週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『
BLEACH』に登場する退魔師の一族。
滅却師と書いて「クインシー」と読み、主要キャラの
石田雨竜がこれに該当する。
嘗て世界中に散在していた悪霊・
虚(ホロウ)戦に特化した一族で、その多くが白い装束を身に纏い、主に弓矢を用いた戦闘術をこなす。
虚と戦うという点では死神と同じだが、死神が霊を浄化させるのに対し滅却師は消滅させる。
そのため彼らの霊力で滅却された虚は霊子として分解された後にそのままその世界に残留し、
現世、
尸魂界、
虚圏の魂魄の比重を乱してしまう。
三界のバランス維持のために討伐を自分達に任せててほしいと要求する死神と、
現世で人を襲う虚を滅却し続ける滅却師の間で幾度も交渉がなされていたが、滅却師は死神に徹底的に相反して要求を拒絶。
何度かの決裂の末に本編より200年前、世界のバランサーとして死神側はついに、
滅却師を虚と同じく世界の均衡を乱す危険因子とみなして殲滅戦という非常手段を決行し、
現世の滅却師はほぼ駆逐されたのだが、石田家はその数少ない生き残りである。
ここまでが初期に明かされた話だが、嘘ではないものの実際には死神と滅却師の間にはさらに根深い対立関係があった。
かつて1000年以上前に現世ではとある巨大国家が存在していた。
それは滅却師の始祖
ユーハバッハが統治していた滅却師で構成された「
光の国」。
大方の土地の侵略を完了し統治も完璧になった頃、ユーハバッハはある理由から現世ではなく尸魂界に戦いを挑んだ。
ユーハバッハも彼らの脅威は知っていたので、その戦いのためにさらに徴兵制度で兵を募り相応の準備を整えたのだが、
初代護廷十三隊の力はユーハバッハの想定を遥かに超えており、相応の被害こそ出したものの、
彼らの圧倒的な力と一切容赦の無い鬼神の如き苛烈さを前に文字通り惨敗し、
首魁であるユーハバッハもまた護廷十三隊総隊長・
山本元柳斎重國との戦いで完全敗北を喫した。
これこそが滅却師と死神が相対することになった真の理由である。
なお、アニメでユーハバッハ存命時から零番隊が交渉の席を設けていたことが判明しているため、
最終的に決裂に終わったものの少なくとも約800は年は死神側も生き残りの滅却師に交渉を続け、
逆に滅却師側は約800年も世界の均衡を考慮することもなければ死神に歩み寄ることもなく拒絶し続けていたことが分かる。
このため、雨竜の祖父である石田宗弦は幼少期に雨竜がこの話を持ち出して死神の非道さに憤った際に、
「寧ろ死神の言葉に耳を傾けなかった滅却師が悪かった」とも語っている。
ただし、後に判明するが、彼らが虚を消滅させる目的は虚に殺された仲間や家族の復讐などといった感情的なものばかりではなく、
滅却師の力を持つ者には虚に対する抗体が無いという体質的な事実に起因することが明かされた。
『BLEACH』の世界の人間や死神には虚に対する抗体が魂魄の中に存在しており、仮に虚化してもある程度なら魂魄を保つ事は可能だが、
滅却師にはそれがないため、虚に襲われることは魂魄ごと消滅してしまう、
滅却師にとって虚という存在自体が確実な死をもたらす猛毒に等しいため、世界の崩壊を招くとしても自衛として消滅させざるを得なかった、
という事情があったのである。
それが明かされた最終章「千年血戦篇」では、現世に生き残った極僅かと思われていた滅却師は、
実はユーハバッハ率いる「見えざる帝国」と呼ばれる滅却師の国家として霊子空間で存続していたことが判明。
最後の敵勢力として世界を危機に陥れた。
かつて死神によって多数殲滅されたのは噓ではないものの、それでも少数が細々と残っていた滅却師が絶滅寸前になった真の理由は、
本編開始の7年前に、ユーハバッハが不純と決めた滅却師から命と力を奪い取り分配する力「聖別」を発動し、
一部の純血以外の滅却師の全てが対象になり力を奪われた末に死に絶え、ユーハバッハ復活のための糧とされてしまったためである。
