「私は今まであらゆる拳法をこの体で殺してきたのですよ~」
「おれを倒せるのはKINGの拳。すなわち南斗聖拳だけだ!」
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担当声優 |
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飯塚昭三
- TVアニメ、AC版
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滝口順平
- 1986年アニメ映画版、PS『世紀末救世主伝説』
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佐々木誠
- 『パンチマニア』
- 巻島直樹
- 『激打3~タイピング百裂拳~』
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藤本たかひろ
- 『北斗無双』シリーズ
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矢部雅史
- 『DD北斗の拳』
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茶風林
- 『LEGENDS ReVIVE』
飯塚氏は同作品においては南斗五車星・山のフドウも演じており、他の作品では メタルヒーローシリーズの悪役も演じている。
滝口氏は『ヤッターマン』のドクロベエ様役や『 マジンガーZ』のブロッケン伯爵役、『ぶらり途中下車の旅』のナレーターなどで知られる。
PS版では飯塚氏がフドウを演じており、新旧ハート様が堪能できる贅沢なキャスティングになっている。
藤本氏は『真・北斗無双』ではカイゼルも演じている。
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KINGの配下では最強(アニメではジョーカー、バルコムに次いで3番目?)の男。
普段は温厚で、一般人に対しても丁寧な口調で語りかける紳士である。
原作では
ケンシロウに怯え、バーマスターに当り散らす部下達を叱責して貫禄を見せた。
更にはマスターに
と『北斗』の悪党とは思えない事を言って励ました。
だがうっかり部下の割った酒瓶のガラス片で手の平を切り、自分の血を見た途端、
と我を失って暴れ回り、ねぎらっていたマスターや止めに入った部下も容赦なくブチ殺す。
そこはやはり
世紀末、一筋縄ではいかない困った人である(なお正気に戻った後も悪びれもせず開き直っている。一応「またやっちまった」とは言っているが……)。
その悪党とは思えない人柄(の一部分)から、北斗の拳の中で一際目立った敵キャラである。
その実力も中々で、相手の攻撃を脂肪の壁で無効化する「拳法殺し」と呼ばれる特異体質の持ち主であり、
北斗神拳をもってしても秘孔に届かず無効化してしまうと豪語する。
そしてその肉体に唯一打ち勝てるのが、あらゆる防御を突き破るKINGの南斗聖拳である、との事。
主人公の技を無効化し、なおかつ自分の主だけを持ち上げるあたり
No.2の鑑である。
攻撃面も張り手をケンシロウがガードしたにも拘らずダメージを受ける描写があるので、単純なパワーだけなら作中でかなり上位に入る模様。
ちなみに、太っていれば殴られても痛くないし防御になるかと言われれば、現実的に考えて勿論そんな事は無い。
皮下脂肪の中にも痛覚神経や血管は通っているからである。どういう仕組みなんだハート様の拳法殺し
これまで回想でのシン戦以外に一切苦戦も無く、手傷を負わなかったケンシロウもこれには大いに苦しめられ、一度はダウンを奪われる事となるが、
最後には「北斗柔破斬」を喰らって腹の肉をかき分けられ、露出した肉体の秘孔を突かれて死亡した。
脂肪だけに
その際放った
「ひっ!ひでぶっ!!」の断末魔はあまりにも有名。
ちなみにこの様な特徴的な断末魔は、割合として原作よりもアニメ版の方が、尺の都合
