#image(MEFILAS.jpg,width=240,title=(でも最終的には暴力に訴えるんだけどね)) &font(23,b,i,blue){『私は暴力が嫌いでね』} 『ウルトラマン』の第33話「禁じられた言葉」に登場した悪質宇宙人。 自称「宇宙の紳士」と名乗るとおり、暴力的な行為を嫌うというウルトラシリーズに登場する宇宙人の中でもかなり変わった存在。 IQは10000以上という数値だが『[[ウルトラセブン]]』に登場した[[チブル星人>チブルくん]]には劣るようだ。 初代及びメビウス、ウルトラギャラクシーにおける担当声優は、星一徹や[[メガトロン]]でおなじみの加藤精三氏。 |初代、2代目、知将&nicovideo(sm9664543){280,185}|ウルトラ兄弟物語、アーマードメフィラス&nicovideo(sm9667044){280,185}| #region(詳細な原作設定) 劇中では、[[バルタン星人]]、ケムール人、[[ザラブ星人>ニセウルトラマン]]を配下として出現させて自分の実力を誇示したり、 「地球人の心への挑戦」として、地球人の代表として選んだ少年に「地球をあなたにあげます、と言え」と 様々な誘惑をしたりして迫った(勿論、全て拒否されるが)。 しかし、いざ[[ウルトラマン]]と戦闘となれば腕から発するグリップビームやペアハンド光線で八つ裂き光輪を撃ち落とし、 空中戦では圧勝、格闘戦では互角という非常に高い能力を有している。 しかし、最後は「宇宙人同士が争っても無意味だ」と戦いを止め、前述の「心への挑戦」に失敗した件もあり、 負けを認めて自ら去っていった。 (ただ、「私はまた来るぞ」と言い残す辺り、地球侵略を諦めた訳ではないらしい) 数々の異星人を配下にしているという設定、ウルトラマンと互角に戦ったという実績、 (しかも活動時間に制限がない為、&b(){戦いが続いていたらウルトラマンに勝っていただろう}とよく言われる) 更に自らの敗北を潔く認める理知的な物腰から、ウルトラマンのライバルとしてバルタン星人ではなく彼を挙げたり、 作中で倒されていないことから[[ゼットン]]よりも強いのではという説を唱えるファンも多い。 #image(2代目メフィラス.jpg,width=320,title=初代と比べると首が長く見える) &font(18,b,i,blue){『フッフッ、卑怯もラッキョウもあるものか!&br()&space(2)俺はこのマンダリン草で、世界中の子供を虚弱児童にしてやるのだ!』} メフィラス星人はこの後『[[ウルトラマンタロウ]]』第27話「出た!メフィラス星人だ!」でも登場するが、 &b(){自動販売機に怪植物を仕込んで子供達を襲わせる}というグリコ○永の犯人並みの行動をしていたり、 その卑劣な行いを責められると&b(){「卑怯もラッキョウもあるものか」}という迷言を残したりと、 侵略者ではあるものの暴力嫌いだった初代と同じ種族とは思えないほど違っている。 (元々のプロットでは違う宇宙人が出るはずが、話題作りという理由の為に無理矢理登場させられたらしい) ちなみに彼は&b(){初代の弟}に当たるらしい。 [[初代と二代目とのドラマはこちら>>http://www30.atwiki.jp/niconicomugen?cmd=upload&act=open&pageid=1046&file=e8f6afa3.jpg]] &s(){なんかどこぞの[[天帝>ギル]]とその[[弟>ユリアン]]みたいだなあ} 現在はミリオン出版より刊行された『決戦!ウルトラ兄弟』に収録されている。 なお、内山まもるの漫画版『ウルトラマンタロウ』では、子供を操ってZAT壊滅を狙ったり、超能力を使ったりと TV版と比べて、比較的初代のイメージに近い知的な侵略者として描かれている。 他には映画『ウルトラマン物語』にて、上記の初代と2代目が同じ個体という設定で登場している。 その後は『ウルトラマンメビウス』第47話「メフィラスの遊戯」に登場。 ウルトラ一族の宿敵である暗黒宇宙大皇帝・エンペラ星人配下の暗黒四天王の知将。 初代とほぼ同じ性格だが、こちらは敬語を話す。 自身の円盤に搭載された「キリアン・リプレイサー」という装置から特殊な波動を放射して、 メビウスの仲間達や他の人間たちの記憶を操作することでメフィラスを味方、メビウスを敵だと思い込ませ、 自分は手を汚さず人間たちの手によってメビウスを倒させようとした。 