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原作外で明かされた真実(ネタバレ注意) |
滅却師の起源は三界が創造される以前、生死の境界が曖昧だった時代にまで遡る。
ある時虚が人間を喰らうようになり魂の循環に支障が出てしまい、
そんな世界で人々と世界を守るため、救世主とも言える死神、滅却師、完現術者の力を併せ持った「霊王」アドナイェウスが立ち上がった。
しかし、滅却師の力を持つ彼は虚を倒すたびに魂ごと滅却するため、このままでは虚を倒すたびに霊子が目減りし続け、
生と死もないため進化も無く停滞したままの当時ではその現状を是正できる何かが自然に生まれる余地もなく、世界は緩やかに衰退するのが目に見えていた。
そこで同時期に現れた能力者で霊王以外にも死神の力を発現させた者の中で、後の死神の五大貴族と呼ばれる存在の先祖達は、
霊王をの力を用いて三界を創造して霊子を滅却ではなく循環させる構造を作る事で世界を維持存続させる計画を立案した。
だが、その1人の対話に霊王が応じた隙を突いてある1人が霊王を奇襲して封印。
世界の生贄に等しい楔として作り変え、世界を分断して本作の現世、虚圏、尸魂界が創造される事となった。
こうして死神によってデザインされた新しい世界において、死神は魂のバランサーとして世界に必須な存在に収まった一方で、
滅却師はその特性故に天敵である虚と戦うだけで世界のバランスを崩しかねない、どの界にも居場所が無い不遇の存在となってしまった。
そして明言されていないものの、アドナイェウス自身も世界を救うために戦っていた自分に恩を仇で返すような処遇には流石に思う所はあったようだが、
世界のために甘んじてその役割を受け入れ、そして後世の滅却師の不遇を見通した上でなお三界の設立を良しとした模様。
その事実を知った事、そして他者から奪い続けなければ三重苦に戻るというハンデを背負っていたユーハバッハは、
生と死の境界をなくそうと行動を起こしたのである。
また、普通の人間は現世で死んだ場合は魂が尸魂界へ送還されるのだが、作者曰く滅却師の魂は例外で尸魂界とは別のところへ送還されるとの事。
どこへ魂が送られるのか詳細は濁されているが、いずれにせよ三界の設立は滅却師にとって非常に不都合なものだったのである。
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ニコニコMUGENwikiに記事がある滅却師一覧 |
後述するMUGENキャラで主に登場するのは「聖兵」と呼ばれる見えざる帝国の雑兵である。
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個人によって程度に差はあるが、内に秘めた自身の霊力を源として戦う死神と異なり、
共通して大気中に偏在する霊子を自らの霊力で集めて操る技術を基盤として戦い、
集束した霊子を自身の霊力でコーティングして具現化した霊子兵装(れいしへいそう)を武器とする。
基本的には弓矢だが、千年血戦篇ではサーベルやメリケンサックなど異なる武器を使う者も登場した。
なお、彼らの攻撃で滅却されるのは虚の魂魄のみで、それ以外の人間や死神の魂魄は殺しても消失することは無い。
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用語 |
死神の瞬歩、破面の響転に該当する高速移動手段。
足元に周囲の霊子を固めた足場を生成し、それに乗って飛行する。
人間が使う技術ということもあってか、上記の2つと比べ原理上最も体への負担が少ない楽な移動方法らしい。
応用すればサーフボードのような形状にして宙を滑る事も可能。
自身の体に霊子で生成した無数の糸を接続し、文字通り自身を傀儡のように操る技術。
強制的に動かすので腱が千切れようが骨が砕けようが痛みさえ無視すれば十全に戦えるというガンギマリ戦闘スタイル。
3661人もの滅却師を実験体にしてきた 涅マユリですら理論こそ知っていたが実際に見た事は無かったというほどの最高難度戦闘技術。