と声優の悪乗りで雑魚戦も多いため断然多い。
この断末魔については諸説あるが、原作者・武論尊は「『ひでえ』と書いたつもりが
アシスタントが『ひでぶ』と間違えてそれが定着した」としている一方、
作画の原哲夫は「『いてえよ~』から『ひでえ』になって、それに破裂音の『ぶ』がついた」としている。
冒頭のセリフはハート様に気付いたケンシロウに「
ブタを飼っているのか?」と言われたときのもの。
いきなりそんな事を言われたら怒るのも当然だが、実はハート様はこのセリフの前に
「ブヒ ブヒヒ…」などと言っている。
このため
ノリがいいケンシロウに空気を読んでもらったのに逆ギレ。酷い。
ちなみにこのケンシロウの「動物にたとえての罵倒」はハート様以外にも、
手にハサミ型の武器を持ち語尾に「~ガニ」と付ける修羅「シエ」への
「蟹料理は好きじゃないんだがな」と、
同じく豚に例えられる事に凄まじく怒る巨漢の修羅「ギョウコ」への
「ブタヤロウ」がある。この人も笑い声はブヒヒ。
アニメ版ではKING編の設定変更(主に組織の大型化)の都合で、セミファイナルから一転し序盤の強敵扱いになっている。
また、額の入れ墨もしくはペイントのトランプのスートの横にある「K」が「J」に変更されており、正式名称が「ハートJ」になっている
(ただし他の原作にいたKING軍幹部3名もそうだが、この「J」の部分はエンディングのテロップのみで、劇中誰からも呼ばれる描写が無い。
スペードが倒された時にシンが「俺にはまだ三枚のジャックがある」と言ってるので、意味は「ジャック」で間違いないと思われるが)。
原作と比べ残忍性が強調されており、原作の「部下達が投げてきた棍棒を肉体が跳ね返したので結果的に殺害」というシーンの後で、
「部下の大半が死んだ後正気になるが、まだ腹の虫が収まらず生き残っていた部下2名をにこやかに捻り潰す」というえぐい事をやり、
他にもアジトから逃げ出した奴隷達を部下達と共に皆殺しにするなどの描写が追加されている。
また、血を見せて暴走させるのもシンからアニメオリジナルの幹部・ジョーカー(投げるのも羽からトランプになっている)に変更されている。
旧劇場版においてはジャギの部下として登場。
こちらはKING四人衆の設定が無いため「
ピッグエレファント」の名称で登場する予定であり、
予告PVでもそのような名前になっていたが、結局はハートという名前に戻された。
北斗神拳の弱点を突くが、すぐに破られたため、ストーリー的にそこまで重要な役目はないが、
その容姿と言動のギャップゆえか人気は高く、
「様」付けで呼ばれるのがデフォである。
数々の『北斗』関連のゲームでも、時系列的に出せるなら必ずと言っていいくらい出てくる人気キャラであり、割と扱いも良く、
セガ・マークIII版では1面中ボスだが、初の「弱点を突かないと倒せない敵(基本的に各面大ボスの仕様)」にされ、
FC版1ではカーネル筆頭にエピソードごとハブられた連中が多い中、KING編はシン(2面ボス)がいるのに1面ボスとして重複参戦。
『北斗の拳6 激闘伝承拳 覇王への道』に至っては、
主人のシンを差し置いて参戦しているほど。
PS『世紀末救世主伝説』ではボスキャラとして登場する他、対戦モードでも使用可能。
ストーリーモードでは当身技の初回成立時に拳法殺しのイベントが発生する。戦闘中のこういうイベント演出は唯一と言っていい。
AC版格闘ゲームの他、パンチマニアでも「ハート様(Mr.Heart)」と敬称付きで登場するなど、破格の扱いであった。
また、ソフトバンク クリエイティブから出ているAC北斗の拳の攻略本『北斗の拳 世紀末奥義秘伝之書』の表紙では、
何故かラスボスポジに見えてくる描かれ方をしている。
……南斗聖拳の男の中で唯一ハブられてしまった
シュウの妬みが聞こえてきそうである。
マミヤやハート様を出すくらいならシュウも出してくださいよセガ(とアークシステムワークス)さん。
拳法殺しってこういう体じゃねえからそれ!
