"You’re despicable !!"
(お前ってサイテー!!)
アメリカのワーナー・ブラザーズ製作のアニメ『
ルーニー・テューンズ』のスピンオフ作品、『ダック・ドジャース』のキャラクター。
ルーニーキャラクターのダフィー・ダック他が演じるSFコメディの主人公的存在である。
原型となった作品は、ルーニー・テューンズの『ダフィー・ウォーズ』(原題:Duck Dodgers in the 24 1/2 Century)。
「ドジャース」といっても
メジャーリーグのプロ野球チームとは無関係。
*1
なお、本項では「ダック・ドジャース」を演じる「ダフィー・ダック」というキャラクターについても先に説明する。
ダフィー・ダック
バッグス・バニーと肩を並べる出番を誇る『ルーニー・テューンズ』の顔。
オレンジのクチバシと足に、首に
『パラレルパラダイス』と同じ首輪のような白い模様がある以外は真っ黒の
鴨(カモ)。
性格は欲張りで目立ちたがり。そしていつも失敗に終わる。
常に自分が一番だと自惚れているため、一流スターのバッグスをライバル視している。
ツバを飛ばしての喋るので言葉の語尾が丁寧語になる事が多い。
バッグスには毎度喧嘩を吹っかけているが、のらりくらりとかわされて自滅させられる事が多い。
バッグスの策略にはめられて痛め付けられた後の口癖に、冒頭の「You’re despicable.(お前って、サイテー)」がある。
主演作品は『保安官ドリッパロング・ダフィー』『正義のガンマンダフィーとポーキー』『ドアロック・ホームズの冒険』等。
基本的に性格が百八十度逆の、内気で怒る事を知らない豚のキャラクター「ポーキー・ピッグ」との共演が多い。
デビューは1937年製作『Porky's Duck Hunt』。ただしこの時はあくまでただの鴨で、ポーキー・ピッグが主役である。
+
|
ダフィー・ダックの出生に纏わる噂 |
なお、噂程度の憶測だが、一説にはこのダフィー・ダック、
かの カリフォルニアやパリや千葉や香港にある夢の国の家鴨(アヒル)のキャラクター「 ドナルドダック」を意識して作られたと言われている。
英語ではアヒルもカモもどちらも「Duck」。
ダフィーはドナルドと違いセーラー服すら着ていないので、やはり野生の鴨なの カモしれない。
そう言えば、デビュー作でポーキー・ピッグにハンティングされるわけだから鴨。
ちなみにこの二人(羽?)はディズニーとワーナー合同製作の映画『ロジャー・ラビット』で共演しているが、
ピアノでハンガリー狂詩曲第二番を演奏しながら 殺る気満々でお互いを潰し合う。
この後登場する ミッキーとバッグスは仲が良さそうである。 ……お互いを腹黒だと称しているが。
|
ダック・ドジャース
"Duck Dodgers! In The 24th and 1/2 Century!"
(我が名はダック・ドジャース!24と2分の1世紀の英雄なり!)
上記のダフィー・ダックが演じるキャラクター。21世紀に誤って冷凍睡眠(コールドスリープ)されたという設定。
24と2分の1世紀にドクター・アイキューハイの手によって冷凍冬眠から目覚め、
自分は21世紀のスーパーヒーローと偽る。アンテナの付いた緑のヘルメットとシャツ、真っ赤なマントを身に付けている。
相棒になった(ポーキー・ピッグ演じる)カデットと共に宇宙防衛軍の一員として活動していた所、
火星の女王が(
マービン・ザ・マーシャン演じる)X-2司令官を送り込み、宇宙を舞台にした騒動が起きたため戦いに赴く事になる。
宇宙防衛軍キャプテンだが、お調子者で腰抜けなトラブルメーカーでもある。
火星の司令官X-2とは宿敵同士だが、共闘する事もあった。
MUGENにおけるダック・ドジャース
ちなみに上記のダフィーもPingurules氏によってMUGEN入りしており、
現在は海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。
出場大会
更新停止中
削除済み
*1
余談だが、ドジャースの語源「dodge(ドッジ)」は「よける」という意味の単語である
(格ゲーでは『
MVC』シリーズの
フランクさんの「フライング・ドッジ」もこれにあたる)。
プロ野球チームの方も、当初の本拠地だった
ブルックリンが路面電車の多い地区で、
そこの住人が「路面電車をよける人達」と呼ばれている事から「Dodgers(ドジャース)」と名付けられたと言われている。
最終更新:2024年12月30日 20:16