そのせいでGUYSの仲間たちがミライ=メビウスに銃を向けるのは勿論、 リュウのメモリーディスプレイに描かれているファイヤーシンボルや一般市民の服がメフィラスカラー(黒)になっていたり、 更には&b(){子ども達がメフィラス星人のソフビ人形でメビウスのソフビ人形をフルボッコにする}という光景まで見られるように。 #region(シュールすぎる光景) #image(1173515566365.jpg ,width=320,title=メビウスをやっつけろ!!) #endregion 初代ウルトラマンとメビウスとGUYSの共闘の前にこちらも最後は負けを認めて去って行くのだが…。 #region(ネタバレ注意) 地球を去る途中、親玉であるエンペラ星人によって粛清されてしまう。合掌。 #endregion ストーリー、演出、中の人と明確に初代を意識したキャラクターではあるが設定上は別人。 円谷プロ公式サイトが2008年のエイプリルフールで公開したネタによると、こちらも&b(){初代の弟}らしい。 なにしろ&b(){初代メフィラス星人当人のカキコ}なのだから信じざるを得ないだろう。 データカードダスの『大怪獣バトル ULTRAMONSTERS NEO』ではゲームオリジナルキャラとして 鎧を着た、まるでボンボンの漫画『ウルトラマン超闘士激伝』に出てくるような格好の「アーマードメフィラス」が登場した。 (ちなみに最近復刊された『超闘士激伝』の単行本には激伝風のアーマードメフィラスのイラストが描かれてたりする) 第2弾のウルトラレアカードであり、ハイスペックを誇る。 ゲーム登場後も『ウルトラマンフェスティバル2008ライブステージ』などで活躍。 大怪獣バトルの特撮版『ウルトラギャラクシー』第2シーズンにもレイオニクスバトラー(怪獣使い)として登場。 テンペラー星人に敗北し、レイオニクスの資格を失い彷徨っていた時、 エンペラ星人の鎧「アーマードダークネス」の剣「ダークネスブロード」を見つけ、手に取った瞬間「アーマードメフィラス」になった。 剣に導かれ、他のレイオニクスやテンペラー星人を直接倒しながらアーマードダークネスの許に辿り着き、その封印を解くが…。 #region(ネタバレ注意) 目覚めたアーマードダークネスに攻撃されて退場した。 別人とは言え、主だけではなくその鎧にまで手を下されるとは… エンペラ星人はメフィラスに恨みでもあるのか。 しかし殺された訳ではなかったらしく、 物語終盤に全ての元凶であるレイブラッド星人に操られた状態で巨大化アーマードメフィラスとして登場。 最後の試練として主人公レイの前に立ちはだかり、[[ゴモラ]]、ミクラスと死闘を繰り広げた後倒された。 敗北した時に鎧の呪縛から解放され正気を取り戻し、自身がレイブラッド星人に利用された事を悟ると レイブラッド星人のエネルギーフィールドに捕らえられた[[スペースペンドラゴン]]の元へ行き エネルギーフィールドを破壊、「借りは返した」と言って人知れず去っていった。 #endregion 雑誌展開及びOV『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』では、暗黒四天王の知将メフィラスが アーマードメフィラスとなって復活。鎧の魔力で蘇らせた他の暗黒四天王と共にエンペラ星人復活を目論み、 ウルトラ兄弟と激突した。 ……のだが、鎧の呪縛の影響か、生前に比べて変にテンションが高くなっており(これは他の四天王もそうだが)、 やたらカマっぽい仕草をしたり、人質を使ったりするなど、前述の二代目を思わせるような卑怯&小悪党っぷりまで見せるように。 そして最後には皇帝復活装置「ゴーストリバース」にエンペラ星人の怨念を吸収した「ギガバトルナイザー」を &b(){笑いながら挿入}しているところをウルトラマンヒカリに後ろから光線で撃たれて呆気なく死亡した。 &b(){どうしてこうなった。} ウルトラゼロファイト第二部「輝きのゼロ」で魔導のスライと名乗る別個体が登場。声は安元洋貴が担当。 ダークネスファイブのファイブのリーダー格で今のところ出番も一番多い。 本編では解説やナレーションも務めたこともある。 正月に放送された回では何と番組の最後にプレゼンターを務めた。禍々しい背景で春の海をBGMにしたり、「我々ダークネスファイブのフィギュアを十名の''お友達''にプレゼント」と言ったり、 その光景は色々とシュールであった。 [[ピグモン]]を人質に取りゼロを怪獣墓場に誘き出した。その目的は… PS2の『ウルトラマンFighting Evolution Ribirth』にも登場。 [[ジェロニモン]]による怪獣復活や、バルタン星人による怪獣改造を裏で指揮していた。 また、ウルトラマンコスモスが浄化したはずのカオスヘッダーをコントロール下に置いており、 キリエロイドとワロガに寄生させて強化したり、ウルトラマンをコピーした「カオスロイド」を作ったりもしている。 最終的には自身がカオスヘッダーと融合して「ネオカオスダークネス」となり、そこから完全体の「ネオカオスダークネスII」に進化する。 劇中の描写から初代と同一人物と思われるが、人間の心に挑んだ以前と違って怪獣軍団による破壊が主な作戦となっている。 ただし、ウルトラ兄弟が地球に来た隙にカオスロイドを光の国に派遣していたり、 カオスヘッダーを無力化できるウルトラマンコスモスを異次元に閉じ込めたりしていることから、頭脳的であることに変わりはない。 自身との融合でカオスダークネスを強化しており、メフィラス自身の悪意でフルムーンレクトによる浄化を防いだり、 完全体のネオカオスダークネスIIになった際には、以前のカオスダークネスが月面下の戦闘で大ダメージで一時撤退を余儀なくされた コズミューム光線も受け付けなくするなどコスモス対策に抜かりは無い。 最終的には最後はウルトラ戦士達の光を得たフルムーンレクトによりカオスヘッダーが浄化された為に元の姿に戻り、再び挑戦しに来ることを言い残して去っていった。 SFC版のゲームにも登場し、多くのプレイヤーが苦しめられたとして記憶に残っている事が多いだろう。 あるいは漫画『ウルトラマン超闘士激伝』のメフィラス大魔王や『ウルトラ忍法帖』の冥府羅州烈風斎のおかげで 知っているという人もいるはず。 尤も、後者はギャグ漫画のため性格は元のメフィラス星人と比べてかなり変わっているが。 前者にはOVA版も存在しているのだがこちらでは[[ジョー東]]等でおなじみの檜山修之氏が声を担当している。 内山まもる氏による長編漫画『かがやけ ウルトラ兄弟』では怪獣軍団の黒幕として登場。 ウルトラ兄弟そっくりのヒーロー、&b(){ウルトラキング}(地球上では人間の青年)に変身し、ウルトラ兄弟と共闘して 地球の子供たちの信頼を得たが、その真意は油断させた所でタロウを抹殺することだった。 ギリギリの所で計画を防がれ、正体を現して怪獣軍団を招集、ウルトラ兄弟と激突する。 この作品は2010年に復刊ドットコムより発売された『ウルトラコレクションボックス ザ・内山まもる』に収録されている。 |『かがやけ ウルトラ兄弟』紹介は14:28 - 17:01&nicovideo(sm16026702)| また、『ウルトラマン』放送当時の楳図かずお氏によるコミカライズ版では、原作での作戦がより拡大解釈され フジアキコ隊員の巨大化を継続させたまま、自分が彼女の偽物に成り代わり本物を怪獣扱いしたり、 マモル少年に真実を言おうと試みる度に事件を起こすように脅したり、原作では姿を現しただけだった宇宙人達が 実際に街中で暴れまわってウルトラマンと激突するなど、より悪質さが増している。 最近ではみちのくプロレスにおいてザ・グレート・サスケらと宇宙大戦争なるものを展開している。 初代と三代目のイメージから、極めて紳士的な大物と考えられがちだが、実際の所そういう訳でも無く [[自分の策が上手く行かないとすぐに苛立つ>毛利元就]]短気な様子が見られる。 事実、初代は「地球を渡せ」という要求をつっぱね続けたサトル少年に「はやく渡すと言うんだ!」と怒鳴っていたし 三代目は記憶を取り戻しかけたGUYSクルーに対しても同じように「攻撃しろ!」と怒りを隠そうともしていない。 ただ、どちらの場合も策が失敗に終われば自分の敗北を認めている為、 そこは何時まで経っても自分の負けを認めないヤプール人や他の宇宙人とは一線を画している。 余談だが、円谷プロのエイプリルフール企画によると彼は&b(){[[ニコ厨>ニコ]]}でもあるらしい。 本人が言ってるのだから間違いない。 #endregion ---- **MUGENにおけるメフィラス星人 #region(這い寄る混沌氏製) -這い寄る混沌氏製 MUGENにおいて初めて製作されたメフィラス星人で、作者はウルトラ怪獣勢作でお馴染みの這い寄る混沌氏。 