峰田実

「今回ばかりはオッパイお預けだぜ」

堀越耕平氏の漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。
アニメでの担当声優は 広橋涼 女史。

雄英高校ヒーロー科1-Aに所属する緑谷出久のクラスメイト。
神奈川県の笠木山中学校出身。生徒の中では108㎝という最小の少年
スケベを絵に描いたような性格で、ヒーローを志望した動機も「女性にモテたい」という理由から
メンタル面は歳相応の高校生らしく人並みに臆病だが、USJ襲撃事件の際に緑谷の在り方に感化されて、
いざという時は根性を見せるようになった
女子からは普段のセクハラ発言を白眼視されつつも、それ以外の素行や成績は悪くなく(むしろ頭脳面はそこそこ優秀)、
普段バカやってる割に仲間想いな一面もしばしば見られるため、そこまで嫌われている印象はない。
勿論、男子ともよくバカな話をして盛り上がってるので関係は良好。ただ、若干僻みっぽいのでイケメンへの当たりは厳しい。
「異性とエロさえ絡まなければ割といいやつ」というのが読者間でも共通認識である。

ヒーロー名はもぎもぎヒーロー「グレープジュース」で、個性は頭から粘着力の高い球体状の物質(髪に相当)を生み出す「もぎもぎ」。
頭からもぎった球体は高い粘着力があり、峰田のコンディションにも左右されるが長くて丸一日は人や物にくっつくことが出来る。
逆に峰田自身が触ったりもぎっていない球体に触るとゴムのような弾力性が発生する特性がある。
また、コスチュームも峰田の体質を参考に作られた物質で出来ている為、同様に球体にくっつかない。
殺傷能力には乏しいが、敵を足止めや拘束したり、壁に張り付かせてボルダリングの要領で登ったり、
板状に纏めて盾にしたり、閉所で周囲に撒き散らした球体をトランポリンとして跳ね回ったりと、意外と応用力は高い。
特に閉所を無数のトランポリンで加速する「跳峰田」は、現役最速ヒーローのホークスを、
瞬間的に上回る程の爆発力を見せた。
弱点はもぎりすぎると頭皮から出血する事で、作中では頭皮を鍛える為にひたすらもぎるというシュールかつ過酷な特訓が行われた。
将来、育毛剤のお世話にならないといいのだが…
「アメコミだと『風船ガムを生み出す能力』は一山いくらの雑魚ヴィランにしかなれないが、
 日本の能力者バトル漫画だと思いもよらぬ活用法で強キャラに化けたりする」
という海外の反応があるが、彼はまさにそういった類の人物である。

+ 彼に纏わるコンプライアンス的余談
一方で、所謂「チビで卑劣なセクハラスケベ野郎」という90年代くらいのテンプレキャラのせいか、
海外では『らんま1/2』の八宝斉共々「ローカライズの際に削除して欲しい不快で不要なキャラ」扱いされている
エロガキ枠は80年代以前はサービスシーンを稼ぐため便利に使われ、次第にコンプライアンスが問題視されてくると、
今度はトラブルを起こすが未遂で終わり、オチとしてボコられるコメディサンドバック化というように、
こうしたキャラクターは少年誌の歴史の中で徐々に生息域を移しながらも少年達の煩悩の代弁者として歩んできたのだが
昨今はそれすら住処を失い姿を消した結果、「過剰に制裁する暴力ヒロイン」だけが残る一種のドーナツ化現象まで起こしてしまった。
こうした時代の流れからすると、恐らく峰田が、少年誌で女風呂を覗こうなどと画策する最後のエロガキ枠となるであろう。
時流故致し方無い所はあれど、一つのテンプレの終焉を見るようで切ない話である。
ただ海外では峰田がデクにハッパをかける時に叫んだ「オイラが惚れたおまえは」という台詞が「I Feel for you(私の想うあなたは)」と訳され、
これを憧憬的な意味ではなくロマンス的な意味で受け取った一部の読者が「彼はLGBTだ!」と今度は過剰に持ち上げはじめるムーブも起きているので、
結局、否定意見も肯定意見も各々が峰田というキャラクターではなく、個々人にとって都合の良い見方をしているだけ……という側面は否めない。
というか海外の意見とかコンプラとかを下手に気にしても振り回されるだけでキリがないしあんま意味ないよねっていう一例である


MUGENにおける峰田実

BlackJudai氏とJorge Diaz氏の共同製作による、『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが存在する。
Jorge Diaz氏の動画アカウントは削除されているが、MediaFireのデータは健在なので現在も入手可能。
近接戦闘はリーチが短いため不得意だが、球体を飛ばす飛び道具が優秀な遠距離戦向けのキャラとなっている。
また、緑谷を呼び出して攻撃させたり、麗日お茶子を呼び出して浮遊する技も持つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画(DLリンクあり)

出場大会

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最終更新:2025年06月20日 11:50