「何だ?あの爆発が芸術だってのか?
長く後々まで残っていくもの……永遠の美が芸術だ」
『ナルティメットストームコネクションズ』ボイス集
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砂隠れの里の抜け忍にして、一人一人が常識外れの力を持った
抜け忍達で構成された組織「暁(あかつき)」のメンバーの一員。
チャクラ糸で「傀儡」と呼ばれる戦闘人形をコントロールする「傀儡使い」。
砂隠れの里の風影の相談役を務めるチヨバアの孫でもある。
非常にせっかちな性格で、人を待つのも待たせるのも嫌っている。
砂隠れ所属当時は傀儡部隊の天才造形師と謳われ、作る方としても操る方としても腕前は天下一品で、
カンクロウの所有している3つの傀儡人形「黒蟻」「烏」「山椒魚」の制作者でもあり、
周囲の砂を赤い血で染めた事から「赤砂のサソリ」と呼ばれていた。
人間の死体を傀儡に作り変えることでその人物のチャクラを残し、血継限界含めて生前習得していた忍術を傀儡を通じて扱える、
「人傀儡」を造り出す技法を確立させている。
抜け忍になった経緯は不明だが、里抜けした後で自国の長である歴代の風影で当時最強と謳われた三代目風影を殺害、
その死体を人傀儡に改造している。
また、実年齢は35歳だが、自身の体も人傀儡へと作り変えているため、
容姿は砂隠れの里を抜けた当時の15歳のままであり、永遠に年を取ることはない。
普段は「ヒルコ」と呼ばれる中に人が入れるオーバーボディのような傀儡に籠っており、
ヒルコが壊されたり本気で戦うときのみに本体が表に出る。
また、薬学にも長けており、極めて解毒が難しい毒物も制作し、傀儡に仕込んでいる。
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過去 |
幼少期に起きた戦争の際に、 はたけカカシの父であるサクモに両親を殺された過去を持つ。
アニメでは原作より掘り下げられており、両親がいない寂しさに暮れるサソリを慰めるためにチヨバアが傀儡の術を教えたこと、
チヨバアが「お前の父と母は戦争後にすぐ別の任務に行ったからまだ帰れないだけ」と嘘を吐いたこと、
そしていつまでも帰らない両親の真実に気が付いたサソリが寂しさを紛らわせるために自分の"父"と"母"を模した人形を造ったことが明らかとなった。
この両親の人形こそが彼の最初の作品である。父と母にもう一度自分を抱き締めて欲しいという幼気な願いから作り上げたものだった。
2人の人形を操り、自分を抱擁させるサソリ。だが所詮人形は人形。温もりが無ければ言葉も無く、その目にも命ある者の光は無い。
そして、チャクラ糸が集中力の乱れから切れる。父と母の形をしただけのそれは力無く地面に崩れ落ちていく。
サソリが人を待つのも待たせるのも嫌いな性分になったのは、この経験が原因と思われる。
また、人傀儡の制作に傾倒したのも、彼が誰よりも優れた傀儡師であるが故に、
いかに精巧な人間そっくりな傀儡を造ろうとしても「人形」の限界を思い知り歪んでいったためと示唆されている。
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暁ではデイダラとコンビを組んでいるが、一瞬の美こそ至上とするデイダラに対してサソリは永久の美を至上とし、
芸術に対する価値観は正反対で、故に互いどちらの芸術が上なのか論争することもしばしばであった。
とはいえ、忍務の方の相性は悪くはなかったらしい。
デイダラと組む前は大蛇丸とコンビを組んでおり、あまり関係は良くなかったようだが、
毒使いや永遠の命に執着していた共通点がある他、本体の顔を見せる程度には付き合いがあったらしい。
アニオリでは暁を抜けた大蛇丸を相手に粛清に向かい、一度交戦したことが明かされている。
平時は「熟練者相手だと指の動きで傀儡の動きを見切られる」「傀儡使いは本体を狙うのが鉄則」という弱点を補うべくヒルコを纏って戦い、
それが通じない相手には本体が人傀儡を使って戦う。
傀儡師は一度に扱える傀儡の数でその実力が計られると言われているのだが、
サソリは「赤秘技・百機の操演」により百体もの傀儡を一度に操れる。
人傀儡の数々の仕込み武器や生前の固有能力もさることながら、攻撃に毒が仕込まれているため掠めただけで致命傷になるのも厄介で、
デイダラの方もたぶんサソリは自分より強いと称していた。
この他、一定の期間自分のスパイであることを忘れさせて時が来たら思い出させる「潜脳操砂の術」という記憶改変の術も使える。
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劇中の活躍 |