初出の頃は[[アントラー]]と同じく[[AI]]が搭載されていなかったが、その半年後に高性能なAIが搭載された。 攻撃をバク転かワープで回避し、相手を真っ黒にして硬直させるガード不能の超能力(劇中でも使用)や 出が早いグリップビーム(上段、中段、下段の三種類がある)を主に使い 距離を離すとジャンプした後に相手の頭上にワープして奇襲を仕掛け 地面を爆発させて牽制など、隙が無い上に確実な攻撃を次々と仕掛けてくる。 また、相手がダウンすると「私は[[暴力が嫌い>八神庵]]でね」とか「よそう。宇宙人同士が戦っても仕様が無い」と 喋る挑発をすることがある。暴力ふるってるやん!とか宇宙人じゃねーよ!とかツッコんではいけない。 //そもそも、相手からすればこちらも宇宙人である。 //「自分もウルトラマンも地球から見ればよそ者の宇宙人」という意味で言った台詞だから、このツッコミはおかしくないんじゃないか。 ちなみにこの時攻撃してもバク転で避けられる。また、相手を投げては拾い(左右に置くように見える)続ける、 投げループを使いごっそり削ってくるがこの場面はなんともシュールである。 上空に逃げた相手に対しては追尾性能を持つ光球を発射してくる。 火力、体力、防御力といった面で[[ゼットン]]や[[シラリー]]、[[キングジョー]]、[[ジェロニモン]]といった面子には 見劣りする為[[エルクゥ]]などの狂キャラなら比較的楽に倒せる事が多い。 とはいえ[[ゲーニッツ]]、[[ジャスティス]]などを度々圧倒する程強く、並の上位~強の中位程度のキャラでは まず手も足も出ずに翻弄されてしまう事請け合いである。 狂キャラが出ない、もしくは極一部しか出ないチーム戦では間違い無く大将格を張れる器である。 最新版では台詞が増加された他AIも強化されており、時にはキングジョーすら倒せるほどにまでなった。 ウルトラマンとの特殊イントロまで搭載され、ファン感涙の仕上がりとなっている。 |(↓4分前後より)&nicovideo(sm4723328)| #endregion #region(なだげつ氏製) -なだげつ氏製 また、なだげつ氏により製作されたメフィラス星人も存在する。 スプライトはWSソフト『ウルトラマン 光の国の使者』のもの([[ゾフィー]]のスプライト元と同じ)。 //muu氏による手描きではない。 こちらは通常の格ゲーキャラと戦うことを想定されているため這い寄る混沌氏のものに比べ、性能はかなり抑え気味。 とはいえ動作中無敵で姿も消えるワープから裏表投げの3択をローリスクに迫ることができ、 対AIはともかく、[[人間の目には捉えられない>レイ]]攻めが展開可能。 ボイスは最近の作品のものが中心になっており、超必殺技「グリップビーム」の見た目も『メビウス』版に近くなっている。 あと、イントロと[[完全敗北専用の演出が結構長い。>ジャミラ]] AIは搭載されていない。 #endregion &font(23,b,i,blue){『ほざくなっ!』} ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[メフィラス星人],sort=hiduke,100) -[[並~狂キャラタッグリーグトーナメント>>http://nico.ms/sm5464491]] -[[紳士トーナメント]](乱入者枠) //談話室の談義に参加してください。大問題になってますよ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[メフィラス星人],sort=hiduke,100) ''凍結大会'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[メフィラス星人],sort=hiduke,100) ***出演ストーリー [[Infinite Drift ~荒野を渡る疾風]] ウルトラマンのいない世界 [[ブランドー一家]] [[便利屋のリーゼさん]] [[仮面ライダーMIOMEGA]] [[東北紅魔卿EX>東北紅魔卿]](風紀委員会幹部) [[怪獣王 王座復権への道]] ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //|CV:加藤精三|,怪獣,宇宙人,|円谷|,兄 &hiduke(1967/02/26)