「処刑する!」
生年月日:1991年5月8日(牡牛座)
身長:166cm
血液型:O型
好きなもの・こと:ニース風サラダ、アボカドの生春巻き、
鱧の天ぷら、オートバイいじり&ツーリング
苦手なこと:恋愛
アルカナ:女帝
アトラス発売のRPG『
ペルソナ3』の登場人物。読みは「きりじょう みつる」。
担当声優は
田中理恵
女史。
国際的大企業「桐条グループ」の
社長令嬢にして同グループ傘下の月光館学園高等部の生徒会長。
なお、桐条家は旧作に登場した南条家の分家という立ち位置にあり、
過去作に登場した南条圭の親戚であることが示唆されている。
10年前の爆発事故後に、調査隊を率いてタルタロス探索に赴いた際、
父・武治を守るために図らずもペルソナ能力に覚醒。
桐条グループが把握している限りで初めてペルソナ能力を発現した人物となり、
作中で主人公が所属する「特別課外活動部」の初期メンバーの一人となった。
一見すると
容姿端麗・文武両道な完璧超人で、厳格だが人を引っ張るカリスマ性もあるいかにもな生徒会長といった人物。
その一方で育った環境のせいか一般常識からかなりズレた部分も見られる。
なお、表面上はクールで理知的な先輩のように見えるが、その実結構な短気で激情家。
険しい顔で啖呵を切ったり罵倒する事もあり、実際戦闘中の彼女はかなり力強く叫んでいる。
口癖(?)は何かと良く使う
「処刑」で、ストレートに敵対する相手に対し「処刑する!」と言う事もあれば、
校則違反に対して「処刑だな」と口にしたりとテンションの上下の差に関係なく頻繁に使用する。
さらに、作中のとあるイベントでは彼女の怒りが頂点に達した時に行うとされる特別な制裁も「処刑」とされていたりなど、
色んな意味で彼女の代名詞的な台詞となっている。
またそれ以外では、何かを褒めたりする時に
「ブリリアント!」「エクセレント!」のように、突然
ルー語妙な横文字を使ったりもする。
特に「ブリリアント」は『ペルソナ3』公式サイトの美鶴のキャラクター紹介ページにおいて
「月光館学園の三年生で生徒会長を務める
ブリリアントな人物」などという説明がされており、これもまた彼女の代名詞として定着している。
武器は細身の片手剣(サーベル)及び突剣(レイピア)。
戦闘中では、クリティカルヒット時に
その痛そうなピンヒールでヤクザキックをかますという意外と豪快な戦い方もする。
使用ペルソナは「ペンテシレア」で、ストーリーを経て「アルテミシア」となる(決して『
FF8』の
ラスボスではない)。
高い魔力を持ち
氷結属性の「ブフ」系を得意とする典型的な魔法使い的ステータスで、
回復や状態異常なども幅広く使う万能キャラ……
なのだが。
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テンタラフー先輩 |
一番最初に発売されたPS2版『ペルソナ3』には、仲間キャラの行動が全てAIにより決定するというシステムがある。
ぶっちゃけて言えば「めいれいさせろ」の無い『ドラゴンクエスト』みたいな感じである。
そしてそのAIが、何というか……あまりにもお粗末な行動を取る事が良くネタにされており、
その中でも特に槍玉に上げられる事が多いのが通称「テンタラフー先輩」こと彼女なのである。
「テンタラフー」は『女神転生』シリーズからお馴染みの敵全体に混乱状態を付与する魔法なのだが、
彼女は何故かこれを効きもしない相手でもガンガン使ってしまう。
どこかのザラキ神官を思わせる挙動だが、そちらは一応学習システムが存在するのに対して、
『ペルソナ3』ではそのようなシステムが無い。
挙句の果てには、次に使う魔法の威力を上げる「コンセントレイト」を覚えた後に行う、
「コンセントレイト→テンタラフー」という究極の無駄行動、通称 「コンセンタラフー」まで飛び出す始末。
よりにもよってパーティ内でも知的なイメージの強い彼女が放つ、 お前が混乱しとるわと思わんばかりのこの奇行はプレイヤーの印象に強く残り、
かくして彼女を語るには外せないネタの一つとして定着してしまうのだった。
なお、FES版やPSP版はAIの挙動が改善されているため、ここまで酷い行動はほぼしなくなった。
またPSP版では所謂「めいれいさせろ」に当たるシステムも追加されている。敢えてテンタラフー先輩を再現する事も可能だ!