自らの血管に霊子を流し込むことで攻防双方の能力を飛躍的に上昇させる滅却師の基本能力で、本来の滅却師は血装の鍛錬から始める。
攻撃用「動血装」と防御用「静血装」があり、熟達した使い手なら、攻撃に転じれば隊長格の卍解と同格かそれ以上の攻撃力を発揮し、
防御に転じれば生半可な攻撃は一切通さない皮膚へと硬質化することができる。
しかしこの2つは別々の霊子回路で構成されているため、どちらか一方に血装を集中するともう一方に対応することができない欠点がある。
死神の鬼道に相当する滅却師の技術。
作中ではユーハバッハに化けたロイド・ロイドと、千年血戦篇28話の一護とのアニメオリジナルの戦闘で本物のユーハバッハが、
滅却師の攻防一体の極大防御呪法「聖域礼賛(ザンクト・ツヴィンガー)」を使用している他、
光に触れた相手の力を奪う「簒奪聖壇(ザンクト・アルタール)」が登場している。
基本能力である霊子集束能力を極限まで高めた時の名称。
世界全体が霊子で構成される尸魂界や虚圏で発動すると、
大気中のみならず構造物や生物さえも霊子に分解・収束してしまう。
「散霊手套」を装着した者がこれを外すことで霊子集束能力を暴走レベルで高めた戦闘形態。
一時的に護廷十三隊隊長格をも圧倒できる戦闘能力を得られるが、最終的に滅却師の力は消滅するというあまりにも大きい代償を得る。
この形態で喪失した滅却師の力の復活方法は「精神と肉体を極限まで削った後、心臓の洞房結節右19mmに霊弓の一撃を受ける」という恐ろしく過酷なもの。
見えざる帝国の構成員からはその脆さ故に概念自体が200年程前に死滅した「過去の遺物」と嘲笑されており、
理由は不明ながら石田宗弦だけが執心していたという。
- 滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ)
上記の滅却師最終形態の発展版・改良版ともいえる存在。死神で言う所の「卍解」、破面で言う所の「帰刃」に当たる。
滅却師最終形態以上の戦闘能力に加え、能力消滅などのデメリットも解消されている上位互換。
発動すると頭に天使のヘイローのような光輪(ハイリゲンシャイン)が備わり、
背中には霊子からなる翼が現れるなど、死神と対極の「天使」を彷彿とさせる外見となる。
見えざる帝国の星十字騎士団が使う術。
「メダリオン」と呼ばれる真円状の金属板で、卍解を発動した死神から奪い取り、自らの技のように使用が可能。
ユーハバッハの「簒奪聖壇」を卍解特化・限定の制約付きで誰でも発動可能にした、対隊長格用の術。
聖別により死亡した滅却師の心臓に少量現れる銀の血栓。
聖別を発動させた者、即ちユーハバッハの血と混ぜることで、ユーハバッハの能力の全てをほんの一瞬だけ無にする特性を持つ。
聖別によって死亡した混血統の滅却師を解剖する事でしか得られず、しかも1人に現れる静止の銀はごく少量のため、
当のユーハバッハですらその存在を知らなかったが、石田宗弦と石田竜弦は独自にその存在を突き止め、
竜弦により本編より7年前の聖別の際に、妻であった叶絵まで含めた多数の被害者達の死骸を解剖してかき集められ、
一発分の鏃が対ユーハバッハ用の秘密兵器として作られていた。
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MUGENにおける滅却師


DonTuatua氏による、『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
ファイル名は「Wandenreich Rumble」。製作者曰くWenchu氏の
海軍を参考にしたらしい。
次々と出現する聖兵の滅却師を倒していくミニゲーム方式のキャラで、1人倒す毎にライフが減っていき、0になると勝利できる。
HPが減ると他の聖兵より強い
けど原作ではこの人のかませになった星十字騎士団のジェローム・ギズバットが登場する。
出場大会
最終更新:2026年05月13日 20:19