孵化を短縮する手段もないためどの道苦行には変わりないが

  • 第三世代(ルビー・サファイア・エメラルド・ファイアレッド・リーフグリーン)
新たなシステム「とくせい」で相手の攻撃力を下げる技「いかく」が搭載。
さらに努力値システムの変更による全体的なポケモンの耐久面の低下、
そして攻撃と素早さが1段階上昇する優秀な積み技「りゅうのまい」の習得可能から、飛行タイプとしては非常に強力なポケモンになった。
一度「りゅうのまい」を積んでしまえば水技が弱くても「じしん」で炎、岩タイプどころか苦手の電気タイプまで返り討ちにできたり、
ダブルバトルで味方に電気技が一切当たらなくなるとくせいの「ひらいしん」などの登場により、その高い攻撃力を存分に振る舞えるようになった。
めざめるパワー」による個体値選びは面倒なので扱いにくさは相変わらずの玄人向けであるが。
しかし当時問題児だったメタグロスに有利だったり、上位を食えるポテンシャルはある。

  • 第四世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ・ハードゴールド・ソウルシルバー)
「めざめるパワー」が特殊技扱いになり、飛行タイプとしての道は閉ざされた。このため、前作でカモだったルンパッパは一転して天敵と化している。
だが持たせると効果抜群のでんきタイプの技の威力を一度だけ半減する「ソクノのみ」の存在や、
技の物理と特殊の分け方がタイプ別から技別に変更されたため、「たきのぼり」や「アクアテール」といった水タイプ技で
物理攻撃力の高さを生かせるようになった(更には『プラチナ』に限り、コイキング時に飛行タイプの物理技「とびはねる」を覚えることも可能)。
それに伴い、レパートリーの広さや本来のステータスの高さも相まってその強さが見直され、補助技を数ターン使えなくさせる
ちょうはつ」や、積み技「りゅうのまい」の存在により、打ち合いにおいて耐久型のポケモンの多くを完封できるようになった。
更に耐久面においても電気4倍のイメージが先行しがちだが、それさえ除けば弱点の数が少なく耐性が多いため実は結構優秀。
むしろ電気4倍を逆手に取って、エレキブルやランターンなどの電気技を吸収、無効化できるポケモンを控えに置いて相手にちらつかせておけば、
「電気技を交換で受けられ相手にアドバンテージを献上する」「交換読みでギャラドスには効かない地面技をぶっぱなす」の心理戦に持ち込める。
シリーズ通して強キャラとされるヘラクロスに相性が非常に良かったり。

  • 第五世代(ブラック・ホワイト・BW2)
基本的には第四世代と変わっていない。
第五世代では強力なほのおタイプやむしタイプが多く出現したため相性で有利なギャラドスに追い風が吹いたが、
変わりに電気物理技「ワイルドボルト」を習得するほのおタイプが現れたため、逆に狩られる危険も出てきた。
とはいえ基本性能が高いため、まだまだ一線で戦えるポケモンである。

  • 第六世代(X・Y・ORAS)
メガストーン「ギャラドスナイト」を持たせることでメガギャラドスにメガシンカできるようになった。
攻撃力と特防が上昇し、特性が「かたやぶり」に変化。また、第2タイプのひこうがあくに変わったため、相対的にでんきタイプからのダメージが半減。
いかくで攻撃力を下げられなくなり、くさむしフェアリーかくとうが弱点になってしまうものの、
ふゆう特性の電気タイプであるロトムやシビルドン相手に有効打を打てることが強みか。
さらに言えば上記のようにひこうタイプなのに有効なひこうタイプの技に乏しかったため、
「しっぺがえし」や「あくのはどう」などの攻撃をタイプ一致で放てるようになったのも利点。
余談だが、『X・Y』に限らず全シリーズを通して、その見た目に反してあくタイプの優秀な物理技である「かみくだく」は『ORAS』まで覚えなかった。
「かみつく」は覚えるのに。
本編では、フレア団のボスであるフラダリの切り札として登場。最終戦ではフラダリと一緒にメガシンカした姿を見せてくれる。