監修した結果がこれとはいったいどういう事なのか、原作者の発想を疑わ
ざるを得ない。
他のキャラのシナリオではシンの配下である以上シンのシナリオでの出番が多い。
しかし最終的に地位、名誉など「全てを捨てて」一人でユリアを救出しようとするシンに呆れ果てて見限り、サウザー側として登場
(実際にはケンシロウ、五車星も動いているため一人ではないのだが)。
シン、ジュウザと対決する事になる。
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外伝作品 |
こんなハート様だが外伝作品の主役にもなっている。ちなみに北斗外伝は ジュウザ以来2年ぶりである。
14歳の頃の彼を描いた作品……なのだが、 痩せた美少年の姿が発表されたため話題となった。
タイトルは『 北斗の拳外道伝 HEART OF MEET ~あの日の約束~』。meet(会う)とmeat(肉)をかけたニクいシャレだろうか。
様々な意味で問題作な本作だが、作者は『学園革命伝ミツルギ』の作画を手掛けた行徒氏。
後に後述の外伝と合わせて行徒妹氏(文字通り、氏の妹)によるギャグ漫画『 北斗の拳イチゴ味』の単行本第1巻に収録されたが、
その際のサウザーの紹介によると 「出オチなんだから真面目にやった方がバカバカしくていいんじゃないかと思ったら袋叩きにあった」との事。
そりゃそうなるわ。
また他のKINGの配下の外伝作品も作られており、ハート様のとは別の意味でギャグに走った問題作の集まりである。
本名は アルフレッド。元は良家の子息で、病弱で小鳥が好きだった。
両親を亡くし姉・サラ(と家政婦のエマ)と共に暮らしていたが、ある日暴漢がアルフレッドを誘拐。
姉はアルフレッドを助けようとして逆に殺害されてしまう。
アルフレッドも暴漢に殺されそうになるが、その場をある男に救われた。その男こそシンであった。
手についた姉の血がトラウマとなり、更に死に際の姉の「自分を守れるくらい強い男になるのよ」という言葉から、
彼は力を求め、狂乱の殺人者へと変貌を遂げたのだった。
核戦争後、シンの下で修業した結果、誰もが知っているあの姿(完全体)になったアルフレッド改めハート。な、なんでだあっ!?
そして彼はシンへの忠誠を胸に抱いたままケンシロウに挑み、散っていった。
天にいる姉に「僕は強くなれたかな……?」と呼びかけながら。明らかに方向性を誤った弟を姉は草葉の陰で嘆いていたに違いない
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『DD北斗』では |
「おこんばんは…… 私の名前はMy name is ハート!!」
漫画版ではシンのSPという扱いであまり出番はないが、アニメでは前述の外伝設定を採用したのか美形となり、
第1話ではシンと無関係な強盗として登場。コンビニ「リュウリュウケン」の品物を全て盗むが、
黒王号で追いかけてきたラオウとトキに部下全員を警察へと送り込まれ、ただ一人残った彼もケンシロウに秘孔・豚足を突かれる。
その結果、北斗の読者は誰もがよく知る断末魔を上げながらお馴染みの姿に変化、「ブタはブタ箱に行け!」のセリフと共に殴り飛ばされた。
その後はシンの部下として合流、ケンシロウ達に復讐しようとする。
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ゲーム中の性能
所謂デカキャラ枠。
原作の描写は出来る限り盛り込まれてはいるものの、やはり原作での動きがあまりにも少ないため、大半の技はゲームオリジナルである。
演じるのは上述の通り飯塚氏であるが、設定は原作準拠でありアニメのオネエ口調ではなくなっている。
偶然かPSの『北斗の拳 世紀末救世主伝説』とよく似たモーションが多い。
ブーストが出来ずジャンプが遅いなど、機動力は見た目通り最低。
グレイヴシュートは無いが、同様の性質を持った
必殺技があるので一応エリアル
コンボはできる。
ただし、バニシングストライク及び
ガードキャンセル版も存在する
当て身「どこからでもどうぞ」ヒット時のみ、ブーストのような高速移動前転を行える。
そのぶん攻撃力と防御性能は最高で、一部の必殺技・
通常技には
スーパーアーマーが付く。
また、しゃがんでいる相手にもつかみ投げが当たる、対空
コマ投げ・空中投げ・超必殺投げを備えている、
一撃必殺奥義が唯一投げ技、など
投げキャラ的な側面も持つ。
基本攻撃パターンとなる掴み投げや対空投げで星が取れるのは勿論、牽制となる中遠距離技でも
星が取れるため、星取り性能も高い。
一撃必殺はコンボには組み込めない点で他キャラに見劣りはするが、単発の性能自体は良い。
しかしやはり、機動力・リーチで劣るため戦術の幅は狭くなりがち。
外見とは裏腹に細かい