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なお、最初はナビとして主人公をサポートする役割として働くが、これは初期メンバーにアナライズ要員がおらず、
戦闘タイプだが多少はサーチできるペンテシレアを機械の補助で無理にアナライズ要員として使っていたためであり、
先天的にサポート型の山岸風花の加入後はそちらにナビ役を譲って戦闘に参加するようになる。
関連コミュは「女帝」で、彼女を攻略するのならストーリー上の期日までに主人公の学力を最大まで高めなければならない。
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ペルソナQ |
『 世界樹の迷宮』のシステムを取り入れたお祭りゲーである『 ペルソナQ』にももちろんP3メンバーの一人として参加。
使用ペルソナも原作と同じで、能力的には高い魔力を持ちつつ他の能力も平均的に高めなバランス型。
使用武器が近接攻撃の片手剣であり、美鶴自身もある程度前に立てるだけの力や耐は備えているものの、
それ以上に敵からの攻撃が苛烈な本作では後衛で魔法攻撃を主体に運用される事が多い。
氷結属性のブフ系、そして代名詞ともなっているテンタラフーやコンセントレイトなど
原作さながらに便利なスキルを自力で覚えてくれる為、サブペルソナと合わせて好きな役割を担わせやすいのが利点。
ただ同じような魔力型の能力を持つゆかりや雪子と比べると『○○ヘルブースタ』を最終スキルに覚えない事から、
終盤における魔法アタッカーとしての性能は一歩劣る。
そしてその代わりとして美鶴に持たされた最終スキルが、敵が「封じ」という特殊な状態異常になっている時に当てると、
それを解除する代わりに威力が増加する「パニッシュメント」という物理技
(『世界樹』シリーズのプレイヤーなら、当てた後に解除するダークハンターの「エクスタシー」と言った方が分かりやすいか)。
もちろんこれ自体のダメージ倍率は決して低くないのだが、
後衛主体で運用してきたプレイヤーにとっては「もっと他のスキルくれよ…」というのが正直な所だろう。
ストーリー中では、やはりその指導力の高さからメンバーのまとめ役として活躍する。
また本作に漂うどこか「お祭り」的な雰囲気に少し影響されているのか、原作よりも感情的な反応を示す事がやや多めである。
原作と違ってそれ所ではない異世界だからなのか、メンバーとのギスギス成分も大分薄め
そして『ペルソナQ』では外せない話題が、第2迷宮で行われる公式ギャルゲとでも言うべきメインイベント「ごーこんきっさ」。
状況自体は迷宮のボスの罠に掛かりパーティから分断され、
主人公とその「運命の相手」の二人きりの状態でボスの下へ引き寄せられるという割と危険なものなのだが
(ちなみにこの「運命の相手」は、それまでに発生するイベント中の選択肢により決定する)、
彼女にしては珍しくかなり動揺しまくりながらも、満更でもなさそうに反応するその様子は必見である。
まさに「公式が病気」。
続編である『ペルソナQ2』にも、もちろんP3メンバーの一人として参加している。
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”KNEEL BEFORE ME.”
