「よいでしょう… 『ウラのおう』のなをかけて
ワタシとたたかうことをゆるします」
『
ロックマンエグゼ3』に登場するキャラクター。
インターネット上の
無法地帯「ウラインターネット」にて、
その絶大な力で弱肉強食の無法地帯であるウラ世界を管理する特殊なネットナビ。
ウラランク一位の実力者であり、その強さはかつて
フォルテとも戦った末に勝利した程で、名実共にウラ世界最強のナビとして君臨している存在。
ウラの住人からは名前を出す事すら恐れられ、普段は「ウラの王」や「S」の異名で呼ばれているが、
本来の性格は
基本的に温厚で物腰も柔らかく、丁寧な口調を用いる。
中性的な見た目だが、公式によると「男性と女性の要素を併せ持ったナビ」との事。
オペレーターが誰なのかは明言はされていないものの、心臓病を患っている少年「浦川まもる」の車椅子にセレナードのナビマークがあるため、
恐らく彼がセレナードのオペレーターだと思われる。
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詳細 |
まもるの実家はよかよか村にある「うらかわ旅館」という和風の宿泊施設。
しかし終盤で明かされるのだが、まもるの父親(作中未登場)が科学省の職員にしてウラインターネットの管理の担当で、
まもる自身もまたウラインターネットの管理に携わっており、
男湯の岩壁の隠しエレベーターの先にある浴場の地下にウラインターネットを維持・管理する巨大なサーバーが隠されている。
ウラは本編時点でこそ犯罪者や無法者なナビの隠れ家にして、凶悪なウイルスがはびこる危険地帯となっているが、
元々は プロトを封印するために使られた禁断のプログラムにして、
一瞬でインターネット世界をフリーズさせる危険性がある「ギガフリーズ」を封印・保管するために作られた、
表のインターネットから隔離しなおかつ万が一暴発があっても、表に支障が出ないようにウラだけのフリーズで済ませるための広大なエリアであった。
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ストーリー上ではシナリオ終盤でロックマンに接触し、
プロトを封印できる唯一絶対のプログラム「ギガフリーズ」をロックマンに授けている。
クリア後の隠しシナリオで
ダークマンと
ヤマトマンを倒し、スタンダードクラスのチップをコンプリートしているという条件で戦闘が可能になる。
その神々しく中性的なビジュアルやウラの王という設定、それに違わぬ強さなど『エグゼ3』のナビの中でも特に人気が高い。
『エグゼ6』でも登場予定があったそうだが、ボクタイ関連のイベントによる用量圧迫のため没になったとの事。
その代わりなのか、携帯アプリでの続編『レジェンドオブネットワーク』に声のみながら出演している。
「ギガフリーズのかけら」を渡す代わりにウラの無法者を退治してくれとロックマンに依頼するが、
事前に
ブルースとハットマンが殲滅してくれたおかげですんなり渡してくれる。……正直チョイ役である。
ちなみに、その際に
「ウラの管理は大変なのですよ…」とぼやく珍しい姿が見られる。
余談ながら、『エグゼ3』のクリア後のやり込み要素の一つとしてV2ナビ撃破のタイムアタックがある。
シークレットエリアの各地に担当したナビに変身して相手してくれるヒールナビが配置されており、
全てのV2ナビを予備フォルダ縛り(これが難しい)かつ目標タイム以内で倒せば、
ノーマル版だとセレナード、ブラック版だとダークネスオーラのギガチップを手できるというものなのだが、
その目標タイムを作ったのがセレナード自身であるため(各ヒールナビがセレナードの記録と発言する)、
{「ウラの住人から名前を出す事すら恐れられるウラの王が部下達と楽しくタイムアタックで遊んでいる」という、
何とも平和でシュールな光景が展開されていたという事になる。だがそれがいい
……単発火力が低く攻撃頻度も穏やかなセレナードが、10秒ちょうどでフラッシュマンV2をどうやって倒したんだとか、
ヤマトマンV2に至っては40秒という早いタイム以前にアシガルゾウエンで返り討ちにされるのではとか、思ってても突っ込んではいけない
原作中の性能
ウラ最強の肩書は伊達ではなく、平時はありとあらゆる攻撃を受けても無効化しつつ衝撃波に変換して跳ね返してくる
(ガードブレイクやポイズン系すら効かない)。
ただし、相手の攻撃を跳ね返す瞬間にセレナードは上か下のパネルに移動しなければならないため、
エリアスチールなどを使いセレナードの移動を制限すれば攻撃を跳ね返すことができなくなる。
また、衝撃波を展開する「ホーリーショック」という技を発動している時も一時的に無防備になる。
ただし使用間隔が非常に長く、かつ使用中はセレナードの正面3マスに常時攻撃判定が出ていてこちらからの攻撃手段が限られる上、
攻撃を喰らうと衝撃波の展開を止めてしまい、次のホーリーショックが来るまで長々と待たされる羽目に……。
一撃の重いチップやプログラムアドバンスを使うか、素直に移動制限させて畳みかける方が無難だろう。
ナビチップは上述の通りノーマル版限定のギガチップで、更に「ダークホール」出現中か、
ナビカスの「ダークライセンス」を組み込んだ状態でないと使えない闇のチップとなっている。
敵としても使用する100ダメージのホーリーショックの光弾を敵エリアに2~3発ずつ、計16回放つので、
「エリアスチール」を3枚使い、相手のエリアを2マス以下にすることで全弾命中させる事が可能。
ただし、同じ相手のエリアを狭めてからの攻撃ならメガチップの「リュウセイグン」の方が貴重なギガチップ枠を消費せず気軽に使用できる上、
対人戦だとエリアスチールを連続で使う事で次に何をするか相手に読まれやすくなるので、そこまで実用性があるとは言えない。
MUGENにおけるセレナード
soruzin氏の製作したキャラが公開されている。
攻撃を反射するオートリフレクションは、背後にスペースがある事が条件という形で再現されている。
また、ナンバーズやヤマトマンを呼び出す技も持つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2024年12月30日 00:39