黒雪姫

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黒雪姫 - (2017/10/31 (火) 14:25:49) の編集履歴(バックアップ)


「もっと先へ、加速したくはないか?少年。」

川原礫のライトノベル『アクセル・ワールド』に登場するメインヒロイン。
2D対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』にもプレイヤーキャラクターの一人として登場している。
映像媒体での声優は三澤紗千香。
ファンからの愛称は「もっ先」。これは、ページ冒頭の代表的な台詞を公式サイトで誤植された事による。

オンライン戦闘ゲーム「ブレイン・バースト」内で最強クラスのアバター「ブラック・ロータス」を駆る高ランクプレイヤー。
学内ローカルネットのスカッシュゲームで高い記録を叩き出した有田春雪(ハルユキ)の資質を見出し、ブレイン・バーストを与え加速世界へと誘う。
通常時のアバターは蝶を模した羽根付きの露出度の高いドレスを着用したものを使用している。

現実世界では梅郷中学の生徒副会長。初登場時は2年生で後に進級している。
長い黒髪と類まれな美貌から「黒雪姫」と呼ばれ慕われている。
本名は不明(曰く「あだ名とそんなに変わらない」)だが、ハルユキを始め一部のキャラには知られている様子。
通常、ハッキングは不可能である筈の公文書も「黒雪姫」名義と徹底している。
楓子などの昔馴染みには「サッちゃん」などのあだ名で呼ばれている*1
学園では才色兼備の優等生であり、大人びた言動を取るが、どこか抜けている一面を持っており、
第1期ネガ・ネビュラスのメンバーには彼女の孤高の強さに惹かれた者だけでなく、放っておけなさから入った者達も多かったらしい。
また料理もも最近始めたばかりで苦手な模様。
胸部も薄く、本人もとても気にしているためにニコなどからはからかわれている。
実家は港区白金だが、3年前に実姉をナイフで傷つけたことで勘当されており、現在は阿佐ヶ谷住宅の一角で一人暮らしをしている。

8歳の頃にバーストストリンカーになり、《軍団(レギオン)》(宇宙怪獣ではない。意味は同じだが)を率いる《純色の七王》の一人、黒の王ブラック・ロータスと称される程の存在となる。
しかし、最高レベルを目指す過程で先代赤の王レッド・ライダーを不意打ちで倒したことや盟友スカイ・レイカーの足を切断したことなどの判断で多くのトラウマを抱え込んでいる。
また、実姉であり、バーストリンカーとしての「親」でもある白の王ホワイト・コスモスの策略に巻き込まれた結果、リアルで報復を行おうとする暴挙に出てしまい、家族関係が壊れてしまう。そのため長らくグローバルネットに接続せず閉じこもっていた。
当初は自分の厄介ごとを解決するための駒を探してハルユキを見つけたのだが、次第にその内面に惹かれ好意を持つ。

+ デュエルアバター「ブラック・ロータス」
猛禽類のような頭部と四肢の全て及び腰のアーマースカートが鋭利な刃となっている。
色は純粋な黒。
攻撃性能が非常に高く、「ブレイン・バースト」内でもその剣戟を弾ける者は極わずかしかいない。
その上、アビリティ≪終決の剣(ターミネート・ソード)≫によって触れたもの切断するため、生半可な攻撃も通用しない。
弱点は「刃の無い部分の防御性能が低い事」だが、これは回転運動を用いてベクトルを反転させる返し技≪柔法≫を習得した事で克服している。
その能力の高さから≪絶対切断(ワールド・エンド)≫の二つ名で恐れられた。
一方で、「ブレイン・バースト」におけるデュエルアバターは『プレイヤーの精神性やトラウマが具現化したもの』であり、
(一例をあげると、ハルユキのシルバー・クロウは「理想へ飛び出したい」という強い想いから、飛行能力を獲得しているが、
飛行能力にステを全振りしてる為か、素の能力があまり高くない)
手足はおろか全身刃といえるブラック・ロータスは、敵も味方も傷付けてしまう事から、
黒雪姫自身は「醜悪の極み」と酷評している。
#regionend

電撃文庫FIGHTING CLIMAXにおける黒雪姫

アクセル・ワールドの代表キャラとしての参戦。
本来戦闘用アバターのはずのブラック・ロータスを何故かスタンドのように召喚して操るという奇妙な戦闘スタイルになっている。

遠距離に届く飛び道具やリーチの長い技を大量に持ち、いわゆるシューティング戦法を得意とする。
相手の攻撃をカウンターで反撃したり、瞬間移動で背後に回るなどトリッキーな戦術も可能。
また、効果の異なる三つの自己強化系切り札を持つため、戦いのバリエーションが豊富。
リーチによる画面制圧力の高さから、多くのキャラに立ち回りでペースを握ることができる。

MUGENにおける黒雪姫

kohaku氏製作の電撃FCのスプライトを使用したものが公開されている。MUGEN1.0以降専用。
再現が大変だったのか羽は省略されている。また、ペルソナ風のカットインが入っていたり、
氏独自のオリジナルシステムが搭載されているなど、仕様は原作とはかなり異なる。

他のキャラクターと同じくAP、SP、アシストの3つの特殊ゲージがある。
原作で見せた技は大体搭載されている。三つの切り札はSPゲージを3消費することで使用でき、入力ボタンによって効果を使い分けることができる。
使えるアシストキャラはハルユキのみ。覚醒状態になると技が変わる。
AIはBoomer氏、shao氏が製作をしている。

+ 紹介動画(非最新版)




出場大会




*1
「ブレインバースト」内での戦闘スタイルや、スキル(技)名、
「SAO(ならびにそれを基盤としたVRゲーム群)」、「ブレイン・バースト」双方に
『人間(プレイヤー)の意思の力でプログラムを一時的に書き換える』システムが存在している事、
キリトは「サチ」という名の女性プレイヤーを守り切れず死なせてしまった事が半ばトラウマになっている事などから、
キリトとアスナの娘で本名は「サチ」じゃね?と推測するファンもいる
(ただし、原作者からこの説は否定されている)。
因みに外伝にてキリトとシルバークロウことハルユキは対戦した事がある。
アニメ版ではスタッフの遊び心からか、「SAO」に登場したナーヴギアが登場した事もあった。