  • 分類:きょうあくポケモン
  • 高さ:6.5m
  • 重さ:305.0kg
  • タイプ:みず/ひこう
  • 特性:かたやぶり(相手の特性を無視して技を出せる。)

  • 第七世代(サン・ムーン)
フェアリータイプの強化により、あくタイプ化するメガシンカが使い辛くなっている。
影響を受けたのはギャラドスだけではないが、フェアリーの弱点を突けるのが相性補完イマイチな「アイアンヘッド」「アイアンテール」しかないので、
どうにも対抗策に乏しい。
一応、特性「かたやぶり」のおかげでトップメタの一角であるミミッキュの特性を貫通できるメリットはあるが、
フェアリーを警戒して敢えてメガシンカさせずに戦う必要も出てきている。
反面、タイプ一致技「ぼうふう」の習得に加えて、戦闘で1度しか使用できない新要素「Z技」などで強化された部分もある。
特に人気なのがポケモン史上最も使い道のない技と言われた「はねる」のZワザ化。なんと攻撃力3段階上昇という驚異的な積み性能を実現できるのである。
『いかく』があるギャラドスは積み技を使いやすく、本来の攻撃力と合わせて高い制圧力を発揮できる。
また、相手を倒せば倒すほど攻撃が上昇する「じしんかじょう」も、ダメージ技のZ技化と相性が良い。
Z技を使えば、「とびはねる」も一発限定で溜め無しで放つことが可能になる。

  • 第八世代(ソード・シールド)
メガシンカやZ技が廃止され、「きもったま」「せいしんりょく」「どんかん」「マイペース」にいかくが通じなくなる仕様になり、型の見直しが必要になった。
一方で、サブウェポンに草技「パワーウィップ」を獲得したことで、これまで苦戦していた水タイプ耐久型への対抗策を得た。
また、「とびはねる」はわざマシン化したおかげでわざわざコイキングで粘らなくても手っ取り早く覚えるようになった。
更にダイマックスしてから使うと威力130の飛行技「ダイジェット」になり、自陣の素早さが1段階上がる効果になる上、
特性が「じしんかじょう」なら相手を倒しつつこうげきとすばやさが上がる、つまり疑似的に攻撃しながら「りゅうのまい」が出来るため、
ギャラドスのメインウェポンにまで昇格した。
加えて相手のダイマックスターンを消費できるため、今までデメリットだった2ターン掛かる点が評価の対象になり、
前世代とは一転、素打ちする光景をよく見るようになった。

ステータスに関しても元々特防に関してはかなり高く、さらに物理耐久も数値だけで見るとイマイチだが、
場に出ただけで相手の物理攻撃力を一段階下げる特性「いかく」の存在によりフォローがしやすい。
特に物理アタッカーと初手同士でぶつかった場合などはかなり優位に立って戦闘を進められる。
また、補助技や積み技を用いずとも、高い攻撃力を生かした力押しで戦っても十分に強い。
これらの要素から、みずタイプ物理最強ポケモンの称号を公式で与えられている。昔の不遇ぶりが嘘のようである。
ポケモンは使い方や相手によって強さが代わるため、一概に最強とは決め付けられないものの、物理寄りの水ポケモンの中では上位、
ややもすると禁止伝説系のポケモンを除けば水ポケモンの中でもトップクラスに位置するとされる
(ちなみに、特殊最強はミロカロス。ゲーム中ではどちらも龍に縁があり、進化前はとても強そうに見えない外見で、
 進化後の姿の「美しさ」と「威圧感」で対になっているとも言える)。

「進化するまでは最弱だが、苦労して進化させると物凄く強いポケモン」というコンセプトだったのに、
長らくシステムの都合で不遇の時代を過ごしていたので、第4世代でやっと本来の姿を取り戻したと言った所だろう。
純粋な第1世代出身の多くが、4~5世代で起きた火力インフレの波に勝てなかったことを考えれば、十分な健闘である。
ポケモン世界大会『WCS2014』で優勝者が使用していた、ちくでんパチリスとのタッグなど最たるものである。

