冴羽獠


「俺の名は冴羽獠。都会に巣食う虫けらどもを掃除する、それが俺の仕事だ」

+担当声優
神谷明
サンライズ版、『エンジェル・ハート』、ドラマCD、『JUMP FORCE』
子安武人
『シティーハンター(サミー版パチンコ)』
石丸博也
1993年映画版(日本語吹替)
山寺宏一
『THE MOVIE 史上最香のミッション』(日本語吹替)

神谷氏にとって最も思い入れの強いキャラらしく、氏が経営している声優事務所の社名は「冴羽商事」である。
山寺氏はTV版にも度々出演しており、『新宿プライベート・アイズ』でも香の幼馴染でもあるCEO・御国真司役で出演していた。

少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載された北条司氏の『CITY HUNTER』の主人公でありパラレルの続編『ANGEL HEART』のメインキャラの一人。
読み仮名は「さえば りょう」。
なお名前の「獠」はJIS漢字コードに含まれないため、通常の変換で出てこなかったり、環境によっては表示されない事がある。
そのため『ANGEL HEART』ドラマ化の際には「冴羽リョウ」と表記されている。
『こちら亀有公園前派出所』と『CITY HUNTER』は同時期に連載されており、
当時のジャンプには「りょう」と呼ばれるキャラが『こち亀』の両さんと冴羽獠とで二人いた。

裏社会において世界的に名を知られる超一流のスイーパー(掃除人。転じて始末屋)「シティーハンター」として活動する男。
依頼人は新宿駅東口の伝言掲示板に「XYZ(=もう後がない)」と連絡先を書く事で、彼に依頼を申し込む事ができる。
代名詞と言うべき愛銃は「コルト・パイソン .357マグナム」だが、威力と取り回しから愛用しているだけで、それ以外の銃器の扱いも堪能。
パイソンを突きつけられた悪人が多数の通行人がいる道路を背にし、
「そんな威力の高い銃で撃ったら俺を貫通して通行人に当たるぜ」と脅してきたのに対し、
自らの手を貫通させる事で威力を減衰させて悪人だけを倒す等、銃の腕は一級品
その後、かっこつけ過ぎたと言って痛がっていたが
また、一張羅のジャケットにも不測の事態に備えて分解した予備の武器をはじめ、様々な仕込みをしている描写もあった。
格闘技やドライビングテクニックも超一流、ナンパな印象に反して頭も恐ろしく回る上に教養もかなり深い。

一方で、イケメンなのは確かだがかなりの女好きであり、人呼んで「新宿の種馬」、「新宿の一発狼」、「恐怖のもっこり男」
事あるごとに股間をもっこりさせながら女性をナンパしては、相棒の「槇村香」に100tハンマーでお仕置きされるのがお約束となっている*1
(当初は香の兄・槇村秀幸と組んでハードボイルド路線をしていたが、彼の死による相棒の交代と共に軟派路線へとシフトしていった)。
表向きの職業としてマンションの管理人をやっており、女性の依頼者を空き部屋に泊めてはスケベ行為に及ぼうとする。
そのため、マンションには香が夜這い対策のトラップを大量に仕掛けており、時折それが暗殺者から依頼人を守る結果にもなっている。
マンション自体も「その筋の人」から見れば非常に狙撃されにくい場所にあり、地下に射撃場が設けられ非常口や抜け道も設置されている
(その割には何度も潜入や襲撃されたり、挙句の果てにはセスナが突っ込んできたりしているが)。
ストライクゾーンは20代の様で、女子高生アイドルの護衛をマネージャーから依頼された時には「お宅は10年前、こっちは10年後だもんな」と言ったり、
別の女子高生に対しても「乳臭いガキ」と呼んで相手にしなかった。
新宿駅前等でのカタギ相手のナンパはギャグ描写の一環でもあるので毎回全滅、依頼者相手にも最初は大体白眼視されるが、
何かとワケありの人々が集まり厄介事の多いだろう飲み屋街のお姉さん方(新宿二丁目のおネエ様方含む)には大変な人気で、顔を出す度大抵宴会が始まる。
守備範囲外の若い女性や小さな子供などに対しては性的な話題を避ける分別も持っているが、
それが結果的に魅力的な面を多く見せる事に繋がっている為か、本人の好みに反して物凄く好かれる事も多い。
依頼の受諾に関しても美女が絡まなければ受ける事はないというポリシーを掲げている程だが、
ごく稀に何らかの事情で心を動かされた場合であれば、女性の絡まない依頼を受ける事もある。

ちなみに股間の「ハイパー兵器もっこり結構な大業物であり、
ギャグ描写とはいえうつ伏せ状態で自身の体重を支えて数センチ浮かせる等の芸当を見せている(なお、こっちの人物はシリアスな笑い状態でかましている)。
掲載誌が少年誌だったが故に「本番」が描写される事は一切無い上、そもそも香の横ハンマー槍が入って未遂に終わる事も多いが、
国際問題な依頼で敵が侍らせていた女性だけの親衛隊(推定一個小隊)に新しい御主人様扱いされて帰るに帰れなくなった際は、
もっこりで全員足腰立たなくさせた上で帰国、出迎えた依頼者に「(依頼料として)一発(ヤらせる約束だぞ)」と宣った事もあるので、精力も絶倫のようである。
こういった実績(笑)もあって、漫画業界で「もっこり」と言ったら、獠かターちゃん(『ジャングルの王者ターちゃん』)の事を指すようになった。
あとネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲もこれに当てはまると思われる