(私の前に跪け)
格闘ゲームにおける桐条美鶴
『ペルソナ4~ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ~』(P4U)ではプレイアブルキャラとして参戦。
キャッチコピーは
「孤独な玉座で悪を裁く!孤高の処刑女王」。
こちらでは警視庁と協力し対シャドウ組織「シャドウワーカー」を結成しており、事件解決のため八十稲羽に訪れている。
時系列的には『ペルソナ3』よりも数年後の話である『
ペルソナ4』のさらに後日談であるため、
『ペルソナ3』の時と比べてやや大人びた雰囲気
と若干うわキツ気味の全身黒スーツ姿で登場している。
性能的には、本作でも珍しい
タメコマンドを主体とするタメキャラ。
リーチの長い牽制技を持ち、中距離を主体に戦っていくタイプである。
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まさに女帝 |
オルギア中の凶悪な崩しと火力で殺し切る心なき天使 アイギス、攻防に優れた高速接近ゴリラの千枝、一度転ばせれば一生二択し続ける 2B番長、
ハードル走選手直人など、とにかく個性的なキャラが多く揃う『P4U』(無印)というゲーム。
そんな魔境において、美鶴は稼働当初から常に最強クラスの一角を担い続け、
多少の弱体が入った続編『P4U2』以降でもその地位を維持し続けている非常に安定した強キャラである。
強みは何と言ってもリーチの長いA系によるチクチク牽制と、見てからではまず反応出来ない高速突進技「クードロア(4タメ6攻)」による抜群の制圧力。
さらにペルソナの鞭により引き寄せる技を持ち、遠めの間合いで当たった技からまとまったダメージを奪う事も出来るため、
火力そのものも決して見劣りはしない。
そして本作の美鶴を象徴する技が、共通システムである「逆ギレアクション」として搭載された「月影」。
飛び上がりながら周囲に円状の斬撃を繰り出す、所謂無敵昇龍といった趣の技なのだが、
これの 攻撃判定をグラフィックに忠実にし過ぎた結果、 美鶴の周囲を覆う巨大な冷蔵庫のような判定をしており、
めくりにも平然と対応する非常に優秀な無敵技なのである。
ただでさえ中距離戦でプレッシャーを掛けられる美鶴を相手に苦労して牽制を掻い潜っても、
今度はこの無敵昇竜による理不尽な逆択を掻い潜る必要があるわけで、彼女の 立ち回りの強さに拍車を掛ける結果となっている。
一応弱点として、中段などの崩しそのものはかなり貧弱である。
その為、基本的には投げや暴れ潰しを主に狙っていく事で大きなダメージを取っていくキャラと言える。
ちなみに『P4U2』以降においては、新しく追加された「シャドウタイプ」により、
ほぼ全てのキャラが通常版よりシャドウ版の方がランクが上として扱われるというキャラゲーとしては正直どうなのかという状況になってしまったのだが、
その中でも美鶴はトップクラスに「シャドウタイプ」との相性が良いとされている。
この通称「影美鶴」は、P4U2環境でも最強クラスのキャラクターとして多くのトッププレイヤー達に評価され恐れられている。
とはいえ通常美鶴も性能的にはかなり上位のキャラである事に違いはないため、やはりかなり高性能なキャラと言えるだろう。
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この作品での設定で、
クロスオーバー作品『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』にもDLCキャラとして参戦。
性能も『P4U』シリーズがベースとなっているため、やはり強キャラとして安定した存在感を放っている。
MUGENにおける桐条美鶴
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OHMSBY氏製作 |
MUGEN1.0以降専用。
『P4U』のドットを用いて作られており、システムは『 GUILTY GEAR』等の各種アークゲーを参考にしたものとなっている。
ボイスは英語だが、Alchemist of Atlas氏による日本語ボイスパッチがOHMSBY氏のサイトにて別途公開中。
AIはデフォルトで搭載されている他、DaMarioMemer氏による外部AIも公開されている。
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上記の他に、son of aura氏による『P4U』のドットを用いたものも存在。こちらにはホルン氏による外部AIが公開されている。
また、単体キャラ以外ではUN氏製作の
キタローのイントロ、勝利演出にナビとして登場している。
出場大会
最終更新:2025年02月02日 19:17