立ち回りを要求される。
空中溜め強パンチの溜め中に着地すると、
スーパーアーマーを1発ストックした状態で動けるというバグ(仕様?)がある。
この持続アーマーを利用して、とにかく図々しい立ち回りをして相手を追い込むのが基本戦法。
ガーキャンやバニは肉の壁に吸収され、最悪そのまま即死コンにご招待となる。
反面、
ゲージの無い時に転ばされて固められると、図体のデカさや機動性の低さもあって、ただの
サンドバッグにされかねない。
ゲージが50%あるとガードキャンセル版「どこからでもどうぞ」(後述)で切り返せるので、序盤は特に慎重に立ち回る必要がある。
このアーマーはヘヴィなどガード不能攻撃は耐えられないし、ガードをしても必殺技の削りダメージが発生したら消えてしまう。
また、他にアーマーのある攻撃を出すと消えてしまうので注意するべき。ちなみにラウンドは持ち越す。
なのでハート様を使う、または相手にする場合は常にアーマーの有無は気を配らねばならない。
ハルクとは違う形で地面をめくりあげる「アースクラッシュ」で牽制(むしろ暴れ潰し)とゲージ溜めを行いつつ、
異常に強い
判定の立ち弱パンチ(通称「魔法の小パン」)暴れからのコンボと、
ガードキャンセルでも出せる当て身「どこからでもどうぞ」からのコンボでチャンスを狙う戦い方がメイン。
なおガードキャンセル版の場合、
ワイヤーダメージ状態に相手を持って行き、ゲージ状況によっては
そのまま10割コンに持っていける。
つまり、ハート様のゲージ量次第では
ガーキャンされたら死ぬ。そういうゲームだからこれ!!
この性能で
オーラゲージの消費が通常のガードキャンセルの半分なのも脅威である
(ただし、通常のガードキャンセルと違い無敵が一切ないので通常版を使うべき場面も存在する)。
更にスーパーアーマーの付いた吸い込み(
カービィ的な意味で)の必殺技「逃げちゃダメ」を使い逃げる相手を追い詰め、
そして相手に手を出させての当て身を狙うか、アーマーで耐えての打撃や投げを狙う。
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究極奥義 |
コマンド投げの究極奥義。
発生が1 Fと非常に早く、暗転中に投げ範囲に相手がいたらヒット確定。
コンボから繋げられ、生当てなら体力3~4割、カウンターヒットなら5割弱が消し飛ぶとんでもない威力。
おまけにダウン中や浮いている相手にも当たるため、「ハートのA」から「ハートのA」なんて事も出来てしまう。
投げられないのは相手がやられでない状態で空中に浮いているか、ガード 硬直中くらいのものである。
- 1Fで発生
- 投げ間合いも広い
- 単発で半分近く持って行く
- コマンドが236236+弱パンチ(2回転とかじゃないから入力が楽で素早く出せる上に普通に入力してもジャンプしない)
- KOFよりもコンボに組み込む条件がゆるい
- それでいて1ゲージ技
……このゲームが 世紀末じゃなかったら立派すぎるクソ技である。
画面外から モヒカン共が棍棒をハート様のお腹に投げ付け、ハート様がそれを全部跳ね返し相手に当てる技。
横に撒かれた棍棒は長く画面に残り、多段ヒットするため、ガードさせて体力あるいはオーラ削りに有効。
更に時間差で広範囲に降ってくる棍棒( 中段)で相手に中下段と投げの 3択を迫る。
無敵時間、ガード時の押し込み、時間差での追撃と、攻めにも切り返しにも使えて便利だが、
隙がかなり大きいため何も考えずに ぶっぱすると、かなりの技に見てから 反確を貰うので注意が必要。
この技がぶっぱされた時だけにしか確定が無い技も多い。
ちなみにユダのチートダムのように、拳法殺し→(降ってくるころに)暗転のある技、と組み合わせる事もできる。
発動中は画面下に特殊ゲージが出現し、ゲージのある限りスーパーアーマーが付くが、ガードとしゃがみ行動が出来なくなり、 強制的に前進し続ける。
時間経過あるいは被ダメージ時に特殊ゲージが減っていき、ゲージが0になると一時的に行動不能になってしまう。
効果時間中は専用の必殺技が使えるようになり、一部の技の性能が向上する。
どちらかといえばデメリットの多い技だが、タイフーンループ、掴み投げ永久など、比較的行いやすい10割コンボはほぼこのモードでのみ可能。
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ハート様にも当然のように
永久コン・10割
ループコンが存在する。
タイフーンループ、ダンクレシーブ永久、掴み投げ永久など。
ダンクレシーブ永久は何故か
2P側だと対応キャラが増えるという意味不明な仕様。
バスケもできなくはないのだが、永久投げコンから繋がなければいけないので、やる意味は全く無い。
