「サンダー!にだーん!へーんしーん!!」
東洋エージェンシー(現・創通)とひろみプロダクションが制作し、
1972年から1973年にかけて全26話が放送された特撮テレビ番組『サンダーマスク』の主人公。
手塚治虫による漫画版も「週刊少年サンデー」で連載された。
魔王デカンダの地球侵攻を阻止すべくサンダー星連邦から派遣された勇者。
第12話「残酷!サンダーマスク処刑」や第19話「サンダーマスク発狂」、第25話「大逆転!鉄人13号」のようにピンチに陥る事も多い。
予定より1万年早く地球に来てしまったためカプセルの中で1万年も眠りに就いていたが、
肝心の侵略が始まってもまだ眠りこけており、高瀬博士達の努力で目覚めた。
命光一は地球での仮の姿であり、「サンダー!」の掛け声と一定のポーズで本来の姿に戻り、
さらに「サンダー・2段変身!」の掛け声で身長40メートルにまで巨大化する。
変身能力が生来の超能力なのか、機械的なものなのかは明らかではないが、胸部に変身機能の源がある事が劇中で語られている。
(以上、Wikipediaから抜粋、一部改稿)
当時の本作は二桁台の平均視聴率を稼ぎながらも、度重なる予算超過から半年間での終了を余儀なくされ、
最終回はサンダーマスクが敵諸共消滅してしまうという悲劇的な結末を迎えた。
1万年眠って半年の命…
まるで蝉のような儚い人生であった。
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手塚治虫氏の漫画版 |
手塚治虫の原作漫画では、大胆な翻案(此方が原作だが、タイアップ企画だった)がされており、
SF大会からの帰宅途中、巨大な怪物同士の戦いに巻き込まれた手塚治虫本人が主人公である。
公害病で余命一年を宣告された飯田光一青年は、自暴自棄に陥って「命売ります!」と言い出した所を高瀬博士によって買い取られ、
隕石と共に飛来した煙型の生命体(他の生物と合体する能力が確認されていた)と強制的に融合させられてしまう。
その生命こそがサンダーであり、彼は宇宙から飛来した恐怖の煙型生命体デカンダーを追って地球へやってきたのだ。
サンダーによって救われた手塚治虫は、その戦いに協力する事を決意
(なお、ここでサンダーマスクのデザインを描き、「料金はいらんぜ」等といっている)。
デカンダーの弱点を探るべく、「バイブル」と呼ばれる宇宙の歴史が全て刻まれた石版を探して駆け回る事に。
そして遂にバイブル=小学館の壁石を発見するも、時既に遅し、遂にデカンダーによる東京総攻撃が始まってしまう。
デカンダーと合体した生物は何故か石へと変化してしまうため、結果として東京中の生物が石へと変貌。
一縷の望みをかけて手塚治虫はコンピューターでバイブルの解読を試みるが、一方で驚愕の真実が明らかになった。
なんとデカンダーと融合しているのは、光一の恋人にして高瀬博士の娘、まゆみだったのだ。
望むと望まざるとに関わらず、戦わなければならない運命にある二人。
そしてデカンダーが珪素生物である事、そしてその弱点が明らかになった時、
サンダーマスクとデカンダーの最終決戦が始まるのだった……。
…という、TV版とはまた違ったハードな展開。結末は同じく打ち切り最終回だけど。
なお、こちらはTV版とは異なり封印されておらず、現在も単行本・文庫が刊行されている。
デザインは概ね特撮版と同じだが、目元の縁取りやスーツアクター用の覗き穴が廃され、瞳が足されている。
また、(特撮作品の漫画版では珍しくない事とはいえ)瞳や口が人間と同じように動くなど、
スーツの物理的制約に縛られない漫画ならではの描写もされている。
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MUGENにおけるサンダーマスク
スッパマンや
アーマージャック等の製作者であるgoogoo64氏によるものが存在。
「サンダーシュート」や「サンダーザイマー」といった原作通りの技だけではなく、
大回転魔獣タイヤーマを召喚したり、サンダー2段変身による体当たりなどで戦う。あと
こっちみんな。
出場大会
更新停止中
出演ストーリー
最終更新:2024年11月17日 00:53