一尾こと 守鶴の人柱力である我愛羅を捕獲するために、デイダラと共に故郷の砂隠れに赴き、
捕獲後は追跡してきたカンクロウと戦うが、彼が使用していた傀儡は全てサソリの製作品だったため、
手の内を全て看破して圧倒した上に毒によって致命傷を負わせた。
だが、これが後に自分の首を絞めることになる。
その後我愛羅の奪還のためアジトへ追跡してきたチヨとサクラとの戦いでは、
ヒルコを始め三代目風影や自分自身、さらには「赤秘技・百機の操演」による100体の傀儡大群の併用などで2人を追い詰めるが、
カンクロウの件でサクラに毒を解析されていた事と、チヨや自らが作った両親を模した傀儡に対する肉親の感情が一瞬攻撃の手を鈍らせたことにより、
最後は傀儡化した自分の左胸に唯一残さざるを得なかった生身のパーツを自分の両親の傀儡によって刀で貫かれ敗北。
自らを「傀儡になれなかった人間」と自嘲し、それはそれとして自分を倒した褒美として、
サクラに1週間後に草隠れの里にある天地橋で「大蛇丸の元に送り込んだスパイ」と会うという情報を言い残して死亡した。
第四次忍界大戦ではデイダラと共にカブトの「穢土転生」によって蘇生され、かつて一度倒したカンクロウ率いる奇襲部隊と交戦。
蘇生された肉体は生身であったこと、自前の傀儡も毒のストックも整っていなかったことからその真価を発揮できず *1、
「操演・人身御冴」で他の忍を傀儡代わりにして戦うことを余儀なくされた。
サソリは穢土転生の不死身の体を、かつて望んだ朽ちない体、永遠の美そのものだと主張するも、
カンクロウからはそれは術者に操られた上でのこと、要は傀儡にされたのと同じだと否定され、
人傀儡化したサソリの身体を使ったカンクロウに圧された末にクロアリで捕縛され、
傀儡師としての信念と矜持を問いかけられる。
傀儡を操る側だったサソリが、今は誰かに操られている。それは果たして本当にサソリが望んだ「芸術」だったのか?
この世に縛られた魂、操り人形と化した穢土転生のサソリと、カンクロウに操作される傀儡としての「サソリ」との戦いは、後者の勝利だった。
傀儡使いの魂は傀儡にこそ宿る。そして、傀儡に宿る魂は後世の「操演者」に受け継がれていく。
今や本来の主、本来の魂なき「サソリ」の人傀儡は、カンクロウという操り手を得てその「魂」を存分に発揮した事が、勝敗を分けた。
サソリが死んでも彼の作品の傀儡は残る。そこに宿る傀儡師としての魂及びそれを受け継いだ傀儡師と共に。
継承され続ける魂───それこそ正にサソリが望んだ「長く後々まで残っていく永遠の美」に他ならない。
この戦いの結果と、カンクロウに諭されたことで自分の芸術への信念を思い出したサソリは、
カンクロウに父と母の傀儡を譲ることを伝える、即ち自分の後継者に指名するのと同義の言葉を授け、
さらにカンクロウが死ぬ時も同じく後世に受け継がせることを約束させて昇天したのだった。
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MUGENにおけるサソリ
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Mikel8888氏製作 |
同じく『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラ。
三代目風影の人傀儡による磁遁の技メインで戦うのも同様だが、本体が火炎弾を連射する飛び道具がある他、
超必殺技「赤秘技・百機の操演」が切り札なのは共通だが、静止演出が無く画面外から大量の人形を呼び出す広範囲技になっている。
AIもデフォルトで搭載されている。
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この他、 Lemonstream氏製作のキャラも存在する。
出場大会
*1
カブトは大蛇丸の二重スパイとしてサソリに仕えていた時期があり、
サソリは「お前は使える。音を消しニオイを消し己を消す…まるでオレの傀儡のようだ」と気に入っていたが、
カブトからは嫌われており、穢土転生時に丸腰の状態で戦うことを余儀なくされたのは、毒の調合はサソリしか知らず、
生前の手持ちの傀儡が先の戦いで全て破壊されるかカンクロウが所持していたため調達する方法が無かったのだろうが、
それだけでなく不本意な本心を隠して使えていた時期の鬱憤晴らしで嫌がらせも兼ねていたのではないかと思われる。
もっとも、サソリの方も自覚していたが、双方「不安定なアイデンティティを自分以外の何かに縋り誤魔化そうとしたがる」
という点では似た者同士であった。
最終更新:2026年09月11日 17:22