そもそも、ハート様の攻撃力の関係上、バスケができるヒット数までいくより先に対戦相手がKOされる事が多い。
弱点は、大きい
喰らい判定と、
飛び道具に弱い点。
もし原作に
高性能な飛び道具を連発するキャラがいたら詰みゲーになっていただろう。
実際、
弾幕というほどではないが飛び道具の強いキャラである
サウザーとマミヤには不利が付く。
また技の隙も非常に大きく、牽制の「アースクラッシュ」は
アジリティーディフェンスされれば、そのままブーストで追撃されてしまい、
「拳法殺し」に至っては、発生直後にブーストつかみ投げや、サウザーの「聖帝十字陵」等を喰らうと一方的に潰されてしまう。
おまけにゲージ依存率が半端なく、ガードキャンセル版「どこからでもどうぞ」が使えるゲージがなければ、そうそう脅威とは見なされない。
アーマーを付けるのも若干の時間がかかるため、ゲージが無い時に固められて屠殺場送りになる事もしばしば。
しかも意外に思われるかも知れないが、ハート様は
気絶耐久値は高めなものの、体力値は標準である。
また、シン同様に「サザンクロス補正(ダウン時の浮きが高い現象)」が働いてしまうため、バスケを喰らいやすいという弱点も。
もう一つ、このキャラは他のキャラに比べ、ジャンプ移行と着地
硬直が非常に長いという致命的な弱点を持つ。
ジャンプ移行は7
F、着地硬直は何と13F(空中で攻撃を出すと16F)にもなる。なので迂闊に飛べばそれだけ隙を晒す事になる。
前述の溜めJCでアーマーを張る時も、距離や状況を誤ればブーストで刺されてそのままお亡くなりになる事も。
ちなみに主人のシンに至っては
近距離版アースクラッシュのノーマルガード(アジリティじゃなくても)からゴクトで確反を取られてしまう。
そのため徹底すればシンはハート様に大幅な有利を付けられる。意図したかどうかは分からないが、主人が従者に大幅有利なのは何か因果が感じられる。
かつてはワンチャンス掴めば逆転可能な爆発力や、荒らしキャラ的側面、
キャラ対を積んでいない相手には分からん殺しで一方的優位に立てるという点を考慮に入れると、
実戦値を含めた
キャラランクでは大体中堅あたりに位置するとされていた。
しかし、現在では
絶対的存在であるブーストを使えない事が大きく響き、
ジャギと並ぶ弱キャラに。
それどころか
ダイヤグラムではジャギ以外の全てのキャラに対して大幅不利が付き、
1P側に至ってはジャギ相手にすら不利が付くため、
実質的にジャギを下回る
1弱になってしまった。いてぇよ……。
同キャラ戦では仕様上2P側が有利だが、しょっぱい対戦(「アースクラッシュ」の振り合い)となりやすい。
原作では各キャラとの絡みも非常に少ないが、かといって
イントロなどの演出面で手は抜かれていない。
敬語で相手の体調を思いやる紳士ぶりを見せ付ける事すらある(対マミヤ)。格闘ゲームである以上、その後戦うのだが。
またジャギと同様にサウザーに「汚物」扱いされるが、そのイメージはジャギに取られている。どちらかというとハート様の
蔑愛称は
「豚」。
同キャラ戦では「こんにちは、ご機嫌いかが?」と、格闘ゲームでは珍しい「こんにちは」との単語が出てくる。
名セリフ
「ひっ!ひでぶっ!!」はケンシロウに
テーレッテーを喰らうと聞く事ができる。ケンシロウ使いは是非狙ってみよう。
ただし家庭用では残念ながら聞けない。
何故だ。
使用プレイヤーとしては主に黒カラーチョコ味ことヘキサメチレンハート様、
デフォカラーのバニラ味こと元住T.Oハート様が有名。
前者は「いてぇよ~!」発動からのコンボ及び立ち回りが凄まじく、「スーパーヘキサタイム」の異名を持って恐れられている。
後者は状況判断力が高く、キャラ対策も完璧で、強さに隙や斑が無い。
彼のハート様の「いてぇよ~!」も爆発力が高く、「肉のアルカナフォース」という別称を持つ。
時折りスーパーヘキサタイムと肉のアルカナを混同して呼ぶ人もいるが、この通りそれぞれ別プレイヤーのものを指す言葉なので注意。
他には『GUILTY GEAR』から北斗に入ってきた黒カラーのコンボ職人ABEGENハート様、
異常な一撃成功率を持つ抹茶カラーのごっつぉハート様などが大会を盛り上げてくれている。
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余談 |
北斗大会動画にて「『アルカナハート』から来ました」というプレイヤーに使われた際は、タイフーンループが「肉のアルカナブレイズ発動」と言われたり、
ハート様自身が「 肉のアルカナ」扱いされたり「肉乃ハァト様」と呼ばれたりしていた。
ただ、現在では肉のアルカナという言葉はハート様全体ではなく、元住T.O氏のハート様を指す言葉となっているようだ。
