ラー


「よくここまでわるあがきできるな!すばらしいよ。」
「では、おやくそくのシテンノウロボそのニ、ラー!ここでらくにしてあげなさい!」

任天堂がファミコンで発売したロボット格闘ゲームジョイメカファイト』の登場ロボット。
ワルロボ四天王の一体で、ステージ2ボスキャラクターとして登場する。
倒しても仲間にはならないが、スペシャルモードをクリアするとSELECTボタンで対戦でも使えるようになる。

鳥の頭部に胴体、そして手と足を兼ねるユニット6つという奇怪な姿をしている。
恐らく名前の由来はエジプト神話太陽神ラーであると思われる。
ニコニコ的には「ラーの鏡」とか「ラーの翼神竜」と言えば分かるかも(あと六神ロボの一体)。
なお、『ガンダムビルドメタバース』の主人公機は無関係(あっちはハワイ語。一応、太陽を意味するのだが)。
神話でのラーについては、セクメトの項を参照されたし。
一方、必殺技の名前はどれもこれも擬音ばかりで妙に愛嬌があったり。

ちなみに倒された後も、ステージ3にて亡霊ロボ「ゴーストン」となってプレイヤーの前に立ちはだかる。


原作での性能

ヘンテコな見た目に違わぬ、かなり独特な使い勝手のキャラ。
飛び道具は持っていないがどの技もリーチに優れており、判定も強いため迎撃能力は高め。
投げ技「ウリャウリャ」も非常に威力が高く、クエストモード(CPU戦)での初見時はビビらされる事請け合い。
反面、機動力があまり高くなく、技も前後の隙が大きいものが多いため攻め手に関しては今ひとつ。
基本的に待ちに撤し、チャンスがあれば投げを決めたり擬似永パを狙ったりして一気に削るという戦法を取る事になる。
対人では中堅程度、上位勢を相手取るのはちょっと厳しい……といったライン。

技性能解説

  • グルグル(A連打 16POW)
連打技。ユニットを胴体の周りでグルグル高速回転させる。
主に移動ガッシャからの削りや1F技である事を生かしたリバサとして用いる。
前後上まで広範囲をカバーし、ホバーのメテオシュートすら落とすが、必要な状況が少ない。

  • ビョーン(←タメ+A 16POW)
地上突進技。ユニットを4つ体の下に並べ、ビョーンと大きく伸ばしながら突撃する。
地上付近の攻撃判定に対して頭が斜め前方に大きく伸びるため、ダウン中の相手に足元を重ねるように出すと裏を取っている扱いになりガー不になる。
後述する永パの始動に使う結構重要な技だが、普通に出してしまうとガード時反確だわ飛び道具等であっさり迎撃されるわと隙だらけなので取扱注意。

  • ウリャウリャ(敵に接近して→or←+A 24POW)
投げ技。ユニットで相手を引っ掴み、逆立ちしてウリャウリャと振り回してから投げつける。
ステージ2組、どころか通常のコマンドで出せる投げ技としては最高火力(ギガントの「パイルドライバー」、スカポカーンの「スカポカーンナゲ」と同値)。
狙えるところでは積極的に狙いたいが、見た目に反して間合いは並程度しかない。
間合いを見誤った場合アホみたいに隙のデカい強パンチに化けて悲惨なことになるので注意が必要。

  • ガッシャ(AB同時押し 16POW)
対空技。ユニットを前後に展開してからガッシャと挟むように打ち上げる。
地上や後方もカバーする範囲を持つが、発生は遅いし無敵時間もないのでこっちは微妙。

  • 派生版ガッシャ(←↓→+AB同時押し 16POW)
通称移動ガッシャ。前方に滑るように移動しながらガッシャを繰り出す。
こちらはちゃんと対空に使える他、突進技として見ても速度がありタメも不要なので奇襲性能も高く、ラーにとってはある程度攻めっ気を出せる貴重な技。
さらにこれかパンチ、またはジャンプパンチでダウンを取った後ガー不ビョーンを重ね、
起き上がりに移動ガッシャの後ろ側を重ね続けると擬似永パ(猶予は短いが投げで脱出が可能)になる。

  • パンチ(A 8POW)
必殺技ではないが、尋常ではない攻撃範囲を持つ通常技
当たるとダウンし、その後ほぼほぼ起き上がりにガー不のビョーンが確定する。後は移動ガッシャで……。
最強クラスの牽制迎撃技であり、これを上手く使えるかでラーの強さが決まる。
ただし下手に使うとビョーンや、ラーの中で最も出してはいけないキョウパンチが暴発する。


MUGENにおけるラー

卵寒天氏が製作したものも存在し、現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
なお、非常に分かりづらい所にあるので「ジョイメカ」でサイト内を検索する事をお勧めする。

原作通りの技が搭載されているが、上下ガードや空中ガード、ダッシュやバックステップなど、
現在の格闘ゲームで標準装備されている要素も追加されている。
IX氏による外部AIも公開中。

出場大会

凍結


最終更新:2024年06月09日 00:34
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