涅マユリ

「面白いネ」

週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『BLEACH』の登場人物。読みは「くろつち-」。
担当声優は中尾隆聖氏。

護廷十三隊の十二番隊隊長兼技術開発局二代目局長。
元々危険因子として牢獄に捕らわれていたマッドサイエンティストであり、
浦原喜助の恩赦で技術開発局の副長として協力するという条件で護廷十三隊入りした経緯を持つ。
特技は人体実験で、研究のためなら倫理観を無視した行動を厭わず、
滅却師の研究のために石田宗弦を見殺しにしてその魂魄を人体実験の材料として使い潰しており、
石田雨竜にとっては祖父の仇である。
しかし、一度その雨竜に惨敗してからは、破面篇で窮地に陥った彼を助けたり、対破面用地雷を提供したり、
和解したとは言わないまでも、妙な腐れ縁のような関係に落ち着いた。

自隊の隊士を平気で捨て駒にする等良識は欠如している外道ではあるものの、
隊長としてやり方を問わず「瀞霊廷を守る」という職務を遂行するという信念自体は本物であり、
非人道的な研究や戦略を正当化するための建前だけという訳ではないらしい。
ちなみに小説によると隊士を捨て駒にした件は「一死以て大悪を誅す」が護廷十三隊の意気であったこともあり、
捨て駒にされた隊士にその意思があったかが裁判の争点となっていた。
中央四十六室側はマユリを手駒にしたいという思惑もあったが、襲撃によりうやむやになってしまったとのこと。

科学者ではあるが、それ以上改良する余地が残されていない事を意味する「完璧」という言葉を嫌い、
「他者より優れども完璧であってはならないという矛盾に苦しみながらも快楽を見出すのが科学者である」
という独自の信念を持ち合わせている。

「“完璧”であればそれ以上は無い
　そこに“想像”の余地は無く
　それは知恵も才能も立ち入る隙がないという事だ」

「解るかネ？」

「我々科学者にとって
　“完璧”とは“絶望”だヨ」

また頻繁に姿を変えており、顔以外のデザインは各章ごとに大きく異なる。
この手のキャラのお約束と言わんばかりに素顔は短髪のイケメンだが、耳元など改造の痕も見える。

2016年には作者である久保帯人氏がTwitterでコスプレを披露した事もあり、あまりの再現度の高さにファンを騒然とさせた。

戦闘能力

身体能力は他の隊長格にやや劣る他、基本移動法である瞬歩も「使ったら疲れる」と愚痴を溢している。
しかし情報収集・分析、洞察力で相手の弱点を見出し、ストックしている研究成果で、
どんな劣勢な状況でも打開策を作り出してしまうのが、彼の強みである。

斬魄刀「疋殺地蔵(あしそぎじぞう)」

開放するとフランベルジュのようにうねった3本の刃を持つ形状となり、
斬った相手の四肢の動きを封じる毒を注ぎ込む能力を持つ。
これはただの麻痺毒などとは異なり相手の脳と四肢との間に伝わるあらゆる信号のうち「動け」という命令のみを遮断するというもので、
痛覚を始めとしたあらゆる感覚は正常な状態のままである。
よって、一撃でも食らわせれば動けない相手に対してあらゆる拷問を行うことができる。

卍解「金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)」

刀が赤子の上半身を持つ巨大なイモムシのような怪物の姿となる。
致死性の毒を周囲にまき散らす無差別広範囲系の能力であり、
実際に破面篇では発動時に側にいた雨竜と阿散井恋次が巻き添えを喰らっていた。
さらに、胸部から刃を生やしたり、巨体を用いて押しつぶすなどの格闘戦も可能。
なお、毒の配合は戦いが終わるごとに変えているため、一度食らって抗体が出来ていたとしても無意味で、
効果が無いのはマユリとその血を分けたネムのみ。
また、斬魄刀の卍解とはその斬魄刀本来の姿とでも言うべきものであり、
卍解状態の斬魄刀が受けた傷・与えられた損壊は原則一切治ることはないのだが、
金色疋殺地蔵はマユリの手により改造(なお)されているため例外的にいくら破損しても問題ない。

千年血戦篇準では改造の末に「金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体」という全く別物の斬魄刀となっている。
能力はマユリが送り込んだ情報を基に新たな疋殺地蔵を産み落とすというもので、
解析した能力に対して必ずメタを張れる姿・能力の疋殺地蔵を造り出す。
ただし、敵が未解析の能力を持っていたり解析時点より成長したり強大になったりする能力だった場合は、
想定していたような対抗策とはなり得ない場合もある。

MUGENにおける涅マユリ

Afterglow氏製作

Mounir氏製作

mysh_2002氏製作

「百年後まで御機嫌よう」

出場大会

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最終更新：2023年05月16日 22:21

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