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高機動豚動画集 |
スーパーヘキサタイム(10:57~)
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3on3大会ではこんな事も出来ちゃいます
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ガチ撮りかつ2P側な為ハート様のループ見放題の動画
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ハート様の華麗なコンボムービーはこちら
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ハート様10割コンボ集 BGMには突っ込まないように
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ハート様10割コンボ集その2 BGMには(ry
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更にすっごいハート様の闘劇ネタバレ |
後にこの闘劇を制するレイ使いもホームグラウンドにしているゲーセンで行われた、全国で最初の08闘劇の北斗予選では、
決勝がトキでもレイでもユダでもなく、 ハート様同キャラ戦になった。上記の元住T.O氏とヘキサメチレン氏の2人である。
しかもこの2人、闘劇本選でもベスト8にまで残る奮戦を見せており、
ベスト8に残った中で4強(トキ、レイ、ユダ、ラオウ)でないキャラはこの2人のハート様だけである。
惜しくも両者ともこのベスト8で敗れてしまったものの、潜在能力の高さを見せ付けた。
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更に予選のネタバレあり |
この予選で、ヘキサメチレン氏はトキを 4人葬りながら優勝して切符を取るという快挙を成し遂げた。
他にもこの予選は色々と伝説を生んだ試合が数多く(┌┤´д`├┐とか)見応えのある動画なので、
全力で見る事をオススメする。
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あれから12年と少し…… |
なんと、2018年になって ハート様が倍速化するバグが発見された。
倍速化のレシピがレシピなので対人に到底使えるものではないが、アースクラッシュで貫き殺したり、吸っては投げを繰り返し、
ワンコンボで星を全て奪って気絶させ、そのまま一撃など、今まででは有り得なかったハート様の勇姿を拝む事ができる。
このバグの原因として、ハート様は 元々0.5倍速で動かしており、特定の技に限り1倍速で動かすプログラミングが施されているらしい。
つまり ムテキングのノリで1倍速に固定してあげると倍速ハート様の爆誕である。
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MUGENにおけるハート様
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rei氏製作 原作再現仕様 |
判定や エフェクトなどの細かい部分以外はほぼ全て再現されており、永久・10割コンボや数々のバグなど原作の変な仕様まで完璧。
優秀な AIも標準搭載されていて、モヒカンと修羅の2種類のレベルが選択可能。
修羅レベルを選ぶと永久、10割コンボを狙ってくるようになる。
前述の通り原作の再現度は素晴らしく高いのだが、 ヴァイタルソースのないMUGENでは究極奥義「ハートのA」直撃でダメージ5割前後確定、
基本コンボと合わせて2チャンスもあれば相手を倒せるような恐るべきキャラとなってしまっている。
……が、1コンボ5割なんてのは北斗ではむしろ 安い方なので、 気にすることはない。
ただし、多種多様なキャラや環境が存在するMUGENでは、数多い欠点が更に浮き彫りにされ、キツい戦いを強いられるようだ。
例えば横幅の広い ステージだと、基本コンボや壁コンが殆ど入らず、要するにロクに戦えず、中々悲しい事になってしまう。
もちろん、弾幕などが相手では公開処刑にしかならない。
ちなみにこのハート様はstartボタンを押しながら決定する事で「 殺意の波動が芽生えたハート様」になる。
常時「いてぇよ~!」+ ハイパーアーマー状態という恐ろしいモードだが、
いてぇよ~中なのでガードができず、ハイパーアーマーという事で一部の技を喰らうと一発でひでぶってしまう。
相性による勝ち負けがより極端になる、強いと言うより面白いモードという感じである。
