オペラ・エルマー


「ウハギ狩りだ!!」

アメリカのワーナー・ブラザーズ製作のアニメ『ルーニー・テューンズ』の1作品『オペラ座の狩人』において、
エルマー・ファッドが演じたキャラクター。
本項ではそのオペラ・エルマーを演じるエルマー・ファッドについても先に説明する。

エルマー・ファッド

+ 日本語吹替声優
富田耕生
『マンガ大作戦』
八代駿
『バッグス・バニーとゆかいな仲間たち』
兼本新吾
『バックス・バニーのぶっちぎりステージ』
増岡弘
『ぶっちぎりステージ』、『ワーナーアニメランド ルーニー・テューンズ』(7話まで)
長島雄一(現:チョー)
『ワーナーアニメランド ルーニー・テューンズ』(8話以降)、『バッグス・バニーショー』『スペース・ジャム』『スペース・プレイヤーズ』
『ルーニー・テューンズ・バック・イン・アクション』『ルーニー・テューンズ・ショー』
『新ルーニー・テューンズ・ショー』『ルーニー・テューンズ・カートゥーンズ』
緒方賢一
「アンティーク・アニメ・コレクション」

チョー氏は『いないいないばぁ!!』のワンワン等で知られる。

バッグス・バニーの天敵として登場するハゲ頭の狩人。
冒頭の台詞のようにサ行をハ行で発音するのが特徴。
原語版でも「R」が「W」に置き換わっており、例えば「Rabbit(ウサギ)」は「Wabbit(ウハギ)」となる。

いつも気が強く見えるが、実際の性格はかなり臆病でおまけにドジな一面もあり、彼にはいつも出し抜かれている。
最初は「エッグヘッド」と言う名前で登場し、現在の外見よりも少し小柄で団子鼻だったが、
後に現在の名前となり、外見も一回り大きくなった(ただし一部の作品では団子鼻で肥満体型の姿で登場している)。

その来歴についてはバッグス・バニーの項目でも多少触れられているが、
映画産業が低迷し、著名な役者や芸人であっても失業していた時代、当時大スターであったエルマーは、
新たなパートナーとして失業中のバッグス・バニーをスカウトし、二人で全米を巡って各地で興行を打つことになる。
当初はエルマーがツッコミ、バッグスがボケといった感じで、間抜けなバッグスにパイを叩きつけるといったショーだったが、
やがてこれに飽きてきたバッグスが、逆にエルマーにパイをぶつけてハンマーで殴りつけるといったアドリブを行う。
突然の事に激怒したエルマーは思わずバッグスに猟銃を突きつけてしまうのだが、
バッグスがとっさに返した「What's Up Doc?(どったのセンセー?)」に観客が大爆笑。
エルマーも芸人としての本能で「観客に大ウケしたギャグはそのまま使うべきだ」と判断し、バッグスと和解。
以後、なんだかんだとドタバタしながら二人の名コンビが始まった……となっている。

また他の話ではエルマーは「自分をウサギだと思い込んだ大富豪」であり、
同時にバッグスは「その思い込みが強すぎて本当にウサギになってしまったエルマー」だと医者に誤解されてしまう。
その結果、治療としてバッグスがエルマーとしてウサギ狩りを行い、エルマーがバッグスとして逃げ回っているというのが二人のショーの真相であり、
やがてエルマーに脱税容疑がかかるとバッグスがエルマーとして逮捕され、エルマーは堂々とバッグスとして生きていくという衝撃の結末が描かれた。

オペラ・エルマー

上記のエルマー・ファッドが演じるキャラクター。
ギリシャ風の鎧で身を包んでおり、武器として槍を持っている。
内容は彼とバッグスがオペラ調のミュージカル風にいつものドタバタを繰り広げるという内容。
途中、女装したバッグスに一目惚れし彼女(彼)を追いかけるが、直後にバッグスの変装が解けてしまい、
騙された事に激昂したエルマーは神の力を使ってバッグスを殺してしまう。
しかしさっきまで殺る気満々だったのにバッグスを殺害した事を悔やみ、涙を流して彼を丘の頂上へと運び去っていった…。
バッグス「ハッピーエンドなわけないだろ?オペラだからさ!」


MUGENにおけるオペラ・エルマー

ダック・ドジャースマービンの作者で知られるDDR氏による手描きキャラが存在。
氏のキャラと同様『MVC』を意識した操作性であり、
槍を振り回したり雷や嵐を呼び寄せて攻撃するなど派手な演出も必見。

……だがご覧の通り、ニュートラルポーズは兜とドラム缶のごとき鎧で顔が見えず、見えてもエルマー・ファッドというキャラの派生である事が分かりにくい。
そのためかダフィーマービン、更にはドジャース系列にも出ていないがルーニーテューンズの顔のバッグスと比較して、
当wikiでこの項目が作成されたのも遅れに遅れてであった。
せめてお馴染みの猟銃ハンター姿が実装されていれば、かなり初期からMUGENにいるルーニーキャラだと認知してもらえたのかもしれないが…。

この他、同氏による専用ステージ「Elmer's Realm」も存在し、現在は海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。

出場大会



最終更新:2024年07月25日 04:44
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