ロバート・E・O・スピードワゴン

「『誰だ?』って聞きたそうな表情(かお)してんで自己紹介させてもらうがよ
 おれぁおせっかい焼きのスピードワゴン!」

荒木飛呂彦氏の漫画『ジョジョの奇妙な冒険第1部『ファントムブラッド』、第2部『戦闘潮流』の登場人物。
担当声優はPS2ゲーム版では後にアニメ版でアレッシーを担当する 小野坂昌也 氏、TVアニメ版以降は 上田燿司 氏が担当。

名前の由来は、アメリカのロックバンド「REOスピードワゴン」
(なお、ジョジョ内でも第4部(単行本第33巻183ページ)の単行本追加部分におけるスピードワゴン財団の説明の際に、
 開設者の名前が「レオ・スピードワゴン」とされていたこともある*1)。
アメリカの自動車メーカー「レオ・モーター・カー・カンパニー」が1930年代に製造していたピックアップトラックの祖、
「スピードワゴン(REO Speed Wagon)」と、同社の創業者「ランサム・E・オールズ(Ransom Eli Olds)」の頭文字に由来するロックバンドである。
自動車のような名前なので、第3部以降から読み始めた読者には自動車関連の財団か何かと良く誤解されるが
逆にお笑いコンビ「スピードワゴン」はキャラの名前の方が由来となっているが、コンビがゲスト出演した映画版では構成の都合でハブられた

第1部では荒くれ者達が多く住む「食屍鬼街(オウガーストリート)」の住人達をまとめ上げるリーダー的存在として初登場。
ディオによって父・ジョースター卿に密かに盛られていた毒薬の調査に訪れた主人公ジョナサン・ジョースターに対し、
金品を巻き上げようと仲間であるナイフ使いの「刺青」と中国拳法家の「東洋人」と共に襲い掛かるが敗北。その際に彼の男気に惚れて良き友人となる。
また、人を見る目に長けているらしく善悪が「においで分かる」と豪語しており、
「こいつはくせえッー! ゲロ以下の匂いがプンプンするぜッーッ!!」とディオの本性を看破した。
なお「くせえッー!」も「プンプンするぜッーッ!!」も原文ママである。後者は最初のッで改行されているので写植をミスッた可能性はあるが
その後もディオとの戦いにおいても終始サポートし続け、ジョナサンの勝利に貢献した。
なお1部以前の来歴に対する本人の発言が「食屍鬼街で生まれ育った」「世界各地を旅した経験がある」と場面によって矛盾しているのは地味に有名
多分どっかの時点で旅してまた生まれの街に戻ってきたんでしょ、そういうことにしときましょう荒木先生

登場した際はツバにカッターを仕込んだ帽子を使用していたが、屍生人に刃物は効果が薄いためか、
ジョナサンに同行してからはスレッジハンマー(拳で殴る技ではなくて、長柄の金槌)で頭部を粉砕する戦法で戦っている。
ジョナサンやツェペリのおっさんの姿を見て波紋の呼吸を覚えようともしたが上手くいかず、終盤では解説役に徹していた。
正直な話ツェペリからは戦力として頭数に数えられていなかった(いざとなったら逃げだすだろうとも)のだが、
ツェペリが気化冷凍法によって凍らされた腕に波紋が回らなくなった際は、危険を承知で自らの胸板に腕を押し付け体温差で溶かしてみせ、
決して生半な覚悟ではない事を示してツェペリに謝罪をされるなど、男気はただの解説役に収まらない男であった。
また、ツェペリの死後は形見として彼のシルクハットを貰い受けており、少なくとも1部の終了時まではこれを被っていたが、
2部の時代には荒木先生の「まちがい」で生えた彼の孫であるシーザーに返却している。

我われはこの老人を知っている!
いや!このまなざしとこの顔のキズを知っている!

第2部にも引き続き登場。当時75歳。
1部終了後にアメリカに渡って石油王となり、医療や超自然の総合研究機関である「スピードワゴン(SPW)財団」を設立。
以降2部の主人公であるジョセフ・ジョースターやエリナ達をサポートしており、ジョセフからも大切な「家族」として扱われている。
ある日かつての仲間ストレイツォに柱の男サンタナの破壊を依頼するも、
ディオの不老不死に密かに魅入られていた彼には裏切られ重傷を負う。
その後は一命をとりとめたものの、自らの戦力強化のためにシュトロハイム率いるナチス軍にサンタナ共々捕えられてしまい、
サンタナの復活を許してしまうが、直後に自身を救うために女装して軍に潜入したジョセフによって助けられ、
最終的に復活した残りの柱の男たちの打倒のために、財団を率いて全面協力。
全てが終わった後も財団を率いた研究活動を推進していたが、心臓発作によって89歳で死去。
生涯独身を貫いていたため、財団は信頼のおける人物に引き継がせているとの事。
彼の遺した財団は6部までジョースターの血統を受け継ぐ者達をサポートし続けた。
ちなみにこの財団、創設者が暗黒街のリーダー的存在だったことを受け継いでしまったのか、
4部では音石明に自白剤を使って情報を引き出すなどダーティーなやり方もやっている。
また、『恥知らずのパープルヘイズ』では新生パッショーネと繋がりを形成している。