また、A,c,c氏によって、ゴールドカラー(11P)、ブラックカラー(12P)を搭載した改変版も公開されている。
ゴールドカラーは攻撃力1.5倍、防御力1.4倍、投げ属性のダメージ2倍、瀕死時ライフ自動回復、ハートのAのダメージ数倍。
強化スイッチをONにする事で更にステータス上昇や 喰らい抜けが可能になり、非常に強い。
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アフロン氏製作 ハート&はぁと |
名前繋がりでネタにされ続けてきたハート様と『アルカナハート』の愛乃はぁとが実際に手を取り合い(?)共に戦うキャラ。
ハート様が負けた時に座り込んで悲しんだり、一撃必殺時に激励したり、所々のリアクションが可愛らしい。
以前は単体のハート様が居なかったため、 巨人祭や 百漢DEBU決定戦等のトナメでハート様のおまけとして登場し、
暑苦しい大会においての一種の清涼剤 もしくは空気読めてない邪魔者として活躍した。
また、 ハート様の上司も彼女とのタッグキャラ・ 愛乃シンとして、彼女を女王にするために頑張っているとかいないとか。
メインは勿論ハート様。はぁとは「鉄拳パンチ」でアシストする他、超必殺技「いてぇよ~!」使用時のみはぁとに喰らい判定が移る。
ラウンドが移るとハート様がはぁとに変身?するがバグではなく仕様らしい。
現時点でアルカナは愛のみだがホーミング、一撃必殺技も使用できる。
ちなみに、一撃必殺技を決めた時、本来ならシンとハート様を除く残りの四幹部が登場するが、
四幹部の代わりに オプーナ、 ダディクール、
三島平八ハイドリッヒ・ラング(久々に○○~○○だから困るの人)が登場する時もある(当然だがこのキャラ限定の話である)。
AIは未搭載だが、サクラカ氏とちぃたま氏が製作した二つの外部AIが存在。
また、おまけの人氏によってテーレッテーを別の音楽に変えるパッチも配布されている。
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しもつき氏製作 ハート・アルマージ |
ちなみに、アルマージも海外で公開されていた(現在は公開停止)。
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ストーリー動画に登場する際にもその紳士ぶりは遺憾無く発揮されており、外道は許さない。
主な出番は原作同様シンの部下としての登場が殆どだが、他の部下達と違って人格者としての一面があった事から右腕的存在として扱われるなど、割と優遇。
また、
食品を扱う関係の仕事に就いている事が多い。
出場大会
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一覧 |
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ハート様 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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ハート&はぁと |
【ハート&はぁと】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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出演ストーリー
プレイヤー操作
その他
おすすめコンボ(rei氏作のハート様の場合)
※ボタンの表記はMUGEN準拠。
レシピ |
備考 |
逃げちゃダメ→通常投げorハートのAor超いてえよ~!! |
吸引力の衰えないただ一つのハート様。 露骨に距離をとろうとする相手はこれで成敗。 |
(めくり空B→)2A×2→弱アースクラッシュ→空X→空中投げ |
基本コンボ。その後は画面端近くでゲージがあるならハートのAで追撃、 それ以外の場合はアースクラッシュや拳法殺しで起き攻めへ。 その後の状況を有利にしたいのならJY溜めでアーマー付加もよい。 |
(めくり空B→)2A×2→バニ→6(自動ブースト)→立B→ 弱ダンクレシーブ→弱アースクラッシュorハートのA |
これも基本コンボ。 ただし、画面端から近すぎても遠すぎても決まらない。星2~3。 |
(めくり空B→)2A×2→バニ→6(自動ブースト)→強アースクラッシュ |
これまた基本コンボ。画面端が遠い場合はこちらを。星2。 |
強アースクラッシュ→空Y→ハートのA |
遠距離での牽制からのコンボ。 空Yは早めに出さないと当たる前に受身をとられてしまう。星2。 |
「あ、愛します!」
「一生どこへでも、ついていきます!!」
「く…来るな!!」
最終更新:2024年08月08日 01:11