女性に対して無節操にもっこりさせる一方、香に対しては「相棒の妹」という引け目もあってかそうした様子は皆無。
だが大切に思っているのは確かなようで、香が銃を撃っても恐ろしい程のノーコンな理由の半分は、
彼女が人を傷つけないよう意図的に照準を出鱈目にした拳銃を渡している所為である(もう半分は生来の才能)。
また、マインドコントロールされた香が美貌の刺客「セイラ」として立ち塞がったTVアニメオリジナルエピソードでは、
彼女の下着からその正体を看破した。まあずっと同居してるしな。
長く付かず離れずの距離だった二人だが、最終的に互いの想いを確かめ合い、大団円の中物語を終えた。

+彼の素性について
物心もつかぬ幼少時に中米上空で飛行機事故に遭ったが奇跡的に生存、現地の反政府ゲリラ組織に拾われ、少年兵として育てられた。
そうした事情のため、身元に関するものは全て失われているが、亡き両親から「リョウ」と呼ばれていた事だけは辛うじて覚えていた。
現在の名前に決めた経緯については『CITY HUNTER』と『ANGEL HEART』で設定が異なり、『CITY HUNTER』では育ての親に付けられ、
『ANGEL HEART』では香と出会ってから、彼女に「名前を決めよう」と言われランダムに選んだ名刺の名前から取った事になっている。

その後、少年兵として参加していた組織が壊滅した事により渡米。
ここで始めたスイーパーの仕事で着々と実績と裏の名声を積み重ねてきたが、
国際的な巨大犯罪組織との対立を深めてしまった為に日本へと密入国、新宿へとやって来る。
そこで出会った槇村と共に改めて日本でスイーパー稼業を始めた……と、
普段の一見明るく能天気、いい加減でスケベな面からは想像もできないほどハードな人生を送っており、
実際の所その内面はナイーブで刹那的、他人と必要以外の関りを持たないよう努めている男でもある。
前述のようなパートナーの香への態度もそんな自分自身を彼女から突き放そうと意識している面が強い。

コミックス28~29巻では27年前に行方不明になった孫がいると言う神宮司道彦が登場し、彼の事故にあった時期と一致する点や、
名前に「りょう」という字が使われている事から彼が神宮司の孫であり、本名が「神宮司諒一」ではないかと思わせる描写があった
(このエピソードはアニメ化されていない)。

連載終了後も幾つかスピンオフが作られる程の人気作品であり、
中でも不慮の事故で亡くなった香の心臓を移植された元暗殺者の少女・香瑩(シャンイン)を娘として引き取り、
彼女を相棒として再びスイーパーの仕事に復帰する、実質的な続編『ANGEL HEART』は掲載誌を移りながらの長期シリーズとなった。
ただ、『CITY HUNTER』本編で幸せな結末を迎えたはずの二人が哀しい別離を経験するのが前提のストーリーという事で、
「本作は前作とはパラレルワールド」を強調するかのように、両作品の設定には幾つも食い違いが意図的に作られている。

アニメ版はサンライズが手掛けており、こちらもTVシリーズが4作作られる程の人気を誇る
曲はTM NETWORKが歌うED「Get Wild」が特に人気で、終わり間際にイントロが流れてEDに移行するアニメは、本作が元祖と言われている他、
その際の「一枚絵のアップを出し、徐々に引いて全体を見せる」という演出もよく知られている(こちらは先例がある)。
MADでも人気で、これらの演出を模した動画に「 シティーハンターのアレ 」なる専用タグが出来上がる程。
何なのこの人
完全にアウト

海外でも人気がある所為か、香港とフランスで実写映画化された事もある。
香港製は何故かジャッキー・チェン氏が演じていた。……内容?普通に面白いジャッキー映画だったよ。
原作ファンならコレジャナイと怒りたくなる内容だが、作品そのものは面白いので複雑な気分にさせられる困った映画である。
また、同映画では獠が『ストリートファイターII』のエドモンド本田ガイルダルシムケン春麗に扮するカオスな場面も見られる。
フランス製の方は、フランス人が演じてる以外はちゃんとシティーハンターしている原作愛に満ちた作品に仕上がっている。
なお、『ANGEL HEART』もアニメと実写ドラマ化がされており(こちらは国産)、
ドラマ版では『天元突破グレンラガン』での声の出演でも知られる上川隆也氏が演じている。

また、関連性は不明だが、1989年に日本テレネットより発売されたPC-Engine CD-ROM2用のアクションゲーム『レッド・アラート』にて、
彼にキャラデザインがそっくりな主人公「ガイ・カザマ」が特殊部隊員として活躍。
こちらでは下ネタが一切ない代わりに、地球の危機を救うために宇宙にまで単身飛び出し、
世界を滅ぼす最終兵器を破壊して無事生還するという英雄ぶりを発揮している。
担当声優はサンライズ版等と同じ神谷明氏。
気になる人はニコ動にプレイ動画が上がっているので検索してみよう。


MUGENにおける冴羽獠

Xdxdav氏によるKOFドットの手描きキャラが某所にて公開中。
銃には弾数制限があり、撃ち尽くすとリロードが必要になる。
ストライカーとして香、冴子、海坊主の援護攻撃も実装されている。
デフォルトAIは搭載されていない。

また、キャラ以外にはお家氏製のホル・ホースを彼の声にするボイスパッチも、がんま氏によって製作されている。

出場大会

  • 「[大会] [冴羽獠]」をタグに含むページは1つもありません。


「あいつは、お宅が手を汚す価値もない だからこそ、俺のような奴がいるのさ」


*1
銃弾を躱す程の身体能力を持つ獠が何故香のハンマーは毎回喰らっているのかというと、
作者曰く「避けられないのではなく避けない」との事であり、自分を止めてほしいという願望と、香を傷付けるような真似はしないという意思の表れである。
と言うか作中でも突っ込まれており、あたふたしながら「あいつに睨まれると何故か動けなくなる」と答えている。結局はラブコメ補正である


最終更新:2021年10月27日 22:45