第7部『スティール・ボール・ラン』ではレースのスポンサー企業の一つに「スピードワゴン石油株式会社」という社名が確認される。


ゲームにおけるスピードワゴン

『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』では食屍鬼街で敵として登場する他、一部ステージで操作キャラとして使用可能。
食屍鬼街時の「帽子」と、スレッジハンマーを持った「鉄槌」の2種類が登場する。
鉄槌の方はハンマー攻撃が結構強い。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』ではメインメニューでの解説を担当。
だが……


キャンペーンモードのソーシャルゲームのようなシステムを解説するこの台詞はプレイヤーから大量の憎しみとツッコミを受けた。
なにしろ先に金を払ってゲームを購入している以上、無料で遊んでいるわけでは無いのだから。
ある意味本作を象徴する台詞となってしまった感があるが、スピードワゴンとしてはこんな台詞を言わされた被害者と言えよう……。
なお、リメイクである『オールスターバトルR』には該当モードそのものが削除されたが、
今度は「無料で遊べなくなっちまったんだ!」と言うスラングが流行してしまった。だから無料ではないと(ry
そちらでは後述の『EoH』を流用してプレイアブルキャラへと昇格を果たしている。
……が、メインメニューの解説は降ろされてしまった
(同じくプレイアブルに昇格したギアッチョは引き続きギャラリーモードの案内も担当してるのにである)。
あの台詞があまりにも不評だったという事は確かだが、この措置もまたスピードワゴンは被害者と言えよう。
プレイアブルキャラとしての性能は、スピードワゴンの両脇を2人の手下が常に追随して動き回る仕様になっているため、
スタンド使いでもないのに画面的な圧が本作随一である。
この追尾する2人は必殺技演出などでは消えて自重しているが、特殊演出中に特定の条件下で消えずに追いかけ続けるので、
1部のステージでテラスから突き落とされたスピードワゴンを追いかけて空を駆けるおっさんになったり、
5部のステージではスピードワゴンを引っ掛けたまま発車していく電車を走って追いかけて行ったりと、
かっこいいはずのフィニッシュ演出が非常にシュール極まりない演出に変化したりする。この2人実はスタンドなんじゃ……

『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』では、
2部の老いた方がメニュー画面の案内役として登場し、1部の若い方もプレイアブルキャラクターとして参戦。
本人曰く性能面は頼りないが、固有ストライカーとして手下の「刺青」と「東洋人」を呼び出して戦わせたり、帽子やナイフの投擲等、
タッグバトルでのサポート役に回る事で真価を発揮するタイプ。
ストーリーモードでは「聖なる遺体」の導きでジョースターエジプトツアー御一行様の前に現れ、
再起不能になったはずの花京院典明を遺体のパワーで復活させると、様々な時代で発生している危機について説明し、危機に立ち向かうべく協力する。
特殊掛け合いでの解説役ぶりはさらに磨きがかかっており、
原作ではシュトロハイムが機械化された体によって分析できたカーズの輝彩滑刀の流法を肉眼で識別して詳細に分析・解説。
動画のコメントでは「相手の能力を見抜くスタンドを持っている」なんて言われている……。
9:23から

また、キャラクターの紹介動画でも解説をしている。


MUGENにおけるスピードワゴン

mysh_2002氏による、『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが存在。
基本的な攻撃はパンチ・キック・銃撃のみだが、超必殺技が豊富であり、
序盤で見せた刃付き帽子の投げ付けや仲間の援護技、ジョナサンやツェペリが現れ攻撃するなど特徴的な技が揃っている。
ちなみに、ドット絵で被っている帽子は初登場時のもので、冒頭画像のシルクハットはツェペリさんの形見。
DLは下記の動画から

これ以前には、あまりもの氏製作のジョナサン(旧版・ASB版両方)のストライカーとしても登場している。


「スピードワゴンはクールに去るぜ」

出場大会

  • 「[大会] [ロバート・E・O・スピードワゴン]」をタグに含むページは1つもありません。

出演ストーリー



*1
ちなみにこの「レオ」・スピードワゴンは1938年(第2部の舞台の年)に死去しているとも説明されているのだが、
ロバート・E・O・スピードワゴンの名前が出た(そこまでは1部・2部とも姓のみで呼ばれている)第2部の終盤(第12巻)では死亡が1952年とされている。
……本当に同一人物なんだろうか?

仮に同一人物だとしたら、出自による要らぬ波風が立つのを避けて表向きは変名を名乗っていたとか、
第2部でストレイツォに殺害されたと思われていた際に社会的には本当に死んだ事にして表舞台から身を引いていた、と言った所だろうか。
荒木先生そこまで考えてないと思うよ


最終更新:2024年04月12日 19:10
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