…しかし水中のレアポケモン狙いの時にはハズレ扱いされたり、
経験値・攻撃努力値稼ぎにおいて延々と爆破される通称「ギャラボム」やストーリーや育成では電気技でただのカモだったり等、
ある意味コイキングの不遇さを受け継いでいる(ちなみにコイキングも、素早さ努力値稼ぎで大量に倒される)。
ちなみに、シリーズを重ねる度にギャラドス自体のレア度が下がっており、がくしゅうそうちの仕様変更、
トレーナーとの再戦等のレベルを上げやすい環境が充実していったこともあり、早期入手できれば作品によっては実はかなり優秀。
なお、『ダイヤモンド・パール』ではすごい釣り竿で糸を垂らせばコイキング並にギャラドスが釣れる。
取り敢えずポケモン世界の生態系が心配である。

  • Pokemon GO
他の水タイプ同様、海・川・池・学校のプールなど水場で出現しやすいが、ギャラドスは出現率がかなり低い。
コイキングから進化させる場合は進化に使う「コイキングの飴」が400個必要で、
ゲージ技が三分の一の確率で低威力の「たつまき」になろうものなら努力は水泡に帰す
(他二つは高威力の「りゅうのはどう」とタイプ一致の「ハイドロポンプ」)。
2017年一月に『金・銀』のポケモンが追加された際に技のラインナップが一部変更された。
「竜巻」と「りゅうのはどう」もオミットされたが、代わりに「かみくだく」と「げきりん」が追加。
ちなみに通常攻撃は「りゅうのいぶき」が削除されて上位互換の「ドラゴンテール」が加わった。
「かみつく」と二択なので運が悪いと「かみつく」&「かみくだく」なんて組み合わせになることもある。
アイテムにわざマシンとヒデンマシンが登場したことで育てなおす必要はなくなったがレイドバトルでしか入手できず、
どの技に変化するかランダムなので運と根気が必要になる。

3月下旬に開催された水タイプ大量発生イベントでは、先んじて赤いギャラドスが実装
(色が微妙に青黒くなっている個体は通常のグラフィックを修正しただけなので色違いではない)。
金のコイキングも実装されているが稀にメタモンが化けていることも…。

  • Pokémon LEGENDS アルセウス
『ポケットモンスターSPECIAL』以外のメディアミックスでは死に設定だった「空を飛べる」という習性が明確に取り上げられ、
本作では普通に空を飛び回っている。
手持ちのポケモンをギャラドスに投げつけてもバトルにはならないので、空飛ぶギャラドスを捕まえるにはボールを直接当てる必要がある。


MUGENにおけるギャラドス

minoo氏による手描きのものが2015年7月にバンギラスガチゴラスと同時に公開された。
巨体ゆえ喰らい判定は大きく、代わりに1200と高い体力を持つ。
ひこうタイプであることから、他の2体よりも機動力に秀でており、攻撃の動作も早い。
弱攻撃だけで画面端間近まで届くリーチに加えて、ダウン追い打ち可能な中攻撃など、ダイナミックかつ高性能な技を持つ。
ガードしていようが固定でダメージを与える必殺技「りゅうのいかり」など、原作再現も完備。
射撃系の必殺技は、発射位置が高めなので、ちびキャラだと当たらないことも。
超必殺技は遠くから連続で噛みついて攻撃を喰らわせる「かみくだく」や、下を縦横無尽に動き回り攻撃する「あばれる」があるが、
最大の技はやはり極太ビームを放つ「はかいこうせん」。
やはり他の2体と同じくコンボは繋げにくいが、速い攻撃動作と機動力のため、相手にもよるが一撃一撃が当てやすいキャラである。
デフォルトのAIは未搭載だが、Guy Kazama氏のAIが公開されている。

また、これ以前にもKiller Whaleのスプライト差し替えキャラとして、Seth Lee氏による手描きのものが存在している。
まだ!僕の夢は魔物使いトーナメントに出場したのはこちら。

出場大会

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